JPH03214564A - 扁平形電池正極体の製造方法 - Google Patents

扁平形電池正極体の製造方法

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JPH03214564A
JPH03214564A JP789390A JP789390A JPH03214564A JP H03214564 A JPH03214564 A JP H03214564A JP 789390 A JP789390 A JP 789390A JP 789390 A JP789390 A JP 789390A JP H03214564 A JPH03214564 A JP H03214564A
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JP
Japan
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film
thickness
positive electrode
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paste
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JP789390A
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English (en)
Inventor
Hirohito Teraoka
浩仁 寺岡
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FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02E60/12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、正極合剤ペーストの塗布厚を制御すること
により均一な厚さ重量の正極体を得る扁平形電池正極体
の製造方法に関するものである。
[従来の技術〕 近年、電子機器の中でも特に卓上計算器、電子腕時計、
ICカードなどは機器の小形化、薄形化が進み、これに
伴ってこれらの電源として使用される扁平形電池は厚さ
が1市以下のものが要求されるようになってきた. 1rrm以下の扁平形電池に用いられる正極体の製遣方
法として、従来より知られている方法に粉体加圧成形法
があるが、この方法で例えば0.4園以下の正極合剤ベ
レットを製遺しようとした場合、粉体のマス計量に当た
り充填体積のバラッキ等により成形物に厚さや成形密度
にバラツキを生じ、またこの方法によると割れやすい問
題もあった.別の方法として、各種の金属網を支持体と
して合剤ペレットを得る方法やスクリーン印刷方法など
により正極合剤を集電体に塗布する方法が知られている
が、前者の金属網を支持体とする場合は正極合剤の放電
中における膨脹に起因する電池の総高不良発生の恐れが
あり、スクリーン印刷方法による場合は集電体の打痕傷
などにより不良品を生じる問題があった. これらの問題を解決するため、本a発明者らは特顧平0
1−26777号に新たな扁平形電池正極体の製造方法
を提案している. この提案は、正極活物質と導電材との混合物に結合剤、
増粘剤および溶刑を加えて正極合剤ぺ一ストを作成し、
このペーストを走行する金属または樹脂のフィルム上に
流し込み、ドクターブレードにて一定厚さのペーストを
形成する第1工程と、前記フィルム上に形成されたペー
ストを加熱乾燥させて半乾燥状態にし、これを所定の形
状に型つけする第2工程と、型つけされたペースト半乾
燥体を再び加熱乾燥させて本乾燥し、この乾燥体を前記
フィルム上から型つけされた形状で剥離する第3工程と
を有する製造方法であり、さらにフイルムから剥離され
た正極合剤の乾燥体を加圧成形する方法も実施できる. この提案による金属または樹脂のフイルムは、表面か平
滑なステンレススチールのSUS材、ステンレススチー
ルのSUS材にポリテトラフルオ口エチレン(PTFE
)をコーティングしたもの、ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)樹脂にシリコン(St)離型剤を処理した
もの、または溶融温度の高いボ1)エチレン、ボリプロ
ビレン、ポリテトラフルオ口エチレン等がよい. また半乾燥状態の正極合剤ペースト中には溶剤が5〜5
0−t%の範囲で含まれていることが望ましく、好まし
くは10〜2014t%の範囲である.また溶剤は水が
良く、乾燥工程には赤外線乾燥機を用いることが好まし
いことを提案している.。
この提案の製造方法により前記したような従来技術の問
題点はほゾ解決された. [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記した提案の製造方法の正極活物質と
導電材との混合物に結合剤、増粘剤および溶剤を加えて
正極合剤ペーストを作成し、このペーストを走行する金
属または樹脂のフィルム上に流し込み、ドクターブレー
ドにて一定厚さのペーストを形成する第1工程において
、ドクターブレードとフィルムとの間隔を固定した状態
で製造すると、使用する正極合剤ペースト粘度の経時変
化等により一定厚さのペーストを形成することが錐しく
、ペーストの塗布厚さを所定の値に維持するためには必
要に応して、ドクターブレードとフィルムとの間隔を変
化させる機能を設ける必要があることが分かった. この発明はこのような課題を解決するためになされたも
ので、ペーストの塗布厚さを製造工程の間常時管理し、
この管理値にもとずいてドクターブレードとフィルムと
の間隔を制御して所定厚さの正極体を得る扁平形電池正
極体の製造方法を提供することを目的としている. [課題を解決するための手段] この発明は、正極合剤ペーストを走行するフイルムに塗
布し、ドクターブレードにて前記フイルムに塗布された
ペースト層の厚さを所定の厚さに形成する工程を有する
扁平形電池正極体の製造方法において、超音波を用いる
手段により前記ペースト層の厚さを測定し、この測定値
にもとずいて前記ドクターブレードとフイルムとの間隔
を前記ペースト層の厚さが所定の厚さになるように制御
することを特徴としている. [作用] このように、超音波を用いる手段によってペースト層の
厚さを精度よく測定し、その測定値にもとずいてドクタ
ーブレードとフイルムとの間隔をフィードバック制御す
るので、正極合剤ペーストの経時変化等により含有水分
や粘度等が変化しても形成するペースト層の厚さを常に
所定の厚さに維持することができる. [実施例] 以下、図面を参照しながらこの発明の一実施例を説明す
る.第1図はこの実施例による製造装置の斜視図であり
、ペースト容器1には二酸化マンガン90重量%と黒鉛
10重量%との混合物に、ポリアルカリ酸1重量%とテ
トラフルオ口エチレン3重量%と残部水との分散液を混
合攪拌して調製した粘稠性の正極合削のペースト2を収
容している.この正極合剤のペースト2はフイルム供給
m楕3よりペースト容器1の底部に走行供給される厚さ
0.2鴎のPET (ポリエチレンテレフタレート樹脂
)フィルム4の上に塗布された後、ベースト容器1の底
部出口に設けられるドクターブレード5により塗布厚さ
が一定に規定されたペースト層2aが形成されてフィル
ム4と共にペースト容器1外に搬出される。
ドクターブレード5は図示しないモータ,ネジ等で構成
される間隔制御機構5aによりフィルム4との間隔寸法
が制御されるようになっており、この機構58によりフ
ィルム4に塗布されるべ一スト2aの塗布厚さが所定値
に制御されるようになっている。
ペースト容器1より搬出されるペースト層2aが塗布さ
れたフィルム4はペースト容器1に近接した同図Aに示
す位置の下部に設けられた超音波厚さ計6によりペース
ト層2aの塗布厚さDが計測されるようになっている.
第2図(aHb)はこの計測原理を説明するための図で
あり、第2図fa)に示すように超音波厚さ計6のトラ
ンスデューサ6aはパイプ6bより所用量が常に供給さ
れる水6cを介してフィルム4の下面に音響的に当接し
、トランスデューサ6aが発信する超音波を効率よくフ
ィルム4上に塗布されたペースト層2aに伝達するよう
にしている.トランスデューサ6aがら発信された超音
波は第2図(b)に示すようなエコー波形として観測さ
れ、フィルム4面に接したペースト層2a面よりの反射
バルスP1とフィルム4面より遠いペースト層2a面よ
りの反射パルスP2どの時間差、つまりペースト層2a
を往復するパルス間隔時間Tが計測され、次式により求
められるペースト層2aの厚さDに対応した電圧Eが超
音波厚さ計6の出力に得られる. B=kD=k (1/2 xTxV) k・・・比例定数 ■・・・ペースト層2a中の超音波速度この出力電圧E
を制御回路7に送り、基準電圧(ペースト層2aの厚さ
Dが所用値の時の超音波厚さ計6の出力電圧)と比較し
、その比較結果を間隔制御機構5aにフィードバックし
て図示しない前記モータを回転させてドクターブレード
5とフィルム4との間隔を制御し、フィルム4に塗布さ
れるペースト層2aの塗布厚さを前記所用値に制御する
. 所用値に制御形成されたペースト層2aのフィルム4は
遠赤外線の乾燥機8aに送られ、この乾燥機8aでペー
スト層2a中の水分を10〜20重量%程度の半乾燥状
態にした後、型っけ機9で所定の形状に型つけし半乾燥
体2bを得る。さらに半乾燥体2bを遠赤外線の乾燥1
118bでペースト層中の水分を5重量%以下に本乾燥
して本乾燥体2cを作成し、この本乾燥体2cを吸着搬
送機10でフィルム4面より剥離しトレイ11に移送し
、ペースト層2aの不要部分はフィルム4面に載!した
状態で搬送し装置外に排出する.トレイ11に移送され
た本乾燥体2cは図示しないプレスで15トン加圧され
、厚さ0. 25nm、外形寸法20 X20+m+の
第3図にその断面を示す正極体12を得ることができる
。このように加圧されて得た正極体12と加圧前の本乾
燥体2cとは厚さの上で相関計数は0.95以上の高い
値を示すことが実験的に確かめられた. このようにして製造された正極体12を第3図に示すよ
うに正極端子13と負極端子14との間にセバレータ1
5を介してリチウム16と共に配置し、その周縁部を枠
状封口体17で密封して、厚さ0.5fiの扁平形電池
を作成した。
この実施例による製造方法によって得られた正[i体1
2およびこの正極#12を用いて作成した上記扁平形電
池と、これらと比較するため、ドクターブレード5とフ
ィルム4との間隔を固定した状態で製造した正極体およ
びこの正極体を用いた以外は上記した扁平形電池と同じ
構成になる比較用の扁平形電池をそれぞれ100個づつ
製作し、正極体の厚さ、重量および電池容量のバラッキ
を比較した。その結果を第1表に示す。
なお、この比較において、実施例の正極体と比較例の正
極体はいずれも6時間連続塗布で得られたものより初期
工程、後期工程に製造されたものがそれぞれ含まれるよ
うに選択したものであり、また電池容量のバラツキは負
荷30kΩの連続放電で2.5■まで放電させた時の電
池放電容量のバラツキを示している. 第1表 上表に示すように、実施例の製造方法によるものは、い
ずれの項目についても比較例のものに比べて著しくバラ
ツキが少ないことが分かる.この実施例によれば、フィ
ルム4の走行に起因するフィルム4面に変位が発生して
も、パイプ6bから供給される水によりフィルム4面と
トランスデューサ6aとの間に空隙を生ずることなく音
響的に整合よく接触するように作用するので、ペースト
層2aの厚さ測定精度を±1μm程度の高い精度に保た
せることができる. なお、この発明は上記実施例に限定されるものではなく
、要旨を変更しない範囲で変形して実施できる. 例えば、上記実施例では超音波厚さ計の出力を自動的に
間隔制御機構にフィードバックしてドクターブレードと
フィルムとの間隔寸法を制御する方法のものを説明した
が、ペースト粘度の経時変化は比較的遅いので超音波厚
さ計の出力を操作員が一定時間毎に監視して、手動でド
クターブレードとフィルムとの間隔寸法を制御する方法
もとれる. [発明の効果] この発明によれば、正極体の厚さおよび重量のバラツキ
を低減でき、品質が均一した扁平形電池を提供できる. また従来技術によれば、正極体の厚さが薄いほどバラツ
キが比率的に大きくなる傾向にあるが、この発明におい
て実施した超音波によるペースト層の厚さ測定方法によ
れば、測定精度は±1μm程度の高い精度が得られるの
で、厚さが薄い正極体も効率よく製造できる.
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の製造方法を説明するため
の製造装置の斜視図、第2図(a)[b)は超音波厚さ
計でペースト層の厚さを測定する原理の説明図、第3図
は扁平形電池の構成を示す断面図である. 1・・・・・・ペースト容器 2・・・・・・ペースト 2b・・・半乾燥体 4・・・・・・フイルム 5・・・・・・ドクターブレード 6・・・・・・超音波厚さ計 6a・・・トランスデューサ 6C・・・水 7・・・・・・制御回路 8a,8b・・・乾燥機 10・・・吸着搬送機 12・・・正極体 2a・・・ペースト層 2c・・・本乾燥体 5a・・・間隔制御機構 6b・・・バイグ 9・・・・・・型つけ機 11・・・トレイ CO) (1)) 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 正極合剤ペーストを走行するフィルムに塗布し、ドクタ
    ーブレードにて前記フィルムに塗布されたペースト層の
    厚さを所定の厚さに形成する工程を有する扁平形電池正
    極体の製造方法において、超音波を用いる手段により前
    記ペースト層の厚さを測定し、この測定値にもとずいて
    前記ドクターブレードとフィルムとの間隔を前記ペース
    ト層の厚さが所定の厚さになるように制御することを特
    徴とした扁平形電池正極体の製造方法。
JP789390A 1990-01-17 1990-01-17 扁平形電池正極体の製造方法 Pending JPH03214564A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205679A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toyota Motor Corp 塗工機
JP2011029084A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Toyota Motor Corp 検査装置
JP2011100565A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Automotive Energy Supply Corp リチウムイオン二次電池用電極の検査方法、ならびにこれを用いた製造方法および製造装置
WO2011078229A1 (ja) * 2009-12-22 2011-06-30 三菱重工業株式会社 電極製造システム
JP2013140680A (ja) * 2011-12-28 2013-07-18 Nissan Motor Co Ltd 電極生産方法および電極生産制御システム

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