JPH03213480A - 自動二輪車のバックシート装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は自動二輪車のバックシート装置に係り、詳し
くはバックシートの位置を前後に調整することができる
自動二輪車のバックシート装置に関する。

［従来の技術］ 自動二輪車には、例えばシートの後方にバックシートを
備え、ライダーの背中を支持するものがある。このバッ
クシートは、例えばシートカウルの前面に固定されてお
り、移動させることができないため、ライダーの体格に
よって窮屈な姿勢をしいられたり、背中を適切に支持す
ることができない場合がある。

［発明が解決しようとする課題］ このため、例えばバックシートをシートカウルやシート
フレーム等に前後方向へ移動可能に設けて、ボルト等の
締付手段で所定の位置に固定し、ライダーの体格や好み
等によりバックシートの前後位置を調節可能にすること
が考えられる。ところで、ボルト等の締付手段を用いる
と、バックシートを前後に移動可能にしたり、所定の位
置に固定する位置調節作業が面倒である。

この発明はこのような実状に鑑みてなされたもので、簡
単な構造で、ワンタッチの操作によりバックシートの前
後位置の調節が可能な自動二輪車のバックシート装置を
提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］ 前記課題を解決するために、この発明の自動輪車のバッ
クシート装置は、シートの後方にバックシートを前後方
向へ移動可能に配置し、このバックシートの移動を弾性
部材を介してロックするロック機構と、このロック機構
の弾性部材を変形させてロックを解除するロック解除機
構とを備えることを特徴としている。

［作用］ この発明では、シートの後方に配置されたバックシート
はロック機構の弾性部材を介してロックされ、前後方向
に移動することがないようになっている。このバックシ
ートの前後位置を調節するには、ロック解除機構の操作
でロック機構の弾性部材を変形させてロックを解除し、
バックシートを所定位置へ移動する。そして、ロック解
除機構の操作を停止すると、弾性部材の変形が解除され
、再び弾性部材を介してロックされる。

このように、バックシートの前後の位置調節が、ロック
機構の弾性部材を用いて行なわれるため、ワンタックで
ロックしたり、ロック解除が行なわれ、バックシートの
前後位置調節機構がＰｔｊ車で、しかも簡単な操作で位
置調節を行なうことができる。

［実施例］ 次に、この発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図はこの発明のバックシート装置を適用した自動二
輪車の側面図、第２図はバックシート装置の平面図、第
３図は第２図のＩＩＩ　−ＩＩ＋断面図、第４図は第３
図のＴＶ−ＩＶ断面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線断面
図、第６図は第３図のＶｌ−Ｖｌ断面図、第７図はスプ
リングの固定部の拡大図、第８図はスプリングの可動部
の拡大図、第９図はロック状態を示す部分拡大図、第１
０図はロック解除状態を示す部分拡大図である。

図中符号１は自動二輪車の車体で、この車体１にはエン
ジン２が搭載され、このエンジン２の上方位置には燃料
タンク３が配置されている。この燃料タンク３の後方に
はシート４が載置され、さらにシート４の後方にはりャ
カウル５が設けられ、このリヤカウル５は左右のシート
レール６に支持されている。

シート４の後方で、リヤカウル５の前側にはバックシー
ト７が配置されている。バックシート７の裏板８の中央
部には支持軸９が設けられ、この支持軸９はリヤカウル
５の内方へ延び、ロック機構Ａを構成する弾性部材であ
るコイルスプリング１０を介して支持パイプ１１に挿通
されている。支持バイブ１１は前後一対のブラケット１
２を介してクロスパイプ１３に支持され、このクロスパ
イプ１３は左右一対のシートレール６に接続されている
。

支持バイブ１１のバックシート側にはスクリュー１４が
固定され、このスクリュー１４の先端部１４ａは支持軸
９のガイド溝９ａに係合され、これで支持軸９の回転を
規制し、確実にバックシート７を前後方向へ移動可能に
している。また、スクリュー１４にはコイルスプリング
１０の端部１０ａが当接しており、このスクリュー１４
でコイルスプリング１０の回転を規制している。

支持バイブ１１の非バックシート側にはロック解除機構
Ｂを構成するリング１５がサークリップ１６で位置規制
して回動可能に設けられ、このリング１５にはロック解
除レバー１７が接続され、このロック解除レバー１７の
操作でリング１５が回転する。

このリング１５にはスクリュー１８が固定され、このス
クリュー１８は支持バイブ１１のガイド孔１９を貫通し
ており、スクリュー１８の先端部１８　ａにはコイルス
プリング１０の端部１０ｂが当接している。ガイド孔１
９はスクリュー１８の移動を可能にしており、これでロ
ック解除レバー１７の操作でリング１５がロック解除方
向へ回転される。

コイルスプリング１０は支持軸９の外周に形成された凹
部９１］に係合し、支持バイブ１１の内側との間には所
定の隙間が形成されており、このコイルスプリング１０
が支持軸９の前後方向の移動を規制している。

従りて、バックシート７の前後の位置を調整する場合に
は、ロック解除レバー１７を矢印方向へ回動すると、リ
ング１５が一体に解除方向へ回転する。このため、リン
グ１５に固定したスクリュー１８がコイルスプリング１
０の端部ｔｏｂを押動するが、コイルスプリング１０の
端部１゜ｂは支持バイブ１１に固定されたスクリュー１
４で固定されているから、コイルスプリング１０がねじ
られて変形し径が大きくなり、支持軸９の四部９ｂと係
合しなくなる。従フて、支持軸９のロックが解除されて
、バックシート７が前後方向へ移動可能になり、所定の
位置に容易に移動することができる。

この状態で、バックシート７を所定の位置へ移動させた
ら、ロック解除レバー１７から手を離すと、変形してい
るコイルスプリング１０が自動的に支持軸９の凹部９ｂ
に係合し、再び支持軸９の移動が規制され、バックシー
ト７はロック状態になる。

このように、ロック解除レバー１７を僅かに回動させる
という簡単な操作のみで、バックシート７の位置調整を
行なうことができる。

第１１図はバックシート装置の他の実施例の平面図、第
１２図はその側面図、第１３図は第１１図の罵−■断面
図である。

この実施例では、車体に固定されたりャカウル３０の内
部にはガイドレール３１が左右両側に固定され、このガ
イドレール３１には前後方向にロック孔３２が所定間隔
で複数形成されている。

リヤカウル３０の前側で、シート３３の後方位置にはバ
ックシート３４が配置され、バックシート３４とリヤカ
ウル３０との間にはラバーブーツ３５が設けられている
。

バックシート３４の裏板３６には左右一対のボルト３７
がインサートされ、このボルト３７に支持プレート３８
とストッパ３９を挿着してナツト４０で締付固定されて
いる。支持プレート３８はガイドレール３１の凹部に沿
って前後方向へ移動可能に設けられ、これでバックシー
ト３４の前後方向の位置調節が行なわれる。

ストッパ３９の端部には爪部３９ａが形成されており、
この爪部３９ａがガイドレール３１のロック孔３２に嵌
合することで、支持プレート３８の移動が規制される。

ストッパ３９はスプリングプレート或いは樹脂等の弾性
部材で形成され、このストッパ３９でロック機構Ａを構
成している。ストッパ３９の爪部３９ａにはワイヤ４１
が接続され、このワイヤ４１を内側へ引くことで、爪部
３９ａが引かれてロック孔３２から外れ、支持プレート
３８のロックが解除され、バックシート３４が前後方向
へ移動可能になる。

それぞれのワイヤ４１はプーリ４２に連結され、このプ
ーリ４２は支持軸４３に固定され、この支持軸４３の両
端部はバックシート３４の裏板３６に設けられた上下の
ブラケット４４．４５に回動可能に支持され、支持軸４
３の上端部にはロック解除ノブ４６が設けられている。

このロック解除ノブ４６の操作で、支持軸４３を回転さ
せると、プーリ４２が一体に回転し、ワイヤ４１を介し
てストッパ３９の爪部３９ａがロック解除方向へ引かれ
る。それぞれのワイヤ４１はプーリ４２と最短距離で連
結されており、この場合はワイヤに代えてロッドで連結
してもよい。

プーリ４２と下側のブラケット４５との間にはトーショ
ンスプリング４７が配置され、この一端部４７ａはプー
リ４２に係止され、他端部４７ｂはブラケット４５に係
止されており、プーリ４２の回転はトーションスプリン
グ４７に抗して行なわれる。このため、バックシート３
４の位置調整を行ない、ロック解除ノブ４６から手を離
すと、トーションスプリング４７によりプーリ４２と支
持軸４３がロック方向へ一体に回転し、ロック解除ノブ
４６が元の状態に戻ると共に、ワイヤ４１の引き力を解
除する。

従って、変形しているストッパ３９が初期位置へ復帰し
て、その爪部３９ａがガイドレール３１のロック孔３２
に係合するため、バックシート３４は所定の位置に自動
的にロックされ、ワンタッチの操作でバックシート３４
の位置調節が行なわれる。なお、リヤカウル３０には蓋
４８が設けられ、この蓋４８を外してバックシート３４
の前後方向に位置調節が行なわれる。

第１４図はバックシート装置のさらに他の実施例の断面
図である。

この実施例は左右一対のシートレール５０の間にクロス
パイプ５１を設け、このクロスバイブ５１に支持ブラケ
ット５２を設け、この支持ブラケット５２に前記第１１
図乃至第１３図に示す下側のブラケット４５を固定し、
支持軸４３を車体側に支持したものである。

また、この実施例ではバックシート３４の前後方向の移
動で、プーリ４２とストッパ３９の爪部３９ａとの距離
が変化するため、プーリ４２とストッパ３９の爪部３９
ａとはワイヤ４１で連結される。

［発明の効果］ 前記のように、この発明ではバックシートの移動を弾性
部材でロックするロック機構と、このロック機構の弾性
部材を変形してロックを解除するロック解除機構とを備
えるから、ワンタッチでロックしたり、ロック解除を行
なうことができ、バックシートの前後位置調節機構が簡
単であり、１ しかも簡単な操作で、バックシートの前後位置の調節を
行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のバックシート装置を適用した自動二
輪車の側面図、第２図はバックシート装置の平面図、第
３図は第２図の１１１−　ＩＩＩ断面図、第４図は第３
図のＩＶ−ＴＶ断面図、第５図は第３図のＶ−Ｖ線断面
図、第６図は第３図のＶｌ　−Ｖｌ断面図、第７図はス
プリングの固定部の拡大図、第８図はスプリングの可動
部の拡大図、第９図はロック状態を示す部分拡大図、第
１０図はロック解除状態を示す部分拡大図、第１１図は
バックシート装置の他の実施例の平面図、第１２図はそ
の側面図、第１３図は第１１図の罵−■断面図、　第１
４図はバックシート装置のさらに他の実施例の断面図で
ある。 図面において、符号４はシート、５．３０はりャカウル
、７．３４はバックシート、９は支持軸、１１は支持バ
イブ、１０はコイルスプリング、１７はロック解除レバ
ー、３１はガイトレー　２ ル、３８は支持プレート、３９はストッパ、４６はロッ
ク解除ノブ、Ａはロック機構、Ｂはロック解除機構であ
る。 （ 第 ２ 図 第 １３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートの後方にバックシートを前後方向へ移動可能に配
   置し、このバックシートの移動を弾性部材を介してロッ
   クするロック機構と、このロック機構の弾性部材を変形
   させてロックを解除するロック解除機構とを備えること
   を特徴とする自動二輪車のバックシート装置。