JPH03213436A - 走行制御装置 - Google Patents

走行制御装置

Info

Publication number
JPH03213436A
JPH03213436A JP2008966A JP896690A JPH03213436A JP H03213436 A JPH03213436 A JP H03213436A JP 2008966 A JP2008966 A JP 2008966A JP 896690 A JP896690 A JP 896690A JP H03213436 A JPH03213436 A JP H03213436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deceleration
acceleration
target
operating
operating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008966A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Takimoto
滝本 敏幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2008966A priority Critical patent/JPH03213436A/ja
Publication of JPH03213436A publication Critical patent/JPH03213436A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2552/00Input parameters relating to infrastructure
    • B60W2552/15Road slope, i.e. the inclination of a road segment in the longitudinal direction

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は運転者の手による操作に応じて自動車の実加減
速度を制御する走行制御装置に関するものであり、特に
渋滞走行時における操作部材の操作頻度を低減させる技
術に関するものである。
発明の背景 本出願人は先に次のような走行制御装置を開発し、特願
平1−312061号として出願中である。これは、操
作装置と目標加減速度設定手段と加減速装置制御手段と
を含む走行制御装置である。
操作装置は、運転者の手によって定速操作状態と最大加
速操作状態および最大減速操作状態の各々との間で操作
可能な操作部材、ならびに運転者がその操作部材から手
を離せば操作部材を定速操作状態に復帰させる復帰手段
を有するものであり、目標加減速度設定手段は、操作部
材の操作状態に応じた自動車の目標加減速度を設定する
ものであって、加減速装置制御手段は、その目標加減速
度に基づいて、自動車を加、減速させる加減速装置をf
f1ll 1卸するものである。
発明が解決しようとする課題 自動車をほぼ一定の走行速度で走行させる定速走行時に
は、自動車の加減速度をアクセルペダルとブレーキペダ
ルとによって制御する一般的な自動車においてはそれら
ペダルを比較的頻繁に操作しなければならないのに対し
、上記開発装置を備えた自動車においては、運転者は操
作部材を操作して走行速度を適当な大きさに制御した後
、操作部材から手を離して操作部材を定速操作状態に復
帰させれば、その後には、操作部材の操作なしで自動車
がほぼ一定の走行速度で走行することきなる。このよう
に、開発装置によれば、定速走行時における操作頻度が
少なくて済むこととなって便利である。
しかし、本出願人による研究により、前方自動車との車
間距離が比較的頻繁に変動する渋滞走行時には、上記操
作部材によって加減速度を制御する場合の方がアクセル
ペダルとブレーキペダルとによって制御する場合より操
作頻度が増加する傾向があり、渋滞走行時における操作
が面倒であるという問題があることが判明した。また、
本出願人の研究により、その問題の理由も判明した。ア
クセルペダルとブレーキペダルとによって加減速度を制
御する場合には、それらペダルをいずれも操作しないこ
とによって実現されるエンジンブレーキが多用されて、
自動車の実加減速度が好都合な大きさに制御されるのに
対し、操作部材によって加減速度を制御する場合には、
エンジンブレーキを作用させるための操作が余分に必要
となることが理由であると判明したのである。
本発明は以上の知見に基づいて、定速走行時においても
渋滞走行時においても操作頻度が少なくて済む使い勝手
の良い走行制御装置を提供することを課題として為され
たものである。
課題を解決するだめの手段 そして、本発明の要旨は第1図に示すように、前記操作
装置、目標加減速度設定手段および加減速装置制御手段
を含む走行制御装置に、運転者が特定の指令を発した後
には、前記操作部材の操作なしで加減速装置制御手段に
前記自動車をエンジンブレーキ相当の減速度で減速させ
る自動減速手段を設けたことにある。
なお、エンジンブレーキ相当の減速度は例えば、自動車
のエンジンのスロットルバルブを全閉にする(これがエ
ンジンブレーキを作用させることである)ことによって
実現したり、自動車の車輪に設けられたブレーキを作用
させることによって実現したり、スロットルバルブの制
御とブレーキの制御との併用によって実現したりなどす
ることができる。
また、エンジンブレーキ相当の減速度は、エンジンブレ
ーキによって実現されるべき減速度と同様に、自動車の
トランスミッションのギヤ段等によって決まるように設
計されるのが一般的であるが、自動車の車速に応じて決
まるように設計したり、それらギヤ段、車速等とは無関
係に一定であるように設計したりなどすることができる
また、操作状態は、操作部材の操作位置2操作力等によ
って表すことができる。
作用 本発明装置においては、運転者が特定の指令を発する前
には、操作部材の操作なしで自動車が定速走行させられ
る一方、運転者が特定の指令を発した後には、操作部材
の操作なしで自動車がエンジンブレーキ相当の減速度で
減速させられる。なお、運転者が特定の指令を発するた
めの行為は、例えば、操作部材とは別に設けられたスイ
ッチ等を操作するというように、運転者が操作部材によ
ってエンジンブレーキ相当の減速度を実現する場合より
単純なものとすることができる。
発明の効果 このように、本発明に従えば、定速走行時においても渋
滞走行時においても操作部材の操作頻度が少なくて済む
こととなって、走行制御装置の使い勝手が向上するとい
う効果が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例である4輪自動車用走行制御装置
を図面に基づいて詳細に説明する。
第2図において10はエンジンを示す。エンシフ10の
出力軸はトルクコンバータ12.4速オートマチックト
ランスミッション にトランスミッション14という)、プロペラシャフト
16および差動袋N1 Bを順に経て左右後輪20.2
2に連結されている。エンジン10の吸気マニホールド
24にはスロットルバルブ26が設けられている。また
、トルクコンバータ12はロックアツプクラッチ28を
備えている。ロックアツプクラッチ28は、エンジン1
0の出力側とトランスミッション14の入力側とを機械
的に連結する【−7ツクアツプ状態(以下、ONa′態
さもいう)と機械的に連結しない非ロツクアップ状態(
以下、OFF状態ともいう)とに切換え可能なりラッチ
である。
自動車の左右前輪30.32と上記左右後輪20、22
とにはそれぞれ左前輪ブレーキ34,右前輪ブレーキ3
6,左後輪ブレーキ38および右後輪ブレーキ40が設
けられている。各ブレーキ34〜40の図示しないブレ
ーキシリンダはプロボーショニングバルブ42(以下、
PV42という。図においても同じ)および電磁液圧制
御弁としての3位置弁44を順に経てアキュムレータ4
6に接続されている。
3位置弁44は常には図示の原位置、すなわちPV4 
2をアキュムレータ46から遮断してリザーバ48に連
通させる減圧位置にあるが、ソレノイド50が比較的小
さな電流で励磁されれば、PV42をアキュムレータ4
6からもリザーバ48からも遮断する保圧位置に切り換
わり、比較的大きな電流で励磁されれば、PV4 2を
リザーバ48から遮断してアキュムレータ46に連通さ
ぜる増圧位置に切り換わる。
アキュムレータ46にはポンプモータ52によって駆動
されるポンプ54の駆動によって常に一定液圧範囲でブ
レーキ液が蓄えられている。アキュムレータ46の蓄圧
が異常に高くなるのを防止するためにリリーフバルブ5
6が設けられている。
運転席60の近くに加減速レバー操作装置(以下、単に
操作装置という)62が設けられている。
操作装置62は第3図および第4図にそれぞれ示すよう
に、自動車の左右方向に延びる一軸線回りに回動可能な
加減速レバー66を備えている。加減速レバー66は自
動車の前後方向に延びる鉛直平面内で回動可能とされて
いるのである。加減速レバー66は弾性部材としてのス
プリング68によって常に図示の原位置である中立位置
に付勢されていて、加減速レバー66をスプリング68
の付勢力に抗して自動車の前方または後方に回動させた
後、運転者が手を加減速レバー66から離すか、加減速
レバー66に加える操作力を小さくすれば加減速レバー
66がスプリング68の付勢力によって自動的に中立位
置に復帰するようになっている。
操作装置62はさらに、−直線に沿って移動可能な検出
子70を有し、かつ、その検出子70の直線方向位置に
応じた大きさの電気信号を出力する位置センサ74を備
えている。検出子70は加減速レバー66の回動位置に
対応した位置に変位させられるようになっているから、
位置センサ74の出力信号に基づいて加減速レバー66
の操作角度φを検出することができる。
加減速レバー66には、それの握り部にモード選択スイ
ッチ76が取り付けられている。モード選択スイッチ7
6は後述の通常モードと渋滞モードとを択一するために
操作されるものである。
自動車は図示しないアクセルペダルとブレーキペダルと
を備えていて、常には、運転者によってアクセルペダル
が踏み込まれれば第2図に示すスロットルバルブ26の
開度がその踏込み量に応じた大きさとなるようにスロッ
トルバルブ26を制御し、ブレーキペダルが踏み込まれ
ればブレーキ34〜40の各ブレーキ液圧がその踏込み
量に応じた高さとなるように3位置弁44を制御する通
常制御が行われるが、運転者から走行制御指令が出され
ている間は、自動車の実際の加減速度G(符号が正であ
れば加速度、負であれば減速度を表す)である実加減速
度GAが加減速レバー66の操作角度φに応じた大きさ
となるようにスロットルバルブ26,トランスミッショ
ン14および0 各ブレーキ34〜40を制御する走行制御が行われる。
この走行制御を行うために自動車には第2図に示すよう
に、CPU、ROM、RAM、パス、入力部、出力部等
から成るコンピュータを主体とする制御装置80が設け
られている。制御装置8゜の入力部には、操作装置62
の位置センサ74およびモード選択スイッチ76と、走
行制御指令を発令するためにOFFからON、その発令
を解除するためにONからOFFに操作される走行制御
スイッチ88と、エンジン10の回転数(トルクコンバ
ータ12の入力軸の回転数でもある)を検出するエンジ
ン回転数センサ90と、トランスミッション14の入力
軸の回転数(トルクコンバータ12の出力軸の回転数で
もある)を検出するトランスミッション回転数センサ9
2と、自動車の実際の走行速度である実車速■ヶを検出
する車速センサ94と、スロットルバルブ26の実開度
θ。
を検出するスロットル開度センサ96と、左右前輪ブレ
ーキ34.36の実際のブレーキ液圧Pで1 ある実液圧PAを検出するブレーキ液圧センサ98と、
車輪20.22,30.32が接している路面の傾斜角
αを検出する傾斜角センサ100とが接続されている。
一方、出力部には、スロットルバルブ26を制御するス
ロットルモーフ102と、ロックアンプクラッチ28を
制御する図示しないロックアツプ用ソレノイドと、トラ
ンスミッション14の変速を制御する変速用ソレノイド
104と、3位置弁44のソレノイド50とが接続され
ている。
前記コンピュータのROMには第5図〜第7図にそれぞ
れフローチャートで表す走行制御ルーチン、目標駆動力
演算ルーチンおよび目標開度、液圧演算ルーチンを始め
、各種制御ルーチンが記憶されている。
また、ROMには、(a)加減速レバー66の操作量L
(検出子70の中立位置からの変位量であって、加減速
レバー66が中立位置にある場合に0%、車両後方に最
も傾斜した最大加速操作位置(第3図においてAを付し
て示す位置)にある場2 合に+100%、車両前方に最も傾斜した最大減速操作
位置(同図においてBを付して示す位置)にある場合に
一100%とされる)と加減速度Gの目標値である目標
加減速度GTとの関係を表すデータとしての通常モード
用目標加減速度テーブル(第8図にグラフで表す)と、
(b)加減速レバー66の操作量りとスロットルバルブ
26の目標開度θ1との関係を表すデータとしての渋滞
モード用目標開度テーブル(第9図にグラフで表す)と
、(C)加減速レバー66の操作量りと前輪ブレーキ3
4.36の目標液圧Pアとの関係を表すデータとしての
渋滞モード用目標液圧テーブル(第10図にグラフで表
す)と、(d)車速■と目標開度θ7とトランスミッシ
ョン14の目標ギヤ段との関係を表すデータとしての渋
滞モード用目標ギヤ段テーブル(第11図にグラフで表
す)とが記憶されている。
さらに、ROMには、(e)車速Vと左右後輪20゜2
2に加えられる駆動力Fの目標値である目標駆動力FT
とトランスミッション14の目標ギヤ段3 との関係を表すデータとしての通常モード用目標ギヤ段
テーブルと、げ)トランスミッション14の実ギヤ段と
目標ギヤ段と後述の今回ギヤ段との関係を表すデータと
しての今回ギヤ段テーブルと、(濁トルクコンバータ1
2の出力軸の回転数すなわちトランスミッション14の
入力軸の回転数をトルクコンバータ12の入力軸の回転
数すなわちエンジン10の出力軸の回転数で割算した値
である速度比eと、トルクコンバータ12の入力軸に作
用するトルクをそれの出力軸に作用するトルクで割算し
たトルク比tとの関係を表すデータとしてのe−tテー
ブルと、(h)エンジン10の回転数Nとエンジン10
の正味トルクTとスロットルバルブ26の目標開度θ1
との関係を表すデータとしての通常モード用目標開度テ
ーブルと、(i)トランスミッション14の実ギヤ段と
車速■とスロットルバルブ26を全閉にした場合に左右
後輪20゜22に加えられる全閉時駆動力F。との関係
を表すデータとしての全閉時駆動力テーブル(第24図
〜第27図にそれぞれトランスミッション144 のギヤ段毎にグラフで表す)と、(j)前輪ブレーキ3
4.36のブレーキ液圧Pと、左右前輪30゜32と左
右後輪20.22とにそれぞれ加えられるブレーキ力B
の和との関係を表すデータとしての通常モード用目標液
圧テーブルとが記憶されている。以上要するに、目標開
度テーブル、目標液圧テーブルおよび目標ギヤ段テーブ
ルの各々が通常モード用と渋滞モード用とに別々に設け
られているのである。
なお、通常モード用目標ギヤ段テーブル、今回ギヤ段テ
ーブル、e−tテーブル、通常モード用目標開度テーブ
ルおよび通常モード用目標液圧テーブルの各側について
は前記特願平1−312061号明細書に詳細に記載し
たため、ここでは説明を省略する。
次に作動を説明する。
コンピュータの電源が投入されれば、ROMに記憶され
ている図示しないメインルーチンが実行される。このル
ーチンにおいては、走行制御スイッチ88がON状態に
操作されているか否かが判5 定され、そうである判定される間は、第5図の走行制御
ルーチンが所定時間毎に実行されることにより前記走行
制御が行われ、一方、そうでないと判定される間は、前
記通常制御が行われる。以下、第5図のルーチンが実行
される様子を説明する。
このルーチンの実行時には、まず、ステップS1(以下
、単にSlで表す。他のステップについても同じ)にお
いて、モード選択スイッチ76により選択されているモ
ードが通常モードと渋滞モードとのいずれであるかが判
定される。まず、現在通常モードが選択されていると仮
定して説明する。
この場合には、S2として第6図のルーチンが実行され
る。このルーチンにおいては、まず、5101において
、位置センサ74の出力信号に基づいて加減速レバー6
6の操作量りを検出する図示しないルーチンの実行によ
り作成された操作量データが読み込まれ、続いて、51
02において、その操作量データにより表される操作量
りに対応する目標加減速度Gアが第8図に示す通常モー
ド6 用目標加減速度テーブルを用いて決定される。その後、
5103において、ころがり抵抗Rrがころがり係数μ
r(定数)と車両総重量W(定数)との積として算出さ
れ、3104において、空気抵抗R2が空気抵抗係数μ
C(定数)と自動車の前面投影面積A(定数)と車速セ
ンサ94の出力信号に基づく実車速VA  (変数)の
二乗との積として算出され、5105において、勾配抵
抗Rsが車両総重量Wと傾斜角センサ100の出力信号
に基づく傾斜角α(符号は路面が登板路であれば正、降
板路であれば負となる)に対する正弦の値すなわちsi
nαとの積として算出され、5IO6において、加速抵
抗Raが車両総重量Wおよび自動車の回転部分相当重量
ΔWの和と目標加減速度GTとの積を重力加速度gで割
算した値として算出される。すなわち、ころがり抵抗R
r、空気抵抗Rfl、勾配抵抗Rsおよび加速抵抗Ra
はそれぞれ次式で表されるのである。
Rr−μr−W R/2=pc−A−■。
7 Rs=W−sin α Ra=Gr  H(w+ΔW)/g その後、5201において、車速センサ94の出力信号
に基づいて実加減速度G、が算出され、続いて、520
2において、前記目標加減速度G。
から実加減速度GAを差し引いた値が加減速度Gの偏差
ΔGとされ、5203において、ブレーキ液圧センサ9
8の出力信号に基づく実液圧PAがOkg f /ca
であるか否か、すなわち、各ブレーキ34〜40が作用
させられない非ブレーキ時であるか否かが判定される。
非ブレーキ時であるために8203の判定結果がYES
となる場合には、5204において、偏差ΔGの今回値
がその偏差ΔGに対して予め定められている許容範囲の
上限値上k(定数)より大きいか否かが判定され、そう
でなければ、5205において、偏差ΔGの今回値がそ
れの許容範囲の下限値−k(定数)より小さいか否かが
判定され、そうでなければ、5206において、非ブレ
ーキ時補正量Rf、の前回値が目標駆動力補正量8 Rfの今回値とされる。なお、非ブレーギ時補正量Rf
、は走行制御スイッチ88がOFF状態からON状態に
操作される毎に0にリセットされるようになっている。
その後、5208aにおいて、左右後輪20.22に加
えられる駆動力Fの目標値である目標駆動力Fアが前記
ころがり抵抗Rr空気抵抗Re、勾配抵抗Rsおよび加
速抵抗Raと目標駆動力補正量Rfとの和として算出さ
れる。
以上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
これに対して、偏差ΔGの今回値が十により大きいため
に3204の判定結果がYESとなった場合には、52
07において、非ブレーキ時補正量Rf、の前回値と予
め定められている変更量a(正の定数)との和が非ブレ
ーキ時補正量Rf。
の今回値とされ、その後、3206において、その値が
補正量Rfの今回値とされる。
また、偏差ΔGの今回値が−により小さいために320
4の判定結果がNoとなるとともに8205の判定結果
がYESとなる場合には、5208において、非ブレー
キ時補正量Rf、の前回値9 から変更量aを差し引いた値が非ブレーキ時補正量Rf
、の今回値とされ、その後、8206において、その値
が補正量Rfの今回値とされる。
各ブレーキ34〜40が作用させられたために実液圧P
AがOより高められたブレーキ時には5203の判定結
果がNOとなり、5209〜5213が実行される。そ
れらステップは5204〜5208に準じたものとされ
ているので簡単に説明する。
偏差ΔGの今回値がそれの許容範囲にある場合、すなわ
ち−に≦ΔG≦十にである場合には、5209の判定結
果も5210の判定結果もNOとなって、5211にお
いて、ブレーキ時補正量Rf2の前回値が補正量Rfの
今回値とされる。なお、ブレーキ時補正量Rf 2も非
ブレーキ時補正量Rf、と同様に、走行制御スイッチ8
8がOFF状態からON状態に操作される毎に0にリセ
71・される。また、偏差ΔGの今回値が十により大き
い場合には、5209の判定結果がYESとなり、52
12においてブレーキ時補正IRf2の前回0 値と変更量aとの和がブレーキ時補正量Rf2の今回値
とされ、その後、5211において、その値が補正量R
fの今回値とされる。さらに、偏差ΔGの今回値が−に
より小さい場合には、5209の判定結果がNoとなる
とともに3210の判定結果がYESとなり、5213
において、ブレーキ時補正量Rf 2の前回値から変更
量aを差し引いた値がブレーキ時補正量Rf2の今回値
とされ、その後、5211において、その値が補正量R
fの今回値とされる。
第6図のルーチンの一回の実行が終了すれば、第5図の
33において、車速センサ94の出力信号に基づく実車
速Vヶと目標駆動力FTとに対応する目標ギヤ段が通常
モード用目標ギヤ段テーブルを用いて決定される。なお
、このテーブルにはロックアツプクラッチ28の目標制
御状態、すなわち、ロックアツプクラッチ28をON状
態にすることが必要であるかOFF状態にすることが必
要であるかを表すデータも含まれていて、同ステップに
おいては、そのことについても決定される。
1 その後、S4として第7図のルーチンが実行される。
ところで、本実施例においては、目標ギヤ段の減速比と
実ギヤ段の減速比とが比較的大きく離れていて、実ギヤ
段から直ちに目標ギヤ段へ移行するようにトランスミッ
ション14を制御するとトランスミッション14の出力
l・ルクが大きく変動する可能性がある場合には、実ギ
ヤ段から、目標ギヤ段より減速比の低い中間ギヤ段(こ
れが前記今回ギヤ段である)への移行を行うようになっ
ている。さらに本実施例においては、トランスミッショ
ン14の一回の変速には比較的長い時間(例えば、第5
図のルーチンの実行周期ΔT2の数十倍)がかかるから
、その−回の変速が開始されてから遅延時間T、が経過
するまでの間は、今回ギヤ段の更新はしないようになっ
ている。
このような事情から、5503において、遅延時間TD
の未消費分を表ず遅延カウンタC11の値が0であるか
否かが判定される。遅延カウンタCDは走行制御スイッ
チ8日がOFF状態からON状2 態に操作される毎に0にリセットされるものである。遅
延カウンタCnの今回値が0である場合には、判定の結
果がYESとなり、5505において、目標ギヤ段と実
ギヤ段とに対応する今回ギヤ段が今回ギヤ段テーブルを
用いて決定される。今回ギヤ段テーブルにはロックアツ
プクラッチ28の目標制御状態も含まれていて、同ステ
ップにおいてはさらに、その目標制御状態も決定される
その後、5506において、今回ギヤ段と実ギヤ段とが
等しいか否かが判定される。そうでなければ、判定の結
果がNOとなり、変速の必要があると判定されて、55
07において、遅延カウンタC11の値が遅延時間T。
に設定され、一方、今回ギヤ段と実ギヤ段とが等しけれ
ば、8506の判定結果がYESとなり、変速の必要が
ないと判定されて、5507の実行がバイパスされる。
これに対して、遅延カウンタC9の今回値が0ではない
場合には、現在変速中であると判定されて5503の判
定結果がNoとなり、5504において、遅延カウンタ
CI+の前回値から第5図の3 ルーチンの実行周期ΔT2を差し引いた値が遅延カウン
タC9の今回値とされる。すなわち、今回は今回ギヤ段
が本ルーチンの前回の実行時に設定された今回ギヤ段と
されるのである。
いずれの場合にもその後、8508において、現在トル
クコンバータ12がロックアツプ状態にあるか否かが判
定される。そうである場合には、5509において、ト
ルクコンバータ12のトルク比tが1に設定され、そう
でない場合には、5510において、トランスミッショ
ン回転数センサ92の出力信号に基づくトランスミッシ
ョン14の入力軸の回転数をエンジン回転数センサ90
の出力信号に基づくエンジン回転数で割算することによ
りトルクコンバータ12の速度比eが算出され、551
1において、その速度比eに対応するトルク比tがe−
tテーブルを用いて決定される。
いずれの場合にもその後、5512において、目標駆動
力FTがOkgf以上であるか否かが判定される。今回
はそうであると仮定すれば判定の結4 果がYESとなり、5515において、エンジン10の
正味トルクTの目標値である目標エンジントルクTTが
次式を用いて算出される。
TT=FT  −r/Tf・γt・η・tただし、 r:左右後輪20.22のタイヤの有効半径γf:差動
装置18の減速比 γtニドランスミッション14の実ギヤ段の減速比 η:動力伝達効率 その後、5516において、目標エンジントルクTTと
エンジン回転数Nとに対応するスロットルバルブ26の
目標開度θ7が通常モード用目標開度を用いて決定され
、5517において、左右前輪ブレーキ34.36の目
標液圧P7がOkg f / catに設定される。以
上で本ルーチンの一回の実行が終了する。
これに対して、目標駆動力FtがOkg fより小さい
場合には、5512の判定結果がNOとなり、5513
において、実車速V、と実ギヤ段とに対5 応する全閉時駆動力F。が全閉時駆動力テーブルを用い
て決定される。続いて、5514において、目標駆動力
Fアが全閉時駆動力F。以上であるか否かが判定される
。スロットルバルブ26を全閉にしただけでは実駆動力
TAを目標駆動力F Tとすることができないか否かが
判定されるのである。
今回は目標駆動力FTが全閉時駆動力F0以上であると
仮定すれば、判定の結果がYESとなり、5515以後
のステップが前記の場合と同様に実行される。
一方、目標駆動力F1が全閉時駆動力F。より小さいと
仮定すれば、5514の判定結果がN。
となり、8518において、目標開度θアが00に設定
された後、5519において、目標駆動力FTから全閉
時駆動力F0を差し引いた値が前記ブレーキ力Bの目標
値である目標ブレーキ力BTとして算出され、5520
において、その目標ブレーキ力BTに対応する目標液圧
P7が通常モード用目標液圧テーブルを用いて決定され
る。
以上のようにして本ルーチンの一回の実行が柊6 了すれば、第5図の35において、スロットルバルブ2
6の実開度θ7が目標開度θ、となるようにスロットル
モータ102を制御するスロットル制御が行われ、S6
において、トランスミッション14の実ギヤ段が今回ギ
ヤ段となるように変速用ソレノイド104を制御すると
ともに、ロックアツプクラッチ28の実際制御状態が目
標制御状態となるようにロックアツプ用ソレノイドを制
御卸するトランスミッション制御が行われ、S7におい
て、実液圧PAが目標液圧PTとなるように3位置弁4
4を制御するブレーキ制御が行われる。
本実施例においては、例えば高速道路をほぼ一定の走行
速度で走行したい場合には、運転者が通常モードを選択
するとともに加減速レバー66を中立位置にすれば、加
減速レバー66の操作なしで定速走行を行い得ることと
なって便利である。
以上、通常モードが選択された場合について説明したが
、渋滞モードが選択された場合について説明する。
この場合には、S8において加減速レバー667 の操作量データが読み込まれた後、S9において、その
操作量データにより表される操作量りが0%以上である
か否かが判定される。今回はそうであると仮定すれば、
判定の結果がYESとなり、S10において操作量りに
対応する目標開度θアが第9図に示す渋滞モード用目標
開度テーブルを用いて決定される。その後、311にお
いて1、目標液圧PTがOkg f /ciとされ、3
1.2において、実車速Vヶと目標開度θ7とに対応す
る目標ギヤ段が第11図に示す渋滞モード用目標ギヤ段
テーブルを用いて決定される。さらに同ステップにおい
ては、ロックアツプクラッチ28の目標制御状態が図示
しないロックアツプON10 F Fテーブルを用いて
決定される。続いて、S13においてその目標ギヤ段が
今回ギヤ段とされる。例えば、加減速レバー66が中立
位置にあって操作量I2が0%である場合には、目標開
度θ、がOo、目標液圧PtがOkg f /cfとさ
れてエンジンブレーキが実現されることになる。その後
、S5以後のステップが実行される。
8 それに対して、操作量りが0%より小さい場合には、S
9の判定結果がNOとなり、314において、操作量り
に対応する目標液圧Pアが第10図に示す渋滞モード用
目標液圧テーブルを用いて決定される。続いて、S15
において目標開度0丁が0°とされた後、S12以後の
ステップが実行される。
なお付言すれば、本実施例においては、運転者は渋滞走
行時に渋滞モードを選択すれば、加減速レバー66を操
作することなくエンジンブレーキが自動的に実現される
から、エンジンブレーキが簡単な操作によって実現し得
るとともに、加減速レバー66の操作頻度が少なくて済
むこととなって、運転者の負担が軽減されるという効果
が得られる。
さらに付言すれば、本実施例においては、渋滞モード選
択時には、加減速レバー66が加速側に操作されればブ
レーキ制御が禁止され、減速側に操作されればスロット
ル制御が禁止されるから、加減速レバー66の操作感覚
がアクセルペダルと9 ブレーキペダルとの操作感覚に近いものとなって、運転
者が加減速レバー66の操作になじみ易いという効果も
得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
操作部材としての加減速レバー66、復帰手段としての
スプリング68および位置センサ74を含む操作装置6
2が本発明における操作装置を構成し、制御装置80の
コンピュータの、第8図の通常モード用目標加減速度テ
ーブルを記憶している部分と、第6図の5101および
5IO2を実行する部分とが目標加減速度設定手段を構
成し、スロットルバルブ26.トランスミッション14
.ブレーキ34〜40.スロットルモータ102、変速
用ソレノイド104.ロックアツプ用ソレノイド、3位
置弁44等が加減速装置を構成し、走行制御スイッチ8
8.エンジン回転数センサ90.トランスミッション回
転数センサ92゜車速センサ94.スロットル開度セン
サ96.ブレーキ液圧センサ98.傾斜角センサ100
等が、制御装置80のコンピュータの、第5図の33゜
0 35〜S7.第6図の全ステップから5101と510
2とを除いたステップおよび第7図の全ステップを実行
する部分と共同して加減速装置制御手段を構成し、モー
ド選択スイッチ76が、制御装置80のコンピュータの
、第5図のSL、38〜S15を実行する部分と、第9
図に示す渋滞モード用目標開度テーブル、第10図に示
す渋滞モード用目標液圧テーブルおよび第11図に示す
渋滞モード用目標ギヤ段テーブルを記憶している部分と
共同して自動減速手段を構成している。また、渋滞モー
ドを選択すべくモード選択スイッチ76を操作すること
が本発明における[特定の指令を発する」ことであり、
スロットルバルブ26を全閉にすることによって実現さ
れる減速度が本発明における「エンジンブレーキ相当の
減速度」である。
ところで、上記実施例においては、渋滞モードが選択さ
れている状態では目標開度θアおよび目標液圧PTが操
作量りに応じて一義的に決定されることとなるため、例
えば登板路上を走行する場1 合のように、自動車にそれを減速させる外力が作用する
場合には、実駆動力F、がエンジンブレーキにより実現
されるべき正規の全閉時駆動力F。
(自動車にそれを加、減速させる外力が全く作用しない
状態で実現されるべき駆動力)より小さくなることを避
は得ない。そこで、このような事態の発生を回避する必
要がある場合に好適な一実施例を説明する。
本実施例における操作装置120は第12図〜第15図
に示すように、前記実施例と同様な加減速レバー122
4位置センサ124およびスプリング126を備えてい
るが、モード選択スイッチ76は備えていない。
また、加減速レバー122は鋼球130を回転可能かつ
加減速レバー122と一体的にそれの回動中心を中心と
する一円周に沿って移動可能に保持するとともに、車両
の左右方向において互に対向する一対の板状フレーム1
32であって、加減速レバー122を回動可能に保持す
るものの一方の内側面に鋼球130を弾性的に押し付け
るスブ2 リング134を備えている。上記一方のフレーム132
内側面の特定位置であるエンジンブレーキ位置に、半球
状を成し、鋼球130が加減速レバー122の回動を抑
制する状態で嵌太し得る穴136(加減速レバー122
の回動中心からそれの半径方向に向かって延びる溝でも
よい)が形成されていて、加減速レバー122を回動さ
せてエンジンブレーキ位置に一致させたならば、鋼球1
30が穴136に嵌入して加減速レバー130がスプリ
ング126の付勢力によっては中立位置に復帰させられ
ないようになっている。加減速レバー122は、運転者
の操作なしで、中立位置とそれから少し減速側寄りのエ
ンジンブレーキ位置とに保持可能とされているのである
本実施例の図示しない制御装置(前記制御装置80に相
当する)のコンピュータのROMには、第16図〜第1
8図にそれぞれフローチャートで表す目標駆動力演算ル
ーチン、目標駆動力補正量演算ルーチンおよび目標開度
、液圧演算等ルーチンを始めとし、各種制御ルーチンが
記憶されてい3 る。また、ROMには、前記実施例における通常モード
用目標加減速度テーブル、渋滞モード用目標開度テーブ
ルおよび渋滞モード用目標液圧テーブルに代えて、第1
9図〜第23図にそれぞれグラフで表す目標加減速度テ
ーブルが記憶されている。このテーブルはトランスミッ
ション14の各ギヤ段毎に一つずつ設けられている。そ
れらテーブルにより規定される操作量りと目標加減速度
GTとの対応関係は第19図において破線の四角形で囲
む範囲を除く範囲においてはそれら各ギヤ段の間で共通
とされているが、その四角形内の部分が互に異ならせら
れている。具体的には、トランスミッション14のギヤ
が1速である場合には第20図、2速である場合には第
21図、3速である場合には第22図、4速すなわちオ
ーバドライブである場合には第23図にそれぞれ示す関
係とされている。
第20図〜第23図にそれぞれ示す関係は、第24図〜
第27図にそれぞれ示すトランスミッション14の実ギ
ヤ段と車速■と全閉時駆動力F04 と実加減速度GAとの関係に基づいて決定される。
第20図〜第23図に示す各関係の決定手法を第20図
の場合を例にとり説明する。まず、操作量りがエンジン
ブレーキ位置に対応する大きさである場合に、車速Vと
目標加減速度G7との対応関係が第24図に示す車速■
と実加減速度GAとの対応関係となるように決定し、そ
の後、第19図に示すグラフがエンジンブレーキ位置に
おける車速Vと目標加減速度Gアとの対応点において可
及的に滑らかとなるように決定する。
次に作動を説明する。
走行制御スイッチ88がOFFからONに操作された場
合には、第16図〜第18図の各ルーチンの実行が所定
時間毎に繰り返される。
第16図のルーチンの実行時にはまず、5601におい
て前記操作量データが読み込まれ、続いて、5602に
おいて、前記4つの目標加減速度テーブル(トランスミ
ッション14の各ギヤ段に対応付けられて記憶させられ
ている目標加減速度テーブル)からトランスミッション
14の実ギヤ5 段に対応するものが選択される。その後、5603にお
いて、操作量データにより表される操作量りと実車速V
Aとに対応する目標加減速度G7が上記選択された目標
加減速度テーブルを用いて決定される。その後、560
4〜5607においてそれぞれころがり抵抗Rr、空気
抵抗RN、勾配抵抗Rsおよび加速抵抗Raが算出され
、3608において、それらころがり抵抗Rr、空気抵
抗Rf、勾配抵抗Rsおよび加速抵抗Raと前記補正量
Rfとの和が目標駆動力FTとされる。
補正量Rfは第17図のルーチンの実行によって算出さ
れる。このルーチンにおいては、まず、5701におい
て実加減速度G、が算出され、続いて、5702におい
て実加減速度G、から目標加減速度GTを差し引いた偏
差ΔGが算出される。
本実施例においては、加減速レバー122がエンジンブ
レーキ位置またはそれより加速側に操作されている場合
にはブレーキ34〜40の作用なしで、すなわち、スロ
ットル制御とトランスミッション制御とによってのみ実
加減速度GAを制御す6 ることとされている。そのため、場合によっては実加減
速度GAが目標加減速度GTより大きくなることを避は
得ない。そして、現在がこのような場合であるか否かを
判定するために5703〜5705が設けられている。
5703においては、偏差ΔGが0より小さいか否か、
すなわち、実加減速度GAが目標加減速度G。より大き
いか否かが判定される。実加減速度GAが目標加減速度
G7と等しいかまたはそれより小さい場合には、スロッ
トル制御またはトランスミッション制御によって実加減
速度GAが目標加減速度G7に近づく状況が実現され得
るから、5706〜5715が前記5203〜5208
および5209〜5211におけると同様にして実行さ
れることにより補正量Rfが更新される。これに対して
、実加減速度G、が目標加減速度Gアより大きい場合に
は、5703の判定結果がYESとなり、5704にお
いて、加減速レバー122がエンジンブレーキ位置また
はそれより加速側に操作されているか否かが判定される
。ブレーキ7 36〜40の作用によって実加減速度GAを減少させる
ことを許容されているか否かが判定されるのである。現
在そうであると仮定すれば、判定結果がNOとなって5
706へ移行するが、そうでない場合には、判定結果が
Noとなり、5705において、スロットルバルブ26
の実開度θ、が0°であるか否かが判定される。スロッ
トル制御によって実加減速度GAを減少させる可能性が
ないか否かが判定されるのである。そうでなければ判定
の結果がNOとなって8706へ移行するが、そうであ
れば5710へ移行する。これにより今回は補正量Rf
の更新が禁止されて補正量Rfの今回値が前回値と等し
くされる。
また、第18図のルーチンは第7図のルーチンに対して
5801と5822と5816〜5818とを付加した
ものである。5801は、実車速■ヶと目標駆動力FT
とに対応する目標ギヤ段とロックアツプクラッチ28の
目標制御状態とを第5図の83と同様にして決定するも
のである。5822は、加減速レバー122がエンジン
ブレー8 キ位置またはそれより加速側に操作されているか否かを
判定するものであって、そうでなければ5823以後の
ステップが実行されることによりブレーキ36〜40の
作用が許可されるが、そうであれば禁止される。したが
って、実加減速度GAを目標加減速度G7に近づけるた
めにはブレーキ36〜40の作用が必要であっても、加
減速レバー122がエンジンブレーキ位置またはそれよ
り加速側に操作されている場合にはそれが禁止されるこ
とになる。5816〜5818は第5図の35〜S7に
対応するものである。
なお付言すれば、本実施例においては、加減速レバー1
22をエンジンブレーキ位置に操作するという単純な操
作によって、自動車にそれを加速させる外力が作用しな
い状態では正規の全閉時駆動力F。に見合った減速度、
作用する状態では正規の全閉時駆動力F。とその外力と
の和に見合った減速度(本実施例においてはそれら減速
度が本発明における[エンジンブレーキ相当の減速度」
である)が実現されるとともに、エンジンブレー9 キ位置に操作した後には、運転者が加減速レバー122
から手を離しても加減速レバー122はその位置に保持
されることとなって、加減速レバー122の操作なしで
上記減速度が実現し続けられるから、運転者の負担が軽
減される。
さらに付言すれば、本実施例においては、通常モードが
選択されていると渋滞モードが選択されているとにかか
わらず、加減速レバー122の操作位置がエンジンブレ
ーキ位置と最大加速操作位置との間にあればブレーキ制
御が禁止され、エンジンブレーキ位置と最大減速操作位
置との間にあればスロットル制御が禁止されるから、運
転者が渋滞走行時に、エンジンブレーキ位置が渋滞走行
用の中立位置であると想定して加減速レバー122を操
作することとすれば、加減速レバー122の操作感覚が
アクセルペダルとブレーキペダルとの操作感覚に近いも
のとなって、運転者が加減速レバー122の操作になじ
み易いという効果も得られる。
以上の説明から明らかなように、本実施例にお0 いてば、操作部材としての加減速レバー122゜復帰手
段としてのスプリング126および位置センサ124を
含む操作装置120が本発明における操作装置を構成し
、制御装置のコンピュータの、第19図〜第23図に示
す目標加減速度テーブルを記憶している部分と、第16
図の5601〜5603を実行する部分とが目標加減速
度設定手段全構成し、スロットルバルブ26.  トラ
ンスミッション14.ブレーキ34〜40.スロットル
モータ102.変速用ソレノイド104.ロックアツプ
用ソレノイド、3位置弁44等が加減速装置を構成し、
走行制御スイッチ88.エンジン回転数センサ90.ト
ランスミッション回転数センサ92、車速センサ94.
スロットル開度センサ96、ブレーキ液圧センサ9B、
(lJi斜角センサ100等が、制御装置のコンピュー
タの、第16図の3604〜360B、第17図の全ス
テップおよび第18図の全ステップを実行する部分と共
同して加減速装置制御手段を構成し、鋼球130.スプ
リング134および穴136を含む操作部材体1 止機構と、操作量I、と目標加減速度G7とトランスミ
ッション14のギヤ段と車速■との関係を、加減速レバ
ー122がエンジンブレーキ位置に操作されれば、エン
ジンブレーキにより実現されるべき減速度に対応する目
標加減速度GTが決定されるように規定したこととが自
動減速手段である。
また、加減速レバー122をエンジンブレーキ位置に操
作することが本発明における「特定の指令を発する」こ
とである。
なお、以上説明した実施例においてはいずれも、各操作
装置62.120が一軸線の回りに回動可能な加減速レ
バー66.122を有する回動式とされていたが、例え
ば、−直線に沿って移動可能な操作部材を有する直線移
動式としたり、概して円形状を成し、自身の中心線を中
心として回転可能な操作部材を有する回転式としたりす
ることができる。
また、運転者が特定の指令を発した後には、スロットル
制御によってエンジンブレーキ相当の減速度が実現され
るようになっていたが、スロット2 ル制御とブレーキ制御との共同によって実現されるよう
にしたり、ブレーキ制御のみによって実現されるように
してもよい。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明した
が、それらの他にも当業者の知識に基づいて種々の変形
、改良を施した態様で本発明を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である走行制御装置および
その走行制御装置とそれを備えた4輪自動車との関係を
示す系統図である。第3図は第2図における加減速レバ
ー操作装置を示す部分正面断面図である。第4図は第3
図における加減速レバー操作装置を図において右側から
左側に向かって見た場合の側面図である。第5図〜第7
図はそれぞれ、第2図における制御装置のコンピュータ
のROMに記憶されている走行制御ルーチン、目標駆動
力演算ルーチンおよび目標開度、液圧演算ルーチンをそ
れぞれ示すフローチャートで3 ある。第8図は上記ROMに記憶されている通常モード
用目標加減速度テーブルを示すグラフである。第9図は
上記ROMに記憶されている渋滞モード用目標開度テー
ブルを示すグラフである。第10図は上記ROMに記憶
されている渋滞モード用目標液圧テーブルを示すグラフ
である。第11図は上記ROMに記憶されている渋滞モ
ード用目標ギヤ段テーブルを示すグラフである。第12
図は別の実施例における加減速レバー操・作装置を示す
部分正面断面図である。第13図は第12図における加
減速レバー操作装置を図において右側から左側に向かっ
て見た場合の側面図である。第14図は第12図におけ
るI−1断面図である。第15図は第12図における加
減速レバーがエンジンブレーキ位置に操作されている状
態の、第14図に対応する断面図である。第16回〜第
18図はそれぞれ、第12同における実施例装置の制御
装置のコンピュータのROMに記憶されている目標駆動
力演算ルーチン、目標駆動力補正量演算ルーチンおよび
目標開度、液圧演算等ルーチンをそ4 れぞれ示すフローチャートである。第19図〜第23図
はそれぞれ、上記ROMに記憶されている目標加減速度
テーブルを示すグラフである。第24図〜第27図はそ
れぞれ、トランスミッションのギヤ段と車速とスロット
ル全閉時の駆動力と実加減速度との関係の一例を示すグ
ラフである。 80:制御装置    88:走行制御スイッチ62.
120:加減速レバー操作装置 66.122:加減速レバー 76:モード選択スイッチ 130:鋼球     134ニスプリング136:穴

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 運転者の手による操作に応じて自動車の実加減速度を制
    御する走行制御装置であって、 運転者の手によって定速操作状態と最大加速操作状態お
    よび最大減速操作状態の各々との間で操作可能な操作部
    材、ならびに運転者がその操作部材から手を離せば操作
    部材を定速操作状態に復帰させる復帰手段を有する操作
    装置と、 前記操作部材の操作状態に応じた前記自動車の目標加減
    速度を設定する目標加減速度設定手段と、その目標加減
    速度に基づいて、前記自動車を加、減速させる加減速装
    置を制御する加減速装置制御手段と、 運転者が特定の指令を発した後には、前記操作部材の操
    作なしで前記加減速装置制御手段に前記自動車をエンジ
    ンブレーキ相当の減速度で減速させる自動減速手段と を含むことを特徴とする走行制御装置。
JP2008966A 1990-01-18 1990-01-18 走行制御装置 Pending JPH03213436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008966A JPH03213436A (ja) 1990-01-18 1990-01-18 走行制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008966A JPH03213436A (ja) 1990-01-18 1990-01-18 走行制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03213436A true JPH03213436A (ja) 1991-09-18

Family

ID=11707424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008966A Pending JPH03213436A (ja) 1990-01-18 1990-01-18 走行制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03213436A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08169253A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Mazda Motor Corp 自動車の車速制御装置
JPH08169252A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Mazda Motor Corp 自動車の車速制御装置
JP2006218978A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Yanmar Co Ltd 作業車両の制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08169253A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Mazda Motor Corp 自動車の車速制御装置
JPH08169252A (ja) * 1994-12-19 1996-07-02 Mazda Motor Corp 自動車の車速制御装置
JP2006218978A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Yanmar Co Ltd 作業車両の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4969103A (en) Speed control apparatus for an automotive vehicle with creep control
JPH0937407A (ja) 回生制動制御装置
JPH1178600A (ja) 車両用走行制御装置
JPH10121997A (ja) 自動車の縦運動制御装置
US4821854A (en) Brake force retaining control apparatus
JPH03213436A (ja) 走行制御装置
JPH0670406A (ja) 電気自動車の走行制御装置
JP3951546B2 (ja) 車両用アクセルペダル装置
JP4462046B2 (ja) 車両の制動制御装置
JP4804536B2 (ja) 車両におけるクラッチの制御方法及び装置
JPH02176126A (ja) 車両の推進力制御方法
JPH03213440A (ja) 走行制御装置
JP2819532B2 (ja) 無段変速機の減速制御装置
JP2822039B2 (ja) 自動車用定速走行制御装置
JPH0270535A (ja) 緩速走行制御装置
JPH0972412A (ja) 自動変速機の制御装置
JPH0357542Y2 (ja)
JPH11314541A (ja) 自動ブレーキ装置
JPH0834327A (ja) 車両の補助ブレーキ制御装置
JPH03200430A (ja) 自動車の微速走行制御装置
JPH09142270A (ja) 車両の制動力保持装置
JPH0642902Y2 (ja) 坂道発進の制御装置
JP2024025485A (ja) 車両
WO2021130859A1 (ja) 駆動力制御方法及び駆動力制御装置
JP2803316B2 (ja) 4輪駆動式自動車