JPH03213146A - 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 - Google Patents

排ガス浄化材及び排ガス浄化方法

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JPH03213146A
JPH03213146A JP2205613A JP20561390A JPH03213146A JP H03213146 A JPH03213146 A JP H03213146A JP 2205613 A JP2205613 A JP 2205613A JP 20561390 A JP20561390 A JP 20561390A JP H03213146 A JPH03213146 A JP H03213146A
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JP
Japan
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exhaust gas
filter
purifying material
density
catalyst
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JP2205613A
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Kiyohide Yoshida
吉田 清英
Akira Muramatsu
暁 村松
Satoshi Kadoya
聡 角屋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は排ガス浄化材及びこの排ガス浄化材を使用して
排ガスを浄化する方法に係り、更に詳しくは触媒を担持
したフオーム型フィルタからなる排ガス浄化材と、この
浄化材を使用して排ガスを浄化する方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
主としてディーゼルエンジンの排出ガス中の窒素酸化物
(以下NOxと呼ぶ)や、微粒子状炭素物質(パティキ
ュレート)が環境上問題化している。
その対策として、触媒付きのセラミックハミカムフィル
タやフオームフィルタ等によりパティキュレートを捕捉
し、比較的低温で燃焼して除去する方法が検討されてい
る。
しかし、ハニカムフィルタはパティキュレート捕集効率
か高く、パティキュレートトラップとしては優れている
が、潤滑油の燃焼によって生じる灰分の堆積による触媒
能の低下、あるいはパティキュレート着火時における局
部的な加熱によるクラックや容積損失の発生が懸念され
ている。また、触媒担持が主としてフィルタ壁面に限ら
れているのて、触媒担体としては幾何学的表面積が小さ
く、触媒の効果か低くなるとされている。
一方、従来のフオームフィルタは、フィルタ内部が触媒
担持に使用され、担体としての幾何学的表面積は大きい
が、パティキュレートの捕集効率が不十分であった。
従って、灰分堆積等による触媒能の低下が少なく、パテ
ィキュレートの捕集効率が高く、しかもパティキュレー
トをより低温で効果的に燃焼除去する浄化材が待たれて
いる。
また、従来の触媒を用いた方法の殆どは、パティキュレ
ートの着火温度を低下させることに主題かあり、排ガス
中の酸素濃度が高いディーゼル排ガス中のNOxの除去
は未解決のまま残されていた。
したがって本発明の目的は、ディーゼルエンジン等でみ
られる比較的低温であって酸素濃度の大きい排ガス中に
含まれるパティキュレートとNOxとを同時に浄化する
機能を有する排ガス浄化材、及びこの浄化材を用いた排
ガス浄化方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に鑑み、本発明者は、炭素系微粒子、酸素及び
窒素酸化物と触媒との反応を詳細に検討した結果、密度
の異なる二つの層を有するフオーム型耐熱多孔性フィル
タの全体に、それぞれ特定のアルカリ金属、遷移金属及
び希土類金属元素を同時に含有する触媒を担持させるこ
とによって、排ガスの浄化を効率的に行うことができる
ことを発見し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の排ガス浄化材は、耐熱多孔性フオー
ム型フィルタを担体とするもので、前記フィルタは、排
ガス流の入口側に位置する比較的低密度の部分と、出口
側に位置する高密度の薄層部との二つの部分からなり、
前記フィルタの全体に(a)Csと、(b)Cuと、(
c)Ce及びLaのいずれか1種又は2種とからなる触
媒が担持されていることを特徴とする。
また本発明の排ガス浄化方法は、上記の耐熱多孔性フオ
ーム型フィルタを担体とする排ガス浄化材を用いて排ガ
スを浄化する方法であって、前記比較的低密度のフィル
タ部分を排ガスの入口側とし、前記高密度薄層部を排ガ
スの出口側とし、前記排ガス中のパティキュレートを低
温で燃焼又は着火させるとともに、排ガス中の残存パテ
ィキュレートと未燃焼炭化水素により窒素酸化物を還元
することを特徴とする。
また、上記元素に加えて、さらにAgをフィルタに担持
させれば、よりいっそうの効果が得られる。
以下本発明の詳細な説明する。
排ガス中のパティキュレートの大部分及び炭化水素(以
下HCと呼ぶ)の一部を燃焼あるいは着火させ、かつ[
(cとパティキュレートによりNOxの還元を比較的低
温度で促進させるために、本発明で使用する触媒は、(
a)Csと、(b)Cuと、(c)Ce及びLaのいず
れか1種又は2種、あるいはこれらの元素に加えてAg
を含有してなり、これらの元素は、それらの塩又は酸化
物の形でフィルタに担持される。
これらの元素からなる触媒の存在により、比較的低温で
あっても排ガス中のパティキュレートが燃焼され、また
同時にHC及びパティキュレートが還元剤として効果的
にNOxを還元する。これはアルカリ金属と遷移金属と
希土類元素が、パティキュレートと共存することにより
生じる相乗効果によって、排ガス中のパティキュレート
が低温で燃焼し、同時にNOX れる。
また、フィルタの入口側に低密度、すなわち幾何学的表
面積の大きい浄化材を配置するので、排ガスの浄化作用
は一段と向上する。すなわち、フィルタの入口側か低密
度であるために、パティキュレートがフィルタ内細孔に
入りゃすく、また出口側に高密度薄層部分があるので、
背圧か高くなってもパティキュレートが外へ吹き飛ばさ
れないで捕捉される。また排ガスはフィルタ内部の細孔
に担持された触媒と接触する機会が多くなるので、浄化
材の触媒の表面上で、酸素との反応でICとパティキュ
レートが効果的に燃焼あるいは着火される。同時に、)
ICとパティキュレートが還元剤としてNOxを還元す
ることになり、パティキュレートとNOxの同時除去が
効果的に起こる。このようにして効率よく排ガスが浄化
されるので、圧力損失を小さくすることができる。また
触媒は上述のように卑金属を主体とするので、so3生
成を抑制することができる。
が効果的に還元されるためと考えら フオーム型耐熱フィルタは、必要なパティキュレート捕
集性能を保持しつつ、許容範囲内の圧力損失を与えるも
のであることが必要で、通常担体として用いられるアル
ミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、シリカ−アルミ
ナ、アルミナ−ジルコニア、アルミナ−チタニア、シリ
カ−チタニア、シリカ−ジルコニア、チタニア−ジルコ
ニア、ムライト、コージェライト等からなるセラミック
フオームを挙げることができる。
なお、耐熱多孔性フオーム型フィルタの一方の面に高密
度の薄層部を形成する方法はいくつか考えられるが、 (a)所望の形状の型の底面にグリセリン、水、界面活
性剤からなる離型剤を塗布し、この型にコージェライト
等のスラリーを流し込み、型を分離し、乾燥後、焼成す
る方法や、 (b)均一なフィルタをまず形成し、有機バインダとコ
ージェライト等の粉末を混合し、それをフィルタの一表
面に塗布して乾燥し、焼成する方法 等が好ましい。
このようにして形成されるフオーム型耐熱フィルタは、
低密度部において、60〜90%程度のポロシティ及び
3〜400ρ(平均約200〜300/a)のポアサイ
ズを有し、高密度薄層部において、40〜70%のポロ
シティ、及び3〜80μs(平均約20〜30郁)程度
のポアサイズを有するのが好ましい。また、高密度薄層
部分身の厚さとしては、5〜2000郁であるのが好ま
しく、より好ましくはlO〜50IEnである。
なお、フィルタ全体の大きさは、目的に応じて種々変更
することができるが、一般にフィルタの直径は50〜4
00mm 、長さは5〜30mmとするのが好ましい。
また必要に応じて、複数枚積層してもよい。
フオーム型耐熱性フィルタにパティキュレート除去触媒
を含浸させる方法としては、それらの炭酸塩、硝酸塩、
酢酸塩、水酸化物などの溶液に耐熱性フィルタを浸漬す
る方法等を採用できる。
また触媒の担持面積を大きくするためには、アルミナ、
シリカ、チタニア、チタニア−アルミナ、チタニア−シ
リカ等の多孔性で表面積の大きい担体を介して、耐熱フ
ィルタに間接的に担持させるのが好ましい。特に高密度
薄層部は厚みがほとんどないので、高濃度で均一に触媒
を担持させるのが良い。そのためには、つオフシュコー
ト法やゾル−ゲル法を用いるのか良いが、担体の表面積
を増大するためには、特にゾル−ゲル法が好ましい。
ウォッシュコート法は、上記担体のスラリー中にフィル
タを浸漬し、乾燥することによりフィルタに担体層を担
持させる方法である。この際、触媒をあらかじめ含浸し
た担体粉末を用いれば、回の処理で担体と触媒を担持さ
せることができる。
またブルーゲル法は、以下に詳述するように、2通りあ
る。
第一の方法は、担体用セラミックスを形成する金属の有
機塩(例えばアルコキシド)を加水分解し、得られたゾ
ルをフィルタにコーティングし、水蒸気等との接触によ
りコロイド粒子の膜を生成させた後、乾燥、焼成し、最
後に触媒活性種の担持を行う方法である。例えば、担体
層用セラミックスとしてチタニア(TiO□)を用い、
これに触媒活性種を担持させる場合、まずTiのアルコ
キシド(例えば、Ti(0−iso C31(T)4)
のアルコール溶液に、CH3CO0H5HNO,、HC
I等の酸を加えたコーテイング液を生成する。このコー
テイング液にフィルタを浸漬し、引き上げた後、水蒸気
あるいは水と反応させてゲル化を行う。次いで、フィル
タを乾燥、焼成すれば、フィルタの空孔表面にチタニア
の膜が形成される。次に、触媒活性種の炭酸塩、硝酸塩
、酢酸塩、水酸化物なとの水溶液を含浸して、再び乾燥
、焼成し、触媒の担持を行う。
第二の方法は、担体層用セラミックスと触媒活性種をフ
ィルタに同時にコーティングする方法である。例えば、
まずTiアルコキシドのアルコール溶液にCF(3Co
o)I 、 HNO,、HCf等の酸と、さらに触媒活
性金属種の塩の水溶液とを加えて、コーテイング液を生
成する。次いで、そのコーテイング液にフィルタを浸漬
した後、水蒸気あるいは水と反応させてゾル化、さらに
はゲル化を行う。その後、フィルタを乾燥、焼成し、触
媒を担持したチタニアからなるコーティング層を形成す
る。触媒活性金属種の塩としては、水に溶解するもので
あれば、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、水酸化物など、どの
ような種類のものでも用いることができる。また、アル
コキシドのアルコール溶液中に触媒金属の塩を均一に分
散させることを目的に、エチレングリコール等の分散剤
を添加するのか好ましい。
ブルーゲル法において、酸はゲル化の際の加水分解反応
の触媒として添加するものである。しかし、酸の代わり
にアルカリを添加しても、加水分解反応を促進すること
かできる。
なお、以上において担体層用セラミックスとしてチタニ
アを例に説明したが、それ以外のセラミックの場合でも
、同様にゾル−ゲル法により担持することかできる。例
えば、触媒活性種をアルミナに担持させる場合は、Af
のアルコキシドを用い、上述のチタニアの場合と同様の
方法て行う。その他の多孔質担体を用いるときも同様で
ある。
ブルーゲル法によれば、フィルタ中に触媒を極めて均一
に担持させることが可能であり、高密度の領域でも均一
な担持か容易となる。またゾル−ゲル法により形成した
担体層はつオワシュコート法により形成した担体層より
大きな表面積を有するので、フィルタ中の触媒濃度を高
くすることができるとともに、触媒担持による圧力損失
を小さくすることができる。従って、触媒活性か高まり
、排ガス浄化能が向上する。
なお、フィルタ上に担体層を形成する場合、担体層に担
持される触媒の量は、担体層に対して、Csか0.1〜
5重量%、Cuが1−15重量%、Ce及び/又はLa
か0.1〜10重量%であるのが好ましい。
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
〔実施例〕
実施例1 コージェライト製セラミックフオームフィルタ(見かけ
の体積21、密度0.65g / m(りの一方の面に
、上記した方法(a)で高密度(2,2g/ml)の薄
層部を形成した。
このフィルタ全体にγ−アルミナを、フィルタに対して
10%(重量%、以下同じ)コートし、これにCu1J
2の水溶液を用いてγ−アルミナに対してCuを10%
含浸し、またCe(NOs)sを用いてCeを2゜5%
含浸し、次いでCsNOsを用いてCsを2.5%含浸
した。この触媒付きフィルタは、使用に先立って150
’C以下で乾燥し、最後に700°Cで3時間焼成した
。このようにして得られた排ガス浄化材を、Al 2o
z/Cu/Ce/Csと表す。
この浄化材について、排気量510cc単気筒デイーゼ
ルエンジンを用いてパティキュレートの着火温度(圧力
損失か低下する温度)と排気ガス浄化特性の評価を行っ
た。このときエンジン回転数は1500rprn 、負
荷90%で運転した。この条件ではエンジンからの排ガ
ス中のNOxと02の濃度はそれぞれ480ppm及び
5%であった。
第1表に浄化材の着火温度を、第2表にNOxの濃度変
化を示す。
実施例2〜5 実施例1と同様にして、フィルタ全体にチタニアを10
%コートした後、そのコート部にCu(NOx)z、L
aC1+ 、CsN0tの水溶液を用いてCuを10%
、La。
Csをそれぞれ2.5%含浸し、実施例1と同様に焼成
して排ガス浄化材を得た(実施例2)。
また、同様に、Cu(NOs)z、LaC1a 、Ce
(NOs)s、C52COsの水溶液を用いて、Cuを
10%、La、 Ce、 Csをそれぞれ2.5%含浸
した排ガス浄化材を得た(実施例3)。
さらに、C0(NOs)z、ce(Now)z、CsN
0z 、AgN0zの水溶液を用いて、Cuを10%、
Ce、 Csをそれぞれ2.5%、Agを0.5%含浸
した排ガス浄化材を得た(実施例4)。
さらにまた、LaC1z 、Cu(NO3)z、C5N
0! 、AgNOsの水溶液を用いて、Cuを10%、
La、 Csをそれぞれ2.5%、Agを0.5%含浸
した排ガス浄化材を得た(実施例5)。
(TjO2/Cu/La/Cs  :実施例2)(Ti
O□/Cu/La/Ce/Cs :実施例3)(TiO
x/Cu/Ce/C3/Ag :実施例4)(Ti1t
/Cu/La/CS/Ag :実施例5)以上の排ガス
浄化材を用いて、実施例1と同様に排ガス浄化特性の評
価を行った。第1表に浄化材の着火温度を、第2表にN
Oxの濃度変化を示す。
実施例6 コージェライト製セラミックフオームフィルタ(見かけ
の体積2/、密度0.65g/mt’)の一方の面に、
上記した方法(b)で高密度(2,2g/ml)の薄層
部を形成した。
このフィルタ全体に、実施例1と同様にγ−アルミナを
フィルタに対して10%コートし、これにCuCJlt
の水溶液を用いてγ−アルミナに対してCuを10%含
浸し、またCe(NO3)sを用いてCeを2.5%含
浸し、次いでCsNOsを用いてCsを2.5%含浸し
た。この触媒付きフィルタは、使用に先立って150°
C以下で乾燥し、最後に700°Cで3時間焼成した。
(Al2O5/Cu/Ce/Cs :実施例6)この浄
化材について、実施例1と同様に、パティキュレートの
着火温度と排気ガス浄化特性の評価を行った。
第1表に浄化材の着火温度を、第2表にNOxの濃度変
化を示す。
比較例1 比較のため、実施例1と同様のフィルタで、触媒を担持
しないものを用い、やはり実施例1と同様の方法で、パ
ティキュレートの着火温度を測定した。その結果を第1
表に示す。
比較例2 比較のため、見かけの体積1.61!のハニカムフィル
タに、実施例1と同じ条件で触媒を担持した浄化材(A
l2O5/Cu/Ce/Cs)の着火温度とそのときの
NOxの濃度変化を求めた。結果を第2表に示す。
実施例1〜6の各浄化材とも着火温度は275°C以下
であり、また300°CでのNOx転化率は約20%以
上であり、触媒によるパティキュレートとNOxの同時
除去効果が見られた。また、比較例2との比較によって
、幾何学的表面積の大きいフオームフィルタを用いるこ
とにより、着火温度が低下し、浄化能か向上することが
確認された。また、このような浄化材ではSO2の増加
も殆ど見られなかった。
第 表 第 2 表 実施例7 フィルタとして、市販のディーゼル排ガス用コージェラ
イト製フオームフィルタを用いた。フィルタは厚さa、
scm、容積2.0βの円筒形で、気孔率75%、かさ
密度0.65g/cm3、平均細孔径3ooμmであっ
た。
このフィルタの一方の端面に、上記方法(b)によりコ
ージェライトと有機バインダの混合液を塗布した後、乾
燥、焼成して、高密度の薄層部を形成した。高密度の薄
層部の厚さは150μm、密度は2.2g/cm’であ
った。
次に、フィルタの一端を吸引ポンプで減圧しながら、他
端から、Ti(0−iso C3H7)4のアルコール
溶液にHCIを添加したコーテイング液をフィルタ内に
供給した。その際、薄層部のある方の端面から吸引しな
から他端からコーテイング液を供給する操作と、反対に
薄層部のある方の端面からコーテイング液を供給しなか
ら他端から吸引する操作を交互に繰り返した。
所定の量を供給した後、コーテイング液を水蒸気と反応
させて、加水分解によってゾル化、さらにゲル化を行っ
た。
次いて、フィルタを120°Cて5時間乾燥した後、7
00°Cで2時間焼成した。それによって、フィルタ内
部の細孔内面に、均一にかつ高分散化したチタニア膜を
、フィルタ重量に対して10%(重量%、以下同様)コ
ートした。
二のフィルタに、CsN03水溶液を含浸してCsを2
゜5%、CuCIz水溶液を含浸してCuを10%、L
aCIa水溶液を含浸してLaを2.5%担持させた。
最後に、フィルタを150℃以下で乾燥し、700℃で
3時間焼成して、排ガス浄化材を完成した。
(TiO2/Cs/Cu/La :実施例7)実施例8 実施例7と同じフィルタに、AI(0−iso CJv
)sのアルコール溶液を用いて、同様のゾル−ゲル法に
よって、アルミナ膜をフィルタ重量に対して10%コー
トした。
このフィルタに実施例7と同様の各種水溶液を含浸して
、以下に示す排ガス浄化材を製造した。
(A120a/Cs/Cu/La(cs :2.5%、
Cu : 10%、La:2.5%)実施例8) 実施例9 実施例7で得られた排ガス浄化材に、さらにAgNO3
水溶液を含浸してAgを0.5%担持させた排ガス浄化
材を製造した。
(TiO2/Cs/Cu/La/Ag :実施例9)実
施例7〜9の排ガス浄化材の各々を、排気量510 c
c、単気筒エンジンの排気通路に、高密度薄層部が排ガ
スの出口側になるように装着し、パティキュレートの着
火温度と、そのときのNOx除去率(NOxのN2への
転化率)を測定した。エンジンは回転数1500 rp
rn、負荷90%で運転し、このとき排ガス中の酸素濃
度は5%、NOx 8度は約480 pprnであった
測定結果を第3表に示す。
実施例10 コージェライト製セラミックフオームフィルタ(見かけ
の体積21、密度0,65g/ml)の一方の面に、上
記した方法(alで高密度(2,2g/mj)の薄層部
を形成した。高密度の薄層部の厚さは150μmであっ
た。
次に、実施例7と同様に、フィルタの一端を吸引ポンプ
で減圧しなから、他端から、Ti(0−iso C2F
(7)、のアルコール溶液にMCIを添加したコーテイ
ング液をフィルタ内に供給した。その際、薄層部のある
方の端面から吸引しなから他端からコーティング液を供
給する操作と、反対に薄層部のある方の端面からコーテ
イング液を供給しなから他端から吸引する操作を交互に
繰り返した。
所定の量を供給した後、コーテイング液を水蒸気と反応
させて、加水分解によってゾル化、さらにゲル化を行っ
た。
次いで、フィルタを120°Cで5時間乾燥した後、7
00℃で2時間焼成した。それによって、フィルタ内部
の細孔内面に、均一にかつ高分散化したチタニア膜を、
フィルタ重量に対して10%(重量%、以下同様)コー
トした。
このフィルタに、実施例7と同様にCsN0+水溶液を
含浸してCsを2.5%、CuC1g水溶液を含浸して
Cuを10%、LaC15水溶液を含浸してLaを2.
5%担持させた。
最後に、フィルタを150°C以下で乾燥し、700°
Cで3時間焼成して、排ガス浄化材を完成した。
(TiOz/Cs/Cu/La :実施例10)第 表 第3表かられかるように、実施例7〜lOの浄化材を用
いると、微粒子の着火温度は280℃以下となり、また
20%以上のNOxの除去率が得られた。
〔発明の効果〕
本発明の排ガス浄化材を使用すると、排ガス中のパティ
キュレートの低温着火、及びパティキュレートとNOx
の同時除去が可能となる。さらにこのような排ガス浄化
材ではSLの増加もほとんどみられず、ディーゼルエン
ジン等の排ガスの浄化に特に有効となることが期待でき
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱多孔性フォーム型フィルタを担体とする排ガ
    ス浄化材において、前記フィルタは、排ガス流の入口側
    に位置する比較的低密度の部分と、出口側に位置する高
    密度の薄層部との二つの部分からなり、前記フィルタの
    全体に(a)Csと、(b)Cuと、(c)Ce及びL
    aのいずれか1種又は2種とからなる触媒が担持されて
    いることを特徴とする排ガス浄化材。
  2. (2)請求項1に記載の排ガス浄化材において、前記フ
    ィルタにはさらにAgが担持されていることを特徴とす
    る排ガス浄化材。
  3. (3)請求項1又は2に記載の排ガス浄化材において、
    前記触媒は担体層を介して前記フィルタに担持されてい
    ることを特徴とする排ガス浄化材。
  4. (4)請求項3に記載の排ガス浄化材において、前記担
    体層は、ゾル−ゲル法により前記フィルタ上に形成され
    たものであることを特徴とする排ガス浄化材。
  5. (5)請求項1乃至4のいずれかに記載の排ガス浄化材
    を用いて排気ガスを浄化する方法において、前記比較的
    低密度のフィルタ部分を排ガスの入口側とし、前記高密
    度薄層部を排ガスの出口側とし、前記排ガス中のパティ
    キュレートを低温で燃焼又は着火させるとともに、排ガ
    ス中の残存パティキュレートと未燃焼炭化水素により窒
    素酸化物を還元することを特徴とする排ガス浄化方法。
JP2205613A 1989-10-03 1990-08-02 排ガス浄化材及び排ガス浄化方法 Pending JPH03213146A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5522230A (en) * 1993-04-09 1996-06-04 Daikin Industries, Ltd. Driving control device for air conditioner
JP2003526493A (ja) * 1998-05-01 2003-09-09 エンゲルハード・コーポレーシヨン 電気アーク噴霧法により噴霧された基質を有する触媒部材およびその製造法

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