JPH03212662A - フルカラー複写機 - Google Patents

フルカラー複写機

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JPH03212662A
JPH03212662A JP2009064A JP906490A JPH03212662A JP H03212662 A JPH03212662 A JP H03212662A JP 2009064 A JP2009064 A JP 2009064A JP 906490 A JP906490 A JP 906490A JP H03212662 A JPH03212662 A JP H03212662A
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奈津子 田中
Yasutaka Maeda
恭孝 前田
Katsuhiro Nagayama
勝浩 永山
Takeshi Miyamoto
剛 宮本
Hideyuki Nishimura
英幸 西村
Tasuke Kamimura
太介 上村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、1つの原稿画像に対し複写プロセスを2回繰
り返して1つの複写画像を形成するフルカラー複写機に
関するものである。
〔従来の技術〕
フルカラー複写機においては、忠実な色を再現するため
に、高度の階調性制御が最も重要な技術的課題となって
いる。一般に、フルカラー複写機で複写を行う原稿は、
写真や印刷物などハーフトーン部を中心としたものが多
く、フルカラー複写で形成される画像は、濃度むらのな
い均一なものが要求される。このため、現在のアナログ
機では、現像時の電位を下げることにより、ハーフ) 
−ン部の階調性を向上させている。
また、画像の低濃度部は、ベタ部を中心に形成されるこ
とが多く、このベタ部が感光体に形成される静電潜像は
、ベタ部のエツジ部に相当する部位の電解強度が太き(
なることが知られている。
そこで、現像剤の電気抵抗を小さくすることにより、ベ
タ部の静電潜像の各部にほぼ均一量のトナーを付着させ
て、濃度むらのない複写画像を得るようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のフルカラー複写機では、現像
時の電位を下げてハーフトーン部の階調性を向上させる
ことができるものの、この手法では、飽和濃度が低下す
るため、高濃度部の階調性が低下することになる。また
、電気抵抗の小さい現像剤を用いる場合でも、ベタ部に
文字や線が描かれている画像であれば、線部に対応する
静電潜像へのトナーの付着量が減少するため、線部の複
写画像は、ベタ部に対して鮮明度が低(なる。このよう
に、従来のフルカラー複写機では、低濃度部から高濃度
部にわたり広い階調域の複写画像を得ることが困難であ
り、かつ、ベタ部における濃度の均一性と文字や線の高
鮮明度とを両立させることが困難であるという問題点を
有していた。
ところで、複写画像のダイナミンクレンジを拡大させる
手法としては、従来より、異なるT特性を重ねる重畳法
や周辺電場を利用したスクリーン法などがすでに実用化
されている。また、階調性向上のために原稿からの反射
光の光路中にスクリーンフィルタを挿入する手法もよく
知られている。そして、1つの画像について複写プロセ
スを2回施して、それぞれのカラートナー像を重ね合わ
せることにより1つの複写画像を得る手法は、階調域が
広く飽和濃度の高い複写画像の得られることが確認され
ている。しかしながら、上記のような手法によっても、
色再現性の忠実度という点においては技術的に発展途上
の段階にあり、さらに高忠実度な色の再現をなしうる技
術が望まれているのが現状である。
そこで、本発明では、複写画像における階調域の拡大お
よび飽和濃度の向上を図り、特に、高濃度部を占める文
字や線の鮮明度を向上させることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るフルカラー複写機は、上記の課題を解決す
るために、1つの原稿画像に対し複写プロセスを2回施
す手法を用いるとともに、原稿からの反射光の光路中に
スクリーンフィルタを配して上記反射光に網点分解を施
し、さらには、上記の2回の複写プロセスにおける現像
電位をそれぞれ異ならせるようになされている。
すなわち、上記フルカラー複写機は、1つの原稿画像に
対し2回の複写プロセスが施され、1回目の複写プロセ
スで得られた画像に2回目で得られた画像を重ねること
により1つの複写画像が形成されるようになされており
、原稿の光走査により原稿から反射された光を網点分解
するスクリーンフィルタと、上記2回の複写プロセスに
おいて、2回目の複写プロセスでの現像電位を1回目の
複写プロセスでの現像電位より高くする現像電位制御手
段とを備えていることを特徴としている。
〔作 用〕
上記の構成では、1つの原稿画像に対し2回の複写プロ
セスを繰り返すことにより、低濃度部から高濃度部にわ
たり広い階調域を有し、かつ飽和濃度の高い複写画像が
得られる。また、1回目の複写プロセスおいては、原稿
からの反射光がスクリーンフィルタにより網点分解され
るので、主にハーフトーン部が階調され、複写画像にお
ける低濃度部の階調域をさらに拡大させることができる
。そして、2回目の複写プロセスにおいては、現像電位
制御手段により、現像電位が1回目の複写プロセスの場
合より高(制御されるので、現像時に静電潜像のエツジ
部にトナーが集中する、いわゆるエツジ効果が顕著にな
る。それゆえ、複写画像における高濃度部の大部分を占
める文字や線の鮮明度をより向上させることができる。
従って、ベタ部に文字や線が描かれた原稿画像であって
も、ベタ部における濃度の均一性と文字や線の高鮮明度
とをともに満足する複写画像を得ることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図および第2図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例に係るフルカラー複写機(以下、単に複写機と
称する。)は、第2図に示すように、上面に透明な原稿
載置台1を有している。この原稿載置台1の下方には、
原稿2を光走査して後述の感光体4を露光する露光光学
系3が配されている、この露光光学系3は、原稿載置台
1上に載置される原稿2に光を照射する光源ランプ3a
と、原稿2からの反射光を図中−点鎖線で示すように感
光体4上に導く複数の反射鏡3b・・・と、上記反射光
の光路中に配設された結像レンズ3cと、赤、緑、およ
び青の3原色の色フィルタを有する色分解フィルタ3d
とを備えている。
露光光学系3の下方には、ベルト状の感光体4が設けら
れている。この感光体4は、一定間隔をもって配された
2つの駆動ローラ5・6に架は渡されて回転駆動されて
いる。感光体4における駆動ローラ6側周辺には、感光
体4を帯電させる帯電チャージャ7や感光体4上に残留
するトナーを除去するクリーニング装置8、原稿2から
の反射光の光路中に配されたスクリーンフィルタ9など
が設けられている。上記スクリーンフィルタ9は、例え
ば、ポリエチレンテレフタレートのような透明部材と、
この透明部材に設けられた多数の細かい縞とからなって
おり、原稿2からの反射光を網点分解するようになって
いる。
感光体4の上面側には、3つの現像槽10〜12を有す
る現像装置13が感光体4と非接触状態に配されている
。この現像槽lO〜12は、それぞれ感光体4にトナー
を付着させるマグネットローラ10a〜12aを有する
とともに、色分解フィルタ3dにおける各色フィルタの
補色であるイエロー、マゼンタ、およびシアンのカラー
現像剤が個別に収容されている。そして、上記の帯電チ
ャージャ7に印加される電圧およびマグネットローラ1
0a〜12aに印加される現像バイアスは、後述する制
御部30により制御されている。
方、感光体4の下方には、サイズ別の給紙カセット14
・15が上下に配されており、この給紙カセット14・
15の出紙側には、それぞれ給紙ローラ16・17が設
けられている。さらに、給紙カセット14・15の給紙
方向には、タイミングローラ18が設けられている。
また、感光体4における駆動ローラ5側には、中間転写
装置19が設けられている。この中間転写装置19は、
ベルト状の中間転写体20、中間転写体20を回転駆動
する3つの駆動ローラ21〜23、転写チャージャ24
・25、分離チャージャ26、およびクリーニング装置
27などにより構成されている。さらに、中間転写体2
0の出紙方向には、搬送ベルト28と定着装置29とが
設けられている。
続いて、複写機の制御系について説明する。
第1図に示すように、複写機各部の制御を行う制御部3
0には、電源回路31が接続されている、この電源回路
31は、複写機における各負荷に電力を供給するように
なっており、特に、前述の現像装置13におけるマグネ
ットローラ10a〜12aに現像バイアスを印加するバ
イアス回路31aと、帯電チャージャ7に直流の高電圧
を印加する高圧回路31bとを有している。
一方、現像電位制御手段を兼ねる制御部30は1つの原
稿画像に対し2回の複写プロセスを施して1つの複写画
像を形成するように、所定のプログラムに従って、複写
プロセスを行う各部の動作を制御している。また、制御
部30は、帯電チャージャ7により帯電される感光体4
の表面電位と現像バイアスとの差である現像電位が、2
回目の複写プロセスにおいて1回目の複写プロセスの場
合より高(なるように、電源回路31を制御して、バイ
アス回路31aおよび高圧回路31bの発生電圧を、1
回目の複写プロセスと2回目の複写プロセスとで切り換
えるようになっている。
上記の構成において、複写機によりフルカラー複写を行
う際には、まず、光源ランプ3aが原稿載置台1上に載
置された原稿2に光を照射することにより、光走査が3
回行われる。原稿2からの反射光は、反射鏡3b・・・
および結像レンズ3cを介して色分解フィルタ3dに入
射し、この色分解フィルタ3dで色成分別に分解される
。この光は、さらに、反射鏡3b・3bによりスクリー
ンフィルタ9に導かれ、ここで網点分解された後、帯電
チャージャ7にて均一に帯電された感光体4上に順次に
照射され、感光体7を露光する。これにより、感光体4
には、原稿2の画像に対応した色成分別の静電潜像が形
成される。このとき、例えば、感光体4の表面電位が3
00■に設定されるとともに、現像バイアスが100■
に設定される。
上記の各静電潜像は、現像装置13により、色分解フィ
ルタ3dにおける各色フィルタの補色であるイエロー、
マゼンタ、およびシアンの各現像剤でそれぞれ現像され
て可視化され、トナー像となる。これらの各色成分別の
トナー像は、中間転写装置19において、転写チャージ
ャ24により中間転写体20へ順次転写され、各色成分
別のトナー像を重ねることにより、完成した1つのカラ
ートナー像が形成される。
続いて、制御部30により、感光体4の表面電位が前回
の複写プロセスと同じに設定されるとともに、現像バイ
アスが80■に設定されて現像電位が高くなると、上記
のような複写プロセスが再び繰り返される。そして、1
回目の複写プロセスで中間転写体20上に形成されたカ
ラートナー像の上に、2回目の複写プロセスで感光体4
上に得られた各色成分のトナー像が順次転写されて、2
つのカラートナー像が重ね合わされる。
このようにして完成されたカラートナー像は、転写チャ
ージャ25により、給紙カセット14・15のいずれか
一方から供給された転写紙32に転写される。この後、
上記の転写紙32は、分離チャージャ26により、中間
転写体20から分離され、搬送ベルト28で定着装置2
9へ導入され、ここで、転写紙32に上記カラートナー
像の定着処理が施される。
本実施例では、2回の複写プロセスを行うことにより、
複写画像の階調域が広げるとともに、飽和濃度を高める
ことができる。そして、1回目の複写プロセスで、複写
画像における低濃度部は、スクリーンフィルタ9により
特にハーフトーン部の階調性がさらに高められて再現さ
れ、2回目の複写プロセスで、複写画像における高濃度
部の大部分を占める文字や線は、現像電位が高くなるこ
とにより、飽和濃度が高められるとともにエツジ効果が
顕著になり、鮮明に再現されるようになる。
〔発明の効果〕
本発明に係るフルカラー複写機は、以上のように、1つ
の原稿画像に対し2回の複写プロセスが施され、1回目
の複写プロセスで得られた画像に2回目で得られた画像
を重ねることにより1つの複写画像が形成されるように
なされており、原稿の光走査により原稿から反射された
光を網点分解するスクリーンフィルタと、上記2回の複
写プロセスにおいて、2回目の複写プロセスでの現像電
位を1回目の複写プロセスでの現像電位より高くする現
像電位制御手段とを備えている構成である。
これによれば、2回の複写プロセスで、広階調域および
高飽和濃度の複写画像が得られるとともに、1回目の複
写プロセスで、スクリーンフィルタを用いることで、複
写画像の低濃度部の階調域をさらに向上させることがで
きる。さらには、2回目の複写プロセスで、現像電位が
1回目の複写プロセスの場合より高く制御されるので、
エツジ効果を増強させて複写画像における高濃度部の大
部分を占める文字や線の鮮明度をより向上させることが
できる。従って、ベタ部に文字や線の描かれた画像であ
っても、ベタ部の濃度むらを抑制するとともに、文字や
線を高い鮮明度に再現することができるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図はフルカラー複写機における制御系を示すブロッ
ク図である。 第2図はフルカラー複写機の全体構成図である。 3は露光光学系、7は帯電チャージャ、9はスクリーン
フィルタ、10a〜12aはマグネットローラ、30は
制御部(現像電位制御手段)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、1つの原稿画像に対し2回の複写プロセスが施され
    、1回目の複写プロセスで得られた画像に2回目で得ら
    れた画像を重ねることにより1つの複写画像が形成され
    るようになされており、原稿の光走査により原稿から反
    射された光を網点分解するスクリーンフィルタと、上記
    2回の複写プロセスにおいて、2回目の複写プロセスで
    の現像電位を1回目の複写プロセスでの現像電位より高
    くする現像電位制御手段とを備えているフルカラー複写
    機。
JP2009064A 1990-01-17 1990-01-17 フルカラー複写機 Expired - Lifetime JP2598543B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05127485A (ja) * 1991-10-31 1993-05-25 Sharp Corp フルカラー複写機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6315268A (ja) * 1986-07-08 1988-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真カラ−複写機

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