JPH03212436A - 超軟質止水シート及びその製造法 - Google Patents

超軟質止水シート及びその製造法

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JPH03212436A
JPH03212436A JP884090A JP884090A JPH03212436A JP H03212436 A JPH03212436 A JP H03212436A JP 884090 A JP884090 A JP 884090A JP 884090 A JP884090 A JP 884090A JP H03212436 A JPH03212436 A JP H03212436A
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JP
Japan
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resin
vinyl chloride
mixture
ultra
heat
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Pending
Application number
JP884090A
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English (en)
Inventor
Hideo Jidou
次藤 秀夫
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G L KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
G L KAGAKU KOGYO KK
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は治水・河岸工事、貯水池・プール等の土木建設
工事の止水・防砂等に多用される塩化ビニル系止水シー
トにおける耐水、耐熱、耐寒、耐衝撃性能の向上を目的
とした止水・防砂用超軟質塩化ビニルシート及びその製
造法に関するものである。
(従来の技術) 従来、天然ゴム系、合成ゴム系及び合成塩化ビニル樹脂
系等の各種の止水シートが製造されている。
(発明により解決すべき課題) 前記において耐久性がよく、応力による変形にもかなり
柔軟に対応するゴム系シートにあっては、かかる良点が
あるにも拘らず、土砂、岩石等の鋭角部に対する変形に
もろい欠点がある。
また、安価かつ適度の物性を具備した塩化ビニル系シー
トにあっては、斯界における軟質化による各種耐久性向
上努力によって、ゴム系を越えた引張強さ、引裂き強さ
が得られるようになったが、地震、水害等の天然災害に
も強いという性能要求が近年とみに強くなった。
特に引張強さ、伸び率を保持したまま、引裂き強さの向
上を計ることか特に要求されている。
一般に耐寒性能−40℃、伸び率400〜450%の軟
質塩化ビニル止水シートの場合、引裂き強さは35kg
/cm以下にとどまっているのが現状であった。
(課題を解決する為の手段) 本発明は、かかる斯界の現状に鑑み、主要物性を保持す
ると共に抗張力、特に引裂き強さを向上させる素材の開
発と製造の方法を検討した結果、従来、一般的にはかか
る抗張力改善には寄与しないと判断されていた樹脂では
あるが、耐候性を損なわずに耐熱性の向上を目的とした
ABS系、ナイロン系、ポリカーボネイト系等の耐熱性
樹脂に加えて、耐熱性特に加熱変形温度の向上、抗張力
、伸びの増加を目的としたアクリル系、エチレン系等の
加工性改良樹脂を適量添加混合し、適当な条件下て混練
、圧延して積層することによって、引裂き強さ45〜4
8kg/c+nの超軟質止水シートを完成した。
即ち本発明は、塩化ビニル系樹脂による止水シートの通
常配合材料と、ABS系、ナイロン系、ポリカーボネイ
ト系等の耐熱性樹脂の単独又は混合物と、アクリル系、
エチレン系等の塩化ビニル加工性向上樹脂の単独又は混
合物との混合又は添加反応物よりなることを特徴とした
引裂き強さの大きい超軟質止水シートである。
また、塩化ビニル系樹脂による止水シートの通常配合材
料に対し、ABS系、ナイロン系、ポリカーボネート系
等の耐熱性樹脂の単独又は混合物2゜0〜5.0部とア
クリル系、エチレン系等の塩化ビニル加工性向上樹脂の
単独又は混合物を2.0〜5.0部加えて均一に撹拌混
合し、又は撹拌して反応させることを特徴とした引裂き
強さの大きい超軟質止水シートの製造法である。
前記において、主剤であるAg3系、ナイロン系、ポリ
カーボネイト系等の耐熱性樹脂の添加量を塩化ビニル樹
脂100部に対し、2.0部以下では引裂き強さが急激
に低下する問題点があり、5.0部以上になると伸び率
が急激に低下するおそれがあるので、好適には2.0〜
5,0部である。
また、アクリル系及びエチレン系の樹脂は、塩化ビニル
樹脂の加工性能を向上させる特性があるが、その添加量
を塩化ビニル樹脂100部に対し、2.0部以下にする
と加工性の改善が認められず、5.0部以上にすると却
って加工性が悪くなるおそれが認められた。従って、好
適には2.0〜5.0部を用いる。
(作  用) 本発明は、塩化ビニル樹脂に対し、ABS系、ナイロン
系、ポリカーボネイト糸環耐熱樹脂を添加したので、伸
び率を損うことなく、引裂き強さを向上させることがで
きた。また、アクリル系、エチレン系を添加したので、
加工性を向上し、シトを超軟質にすることができた。
(実施例) 以下、本発明の実施例について詳述する。
第1表に例示した配合、塩化ビニル系樹脂コンパウンド
に2.0〜5,0部の耐熱性向上ABS系樹脂、メチル
アクリルニトリル・ブタジェン・スチレン共重合樹脂(
M−ABS)及び2.0〜5.0部のアクリル系加工性
向上樹脂、例えばメチルメタアクリレート樹脂(MMA
)を添加混合した数点の実施例、並びに両者とも無添加
の比較例1点を加えて、各々一般的な塩化ビニルシート
製造工程に準じて混練を繰返し、0.53〜0.55m
n+厚の圧延シートをつくり、このシート3層をラミネ
ート・エンボス機に投入加工して、総厚さ1.5順の塩
化ビニル止水シートを得た。
その諸物性を測定した結果を第2表に示した。
本発明による実施例は、比較例に比べて引裂き強さの優
位性が如実に現われている。
尚、MMA樹脂には圧延工程におけるゲル化を促進させ
る副次的効果が認められ、通常の加工温度より約10℃
低温で加工し得る利点も確認された。
参考例としてゴム系止水シートの物性値を付記した。
第1表 第2表 (発明の効果) 第2表及び第1図にみられるように、M−ABS樹脂を
添加混合した実施例におけるシートは、比較例に比べて
引裂き強さが5〜lokg/cm以上向上した。従って
、工事施工に際して、土砂、岩石等の鋭角部接触による
変形、水圧加重変化、低温柔軟特性など抜群の耐久性か
得られた。
尚、MMA加工性向上剤の添加は、M−ABS樹脂の混
和に好影響を与えるとともに、圧延工程等における一般
的なゲル化促進効果に加えて、通常の加工温度よりも約
10℃低温で加工し得る利点も生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は添加量に対する引裂き強度と伸び率のグラフで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ビニル系樹脂による止水シートの通常配合材料
    と、ABS系、ナイロン系、ポリカーボネイト系等の耐
    熱性樹脂の単独又は混合物と、アクリル系、エチレン系
    等の塩化ビニル加工性向上樹脂の単独又は混合物との混
    合又は添加反応物よりなることを特徴とした引裂き強さ
    の大きい超軟質止水シート 2 塩化ビニル系樹脂による止水シートの通常配合材料
    に対し、ABS系、ナイロン系、ポリカーボネイト系等
    の耐熱性樹脂の単独又は混合物2.0〜5.0部とアク
    リル系、エチレン系等の塩化ビニル加工性向上樹脂の単
    独又は混合物を2.0〜5.0部加えて均一に撹拌混合
    し、又は撹拌して反応させることを特徴とした引裂き強
    さの大きい超軟質止水シートの製造法
JP884090A 1990-01-18 1990-01-18 超軟質止水シート及びその製造法 Pending JPH03212436A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57128732A (en) * 1981-02-02 1982-08-10 Toyota Motor Corp Water-shielding sheet

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57128732A (en) * 1981-02-02 1982-08-10 Toyota Motor Corp Water-shielding sheet

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