JPH0321070Y2 - - Google Patents

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JPH0321070Y2
JPH0321070Y2 JP1983063301U JP6330183U JPH0321070Y2 JP H0321070 Y2 JPH0321070 Y2 JP H0321070Y2 JP 1983063301 U JP1983063301 U JP 1983063301U JP 6330183 U JP6330183 U JP 6330183U JP H0321070 Y2 JPH0321070 Y2 JP H0321070Y2
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piezoelectric ceramic
piezoelectric
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capacitor
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は圧電セラミツク発振子、さらに詳し
くは厚み2倍波を利用した3端子型の発振子に関
するものである。
各種電子機器の例えば内蔵クロツク発生回路と
して多用されている発振器は、第1図に示すよう
に、利得が1よりも大きい増幅器Aと帰還回路F
とからなり、該帰還回路Fを通じて上記増幅器A
の出力の一部を入力側に正帰還することによつて
増幅器Aの出力端子1から発振出力を得る構成に
なつている。
従来、上記帰還回路Fに圧電発振素子を使用し
た圧電発振器としては、例えば第1図に示すよう
に、2端子型圧電共振子Xを圧電発振素子として
使用し、その電極2とアースとの間にコンデンサ
C1を、また電極3とアースとの間にコンデンサ
C2を夫々接続することによつて帰還回路Fを構
成し、2端子型圧電共振子Xがその共振周波数r
と反共振周波数aの間の周波数帯で誘導性を呈
し、上記帰還回路Fの等価回路が第2図に示すよ
うに、帰還回路Fの入力端子4と出力端子5との
間に2端子型圧電共振子Xの発振周波数における
抵抗分Reとリクタンス分Lが直列に接続される
と共に、上記入力端子4とアースとの間および出
力端子5とアースとの間に、コンデンサC′2(=C2
+増幅器Aの出力容量)およびコンデンサC′1(C1
+増幅器Aの入力容量)が各々接続された回路構
成となることを利用して、一種のコルピツツ型発
振回路を構成するようにしたものが知られてい
る。
しかしながら、上記のように2端子型圧電共振
子Xを圧電素子として使用した場合、該2端子型
圧電共振子Xのほかに2個のコンデンサC1およ
びC2が必ず必要となり、帰還回路Fの部品点数
が増加すると共に、コンデンサC1,C2を外付け
するタイプになるので全体が大型化して組込みに
不便であり、製作コストも高くつくという欠点が
ある。
ところで、圧電発振器の圧電発振子として水晶
共振子を用いた場合、発振周波数−温度特性がか
なり優れているが、このような水晶共振子でもさ
らに向上させるには、コンデンサC1やC2として、
適当な静電容量−温度特性をもつたものを用い
て、いわゆる温度補償を行なう必要があり、調整
コストが増加するという問題がある。
一方、圧電セラミツク共振子は安価であるが、
温度特性が悪いため、いままでは発振子としては
殆んど用いられていなかつた。
ところが、近年温度特性が優れた圧電セラミツ
ク共振子が開発されてきており、そこで水晶共振
子に代えてこの圧電セラミツク共振子を発振回路
に用いることが考えられた。
しかし、圧電セラミツク共振子の温度特性が向
上したとしても、コンデンサC1,C2が外付けさ
れる構造であれば、圧電セラミツク共振子を発振
回路として実用化できるようにするためには、圧
電セラミツク共振子とコンデンサの温度特性を勘
案して発振周波数の変動が最小となるような対策
を講じなければならないという問題がある。
この考案は、上記のような欠点を解消するため
になされたものであり、コンデンサ等の外付部品
を取付ける必要がなく、温度補償も不要である圧
電セラミツク発振子を提供することを目的とす
る。
厚み方向に分極された2枚の圧電セラミツク基
板を共通アース電極を挾んで分極方向が同方向と
なるように積層して圧電基板積層体を形成し、こ
の圧電基板積層体の両主面で対向するように第1
の振動電極及び第2の振動電極を設け、夫々の端
縁に上記振動電極から引き出された引き出し電極
を形成したコルピツツ型発振回路用圧電セラミツ
ク発振子において、上記圧電セラミツク発振子の
上記第1及び第2の振動電極で厚み2倍波のエネ
ルギー閉じ込め型の振動モードを励振させ、上記
共通アース電極と上記第1の振動電極で第1の容
量部、上記共通アース電極と上記第2の振動電極
で第2の容量部を構成することを特徴とする圧電
セラミツク発振子である。
以下、この考案の添付図面の第3図乃至第6図
に示す実施例に基づいて説明する。
第3図と第4図に示すように、3端子型圧電セ
ラミツク発振子X′は分極B方向が一様な二枚の
圧電セラミツク基板11と12を分極B方向を一
様にした状態で、対応面間にグランド電極13を
挾んで重ね合わせ、一方圧電セラミツク基板11
の外面に入力電極14と他方圧電セラミツク基板
12の外面に出力電極15を設けて形成し、圧電
セラミツク基板11,12の厚みの2倍波を利用
し、厚みエネルギーとじ込め形の振動モードを使
つたものである。
なお、グランド電極13と入力電極14,15
の各々を圧電セラミツク基板11,12の全面に
設けてもよい。
なお、圧電セラミツク基板11,12は図示の
ような角形に限らず円板を用いるようにしてもよ
い。
3端子型圧電セラミツク発振子X′を上記のよ
うな構成とすれば、第5図に示すような等価回路
を得ることができる。
第5図において、グランド電極端子13aと入
力電極端子14aとの間に接続されたコンデンサ
Cabはグランド電極13と入力電極14との間の
静電容量、グランド電極端子13aと出力電極端
子15aとの間に接続されたコンデンサCacはグ
ランド電極13と出力電極15との間の静電容
量、入力電極端子14aと出力電極端子15aと
の間に接続されたコンデンサCbcは入力電極14
と出力電極15との間の静電容量である。
一方、R0,L0およびC0は、上記出力電極端子
15aとグランド電極端子13aを短絡して、入
力電極端子14aとグランド電極端子13aを両
端子とする2端子型圧電セラミツク共振子とみな
した場合の電気的等価定数で、R0は等価抵抗、
L0は等価質量、C0は等価コンプライアンスであ
り、これら等価抵抗R0、等価質量L0および等価
コンプライアンスC0は、入力電極端子14aと
変成比がnの理想変成器Tの巻線L1との間に直
列に接続されている。
上記理想変成器Tは圧電セラミツク基板11,
12の電気−機械系のエネルギー変換を表わすも
のであつて、上記巻線L1の他端はグランド電極
端子13aに接続される一方、いま一つの巻線
L2が出力電極端子15aとグランド電極端子1
3aとの間に接続されている。
上記理想変成器Tの変成比nは両圧電セラミツ
ク基板11と12の厚みによつて左右され、厚み
の2倍波を使用するので、両基板11と12の厚
みは同じにするのが好ましい。
第5図の等価回路から明らかなように、等価抵
抗R0、等価質量L0、等価プライアンスC0および
静電容量Cbcからなる回路は、第1図の2端子型
圧電共振子Xの等価回路と同一となるため、3端
子型圧電共振子X′が第3図と等価となる周波数
が存在することになる。
この場合、CabはC1に、CacはC2にそれぞれ対
応させることができ、第1図に示す帰還回路Fの
外付コンデンサC1およびC2は静電容量Cabおよび
Cacで置換することができ、従つて第3図のよう
に圧電セラミツク基板11,12を積層した3端
子型圧電共振子X′を圧電発振子として使用すれ
ば、上記コンデンサC1およびC2を省略できるこ
とがわかる。
上記3端子型圧電共振子X′を圧電発振素子と
して使用するには、第6図に示すように入出力電
極端子14aおよび15aを増幅器Aの入力側お
よび出力側に接続する一方、グランド電極端子1
3aを接地すればよく、このようにすれば上記静
電容量CabおよびCacが各3端子型圧電共振子
X′においてバラツキが規定の範囲に入つている
限り、各圧電発振器の発振周波数のバラツキの範
囲も所定の範囲に納まり、発振周波数の調整作業
を省略することができる。
このように、3端子型圧電共振子X1は、厚み
2倍波のエネルギー閉じ込め型振動モードを使
い、入力電極14と出力電極15間の位相差が発
振条件を満足させる積重タイプになつている。
以上は、厚み2倍波の利用について述べたが、
入出力間の位相特性が発振条件を満足させるもの
であれば、圧電セラミツク基板をN層にして、厚
みのN倍波を利用するようにしてもよい。
以上のように、この考案によると、分極方向が
一様な複数の圧電セラミツク基板を対応面間に共
通アース電極を挾んで重ね合わせ、両端に位置す
る一方基板の外面に入力電極と他方基板の外面に
出力電極を設け、前記基板の厚み2倍波を使用す
るようにしたので、従来のように、外付けコンデ
ンサ等を使用せず、圧電セラミツク基板を用いて
3端子型圧電共振子による圧電発振子を構成する
ことができるようになり、外付けコンデンサの温
度特性のバラツキによる発振周波数のバラツキ発
生がなく、従つて発振周波数の調整工程を省略す
ることができ、全体の小型化が可能になる。
また、分極方向が一様な複数枚の圧電セラミツ
ク基板を積層するだけでよいので、工程が簡略化
でき、製作コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の圧電発振器の回路図、第2図は
同上における圧電発振器の帰還回路の等価回路
図、第3図はこの考案に係る圧電セラミツク発振
子の斜視図、第4図は同上の縦断面図、第5図は
第3図の発振子の等価回路図、第6図は同上の回
路図である。 11,12……圧電セラミツク基板、13……
グランド電極、13a……グランド電極端子、1
4……入力電極、14a……入力電極端子、15
……出力電極、15a……出力電極端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚み方向に分極された2枚の圧電セラミツク基
    板を共通アース電極を挾んで分極方向が同方向と
    なるように積層して圧電基板積層体を形成し、こ
    の圧電基板積層体の両主面で対向するように第1
    の振動電極及び第2の振動電極を設け、夫々の端
    縁に上記振動電極から引き出された引き出し電極
    を形成したコルピツツ型発振回路用圧電セラミツ
    ク発振子において、上記圧電セラミツク発振子の
    上記第1及び第2の振動電極で厚み2倍波のエネ
    ルギー閉じ込め型の振動モードを励振させ、上記
    共通アース電極と上記第1の振動電極で第1の容
    量部、上記共通アース電極と上記第2の振動電極
    で第2の容量部を構成することを特徴とする圧電
    セラミツク発振子。
JP6330183U 1983-04-25 1983-04-25 圧電セラミツク発振子 Granted JPS59169126U (ja)

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JP6330183U JPS59169126U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 圧電セラミツク発振子

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JP6330183U JPS59169126U (ja) 1983-04-25 1983-04-25 圧電セラミツク発振子

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JPS59169126U JPS59169126U (ja) 1984-11-12
JPH0321070Y2 true JPH0321070Y2 (ja) 1991-05-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2790177B2 (ja) * 1987-07-06 1998-08-27 株式会社村田製作所 電歪共振素子
JP6268756B2 (ja) * 2013-06-04 2018-01-31 日本精機株式会社 回路基板及び発振回路装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5564135U (ja) * 1970-02-06 1980-05-01

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JPS59169126U (ja) 1984-11-12

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