JPS6127221Y2 - - Google Patents

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JPS6127221Y2
JPS6127221Y2 JP16649778U JP16649778U JPS6127221Y2 JP S6127221 Y2 JPS6127221 Y2 JP S6127221Y2 JP 16649778 U JP16649778 U JP 16649778U JP 16649778 U JP16649778 U JP 16649778U JP S6127221 Y2 JPS6127221 Y2 JP S6127221Y2
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unit
shear
container
thickness
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JP16649778U
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、超高精度な腕時計に用いる小型矩形
厚みすべり水晶振動子ユニツトの構造に関する。
本考案の目的は、小型円筒型圧入容器に封入さ
れた矩形厚みすべり水晶振動子ユニツトに於いて
前記ユニツトの構造により生ずる特性のバラツキ
を小さくする構造を提供し、超高精度腕時計の歩
留を向上させ量産化を容易にする事にある。
近年、水晶発振式腕時計の発達は著しく、現在
この水晶発振式腕時計には、小型化、製造の容易
性及び低消費電力化等の点に有利である低周波数
(16KHz〜32KHz)の音叉型屈曲水晶振動子が使
用され主流を成している。しかしながら腕時計の
高精度化に伴ない、前記音叉型水晶振端子では超
高精度な腕時計を実現する事は困難であり、この
超高精度腕時計の実現のために、これまで種々の
検討が成されてきている。中でも、最近特にIC
技術の進歩によりMHz帯の振動子を用いても十分
低消費電力で駆動するICが可能となつた事によ
り、周波数温度特性が非常に良好で有る厚みすべ
り水晶振動子を用いる事が注目されてきている。
厚みすべり水晶振動子、一般に円板形状のものは
以前より特性の良好なものが安価に量産化されて
いる。しかしながら、これらの振動子は、腕時計
用として使用するには、振動子寸法形状及び振動
子ユニツトとしての外形寸法が大きく、又小型化
が困難である。このため最近矩形状の厚みすべり
小晶振動子が検討され、前記矩形状の厚みすべり
水晶振動子を用いた、超小型で特性の良好な高精
度腕時計用として十分満足できる振動子ユニツト
が実現されている。この超小型化された矩型厚み
すべり水晶振動子ユニツトには種々考えられるが
その一例を第1図〜第3図に示す。中でも腕時計
の小型化、薄型化の要望に対し前記ユニツトの小
型化に有利で又諸特性に良好な構造は、第3図に
示す如き円筒状容器4に収容する構造の振動子ユ
ニツトが有望である事我々のが種々の検討実験に
より判り現在本発明者は、特許出願中であるが前
記第3図に示すユニツトの特性をさらに改善する
目的、すなわち前記振動子ユニツトの構造上から
生ずる諸特性のバラツキを減少し前記ユニツトの
量産化を容易にし超高精度腕時計に供する事にあ
る。以下図面に従い詳細に説明する。
第3図は、本考案に係る筒状をした圧入気密容
器に封入された矩形厚みすべり水晶振動子のユニ
ツト構造を示す斜視図であり、図中矩形厚みすべ
り水晶振動子1は、筒状の圧入気密容器4の短リ
ード端子5と長リード端子6の間に前記振動子1
の振動主面2a,2b上に配置された励振用電極
3a,3bの一方の前記電極3aが前記長リード
端子6と対面する向きに配置され、前記振動子1
の両端部に於いて前記、長、短リード端子の先端
部にそれぞれ接着固定されている。この様な第3
図に示す構造によれば、前記リード端子5,6と
前記励振用電極の接続方法には、第4図及び第5
図に示す2種の方法が有る。すなわち、第4図の
場合は、前記長リード端子6と対面する励振用電
極3aは、前記長リード端子6と接続され、第5
図の場合は、前記長リード端子6と対面する前記
電極3aは、前記短リード端子5と接続されてい
る。この第4図及び第5図を電気的等価回路で考
えてみる。第6図は、前記振動子容器4をアース
に短絡した場合の水晶振動子ユニツトの電気等価
回路を示す図面で、Lmは等価インダクタンス、
Cmは等価直列容量、Rmは等価損失抵抗、C1
前記短リード端子とアーム間に生ずる静電容量、
C2は前記長リード端子とアーム(容器4)間に
生ずる静電容量を示す。ここでLm,Cm,Rm
は、水晶振動子体1の寸法・形状及び励振用電極
3a,3bの寸法・形状で決定されるもので、第
4図と第5図を比較する場合は何ら変りなく全く
同一であると考えて良い。第4図と第5図を比較
する場合最も問題となる点はCsであり、前記Cs
は前記振動子1の電極3a,3bの電極間のみに
生ずる静電容量Cs1と前記容器4のリード端子
5,6間のみに生ずる静電容量Vs2との和によ
りほぼ決定される容量であるが、第4図、第5図
に示す如く前記振動子1と、前記リード端子5,
6との接続方法により多少異なる。すなわち、第
4図の場合長リード端子6と相対面する電極3a
は、電気的に接続されているため同電位であり、
この間に静電容量は生じなく、前記Csはほぼ Cs=Cs1+Cs2 で表わせる。これに対し第5図の場合、長リード
端子と相対面する電極3aは、前記短リード端子
に接続されているため電気的に絶縁され、前記6
と前記3aは常に逆の極性を示す。このため、6
と3a間に静電容量Cs3を生じ、第5図の場合
のCsは、Cs=Cs1+Cs2+Cs3で表わせる。
この様に第4図と第5図では、前記Cs3の静電
容量の差を生じる。この差Cs3は、本発明に係
わる厚みすべり振動子ユニツト、特に腕時計用に
使用可能なサイズのユニツトでは、0.1〜0.2pF程
度生じるため、前記ユニツトを第7図に示す如き
腕時計用発振回路に接続した場合、前記第4図に
よるユニツトと前記第5図によるユニツトでは、
発振周波数が異なる。特に現在腕時計用厚みすべ
り振動子の周波数はICの消費電流及び前記ユニ
ツトの大きさ上の制約から4MHzが主流で、現在
水晶腕時計の主流である32KHzと比較し非常に高
周波であるため、前記Cs3(0.1〜0.2pF)の差
による発振周波数の差は、小さくない、又第4図
と第5ではC1及びC2もそれぞれ非常に微小では
あるが異なる事も前記発振周波数の差の原因とな
る。
上述の如く、第3図に示す、厚みすべり振動子
ユニツトは、第4図及び第5図に示す2種の接続
方法が考えられ同一の厚みすべり振動子を使用し
ても、その接続方法により前記振動子ユニツトの
定数が異なり、それぞれ発振周波数が異なつてし
まう問題斥生じる。この様に第3図に示す振動子
ユニツトは前記の如き問題を留意しなければ前記
厚みすべり振動子を量産した場合、前記振動子ユ
ニツトの発振周波数のバラツキが大となり、腕時
計に組み込んだ場合、所望の周波数に緩急する事
が不可能となる物が多発し、前記振動子ユニツト
製造、特に周波数調整工程の歩留を大きく下げる
原因となる。又、前記発振周波数のバラツキ及
び、前記ユニツトの定数のバラツキによる、発振
回路の安定性(発振回路のQ値)のバラツキある
いは、消費電流のバラツキが生じ、発振回路設計
をも困難にし、前記厚みすべり振動子を使用する
電子腕時計の量産化を妨げる大きな障害となる。
そこで、前記振動子1の励振用電極3a,3bと
前記容器4のリード端子5,6の接続方法を一定
にする必要があり、本考案は、第3図に示す振動
子ユニツトを、第4図に示す如く前記長リード端
子6と相対面する前記励振用電極3aは、前記6
と電気的に接続し、前記電極3bを前記リード端
子5と接続する構造とする事により前記問題を解
決するものである。すなわち本発明の如く接続を
一定化する事により前記振動子ユニツトの各定数
を一定に保て、前記の如き種々の問題を容易に解
決できる。さらに、前記第4図の如くする事によ
り前記第5図と比較し振動子ユニツトのCsが前
記Cs3分だけ低減できるため、前記発振回路全
体のQ値の向上すなわち、発振回路の周波数安定
性の向上が計れ、又前記発振回路の消費電力の低
減を計る事が可能となる。
以上述べた如く、本考案による、矩形厚みすべ
り振動子ユニツト構造によれば、前記振動子ユニ
ツトの各定数のバラツキを大巾に低減する事が可
能となり、前記振動子の量産化に多大なる効果が
得られ、さらには、腕時計用発振回路の周波数安
定性向上、低消費電力化および前記発振回路の設
計の容易化を計る事が可能となり、小型矩形厚み
すべり振動子を用いる超高精度腕時計の量産化を
可能ならしめるものである。
尚、本考案は円筒状容器に収容する構造の振動
子ユニツトに限定されるものではなく、励振用電
極と容器リード端子が相対面する構造のユニツト
全てに適用される事は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は矩形厚みすべり振動子を用
いたユニツト構造例を示す図面。第3図は、本考
案に係わる円筒状容器に収容された矩形厚みすべ
り振動子のユニツト構造を示す図面。第4図及び
第5図は、本考案を説明するための振動子電極と
容器リード端子との接続関係を示す図面。第6図
は、振動子の電気的等価回路を示す図面。第7図
は、腕時計用発振回路を示す図面。 1……矩形厚みすべり水晶振動子、2a,2b
……前記1の振動主面、3a,3b……励振用電
極、4……筒状の圧入気密容器(プラグ部は実線
で示し、キヤツプ部は破線で示す)、5……前記
4の短リード端子、6……前記4の長リード端
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 厚みすべり振動をする相対向した振動主面にそ
    れぞれ極性の異なる電圧が印加される励振用電極
    が形成された矩形状厚みすべり水晶振動子を容器
    内に有し、前記容器のリード端子を前記励振用電
    極と電気的かつ機械的に接続する水晶振動子ユニ
    ツトにおいて、前記励振用電極を互いに反対側の
    端部から取り出し得るように配置するとともに、
    前記リード端子を長短二つのリード端子によつて
    構成し、長いリード端子によつて、この長いリー
    ド端子に対面する励振用電極が取り出される端部
    を支持、接続し、短いリード端子によつて他方の
    端部を支持、接続することを特徴とする水晶振動
    子のユニツト。
JP16649778U 1978-12-01 1978-12-01 Expired JPS6127221Y2 (ja)

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JPS5582825U JPS5582825U (ja) 1980-06-07
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JPS6318176Y2 (ja) * 1980-11-20 1988-05-23

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JPS5582825U (ja) 1980-06-07

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