JPH03210375A - 特別に変性された複数の有機顔料を含有する新規な水性塗料組成物 - Google Patents

特別に変性された複数の有機顔料を含有する新規な水性塗料組成物

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JPH03210375A
JPH03210375A JP2328794A JP32879490A JPH03210375A JP H03210375 A JPH03210375 A JP H03210375A JP 2328794 A JP2328794 A JP 2328794A JP 32879490 A JP32879490 A JP 32879490A JP H03210375 A JPH03210375 A JP H03210375A
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pyrrolopyrrole
coating composition
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JP2328794A
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Edward Ephraim Dr Jaffe
エドワード エフレイム ジョフ
Olof Wallquist
オロフ ウオルクイスト
Rudy Verhaegen
ルディ ヘーゲン
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Ciba Geigy AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特別に変性された1、4−ジケト−3,6−
ジフェニルピロロ[3,4−clピロールまたはキナク
リドン顔料を含有する新規な水性塗料組成物、および基
質のコーティング、特に自動車工業におけるコーティン
グへのその塗料組成物の使用方法に関する。
多くの重要なファクターにより、特に自動車塗装の技術
分野では最近1重々の変化が起こっている。たとえば、
スプレーまたは浸漬法でペイントやラッカーのごとき塗
料組成物を使用する場合に、溶剤の放出を減らすことが
必要であり、このために新規な水性バインター系が導入
されてきている。さらに、競合が激しいので、たとえば
腐食防止の点あるいはペイント系の耐候性ならびに各種
性能特性に関して絶えず改良をする必要にせまられてい
る。
環境保全の面から、従来の溶剤含有系に代る代替品とし
て水で稀釈可能な水性系などがすでに開発されている。
プラスターコーティング用の水性分散物が数年来市場で
入手可能となっている。しかしながら、工業塗装に利用
しつる水性塗料系の種類は少ない。
従来常用の溶剤含有塗料に関しては、米国特許第479
1204号および第4844742号明細書において、
スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基、アミノ基また
はフタルイミドメチル基のごとき特定の基を含有する特
定のクラスの有機顔料を変性して、それらの顔料が特に
従来の溶剤含有ペイントおよび印刷インクの着色のため
に使用された場合に、それらに向上された特性を賦与す
る、たとえばレオロジカル特性、保存寿命および凝集な
どの性質の改良をもならようにすることが提案されてい
る。
他方、水性塗料組成物に関しては、より厳しい条件を満
足することが必要となる。なぜならば、かかる水性系に
おいては、実質的により大きな分子間相互作用がその系
の粒子間で、たとえば顔料粒子とバインダーとの間で起
こるからである。このような相互作用は、かかる水性系
に使用される多くの顔料についてレオロジカル(流動学
的)な問題を惹起する。さらに加えて、得られた着色物
の色相、透明性、純度、光沢などがこれによって大きな
影響を受ける可能性がある。
さらに、産業用塗装に使用される有機顔料は、良好な分
散性、完全に満足すべきレオロジカル特性ならびに優秀
な耐光堅牢性および耐候性などの一般的要求条件を確実
に満足しなければならない。
ここに本発明によって、かかる顔料の性能特性、特にし
オロジカル特性が、特定のピロロピロール顔料およびキ
ナクリドン顔料をその特定のスルホン酸誘導体で処理す
ることによって改良することができることが見いだされ
た。さらに、従来の溶剤ベースバインダー系が使用され
ても、ベースコートに使用されたその有機顔料がクリヤ
コート内にブリードすることがないことが判明した。
すなわち本発明は、有機顔料として少な(とも1種類の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ[3,4−
c]ピロール調合物またはキナクリド12、乾燥塗層を
含有する水性塗料組成物に関し、その特徴は、該ピロロ
ピロール調合物が(a)  少なくとも1種類の下記式
1のピロロピロール および (b)  少なくとも1個の式−3O,Lの基を含有す
る少なくとも1種類の変性された前記式■のロロピロー
ルを含有するか、または該キナクリド12、乾燥塗層が (C)  下記式IIのキナクリドンまたはその固溶体
、 および (d)  少なくとも1個の式−3o、Lの基を含有す
る少なくとも1種類の前記式IIのキナクリドンを含有
することにある。
前記各式中、 R1とR3とは互いに独立的に一〇 +  CI + 
、  B r 。
−CH,、−0CH3,−CNまたは−C,H5を意味
し、R2とR4とは互いに独立的に一ト1.−Cl,−
Brまたは−CH3を意味し、 R5とR6とは互いに独立的に−H+  CI + −
Br 。
−Cl,または−〇Cl1,を意味し、の基を意味する
(ここで、Mは一価、二価または三価の金属陽イオン、 nは1.2または3の数、 R7、R8、R9はそれぞれ互いに独立的に−H、アル
キル、アラールキル、C,−C,−シクロアルキルまた
はアリールを意味するか、またはR8とR9とはそれら
が結合している窒素原子と一緒でピロリジン基、イミダ
ゾリジン基、ピペリジン基、ピペラジン基またはモルホ
リン基を形成するか、またはR2、R8、R9はそれら
が結合している窒素原子と一緒でピロール基、ピリジン
基、ピコリン基、ピラジン基、キノリン基またはインキ
ノリン基を形成する)。
R1、R8、R9の意味するアルキル基は直鎖状または
分枝状であり得、そして好ましくは1乃至18個の炭素
原子を含有する。代表例をあげればメチル、エチル、n
−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、5ec−ブチ
ル、tert−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、
ドデシル、ヘキサデシル、ステアリルなどである。
R2、R8、R9の意味するアラールキル基は好ましく
は直鎖状または分村状アルキル部分に1乃至6個、より
好ましくは1乃至4個の炭素原子な含有し、そしてアリ
ール基部分は単環または二環アリールである。例示すれ
ばベンジル、フェニルエチルなどの基である。
R7、R6、R=o意味するシクロアルキル基の代表例
はシクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
R7、Re、 R9の意味するアリール基の代表例はフ
ェニルまたはナフチルであり、好ましくLまフェニル、
または塩素または臭素のごときハロゲン、C,−C,、
−アルキル、またはC,−C,、−アルコキシによって
置換されたフェニルである。
C,−C,8−アルキルおよびC,−C,、−アルコキ
シの例はメチル、エチル、イソプロピル、tert−ブ
チル、tert−アミル、n−ヘキシル、オクチル、デ
シル、ドデシルまたはステアリル、およびメトキシ、エ
トキシ、イソプロポキシ、tert−ブトキシ、n−へ
キシルオキシ、デシルオキシ、ドデシルオキシまたはス
テアリルオキシである。
NeH(R,) iR,) fR9)(7)例4;を以
下0) モ(7) ’1:’ アル:e N  H,、N  H,fCH3)。
N eHz (CH=) 2 N  R3(C,H,l。
N  R2(CJs)2゜ N  R3(C3H7 isol 、 N eHs (。+aHat) +Ne
H,〜(シクロヘキシル) 、 NeR2(シクロヘキ
シtb l 2 、 N eHt fcos) (ca
ns) 。
N eHs (CaH’sl 、 N CH3−(バラ
−トルイジン)andN eH,(ベンジル)ン、アル
カリ土類金イオンまたは遷移金属イォ>Tあ”)、Na
e、KelMg””、 Ca”! Sr””、 Ba”
Mn”! Zn”! Cu”e、Ni”! Cd”! 
Go””、 Al””。、・e などが好ましい。
前記の調合物の成分(b)と(dlは、たとえば、■乃
至4個の5OIL基を含有する。好ましくは、成分(b
l はこの基を1個また2個有し、また成分子dl は
この基を1個または2個有する。Lは好まM−e しくは式−の基である。
本発明による調合物中の各成分の割合は任意に選択でき
る。しかし、下記の比率で使用するのが好まし。変性成
分(b)または成分(d)を全部で0.1乃至25重量
%、そして成分子a)または成分子c)を99.9乃至
75重量%、特に好ましくは変性成分(b)または成分
[dl を全部で1乃至5重量%、そして成分(al 
または成分tc+ を99乃至95重四%。
ピロロピロール調合物は、成分子a)の1つ当り2乃至
4つの成分(bl を含有するのが有利であり、キナク
リド12、乾燥塗層は成分(c)  1つ当り2乃至4
つの成分(dlを含有するのが有利である。
好ましいピロロピロール調合物は式Iの1つの成分と少
なくとも1個の一3O,L基を含有する少なくとも1つ
の式Iの成分とを含有し、そしてR,とR3とは互いに
独立的に−H、−CI、 −Br。
−CH3,−0CH3,−CNまたは−CaHsを意味
し、R2とR4とは−H1そして1−はH,Na、K。
置換基−(:l、  Dr、−CI5およびC6H5は
好ましくはジケトピロロピロール分子に対してバラ位置
に存在し、そして置換基−CNおよび一〇C)1.はジ
ケトピロロピロール分子に対して好ましくはメタ位置に
存在する。
最も好ましくはR,!3よびR3は−Hまたは−CIで
あり、そしてRtbよびR4は−Hであり、そしてL好
ましくは、スルホン酸基はジケトピロロピロール部分に
関してバラ位置に存在する。
本発明によるピロロピロール調合物は、各ピロロピロー
ル成分子a)および(b)を所望の割合で混合するが、
あるいはまたピロロピロール成分(a)を部分的にスル
ホン化することによって製造することができる。成分(
b)はそれ自体公知の方法で、たとえばピロロピロール
成分!a)を発煙硫酸、硫酸、液体三酸化硫黄またはク
ロロスルホン酸でスルホン化することによって製造する
ことができるゆこの場合に、ピロロピロール分子のフェ
ニル基の少なくとも1個はスルホン化可能な個所を有し
ていなければならない。スルホン化剤の濃度および反応
条件は、そのピロロピロール分子に導入されるスルホン
酸基の個数をよく考慮して選択されるべきである。得ら
れた生成物は次ぎに適当な金属塩、たとえば金属の酢酸
塩、炭酸塩、塩化物、硝酸塩または硫酸塩と反応させて
対応する金属塩に変換されるか、または適当なアミンと
反応させてアミン塩誘導体に変換される。
本発明による調合物のピロロピロール成分(a)は公知
化合物であり、そして、たとえば米国特許第45799
49号明細書の記載に従って製造することができる。ま
た、成分(bl とその製造方法は、たとえば米国特許
第4791204号明細書に開示されている。
キナクリドン成分(c)およびfd)も公知化合物であ
り、そして成分(d)は米国特許第3386843号明
細書に開示されている方法によって製造することができ
る。
好ましいキナクリド12、乾燥塗層は、1つの式IIの
化合物またはその固溶体と、少なくとも1個の一5O,
L基を含有する少なくとも1つの式IIのキナクリドン
とを含有し、そしてR6とR6とは−H2−Cl,−B
r、−CH3または一〇 CR3であり、そして式II
のキナクリドンおよび式IIのスルホン化キナクリドン
で処理可能なその固溶体の例を以下に記載する。
キナクリドン、たとえば透明型β−キナクリドン、およ
びγ−キナクリドン特に不透明型γ−キナクリドン、ジ
クロロキナクリドン、 ジフルオロキナクリドン、 ジメチルキナクリドン、 ジメトキシキナクリドン、 およびそれらの固溶体。
さらに詳細に例示すれば、 2.9−ジクロロキナクリドンとキナクリドンとの固溶
体、特に透明型のもの、たとえば2.9−ジクロロキナ
クリドン90%とキナクリドン10%との固溶体、 キナクリドンと2,9−ジメチルキナクリドンとの固溶
体、たとえば透明型赤染料としてのキナクリドン73%
と2.9−ジメチルキナクリドン27%との固溶体、 キナクリドン60%と2.9−ジメチルキナクリドン4
0%との固溶体、透明青赤顔料、キナクリドン60%と
2.9−ジクロロキナクリドン40%との固溶体、 キナクリドン約60%と4.11−ジクロロキナクリド
ン40%との固溶体。
前記したように、キナクリドン成分中の基5O3Lの数
は変更しうる。好ましくは成分子d)は1個または2個
の5OsL基を含有し、最も好ましくは唯1個のSO,
Lを含有する。この基c東キナクリドン分子の2および
/または9位置に存在するのが好ましい。
本発明のキナクリド12、乾燥塗層は、好ましくは成分
子c)の部分的スルホン化によって、あるいは成分子c
)と成分(d)とを所望の割合で混合することによって
得られる。
このような方法によってキナクリドンを必要な程度まで
スルホン化する(または必要な量の直接スルホン化生成
物と混合する)ことができ、そしてスルホン化された部
分な次ぎの工程において所望のスルホン化キナクリドン
化合物たとえば金属塩に変換することができる。また別
の方法として、所望のスルホン化キナクリドンを別途製
造し、そしてこれを所望の割合で未スルホン化キナクリ
ドンと混合することもできる。混合時に顔料粒子が影響
を受けない場合には、スルホン化キナクリドンを未スル
ホン化キナクリドンと混合する方法が問題な〈実施でき
る。キナクリドン成分が最適粒子サイズを有していない
場合または混合中に顔料粒子が影響を受ける場合には、
米国特許第3030370号明細書記載方法、たとえば
摩砕による方法を実施することができる。
最終用途の必要条件によっては、本発明による調合物を
コンディショニングによってより不透明またはより透明
な形態に変換することができる。
コンディショニングとは、たとえば、塩を加えたまたは
加えない乾式摩砕、溶剤摩砕または水性摩砕または加塩
混線などによって微細粒子形状の顔料を製造することを
意味するものと理解されたい。キナクリド12、乾燥塗
層の典型的な製造方法は、たとえば米国特許第4541
872号明細書に記載されている。たとえば、その実施
例1あるいは実施例4にはキナクリドン顔料ならびにそ
の固溶体の摩砕/処理およびそれに続く変性(スルホン
化)キナクリドンとの混合のための加工条件が記載され
ている。
より不透明な顔料形態を得たい場合には、常圧下または
高圧下において、水中または有機溶剤中で熱後処理をす
ればよい。好ましく使用される有機溶剤は、たとえばハ
ロゲン原子、アルキル基またはニトロ基によって置換さ
れたベンゼンである6例示すれば、キシレン、クロロベ
ンゼン、0−ジクロロベンゼン、ニトロベンゼンである
6さらに、ピリジン塩基たとえばピリジン、ピコリンま
たはキノリン、ケトン類たとえばシクロヘキサノン、ア
ルコール類たとえばインプロパツール、ブタノールまた
はペンタノール、エーテル類たとえばエチレンクリコー
ルモノメチルまたはモノエチルエーテル、アミド類たと
えばジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン
、さらにはジメチルスルホキシドまたはスルホランなど
も適当である。後処理は、また常圧下または高圧下にお
いて、有機溶剤の存在下および/または界面活性剤の添
加を伴って水中で実施することもできる。
本発明の意図する塗料組成物は、主としてペイントおよ
び特に、たとえば自動車工業用のエナメルおよびラッカ
ーである。
本発明による顔料調合物で着色しつる水性塗料組成物の
代表的な例は、アクリル、ポリウレタン、ポリエステル
またはポリイソシアネートをベースとした系あるいはこ
れらの組み合わせ、たとえばアクリル/ポリエステル系
、さらにはアクリル/ラテックス系またはエポキシ樹脂
系(たとえばポリアミンで架橋可能なもの)、あるいは
ポリアセトアセテート/ポリケトイミン系である。
このような系の具体例は+Progress in O
rganicCoatings”第17巻、第27−2
9頁(19891または水性ポリウレタン分散物を対象
とする欧州特許第0089497号明細書に記載されて
いる。
自動車エナメル塗装用の本発明による好ましい系は、塗
料組成物。10、アクリル基剤系、ポリウレタン分散物
およびアクリル/ラテックス分散物である。
本発明による調合物は、ベースコート/クリヤコート系
で、その中のクリヤコート(クリヤトップコートともし
ばしば呼ばれる)およびクリアエナメル(仕上エナメル
ともしばしば呼ばれる)が通常の溶剤ベースバインダー
系から誘導される水性ブライマーペイントおよびエナメ
ルの着色に特に好適である。通常の溶剤ベースバインダ
ー系の例は、アクリル、アルキド、ポリウレタン、エポ
キシ、フェノール、メラミン、尿素、ポリエステル、セ
ルロースエステル樹脂またはこれら樹脂の組み合わせで
ある。
塗層の厚さは任意に選択できる。この厚さは最終用途に
より決定されるものであり、たとえば自動車塗装の場合
には3乃至60μmの厚さで2層またはそれ以上から構
成されつる。この用途の場合には、ベースコートまたは
ブライマーエナメルは1つまたはそれ以上のクリヤコー
トで被覆される。クリヤコートまたはトップコートのた
めには、自動車塗装の技術分野で公知の熱硬化性アクリ
ル/メラミン、アルキド/メラミン、またはアクリル/
ウレタン樹脂の組み合わせを使用するのが好ましい。ク
リヤコートまたはトップコートは30乃至60μmの厚
さが適当である。
本発明の塗料組成物は、成分(at とfb)とによる
1種またはそれ以上のピロロピロール調合物、または成
分(C)とfd)とによる1種またそれ以上のキナクリ
ド12、乾燥塗層を含有しつる。しかし、用途に応じて
、自動車塗装用エナメルの製造のために特に適当な他の
有機および/または無機顔料または染料と組み合わせて
または組み合せることなくただ1つの前記の調合物また
はその透明または不透明型を配合するのが好ましい、真
珠光沢顔料も同時に使用することができる。たとえば、
いわゆる”魚鱗”二酸化チタン塗覆マイカ顔料を一緒に
使用することができる。この顔料はさらに着色金属酸化
物、たとえば鉄、コバルト、マンガンまたはクロムの酸
化物を含有することもできる。
本発明の塗料組成物は、乾燥塗層を基準にしてピロロピ
ロール調合物またはキナクリド12、乾燥塗層を0.1
乃至20重量%の量で含有するのが適当であり、好まし
くは0.5乃至10重量%含有する。
本発明による調合物を塗料組成物に配合する前にその調
合物を組織改良剤で処理するのが有利である。
組織改良剤の例としては次ぎのようなものが考慮される
。例えば、ステアリン酸またはベヘン酸のごとき少なく
とも12個の炭素原子を有する脂肪酸またはそのアミド
、塩またはエステル、たとえばステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムまた
はベヘン酸マグネシウム:第四アンモニウム化合物たと
えばトIJ(C,−C,)アルキルベンジルアンモニウ
ム塩:さらには可塑剤たとえばエポキシ化大豆油、ワッ
クスたとえばポリエチレンワックス、樹脂酸たとえばア
ビエチン酸、ロジンセッケン、水素化または三量化コロ
ホニウム、Crx  Crx−アルカンジスルホン酸、
アルキルフェノール、アルコール、ジオールまたは8個
より少な(ない炭素原子を含有するポリオール。
本発明の塗料組成物は、ピロロピロール調合物またはキ
ナクリド12、乾燥塗層をそのままあるいはプレミック
スして、公知方法によって塗料組成物のバインダー中に
分散させることによって製造することができる。この際
に、少量の水溶性溶剤を使用することができる。適当な
水溶性溶剤を例示すれば、グリコールモノエーテルたと
えばエチレングリコールモノメチルまたはモノエチルエ
ーテル、エチレングリコール、ジエチレングリコール、
プロピレングリコール、脂肪族アルコールたとえばエタ
ノール、プロパツール、ブタノール、イソブタノールま
たはアミルアルコール、ケトンたとえばアセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはジアセ
トンアルコール、さらにはジメチルホルムアミドまたは
N−メチルピロリドンなどである。さらに非揮発性変性
剤または調節剤を添加することができる。たとえば、可
塑剤、助剤、フィラー、光安定化剤、熱安定化剤、酸化
防止剤、および無機顔料たとえばブラック顔料ならびに
アルミニウムまたは銅粉末などを添加することができる
。均質化した塗料組成物を基質に、たとえばコーティン
グ、ローラコーティング、スプレー、浸漬またはコイル
コーティングなどによって塗布し、そして焼付けること
ができる。
代表的基質は木材、プラスチック材料、鉱物性基質、お
よび好ましくは金属面である。
クリヤコートも公知方法によって製造することができ、
そして光安定化剤剤や酸化防止剤のごとき調節剤を付加
的に含有することができる。
本発明によって得られる着色物は、全般的にすぐれた特
性を有する。たとえば良好な分散性、優秀な透明性およ
び被覆力、ならびに純度、優れた光沢を有する。さらに
、しま状ブリード(overstripe bleed
)、光、天候などに対するすぐれた堅牢性を有する。
未変性の元顔料と比較して、本発明による調合物は、そ
れが塗料組成物に配合された場合に、向上された性能特
性を賦与す。たとえばレオロジー特性および保存寿命を
向上させる。さらに、たとえば白色顔料を同時使用した
場合に浮きまだらのごとき分離現象を減少させる。さら
にまた、凝集の傾向を減少させる。本調合物はしオロジ
カル特性がすぐれているので、高濃度(高負荷)のペイ
ントおよびエナメルを製造することが可能である。本調
合物は自動車塗装エナメルの着色のために、特にメタリ
ック塗料の着色用に好適である。
以下、本発明を実施例によってさらに説明する。
実」uil 窒素雰囲気下において、tert−アミルアルコール(
乾燥) 12h+1をスルホン化フラスコに仕込む、ゆ
っくりと撹拌しながら、これにナトリウム6.9gおよ
びビス(2−エチルヘキシル)−スルホコハク酸ナトリ
ウム0.1gを添加する。−この混合物を95乃至10
2℃に加熱する。このナトリウム溶融物を激しく撹拌し
ながら一晩窒素雰囲気下に保持する。これにより形成さ
れた溶液を85℃に冷却し、そして4−クロロベンゾニ
トリル14.04 gとベンゾニトリル10.3’gと
の混合物を添加する。
このあと、ジイソプロピルコハク酸エステルの20.3
gを95℃の温度で2時間かけて添加する。この反応混
合物をさらに5時間95℃に保持して反応を完了させる
。ついで反応混合物を冷却し、冷水300+++1中に
注ぐ。この混合物を1時間還流加熱し、次に蒸気蒸留に
かける。得られた混合物を濾過し、濾過ケーキを101
00Oの水で洗って80℃の真空炉で乾燥する。
しかして、赤色粉末23.6 gを得る。これは実質的
に下記式の3つの化合物を含有するものであ測定値: 
C=64.93 ; H=3.45; N=8.38 
: Cl=13.72゜実」1江2 25%発煙硫酸160 gと硫酸−水和物160gとを
スルホン化フラスコに仕込み、そしてこの混合物を0乃
至5℃に冷却する。これに、実施例Iで得られた混合物
20gを30分間かけて導入する。室温において20時
間撹拌した後、この反応混合物を氷1000gと水28
0m1との混合物中に注ぎ入れ、15分間撹拌を続ける
。温度を72乃至75℃まで上げ、そして次ぎにNaC
l120gを添加する。この混合物を72乃至75℃に
おいて1時間撹拌する。ついで、この混合物を室温まで
冷却し、濾過し、濾過残留物を5%塩化ナトリウム溶液
で濾液が中性となるまで洗う。濾過ケーキを真空炉内8
0’Cで乾燥する。
止板ユ!よ C=40.67 : H=2.32 : N=5.09
 : Cl=17.9゜この生成物は実質的に下記式の
3つの化合物を含有する。
実J1」ユ スルホン化フラスコに、1.4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ[3,4−clピロール(湿分45%の濾
過ケーキ) 889 gを仕込み、脱イオン水9βの中
で1時間撹拌する。実施例2で製造した混合物7.6g
を60℃の水900g+1に懸濁した懸濁物を、フラス
コ内の顔料懸濁物に添加する。
この混合物を20℃で2時間撹拌した後に、脱イオン水
700m1にCaCl,(75%)114gを溶解した
溶液を添加する。得られた顔料混合物を75℃に加熱し
、そして75℃において1時間攪拌する。この懸濁物を
熱時に濾過し、約lOβの水で洗い、そして真空乾炉中
で80℃で乾燥する。
収量:未置換l、4−ジケト−3,6−ジフェニルピロ
ロ[3,4−c]ピロール約98%と実施例2により変
性されたピロロピロール混合物的2%とを含有し、そし
てスルホン酸基がCa塩の形で存在する調合物397g
!■舅A 実施例3に記載したようにして、ただしそこで使用した
ピロロピロール誘導体に代えて1.4−ジケト−3,6
−ジ(パラブロモフェニル)−ピロロ[3,4−c]−
ピロールの82g(湿分30%の濾過ケーキ、これは乾
燥物質の24.6 gに相当)を550m1の脱イオン
水中で1時間撹拌した。ついで、実施例2で製造した顔
料混合物0.55 gを脱イオン水65m1に懸濁した
懸濁物をスルホン化フラスコ内の顔料懸濁物に添加した
。この混合物を20℃で2時間撹拌した。水40m1に
CaClzf75%)7.78 gを溶解した溶液を添
加し、この懸濁物を75℃に加熱し、そしてこの温度に
おいて1時間撹拌した。
この懸濁物を濾過し、水洗し、そして真空炉内で80℃
で乾燥した。
これにより水性塗料組成物に配合されて優れたレオロジ
カル特性および合掌的特性を示す赤色生成物23.1 
gを得た。
!五豊二 実施例3をくり返し実施した。ただし今回はそこで使用
されたピロロピロール誘導体に代えて1.4−ジケト−
3,6−ジ(パラメチルフェニル)−ピロロ[3,4−
c]−ピロールの79g(湿分30%の濾過ケーキ、こ
れは乾燥物質の23、7 gに相当)を550m1の脱
イオン水中で攪拌した。そして、実施例2で製造した顔
料混合物0、53 gを脱イオン水65m1に懸濁した
懸濁物を添加した。また、水4t)mlにCaCl* 
(75%)7.49 gを溶解した溶液を使用した。
赤色生成物23.7gを得た。この生成物は水性塗料組
成物に配合されて優れたしオロジカル特性および合掌的
特性を示す。
夾思■玉 実施例3をくり返し実施した。ただし今回はそこで使用
されたピロロピロール誘導体に代えて1.4−ジケト−
3,6−ジ(パラフェニルフェニル)−ピロロ[3,4
−c]−ピロール200g(湿分30%の濾過ケーキ)
を3250alの脱イオン水中で攪拌した。そして、実
施例2で製造した顔料混合物3.6gを脱イオン水35
0m1に懸濁した懸濁物を添加した。また、水300m
1にCaClz (75%)65gを溶解した溶液を添
加した。
赤色生成物169.4 gを得た。この生成物は水性塗
料組成物に配合されて優れたレオロジカル特性および合
掌的特性を示す。
衷ai%Iユ CaCl1に代えて、脱イオン水190n+1中のヘキ
サデシルトリメチルアンモニウムブロマイドの5.2g
を使用して実施例6をくり返し実施した。
赤色生成物176gを得た。この生成物は水性塗料組成
物に配合されて優れたレオロジカル特性および合掌的特
性を示す。
1立■1 実施例4に記載したように、ただしそこで使用した(ブ
ロモフェニル)ピロロピロール誘導体に代えて脱イオン
水500m1中の1,4−ジケト−3,6−ジ(パラク
ロロフェニル)ピロロ[3,4−c]−ピロールの73
g(湿分31.8%の濾過ケーキ、これは乾燥物質の2
3.2 gに相当)を使用し、また実施例2で製造した
顔料混合物0.52gを脱イオン水65m1に懸濁した
懸濁物を使用し、さらに、CaClgに代えてMgCl
g−6Hz010.13gを水40m1に溶解した溶液
を使用して操作を実施した。
赤色生成物23.6gを得た。この生成物は水性塗料組
成物に配合されて優秀なレオロジカル特性および合掌的
特性を示す。
!五亘ヱ 実施例3をくり返し実施した。ただし今回はそこで使用
されたピロロピロール誘導体に代えて1.4−ジケト−
3,6−ジ(パラクロロフェニル)ピロロ[3,4−c
]ピロールの81.6g (湿分31.4%の濾過ケー
キ、これは乾燥物質の25.6 gに相当)を350m
1の脱イオン水中で撹拌した。さらに実施例2で製造し
た顔料混合物0.65 gを脱イオン水70m1に懸濁
した懸濁物ならびに水30m1中のヘキサデシルトリメ
チルアンモニウムブロマイドの0.97gの溶液を使用
した。
赤色生成物27.25 gを得た。この生成物は水性塗
料組成物に配合されて優れたレオロジカル特性右よび合
掌的特性を示す。
釆11引堕 欧州特許第0089497号明細書記載の水性塗料組成
物。10、アクリル基剤系、ポリウレタン樹脂分散物!
330.75 g :固形分30重量%、水分63重量
%、脂肪族アルコール7重量%)、前記の実施例3で得
られたピロロピロール調合物37.5gJよびエチレン
グリコールモノブチルエーテル22.5 gをスイス標
準規格ISO8780−3(標準分散物分散法)に従っ
てガラス玉(直径2a+m) 500 gと一緒に10
00m1容の容器中で室温かつ2500rpmの回転速
度において3時間分散させた。得られた分散物の52.
1 gを水10gで稀釈し、エチレングリコールモノブ
チルエーテルの(alおよび前記の水性塗料組成物。1
0、アクリル基剤系、ポリウレタン樹脂分散物24gを
通常撹拌しながら10分間かけて添加する。得られた分
散物をアルミニウムシートにスプレーガンを使用して塗
布し、そして塗布物を8D℃において30分間蒸発乾燥
させた。厚さ15乃至20μ園の乾燥塗膜が形成された
。次いで、この塗膜の上に市販の溶剤含有TSAペイン
トのクリヤコートをスプレーガンで塗布した(乾燥ペイ
ント塗膜の厚さは40乃至50μm)。
上記した操作方法により対応するTi0zの白色ブレン
ド(濃度二着色顔料lO部、TiO□90部)およびア
ルミニウム粉末含有50:50のメタリック塗料分散物
を製造し、塗布した。
本実施例によるマストーンのレオロジカル特性(ブルッ
クフィールドによる)は、適当な未変性ピロロピロール
顔料を使用して同じ方法で調製されたマストーンの粘度
値よりはるかに良かった。
アルミニウム仕上塗料分散物で比較した色差(CIEL
ABにより測定:ΔS価値:度)は変性ピロロピロール
顔料が未変性ピロロピロール顔料よりも、使用時におい
て、高い彩度を有することを示した。
衷Jd引■ (al  濃硫酸600gを含有している四ツ日丸型フ
ラスコ(温度計、撹拌器および乾燥管を具備)に粗製の
γ−キナクリドン60gをゆっくりと仕込む、この際に
温度が約45℃まで上昇する。得られた溶液を25分間
で98℃まで加熱し、そしてこの温度でさらに75分間
撹拌する。この温溶液を氷/水上に注ぎ、そして水を加
えて1704gにする。この混合物は、゛混合物1gに
つき0.044 gのモノスルホン化キナクリドンを含
有する。
fbl  この混合物の114 gを水1630+++
1で稀釈し、そして稀釈した混合物に水107m1中の
AI□(SO,)、・18HzO26,4gの溶液を添
加する。沈殿した生成物を濾過単離し、酸がなくなるま
で水洗し、そして乾燥して下記式の生成物5,6gを得
る。
測定値 S  8.00:  A1 1.93゜ 理論値 S  8.00:  A1 2.25゜ (cl  20.5%濾過ケーキとしての上記のアルミ
ニウム塩の1.95gを、γ−キナクリドン(固形分3
3.2重量%の濾過ケーキとして)の28.9 gとよ
く混合する。これによって得られた混合物は中性−’7
)pH価を有する。この混合物を90℃で乾燥し、粉末
化する。収量: log。
11匠且 実施例11(c)で得られた生成物を実施例10に記載
したものと同じ水性ペイント系に配合して試験をした。
各成分の量、分散法および塗布の仕方は実施例IOと同
じである。
本実施例によるマストーンのレオロジカル特性(ブルッ
クフィールドによる)は、適当な未変性ピロロピロール
顔料を使用して同じ方法で調製されたマストーンの粘度
値よりはるかに良かった。
さらに、変性キナクリドン顔料は着色ペイント分散物を
未着色ペイント系で稀釈する工程においても安定であっ
た。未変性キナクリドン顔料を使用した場合には安定で
はなかった。
本発明による塗料組成物から形成された塗膜は、特にマ
ストーン分散物およびTzOz白色ブレンドの場合にお
いて、未変性キナクリドン顔料を使用して同じ方法で製
造された塗料組成物から形成された対応する塗膜よりも
高い彩度および高い着色力fcIELABにより測定)
を有していた。
1週間後ならびに3週間後のこれらの塗料(マストーン
、白色ブレンドおよびアルミニウム仕上塗料)の色安定
性(colour retention;CIELAB
により測定)は未変性キナクリドン顔料を使用して製造
された対応する各塗料の色安定性より明らかに良好であ
った。
さらにまた、変性キナクリド12、乾燥塗層は耐光堅牢
性、耐候性およびオーバーストリップ、ブリードに対す
る堅牢性など全般的顔料特性が優秀であった。
支五且月(塩摩砕法によるキナクリドン/変性キナクリ
ド12、乾燥塗層の製造例) 鉄棒(円筒形:直径的1.30!l 、長さ1.3cm
 )と釘(長さ約10.5cm)を含有している240
I2容のボールミルに、キナクリドン3.64Kgと2
.9−ジメチルキナクリドンの1.36Kgとを仕込み
、さらに市販のAll fso、)s・15−19H2
0の19.8Kg、ドデシルベンゼンスルホン酸のイソ
プロピルアミン塩0.24Kg13よびテトラクロロエ
チレンの0.37Kgを加えた。このミルを50℃の温
度において撹拌速度的40rpm、 (臨界速度の74
%)で15時間運転した。
このあと摩砕物を排出し、そしてふるいにかけて鉄棒と
釘とを除去した。得られた摩砕粉末を温度50℃の撹拌
硫酸溶液(濃Hg5040.011Kgと水0.82K
g)に加えた。得られた懸濁物を88乃至93℃に加熱
し、そしてこの温度においてさらに2時間撹拌した。次
いで実施例5(a)で得られたキナクリドンモノスルホ
ン酸2.27gを含有する水性懸濁物を30分間で添加
した。得られた懸濁物をさらに88乃至93℃の温度に
おいて30分間撹拌し、生成物を濾過単離し、酸と硫酸
塩とがなくなるまで温水で洗い、そして乾燥した。しか
して変性キナクリドン顔料59.1 gを得た。
この生成物を実施例1Oに記載のごとく使用したところ
優秀な性能と顔料特性とを示し、欠点のない塗膜を得た
宜11引U 欧州特許第0089497号明細書記載の水性塗料組成
物。10、アクリル基剤系、ポリウレタン分散物(19
0g +固形分30重量%、水分63重量%、脂肪族ア
ルコール7重量%)、後記の表に記載したピロロピロー
ル調合物20g、N、N−ジメチレンメタノールアミン
のlO%溶液4g、エチレングリコールモノブチルエー
テルの11.25 gおよび水22.5 gを663m
L容量の容器に入れて500gのステアタイトビード(
直径12mm)と−緒に室温に右いて90rpmの速度
で96時間分散させた。得られた塗料をドイツ工業規格
、DIN −4−cupで20秒の粘度になるまで水で
薄めた。下塗りしたアルミニウムパネルにこれをスプレ
ーガンを使用して塗布し、そして塗布物を80℃におい
て30分間乾燥した。
厚さ15乃至30ミクロンの塗膜が形成され、そして基
質は被覆された。次いで、この塗膜の上に市販の溶剤含
有熱硬化性アクリルクリヤコートをスプレーガンを用い
て塗布した(乾燥塗膜の厚さは40乃至50ミクロン)
前記した操作方法により対応するTiO□の白色ブレン
ド(濃度二着色顔料lO部、Ti0290部)を調製し
て塗布した。ホワイトリダクション(whitered
uctionslについて、色差と着色力とをDIN5
5986により測定した。
マストーン分散物の粘度を回転粘度計(ブルックフィー
ルド社のデジタル粘度計、RVtdv−II型)で測定
した。そのレオロジカル特性は、適当な未変性ピロロピ
ロール顔料を使用して同じ方法で調製されたマストーン
の粘度値よりも良かった。
ホワイトリダクションの色差[DIN 6174により
測定:ΔS (S=彩度):測定結果はCIELAB単
位で表示]は変性ピロロピロール顔料が未変性ピロロピ
ロール顔料よりも、使用時に、高い彩度を有することを
示した。
本発明による変性ピロロピロールを含有するホワイトリ
ダクションの着色力は対応する未変性ベース顔料を含有
するホワイトリダクションの着色力よりはるかに高かっ
た。
したピロロピロール の 方方己り孟1遍 (*) ピロロピロール顔$4(al と変性ピロロピロール成
分tb+ との混合物に対する%。
手続補装置 平成3年2月14日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、有機顔料として少なくとも1種類の1、4−ジケト
    −3、6−ジフェニルピロロ[3、4−c]ピロール調
    合物またはキナクリドン調合物を含有し、 該ピロロピロール調合物が (a)少なくとも1種類の下記式 I のピロロピロール ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) および (b)少なくとも1個の式−SO_3Lの基を含有する
    少なくとも1種類の変性された前記 式 I のピロロピロールを含有するものであるか、また
    は該キナクリドン調合物が (c)下記式IIのキナクリドンまたはその固溶体 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) および (d)少なくとも1個の式−SO_3Lの基を含有する
    少なくとも1種類の前記式IIのキナクリドンを含有する
    ものである [前記各式中、 R_1とR_3とは互いに独立的に−H、−Cl、−B
    r、−CH_3、−OCH_3、−CNまたは−C_6
    H_5を意味し、R_2とR_4とは互いに独立的に−
    H、−Cl、−Brまたは−CH_3を意味し、 R_5とR_6とは互いに独立的に−H、−Cl、−B
    r、−CH_3または−OCH_3を意味し、 Lは−Hまたは式M^n^■/nまたは式N^■(R_
    7)(R_8)(R_9)の基を意味する(ここで、M
    は一価、二価または三価の金属陽イオン、 nは1、2または3の数、 R_7、R_8、R_9はそれぞれ互いに独立的に−H
    、アルキル、アラールキル、C_5−C_6−シクロア
    ルキルまたはアリールを意味するか、またはR_8とR
    _9とはそれらが結合している窒素原子と一緒でピロリ
    ジン基、イミダゾリジン 基、ピペリジン基、ピペラジン基またはモルホリン基を
    形成するか、またはR_7、R_8、R_9はそれらが
    結合している窒素原子と一緒でピ ロール基、ピリジン基、ピコリン基、ピラジン基、キノ
    リン基またはイソキノリン基を形成する)]水性塗料組
    成物。 2、ピロロピロール成分(b)が1個または2個のSO
    _3L基を含有し、そしてキナクリドン成分(d)が1
    個または2個のSO_3L基を含有している請求項1記
    載の塗料組成物。 3、Lが式M^n^■/nの基である請求項1記載の塗
    料組成物。 4、ピロロピロール調合物が式 I の1つの成分(a)
    と少なくとも1個の−SO_3L基を含有する少なくと
    も1つの式 I の成分(b)とを含有しており、式中の
    R_1とR_3とが互いに独立的に−H、−Cl、−B
    r、−CH_3、−OCH_3、−CNまたは−C_6
    H_5を意味し、R_2とR_4とが−H、そしてLが
    H、Na、K、Mg/2、Ca/2、Sr/2またはB
    a/2である請求項1記載の塗料組成物。 5、R_1とR_3とが互いに独立的に−Hまたは−C
    lであり、R_2とR_4とが−Hであり、そしてLが
    Ca/2である請求項4記載の塗料組成物。 6、キナクリドン調合物が式IIの化合物またはその固溶
    体と少なくとも1個の−SO_3L基を含有する少なく
    とも1つ式IIのキナクリドンとを含有しており、式中の
    R_5とR_6とが−H、−Cl、−Br、−CH_3
    または−OCH_3であり、そしてLがH、Al/3、
    Cr/3、Co/3、Mg/2、Zn/2、Cu/2、
    Cd/2、Mn/2またはNi/2 である請求項1記載の塗料組成物。 7、LがAl/3である請求項7記載の塗料組成物。 8、本発明によるピロロピロール調合物またはキナクリ
    ドン調合物の各成分間の割合が、変性された成分(b)
    0.1乃至25重量%と成分(a)99.9乃至75重
    量%、あるいは成分(d)0.1乃至25重量%と成分
    (c)99.9乃至75重量%である請求項1記載の塗
    料組成物。 9、塗料組成物がペイントまたはエナメルである請求項
    1記載の塗料組成物。 10、アクリル基剤系、ポリウレタン基剤系、ポリエス
    テル基剤系、ポリイソシアネート基剤系、またはこれら
    の組み合わせ、またはアクリル/ラテックス系、または
    エポキシ樹脂系、あるいはポリアセトアセテート/ポリ
    ケトイミン系である請求項1記載の塗料組成物。 11、自動車エナメル塗装用のポリエステル/ポリウレ
    タンまたはアクリル/ラテックス分散物である請求項1
    記載の塗料組成物。 12、乾燥塗層を基準にして0.1乃至20重量%の量
    でピロロピロール調合物またはキナクリドン調合物を含
    有している請求項1記載の塗料組成物。 13、ベースコート/クリヤコート系またはプライミン
    グエナメル/クリヤエナメル系(ここで該クリヤコート
    またはクリヤエナメルは従来公知の溶剤ベースバインダ
    ー系から誘導されている)の水性プライマーペイントま
    たはエナメルの着色のために請求項1記載の塗料組成物
    を使用する方法。 14、請求項1記載の塗料組成物を使用して得られたペ
    イントまたはエナメル塗膜。
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