JPH03210084A - 可変容量ベーンポンプ - Google Patents

可変容量ベーンポンプ

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JPH03210084A
JPH03210084A JP2002099A JP209990A JPH03210084A JP H03210084 A JPH03210084 A JP H03210084A JP 2002099 A JP2002099 A JP 2002099A JP 209990 A JP209990 A JP 209990A JP H03210084 A JPH03210084 A JP H03210084A
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JP
Japan
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cam ring
pressure
oil
pump
chamber
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JP2002099A
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English (en)
Inventor
Kazuya Murota
和哉 室田
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
    • F04C14/22Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members
    • F04C14/223Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam
    • F04C14/226Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members using a movable cam by pivoting the cam around an eccentric axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0021Generation or control of line pressure
    • F16H61/0025Supply of control fluid; Pumps therefore
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/0021Generation or control of line pressure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動変速機の油圧源等として適用;れる可変
容量ベーンポンプ、特にそのカムリンゴ潤滑技術に関す
る。
(従来の技術) 従来、可変容量ベーンポンプとしては、例メば、r自動
車工学臨時増刊vo1.37 No、7 Jl  (昭
163年り月:■鉄道日本社発行)の第223ページに
記載されているものが知られている。
この従来出典には、第7図及び第8図に示すJうに、ロ
ータ01.ベーン02.カムリングo3を有し、プレッ
シャレギュレータバルブo4の:イードバック油圧に応
じて作動するコントローフ1ピストン05によりポンプ
ハウジング06及びオツブカバー07に対しカムリング
外周側を揺動きせ、ロータ01とカムリングo3との偏
心量を膜化させることにより吐出流量を調整する可変容
量ベーンポンプが示されている。
そして、この可変容量ベーンポンプにおいて、カムリン
グ03とポンプカバー07との摺動面間での油切れに基
づく焼き付きを防止する目的で、カムリング03の側面
に吐出ボートo8側から焼き付き易い部位である吸入ボ
ートo9側へ油を導くための潤滑溝010を形成してい
る。
さらに、前記潤滑溝o1oには余圧及びフェーシング摩
耗粉等が詰り易いために油の流れを持たせるべくドレー
ン溝011を形成している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来の可変容量ベーンポンプ
にあっては、吐出ポートo8から吐出する油の一部をカ
ムリング潤滑のために潤滑溝o10に供給し、さらに、
ドレーン溝011及びカムリング外周室012を経過し
てドレーン油路o13からリザーブタンク014に捨て
ることによりカムリング03を潤滑する方式となってい
る。
この為、吐出油の一部が常にカムリング潤滑のために消
費されることになり、油の漏れ損失が非常に大きくなり
、ポンプ効率が著しく低下するという問題があった。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、容量変更のためにカムリング側を揺動させる可変容量
ベーンポンプにおいて、ポンプ効率を低下させることな
くしかもポンプ吸入負圧を改善しながらケーシングとカ
ムリングとの焼き付きを整然と防止することを第1の課
題とする。
また、上記第1の課題に加え、フィードバック回路系で
の作動油の漏れ損失を改善すると共にカムリングの変位
に比例した潤滑油量を得ることを第2の課題とする。
また、上記第1または第2の課題に加え、ポンプ吸入負
圧のさらなる改善と吐出流量の向上とポンプシステムの
コンパクト化及び低コスト化を図ることを第3の課題と
する。
(課題を解決するための手段) 上記第1の課題を解決するために、請求項1記載の本発
明の可変容量ベーンポンプでは、リーク作動油を積極的
にカムリング外周に溜めると共に溜めた作動油に残圧を
発生させることでカムリングを潤滑する手段とした。
即ち、ロータ、ベーン、カムリングを有し、ケーシング
に対しカムリング側を揺動させ、ロータとカムリングと
の偏心量を変化させることにより吐出流量を調整する可
変容量ベーンポンプにおいて、前記カムリングとケーシ
ングとによって形成され、且つ、このカムリングとケー
シングとの隙間からリークする油をカムリングの外周部
に溜める油圧室と、前記油圧室とドレーン回路との間に
設けられ、吸込ボート部圧との差圧によりカムリングと
ケーシングとの摺動面間に油の流れを生じさせる圧力に
油圧室圧を調圧する圧力制御弁とを備えている事を特徴
とする。
上記第2の課題を解決するために、請求項2記載の本発
明の可変容量ベーンポンプでは、フィードバック回路上
に設けられるオリフィスをコントロールピストンに移し
た手段とした。
即ち、請求項1記載の可変容量ベーンポンプにおいて、
フィードバック油圧によりカムリングを駆動させるコン
トロールピストンに、フィードバック油圧室をカムリン
グの外周に形成された前記油圧室に連通させるオリフィ
スが設けられている事を特徴とする。
上記第3の課題を解決するために、請求項3記載の本発
明の可変容量ベーンポンプでは、圧力制御弁を経過して
ドレーンされる作動油をポンプ吸入側にそのまま戻す手
段とした。
即ち、請求項1または請求項2記載の可変容量ベーンポ
ンプにおいて、前記圧力制御弁のドレーン回路がポンプ
吸入路に連通している事を特徴とする。
(作 用) 請求項1記載の発明のカムリング潤滑作用について説明
する。
ロータを回転させてのポンプ作動時には、カムリングと
ケーシングとによって形成されたカムリング外周部の油
圧室に、カムリングとケーシングとの隙間からリークす
る油が溜められ、この油圧室とドレーン回路との間に設
けられた圧力制御弁により、調圧される。
この調圧により正圧である油圧室圧と負圧である吸込ポ
ート部属とに所定の差圧が生じ、この差圧によりカムリ
ングとケーシングとの摺動面間には高圧側である油圧室
から低圧側である吸込ポート部に向って油の流れが生じ
、この流れる油により摺動面間の隙間に油膜が形成され
る。
即ち、リーク作動油の一部がカムリング潤滑のために用
いられることになり、ポンプ効率を低下させることなく
カムリングの油切れによる焼き付きが整然と防止される
し、また、吸入ポート側への油の流入によりキャビテー
ションの原因となるポンプ吸入負圧が改善される。
請求項2記載の発明の詳細な説明する。
上記カムリング潤滑作用において、コントロールピスト
ンに形成されたオリフィスを介してフィードバック油圧
室の油の一部がカムリングの外周に形成された油圧室に
導入される作用を示す。
即ち、従来はフィードバック回路上に設けられていたオ
リフィスがコントロールピストン側に移された構成とな
っている為、フィードバック回路系でオリフィスを介し
てドレーンされていた作動油が潤滑油として取り込まれ
ることになり、オリフィスによる制御安定性を損なうこ
となく作動油の漏れ損失を解消することが出来る。
また、フィードバック油圧室の油圧が高いほどオリフィ
スから油圧室に導入される油量が増大することでカムリ
ングの変位、つまり潤滑必要量に比例する潤滑油量を得
ることが出来る。
請求項3記載の発明の詳細な説明する。
上記カムリング潤滑作用において、圧力制御弁のドレー
ン回路をポンプ吸入路に連通させていることで、圧力制
御弁を経過してドレーンされる作動油がポンプ吸入側に
そのまま戻される。
従って、幾分かの残圧を持った作動油がポンプに吸入さ
れることになり、キャビテーションの原因となる吸入負
圧がさらに改善されると共に吐出流量が向上するし、ま
た、ドレーン回路の廃止によりポンプシステムのコンパ
クト化及び低コスト化を図ることが出来る。
(第1実施例) まず、構成を説明する。
第1図〜第3図は第1実施例の可変容量ベーンポンプを
示すもので、ロータ1.ベーン2.カムリング3を有し
、プレッシャレギュレータバルブ4のフィードバック油
圧に応じて作動するコントロールピストン5によりポン
プハウジング6及びポンプカバー7(ケーシング)に対
しカムリング3側を揺動させ、ロータ1とカムリング3
との偏心量を変化させることにより吐出流量を調整する
ポンプとしている。
前記ロータ1の両側には、ベーン2の内端が接するベー
ンリング8が設けられている。
前記カムリング3は、ピボットビン9によりポンプハウ
ジング6及びポンプカバー7に対して回動自在に支持さ
れ、ピボットビン9の反対側位置に形成されたスプリン
グシート部3aにはカムリング3を最大偏心方向に付勢
するリターンスプリング10が設けられている。
また、カムリング3の一側面には、環状のシール溝3b
が形成され、該シール溝3bにはフリクションリング1
1及び○−リング12が装着されている。
前記コントロールピストン5は、ピボットピン13によ
りポンプハウジング6及びポンプカバー7に対して回動
自在に支持され、ポンプカバー7とのシール性を保つた
めに、サイドシール14゜15とプレーンシール16が
設けられている。
また、ポンプ吸入系として、リザーブタンク1アから吸
入ポート18へ作動油を吸入させる吸入回路としての吸
入パイプ19及び吸入室20が設けられ、ポンプ吐出系
として、吐出ポート21からプレッシャレギュレータバ
ルブ4のライン圧油路22に吐出する吐出回路として吐
出室23及び吐出油路24が設けられている。
また、プレッシャレギュレータバルブ4には、前記ライ
ン圧油路22の他にトルクコンバータ作動圧回路25及
びフィードバック圧回路26の3つの回路が接続されて
おり、前記フィードバック圧回路26は前記コントロー
ルピストン5を作動させるフィードバック圧室27に連
通し、このフィードバック圧室27にはブリードオリフ
ィス28を介して一部をドレーンさせることで得られる
フィードバック圧の作動油が供給される。
第1実施例のカムリング潤滑構造は、前記カムリング3
とコントロールピストン5とポンプハウジング6とポン
プカバー7とによって形成され、且つ、このカムリング
3とポンプカバー7及びコントロールピストン5とポン
プハウジング6との隙間からリークする油をカムリング
3の外周部に溜める油圧室30と、該油圧室30とドレ
ーン室31 (ドレーン回路)との間に設けられ、ポン
プ調圧不良を起こさない範囲の圧力で、吸込ボート部属
との差圧によりカムリング3とポンプカバー7との摺動
面間隙tに油の流れを生じさせる圧力に油圧室圧を調圧
するチエツク弁32(圧力制御弁)とによって構成され
ている。
前記チエツク弁32は、弁体としてのチエツクポール3
2aと、油圧室圧を設定するスプリング32bと、スプ
リングシートとしてのプラグ32cを有して構成されて
いる。
前記ドレーン室31は、ドレーン油路33を介してリザ
ーブタンク17に連通している。
次に、作用を説明する。
(イ)ポンプ吐出量制御作用 ロータ1の回転に伴なって吐出ポート21から吐出され
るポンプ吐出油は、プレッシャレギュレータバルブ4を
経由し、ライン圧回路22.トルクコンバータ作動圧回
路25及びフィードバック圧回路26の3つの回路に流
入する。
そして、ポンプが高回転になると、プレッシャレギュレ
ータバルブ4のスプールが第1図右方向に移動し、フィ
ードバック圧を発生させる。
このフィードバック圧は、フィードバック圧室2γに導
入され、コントロールピストン5をリターンスプリング
10に抗して第1図下方向に押し下げ、カムリング3と
ロータ1との偏心量を変えて吸入容積を小さくし、吐出
量を低減する。
即ち、ポンプ高回転時に余分な流量の吐出を抑制して低
回転から高回転までポンプ吐出量を必要最小限とするこ
とでポンプ駆動トルクの低減を図るようにしている。
(ロ)カムリング潤滑作用 ロータ1を回転させてのポンプ作動時には、カムリング
3とコントロールピストン5とポンプハウジング6とポ
ンプカバー7とによって形成されたカムリング外周部の
油圧室30に、カムリング3及びコントロールピストン
5とポンプハウジング6及びポンプカバー7との隙間か
ら第1図の点線矢印のように流れてリークする油が溜め
られ、この油圧室30とドレーン室31との間に設けら
れたチエツク弁32により、油圧室30がポンプ調圧不
良を起こさない範囲で残圧を保つように調圧される。
この調圧により正圧である油圧室圧と負圧である吸込ポ
ート部属とに所定の差圧が生じ、この差圧によりカムリ
ング3とポンプカバー7との摺動面間には高圧側である
油圧室30から低圧側である吸込ポート18部に向って
第1図実線矢印のように油の流れが生じ、この流れる油
により摺動面隙間tに油膜が形成される。
以上説明してきたように、第1実施例の可変容量ベーン
ポンプにあっては、油圧室30とチエツク弁32により
リーク作動油の一部をカムリング潤滑のために用いる構
成とした為、吐出油をカムリング潤滑に用いる場合のよ
うなポンプ効率を低下させることなく、カムリング3の
摺動面における油切れによる焼き付きが整然と防止され
る。
また、吸入ポート18側への油の流入によりキャビテー
ションの原因となるポンプ吸入負圧が改善され、この結
果、キャビテーションの発生防止は勿論のこと、キャビ
テーションノイズの防止やキャビテーションによる浸食
防止や容積効率の向上を図ることができる。
(第2実施例) まず、構成を説明する。
第1実施例と異なる構成について説明すると、第4図に
示すように、フィードバック油圧によりカムリングを駆
動させるコントロールピストン5に、フィードバック油
圧室27をカムリング3の外周に形成された油圧室30
に連通させるブリードオリフィス38が設けられている
即ち、第1図に示すように、フィードバック圧油路26
に設けていたブリードオリフィス28を廃止し7、この
オリフィスをコントロールピストン5側に移した構成と
している。
尚、他の構成は第1実施例と同様であるので対応する構
成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
上記第1実施例において説明したカムリング潤滑作用時
には、リーク作動油のみならず、コントロールピストン
5に形成されたブリードオリフィス38を介してフィー
ドバック油圧室27の油の一部が第4図の実線矢印に示
すようにカムリング3の外周に形成された油圧室30に
導入され、油圧室30からカムリング3とポンプカバー
7との摺動面間には高圧側である油圧室30から低圧側
である吸込ポート18部に向って油の流れが生じる作用
を示す。尚、他の作用については第1実施例と同様であ
る。
以上説明してきたように、第2実施例の可変容量ベーン
ポンプにあっては、フィードバック圧油路26上に設け
られていたブリードオリフィス28がコントロールピス
トン5側に移された構成となっている為、フィードバッ
ク圧油路26でブリードオリフィス28を介してドレー
ンされていた作動油が潤滑油として取り込まれることに
なり、オリフィスによる制御安定性を損なうことなく作
動油の漏れ損失を解消することが出来る。
また、フィードバック油圧室27の油圧が高いほどブリ
ードオリフィス38から油圧室30に導入される油量が
増大することでカムリング3の変位大の時に潤滑油量大
というように、潤滑必要量に比例する潤滑油量を得るこ
とが出来る。
尚、ブリードオリフィス38に逆流防止が必要な場合に
は、第5図に示すように、逆止弁39を設ける。
(第3実施例) まず、構成を説明する。
第2実施例と異なる構成について説明すると、第6図に
示すように、圧力制御弁32を経過してドレーンされる
作動油をポンプ吸入側にそのまま戻す、即ち、吸入側に
配置した圧力制御弁32の出口部を吸入室連通路40(
ドレーン回路)を介してポンプ吸入室20に連通させた
構成としている。
尚、他の構成は第2実施例と同様であるので対応する構
成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
上記カムリング潤滑作用において、圧力制御弁32を経
過してドレーンされる作動油が、第6図点線矢印に示す
ように、ポンプ吸入室20にそのまま戻され、ポンプ吸
入室20に戻された作動油はリザーバタンク17に回収
されることなく吸入ポート18から吸入される。尚、他
の作用については第2実施例と同様である。
以上説明してきたように、第3実施例の可変容量ベーン
ポンプにあっては、圧力制御弁32を経過してドレーン
される作動油をポンプ吸入側にそのまま戻す構成とした
為、幾分かの残圧を持つた作動油がポンプに吸入される
ことになり、キャビテーションの原因となるポンプ吸入
負圧が第1実施例や第2実施例に比べてさらに改善され
る。
つまり、大幅な音振低減と容積効率の向上が達成される
そして、ドレーン作動油が加わることによる吸入流量の
増大に伴なって吐出流量が向上する。
また、油圧室30からのドレーン回路を完全に廃止でき
ることによりポンプシステムのコンパクト化及び低コス
ト化を図ることが出来る。
尚、この第3実施例では、圧力制御弁32を吸入側に配
置することで、ドレーン室31を介することなく油圧室
30からドレーンされる作動油を吸入室連通路40を介
して吸入室20の戻すことができ構成的にも簡潔で好ま
しい例を示したが例えば、第4図に示す第2実施例のポ
ンプでドレーン室31と吸入室20とをポンプカバー7
等に形成した油路により連通ずるような例としても良い
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっても本
発明に含まれる。
(発明の効果) 以上説明してきたように、請求項1記載の本発明にあっ
ては、容量変更のためにカムリング側を揺動させる可変
容量ベーンポンプにおいて、リーク作動油を積極的にカ
ムリング外周に溜めると共に溜めた作動油に残圧を発生
させることでカムリングを潤滑する手段とした為、ポン
プ効率を低下させることなくしかもポンプ吸入負圧を改
善しなからケーシングとカムリングとの焼き付きを整然
と防止することが出来るという効果が得られる。
また、請求項2記載の本発明の可変容量ベーンポンプに
あっては、フィードバック回路上に設けられるオリフィ
スをコントロールピストンに移した手段とした為、上記
請求項1記載の発明の効果に加え、フィードバック回路
系での作動油の漏れ損失を改善すると共にカムリングの
変位に比例した潤滑油量を得ることが出来るという効果
が得られる。
また、請求項3記載の本発明の可変容量ベーンポンプに
あっては、圧力制御弁を経過してドレーンされる作動油
をポンプ吸入側にそのまま戻す手段とした為、上記請求
項1または請求項2記載の発明の効果に加え、ポンプ吸
入負圧のさらなる改善と吐出流量の向上とポンプシステ
ムのコンパクト化及び低コスト化を図ることが出来ると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例のポンプカバーを外した状態
での可変容量ベーンポンプを示す図、第2図は第1図I
−I線による断面図、第3図は第1実施例の可変容量ベ
ーンポンプを示す分解斜視図、第4図は本発明第2実施
例のポンプカバーを外した状態での可変容量ベーンポン
プを示す図、第5図はコントロールピストンのオリフィ
ス部を示す図、第6図は本発明第3実施例のポンプカバ
ーを外した状態での可変容量ベーンポンプを示す図、第
7図は従来のポンプカバーを外した状態での可変容量ベ
ーンポンプを示す図、第8図は第7図II−II線によ
る断面図である。 1・・・ロータ 2・・・ベーン 3・・・カムリング 4・・・プレッシャレギュレータバルブ5・・・コント
ロールピストン 6・・・ポンプハウジング(ケーシング)7・・・ポン
プカバー(ケーシング) 30・・・油圧室 31・・・ドレーン室(ドレーン回路)32・・・チエ
ツク弁(圧力制御弁) t・・・摺動面間隙 38・・・ブリードオリフィス 20・・・ポンプ吸入室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ロータ、ベーン、カムリングを有し、ケーシングに
    対しカムリング側を揺動させ、ロータとカムリングとの
    偏心量を変化させることにより吐出流量を調整する可変
    容量ベーンポンプにおいて、前記カムリングとケーシン
    グとによって形成され、且つ、このカムリングとケーシ
    ングとの隙間からリークする油をカムリングの外周部に
    溜める油圧室と、 前記油圧室とドレーン回路との間に設けられ、吸込ポー
    ト部圧との差圧によりカムリングとケーシングとの摺動
    面間に油の流れを生じさせる圧力に油圧室圧を調圧する
    圧力制御弁と、 を備えている事を特徴とする可変容量ベーンポンプ。 2)請求項1記載の可変容量ベーンポンプにおいて、 フィードバック油圧によりカムリングを駆動させるコン
    トロールピストンに、フィードバック油圧室をカムリン
    グの外周に形成された前記油圧室に連通させるオリフィ
    スが設けられている事を特徴とする可変容量ベーンポン
    プ。 3)請求項1または請求項2記載の可変容量ベーンポン
    プにおいて、 前記圧力制御弁のドレーン回路がポンプ吸入路に連通し
    ている事を特徴とする可変容量ベーンポンプ。
JP2002099A 1990-01-09 1990-01-09 可変容量ベーンポンプ Pending JPH03210084A (ja)

Priority Applications (2)

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JP2002099A JPH03210084A (ja) 1990-01-09 1990-01-09 可変容量ベーンポンプ
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JP2002099A JPH03210084A (ja) 1990-01-09 1990-01-09 可変容量ベーンポンプ

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