JPH0320831Y2 - - Google Patents

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JPH0320831Y2
JPH0320831Y2 JP1985193288U JP19328885U JPH0320831Y2 JP H0320831 Y2 JPH0320831 Y2 JP H0320831Y2 JP 1985193288 U JP1985193288 U JP 1985193288U JP 19328885 U JP19328885 U JP 19328885U JP H0320831 Y2 JPH0320831 Y2 JP H0320831Y2
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ion beam
mask
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electric field
ion
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は半導体素子製造用のフオトマスクやレ
チクル(以下マスクという)のパタン欠損欠陥
(以下白色欠陥という)に化合物蒸気(以下ガス
という)を化合物蒸気供給装置(以下ガス銃とい
う)で吹き付け、同時にイオンビームを照射して
パターン膜形成を行なう、イオンビームマスクリ
ペア装置に関する。
B 考案の概要 マスクの白色欠陥部にガス銃のノズルでガスを
吹き付け、同時にイオンビームを走査しながら照
射してパターン膜形成を行なうマスクリペア装置
において、ガス銃のノズルの前進後退に伴なう2
次荷電粒子検出系のつくる引込み電界の変化を補
償するように引込み電界の強度を調節することに
より、引込み電界中を進行するイオンビーム軌道
の変動を防止しイオンビーム照射位置のズレを無
くし、正確な膜付けを行なう。
C 従来の技術 従来白色欠陥部にガス銃のノズルを後退させた
状態でイオンビームを照射し、検出器で2次イオ
ンを検出し、白色欠陥部の像観察をし膜付け範囲
を決定していた。この場合検出器は2次イオンを
検出器に引込むため、マスクのイオンビーム照射
領域近傍に引込み電界を作り出していた。そして
ガス銃のノズルを前進させガスを噴射させると同
時に先に決定された膜付範囲に基いてイオンビー
ムを走査照射しパターン膜形成を行ない白色欠陥
部の修正を行なつていた。
D 考案が解決しようとする問題点 しかしながら従来のマスクリペア装置では白色
欠陥像観察時のイオンビーム照射位置と膜付け時
のイオンビーム照射位置にズレが生じ正確な膜付
けができないという問題点があつた。
すなわちガスを噴射するためにノズルをマスク
表面に向かつて前進させると、検出器のつくる、
イオンビーム照射領域近傍の引込み電界の空間分
布が変化する。従つて引込み電界中を通過する、
パターン膜形成用のイオンビームの軌跡が影響を
受けイオンビーム照射位置が数μmずれてしまう。
すなわち膜付けを所定の領域に正確に行なうこと
ができないという問題点があつた。
E 問題点を解決するための手段 本考案は上記の問題点を解決することを目的と
する。そのために、検出器のつくる引込み電界の
強度を調節可能とし、ノズル接近に伴なう引込電
界の変動を補償するようにした。
以下第1図に従つて解決手段を説明する。
1はイオン源であつてガリウム液体金属イオン
源等の高輝度イオン源が用いられる。イオン源1
から発したイオンビーム2は、集束レンズ3、走
査電極4及び対物レンズ5等のイオンビーム光学
系によりマスク6上を走査される。7は検出器で
あつて2次荷電粒子(マスクパタンがクロム金属
膜よりなるときは例えばCr+イオン)強度を検出
する。検出器7は接地電位に接続されている検出
器カバー9及びカバー9に対して負電位に接続さ
れている検出器引込み電極10及び2次荷電粒子
信号を電気信号に変換するチヤンネルトロン等の
デイテクター(図示せず)よりなる。
11はガス(例えばビレン)をノズル12より
噴射するガス銃である。ノズル12は接地電位に
ある真空容器13と同電位である。) 14はノズル12に装着されている駆動機構
で、例えばエアシリンダーである。この駆動機構
14はノズル12をマスク6に対して前進又は後
退させる。15は排気系であり、真空容器13内
を高真空に保つ。16はマスク6を載置するXY
ステージである。
第2図は2次荷電粒子検出器の引込み電界強度
調節回路を示めす図であり、本考案の要部を表わ
す。14はガス銃のノズルを前進又は後退させる
ための駆動機構である。ガスをマスクの白色欠陥
部位に供給するときノズルを前進させる。又マス
クの像観察を行なうときは後退させる。17は位
置検出回路であり、駆動機構14に接続され、ノ
ズルが前進位置にあるか後退位置にあるかを検出
する。例えばリミツトスイツチよりなる。18は
電源回路であり可変定電圧回路よりなる。位置検
出回路17の出力に応じて所定の電圧を検出器引
込み電極10に供給し、引込み電界を作り出す。
F 作用 第3図に基き本考案の作用を説明する。第3図
Aは2次イオン引込み電極のつくる1次イオンビ
ーム2の軌道近傍の電界を等電位線19で示めし
た図である。本図はマスク像観察時であるため、
ノズルは後退しており、図示されていない。本図
では、2次イオン引込電圧は、接地電位(GND)
にある検出器カバー9に対して−1150Vでありか
つマスク6の表面電位はGNDである。
3図Bはガス銃ノズル12が前進し1次イオン
ビーム照射点近傍にある時の、2次イオン引込電
極10のつくる1次イオンビーム軌道近傍の電界
を示めす。本図では2次イオン引込み電圧は3図
Aと同じ−1150V、マスク6表面及びノズル12
の電位はGNDである。すなわちノズルが前進し
たにもかかわらず、2次イオン引込み電圧を調節
しなかつた場合である。
3図A及びBより2次イオン引込み電圧を変え
ずに、ガス銃ノズルの移動を行なうと、1次イオ
ンビーム軌道近傍の電界が変化する。このため3
図Aの状態と3図Bの状態では1次イオンビーム
の照射位置が変化してしまう。1次イオンビーム
は電界により影響を受けるからである。
第3図Cは2次イオン引込み電圧を−970Vに
下げ、かつガス銃ノズル12が前進している時
の、2次イオン引込み電極10のつくる1次イオ
ンビーム軌道近傍の電界を等電位線19で示す図
である。この時マスク6表面及びノズル12の電
位はGNDでる。
第3図Cでは2次イオン引込電圧を下げたため
に2次イオン引込み電極10のつくる電位勾配が
第3図Bの状態よりもゆるやかになる。よつて第
3図Aの状態に近似するようになる。このためガ
ス銃ノズル12の前進後退に従つて2次イオン引
込み電圧を調節することにより、電位勾配の変化
を無くし、1次イオンビームの軌道が変化しない
状態をつくることができる。
G 実施例 第4図Bに実施例についての各部配置図を示め
す。イオンビームスポツト20に対して約15mm離
れて、2次イオン検出器がある。又イオンビーム
2に対して、検出器7の反対側に約1mm離れて、
ノズル12がある。マスク6とノズル12の間隔
は1mm程度である。
第4図Aは第4図Bに示めす配置例における、
1次イオンビームのずれ量と2次イオン引込条件
との関係を示すグラフである。ここで、ガス銃ノ
ズルが1次イオンビーム照射点近傍にない時の2
次イオン引込電圧を−1150Vと固定している。横
軸は、ガス銃ノズルを1次イオンビーム照射点近
傍に移動させた時の2次イオン引込電圧を示す。
また縦軸は、ガス銃ノズルが1次イオンビーム照
射点近傍にある時とない時とによつて生じる1次
イオンビーム照射点のずれ量を示している。尚1
次イオンビームのエネルギーは20Kevである。グ
ラフより、ガス銃ノズルが1次イオンビーム照射
点近傍に移動させた時には、それに応じて2次イ
オン引込電圧を約−970Vに下げると、1次イオ
ンビームのずれ量がなくなることがわかる。この
様な状態をつくり出せば、マスクペリアを正確な
位置に行なうことができる。
H 考案の効果 本考案によればノズルの位置に応じて2次イオ
ン引込み電圧を調節することにより、ノズルの位
置の如何にかかわらず、2次イオン検出器のつく
る引込み電界空間分布の変化を無視できる程度ま
で小さくすることができ、白色欠陥パタン観察時
のイオンビームスポツトとパターン膜形成時のイ
オンビームスポツト位置の誤差を除去し、パタン
観察に基づく正確な膜付け補修をすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に基くマスクリペア装置の全体
構成図、第2図は本考案にかかる引込み電圧調節
回路図、第3図A〜Cは本考案の作用を説明する
ための図、第4図A及びBは実施例を示めす図で
ある。 1 イオン源、4 走査電極、7 検出器、9
検出器カバー、10 検出器引込み電極、11
ガス銃、12 ノズル、13 真空容器、14
駆動機構、16 位置検出回路、17 電源回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マスクの白色欠陥をパターン膜形成により修正
    するために、イオンビームを発するイオン源と、
    該イオンビームを集束させマスク表面上を走査さ
    せるイオンビーム光学系と、白色欠陥部に化合物
    蒸気を供給するためのノズルが前進後退できる化
    合物蒸気供給装置と、該イオンビームの照射によ
    りマスクから放出される2次荷電粒子を検出分析
    するための検出系であつて引込み電界を用いるも
    のと、マスクを真空雰囲気内に置くための真空容
    器、及び排気系からなるイオンビームマスクリペ
    ア装置において、ノズルとイオンビーム照射点と
    の間隔に対応して、引込み電界の強度を調節する
    ことによりイオンビームの軌道が変動を生じない
    ようにしたことを特徴とするイオンビームマスク
    リペア装置。
JP1985193288U 1985-12-16 1985-12-16 Expired JPH0320831Y2 (ja)

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JPS62103041U JPS62103041U (ja) 1987-07-01
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