JPH03207643A - 農業用フィルムとその製造方法 - Google Patents

農業用フィルムとその製造方法

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JPH03207643A
JPH03207643A JP2000949A JP94990A JPH03207643A JP H03207643 A JPH03207643 A JP H03207643A JP 2000949 A JP2000949 A JP 2000949A JP 94990 A JP94990 A JP 94990A JP H03207643 A JPH03207643 A JP H03207643A
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JP
Japan
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film
phenolate
thermoplastic resin
agent
compound
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JP2000949A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Tsunoda
邦彦 角田
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mikado Chemical MFG Co
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Mikado Chemical MFG Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd, Mikado Chemical MFG Co filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、農業用フィルムとその製造方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ハウス,トンネル栽培に用いられる農業用フィルムとし
ては、ポリ塩化ビニル(pvc),分岐状低密度ポリエ
チレン(LDPE),エチレン・酢酸ビニル共重合体(
EVA),直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等
をベース樹脂とする厚さ約30〜200μの軟質プラス
チックフィルムが主なものである。
これらのフィルムで被覆されたハウス.トンネル内部で
は、地面や植物体から蒸散してくる水蒸気で飽和される
ので、この水蒸気が冷えたフイルム内面に結露し、水滴
として付着する。水滴が付着すると、その乱反射により
入射太陽光が大幅に減少してしまい、また水滴が落下し
作物を濡らし病害多発の原因ともなる。
このため、一般にフィルムには、付着した水滴を水膜に
するための所謂水滴防止(以下無滴という)処理が施さ
れている。現在では、この無滴処理を施した無滴性フィ
ルムを用いることにより、ハウス,トンネル内への透過
太陽光をできるだけ多くし、内部の地温や気温を上げ光
合成を盛んにし、作物生育を健全な状態で促進し、また
病害の発生を抑えるようにしている。
これまでの無滴処理の手法としては、無滴剤をベース樹
脂に練り込み、成膜してフイルムとする無滴剤練込み法
と、フイルム成膜後に無滴剤をコーティングするコーテ
ィング法とがある。
このうち、コーティング法によって得られる無滴性フィ
ルムは、その性能上、農業用の軟質プラスチックフィル
ムとして実用化されていない。
これは、無滴剤として使用されてきた界面活性剤や親水
性高分子物質を軟質プラスチックフィルムにコーティン
グしても、その表面エネルギーが低いため、(1)濡れ
性が悪く、はじき現象を起こし、均一に塗布できない、
(2〉接着性不良により付着した水滴に洗い流され無滴
性ライフが大変短い、(3)無滴剤によるベトッキでフ
ィルムのブロッキングトラブルが多い等の問題があり、
無滴性が数箇月以上保持されるような農業用フィルムが
得られず多くは1箇月程度の無滴性しかないためである
ところが、近年新しいタイプの塗布型無滴剤が開発され
た。この無滴剤は無機親水性コロイド物質と親水性有機
化合物を主成分とするものであり、例えば、特公昭63
−45432号,特公昭63−45717号,特公昭6
4−2158号公報等に示されている化合物である。
無機親木性コロイド物質の例としては、コロイダルシリ
カ.コロイダルアルミナ,コロイド状のFe (OH)
2, コoイド状のSn (OH)4, コロイド状の
TiO2.コロイド状のBaSO4およびコロイド状の
リチウムシリケート等が挙げられる。特に好ましい物質
はコロイダルシリカおよびコロイダルアルミナである。
親水性有機化合物の例としては、各種の界面活性剤(ノ
ニオン系,アニオン系,カチオン系)や水酸基含有ビニ
ル単量体成分を主成分とし、酸基含有ビニル単量体成分
を0.1〜40重量%含有する共重合体またはその部分
もしくは完全中和物およびスルホン酸基含有ポリエステ
ル樹脂等が挙げられる。
このタイプの塗布型無滴剤は濡れ性,接着性ともに大幅
に改良され、これをコーティングしたフィルムの無滴性
の寿命を半年〜1年程度とすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、基本的には農業用に使われる軟質プラスチック
フィルムのような表面エネルギーの低い物質に対する濡
れ性,接着性はどうしても不十分である。特に極性の低
いポリオレフインフイルム、例えばLDPE,EVA.
LLDPE7{71/ムにおいてこの傾向が非常に強い
したがって、例えば、ハウスに軟質プラスチックフィル
ムを展張後、無滴剤を動力噴霧器等で吹きつけてコーテ
ィングする場合、無滴剤を多く必要とし、コストアップ
となる。また吹きつけの作業時間が長くなる。さらにフ
ィルムに吹きつけムラが生じ、ハウスの無滴効果を損な
う等の問題が発生する。また、フィルムにコーター等で
塗布する場合にも多量のコート液を消費したり、コーテ
ィング速度を上げることができず、製造コストがアップ
したりするような問題が生じる。さらに、塗布した無滴
剤が付着水滴の流下により剥離してしまい、1年以上数
年間にわたる安定的な無滴効果の保持は不可能である。
, このような問題を解決するために、最近では、コロナ放
電処理等による化学的変化、すなわち酸化によりフイル
ム表面に極性基を導入し、表面の濡れ性を改良する方法
が検討されている。しかし、この方法では、濡れ性を良
くするために処理を強く行うほどフィルム表面、さらに
はその内部が酸化し、フィルムの耐候性が低下する。こ
のような耐候性の低下は、農業用フィルムにとっては致
命的な問題である。したがって、この方法は採用できな
い。
この他の方法としては、ベース樹脂やフィルム表面に化
学反応による変性、すなわち極性基(親水性基等)を導
入する技術があるが、現状では大幅なコストアップにつ
ながり、農業用フィルムに応用するのは難しい。
この発明は、このような従来の問題点を解決するために
なされたもので、無滴剤のベースフイルムへの塗布性と
無滴剤塗布後の無滴性とに優れ、かつ安価な農業用フィ
ルムとその製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明が提供する農業フイルムは、2価の金属のフェ
ノラートおよびその錯化合物の少なくとも1種を0.1
〜10重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムに、無機親
水性コロイド物質と親水性有機化合物を主成分とする表
面塗布型無滴剤をコーティングしてなるものである。
また、この発明が提供する農業用フィルムの製造方法は
、無機親水性コロイド物質と親水性有機化合物を主成分
とする表面塗布型無滴剤を熱可塑性樹脂フィルムにコー
ティングするに際し、その熱可塑性樹脂フィルムにあら
かじめ2価の金属のフェノラートおよびその錯化合物の
少なくとも1種を含有させておく方法である。
ここでいう熱可塑性樹脂としては、LDPE,EVA,
LLDPE等のポリオレフィン、およびPvC等を挙げ
ることができる。
また、2価の金属のフエノラートおよびその錯化合物(
以下、フエノラート化合物という)としては、例えば次
の一般式で示される化合物が挙げられる。
すなわち、 2, 2′ 一チオビス(P アルキル 9 フェノール)、2.2′−オキシビス(P−アルキルフ
ェノール)、2,2′−スルフォニルビス(P−アルキ
ルフェノール)、2.2′−メチレンビス(P−アルキ
ルフェノール〉等のフェノラートであって、具体的には
、2,2′−チオビス(P−オクチルフェノール)のニ
ッケルフェノラート、2.2′−チオビス(P−ステア
リルフェノール)のニッケルフェノラート、2.2’−
チオビス(P−オクチルフェノール)の銅フェノラート
、2.2′−チオビス(P−ステアリルフェノール)の
銅フエノラート、2.2′−オキシビス(P−オクチル
フェノール)のニッケルフェノラート、2,2′−スル
フオニルビス(P一オクチルフェノール)のニッケルフ
エノラート、2,2′−スルフォニルビス(P−オクチ
ルフェノール)の銅フエノラート、2.2′−メチレン
ビス(P−オクチルフェノール)のニッケルフェノラー
ト、および、これらフエノラートのアンモニア錯塩、メ
チルアミン錯塩、エチルアミン錯塩、プチルアミン錯塩
、エチレンジアミン錯塩1 0 等を例示することができる。
なお、これらフェノラート化合物は耐候安定剤としても
作用し、主にポリオレフィンフィルムの耐候性向上に有
効であることは、特公昭46−42221号、特公昭4
7−33248号、特公昭47−33249号、特開昭
48−54152号公報等ですでに知られている。
フェノラート化合物の熱可塑性樹脂フィルムへの添加量
は0.1〜10重量%であるが、望ましくは0.4〜6
重量%である。0.1重量%未満では改良効果が少なく
、10重量%超通では分散不良や着色の問題が発生する
とともに、添加効果も飽和してしまう。
フェノラート化合物は、単層フィルム中に均一に添加し
ても、また多層フィルムの最外層に濃縮して添加しても
よい。添加量が多いほど、改良効果が大きいので多層構
造として最外層に濃縮添加するのが効果と経済性の点で
好ましい。
多層構造の場合は、フェノラート化合物が濃縮添加され
ている最外層表面に無滴剤を塗布する。
11 しかし、最外層以外の層にも、必要なら適量添加しても
かまわない。フェノラート化合物は、バンバリー,ロー
ル,押出機等を用い、ベース熱可塑性樹脂に溶融混練す
る、いわゆる通常の混練方式で添加しても、またマスタ
ーバッチにして添加してもよい。
フェノラート化合物の添加に際しては、分散剤として、
界面活性剤(金属石ケン2脂肪酸エステル等)を適量添
加してもよい。また、各種耐候安定剤,滑剤,着色剤,
無機粉末等も必要に応じて適量添加してもよい。
単層フィルムや二層,三層等の多層フィルムは、通常イ
ンフレーション法,Tダイ法,カレンダー法等の任意の
方法で成膜すればよい。なお、多層フィルムの場合、フ
ェノラート化合物を濃縮添加.する最外層の厚みに特に
制限はないが、フィルムの成形性,厚み調整技術,及び
改良効果等を考慮すれば、約5〜10μ程度が好ましい
無滴剤の熱可塑性樹脂フィルムへのコーティングの方法
は、各種のロール印刷法やとぶ漬け法や1 2 吹き付け法等いずれでもかまわない。また、コーティン
グは、フィルム成形後に引き続いて行うインラインコー
トやフィルム成形・巻き取り後に巻き戻し工程で行うア
ウトラインコート、さらにはフィルム展張後にその内面
に吹き付けコーティングする方法等で実施できる。
〔作用〕 この発明においては、ベースフィルムである熱可塑性樹
脂フィルムにあらかじめ特定のフエノラート化合物が混
入してあるので、同化合物による化学的,静電気的相互
作用により、フィルムの表面の特性が大幅に変化すると
考えられる。
すなわち、フェノラート化合物の添加による、無滴剤の
塗布性,無滴性等に対する改良効果の正確な作用機構は
不明であるが、フィルム表面にある種の極性が付与され
、フィルム表面の化学的,静電気的(帯電特性)な性質
が大きく変化するためと考えられる。
このため、表面塗布型無滴剤の熱可塑性樹脂フィルムに
対する濡れ性と接着性がよくなり、レたがって無滴剤の
塗布性もよ〈なる。すなわち、少量の無滴剤を広く、ム
ラなく、均一に、しかも短時間に塗布することができ、
コストも安くつく。また、無滴剤がムラな〈、均一にし
かも大変強く接着された状態で塗布されるので、その無
滴効果が均一で、しかも数年間にわたり安定,II続し
て損なわれない。
〔実施例〕
表1に示す配合の実施例フィルム1〜18(単層フィル
ム)と表2に示す実施例フィルム19〜23(二層フィ
ルム)に下記無滴剤をロール幅600mmのグラビヤコ
ーターを用いて各様のスピードでコーティングし、下記
の要領で塗布性と無滴性を評値した。無滴性は小型の屓
張架台を圃場に設け、これにフィルムを展張して評価し
た。
なお、無滴剤の乾燥は熱風で行った。
(1)実施例のフィルム LDPE (Ml  1.0、SG 0.920)にヒ
ンダードアミン系耐候安定剤(チバガイギー社のチヌビ
ン622)とフェノラート化合物を下記内容で配合して
なる第1図に示す単層フイルムF及び第2図に示す二層
フイルムFを通常のインフレーション法で成膜し、それ
ぞれ実施例のフイルム及び比較例のフイルムを得た。単
層フイルムの厚さは100μ、幅は550mmである。
また、二層フイルムは、第2図のように、a層とb層の
積層フイルムFで、a層の厚みは25μ、b層の厚みは
75μであり、幅は両層とも550mmである。
1 5 1 6 なお、表1,表2中、フエノラート化合物[A].[B
],[C]は、下記の化合物を示す。
フェノラート化合物[^]:2,2’ −チオビス(p
−t−オクチル フェノール)ニッケル フエノラートのn−ブ チルアミン錯塩 フェノラート化合物[B]:2.2’ −チオビス(p
−t−オクチル フェノール)ニッケル フェノラート フェノラート化合物[C]:2,2’ −スルフオニル
ビス(p−t−オク チルフェノール)銅 フェノラート (2)無滴剤 下記(a)〜(d)の有効成分をそれぞれの割合で混合
して得られた無滴剤。
(a)重合物−A:100重量部 (b)アルコール分散コロイダルシリカ(日産化学■製
メタノールシリカ):35重量部(C)ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル(界面活性剤):15重量部 (d)メタノール=450重量部 ただし、上記有効成分中の重合物一八は、下記成分(e
)〜(h)の配合液を60℃で5時間反応させ、NH3
 20%水溶液で中和した化合物である。
(e)2−ヒドロキシエチルアクリレート=99重量部 (f)アクリル酸=1重量部 (g)アゾビスイソブチロニトリル(反応触媒):0.
5重量部 1 8 (h)メタノール:200重量部 (3)塗布性と無滴性の評価 ■コーティングスピードを変えて塗布性を比較評価した
。評価法はコーティング中、肉眼で塗りムラを観察し判
定した。
判定は次の3段階として結果をまとめた。
0:コーティング中に塗りムラ認められず。
△:    〃     若干認められる。
×:〃      多く認められる。
■コーティングスピード8m/分で無滴剤ヲコートした
フィルムの無滴性ライフを比較評価した。
評価方法は第3図示のように内径12cm、長さ5cm
の塩化ビニール製バイプ1に試験フィルム2を張り付け
、約20’の角度を保たせた状態で畑地3にセットし水
滴防止性を評価した。
試験は昭和61年4月1日より開始し、水滴付着状況の
経時変化を観察した。水滴防止性の判定は次の3段階と
して結果をまとめた。
○:フィルム内表面に全く水滴が付着してい1 9 ない。(水膜として流れている。) △:フィルム内表面の約50%に水滴が付着している。
×:フィルム内表面の全面に水滴が付着している。
またO〜△はOと△の中間、Δ〜×は△と×の中間の水
滴付着状態とする。
(4)評価結果 塗布性の結果を表3に、無滴ライフの結果を表4に示す
2 0 表3 塗布性の評価結果 2 1 表4 無滴ライフの評価結果 表3. 表4より明らかなように、 塗布性につい では実施例のフイルムは、 30〜50m/分のス 22 ビードでコーティング可能なのに対し、比較例のフィル
ムは10〜15m/分以下のスピードであり、実施例の
フィルムが優れている。また、無滴ライフについては、
実施例のフィルムが2年〜3年以上のライフが有るのに
対して、比較例のフィルムでは約1年のライフであり、
実施例のフイルムが大変優れていることが判る。
次に、下記フィルムを間口5.4m,高さ2.8m,長
さ50mのパイプハウスに展張し、その内面に下記無滴
剤を動力噴霧器で吹き付けてコーティングし、無滴剤の
塗布性と無滴性を評価した。
(1)フィルム 前記の実施例のフイルム4,5,13,20.21及び
比較例のフイルム1,2をインフレーション法で成膜し
た厚み100μ,幅6 0 0 cmのフィルム。
(2)無滴剤 (a)コロイダルシリカ:70重量%(触媒化成社のカ
タロイドSI−350) 23 (b)シラン誘導体=5重量%(γ−ウレイドブロビル
トリエトキシシラン) (C)ノニオン界面活性剤:25重量%(ポリオキシエ
チレン(7モル)オレイン酸エステル) 上記(a)〜(C)の有効成分に水を加えて攪拌混合し
て得られた有効成分濃度が2重量%の無滴剤。
(3)塗布性と無滴性の評価 ■塗布に要した時間と無滴剤の使用量、すなわち、無滴
剤1リットルでの塗布面積によって塗布性を評価した。
■塗布乾燥後(1日間ハウスサイドを開放し十分乾燥)
、ハウスを密閉して水滴の付着流滴状況の肉眼観察を比
較し、評価した。
(4)評価結果 評価結果を表5に示す。この結果から、実施例のフィル
ムでは、比較例のフイルムに比較して塗布時間を約半分
に短縮でき、無滴剤1リットルでの塗布面積も約2倍と
なる。また、初期の無滴性2 4 にも大変優れていることが判る。
表5 バイブハウスでの塗布性,無滴性の評価結果以上
説明したように、この発明によれば、上述のような構成
としたので、無滴剤のベースフイルムへの塗布性と無滴
剤塗布後の無滴性とに優れ、かつ安価な農業用フイルム
とその製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はこの発明の実施例による農業用フィル
ムの断面図、第3図は実施例のフイルムの水滴防止試験
法の説明図である。 25 F−・・・・・熱可塑性樹脂フィルム D・・・・・・無滴剤のコーティング層a・・・・・・
フェノラート化合物添加層b・・・・・・フェノラート
化合物無添加層2 6 F: 熱可塑村ら禮丁脂フィノしム a : b : 7エノラートイじ合物ジ 漏くカoA乙 フτノラーI−化合物 』天這シ″Dob乙 第 1 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2価の金属のフェノラートおよびその錯化合物の
    少なくとも1種を0.1〜10重量%含有する熱可塑性
    樹脂フィルムに、無機親水性コロイド物質と親水性有機
    化合物を主成分とする表面塗布型無滴剤をコーティング
    してなる農業用フィルム。
  2. (2)熱可塑性樹脂が、LDPE、EVA、LLDPE
    等のポリオレフィンである請求項1記載の農業用フィル
    ム。
  3. (3)無機親水性コロイド物質と親水性有機化合物を主
    成分とする表面塗布型無滴剤を熱可塑性樹脂フィルムに
    コーティングするに際し、その熱可塑性樹脂フィルムに
    あらかじめ2価の金属のフェノラートおよびその錯化合
    物の少なくとも1種を含有させておくことを特徴とする
    農業用フィルムの製造方法。
  4. (4)熱可塑性樹脂が、LDPE、EVA、LLDPE
    等のポリオレフィンである請求項3記載の農業用フィル
    ムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0781800A1 (en) 1995-12-25 1997-07-02 Sumitomo Chemical Company, Limited Polyolefin resin composition
KR20030045323A (ko) * 2001-12-03 2003-06-11 일신화학공업 주식회사 농업용 필름의 친수성 조성물 속성코팅 방법
JP2003342485A (ja) * 2002-05-30 2003-12-03 Ciba Specialty Chem Holding Inc 農業用品

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