JPH03206415A - 光学フイルタ - Google Patents
光学フイルタInfo
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- JPH03206415A JPH03206415A JP2137635A JP13763590A JPH03206415A JP H03206415 A JPH03206415 A JP H03206415A JP 2137635 A JP2137635 A JP 2137635A JP 13763590 A JP13763590 A JP 13763590A JP H03206415 A JPH03206415 A JP H03206415A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3083—Birefringent or phase retarding elements
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B27/00—Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
- G02B27/42—Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
- G02B27/46—Systems using spatial filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は光学フィルタに係り、特に撮影レンズと撮像デ
バイスとの間に配設され、被写体像中に含まれる高域成
分中、空間周波数的に多重化する周波数に相当する成分
を除去する複屈折物質から或る光学フィルタに関する。
バイスとの間に配設され、被写体像中に含まれる高域成
分中、空間周波数的に多重化する周波数に相当する成分
を除去する複屈折物質から或る光学フィルタに関する。
一般に、CCD撮像デバイスなどでは、入射光像は垂直
方向と水平方向にそれぞれ一定の間隔で配列したセンサ
によってサンプリングされるので、解像できる最高の空
間周波数は、センサの配列で決まるサンプリングの空間
周波数の2分の1、即ちナイキスト周波数となる。もし
、入射光像にこのナイキスト周波数以上の空間周波数が
含まれる場合には、通過帯域内で折り返されて、偽信号
あるいはモアレ効果を生ずる。
方向と水平方向にそれぞれ一定の間隔で配列したセンサ
によってサンプリングされるので、解像できる最高の空
間周波数は、センサの配列で決まるサンプリングの空間
周波数の2分の1、即ちナイキスト周波数となる。もし
、入射光像にこのナイキスト周波数以上の空間周波数が
含まれる場合には、通過帯域内で折り返されて、偽信号
あるいはモアレ効果を生ずる。
従って、CCD撮像デバイスでは、サンプリングする前
に、この高い周波数を光学的低域通過フィルタ(○LP
F>で取り除くようにしている。
に、この高い周波数を光学的低域通過フィルタ(○LP
F>で取り除くようにしている。
この○LPFは、水晶、方解石などの複屈折物質の正常
光と異常光の分離に着目したもので、その分離幅がカッ
トオフ周波数の2分の1となるように設計されている。
光と異常光の分離に着目したもので、その分離幅がカッ
トオフ周波数の2分の1となるように設計されている。
ところで、従来のこの種の○LPFは、入射平面に対す
る光学軸の傾きが45゜のときにその分離幅が最大にな
るため、光学軸の傾きが45゜になるように設計されて
いた。
る光学軸の傾きが45゜のときにその分離幅が最大にな
るため、光学軸の傾きが45゜になるように設計されて
いた。
上記従来の○LPFは光学軸の傾きが45゜に設計され
ているため、所望の分離幅を得るための○LPFの厚さ
を最小にすることができるが、その人射平面に対する入
射光線の入射角が大きい場合には(例えば、射出瞳位置
が結像面に近いときの撮影画面の隅)、分離幅の変化も
大きくなり、○LPFとしての特性が得られず、偽信号
を発生させてしまうという問題がある。
ているため、所望の分離幅を得るための○LPFの厚さ
を最小にすることができるが、その人射平面に対する入
射光線の入射角が大きい場合には(例えば、射出瞳位置
が結像面に近いときの撮影画面の隅)、分離幅の変化も
大きくなり、○LPFとしての特性が得られず、偽信号
を発生させてしまうという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、入射
光像の入射角が大きくても特性が良く、偽信号の発生を
防止することができる光学フィルタを提供することを目
的とする。
光像の入射角が大きくても特性が良く、偽信号の発生を
防止することができる光学フィルタを提供することを目
的とする。
本発明は、前記目的を達或する為に、撮影レンズと撮像
デバイスとの間に配設され、被写体像中に含まれる高域
成分中、空間周波数的に多重化する周波数に相当する戒
分を除去する複屈折物質から或る光学フィルタにおいて
、前記光学フィルタの光学軸と入射平面との或す角度を
、45゜よりも小さい角度にしたことを特徴としている
。
デバイスとの間に配設され、被写体像中に含まれる高域
成分中、空間周波数的に多重化する周波数に相当する戒
分を除去する複屈折物質から或る光学フィルタにおいて
、前記光学フィルタの光学軸と入射平面との或す角度を
、45゜よりも小さい角度にしたことを特徴としている
。
本発明によれば、光学フィルタの入射平面に対する光学
軸の傾きを35゜近傍とすることにより、入射光線の入
射角が大きい場合でも分離幅の変化が大きくならないよ
うに、即ち入射角によって光学フィルタとしての特定が
変化しないようにしている。
軸の傾きを35゜近傍とすることにより、入射光線の入
射角が大きい場合でも分離幅の変化が大きくならないよ
うに、即ち入射角によって光学フィルタとしての特定が
変化しないようにしている。
以下添付図面に従って本発明に係る光学フィルタの好ま
しい実施例を詳説する。
しい実施例を詳説する。
まず、本発明に係る光学フィルタについて原理的に説明
する。
する。
水晶OLPFを光学系に配置した場合、その入射角度に
より特性が変化することについて考察する。
より特性が変化することについて考察する。
第6図において、各記号を以下のように定義すθ;光線
入射角 θo′;常光屈折角β;主平面の法線と
光学軸のなす角 θ8′1異常光屈折角 no ;常光屈折率 B;分離幅 n.;異常光屈折率 t;水晶厚み 〔常光線〕 常光線は屈折率が球面体となり、光線ベクトルの方向と
波動ベクトルの方向とが一致する。そこで、光線の光路
は水晶平行平面板の回りが均質な空気とすると、次式、 となる。
入射角 θo′;常光屈折角β;主平面の法線と
光学軸のなす角 θ8′1異常光屈折角 no ;常光屈折率 B;分離幅 n.;異常光屈折率 t;水晶厚み 〔常光線〕 常光線は屈折率が球面体となり、光線ベクトルの方向と
波動ベクトルの方向とが一致する。そこで、光線の光路
は水晶平行平面板の回りが均質な空気とすると、次式、 となる。
〔異常光線〕
異常光線の進行方向を求めるには、まず波動ベクトルの
方向を求める。波動ベクトルは正常光とスネルの法則が
威立ち、 N no Sinθ0′ =no’ Slnθや sinθ・・・(2) となる。ここで、00′は屈折率楕円体より求めること
かできる。
方向を求める。波動ベクトルは正常光とスネルの法則が
威立ち、 N no Sinθ0′ =no’ Slnθや sinθ・・・(2) となる。ここで、00′は屈折率楕円体より求めること
かできる。
第7図に示すように記号を定義すると、no
一下]了7
という連立方程式が或立し、第(3)式からa、bを
消去すると、
となる。
第2式の波動ベクトルの式より、
sinθ
nll’ sinθ8
となる。第(5)式より、θ。+βをθについて求め×
(−n*nocOsβsinβ ±sinθ noSlll +n* CO!li
−Sin θ) } −16)となり、波
動ベクトルの方向が求まる。
(−n*nocOsβsinβ ±sinθ noSlll +n* CO!li
−Sin θ) } −16)となり、波
動ベクトルの方向が求まる。
次に、光線ベクトルを求める。光線ベクトルは波動ベク
トルと光学軸を含む平面上にあり、波動ベクトルの法線
と光学速度面の接点方向となる。
トルと光学軸を含む平面上にあり、波動ベクトルの法線
と光学速度面の接点方向となる。
第8図より光学軸の座標にて,考えると、< −>
< −> nO n● となり、第(7)式の両辺をXにて微分すると、no となる。
< −> nO n● となり、第(7)式の両辺をXにて微分すると、no となる。
ここで、光学軸の座標で光線ベクトルと楕円の交点座標
を (P、 Q) とすると、 その接線 の傾きは、 となる。
を (P、 Q) とすると、 その接線 の傾きは、 となる。
波動ベクトルと上記接線は直交するため、となる。
ここで、第(6)式の波動ベクトルの値(θ。
+β)
を代入すると、
×
〈
n e n ocOsβsinβ
となり、従って、
1
tanθ。′
n, cos
β+no2Sin’β
X / (no2−n@’ ) sinβ・COSβ1
となる。
一方、
第6図に示すように゛、
B e =tanθ.′
× t
・・・αつ
であり、分離幅Bは、
B=B.
−B.
・・・αつ
より、第αつ式に第(1)式、第OD式、第(自)式を
代入すると、 B tanf9,,’ X i−tanθ。
代入すると、 B tanf9,,’ X i−tanθ。
× t
となる。但し、水晶板板厚tは単位当りとする。
さて、分離幅Bが入射角θに依存しにくい光学軸角度は
、入射角θ=0゜の時に、dB/dθ一〇となる光学軸
角度を求めればよい。
、入射角θ=0゜の時に、dB/dθ一〇となる光学軸
角度を求めればよい。
そこで、上記第αO式をθについて微分し、θ=0を代
入すると、 / /′ /′ .(ne’ cos2β十n .’sin2β)(
ne’cOs2β+n o2 sin’β) no nll ne”( 1−sin2β)+na2sln’β(n
o2 n , ) 2 / ’ ( no2 no’) Slll2β ( n o ’ n e ) ”’− n e ’no
−n, となる。
入すると、 / /′ /′ .(ne’ cos2β十n .’sin2β)(
ne’cOs2β+n o2 sin’β) no nll ne”( 1−sin2β)+na2sln’β(n
o2 n , ) 2 / ’ ( no2 no’) Slll2β ( n o ’ n e ) ”’− n e ’no
−n, となる。
βはnO % noで決まるため、波長に依存すること
がわかる。実際に第0勺式にn。、n8を代入して計算
すると次表のようにfl.る。
がわかる。実際に第0勺式にn。、n8を代入して計算
すると次表のようにfl.る。
第1表
同表に示すように、35.2゜のとき入射角に依存しに
くい光学軸角度となり、波長にはほとんど依存しない。
くい光学軸角度となり、波長にはほとんど依存しない。
従って、入射角に依存しない水晶○LPFの設計は、光
学軸角度35.2゜を基準に考え、光学系の射出角度、
カットオフ周波数のずれ量、像高によるカットオフ周波
数のずれを考慮することにより、基準値から少しずつ光
学軸角度をずらして最適値を見つけるとよい。
学軸角度35.2゜を基準に考え、光学系の射出角度、
カットオフ周波数のずれ量、像高によるカットオフ周波
数のずれを考慮することにより、基準値から少しずつ光
学軸角度をずらして最適値を見つけるとよい。
第2表は、画面内のカットオフ周波数を中心のカットオ
フ周波数から±5%以内に抑えるために必要な射出瞳位
置又は入射角に対する水晶○LPFの主平面と光学軸の
角度の許容範囲を示す。尚、射出瞳位置は1/2インチ
CCDの場合に関して示している。
フ周波数から±5%以内に抑えるために必要な射出瞳位
置又は入射角に対する水晶○LPFの主平面と光学軸の
角度の許容範囲を示す。尚、射出瞳位置は1/2インチ
CCDの場合に関して示している。
第2表
同表に示すように、入射角が大きくなるにしたがって(
換言すれば、射出瞳位置が結像面に近づくにしたがって
)、35.2゜を中心とする光学軸の角度の許容範囲は
狭くなり、35.2゜に近づける必要がある。また、従
来の光学軸の角度45゜の場合には、入射角が4゜以下
となる使用範囲に限定されたことになる。
換言すれば、射出瞳位置が結像面に近づくにしたがって
)、35.2゜を中心とする光学軸の角度の許容範囲は
狭くなり、35.2゜に近づける必要がある。また、従
来の光学軸の角度45゜の場合には、入射角が4゜以下
となる使用範囲に限定されたことになる。
尚、第2表では、カットオフ周波数の許容誤差を±5%
としたが、この許容誤差を±5%よりも小さく設定する
場合には、第2表に示した光学軸の角度の許容範囲より
も狭くなる。
としたが、この許容誤差を±5%よりも小さく設定する
場合には、第2表に示した光学軸の角度の許容範囲より
も狭くなる。
第1図は本発明に係る光学フィルタが適用された撮影装
置の撮影光学系を示す平面図である。同図において、1
0は絞り、l2は撮影レンズ、14は光学フィルタ(O
LPF) 、l 6はCCD撮像デバイスの結像面であ
る。
置の撮影光学系を示す平面図である。同図において、1
0は絞り、l2は撮影レンズ、14は光学フィルタ(O
LPF) 、l 6はCCD撮像デバイスの結像面であ
る。
OLPF 1 4は人工水晶であり、撮影レンズI2を
介して入射する入射光線の入射平面と光学軸との或す角
度が35゜になるように或形されている。
介して入射する入射光線の入射平面と光学軸との或す角
度が35゜になるように或形されている。
この○LPF14は、常光屈折率が1. 54425で
、異常光屈折率が1. 55336であり、OLPF
1 4に入射する点像を正常光と異常光に分離して結像
面16に導く。
、異常光屈折率が1. 55336であり、OLPF
1 4に入射する点像を正常光と異常光に分離して結像
面16に導く。
ここで、前記正常光と異常光の分離幅dは、カットオフ
周波数、即ちCCD撮像デバイスの画素の%ピッチによ
了て決まり、本実施例では入射角が0゜のとき1.29
0 XIO−”帥である。また、カットオフ周波数は3
8. 75 (本/mm)である。
周波数、即ちCCD撮像デバイスの画素の%ピッチによ
了て決まり、本実施例では入射角が0゜のとき1.29
0 XIO−”帥である。また、カットオフ周波数は3
8. 75 (本/mm)である。
さて、上記○LPF 1 4の入射角に対するカットオ
フ周波数を示すと、第2図のようになる。同図に示すよ
うに、入射角が±20゜の範囲にわたって、そのカット
オフ周波数は38.7(本/帥)の近傍で一定しており
、○LPFとしての所期の特性が維持される。
フ周波数を示すと、第2図のようになる。同図に示すよ
うに、入射角が±20゜の範囲にわたって、そのカット
オフ周波数は38.7(本/帥)の近傍で一定しており
、○LPFとしての所期の特性が維持される。
一方、入射平面と光学軸との成す角度が45゜の従来の
OLPFの入射角に対するカットオフ周波数を示すと、
第3図のようになり、入射角が±20゜近傍では所期の
カットオフ周波数(38.64(本/mm))から大き
く外れるようになる。
OLPFの入射角に対するカットオフ周波数を示すと、
第3図のようになり、入射角が±20゜近傍では所期の
カットオフ周波数(38.64(本/mm))から大き
く外れるようになる。
また、入射平面と光学軸との成す角度が35゜の場合と
、45゜の場合の特性の相違を第3表に示す。
、45゜の場合の特性の相違を第3表に示す。
第3表
同表に示すように、
光学軸35゜
の場合には、
人
射角0゜のときのカットオフ周波数に対して入射角±2
0゜のカットオフ周波数は±0.2%の誤差範囲である
のに対し、従来光学軸45゜の場合には、入射角0@の
ときのカットオフ周波数に対して入射角±20゜のカッ
トオフ周波数は±lO%以上の誤差が生じる。
0゜のカットオフ周波数は±0.2%の誤差範囲である
のに対し、従来光学軸45゜の場合には、入射角0@の
ときのカットオフ周波数に対して入射角±20゜のカッ
トオフ周波数は±lO%以上の誤差が生じる。
また、光学軸を35゜にした場合には、45゜に比べて
OLPFの厚みが増加するが、この場合でも0.13m
+oの増加、即ち従来の○LPFの厚みに比べてたかだ
か6%の増加にすぎない。尚、本実施例では、光学軸を
35゜にしたが、これに限らず、45゜よりも小さい適
宜の角度を選択してもよい。
OLPFの厚みが増加するが、この場合でも0.13m
+oの増加、即ち従来の○LPFの厚みに比べてたかだ
か6%の増加にすぎない。尚、本実施例では、光学軸を
35゜にしたが、これに限らず、45゜よりも小さい適
宜の角度を選択してもよい。
第3図は本発明に係る光学フィルタの他の実施例を示す
斜視図であり、この○LPF20は、3枚の水晶2OA
,20B,20Cを貼り合わせて構成されている。
斜視図であり、この○LPF20は、3枚の水晶2OA
,20B,20Cを貼り合わせて構成されている。
ここで、水晶2OAは空間周波数feをカットオフする
もので、前述した○LPF14と同様に光学軸が45゜
よりも小さくなるように或形されており、光学軸45゜
の○LPFよりも厚みが増している。一方、水晶20B
,20Cは空間周波数fcの約2倍の周波数をカットオ
フするものである。
もので、前述した○LPF14と同様に光学軸が45゜
よりも小さくなるように或形されており、光学軸45゜
の○LPFよりも厚みが増している。一方、水晶20B
,20Cは空間周波数fcの約2倍の周波数をカットオ
フするものである。
この○LPF20に入射する点像は、第5図(A)に示
すように3枚の水晶2OAと20B及び2DCによって
4点に分離する。同図上でD1は水晶2OAによる分離
幅であり、D2は水晶20B、20Cの合或した水平方
向の分離幅であり、D2はDiの2分の1よりも若干小
さくなっている。
すように3枚の水晶2OAと20B及び2DCによって
4点に分離する。同図上でD1は水晶2OAによる分離
幅であり、D2は水晶20B、20Cの合或した水平方
向の分離幅であり、D2はDiの2分の1よりも若干小
さくなっている。
即ち、水晶2OAは光学軸45°の○LPFよりも厚み
が増しているが、水晶20B,20Cは水晶20Δの厚
みの増加分だけ薄くなるように或形されている。従って
、水晶20B,20Cは第5図(B)に示すように空間
周波数2fCよりも高い周波数をカットオフしている。
が増しているが、水晶20B,20Cは水晶20Δの厚
みの増加分だけ薄くなるように或形されている。従って
、水晶20B,20Cは第5図(B)に示すように空間
周波数2fCよりも高い周波数をカットオフしている。
しかしながら、MT F (modulation t
ransfer function)は空間周波数が高
くなる程低下するため、上述したようにカットオフ周波
数が若干ずれていても大きな影響を受けることはない。
ransfer function)は空間周波数が高
くなる程低下するため、上述したようにカットオフ周波
数が若干ずれていても大きな影響を受けることはない。
以上説明したように本発明に係る光学フィルタによれば
、入射光線の入射角が大きくても特性が良く、偽信号の
発生を画面全体にわたって防止することができる。
、入射光線の入射角が大きくても特性が良く、偽信号の
発生を画面全体にわたって防止することができる。
第1図は本発明に係る光学フィルタが適用された撮影装
置の撮影光学系を示す平面図、第2図及び第3図はそれ
ぞれ本発明に係る光学フィルタと従来の光学フィルタの
入射角に対するカットオフ周波数を示すグラフ、第4図
は本発明に係る光学フィルタの他の実施例を示す斜視図
、第5図(A)は第4図の光学フィルタに入射する点像
の分離の様子を示す図、第5図(B)は第4図の光学フ
ィルタの空間周波数に対するMTF特性を示すグラフ、
第6図乃至第8図は本発明に係る光学フィルタを原理的
に説明するために用いた図である。 l2・・・撮影レンズ、 14、20・・・光学フィ
ルタ(OLPF)、 16・・・結像面、 2OA,2
0B、20G・・・水晶。
置の撮影光学系を示す平面図、第2図及び第3図はそれ
ぞれ本発明に係る光学フィルタと従来の光学フィルタの
入射角に対するカットオフ周波数を示すグラフ、第4図
は本発明に係る光学フィルタの他の実施例を示す斜視図
、第5図(A)は第4図の光学フィルタに入射する点像
の分離の様子を示す図、第5図(B)は第4図の光学フ
ィルタの空間周波数に対するMTF特性を示すグラフ、
第6図乃至第8図は本発明に係る光学フィルタを原理的
に説明するために用いた図である。 l2・・・撮影レンズ、 14、20・・・光学フィ
ルタ(OLPF)、 16・・・結像面、 2OA,2
0B、20G・・・水晶。
Claims (4)
- (1)撮影レンズと撮像デバイスとの間に配設され、被
写体像中に含まれる高域成分中、空間周波数的に多重化
する周波数に相当する成分を除去する複屈折物質から成
る光学フィルタにおいて、 前記光学フィルタの光学軸と入射平面との成す角度を、
45゜よりも小さい角度にしたことを特徴とする光学フ
ィルタ。 - (2)前記光学フィルタの光学軸と入射平面との成す角
度を、35゜近傍にしたことを特徴とする請求項(1)
記載の光学フィルタ。 - (3)前記光学フィルタの光学軸と入射平面との成す角
度を、入射平面に対する最大入射角の大きさが11゜の
とき35.2゜±7.5゜とし、前記最大入射角の大き
さが大きくなるにしたがって35.2゜に近づけ、前記
最大入射角の大きさが35゜のとき35.2゜±1゜と
したことを特徴とする請求項(1)記載の光学フィルタ
。 - (4)撮影レンズと撮像デバイスとの間に配設され、被
写体像中に含まれる高域成分中、空間周波数的に多重化
する周波数に相当する成分を除去する複屈折物質から成
る光学フィルタであって、第1の周波数に相当する成分
を除去する第1の光学フィルタと、該第1の周波数の2
倍の周波数に相当する成分を除去する第2の光学フィル
タとが接合して成る光学フィルタにおいて、 前記第1の光学フィルタの光学軸と入射平面との成す角
度を45゜よりも小さい角度にし、これにより第1の光
学フィルタの厚さが増加した分だけ、前記第2の光学フ
ィルタの厚さを薄くするようにしたことを特徴とする光
学フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/892,677 US5715085A (en) | 1989-07-10 | 1992-06-04 | Optical filter |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17731789 | 1989-07-10 | ||
JP1-177317 | 1989-07-10 | ||
JP25940189 | 1989-10-04 | ||
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Publications (2)
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