JPH03205527A - 差圧検出器 - Google Patents
差圧検出器Info
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- JPH03205527A JPH03205527A JP5197290A JP5197290A JPH03205527A JP H03205527 A JPH03205527 A JP H03205527A JP 5197290 A JP5197290 A JP 5197290A JP 5197290 A JP5197290 A JP 5197290A JP H03205527 A JPH03205527 A JP H03205527A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、差圧に応じて変位するダイヤフラムとその
各側に近接対向して設けられる受面とを備え、ダイヤフ
ラムの変位に関連して生じる物理量変化、たとえばダイ
ヤフラムとその各側の固定電極との間の静電容量変化、
またはダイヤフラム表面に形成された半導体抵抗層の抵
抗変化に基づいて差圧が求められる検出器であって、と
くに過大な差圧が急速に除去されたとき、これにダイヤ
フラム変位が迅速に追従するような差圧検出器に関する
。 なお、この差圧検出器は、導入圧力の一方が大気圧また
は真空であることによって、ゲージ圧用または絶対圧用
検出器になる。
各側に近接対向して設けられる受面とを備え、ダイヤフ
ラムの変位に関連して生じる物理量変化、たとえばダイ
ヤフラムとその各側の固定電極との間の静電容量変化、
またはダイヤフラム表面に形成された半導体抵抗層の抵
抗変化に基づいて差圧が求められる検出器であって、と
くに過大な差圧が急速に除去されたとき、これにダイヤ
フラム変位が迅速に追従するような差圧検出器に関する
。 なお、この差圧検出器は、導入圧力の一方が大気圧また
は真空であることによって、ゲージ圧用または絶対圧用
検出器になる。
一従来例について、その断面図である第8図を参照しな
がら説明する。この一従来例は静電容量式、つまりダイ
ヤフラム変位を静電容量に変換する方式の検出器である
。 第8図において、可動電極としてのダイヤフラム5lの
各側に各固定電極52. 53がその周縁部で各接合部
54. 55によって固着される。各固定電極52,5
3には、ダイヤフラム51に対向する側に浅い凹部が設
けられ、またその中心部を貫通して各導圧孔58,59
が設けられる。前記の各凹部は、ダイヤフラム51と各
固定電極52.53との間の各空隙56.57を構威す
る。 いま、各導圧孔58. 59からそれぞれ各圧力PLP
2(PL >P2)が導入されると、その差圧に応じて
ダイヤフラム5■は、図の一点鎖線表示のように上方に
凸に湾曲し、各固定電極52.53との間の静電容量を
変化させる。この静電容量の変化は差動的であるから、
周知の電子回路によって差圧に比例する電流に変換する
ことができ、言いかえれば、この電流に基づいて差圧を
検出することができるわけである。 静電容量弐の別の従来例について、これを含む検出ユニ
ットの断面図である第9図を参照しながら説明する。第
9図において、別の従来例は、ダイヤフラム61と、そ
の各側に各接合部64.65によって固着された各固定
電極62.63とからなる。このダイヤフラム61は、
一従来例におけるダイヤフラム51と異なり、板厚の大
きい円盤の中心部が両側から彫り込まれて薄くなってい
る。 別の従来例は、厚肉円筒状のハウジング76の内部を軸
線方向について二分する形で設けられた隔壁77の一方
の表面に固着される。ハウジング76の両端面には、各
シールダイヤフラム72.73が固着され、各々と接す
る内部空間が各受圧室74.75になる。受圧室74は
、隔壁77を貫通する孔78と固定電極62を貫通する
導圧孔68とを介して空隙66に連通する。受圧室75
は、固定電極63を貫通する導圧孔69を介して空隙6
7に連通ずる。これらの空間や孔には非圧縮性圧力媒体
、たとえばシリコーンオイルが封入液として充填される
。 さらに別の従来例について、その断面図である第lO図
を参照しながら説明する。この従来例は抵抗式、つまり
ダイヤフラム変位を電気抵抗に変換する方式の検出器で
ある。 第10図において、可動電極としてのダイヤフラム81
の各側に各支持板82. 83が各接合部84. 85
によって固着される。各支持板82. 83には、ダイ
ヤフラム81に対向する側に浅い凹部が設けられ、また
その中心部を貫通して各導圧孔88. 89が設けられ
る。前記の各凹部は、ダイヤフラム81と各支持板82
. 83との間の各空隙86.87を構戒する。また、
ダイヤフラム8lの一方の表面の、中心部と周縁部とに
、それぞれ対をなし中心に関して対称的に位置する歪み
ゲージとしての各抵抗層81^,81Bが形成される。 いま、各導圧孔88, 89からの圧力に係る差圧に応
じてダイヤフラム81は、図の一点鎖線表示のように上
方に凸に湾曲し、各抵抗層81A,81Bを変形させそ
の抵抗値を変化させる。中心部に位置する対の抵抗層8
1Aは引張られ、周縁部に位置する対の抵抗層81Bは
圧縮されて、各抵抗値はそれぞれ増加し、減少する。こ
の電気抵抗の変化は差動的であるから、周知の電子回路
によって差圧に比例する電流に変換することができ、言
いかえれば、この電流に基づいて差圧を検出することが
できるわけである。
がら説明する。この一従来例は静電容量式、つまりダイ
ヤフラム変位を静電容量に変換する方式の検出器である
。 第8図において、可動電極としてのダイヤフラム5lの
各側に各固定電極52. 53がその周縁部で各接合部
54. 55によって固着される。各固定電極52,5
3には、ダイヤフラム51に対向する側に浅い凹部が設
けられ、またその中心部を貫通して各導圧孔58,59
が設けられる。前記の各凹部は、ダイヤフラム51と各
固定電極52.53との間の各空隙56.57を構威す
る。 いま、各導圧孔58. 59からそれぞれ各圧力PLP
2(PL >P2)が導入されると、その差圧に応じて
ダイヤフラム5■は、図の一点鎖線表示のように上方に
凸に湾曲し、各固定電極52.53との間の静電容量を
変化させる。この静電容量の変化は差動的であるから、
周知の電子回路によって差圧に比例する電流に変換する
ことができ、言いかえれば、この電流に基づいて差圧を
検出することができるわけである。 静電容量弐の別の従来例について、これを含む検出ユニ
ットの断面図である第9図を参照しながら説明する。第
9図において、別の従来例は、ダイヤフラム61と、そ
の各側に各接合部64.65によって固着された各固定
電極62.63とからなる。このダイヤフラム61は、
一従来例におけるダイヤフラム51と異なり、板厚の大
きい円盤の中心部が両側から彫り込まれて薄くなってい
る。 別の従来例は、厚肉円筒状のハウジング76の内部を軸
線方向について二分する形で設けられた隔壁77の一方
の表面に固着される。ハウジング76の両端面には、各
シールダイヤフラム72.73が固着され、各々と接す
る内部空間が各受圧室74.75になる。受圧室74は
、隔壁77を貫通する孔78と固定電極62を貫通する
導圧孔68とを介して空隙66に連通する。受圧室75
は、固定電極63を貫通する導圧孔69を介して空隙6
7に連通ずる。これらの空間や孔には非圧縮性圧力媒体
、たとえばシリコーンオイルが封入液として充填される
。 さらに別の従来例について、その断面図である第lO図
を参照しながら説明する。この従来例は抵抗式、つまり
ダイヤフラム変位を電気抵抗に変換する方式の検出器で
ある。 第10図において、可動電極としてのダイヤフラム81
の各側に各支持板82. 83が各接合部84. 85
によって固着される。各支持板82. 83には、ダイ
ヤフラム81に対向する側に浅い凹部が設けられ、また
その中心部を貫通して各導圧孔88. 89が設けられ
る。前記の各凹部は、ダイヤフラム81と各支持板82
. 83との間の各空隙86.87を構戒する。また、
ダイヤフラム8lの一方の表面の、中心部と周縁部とに
、それぞれ対をなし中心に関して対称的に位置する歪み
ゲージとしての各抵抗層81^,81Bが形成される。 いま、各導圧孔88, 89からの圧力に係る差圧に応
じてダイヤフラム81は、図の一点鎖線表示のように上
方に凸に湾曲し、各抵抗層81A,81Bを変形させそ
の抵抗値を変化させる。中心部に位置する対の抵抗層8
1Aは引張られ、周縁部に位置する対の抵抗層81Bは
圧縮されて、各抵抗値はそれぞれ増加し、減少する。こ
の電気抵抗の変化は差動的であるから、周知の電子回路
によって差圧に比例する電流に変換することができ、言
いかえれば、この電流に基づいて差圧を検出することが
できるわけである。
以上説明したように、従来の技術では、一従来例であれ
、別の従来例であれ、さらに別の従来例であれ、それら
に共通して言えることは、ダイヤフラムは過大圧を受け
て変位したとき、その表面の中心部が対向する受面と当
接してそれ以上の変位を抑制し、ダイヤフラムに生じる
応力の増大を抑えて破損を未然に防止することができる
、ということである。 第8図に示したー従来例の場合で代表して説明すると、
過大差圧を受けた時ダイヤフラム51は上方に凸に湾曲
変形して、その上表面の中心部が固定電極53の凹部の
底面をその導圧孔59の開口部を塞ぐ形で押圧する。そ
のとき空隙57にある封入液のために、ダイヤフラム5
lのそれ以上の変形が抑制される。 この変形抑制は、封入液が非圧縮性であり、かつダイヤ
フラム51と固定電極53の対向受面(凹部の底面)と
の各表面の粗さが小さく、この押圧面間からの封入液の
漏れが少ないから、封入液によってダイヤプラム変形が
阻止されることによる。 もちろん、このダイヤフラム変形の阻止の程度は、前記
の封入液の非圧縮性と各表面での封入液の非漏洩との程
度に応じて決まることになる。 第6図は差圧に対するダイヤフラム応力の特性図であり
、横軸に差圧Pを、縦軸にダイヤフラム応力σをとる。 差圧Pが零から値Pcまで変化したときの応力σの変化
は、原点と点Cを結ぶ実線表示の直線で示される。差圧
Pcにおいて、ダイヤフラム中心部が受面と当接し導圧
孔の開口部を寒くものとすると、封入液の非圧縮性と各
表面での封入液の非漏洩とが理想的状態であれば、これ
以上差圧が増大しても応力σは、一点鎖線表示のように
値σCで一定である。 しかし、実際には若干の圧縮性と漏洩とがあるため、点
C以後は実線表示のように緩やかな増大傾向になる。な
お、破線表示はダイヤフラム表面に対向する固定電極の
受面がなくダイヤフラム変形が制限されない場合を示す
。また、値σaはダイヤフラムの許容応力で、使用差圧
は値Pcに比べて十分小さい範囲である。 反面、共通して言える問題は、過大圧が除去されたとき
、これにダイヤフラム変位が迅速に追従し得ない、つま
りダイヤプラム変位の応答性が悪い、ということである
。この問題について、以下に詳しく述べる。 第8図において、過大な差圧が′ダイヤフラム51に作
用した状態では、ダイヤフラム51と固定電極53の受
面とは、ある程度の広さの面積で接触しており、差圧が
急速に除去されたとき、ダイヤフラム変位の追従、言い
かえれば、応答性には若干の遅れを生しる。これは、導
圧孔59が開放されてから導圧孔59を通して封入液が
空隙57に流入し、はしめてダイヤフラム51に圧力が
伝達されること、封入液に粘性があること、また粘性と
互いの接触面の仕上の良さとに起因して接触面同士が密
着状態から剥離するのに時間がかかること、等のためで
ある。 第7図は過大差圧除去時における出力の時間的追従性を
示す応答図である。同図において横軸に時間Tを、縦軸
に出力S(%)をとったとき、過大差圧除去時に出力S
が100%の状態からO%まで下降する時間、言いかえ
れば、ダイヤフラム変位の応答性は、一従来例では破線
表示のように比較的緩慢な傾向になる。 この発明の課題は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、過大な差圧が急速に除去されたとき、これにダイ
ヤフラム変位が迅速に追従するような、つまりダイヤフ
ラム変位の応答性が良い差圧検出器を提供することにあ
る。
、別の従来例であれ、さらに別の従来例であれ、それら
に共通して言えることは、ダイヤフラムは過大圧を受け
て変位したとき、その表面の中心部が対向する受面と当
接してそれ以上の変位を抑制し、ダイヤフラムに生じる
応力の増大を抑えて破損を未然に防止することができる
、ということである。 第8図に示したー従来例の場合で代表して説明すると、
過大差圧を受けた時ダイヤフラム51は上方に凸に湾曲
変形して、その上表面の中心部が固定電極53の凹部の
底面をその導圧孔59の開口部を塞ぐ形で押圧する。そ
のとき空隙57にある封入液のために、ダイヤフラム5
lのそれ以上の変形が抑制される。 この変形抑制は、封入液が非圧縮性であり、かつダイヤ
フラム51と固定電極53の対向受面(凹部の底面)と
の各表面の粗さが小さく、この押圧面間からの封入液の
漏れが少ないから、封入液によってダイヤプラム変形が
阻止されることによる。 もちろん、このダイヤフラム変形の阻止の程度は、前記
の封入液の非圧縮性と各表面での封入液の非漏洩との程
度に応じて決まることになる。 第6図は差圧に対するダイヤフラム応力の特性図であり
、横軸に差圧Pを、縦軸にダイヤフラム応力σをとる。 差圧Pが零から値Pcまで変化したときの応力σの変化
は、原点と点Cを結ぶ実線表示の直線で示される。差圧
Pcにおいて、ダイヤフラム中心部が受面と当接し導圧
孔の開口部を寒くものとすると、封入液の非圧縮性と各
表面での封入液の非漏洩とが理想的状態であれば、これ
以上差圧が増大しても応力σは、一点鎖線表示のように
値σCで一定である。 しかし、実際には若干の圧縮性と漏洩とがあるため、点
C以後は実線表示のように緩やかな増大傾向になる。な
お、破線表示はダイヤフラム表面に対向する固定電極の
受面がなくダイヤフラム変形が制限されない場合を示す
。また、値σaはダイヤフラムの許容応力で、使用差圧
は値Pcに比べて十分小さい範囲である。 反面、共通して言える問題は、過大圧が除去されたとき
、これにダイヤフラム変位が迅速に追従し得ない、つま
りダイヤプラム変位の応答性が悪い、ということである
。この問題について、以下に詳しく述べる。 第8図において、過大な差圧が′ダイヤフラム51に作
用した状態では、ダイヤフラム51と固定電極53の受
面とは、ある程度の広さの面積で接触しており、差圧が
急速に除去されたとき、ダイヤフラム変位の追従、言い
かえれば、応答性には若干の遅れを生しる。これは、導
圧孔59が開放されてから導圧孔59を通して封入液が
空隙57に流入し、はしめてダイヤフラム51に圧力が
伝達されること、封入液に粘性があること、また粘性と
互いの接触面の仕上の良さとに起因して接触面同士が密
着状態から剥離するのに時間がかかること、等のためで
ある。 第7図は過大差圧除去時における出力の時間的追従性を
示す応答図である。同図において横軸に時間Tを、縦軸
に出力S(%)をとったとき、過大差圧除去時に出力S
が100%の状態からO%まで下降する時間、言いかえ
れば、ダイヤフラム変位の応答性は、一従来例では破線
表示のように比較的緩慢な傾向になる。 この発明の課題は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、過大な差圧が急速に除去されたとき、これにダイ
ヤフラム変位が迅速に追従するような、つまりダイヤフ
ラム変位の応答性が良い差圧検出器を提供することにあ
る。
この課題を解決するために、本発明に係る差圧検出器は
、 差圧に応じて変位するダイヤフラムと、その各側に近接
対向して設けられ、中心部に導圧孔をもつ受面とを備え
、前記ダイヤプラムの変位に関連して生じる物理量変化
、たとえばダイヤフラムとその各側の固定電極との間の
静電容量変化、またはダイヤフラム表面に形成された半
導体抵抗層の抵抗変化に基づいて前記差圧が求められる
構成である検出器において、 前記各受面が、その導圧孔と交差して形成された溝を備
える。
、 差圧に応じて変位するダイヤフラムと、その各側に近接
対向して設けられ、中心部に導圧孔をもつ受面とを備え
、前記ダイヤプラムの変位に関連して生じる物理量変化
、たとえばダイヤフラムとその各側の固定電極との間の
静電容量変化、またはダイヤフラム表面に形成された半
導体抵抗層の抵抗変化に基づいて前記差圧が求められる
構成である検出器において、 前記各受面が、その導圧孔と交差して形成された溝を備
える。
ダイヤフラムの一方の表面の中心部が、過大な差圧によ
って対向する受面に強く押圧されても、同時にこの受面
倒の導入圧が、導圧孔と交差して形戊された溝を通して
対向するダイヤフラム表面に作用している。このダイヤ
フラム表面の一部に常に作用している導入圧が、過大差
圧が急速に除去されたときのダイヤフラム変位の復帰追
従性、つまり応答性を良くする。
って対向する受面に強く押圧されても、同時にこの受面
倒の導入圧が、導圧孔と交差して形戊された溝を通して
対向するダイヤフラム表面に作用している。このダイヤ
フラム表面の一部に常に作用している導入圧が、過大差
圧が急速に除去されたときのダイヤフラム変位の復帰追
従性、つまり応答性を良くする。
本発明に係る差圧検出器の第1の実施例について以下に
図面を参照しながら説明する。第1図は第1実施例の断
面図、第2図は同じくその内部の正面図である。 第1実施例が第8図に示した一従来例と異なる点は、固
定電極のダイヤフラムに対向する表面に導圧孔と交差し
て溝を設けたことである。すなわち、第1図において、
可動電極としてのダイヤフラム1の各個に各固定電極2
.3が各円環状接合部4.5によって固着される。各固
定電極2,3には、ダイヤフラム1に対向する側に浅い
凹部が設けられるとともに、その中心部を貫通して各導
圧孔8,9が設けられる。前記の各凹部は、ダイヤフラ
ム1と各固定電極2,3との間の各空隙67を構成する
。 第2図は各固定電極2.3のダイヤフラム1に対向する
側の共通な正面図である。第1図における各固定電極2
,3の凹部の底面(発明における受面に相当する)に、
それぞれ溝各2A,3Aが、第2図に示されるように、
各導圧孔8,9と一文字に交差する形で設けられる。 この実施例の作用は次のとおりである。ダイヤフラム1
の一方の表面の中心部が、過大な差圧によって対向する
各固定電極2,3の受面のいずれかに強く押圧されても
、同時にこの受面側の導入圧が、各導圧孔8,9とそれ
ぞれ交差して設けられた各溝24,3Aを通して対向す
るダイヤフラム1表面の一部に常に作用している。 このダイヤプラムl表面の一部に常に作用している導入
圧が、過大差圧が急速に除去されたときのダイヤフラム
変位の復帰追従性、つまり応答性を良くするために機能
する。この第1実施例のダイヤフラム変位の応答性は、
前記の第7図において実線表示されるように、破線表示
の一従来例に比べて著しく良くなる。 ところで、ダイヤフラム変位の応答性を良くするには、
各溝2A,3Aの幅はなるべく広い方が有利である。し
かし、他方では幅が広いと各固定電極2.3の表面積を
その分だけ減少させ、ダイヤフラム1との間の静電容量
を減少させるため、ダイヤフラム変位の応答性と静電容
量との折衷が設計上で図られることになる。 第3図は第2実施例における各固定電極12. 13の
ダイヤフラム11(図示してない)に対向する側の共通
な正面図である。各固定電極12. 13の凹部の底面
(発明における受面に相当する)に、それぞれ各溝12
A, 12Bと各溝13A,13Bとが、各導圧孔18
, 19と十文字に交差する形で設けられる。こうする
ことによって、導入圧をダイヤフラム1lの異なる箇所
に同時に作用させるから、第1実施例におけるよりもダ
イヤフラム変位の応答性を良くする。もっとも、十文字
の溝を設けることにより静電容量を減少させる不利があ
るので、前記のように設計上で折衷を図る必要がある。 第4図は第3実施例の断面図で、第10図に示した従来
例に対応する。この抵抗方弐の第3実施例が第10図の
従来例と異なる点は、各支持板のダイヤフラムに対向す
る表面に導圧孔と交差して溝を設けたことである。 すなわち、可動電極としてのシリコンのダイヤフラム2
■の各側に各支持板22. 23が各円環状接合部24
.25によって固着される。各支持板22.23には、
ダイヤフラム21に対向する側に浅い凹部が設けられ、
またその中心部を貫通して各導圧孔28,29が設けら
れる。なお前記の各凹部は、ダイヤフラム21と各支持
板22. 23との間の各空隙26.27を構成する。 また、ダイヤフラム21の一方の表面の、中心部と周縁
部とに、それぞれ対をなしかつ中心に関して対称的に位
置する歪みゲージとしての各抵抗層21A, 21Bが
形成されている。各支持板22.23のダイヤフラム2
1に対向する側に形成された凹部の底面(発明における
受面に相当する)に、それぞれ各溝22A.23Aが、
各導圧孔2B,29と一文字に交差する形で設けられる
(第1実施例に係る第2図参照)。 第3実施例の作用は、差圧(Pi −P2)によってダ
イヤフラム2lが変形し、この一方の表面に形成された
各抵抗層2LA,21Bの組の抵抗値変化が生じること
を除いて、要点である過大差圧を急速に除去した場合に
ついては既に述べた第1実施例のそれと同じである。ま
た、溝を一文字でなく十文字にすることも可能である。 第5図は第4実施例の断面図である。抵抗方式の第4実
施例が先程の第3実施例と異なる点は、ダイヤフラム3
1の各側の周縁部に円環状溝40を設けたことである。 この円環状溝40によって、ダイヤフラム31の差圧に
対する変位特性の直線性が著しく改善される。この第4
実施例の作用は第3実施例ひいては%1実施例のそれと
同しである。なお、第5図における各部材の符号は、第
4図における各対応部材の符号に単に値10を加えたも
のであり、詳しい説明は省略する。
図面を参照しながら説明する。第1図は第1実施例の断
面図、第2図は同じくその内部の正面図である。 第1実施例が第8図に示した一従来例と異なる点は、固
定電極のダイヤフラムに対向する表面に導圧孔と交差し
て溝を設けたことである。すなわち、第1図において、
可動電極としてのダイヤフラム1の各個に各固定電極2
.3が各円環状接合部4.5によって固着される。各固
定電極2,3には、ダイヤフラム1に対向する側に浅い
凹部が設けられるとともに、その中心部を貫通して各導
圧孔8,9が設けられる。前記の各凹部は、ダイヤフラ
ム1と各固定電極2,3との間の各空隙67を構成する
。 第2図は各固定電極2.3のダイヤフラム1に対向する
側の共通な正面図である。第1図における各固定電極2
,3の凹部の底面(発明における受面に相当する)に、
それぞれ溝各2A,3Aが、第2図に示されるように、
各導圧孔8,9と一文字に交差する形で設けられる。 この実施例の作用は次のとおりである。ダイヤフラム1
の一方の表面の中心部が、過大な差圧によって対向する
各固定電極2,3の受面のいずれかに強く押圧されても
、同時にこの受面側の導入圧が、各導圧孔8,9とそれ
ぞれ交差して設けられた各溝24,3Aを通して対向す
るダイヤフラム1表面の一部に常に作用している。 このダイヤプラムl表面の一部に常に作用している導入
圧が、過大差圧が急速に除去されたときのダイヤフラム
変位の復帰追従性、つまり応答性を良くするために機能
する。この第1実施例のダイヤフラム変位の応答性は、
前記の第7図において実線表示されるように、破線表示
の一従来例に比べて著しく良くなる。 ところで、ダイヤフラム変位の応答性を良くするには、
各溝2A,3Aの幅はなるべく広い方が有利である。し
かし、他方では幅が広いと各固定電極2.3の表面積を
その分だけ減少させ、ダイヤフラム1との間の静電容量
を減少させるため、ダイヤフラム変位の応答性と静電容
量との折衷が設計上で図られることになる。 第3図は第2実施例における各固定電極12. 13の
ダイヤフラム11(図示してない)に対向する側の共通
な正面図である。各固定電極12. 13の凹部の底面
(発明における受面に相当する)に、それぞれ各溝12
A, 12Bと各溝13A,13Bとが、各導圧孔18
, 19と十文字に交差する形で設けられる。こうする
ことによって、導入圧をダイヤフラム1lの異なる箇所
に同時に作用させるから、第1実施例におけるよりもダ
イヤフラム変位の応答性を良くする。もっとも、十文字
の溝を設けることにより静電容量を減少させる不利があ
るので、前記のように設計上で折衷を図る必要がある。 第4図は第3実施例の断面図で、第10図に示した従来
例に対応する。この抵抗方弐の第3実施例が第10図の
従来例と異なる点は、各支持板のダイヤフラムに対向す
る表面に導圧孔と交差して溝を設けたことである。 すなわち、可動電極としてのシリコンのダイヤフラム2
■の各側に各支持板22. 23が各円環状接合部24
.25によって固着される。各支持板22.23には、
ダイヤフラム21に対向する側に浅い凹部が設けられ、
またその中心部を貫通して各導圧孔28,29が設けら
れる。なお前記の各凹部は、ダイヤフラム21と各支持
板22. 23との間の各空隙26.27を構成する。 また、ダイヤフラム21の一方の表面の、中心部と周縁
部とに、それぞれ対をなしかつ中心に関して対称的に位
置する歪みゲージとしての各抵抗層21A, 21Bが
形成されている。各支持板22.23のダイヤフラム2
1に対向する側に形成された凹部の底面(発明における
受面に相当する)に、それぞれ各溝22A.23Aが、
各導圧孔2B,29と一文字に交差する形で設けられる
(第1実施例に係る第2図参照)。 第3実施例の作用は、差圧(Pi −P2)によってダ
イヤフラム2lが変形し、この一方の表面に形成された
各抵抗層2LA,21Bの組の抵抗値変化が生じること
を除いて、要点である過大差圧を急速に除去した場合に
ついては既に述べた第1実施例のそれと同じである。ま
た、溝を一文字でなく十文字にすることも可能である。 第5図は第4実施例の断面図である。抵抗方式の第4実
施例が先程の第3実施例と異なる点は、ダイヤフラム3
1の各側の周縁部に円環状溝40を設けたことである。 この円環状溝40によって、ダイヤフラム31の差圧に
対する変位特性の直線性が著しく改善される。この第4
実施例の作用は第3実施例ひいては%1実施例のそれと
同しである。なお、第5図における各部材の符号は、第
4図における各対応部材の符号に単に値10を加えたも
のであり、詳しい説明は省略する。
以上説明したように、この発明においては、ダイヤフラ
ムの一方の表面の中心部が、過大な差圧によって対向す
る受面に強く押圧されても、同時にこの受面側の導入圧
が、導圧孔と交差して形成された溝を通して対向するダ
イヤフラム表面の一部に常に作用しているため、■過大
差圧が急速に除去されたときのダイヤフラム変位の復帰
追従性、つまり応答性が良くなる、■その手段が簡単で
実施しやすい というすぐれた効果がある。
ムの一方の表面の中心部が、過大な差圧によって対向す
る受面に強く押圧されても、同時にこの受面側の導入圧
が、導圧孔と交差して形成された溝を通して対向するダ
イヤフラム表面の一部に常に作用しているため、■過大
差圧が急速に除去されたときのダイヤフラム変位の復帰
追従性、つまり応答性が良くなる、■その手段が簡単で
実施しやすい というすぐれた効果がある。
第1図は本発明に係る第1実施例の断面図、第2図は第
1実施例の要部の正面図、 第3図は第2実施例の要部の正面図、 第4図は第3実施例の断面図、 第5図は第4実施例の断面図、 第6図は第1実施例または従来例の、差圧に対するダイ
ヤフラム応力の共通的な特性図、第7図は過大差圧除去
時における出力の時間的追従性を示す第1実施例と従来
例とに係る応答図、第8図一従来例の断面図、 第9図は別の従来例を含む検出ユニットの断面図、第1
0図はさらに別の従来例の断面図である。 符号説明 1.IL2L31 :ダイヤフラム、2,12,22
.32 :固定電極、2 A, 3 A. 12A,
12B, 13A. 13B,22A,23A,32A
,33A6, 7, 16,17,26.27,36
,37 :空隙8, 9, 18,19,28,2
9.38.39 :導圧孔、22. 23, 32,
33 :支持板、21A,21B.31^,31B
:抵抗層、40:円環状溝。 :溝、 ろ6関 死7図
1実施例の要部の正面図、 第3図は第2実施例の要部の正面図、 第4図は第3実施例の断面図、 第5図は第4実施例の断面図、 第6図は第1実施例または従来例の、差圧に対するダイ
ヤフラム応力の共通的な特性図、第7図は過大差圧除去
時における出力の時間的追従性を示す第1実施例と従来
例とに係る応答図、第8図一従来例の断面図、 第9図は別の従来例を含む検出ユニットの断面図、第1
0図はさらに別の従来例の断面図である。 符号説明 1.IL2L31 :ダイヤフラム、2,12,22
.32 :固定電極、2 A, 3 A. 12A,
12B, 13A. 13B,22A,23A,32A
,33A6, 7, 16,17,26.27,36
,37 :空隙8, 9, 18,19,28,2
9.38.39 :導圧孔、22. 23, 32,
33 :支持板、21A,21B.31^,31B
:抵抗層、40:円環状溝。 :溝、 ろ6関 死7図
Claims (1)
- 1)差圧に応じて変位するダイヤフラムと、その各側に
近接対向して設けられ、中心部に導圧孔をもつ受面とを
備え、前記ダイヤフラムの変位に関連して生じる物理量
変化に基づいて前記差圧が求められる構成である検出器
において、前記各受面は、その導圧孔と交差して形成さ
れた溝を備えることを特徴とする差圧検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5197290A JPH03205527A (ja) | 1989-10-19 | 1990-03-03 | 差圧検出器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1-272166 | 1989-10-19 | ||
JP27216689 | 1989-10-19 | ||
JP5197290A JPH03205527A (ja) | 1989-10-19 | 1990-03-03 | 差圧検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03205527A true JPH03205527A (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=26392564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5197290A Pending JPH03205527A (ja) | 1989-10-19 | 1990-03-03 | 差圧検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03205527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022059145A (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-13 | 長野計器株式会社 | 圧力検出素子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57133330A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-18 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Differential pressure responsing device |
-
1990
- 1990-03-03 JP JP5197290A patent/JPH03205527A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57133330A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-18 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | Differential pressure responsing device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022059145A (ja) * | 2020-10-01 | 2022-04-13 | 長野計器株式会社 | 圧力検出素子 |
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