JPH03204888A - 液晶性化合物及びそれを含む液晶組成物 - Google Patents

液晶性化合物及びそれを含む液晶組成物

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JPH03204888A
JPH03204888A JP12164790A JP12164790A JPH03204888A JP H03204888 A JPH03204888 A JP H03204888A JP 12164790 A JP12164790 A JP 12164790A JP 12164790 A JP12164790 A JP 12164790A JP H03204888 A JPH03204888 A JP H03204888A
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Japan
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compound
liquid crystal
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optically active
benzoyloxy
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JP12164790A
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Kenji Namita
波多 賢治
Yoshitaka Miyamae
喜隆 宮前
Hiroshi Imada
浩 今田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、新規な液晶性化合物及びそれを含有する液晶
組成物に関するものである。
(従来技術及びその問題点) 液晶表示素子は、消費電力が小さい、薄型表示が可能、
受光型表示であるので目の疲労が少ないなどといった多
くの長所を有しているため、各種の表示素子として広く
用いられている。現在量も広く用いられている表示方式
としては、ツィステッドネマチック(TN)型のもので
あり、その液晶化合物としてはネマチック相を示すもの
が用いられている。しかし、TN型表示素子は他の発光
型表示素子である。 C)IT、プラズマデイスプレー
、エレクトロルミネッセンスデイスプレーなどと比較す
ると、その応答速度が非常に遅いという欠点がある。従
って応答速度の改良された液晶表示素子の開発が望まれ
、そのための研究が多数行われている。
上記要望に応えるものとして、強誘電性液晶化合物を用
いた液晶表示方式が提案されている。(N。
A、C1ark、 S、T、Lagerwall ; 
Applied Phys、 Latt:36899 
(1980))、この強誘電性液晶を利用した表示素子
は、TN型表示素子に比べて100倍以上の高速応答性
と、双安定性よりもたらされるメモリー効果を有し、大
型テレビ画面や高速光シャッタープリンターヘッド、コ
ンピュータ一端末、あるいは非線形光学材料などのオプ
トエレクトロニクス材料への応用が期待されている。
強誘電性液晶は、液晶相としてはチルト系のカイラルス
メクチック相に属するものであるが、そ中でも実用的に
望ましいものは、最も粘度の低いカイラルスメクチック
C(以下Sc”と略記)相である。
強誘電性を示す液晶材料としてはSc”相を示す液晶化
合物、あるいはスメクチックC(以下Scと略記)相を
示す液晶化合物にそれ自体はSc相を示さないが、液晶
化合物と相溶性が良く、しかも光学活性を有するカイラ
ルな化合物を添加した液晶混合物が使用可能である。
これまでに各種のSc”相を示す液晶化合物あるいは液
晶混合物の配合成分としての光学活性化合物が検討され
ており、既に数多くの化合物が知られている。しかし、
これらの化合物の多くはアゾメチン結合(−CH=N−
)や、2重結合(−CH=CH−)を有しており、加水
分解や光劣化を起こし易い上、着色を生じているという
問題点がある。さらにSc”相を示す温度が室温より高
いものが多く、室温付近にSc*相を示す強誘電性液晶
が要望されている。
又、実用特性を発現させるのに十分な応答速度のものは
未だ得られていない。
(発明の課題) 本発明は、化学的に安定で、着色がなく、光安定性にも
優れた強誘電性液晶組成物の配合成分として有用な新規
な化合物を提供するとともに、それを含む安定性に優れ
、しかも室温付近で高速応答性を示す液晶組成物を提供
することをその課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決するために種々研究を重
ねた結果1分子構造中に3個又は4個のベンゼン環とリ
ン酸エステル基を有する化合物は安定なスメクチック相
を室温を含む広い温度範囲で示し、しかもこのものを強
誘電性液晶組成物の配合成分として用いると、得られる
強誘電性液晶が優れた高速応答性を示すことを見出し、
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、下記一般式(1)又は一般
式(If)で表わされる液晶性化合物及びこれを配合成
分として含む液晶組成物が提供される。
前記式中、R1は炭素数1〜20のアルキル基、アルコ
キシ基、アシル基又はアシルオキシ基を示す。
R2及び8つは、炭素数1〜20のアルキル基又は不斉
炭素を含む光学活性基を示す。
R4は、不斉炭素を含んでいてもよい炭素数1〜20の
環状鎖を示す。
を示す、この場合、単結合とは、2個のベンゼン環が直
接結合していることを意味する。
悲は0,1又は2、閣は1又は2、nは1又は2の整数
を示し、ρ+manは3又は4である。
前記一般式に含まれるベンゼン環は、置換基を有してい
てもよい。この場合、置換基としては。
ハロゲン、シアノ基、ニトロ基等が挙げられる。
リン原子を含む液晶化合物に関しては、生体膜の一成分
であるリン脂質が、特定の濃度で液晶相を示すライオト
ロピック液晶としてよく研究されている。しかしながら
、表示素子に応用できるのは、特定の温度で液晶相を示
すサーモトロピック液晶であり、リン原子を含む化合物
を既存のサーモトロピック液晶へ添加した例(G、Kl
ose et aQ;Mo1. Cryst、Lig、
 Cryst、 150201(1987))は知られ
ているが、強誘電性液晶組成物の配合成分としてリン原
子を含む化合物を応用した例は知らていない。
一般式(I)において、R2又はR1によって表わされ
る基のうち、不斉炭素を含む光学活性基は、各種の光学
活性物質から誘導できるが、特に光学活性アルコールが
出発原料として有用である。光学活性アルコールとして
、例えば、光学活性2−メチルブタノール、光学活性3
−メチル−ペンタノール、光学活性−4メチル−ヘキサ
ノール、光学活性5−メチル−ヘプタツール、光学活性
6−メチル−オクタツール、光学活性シトロネロール、
光学活性3,7−シメチルオクタノール、光学活性2−
ブタノール、光学活性2−ペンタノール、光学活性2−
ヘキサノール、光学活性2−ヘプタツール、光学活性2
−オクタツール、光学活性2−ノナノール、光学活性2
−デカノール、光学活性2−ウンデカノール、光学活性
2−ドデカノール、光学活性2−メチル−へブタノール
、光学活性2−メチル−ヘキサノール、光学活性2−ア
ルキルオキシプロパツール、光学活性3−アルキルオキ
シブタノール、光学活性3−アルキルオキシペンタノー
ル、光学活性乳酸エステル、光学活性3−ヒドロキシ−
2−メチル−プロパン酸エステル、光学活性3−ヒドロ
キシブタン酸エステル、光学活性3−ヒドロキシペンタ
ン酸エステル、光学活性2−ハロゲノ−プロパツール、
光学活性2−ハロゲノ−ブタノール、光学活性2−ハロ
ゲノ−ペンタノール、光学活性2−ハロゲノ−ヘキサノ
ール、光学活性2−ハロゲノ−へブタノール、光学活性
2−ハロゲノ−オクタツール、光学活性2−ハロゲノ−
ノナノール、光学活性2−ハロゲノ−デカノール、光学
活性2−ハロゲノ−ウンデカノール、光学活性2−ハロ
ゲノ−ドデカノール、光学活性ツルケタール、光学活性
グリシドール、光学活性2,3−ジハロゲノ−プロパノ
ール。
光学活性3−アルキルオキシ−2−ハロゲノ−プロパツ
ール、光学活性3−ハロゲノ−2−アルキルオキシ−プ
ロパツール、光学活性3−アルキルオキシ−1−ハロゲ
ノ−2−プロパツール、光学活性1,3−ジアルキルオ
キシ−2−プロパツール等が有用である。
また一般式(1)において、R3又はR1によって表わ
される基のうち、炭素数1〜20のアルキル基は、対応
するアルコール(R,OH又はR,OH)から容易に誘
導される。
さらに一般式(II)において、R4によって表わされ
る環状鎖は、対応するジオール()to−R4−OR)
から容易に誘導される。
一般式(I)及び(II)で表わされる化合物の例を示
すと次の通りである。ただし、これらの化合物には限定
されない、また、以下におけるC*は不斉炭素を示す。
(a) Xが単結合の場合 この場合の反応式を示すと次の通りである。
すなわち、一般式(m)で表わされるフェノール誘導体
、R,OH及びR,OHを順次、常法に従ってリン酸エ
ステル化反応させることにより合成できる。
(b) xが−CO−の場合 一般式(1)で表わされる本発明の液晶性化合物は、例
えば以下の方法で合成することができる。
すなわち、酢酸エステル化により水酸基を保護した一般
式(IV)で表わされるフェノール誘導体、R,OH及
びR,OHを順次リン酸エステル化させ、加水分解によ
り保護基を外し、一般式(V)で表わされるフェノール
誘導体を得た後、これと一般式(Vl)で表わされる安
息香酸クロライド誘導体とを常法に従いエステル化反応
させることにより合成できる。
(c) Xが一0C−の場合 この場合の反応式を示すと次の通りである。
すなわち、一般式(■)で表わされる安息香酸メチル誘
導体、R,OH及びR,OBを順次リン酸エステル化さ
せ、加水分解により一般式(■)で表わされる安息香酸
誘導体を得た後、これと一般式(IX)で表わされるフ
ェノール誘導体とを、ジシクロへキシルカルボジイミド
(DCC)などの縮合剤を用いてエステル化反応させる
ことにより合成できる。
(d) Xが−CH,O−の場合 この場合の反応式を示すと次の通りである。
(■λ (X) (XI) すなわち、一般式(X)で表わされる安息香酸誘導体を
還元し、次いでp−トルエンスルホニル(以下トシル(
Ts)と略記)化することにより式(X[)で表わされ
るトシル酸ベンジルエステル誘導体を得た後、これを前
記(b)で述べた方法で合成した一般式(V)で表わさ
れるフェノール誘導体とを常法に従いエーテル化反応さ
せることにより合成できる。
(e) Xが一0CR2−の場合 この場合の反応式を示すと次の通りである。
すなわち、前記(C)で述べた方法により合成した一般
式(■)で表わされる安息香酸誘導体を還元し、次いで
トシル化することにより、一般式(XI)で表わされる
トシル酸ベンジルエステル誘導体を得た後、これと一般
式(IK)で表わされるフェノール誘導体とを常法に従
いエーテル化反応させることにより合成できる。
また一般式(II)で表わされる本発明の液晶性化金物
は、一般式(1)で表わされる化合物の上記合成法にお
いて、R,OH及びR,OHを順次リン酸エステル化す
る代りに、)10−R,−OHをリン酸エステル化する
ことにより、同様に合成することができる。
一般式(1)において、R2とR1のうちの少なくとも
一方が不斉炭素を含む光学活性基である場合、あるいは
一般式(Iりにおいて、R4が不斉炭素を含む環状鎖で
ある場合、本発明の化合物は光学活性化合物であり、強
誘電性を示さない単なるSc相を示す化合物又は強誘電
性液晶化合物と混合使用することによりSc*相温度範
囲が改善され、応答特性の優れた強誘電性液晶組成物を
得ることができる。
また一般式(1)において、R2とR8が同一の炭素数
1〜20のアルキル基である場合、あるいは一般式(I
I)において、R4が不斉炭素を含まない対称な環であ
る場合1本発明の化合物は非光学活性化合物であり、既
存の強誘電性液晶化合物と混合使用することによりSc
*相温度範囲が改善され、応答特性の優れた強誘電性液
晶組成物を得ることができる。
さらに一般式(I)において、R2とR3が互いに異な
るアルキル基である場合、あるいは一般式(II)にお
いて、R,が非対称な環である場合、本発明の化合物は
リン原子上が光学活性な化合物となり得る。通常のリン
酸エステル化反応を行うと、リン原子上がラセミの化合
物が得られるので、既存の強誘電性液晶化合物と混合使
用することにより。
Sc”相温度範囲が改善され、応答特性の優れた強誘電
性液晶組成物を得ることができる。またジアステレオマ
ーに誘導し、光学分割を経由する不斉リン酸エステル化
反応により、リン原子上が光学活性な化合物を得ること
も可能であり、その場合本発明の化合物は光学活性化合
物として、単なるSc相を示す化合物又は強誘電性液晶
化合物と混合使用することによ・す、Sc”相温度範囲
が改善され、応答特性の優れた強誘電性液晶組成物を得
ることができる。
(発明の効果) 本発明のリン酸エステル化合物は無色であり、アゾメチ
ン結合(−CH=N−)や2重結合(−CH=CH−)
などを有していないので、化学的にも、光に対しても安
定である。しかも室温を含む広い温度範囲で安定なスメ
クチック相を示す、さらに他の液晶との相溶性が良く、
強誘電性液晶組成物の成分として用いることにより、優
れた高速応答性を示す液晶表示素子が得られる。
また本発明の液晶性化合物のうち、光学活性なものは、
ネマチック液晶とも相溶性が良いため、ホワイトティラ
ー型カラー表示用、コレステリックネマチック相転移型
表示用、TN型セルにおけるリバースドメイン発生防止
用などの目的で、従来のネマチック液晶に添加して用い
ることも可能である。
さらに本発明の化合物は安定なスメクチック相を示すの
で、熱書き込みや、レーザー書き込みなどの記憶型表示
素子用に用いることも可能である。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に示す。
なお、以下において、Cry、 SX、 SA、N、 
N”、Is。
相はそれぞれ結晶相、はっきり同定できないスメクチッ
ク相、スメクチックA相、ネマチック基、カイラルネマ
チック相1等方性液体相を示す。
実施例1 4− (4’ −(4”−デシルオキシベンゾイルオキ
シ)ベンゾイルオキシ)フエニルジ−(s)−2−メチ
ルブチルホスフェートの合成 オキシ塩化リン17.0g(0,1■oQ)をベンゼン
50mに溶解し0℃に冷却して、これに4−アセチルオ
キシフェノール15.2g(0,1■oQ)とピリジン
7−9g(0,1@on)をベンゼン50−に溶解した
ものを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流させた。これ
を再び0℃に冷却してこれに(s)−2−メチルブタノ
ール17.6g(0゜2rrro11)とピリジン15
.8g(0,2■oQ)をベンゼン10〇−に溶解した
ものを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流させた。放冷
後、200−の酢酸エチルを加え、飽和硫酸銅水溶液、
水、飽和硫酸ナトリウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで脱水した。
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製し、4−アセチルオキシフエニルジ−(S)−メチ
ルブチルホスフェートz4.2g(収率65%)を得た
次に、この4−アセチルオキシフエニルジ−(s)−2
−メチルブチルホスフェート18.6g(50m■02
)に炭酸水素ナトリウム4.2g(50iu+ol)、
メタノール100−1水30−を加え室温で20時間撹
拌した。メタノールを減圧留去した後、酢酸エチルで抽
出し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を留去して
4−ヒドロキシフェニルジー(S)−2−メチルブチル
ホスフェート15.4g(収率93%)を得た。
次にこの4−ヒドロキシフェニルジー(S)−2−メチ
ルブチルホスフェート3.3g(10susod)とピ
リジン7゜9g(100ms+oJ2)を1,2−ジク
ロロエタン50dに溶解し0℃に冷却して、これに4−
 (4’−デシルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸ク
ロライド4.2g(10飄no(1)を1゜2−ジクロ
ロエタン50−に溶解したものを滴下し。
室温に戻して20時間撹拌した。 100ili2の酢
酸エチルを加え、飽和硫酸銅水溶液、水、飽和硫酸ナト
リウム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水
した。溶媒を留去し、カラムクロマトグラフィーで精製
し、下記式で表わされる4−(4’ −(4”−デシル
オキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フエニル
ジ−(g)−2−メチルブチルホスフェート5.0.(
収率70%)を得た。
この化合物の’H−N?[Rスペクトルおよび相転移温
度は以下の通りであった。
NMR,δ (ppi+、CDCら):0.94(9H
4)、1.02(6H,m)、1.08−1.60(1
8H,m)、1.72(4H,m)、3.95(6H,
m)、6J6−7.35(8H,m)、8.16(4H
,++)Cry 4−  SA +  N” 4− I
s。
54℃  61℃  62℃ 既知のカイラルでないSc化合物である4−デシルオキ
シ安息香酸に、この合成した化合物を20wt%添加し
た液晶混合物の相転移温度は以下の通りであった・ Cry4−8c11 ← SA+−N11←Is。
86℃   103℃  106℃ 125℃この混合
物を1間隔2psのラビング配向処理済ガラス透明電極
間に封入し、自発分極および応答時間を測定した。自発
分極は三角波法(±20V、5Hz)により測定したと
ころ、88℃で3.6iC/csfであった。また±2
0V、5Hzの矩形波を印加したところ明瞭な光スイッ
チングが認められた。その応答時間は100℃で120
μsecと非常に高速であった。
このように本発明の化合物はSc相を示す化合物と混合
して、高速で応答する強誘電性液晶組成物を調製するこ
とができる。
実施例2 4− (4’ −(4”−デシルオキシベンゾイルオキ
シ)ベンゾイルオキシ)フェニルオクチルメチルホスフ
ェートの合成 オキシ塩化リン17.0g(0,1mojりをベンゼン
5〇−に溶解し0℃に冷却して、これに4−アセチルオ
キシフェノール15.2g(0,1園on)とピリジン
7.9g(0,1園on)をベンゼン50−に溶解した
ものを滴下し1滴下終了後2時間加熱還流させた。これ
を再び0℃に冷却してこれに1−オクタツール13.0
g(0,1+moQ)とピリジン7−9g(0,1園o
n)をベンゼン507!に溶解したものを滴下し、滴下
終了後2時間加熱還流させた。
これを再び0℃に冷却してこれにメタノール6.4g(
0,2moffi)とピリジン15.8g(0,2園o
n)をベンゼン5〇−に溶解したものを滴下し、滴下終
了後2時間加熱還流させた。放冷後200−の酢酸エチ
ルを加え、飽和硫酸調水溶液、水、飽和硫酸ナトリウム
水溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。
溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで
精製し、4−アセチルオキシフェニルオクチルメチルホ
スフェート19.0g(収率60%)を得た。
この化合物を実施例1と同様に炭酸水素ナトリウムによ
る加水分解、次いで4− (4’−デシルオキシベンゾ
イルオキシ)安息香酸クロライドとのエステル化を行う
ことにより、下記式で表わされる4−(4’−(4”−
デシルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フ
ェニルオクチルメチルホスフェートを得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
(::ry  4−  SA  ← Is。
63℃    95℃ 既知の強誘電性液晶化合物である4−(4’ −(4”
−デシルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)
安息香酸((s)−1−クロロ−3−ヘキシルオキシ−
2−プロピエート)に、この合成した化合物を20wt
%添加した液晶混合物の相転移温度は以下の通りであっ
た。
ルブタノールを用い、他は実施例2と全く同様に反応さ
せ、下記式で表わされる4−(4’ −(4”−デシル
オキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニル
(s)−2−メチルブチルメチルホスフェートを得た。
この混合物の応答時間を実施例1と同様の方法で測定し
たところ、77℃で64μsecとなり、この化合物を
添加しない単品の応答時間である83μsecと比べ、
1.3倍応答速度が向上した。
このように本発明の化合物は、Sc”相を示す化合物と
混合して、その応答速度を向上することができる。
実施例3 4−(4’ −(4”−デシルオキシベンゾイルオキシ
)ベンゾイルオキシ)フェニル(s)−2−メチルブチ
ルメチルホスフェートの合成 実施例2の1−オクタツールの代りに(s)−2−メチ
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
実施例4 4− (4’ −(4”−デシルオキシベンゾイルオキ
シ)ベンゾイルオキシ)フェニル(R)−1−メチルヘ
プチルメチルホスフェートの合成 実施例2の1−オクタツールの代りに(R)−2−オク
タツールを用い、他は実施例2と全く同様に反応させ、
下記式で表わされる4−(4’ −(4”−デシルオキ
シベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニル(R
)−1−メチルヘプチルメチルホスフェートを得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
Cry←−8x+−8A+−N*←− く−20℃  29’C84’C92’にのように室温
を含む広い温度範囲で安定なスメクチック相を示した。
既知のSc化合物である4−デシルオキシ安息香酸に、
この合成した化合物を20wt%添加した液晶混合物の
相転移温度は以下の通りであった。
Cry 4− Sc”←N*←−Is。
87℃   106℃  130℃ この混合物の自発分極と応答時間を実施例1と同様の方
法で測定したところ89℃でそれぞれ17.5nC/c
d、80μsecであり、非常に高速であった。
実施例5 4− (4’−デシルオキシビフェニルカルボキシ)フ
ェニル(R)−1−メチルヘプチルメチルホスフェート
の合成 実施例4の4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ
)ベンゾイルオキシ)安息香酸クロライドの代りに4−
(4’−デシルオキシフェニル)安息香酸クロライドを
用い、他は実施例4と全く同様に反応させ、下記式で表
わされる4−(4’−デシルオキシビフェニルカルボキ
シ)フェニル(R)−1−メチルヘプチルメチルホスフ
ェートを得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
このように室温を含む広い温度範囲で安定なスメクチッ
ク相を示した。
実施例6 4−(4’−(4”−デシルオキシベンゾイルオキシ)
ベンゾイルオキシ)フエニルジオクチルホスフェートの
合成 実施例1の(S)−2−メチルブタノールの代わりに1
−オクタツールを用い、他は実施例1と全く同様に反応
させ、下記式で表される4−(4’ −(4”−デシル
オキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フエニル
ジオクチルホスフェート6.4g(収率81%)を得た
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
Cry+S^←N←工(資) 53℃  63℃ 69”C 実施例7 4−(4’−(4″−デシルオキシベンゾイルオキシ)
ベンゾイルオキシ)フェニルテトラデシルメチルホスフ
ェートの合成 実施例2の1−オクタツールの代わりに1−テトラデカ
ノールを用い、他は実施例2と全く同様に反応させ、下
記式で表される4−(4’ −(4”−デシルオキシベ
ンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニルテトラデ
シルメチルホスフェート6.2g(収率79%)を得た
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
実施例8 4− (4’ −(4”−デシルオキシベンゾイルオキ
シ)ベンゾイルオキシ)フェニルオクタデシルメチルホ
スフェートの合成 実施例2の1−オクタツールの代わりに1−オクタデカ
ノールを用い、他は実施例2と全く同様に反応させ、下
記式で表される4−(4’ −(4”−デシルオキシベ
ンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニルオクタデ
シルメチルホスフェート6.3g(収率75%)を得た
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
実施例9 4−(4’−(4“−デシルオキシベンゾイルオキシ)
ベンゾイルオキシ)フェニル−(S)−3−クロロ−1
−へキシルオキシ−2−プロピルメチルホスフェートの
合成 実施例2の1−オクタツールの代わりに(S)−3−ク
ロロ−1−へキシルオキシ−2−プロパツールを用い、
他は実施例2と全く同様に反応させ、下記式で表される
4−(4’−(4”−デシルオキシベンゾイルオキシ)
ベンゾイルオキシ)フェニル−(S)−3−クロロ−1
−へキシルオキシ−2−プロピルメチルホスフェート5
.6g(収率74%)を得た。
実施例10 4− (4’−デシルオキシビフェニルカルボキシ)フ
ェニル−(S)−3−クロロ−1−へキシルオキシ−2
−プロピルメチルホスフェートの合成 実施例9の4− (4’−デシルオキシベンゾイルオキ
シ)安息香酸クロライドの代わりに4−(4’−デシル
オキシフェニル)安息香酸クロライドを用い、他は実施
例9と全く同様に反応させ、下記式で表される4−(4
’−デシルオキシビフェニルカルボキシ)フェニル−(
S)−3−クロロ−1−へキシルオキシ−2−プロピル
メチルホスフェート5.5g(収率77%)を得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
Cry 4−− Sx 4−− SA 4−− N”←
拗〈0℃  3ダC78℃  祁℃ 実施例11 4− (4’ −(4”−へキシルオキシベンゾイルオ
キシ)ベンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−メチ
ルへブチルメチル−(S)−ホスフェート及び4− (
4’ −(4″−へキシルオキシベンゾイルオキシ)ベ
ンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−メチルへブチ
ルメチル−(R)−ホスフェートの合成 実施例4の4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ
)安息香酸クロライドの代わりに4− (4’−へキシ
ルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸クロライドを用い
、他は実施例4と全く同様に反応させ、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーにより各ジアステレオマーを分離
精製して、下記式で表される4−(4’ −(4”−へ
キシルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フ
ェニル−(R)−1−メチルへブチルメチル−(S)−
ホスフェート(化合物A)2.4g(収率38%)及び
4−(4’−(4”−へキシルオキシベンゾイルオキシ
)ベンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−メチルへ
ブチルメチル−(R)−ホスフェート(化合物B)2.
1g(収率33%)を得た。
これらの化合物の相転移温度は以下の通りであった・ (化合物A) C104−−SA 4−− N”←Is。
43℃  91℃  97’C (化合物B) 実施例12 4− (4’ −(4”−テトラデシルオキシベンゾイ
ルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−
メチルへブチルメチル−(S)−ホスフェート及び4−
(4’−(4”−テトラデシルオキシベンゾイルオキシ
)ベンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−メチルへ
ブチルメチル−(R)−ホスフェートの合成 実施例4の4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ
)安息香酸クロライドの代わりに4−(4’−テトラデ
シルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸クロライドを用
い、他は実施例4と全く同様に反応させ。
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより各ジアステ
レオマーを分離精製して、下記式で表されυ リノー る4−(4’ −(4”−テトラデシルオキシベンゾイ
ルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェニル−(R)−1−
メチルへブチルメチル−(S)−ホスフェート(化合物
C)2.4g(収率32%)及び4− (4’ −(4
”−テトラデシルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイル
オキシ)フェニル−(R)−1−メチルへブチルメチル
−(R)−ホスフェート(化合物D)2.1g(収率2
8%)を得た。
これらの化合物の相転移温度は以下の通りであった・ (化合物C) Cry 4− Sc” 4−− SA 4− N” 4
− l8045℃   75℃  93℃  弼℃(化
合物D) Cry 4− Sx 4− SA 4− N’←珈36
’C40℃  92T:  100’にのように化合物
Cは、室温近付で広い温度範囲の安定な5011相を示
した。化合物Cの自発分極と応答時間を実施例1と同様
の方法で測定したところ、47℃でそれぞれ51nC/
Li、154 μsecであり、非常に高速であった。
実施例13 4−(4’−テトラデシルオキシビフェニルカルボキシ
)フェニル−(R)−1−メチルへブチルメチル−(S
)−ホスフェート及び4− (4’−テトラデシルオキ
シビフェニルカルボキシ)フェニル−(R)−1−メチ
ルへブチルメチル−(R)−ホスフェートの合成実施例
4の4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ)安息
香酸クロライドの代わりに4− (4’−テトラデシル
オキシフェニル)安息香酸クロライドを用い、他は実施
例4と全く同様に反応させ、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーにより各ジアステレオマーを分離精製して、
下記式で表される4−(4′−テトラデシルオキシビフ
ェニルカルボキシ)フェニル−(R)−1−メチルへブ
チルメチル−(S)−ホスフェート(化合物E)2.4
g(収率34%)及び4− (4’−テトラデシルオキ
シビフェニルカルボキシ)フェニル−(R)−1−メチ
ルへブチルメチル−(R)−ホスフェート(化合物F)
2.5g(収率35幻を得た。
これらの化合物の相転移温度は以下の通りであった。
(化合物E) 的←Sc*←sA←工帥 55℃  恥℃101℃ (化合物F) Cry+−Sム←■匍 父”CBrに のように化合物Eは、室温近付で広い温度範囲のSc”
相を示した。
化合物Eの自発分極と応答時間を実施例1と同様の方法
で測定したところ、60℃でそれぞれ48nC/ct、
 131μsecであり、非常に高速であった。
実施例14 2− (4’ −(4”−(4”−へキシルオキシベン
ゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェノキシ)−5−
へキシル−1゜3.2−ジオキサホスファン−2−オキ
サイドの合成オキシ塩化リン17.0g(0,1寵01
2)をベンゼン50idに溶解し0℃に冷却して、これ
に4−7セチルオキシフエノール15.2g(0,1m
og)とピリジン7.9g(0,1vaoQ)をベンゼ
ン50−に溶解させたものを滴下し、滴下終了後2時間
加熱還流させた。これを再び0℃に冷却してこれに2−
ヘキシル−1,3−プロパンジオール16.0g(0,
1鳳oA)とピリジン15.8g(0,2moQ)をベ
ンゼンLoomに溶解させたものを滴下し、?11下終
了後2時間加熱還流させた。放冷後、200mの酢酸エ
チルを加え、飽和硫酸銅水溶液、水、飽和硫酸ナトリウ
ム水溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した
。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、2−(4’−アセチルオキシフェノキシ)−
5−ヘキシル−1,3,2ジオキサホスファン−2−オ
キサイド19.0g(収率54%)を得た。
この化合物を実施例1と同様に炭酸水素ナトリウムによ
る加水分解1次いで4− (4’−ヘキシルオキシベン
ゾイルオキシ)安息香酸クロライドとのエステル化を行
うことにより、下記式で表される2−(4’ −(4”
−(4”−へキシルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイ
ルオキシ)フェノキシ)−5−ヘキシル−1,3゜2−
ジオキサホスファン−2−オキサイド4.8g(収率7
5%)を得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
実施例15 2− (4’ −(4”−(4”−テトラデシルオキシ
ベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェノキシ)−
5−へキシル−1,3,2−ジオキサホスファン−2−
オキサイドの合成 実施例14の4−(4’−へキシルオキシベンゾイルオ
キシ)安息香酸クロライドの代わりに4−(4’−テト
ラデシルオキシベンゾイルオキシ)安息香酸クロライド
を用い、他は実施例14と全く同様に反応させ、下記式
で表される2−(4’ −(4”−(4”−テトラデシ
ルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)フェノ
キシ)−5−ヘキシル−1,3,2−ジオキサホスファ
ン−2−オキサイド5.4g(収率72%)を得た。
実施例16 2− (4’ −(4“−デシルオキシビフェニルカル
ボキシ)フェノキシ)−5−ヘキシル−1,3,2−ジ
オキサホスファン−2−オキサイドの合成 実施例14の4− (4’−へキシルオキシベンゾイル
オキシ)安息香酸クロライドの代わりに4− (4’−
デシルオキシフェニル)安息香酸クロライドを用い。
他は実施例14と全く同様に反応させ、下記式で表され
る2−(4’ −(4”−デシルオキシビフェニルカル
ボキシ)フェノキシ)−5−へキシル−1,3,2−ジ
オキサホスファン−2−オキサイド5.4g(収率83
%)を得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
的←シ ←SA  4−− N  4−− Is。
93℃  143℃  153℃ 163℃このように
広い温度範囲で安定なSc相を示した。
実施例17 4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ)ビフェニ
ル−(R)−1−メチルへブチルメチルホスフェートの
合成 実施例4の4−7セチルオキシフエノールの代わりに4
− (4’−アセチルオキシフェニル)フェノールを用
い、また4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ)
安息香酸クロライドの代わりに4−デシルオキシ安息香
酸クロライドを用い、他は実施例4と全く同様に反応さ
せ、下記式で表される4−(4’−デシルオキシベンゾ
イルオキシ)ビフェニル−(R)−1−メチルヘプチル
メチルホスフェート5.9g(収率90%)を得た。
実施例18 4− (4’ −(4”デシルオキシベンゾイルオキシ
)ベンゾイルオキシ)ビフェニル−(R)−1−メチル
ヘプチルメチルホスフェートの合成 実施例17の4−デシルオキシ安息香酸クロライドの代
わりに4−(4’−デシルオキシベンゾイルオキシ)安
息香酸クロライドを用い、他は実施例17と全く同様に
反応させ、下記式で表される4−(4’ −(4”−デ
シルオキシベンゾイルオキシ)ベンゾイルオキシ)ビフ
ェニル−(R)−1−メチルヘプチルメチルホスフェー
ト3.9g(収率51%)を得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
Cry 4− SA 4− N” 4− Is。
薦  60℃  74℃ このように広い温度範囲で安定なスメクチック相を示し
た。
実施例19 4−(4’−デシルオキシビフェニルカルボキシ)ビフ
ェニル−(R)−1−メチルヘプチルメチルホスフェー
トの合成 実施例17の4−デシルオキシ安息香酸クロライドの代
わりに4−(4’−デシルオキシフェニル)安息香酸ク
ロライドを用い、他は実施例17と全く同様に反応させ
、下記式で表される4−(4’−デシルオキシビフェニ
ルカルボキシ)ビフェニル−(R)−1−メチルヘプチ
ルメチルホスフェート4.0g(収率55%)を得た。
この化合物の相転移温度は以下の通りであった。
実施例20 4− (4’−デシルオキシビフェニルオキシカルボニ
ルェートの合成 オキシ塩化リン17.0g(0.1mojl)をベンゼ
ン50mに溶解し0℃に冷却して、これに4−ヒドロキ
シ安息香酸メチル15.2g(0.1moQ)とピリジ
ン7、9g(0.110Q)をベンゼン501IQに溶
解させたものを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流させ
たにれを再びO”Cに冷却してこれに(R)−2−オク
タツール13.0g(0.1mob)とピリジン7−9
g(0.1mon)をベンセン50m2に溶解させたも
のを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流させた。これを
再び0℃に冷却してこれにメタノール6、4g(0.2
mon)とピリジン15.8g(0.2moffi)を
ベンゼン50−に溶解させたものを滴下し、滴下終了後
2時間加熱還流させた.放冷後,200−の酢酸エチル
を加え、飽和硫酸銅水溶液、水,飽和硫酸ナトリウム水
溶液で順次洗浄し,無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し、4−メトキシカルボニルフェニル−(R)−1−
メチルヘプチルメチルホスフェートzt.8g(収率6
1%)を得た.この化合物に対し,実施例1と同様に炭
酸水素ナトリウムによる加水分解を行うことにより、4
−カルボキシフェニル−(R)−1−メチルへブチルホ
スフェート11.9g(収率69%)を得た。
次に、この4−カルボキシフェニル−(R)−1−メチ
ルヘプチルメチルホスフェート 4−(4’−デシルオキシフェニル)フェノール3.1
g(10厘厘offi)と、ジシクロヘキシノシカルボ
ジイミド2.1g(10閣won)とをジクロロエタン
50mに溶解し、2時間加熱還流させた.放冷後、10
0dの酢酸エチルを加え、飽和硫酸ナトリウム水溶液で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶媒を留去し
、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、下記
式で表される4− (4’−デシルオキシビフェニルオ
キシカルボニル チルホスフェート シ)ベンジルオキシ)フェニル−(R)−1−メチルヘ
プチルメチルホスフェートの合成 実施例3で合成した4−ヒドロキシフェニル−(R)−
1−メチルヘプチルメチルホスフェートQ)と、4−(
4’−オクタデシルオキシベンゾイルオキシ)ペンシル
トシレー)6.5g(10mmoα)と、水酸化カリウ
ム0.6g(10mmon)をジメチルホルムアミド1
00WQに溶解し,100℃で3時間加熱撹拌した.溶
媒を留去し、100−の酢酸エチルを加え,飽和硫酸ナ
トリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水し
た。溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで精製し、下記式で表される4−(4’−4”−オク
タデシルオキシ)ベンゾイルオキシ)ベンゾイルフェニ
ル−(R)−1−メチルヘプチルメチルホスフェート6
、0g(収率75%)を得た。
実施例21 4− (4’ − (4”−オクタデシルオキシベンゾ
イルオキ実施例22 4−(4’−ドデカノイルオキシビフェニルオキシカル
ビニル)フェニル−(R)−1−メチルヘプチルメチル
ホスフェートの合成 オキシ塩化リン17.0g(0,1moQ)をベンゼン
50mに溶解し0℃に冷却して、これに4−アセチルオ
キシメチルフェノール16.6g(0,1moQ)とピ
リジン7.9g(0,1moQ)をベンゼン5071に
溶解させたものを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流さ
せた。これを再び0℃に冷却してこれに(R)−2−オ
クタツール13.0g(0,1moQ)とピリジン?−
9g(0,1moQ)をベンゼン50mに溶解させたも
のを滴下し、滴下終了後2時間加熱還流させた。これを
再び0℃に冷却してこれにメタノール6−4g(0,2
moQ)とピリジン15.8g(0、2moQ)をベン
ゼン50m1lに溶解させたものを滴下し、滴下終了後
2時間加熱還流させた。放冷後、200−の酢酸エチル
を加え、飽和硫酸銅水溶液、水、飽和硫酸ナトリウム水
溶液で順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで脱水した。溶
媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製し、4−アセチルオキシメチルフェニル−(R)−1
−メチルヘプチルメチルホスフェート30.5g(収率
82%)を得た。
この化合物に対し、実施例1と同様に炭酸水素ナトリウ
ムによる加水分解を行うことにより、4−ヒドロキシメ
チルフェニル−(R)−1−メチルへブチルホスフェー
ト13.0g(収率79%)を得た。
次にこの4−ヒドロキシメチルフェニル−(R)−1−
メチルヘプチルメチルホスフェート9.9g(30■■
oQ)と、ピリジン4.0g(50■■oQ)をジエチ
ルエーテル5〇−に溶解し0℃に冷却して、これにp−
トルエンスルホン酸クロライド5.7g(30mmoj
l)をジエチルエーテル50−に溶解したものを滴下し
1滴下終了後室温で2時間撹拌した。沈澱を濾別し、溶
媒を留去して、粗トシル酸エステルを得た。これと、4
−(4′−ドデカノイルオキシフェニル)フェノールと
を、実施例21と同様にエーテル化反応を行うことによ
り、下記式で表される4−(4’−ドデカノイルオキシ
ビフェニルオキシカルビニル)フェニル−(R)−1−
メチルヘプチルメチルホスフェート4.6g(収率68
%)を得た。
手続補正書 平成2年 72月 l1日 平成2年特許願第121647号 2、発明の名称 液晶性化合物及びそれを含む液晶組成物3、補正をする
者 事件との関係  特許出願人 住 所  東京都墨田区本所−丁目3番7号名称 (6
76)ライオン株式会社 代表者 小 林   敦 4、代理人〒151 8、補正の内容 本願明細書中において以下のとおり補正を行います。
(1)第28頁第1行の[シ)ベンゾイルオキシ)安息
香酸」を、「シ)安息香酸」に訂正します。
(2)第46頁第13行乃至第14行のr4−(4’ 
−4“オクタデシルオキシ)ベンゾイルオキシ)ベンゾ
イルフェニル」を、r4− (4’(4“−オクタデシ
ルオキシベンゾイルオキシ)ベンジルオキシフェニル」
に訂正します。
(3)第48頁第3行の「−1−メチルへブチル」を、
[−1−メチルへブチルメチル」に訂正します。
5、補正命令の日付  自 発

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )又は一般式(II)で表わされ
    る液晶性化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素数1〜20のアルキル基、アルコ
    キシ基、アシル基又はアシルオキシ基を示し、R_2、
    R_3は炭素数1〜20のアルキル基又は不斉炭素を含
    む光学活性基を示し、R_4は不斉炭素を含んでいても
    よい炭素数1〜20の環状鎖を示し、Xは単結合、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、−CH_2O−、又は−OCH_2−を
    示し、lは0、1又は2、mは1又は2、nは1又は2
    を示し、l+m+nは3又は4である)
  2. (2)下記一般式( I )又は一般式(II)で表わされ
    るリン酸エステル化合物を含有することを特徴とする液
    晶組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1は炭素数1〜20のアルキル基、アルコ
    キシ基、アシル基又はアシルオキシ基を示し、R_2、
    R_3は炭素数1〜20のアルキル基又は不斉炭素を含
    む光学活性基を示し、R_4は不斉炭素を含んでいても
    よい炭素数1〜20の環状鎖を示し、Xは単結合、▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、−CH_2O−、又は−OCH_2−を
    示し、lは0、1又は2、mは1又は2、nは1又は2
    を示し、l+m+nは3又は4である)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012139698A1 (de) * 2011-04-15 2012-10-18 Merck Patent Gmbh Weichmacher und optische filme

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WO2012139698A1 (de) * 2011-04-15 2012-10-18 Merck Patent Gmbh Weichmacher und optische filme
CN103732600A (zh) * 2011-04-15 2014-04-16 默克专利股份有限公司 增塑剂和光学膜
JP2014513323A (ja) * 2011-04-15 2014-05-29 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 可塑剤および光学フィルム

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