JPH03203151A - 二次イオン質量分析法 - Google Patents

二次イオン質量分析法

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JPH03203151A
JPH03203151A JP1343501A JP34350189A JPH03203151A JP H03203151 A JPH03203151 A JP H03203151A JP 1343501 A JP1343501 A JP 1343501A JP 34350189 A JP34350189 A JP 34350189A JP H03203151 A JPH03203151 A JP H03203151A
Authority
JP
Japan
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sample
beams
ion
ion beam
primary
Prior art date
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Pending
Application number
JP1343501A
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English (en)
Inventor
Megumi Nagano
長野 恵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、二次イオン質量分析法に係り、特に試料測
定域の汚染のない高精度な二次イオン質量分析法に関す
る。
〔従来の技術〕
二次イオン質量分析法(SIMSと略称する)は1次イ
オンビームを測定試料表面に照射し、試料表面からスパ
ッタリングによって放出される粒子の内2次イオンを電
場勾配によって取出し、電場と磁場あるいは四重種型電
極を用いて質量/電荷比に従って分離し、試料に含まれ
る元素の分析を行うものであり、1次イオンビームを1
0−程度に絞り、試料表面を走査することによって二次
元的な元素分布や、1次イオンビームによるスパッタエ
ツチング作用によって深さ方向の元素の濃度分布を得る
ことができる。このような測定を行うために、1次イオ
ンビームを常に一定の領域を走査してエツチングを行い
、走査信号と同期させて、1次イオンビームが試料表面
の測定域を照射している期間のみ2次イオンの測定を行
う方法が一般的に用いられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上述の方法では、1次イオンビームが2次
イオンの測定域以外を走査している時、測定域に1次イ
オンビームによってスパッタリングされた粒子が再付着
する。あるいは分析装置内の残留ガスが吸着する等の汚
染が起こるため、精密かつ高感度の分析ができないとい
う問題があった。
この発明は上述の点に鑑みてなされ、その目的は試料表
面の測定域が汚染を受けないようにして、高精度かつ高
感度な二次イオン質量分析法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的はこの発明によれば第1工程と、第2工程と
、第3工程とを有し、 第1工程は、1次イオンビームを加速して試料の測定域
に走査して照射し、試料の測定域をスパッタして2次イ
オンを発生させる工程であり、第2工程は、ヘリウムイ
オンビームを試料の測定域に照射する工程であり、 第3工程は、第1工程で発生した2次イオンを電場勾配
により質量と電荷の比に従って分離する工程であるとす
ることにより達成される。
〔作用〕 ヘリウムイオンは照射によって試料表面に化合物が形成
されることがない。ヘリウムイオンはそのエネルギを最
適にして吸着ガス等のみを選択的にスパッタすることが
できる。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1wJは二次イオン質量分析装置を示す配置図である
。イオン銃1から放出された1次イオンビーム2はレン
ズ3によって収束され、試料4に照射される。1次イオ
ンビーム2によって試料4からスパッタリングによって
放出された2次イオン5は、質量分析計6に導かれ、セ
クタ電場7、セクタ磁場8によって質量/電荷比に応じ
て分離され、検出器9で検出される。1次イオンビーム
2の通路には、対向する走査電極10が互いに直角にな
るよう2対設置されており (図では1対のみ示す〉、
1次イオンビーム2が試料4の表面を二次元的に走査す
る。この1次イオンビーム2が走査する試料4の表面の
同じ領域を、イオン源11からI(e”イオンビーム1
2で照射する。
第2図は、1次イオンビーム2およびHe”イオンビー
ム12の照射領域を示す配置図である。
深さ方向の元素分析を行う際、1次イオンビーム2は走
査電極工0によって試料4の表面の走査域21の領域を
走査する。走査域21は、1次イオンビーム2によるス
パッタエツチングによって削られ、エツチングクレータ
となる。走査電極10と電気的に同期させて、1次イオ
ンビーム2が走査域21の中央部の測定域22を通過す
るときのみ検出器9からの信号を取り出して測定する。
Fle”イオンビーム12は、測定域22を含む領域を
均一に照射する。この際、He ”イオンビーム12は
静止状態とし、細く絞って走査する必要はない。
第3図は、上述の装置で、シリコン中の水素を分析した
深さ方向濃度分布を示す線図で、横軸は試料表面からの
深さ、縦軸は水素濃度を示す。なお、この時、試料はシ
リコン中にプロトン(H”″)を50keV、 I X
 1010l5ato/ciIイオン注入したものを供
し、分析条件は次の通りである。
1次イオン種   ;セシウムイオン(Cs” )1次
イオン加速電圧;16KV 1次イオン電流  ;1.OμA 1次イオン照射面積i0.4 mXQ、4111m2次
イオン測定域 ;0.1 fiXo、1鵡検出2次イオ
ン  ピ負イオン(H−)He+イオン加速電圧; 2
KV He4イオン電流  ±0.1μA 試料室圧力    ; I Xl0−’Torr以下第
3図において、He”イオンビームを照射した場合の方
がバックグランドレベルが下がっており、残留ガスの吸
着による汚染が除去され、元素の検出下限が下がってい
ることが判る。
第4図には同様にして分析したシリコン中の炭素(C)
の測定例を示す。試料は、シリコン中に目Cを80ke
V、 2 X 101014ato/c+&イオン注入
したものを用いた。炭素は目C−として検知される。第
4図でも第3図と同様にHe”イオンビーム照射の効果
が明らかである。
〔発明の効果〕
この発明によれば第1工程と、第2工程と、第3工程と
を有し、 第1工程は、1次イオンビームを加速して試料の測定域
に走査して照射し、試料の測定域をスパッタして2次イ
オンを発生させる工程であり、第2工程は、ヘリウムイ
オンビームを試料の測定域に照射する工程であり、 第3工程は、第1工程で発生した2次イオンを電場勾配
により質量と電荷の比に従って分離する工程であるので
、1次イオンビームの照射によりスパッタエッチされた
粒子の測定域への再付着。
あるいは分析装置内の残留ガスの測定域への吸着があっ
てもエネルギ調整されたヘリウムイオンビームの照射に
より、それらが選択的に取り除かれ、その結果清浄な測
定域に1次イオンビームが照射されることとなり、高精
度かつ高感度に試料の測定を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る二次イオン質量4亀置
を示す配置図、第2図は1次イオンビームとHe”イオ
ンビームの走査域および測定域への照射方法を示す斜視
図、第3図はシリコン中の水素濃度のプロファイルを示
す線図、第4図はシリコン中の炭素濃度のプロファイル
を示す線図である。 11次イオンビーム、4:試料、5:2次イオン、12
 + He”イオンビーム、22:測定域。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)第1工程と、第2工程と、第3工程とを有し、第1
    工程は、1次イオンビームを加速して試料の測定域に走
    査して照射し、試料の測定域をスパッタして2次イオン
    を発生させる工程であり、第2工程は、ヘリウムイオン
    ビームを試料の測定域に照射する工程であり、 第3工程は、第1工程で発生した2次イオンを電場勾配
    により質量と電荷の比に従って分離する工程であること
    を特徴とする二次イオン質量分析法。
JP1343501A 1989-12-28 1989-12-28 二次イオン質量分析法 Pending JPH03203151A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227779A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 富士通株式会社 二次イオン質量分析装置の制御方法及び制御プログラム、二次イオン質量分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015227779A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 富士通株式会社 二次イオン質量分析装置の制御方法及び制御プログラム、二次イオン質量分析装置

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