JPH0320307Y2 - - Google Patents

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JPH0320307Y2
JPH0320307Y2 JP1986166788U JP16678886U JPH0320307Y2 JP H0320307 Y2 JPH0320307 Y2 JP H0320307Y2 JP 1986166788 U JP1986166788 U JP 1986166788U JP 16678886 U JP16678886 U JP 16678886U JP H0320307 Y2 JPH0320307 Y2 JP H0320307Y2
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packaging
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、商品などの被包装体を包んで包装し
たり、机や商品陳列棚等に包装を解いて陳列ある
いは展示するのに好適な包装・デイスプレイ装置
に関するものである。
(考案の背景) 包装用の箱に、デイスプレイ時に用いる支持部
を収納可能に設け、この支持部を用いて机や陳列
棚等に陳列あるいは展示することが従来より広く
行われている。この場合収納可能な支持部付きの
箱は構造が複雑であつたり不安定であつたりする
ことがあつた。またデイスプレイ姿勢は支持部の
寸法によつて決るため、デイスプレイ姿勢を変更
することができなかつたり困難になるという問題
があつた。
(考案の目的) 本考案はこのような事情に鑑みなされたもので
あり、構造が簡単で被包装物を安定にデイスプレ
イすることができ、またデイスプレイ姿勢を容易
に変更することもできる包装・デイスプレイ装置
を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案によればこの目的は、被包装体を包むに
足る面積を有する繰り返し不定形に塑性変形可能
な金属薄板を含むシートの一部を、前記被包装体
に固定したことを特徴とする包装・デイスプレイ
装置により達成される。
ここに繰り返し不定形に塑性変形可能な金属薄
板を含むシートとしては、アルミニウムや鉛等の
比較的軟らかい金属薄板の両面に布、和紙等の補
強材を貼着して3重構造としたものが望ましい。
またこのシートはその一部を被包装物に接着材で
接着したものが望ましい。
(実施例) 第1図A,Bは本考案の一実施例の陳列状態を
示す斜視図、第2図はシートの構造断面図、第3
図A〜Eは包装過程を示す斜視図である。
第1、3図において符号10は被包装体として
のカード式カレンダである。このカレンダ10は
12枚の略正方形のカードを裏板の上に積層し1ケ
月毎に1枚づつカードを取除く方式のものであ
る。このカレンダ10の裏板には、シート12が
接着されている。
このシート12は第3図に示すようにカレンダ
10を包むに足る十分な大きさの略四角形とされ
る。シート12は、第2図に示すように3層構造
となつている。すなわちアルミニウムなどの繰り
返し不定形に塑性変形可能な金属薄板(例えばア
ルミホイル)12aと、この金属薄板12aの各
面にそれぞれ接着された比較的目の粗い補強布1
2b,12cとでシート12は構成される。前記
カレンダ10の裏板はその各辺をこのシート12
の各辺と平行となるように位置決めしてシート1
2の中央付近に接着されている。
従つていまこのカレンダ10を包装する際に
は、シート12を平面状に広げ(第3図A)、カ
レンダ10の外側に延在するシート12の周辺部
のうち左周辺部12をカレンダ10の左辺に沿
つてカレンダ10上面に折り返す(同図B)。次
に右周辺部12をカレンダ10上面に折り返し
(同図C)、さらに下周辺部12、上周辺部12
を順次カレンダ10の上面に折り返せば(同図
D)、カレンダ10はシート12により完全に包
装される(同図E)。シート12は不定形に塑性
変形可能なので折り曲げた状態を保ち、折り返し
たシート12は開くことがない。
このカレンダ10をデイスプレイする時には折
り返したシート12を開いてカレンダ10の裏側
へ折り曲げ、しわを付けながら適宜の形状にす
る。そしてこのカレンダ10裏面に集められたシ
ート12を机や陳列棚に押し付ける。シート12
は塑性変形するのでカレンダ10を希望の展示姿
勢にして裏面のシート12を机や陳列棚に押し付
ければ、シート12はこのカレンダ10をこの姿
勢に保つ。従つてカレンダ10はその展示姿勢を
自由に設定可能となる。
この実施例ではシート12を3層構造とし、補
強布12b,12cで補強したので、シート12
の開閉を繰り返しても折り目などから折れたり切
れたりすることがない。また補強布12b,12
cを着色することによりデイスプレイ時の展示効
果を高めることができる。例えば補強布12bを
鮮やかな赤に、補強布12cを黒に着色すること
ができる。
なお本考案においてはシートはアルミニウム金
属薄板12aに限られず、鉛の薄板、不定形に塑
性変形可能な他の金属薄板であつてもよい。また
補強布12b,12cに代えて和紙などでもよ
く、これらを省いて金属薄板のみでシートを形成
してもよい。
第4図は他の実施例を示す斜視図である。この
実施例は被包装体を箱10Aとし、この箱10A
の底にシート12Aを接着したものであり、同図
Aはその展開状態を、同図Bは包装途中を、同図
Cは包装状態をそれぞれ示す。そのデイスプレイ
状態は前記第1図に示す実施例と略同一であるか
ら、その説明は繰り返さない。
(考案の効果) 本考案は以上のように、被包装体を包むに足る
シートの一部をこの被包装体に固定し、このシー
トを繰り返し不定形に塑性変形可能な金属薄板を
含むものとしたから、シートを適宜形状にして被
包装体を希望の姿勢に保つて安定にデイスプレイ
することができる。またシートで包むことも可能
となる。さらに構造が極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図A、Bは本考案の一実施例の陳列状態を
示す斜視図、第2図はシートの構造断面図、第3
図A〜Eは包装過程を示す斜視図である。第4図
は他の実施例を示す斜視図である。 10……被包装体としてのカレンダ、10A…
…被包装体としての箱、12,12A……シー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被包装体を包むに足る面積を有する繰り返し不
    定形に塑性変形可能な金属薄板を含むシートの一
    部を、前記被包装体に固定したことを特徴とする
    包装・デイスプレイ装置。
JP1986166788U 1986-10-31 1986-10-31 Expired JPH0320307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986166788U JPH0320307Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP1986166788U JPH0320307Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6374465U JPS6374465U (ja) 1988-05-18
JPH0320307Y2 true JPH0320307Y2 (ja) 1991-05-01

Family

ID=31098098

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JP1986166788U Expired JPH0320307Y2 (ja) 1986-10-31 1986-10-31

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JP (1) JPH0320307Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147640U (ja) * 1976-05-06 1977-11-09

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Publication number Publication date
JPS6374465U (ja) 1988-05-18

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