JPH0220505B2 - - Google Patents

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JPH0220505B2
JPH0220505B2 JP61024326A JP2432686A JPH0220505B2 JP H0220505 B2 JPH0220505 B2 JP H0220505B2 JP 61024326 A JP61024326 A JP 61024326A JP 2432686 A JP2432686 A JP 2432686A JP H0220505 B2 JPH0220505 B2 JP H0220505B2
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JP
Japan
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film
sheet
adhesive
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JP61024326A
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Isao Higo
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、販売や展示などを行なうために商品
を収納する包装容器に関する。
第7図は典型的な先行技術の斜視図であり、第
8図は第7図の切断面線−から見た断面図で
ある。包装容器1は、薄板状のシート体2,3
と、透明な熱収縮性を有するフイルム4とを含
む。フイルム4の両端部4a,4bの各外表面
は、シート体2,3の内表面に接着剤によつて貼
り付けられる。フイルム4の両端部4a,4bの
各々の内表面は、相互に接着剤によつて貼り付け
られる。シート体2,3の外表面には、たとえば
図形、文字などのキヤラクタが印刷されている。
被収納物5を収納するにあたつては、フイルム4
の露出部分4c内に被収納物5を挿入し、このよ
うな状態でフイルムの露出部分4cを加熱して、
露出部分4cの熱収縮性によつて被収納物5を保
持している。
発明が解決しようとする問題点 上記先行技術では、フイルム4の両端部4a,
4bを相互に接着する必要がある。このようなフ
イルム相互の接着には特殊な接着剤が用いられ、
そのため包装容器1の製造コストが高くつくとい
う問題がある。またシート体2,3の各内表面に
フイルム4の両端部4a,4bの各外表面を接着
する場合に、いわゆる部分貼りを行なわなければ
ならず、作業時間が比較的かかる。またシート体
2,3の各外表面はフイルム4によつて被覆され
ておらず、したがつてシート体2,3の各外表面
に被収納物5の商品説明などに関するキヤラクタ
が印刷されていても、その印刷は生地のままで艶
がなく美的効果が劣つている。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、
簡単な構成でしかも製造コストが安く製造時間を
短縮化でき、さらに美観の向上した包装容器を提
供することである。
問題点を解決するための手段 本発明は、可撓性の紙や合成樹脂材料から成る
一対のシート体と、熱収縮性を有する合成樹脂材
料を用いた透明なフイルムとを含む包装容器であ
つて、 シート体は、それぞれの一端部に外折線を介し
て連接された当接部を有し、シート体の外表面に
は文字や図形などが印刷されて、その一対が、互
いに対向する内表面を接着剤を用いて接着される
とともに、前記当接部が外折線で互いに離反する
方向へ曲折されて成り、 フイルムは、前記シート体の両外表面の全面に
接着剤を介して貼着部が接着され、さらに、貼着
部からシート体の一端部外方へ膨出されて、被収
納物が収納可能な収納空間を形成する両端開放の
膨出部を有し、 フイルムは、膨出部の収納空間に被収納物が装
入されたのち加熱されて収縮し、被収納物の外周
面にシート体の当接部の両内表面を密着させると
ともに被収納物の外周面を締付包被し、両端が開
放された状態で被収納物を保持固定することを特
徴とする包装容器である。
作 用 本発明に従えば、フイルムの熱収縮によつて被
収納物を確実に保持することができるとともに、
シート体の外表面側にフイルムが貼着されるよう
にしたので、そのシート体の外表面に艶出し効果
が表われ、これによつて美観が向上し、購買者の
購買意欲を喚起することができる。
実施例 第1図は本発明の一実施例の斜視図であり、第
2図は第1図の切断面線−から見た断面図で
ある。包装容器10は、一対のシート体11,1
2と、熱収縮性を有する透明なフイルム13とを
含む。シート体11,12はたとえば可撓性を有
する紙や合成樹脂製材料から成る。このシート体
11,12は各内表面が相互に接着剤14によつ
て接着されている。シート体11の端部には被収
納物15の外周に当接する当接部11aが設けら
れる。この当接部11aは、外折れ線16を介し
てシート体11に連接している。もう1つのシー
ト体12もまた同様な構成を有しており、当接部
12aが外折れ線17を介してシート体12と連
接している。これら両当接部11a,12aは外
折れ線16,17で互いに離反する方向へ開脚状
に曲折される。
フイルム13は透明な熱収縮性を有する合成樹
脂製材料から成り、たとえば15μm〜50μmのポ
リプロピレンまたは塩化ビニルなどから成る。こ
のフイルム13は、シート体11および当接部1
1aの外表面全面を覆う貼着部13aと、シート
体12の外表面全面を覆う貼着部13bと、被収
納物15が収納できる収納空間が形成されるよう
に膨出した膨出部13cとを含む。この膨出部1
3cは被収納物15が収納できるように、被収納
物15の外周長さに対応する長さを有し、幅方向
両端が開放されている。前記貼着部13aは接着
剤14aによつてシート体11および当接部11
aの表面に貼着され、また貼着部13bは接着剤
14bによつてシート体12および当接部12a
の表面に貼着される。
被収納物15は、フイルム13の膨出部13c
に挿入され、このような状態で膨出部13cが加
熱され、そのため膨出部13cが熱収縮し、これ
によつて被収納物15が、外周面を膨出部13c
で締付包被され、両端が開放された状態で保持さ
れる。なおこのとき被収納物15の外周面に当接
部11a,12aの内表面がぴつたりと当接し、
これによつて被収納物15が確実に固定される。
さらにこの当接部11a,12aを設けることに
よつて、フイルム13が外折れ線16,17近傍
でシート体11,12から剥離することが防止さ
れる。
またシート体11,12の外表面には、被収納
物15の商品説明などに関する文字や図形などの
キヤラクタが予め印刷されているときには、この
キヤラクタ部分は貼着部13a,13bによつて
覆われ、したがつてキヤラクタの艶出し効果が発
揮され、美観が向上されて消費者の購買意欲を喚
起することができる。またキヤラクタ部分がほこ
りなどによつて汚損されることが防止できる。
第3図は、包装容器10を製造する方法を説明
するための図である。なお第3図1ではシート体
原板30の全体が示されており、第3図2〜第3
図6では図解の容易を図るため1つの包装容器1
0に注目して、その製造工程を示している。まず
第3図1で示すようにシート体原板30に透孔3
1を形成するとともに外折れ線16,17を形成
する。透孔31は大略的に方形状であつて四隅に
それぞれ切込み部分32a,32b,32c,3
2dを有する。シート体原板30に透孔31を形
成するにあたつては、同時に外折れ線16,17
を形成するためシート体原板30の裏面30aか
ら打ち抜き加工を行なう。これによつて外折れ線
16と、透孔31の内周面部分31aとによつ
て、当接部11aが形成される。また外折れ線1
7と透孔31の内周面の部分31bとによつて当
接部12aが形成される。なお、透孔31は、シ
ート体原板30の長手方向に平行な仮想直線l1
に関して、面対称であるとともにシート体原板3
0の幅方向に平行な仮想直線l2に関して面対称
に構成される。
次に第3図2に示すようにシート体原板30の
表面30b全面に亘つて接着剤を塗布し、この接
着剤によつてフイルム13をシート体原板30の
表面30a全面に亘つて貼着ける。
次に第3図3で示すように透孔31の側線31
c,31dに沿つてフイルム13が切断される。
これとともにシート体11の外形に対応した形状
にミシン目33を刻込む。なお後述するようにシ
ート体原板30を前記仮想直線l2に関して折曲
げるため、この段階において仮想直線l2上の直
線部分を構成する内折れ線35a,35bを形成
する。
次に第3図4で示すように前記内折れ線35
a,35bに沿つてシート体原板30の裏面30
aを相互に接着剤などによつて貼着ける。その後
前記ミシン目33に沿つてシート体11,12以
外の残余の部分を切取る。これによつて第3図5
で示されるような包装容器10が製造される。こ
のような包装容器10に被収納物15を収納する
にあたつては、被収納物15をフイルム13の膨
出部13c内に挿入し、このような状態で加熱す
る。これによつてフイルム13が熱収縮し、被収
納物15が膨出部13cで支持された第3図6で
示される状態となる。
なおシート体11,12は、第1図に示される
形状に限定されるものではなく、その他の形状で
あつてもよい。
第4図は本発明の他の実施例の斜視図であり、
第5図は第4図の切断面−から見た断面図で
ある。この実施例は前述の実施例に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。注目すべきは
この実施例におけるシート体11Aはその延在方
向(第4図および第5図の上下方向)に関して前
述の実施例におけるシート体11よりも短く形成
されており、フイルム13はシート体11Aおよ
びシート体12の外表面の全面に亘つて貼着され
て構成されている。このような構成によつてシー
ト体およびフイルム13の使用量を低減すること
ができる。
またシート体11,12には、第6図示のよう
にフイルム13の膨出部13cの両側方に脚部4
0を形成するような構成であつてもよい。この脚
部40は、前述の実施例では製造工程中において
剥取られたけれども、この実施例では残存してお
くものである。この脚部40を、第6図示のよう
に押広げた状態で使用することによつて、包装容
器10を商品台などに立設させることが可能とな
る。
第9図は本発明の他の実施例を示した斜視図で
ある。この実施例は前述の実施例に類似し、対応
する部分には同一の参照符を付す。前述の各実施
例では、被収納物15の長手方向が水平となるよ
うに収納されたが、本実施例では長手方向が鉛直
となるように収納されており、包装容器10の製
造工程中において剥取られる膨出部13Cの側部
のうち一方を残しておき、挿通孔45を形成する
ことにより、商品台などに被収納物15の長手方
向が鉛直となるように吊下げて陳列することがで
きる。膨出部13Cの側部は両方とも残しておい
てもよく、第4図の実施例と同様に、シート体1
1,12の一方を短く形成してもよい。
前述の実施例ではフイルム13は、透明であつ
たけれども、たとえば被収納物15の表面が無表
示である場合などでは、予めフイルム13に色彩
あるいは文字・記号などを印刷しておくような構
成であつてもよい。また前述の実施例では、被収
納物15は大略的に円柱状であつたけれども、こ
れに限定されるものではなく、その他の形状を有
する被収納物を収納保持するような構成であつて
もよい。
こうして本発明に従う包装容器10は、単に被
収納物15を収納する機能を有するだけでなく、
容器10自体が被収納物15と相まつて商品の宣
伝効果を上げる機能を発揮する。
効 果 以上のように本発明によれば、一対のシート体
の外表面にフイルムが貼着され、これによつてシ
ート体の外表面は艶出し効果が発揮され、たとえ
ばシート体の外表面には印刷されているキヤラク
タなどの美的効果が一層向上し、購買者の購買意
欲を喚起することができる。またフイルムはシー
ト体の外表面に貼着されるため、フイルム同志を
接着する必要がない。そのため先行技術において
用いられた特殊な接着剤は必要なく、したがつて
包装容器の製造コストの低減を図ることができ
る。また先行技術では部分貼りを行なう必要があ
つたけれども、本発明ではそのような特殊な技術
を用いることがないので、製造にあたつて作業時
間が短縮できる。
被収納物は、膨出部において、外周面がフイル
ムによつて包被され、一対の当接部により当接保
持されるため、確実に固定され、フイルムがシー
ト体の一端部付近でシート体から剥離することが
ない。
また、膨出部の両端は開放されているので、熱
収縮前における膨出部への被収納物装入が容易に
できるだけでなく、熱収縮後に被収納部の両側面
を視認でき、被収納物を取出す際には、フイルム
の開放端を破つて容易に取出せる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は
第1図の切断面線−から見た断面図、第3図
は包装容器10の製造方法を説明するための図、
第4図は本発明の他の実施例の斜視図、第5図は
第4図の切断面線−から見た断面図、第6図
は本発明のさらに他の実施例の斜視図、第7図は
先行技術の斜視図、第8図は第7図の切断面線
−から見た断面図、第9図は本発明の他の実施
例の斜視図である。 10……包装容器、11,12……シート体、
11a,12a……当接部、13……フイルム、
13c……膨出部、14,14a,14b……接
着剤、15……被収納物、16,17……外折れ
線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性の紙や合成樹脂材料から成る一対のシ
    ート体と、熱収縮性を有する合成樹脂材料を用い
    た透明なフイルムとを含む包装容器であつて、 シート体は、それぞれの一端部に外折線を介し
    て連接された当接部を有し、シート体の外表面に
    は文字や図形などが印刷されて、その一対が、互
    いに対向する内表面を接着剤を用いて接着される
    とともに、前記当接部が外折線で互いに離反する
    方向へ曲折されて成り、 フイルムは、前記シート体の両外表面の全面に
    接着剤を介して貼着部が接着され、さらに、貼着
    部からシート体の一端部外方へ膨出されて、被収
    納物が収納可能な収納空間を形成する両端開放の
    膨出部を有し、 フイルムは、膨出部の収納空間に被収納物が装
    入されたのち加熱されて収縮し、被収納物の外周
    面にシート体の当接部の両内表面を密着させると
    ともに被収納物の外周面を締付包被し、両端が開
    放された状態で被収納物を保持固定することを特
    徴とする包装容器。
JP2432686A 1986-02-06 1986-02-06 包装容器 Granted JPS62182064A (ja)

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JP2432686A JPS62182064A (ja) 1986-02-06 1986-02-06 包装容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730288U (ja) * 1980-07-25 1982-02-17

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JPS5730288U (ja) * 1980-07-25 1982-02-17

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