JPH0320286A - シラン化合物およびその製造方法 - Google Patents

シラン化合物およびその製造方法

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JPH0320286A
JPH0320286A JP1153730A JP15373089A JPH0320286A JP H0320286 A JPH0320286 A JP H0320286A JP 1153730 A JP1153730 A JP 1153730A JP 15373089 A JP15373089 A JP 15373089A JP H0320286 A JPH0320286 A JP H0320286A
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JP
Japan
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silane compound
formula
present
aminoethylamino
compound
Prior art date
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Pending
Application number
JP1153730A
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English (en)
Inventor
Tomoyoshi Furuhata
智欣 降籏
Fujio Yagihashi
不二夫 八木橋
Akira Yamamoto
昭 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なシラン化合物およびその製造方法に係り
、特には水中防汚剤の有効成分として有用とされる、文
献未載の一般式(I) (CH3O)ll(CHs)m−nSiCHi(CHi
CHJH)−CHzCO2Na  (但し、式中のnは
1、2または3、mは2または3を表わす)で示される
シラン化合物、および3一置換プロビルメトキシシラン
とモノクロル酢酸とをナトリウムメチラートの存在下に
反応させることを特徴とするその製造方法に関するもの
である。
(従来の技術および課題) 従来、漁網、ブイ、船舶の船底部等の海中におかれた設
備については、これらに藻類やフジツボ、カキ、ホヤ、
イソギンチャク、苔虫などの汚損生物が付着し、重大な
被害を受けている。このような被害を回避するために、
亜酸化銅、有機錫化合物などを用いることが知られてお
り(特公紹34−15526号公報参照)、現在も多く
用いられている。また非重金属系防汚剤としても、N−
アリールマレイミド類(特開昭53−9320号、同5
5−40608号公報参照)、ペンズアニリド類(特公
昭62−41493号公報参照)、ポリアミノモノカル
ボン酸系化合物(特開昭61−140501号公報参照
)などを用いることが知られている. しかしながら、亜酸化銅や有機銅化合物は強い毒性を有
することのほかに、水中に存在する硫化物イオンと反応
して相当する硫化物に変化するために目的とする防汚効
果が低下してしまうという欠点を有する.また有機錫化
合物はその強い効果と長期にわたる持続性のために広く
用いられているが、強い刺激性や毒性を有するために防
汚処理する上で取扱上問題があるほか、水中に溶出した
有機錫化合物による海洋の汚染、特に処理された漁網で
養殖された魚類への蓄積に対する悪影響が大きな問題と
なっている。一方、非重金属系化合物は作用スペクトル
が狭いために広範囲な汚損生物による汚染を防止できな
かったり、持続性が弱かったりする欠点がある. このような状況から、■魚介類に対する安全性が高く、
■水中での汚損生物に対する防汚効果に優れ、■その効
果の持続性が長い、という優れた特性を兼ね備えた防汚
剤の出現が望まれていた.(課題を解決するための手段
) 本発明者らは、これらの課題を解決するための有効成分
として前記のポリアミノモノカルボン酸系化合物に着目
し、その効力および持続性を向上させるべく鋭意研究を
重ねた。その結果、3一置換プロビルメトキシシランと
モノクロル酢酸とをナトリウムメチラートの存在下に反
応させることにより得られる文献未載の新規なシラン化
合物、すなわちアミノモノカルボン酸系化合物にメトキ
シシリル基が導入された文献未載の新規なシラン化合物
が、前記の課題を解決するものであることを見出し、し
かもこの合成法により目的とするシラン化合物が意外に
も容易に収率よく得られることを見出して本発明に至っ
たのである.本願の第1の発明は一般式(I) (CH3O) . (CHs) .−lISiCHg 
(CHmCH*NH) .CH*COJa(但し、式中
のnは1、2または3、mは2または3を表わす)で示
されるシラン化合物を要旨とするものであり、 第2の発明は一般式(n) (CH3O)l1(CHs)s−nSiCHx(CHs
CHJH) −H  (但し、式中のnは1、2または
3、mは2または3を表わす)で示される3一置換プロ
ビルメトキシシランとモノクロル酢酸とをナトリウムメ
チラートの存在下に反応させることを特徴とする、 一般式(I) (CH3O) n (CHs) m−nslcHi (
CHzCHJH)mcH*cOJa(但し、式中のnは
1.2または3、mは2または3を表わす)で示される
シラン化合物の製造方法を要旨とするものである。
以下に本発明を詳しく説明する. 本発明のシラン化合物は前記の一般式(I)で示され、
式中のnが1、2または3の、mが2または3のいずれ
の化合物をも含むものである.本発明のシラン化合物は
、前記の本発明の方法、すなわち一般式(n)で示され
る3一置換プロビルメトキシシランとモノクロル酢酸と
をナトリウムメチラートの存在下に反応させることによ
って得られるが、この一般式(n)で示される3−置換
プロビルメトキシシランとしては、3−(2−アミノエ
チルアミノ〉プロビルトリメトキシシラン、3−(2−
アミノエチルアミノ)プロビルジメトキシメチルシラン
、3−(2−アミノエチルアミノ)プロビルジメチルメ
トキシシラン、3− [2− (2−アミノエチルアミ
ノ)エチルアミノ]プロビルトリメトキシシラン、3一
(2−(2−アミノエチルアミノ)エチルアミノ]ブロ
ビルジメトキシメチルシラン、3−【2−(2−アミノ
エチルアミノ)エチルアミノ]ブロビルジメチルメトキ
シシランが挙げられる.本発明の方法では困難な条件を
必要としない.前記一般式(n)で示される3一置換プ
ロビルメトキシシランとモノクロル酢酸とは、化学量論
量使用し、またナトリウムメチラートは化学量論量もし
くは過剰に使用して反応せしめることが望ましい。さら
に溶媒としてはメタノールを使用するのが望ましい。反
応温度および時間については,室温で2時間以上とすれ
ばよく、さらに還流下に2時間以上反応せしめることが
望ましい。
生成したシラン化合物は、反応終了後に室温まで冷却し
て得られた溶液のままで、あるいは減圧下に溶媒をスト
リップして得た残渣として用いることができる。
本発明のシラン化合物を水中防汚剤に使用する場合、シ
ラン化合物(部分縮合物を含み得る)のままでもよく、
これを塗料、溶液、乳剤などの形に調製してもよい。そ
の際、防汚剤中には水やメタノール以外のアルコールが
混入していないことが重要である。
本発明のシラン化合物から溶液等を調製するに際しては
、溶媒としてベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホ
ルム等の本発明のシラン化合物と反応しないものを用い
ればよい. 本発明のシラン化合物は他の防汚剤との併用も可能であ
る. (発明の効果) 本発明のシラン化合物は、アミノモノヵルボン酸系化合
物にメトキシシリル基が導入された新規な化合物であり
、水中防汚剤の有効成分として、■魚介類に対する,安
全性が高く、■水中での汚損生物に対する防汚効果に優
れ、■その効果の持続性が長い、という優れた特性を兼
ね備えたものである. また、本発明の製造方法によれば、本発明のシラン化合
物を容易に高収率で得ることができる.(実施例) 実施例1 温度計、撹拌機、冷却器を備えたlβの4つ口フラスコ
にメチルアルコール250mI2を仕込み、ここへ金属
ナトリウム9.2g(0.4モル)を少しずつ加え、撹
拌しながら溶解させる。ついで室温にて撹拌しながら、
3−(2−アミノエチルアミノ)プロビルトリメトキシ
シラン38.1g(0.2モル〉を少量ずつ添加した。
添加後、メタノールを還流させて1時間反応した後、モ
ノクロル酢酸19.0g(0.2モル)をメタノール5
0ffl4に溶かした溶液をゆっくり滴下し、さらに還
流下で1時間反応さ−せて室温に戻した.析出した塩を
ろ別し、ろ液を減圧下にメタノールを留去して濃縮し、
粘性のある白色の液状化合物(1)を59.8g(収率
98.9%)得た。
この化合物(1)は下記の元素分析値および第1図の核
磁気共鳴スペクトルがら、式 (CHiO) ssicH* (CHiCHJH) z
cHzcOJE1で示されるシラン化合物であることが
確かめられた。
元素分析値 C : 40.02%,H.7.85%,N;9、15
%理論値 C;39.72%,H;7.67%,N.9.26%実
施例2〜6 3−(2−アミノエチルアミノ)プロビルトリメトキシ
シランを、先に一般式(旧で示されるシランとして挙げ
た他のシランに代えたほかは、実施例1と同様にして第
1表に示されるシラン化合物(2)〜(6)を合或した
。得られたシラン化合物の元素分析値は第1表に併記し
たとおりであった。
第  1  表 応用例1〜6、比・較例1 水中防汚塗料の調製 実施例1〜6において合成されたシラン化合物(1)〜
(6)を用いて、第2表の配合により各シラン化合物に
対応した水中防汚塗料[1]〜[6]を調製した。第2
表の配合割合は水中防汚塗料[1]〜[6]すべてに共
通のものとした。
なお、調製にはボケットミルを用いて充分に粉砕と混和
を行なった。
第2表 海中浸漬試験 上記で得た水中防汚塗料[11〜[6]をウオッシュブ
ライマーで1回、防錆塗料(本発明のシラン化合物無添
加)で2回それぞれ下処理した鋼板(300xl00x
lmm)上に2回刷毛ぬりして試験板を作成した。この
試験板を鋼鉄製の枠に取付けて海中に吊し、1.5mの
水深に保持した。
海水中に浸漬した試験板は一定期間毎に引上げて生物の
付着状況を観察した。その結果は第3表のとおりであっ
た。
なお、比較のために、防汚処理しないで、同時に海中浸
漬試験を行なったが(比較例1)、その結果は第3表に
併記したとおりであった。
但し、第3表中の生物の付着状況は下記により表わした
■;全く付着していない ■二部分的に少量の付着物あり ■;全体的に少量の付着物あり ■;全体的に付着物あり V;全体的に多量の付着物あり

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) (CH_3O)_n(CH_3)_3_−_nSiCH
    _2(CH_2CH_2NH)_mCH_2CO_2N
    a(但し、式中のnは1、2または3、mは2または3
    を表わす) で示されるシラン化合物。 2、一般式(II) (CH_3O)_n(CH_3)_3_−_nSiCH
    _2(CH_2CH_2NH)_mH(但し、式中のn
    は1、2または3、mは2または3を表わす) で示される3−置換プロピルメトキシシランと、モノク
    ロル酢酸とを、 ナトリウムメチラートの存在下に反応させることを特徴
    とする、 一般式( I ) (CH_3O)_n(CH_3)_3_−_nSiCH
    _2(CH_3CH_2NH)_mCH_2CO_2N
    a(但し、式中のnは1、2または3、mは2または3
    を表わす) で示されるシラン化合物の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06228165A (ja) * 1993-01-29 1994-08-16 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機けい素化合物及びその製造方法
JP2020111515A (ja) * 2019-01-08 2020-07-27 大阪瓦斯株式会社 生物忌避剤およびその用途

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02244152A (ja) * 1989-03-17 1990-09-28 Sanyo Chem Ind Ltd 感光性組成物

Patent Citations (1)

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