JPH03202840A - 写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領域設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の写真焼付装置におけるネガを目視しながらのトリ
ミング作業、即ち枠寸法可変ネガマスクのサイズ設定と
ネガ画面位置の設定はネガフィルムを圧着していない状
態で行う仕様となっている。

即ち従来の写真焼付装置の構造ではネガフィルムをネガ
圧仮によって圧着した状態においての枠寸法可変ネガマ
スク及び可動ネガキャリアを移動するとネガフィルムが
ネガ圧板や枠寸法可変ネガマスクに対し摺動しネガフィ
ルムに傷が付いてしまう為これら作業を各々に行うトリ
ミング作業時においてネガ圧着状態を継続することは出
来ない。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しながら一般にネガフィルムを圧着しない場合、ネガ
フィルムとネガマスク枠との間に隙間が生し、これはネ
ガフィルムのカールが強い程顕著に現れる。ネガ画面内
のプリントしたい部分をネガマスク枠に合わせ込むトリ
ミング作業において、ネガフィルムとネガマスク枠との
間に隙間があると、ネガフィルムの直上から見ない限り
正確な位置合わせは難しくなるが、写真焼付装置におい
てはその構造上ネガフィルム視認は斜上方向から行うの
が一般的であるため正確な位置合わせが出来ないことに
なる。

又、ネガカールによる影響でネガフィルム圧着時にネガ
フィルム位置が移動してしまう場合があり、これも正確
なトリミングが行えない原因となっている。

本発明の目的は上記の欠点を解決し、トリミング作業の
確実性と能率を向上させることが出来る写真焼付装置に
おけるネガ上のプリント対象領域設定装置を得るにある
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置はネガフィルムを目視しながらトリミング作
業を行うため枠寸法を拡大、縮小可能な枠寸法可変ネガ
マスクと、この枠寸法可変ネガマスクの駆動手段と、上
記枠寸法可変ネガマスクに対して移動可能な可動ネガキ
ャリアと、ネガ圧着手段とより成り、ネガフィルムが上
記可動ネガキャリアに圧着された状態で上記枠寸法可変
ネガマスクの駆動及びネガ画面位置の移動がネガとネガ
接触部材とが摺動することなく可能であることを特徴と
する。

上記ネガキャリアは中央部にネガ画面開口を有する板状
部分で成り、上記枠寸法可変ネガマスクは上記ネガキャ
リアのネガ走行面の対面側において互いに対向して配置
された枠素子より戒り、上記ネガ圧着手段はネガ圧板と
、このネガ圧板を上記ネガキャリアに吸着せしめる手段
とより成り、これらは上記ネガキャリア上に配置される
。

〔作　用〕

本発明の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置においてはネガ圧仮によってネガフィルムを
可動ネガキャリアに圧着した状態で枠寸法可変ネガマス
クのサイズ設定と、ネガ画面位置の設定がネガとネガ接
触部材とが摺動するここなくなされる。

ご実　施　例〕 以下図面によって本発明の詳細な説明する。

第１図において１は光源ランプ、２は防熱フィルター、
３はＹＭＣフィルターンヤノター、４はミラートンネル
、５はネガ上のプリント対象領域設定手段、６は測光ス
キャナ一部、７は投影倍率設定手段（ズームレンズ）、
８はダークンヤノタ、９：：反射ミラー、１０：よ投影
面に設けたペーパーマスクを示し、これら二よペーパー
マスクＩＯを除いて１１１１次一方から他方に向かって
配置されている。

本発明のネガ上のプリント対象領域設定手段５は第２図
、第３図に示すようにネガキャリアベース１１と、この
ネガキャリアベース１１上に縦・横及び回転方向に移動
可能に５ｔｉｌｌた中央部にネガ画面開口１２ａを有す
る板状部分１２ｂとより成る可動ネガキャリア１２と、
この可動ネガキャリア１２の板状部分１２ｂ上にネガフ
ィルム１３を圧着固定するためのネガ圧板１４と、上記
可動ネガキャリア１２を手動で縦・横及び回転方向に移
動せしめるため上記板状部分１２ｂ上に設けた可動ネガ
キャリアノブ１５と、同しく上記板状部分１２ｂ上に設
けたネガガイド１６と、上部が夫々上記可動ネガキャリ
ア１２の下面側において互いに対向して配置された２個
の枠素子１７ａ、１７ｂより成る枠寸法可変ネガマスク
１７と、この枠素子１７ａ、１７ｂの下部を夫々上側走
行路及び下側走行路に固定したタイミングベルト１８と
、このタイミングベルト１８をエンドレス状に懸架した
タイミングプーリ１９と、このタイミングブ−り１９を
回転するため上記ネガキャリアベース１１内に設けたネ
ガマスク駆動モータ２０と、上記ネガ圧板１４を上記可
動ネガキャリア１２に向かって吸引するため上記可動ネ
ガキャリア１２に固定した電磁石２１とより成る。

第４図及び第５図は上記ネガマスク駆動モータ２０によ
ってタイミングベルト１８を走行し、上記枠寸法可変ネ
ガマスク１７によって枠寸法が横方向に２Ｘだけ縮小さ
れた状態を示し、第７図。

第８図は上記枠寸法可変ネガマスク１７によって枠寸法
が第４図、第５図に示すように横方向に縮小されると共
に、可動ネガキャリア１２が可動ネガキャリアノブ１５
により手動でネガ画面中心に横方向右側にＸだけ移動さ
れた状態を示す。

向上記枠寸法可変ネガマスク１７とその駆動機構は第２
図〜第５図に示したように横方向可変用に設けられてい
るが同様の構成のものが第６図に示すように縦方向可変
用に設けられており、上記のように枠寸法が横方向に２
Ｘだけ縮小された場合には第６図に示すように縦方向用
の枠寸法可変ネガマスクが同様に枠寸法を縦方向に縮小
し、プリントサイズと相似形になる様制限される。

本発明の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置においてはネガ圧［１４によってネガフィル
ム１３を圧着した状態において、ネガフィルム１３の下
面と枠寸法可変ネガマスク１７とは互いに接触していな
いため、枠寸法可変ネガマスク１７を駆動しても問題は
全く無く、又ネガフィルム１３の下面と枠寸法可変ネガ
マスク１７間の間隔は０．５ｍｓでありトリミング作業
上、問題となるレベルでは無い。

又ネガ圧板１４、電磁石２１等のネガ圧着手段は可動ネ
ガキャリア１２に固定された状態になっているため、第
７図、第８図に示すように可動ネガキャリア１２をスラ
イドさせることによってネガ画面位置の移動を行っても
ネガフィルム１３の面とネガ圧板１４との間は互いに摺
動せず、従ってネガフィルムに傷が付くことは無い。

本発明の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置は下記のように操作される。

■枠寸法可変ネガマスク及び可変ネガキャリアをノート
リミング状態とする。

■ネガフィルムを挿入し、可動ネガキャリアの枠にネガ
画面を合わせてセットする。

■キー操作によりネガフィルムの圧着と測光が行われる
。（ノートリミング時に測光するのは、標準プリントと
トリミングプリントとの色調が異なったものになるのを
防止するためである。）■キー操作により枠寸法可変ネ
ガマスクの寸法を縮小させトリミングしたい寸法に枠を
設定する。

尚プリント寸法は既に設定されているため枠寸法可変ネ
ガマスクの寸法の変更と同時にズームレンズの倍率や露
光条件等が変更設定される。

■設定された枠寸法可変ネガマスクに対してネガ画面を
移動させたい場合は可動ネガキャリアをスライドして設
定する。

■プリントする。

］発明の効果〕 本発明の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
域設定装置は上記の通りであるから下記のような効果が
得られる。

■上記の設定■、■をネガフィルムの圧着状態で行える
ためネガマスク枠寸法設定及びネガ画面位置の設定がネ
ガフィルムの真上から確認しなくても正確に行うことが
出来る。

即ち斜方向から見ても真上から見ても位置合わせの差が
少なく、ネガフィルムのカールも生じない。

尚この効果はネガマスク寸法が小さい程有効である。

■トリミング操作中ネガフィルムはネガ圧仮によって可
動ネガキャリアに圧着されており、不意にネガフィルム
に手を触れたり、風等でネガフィルムが動いてしまう心
配が無いので操作性が向上する。

■測光時とプリント時の２度ネガフィルムを圧着する必
要が無く、上記設定■〜■の間、連続的に圧着したま＼
で良く、従ってプリント操作が簡略化される。

■圧着した瞬間にネガのカールの影響による位置ズレに
よる不良プリントの発生を防止出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のネガ上のプリント対象領域設定装置を
用いた写真焼付装置の分解斜視図、第２図は本発明のネ
ガ上のプリント対象領域設定装置における枠寸法可変ネ
ガマスクの説明用の平面図、第３図は第２図のＡ−Ａ線
断面図、第４図は枠寸法を縮小せしめた枠寸法可変ネガ
マスクを示す平面図、第５閾は第４図のＡ−Ａ線断面図
、第６図は第４図のＢ−Ｂ線断面図、第７図は枠寸法を
縮小せしめた枠寸法可変ネガマスクとネガ画面中心に右
側に移動された可動ネガキャリアを示す平面図、第８図
は第７図のＡ−Ａ線断面図である。 １・　・　・光源ランプ、２　・　・時素フィルター３
・・・ＹＭＣフィルターツヤツタ−１４ミラートンネル
、５・・・ネガ上のプリント対象領域設定手段、６・・
・測光スキャナ一部、７・・・投影倍率設定手段、８・
・・ダークシャッタ、９・・・反射ミラー、１０・・・
ベーパーマスク、１１・・・ネガキャリアベース、１２
・・・可動ネガキャリア、１２ａ・・・ネガ画面開口、
１２ｂ・・・板状部分、１３・・・ネガフィルム、１４
・・・ネガ圧板、１５・・・可動ネガキャリアノフ、１
６・・・ネガガイド、１７・・・枠寸法可変ネガマスク
、１７ａ、１７ｂ・・・枠素子、１８・・・タイミング
ベルト、１９・・・タイミングプーリ、２０・・・ネガ
マスク駆動モータ、２１・・・電磁石。 １−一刀。 鳥 ４ 図 第 ？ 閃 妬 目 ４ 垢 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ネガフィルムを目視しながらトリミング作業を行
   うため枠寸法を拡大、縮小可能な枠寸法可変ネガマスク
   と、この枠寸法可変ネガマスクの駆動手段と、上記枠寸
   法可変ネガマスクに対して移動可能な可動ネガキャリア
   と、ネガ圧着手段とより成り、ネガフィルムが上記可動
   ネガキャリアに圧着された状態で上記枠寸法可変ネガマ
   スクの駆動及びネガ画面位置の移動がネガとネガ接触部
   材とが摺動することなく可能であることを特徴とする写
   真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領域設定装置
   。
2. （２）上記ネガキャリアが中央部にネガ画面開口を有す
   る板状部分で成り、上記枠寸法可変ネガマスクが上記ネ
   ガキャリアのネガ走行面の対面側において互いに対向し
   て配置された枠素子より成り、上記ネガ圧着手段が上記
   ネガキャリアに配置されたネガ圧板と、このネガ圧板を
   上記ネガキャリアに吸着せしめる手段とより成る請求項
   １記載の写真焼付装置におけるネガ上のプリント対象領
   域設定装置。