JPH0320232Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0320232Y2 JPH0320232Y2 JP1986048731U JP4873186U JPH0320232Y2 JP H0320232 Y2 JPH0320232 Y2 JP H0320232Y2 JP 1986048731 U JP1986048731 U JP 1986048731U JP 4873186 U JP4873186 U JP 4873186U JP H0320232 Y2 JPH0320232 Y2 JP H0320232Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- rear axle
- brake
- swing arm
- rotatably connected
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業の利用分野〕
本考案は自動二輪車のリヤデイスクブレーキ取
付部構造に関する。
付部構造に関する。
自動二輪車のデイスクブレーキ取付部構造とし
ては、例えば特開昭57−155145号公報に示される
ように、後車軸にブレーキデイスクを後車軸を中
心として取付けると共に、該後車軸にキヤリパの
ブラケツトを取付けたものがある。
ては、例えば特開昭57−155145号公報に示される
ように、後車軸にブレーキデイスクを後車軸を中
心として取付けると共に、該後車軸にキヤリパの
ブラケツトを取付けたものがある。
しかし、キヤリパのブレーキピストンの後車軸
からの制動有効半径が常に一定となつているの
で、ブレーキ操作力が一定のもとでは、制動力が
常に一定である。このため、自動二輪車に乗る人
数や乗員の体重が重く、リヤサスペンシヨンに高
荷重がかかつた場合には、ブレーキ操作力が一定
のもとでは制動力が弱くなつてしまう。
からの制動有効半径が常に一定となつているの
で、ブレーキ操作力が一定のもとでは、制動力が
常に一定である。このため、自動二輪車に乗る人
数や乗員の体重が重く、リヤサスペンシヨンに高
荷重がかかつた場合には、ブレーキ操作力が一定
のもとでは制動力が弱くなつてしまう。
そこで、本考案はブレーキ操作力が一定のもと
でも、リヤサスペンシヨンにかかる荷重度合に応
じて制動力を高めることができる自動二輪車のリ
ヤデイスクブレーキ取付部構造を提供するもので
ある。
でも、リヤサスペンシヨンにかかる荷重度合に応
じて制動力を高めることができる自動二輪車のリ
ヤデイスクブレーキ取付部構造を提供するもので
ある。
ブレーキピストンを備えたリヤデイスクブレー
キキヤリパのブラケツトを、フレームと後車軸と
に両端側が回動自在に連結されたスイングアーム
に、上記後車軸との間に所要の偏位量を設定して
回動自在に連結するとともに、トルクロツドの一
端を上記リヤデイスクブレーキキヤリパの前下部
に回動自在に連結し、かつ他端側を、上記フレー
ムとスイングアームの連結ピンに回動自在に取付
けられた連結材の他端側に回動自在に連結して多
節リンク機構を構成し、このリンク機構に荷重が
加わつた時に上記後車軸からブレーキピストンま
での距離が半径方向に大きくなるようにキヤリパ
を移動させる構造としてある。
キキヤリパのブラケツトを、フレームと後車軸と
に両端側が回動自在に連結されたスイングアーム
に、上記後車軸との間に所要の偏位量を設定して
回動自在に連結するとともに、トルクロツドの一
端を上記リヤデイスクブレーキキヤリパの前下部
に回動自在に連結し、かつ他端側を、上記フレー
ムとスイングアームの連結ピンに回動自在に取付
けられた連結材の他端側に回動自在に連結して多
節リンク機構を構成し、このリンク機構に荷重が
加わつた時に上記後車軸からブレーキピストンま
での距離が半径方向に大きくなるようにキヤリパ
を移動させる構造としてある。
リヤサスペンシヨンに高荷重がかかつた場合、
スイングアームが移動し、リヤデイスクキヤリパ
を、リヤデイスクブレーキキヤリパ及びブラケツ
ト、スイングアーム、トルクロツド、連結材及び
これらを回動自在に連結する各連結ピン、後車軸
で構成される多節リンク機構により移動させて、
ブレーキピストンを後車軸に対して半径方向に離
れるようにし、ブレーキピストンの制動有効半径
を大きく設定する。
スイングアームが移動し、リヤデイスクキヤリパ
を、リヤデイスクブレーキキヤリパ及びブラケツ
ト、スイングアーム、トルクロツド、連結材及び
これらを回動自在に連結する各連結ピン、後車軸
で構成される多節リンク機構により移動させて、
ブレーキピストンを後車軸に対して半径方向に離
れるようにし、ブレーキピストンの制動有効半径
を大きく設定する。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図に示すように、１は後車輪、２は後車
軸、３はフレーム、４は後車軸２とフレーム３と
に跨つて横架したスイングアーム、５はリヤデイ
スクブレーキキヤリパを示し、該リヤデイスクブ
レーキキヤリパ５のブラケツト６の上部を上記ス
イングアーム４に後車軸２との間に所要の偏位量
ｌを設定してピン７にて回動自在に連結してあ
る。８はトルクロツドで、一端が上記リヤデイス
クブレーキキヤリパ５の前下部に回動自在に連結
され、他端側が、上記フレーム３とスイングアー
ム３のピン３ａに回動自在に取付けられた連結材
３Ａの他端側に回動自在に連結されている。上記
リヤデイスクブレーキキヤリパ５及びブラケツト
６、スイングアーム４、トルクロツド８、連結材
３Ａ及びこれらを回動自在に連結する各ピン３
ａ，７，９，１０で平衡四節リンク機構を構成す
る。１１は後車輪１に後車軸２を中心として取付
けたブレーキデイスクである。１２は上記リヤデ
イスクブレーキキヤリパ５に内臓されたブレーキ
ピストンである。
軸、３はフレーム、４は後車軸２とフレーム３と
に跨つて横架したスイングアーム、５はリヤデイ
スクブレーキキヤリパを示し、該リヤデイスクブ
レーキキヤリパ５のブラケツト６の上部を上記ス
イングアーム４に後車軸２との間に所要の偏位量
ｌを設定してピン７にて回動自在に連結してあ
る。８はトルクロツドで、一端が上記リヤデイス
クブレーキキヤリパ５の前下部に回動自在に連結
され、他端側が、上記フレーム３とスイングアー
ム３のピン３ａに回動自在に取付けられた連結材
３Ａの他端側に回動自在に連結されている。上記
リヤデイスクブレーキキヤリパ５及びブラケツト
６、スイングアーム４、トルクロツド８、連結材
３Ａ及びこれらを回動自在に連結する各ピン３
ａ，７，９，１０で平衡四節リンク機構を構成す
る。１１は後車輪１に後車軸２を中心として取付
けたブレーキデイスクである。１２は上記リヤデ
イスクブレーキキヤリパ５に内臓されたブレーキ
ピストンである。
以上の実施例の構造によれば、図示を省略した
リヤサスペンシヨンにかかる荷重に応じて、キヤ
リパ５とスイングアーム４とトルクロツド８と、
連結材３Ａとで構成される平衡四節リンク構造が
平行移動し、ブレーキピストン１２のブレーキデ
イスク１１に対する制動有効半径が自動的に変化
する。具体的に説明すると、第２図Ａに示すよう
に、リヤサスペンシヨンにかかる荷重が平常のと
きは、キヤリパ５とスイングアーム４とトルクロ
ツド８と連結部材３Ａとで構成される平衡四節リ
ンク機構の形状が略長方形に設定され、ブレーキ
ピストン１２の後車軸２からの距離がγ1に設定さ
れている。しかし、リヤサスペンシヨンに高荷重
がかかると、後車軸２に対してフレーム３が図示
を省略した前車輪を中心として路面側に下動し、
このフレーム３の下動に応じて、上記平衡四節リ
ンク機構が平行移動して、スイングアーム４とト
ルクロツド８との距離が小さくなり、ブレーキピ
ストン１２の後車軸２からの距離γ2が上記距離γ1
よりも大きくなり（γ1＜γ2）、ブレーキピストン
１２がブレーキデイスク１１の外周方向に移動
し、もつて、ブレーキピストン１２の制動有効半
径が大きくなり、ブレーキ操作力が一定のもとで
も、制動力が大きくなる。
リヤサスペンシヨンにかかる荷重に応じて、キヤ
リパ５とスイングアーム４とトルクロツド８と、
連結材３Ａとで構成される平衡四節リンク構造が
平行移動し、ブレーキピストン１２のブレーキデ
イスク１１に対する制動有効半径が自動的に変化
する。具体的に説明すると、第２図Ａに示すよう
に、リヤサスペンシヨンにかかる荷重が平常のと
きは、キヤリパ５とスイングアーム４とトルクロ
ツド８と連結部材３Ａとで構成される平衡四節リ
ンク機構の形状が略長方形に設定され、ブレーキ
ピストン１２の後車軸２からの距離がγ1に設定さ
れている。しかし、リヤサスペンシヨンに高荷重
がかかると、後車軸２に対してフレーム３が図示
を省略した前車輪を中心として路面側に下動し、
このフレーム３の下動に応じて、上記平衡四節リ
ンク機構が平行移動して、スイングアーム４とト
ルクロツド８との距離が小さくなり、ブレーキピ
ストン１２の後車軸２からの距離γ2が上記距離γ1
よりも大きくなり（γ1＜γ2）、ブレーキピストン
１２がブレーキデイスク１１の外周方向に移動
し、もつて、ブレーキピストン１２の制動有効半
径が大きくなり、ブレーキ操作力が一定のもとで
も、制動力が大きくなる。
前記実施例においては、キヤリパ５のブラケツ
ト６を後車軸２の前側に偏位量ｌをもつてスイン
グアーム４に連結した場合を例示して説明したけ
れども、第３図に示すように後車軸２の前下側に
偏位量l′を設定したり、第４図に示すように後車
軸２の下側に偏位量l′を設定したり、第４図に示
すように後車軸２の下側に偏位量l″を設定しかつ
ブレーキピストン位置を後車軸直下よりも後側に
配設して、スイングアーム４に回動自在に連結し
ても同様の効果がある 〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案の自動二輪車のリ
ヤデイスクブレーキ取付部構造によればブレーキ
ピストンを備えたリヤデイスクブレーキキヤリパ
のブラケツトを、フレームと後車軸とに両端側が
回動自在に連結されたスイングアームに、上記後
車軸との間に所要の偏位量を設定して回動自在に
連結するとともに、トルクロツドの一端を上記リ
ヤデイスクブレーキキヤリパの前下部に回動自在
に連結し、かつ他端側を、上記フレームとスイン
グアームの連結ピンに回動自在に取付けられた連
結材の他端側に回動自在に連結して多節リンク機
構を構成し、このリンク機構に荷重が加わつた時
に上記後車軸からブレーキピストンまでの距離が
半径方向に大きくなるようにキヤリパを移動させ
る構造としてあるので、リヤサスペンシヨンにか
かる荷重度合に応じてブレーキピストンのブレー
キデイスクに対する位置を変化することができ、
リヤサスペンシヨンに高荷重がかかつた場合に
は、ブレーキピストンの制動有効半径位置を自動
的に大きく設定して、ブレーキ操作力が一定のも
とでも、大きな制動力を得ることができる効果が
ある。
ト６を後車軸２の前側に偏位量ｌをもつてスイン
グアーム４に連結した場合を例示して説明したけ
れども、第３図に示すように後車軸２の前下側に
偏位量l′を設定したり、第４図に示すように後車
軸２の下側に偏位量l′を設定したり、第４図に示
すように後車軸２の下側に偏位量l″を設定しかつ
ブレーキピストン位置を後車軸直下よりも後側に
配設して、スイングアーム４に回動自在に連結し
ても同様の効果がある 〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案の自動二輪車のリ
ヤデイスクブレーキ取付部構造によればブレーキ
ピストンを備えたリヤデイスクブレーキキヤリパ
のブラケツトを、フレームと後車軸とに両端側が
回動自在に連結されたスイングアームに、上記後
車軸との間に所要の偏位量を設定して回動自在に
連結するとともに、トルクロツドの一端を上記リ
ヤデイスクブレーキキヤリパの前下部に回動自在
に連結し、かつ他端側を、上記フレームとスイン
グアームの連結ピンに回動自在に取付けられた連
結材の他端側に回動自在に連結して多節リンク機
構を構成し、このリンク機構に荷重が加わつた時
に上記後車軸からブレーキピストンまでの距離が
半径方向に大きくなるようにキヤリパを移動させ
る構造としてあるので、リヤサスペンシヨンにか
かる荷重度合に応じてブレーキピストンのブレー
キデイスクに対する位置を変化することができ、
リヤサスペンシヨンに高荷重がかかつた場合に
は、ブレーキピストンの制動有効半径位置を自動
的に大きく設定して、ブレーキ操作力が一定のも
とでも、大きな制動力を得ることができる効果が
ある。
第１図は本考案の一実施例を示す側面図、第２
図Ａ，Ｂは考案の作用説明図、第３，４図は本考
案の各変形例を示す概略構成図である。 ２……後車軸、３……フレーム、３Ａ……連結
材、４……スイングアーム、５……リヤデイスク
ブレーキキヤリパ、６……ブラケツト、３ａ，
７，９，１０……ピン、１１……ブレーキデイス
ク、１２……ブレーキピストン、ｌ……偏位量。
図Ａ，Ｂは考案の作用説明図、第３，４図は本考
案の各変形例を示す概略構成図である。 ２……後車軸、３……フレーム、３Ａ……連結
材、４……スイングアーム、５……リヤデイスク
ブレーキキヤリパ、６……ブラケツト、３ａ，
７，９，１０……ピン、１１……ブレーキデイス
ク、１２……ブレーキピストン、ｌ……偏位量。
Claims (1)
- ブレーキピストンを備えたリヤデイスクブレー
キキヤリパのブラケツトを、フレームと後車軸と
に両端側が回動自在に連結されたスイングアーム
に、上記後車軸との間に所要の偏位量を設定して
回動自在に連結するとともに、トルクロツドの一
端を上記リヤデイスクブレーキキヤリパの前下部
に回動自在に連結し、かつ他端側を、上記フレー
ムとスイングアームの連結ピンに回動自在に取付
けられた連結材の他端側に回動自在に連結して多
節リンク機構を構成し、このリンク機構に荷重が
加わつた時に上記後車軸からブレーキピストンま
での距離が半径方向に大きくなるようにキヤリパ
を移動させる構造としたことを特徴とする自動二
輪車のリヤデイスクブレーキ取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986048731U JPH0320232Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986048731U JPH0320232Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161096U JPS62161096U (ja) | 1987-10-13 |
| JPH0320232Y2 true JPH0320232Y2 (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=30870538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986048731U Expired JPH0320232Y2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0320232Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59179470A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-12 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の前輪懸架装置 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP1986048731U patent/JPH0320232Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59179470A (ja) * | 1983-03-30 | 1984-10-12 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の前輪懸架装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161096U (ja) | 1987-10-13 |
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