JPH03202291A - ロボットハンド - Google Patents

ロボットハンド

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JPH03202291A
JPH03202291A JP33997589A JP33997589A JPH03202291A JP H03202291 A JPH03202291 A JP H03202291A JP 33997589 A JP33997589 A JP 33997589A JP 33997589 A JP33997589 A JP 33997589A JP H03202291 A JPH03202291 A JP H03202291A
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center mask
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、光ディスクやハードディスク等の記録担体用
のディスクの製造工程において、例えばスパッタ装置用
等の保持板にディスクを着脱可能とするロボットハンド
に関し、特にディスクとともにディスク中央部に嵌合さ
れるセンタマスクを保持して、垂直状態の保持板に対す
る着脱作業を可能とし、同時工程による作業スピードの
効率化と併せ、ディスクの保持を吸着方式としてクリー
ン作業を実現したものである。
[従来の技術] CD、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスク等の
記りm体用のディスクを主に表面処理のスパッタ装置用
等の保持板に装着する場合、従来は保持板を水平状態と
して、ロボットハンドにより先ずディスクを保持運搬し
て保持板に載せ、次にセンタマスクを保持運搬してディ
スク中央部に嵌合する工程となっていた。
[発明か解決しようとする課題] ところて、スパッタ装置において、通常は保持板を垂直
状態としてディスクに対しスパッタリンク処理を行うか
、前述の如〈従来は保持板を水平状態に姿勢変換する必
要かあること、そしてディスクとセンタマスクとを別々
に保持運搬しなければならないことから1作業時間がか
かるものとなっていた。
また作業に際してはセンタマスクを仮置きしなければな
らない問題もある。即ち処理後に保持板から先ずセンタ
マスクを外してそのセンタマスクを仮置きし、次に保持
板から処理後のディスクを外し、次の未処理のディスク
を保持板に載せ、再びセンタマスクを装着する必要かあ
った。そして以上の作業は1保持板か水平状態であるこ
とに加え、保持板側にディスクの位置決め部かあること
か条件となっていた。
そこで本発明の目的は、ディスクとセンタマスクをとも
に保持して、垂直状態の保持板に対する着脱作業を可能
とし、作業スピードの効率化が図れるとともに、ディス
クの保持を吸着方式としてクリーン作業の面からも優れ
たロボットハンドを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決すべく本発明は、記録担体用のディス
クとともにディスク中央部に嵌合されるセンタマスクを
保持して、このセンタマスクを介し保持板に対して前記
ディスクを着脱可能とするロボットハンドであって、前
記センタマスクを把持するセンタマスク把持機構と、こ
のセンタマスク把持機構を収容し、且つ負圧空気を作用
する空気室を形成して、前記ディスクを吸着する真空式
吸着部とを備えたことを特徴とする。
更に具体的には以下の構成を有する。
前記センタマスクは前記ディスク面と平行する上面を有
し、このセンタマスク上面に圧接するストッパ部を前記
センタマスク把持機構に設ける。
前記センタマスクは中央部に通気孔を有し、この通気孔
を塞ぐプラグ部を前記センタマスク把持機構に設ける。
前記保持板への装着時における把持解除後の前記センタ
マスクを押圧するピストン部を前記センタマスク把持機
構に設ける。
前記真空式吸着部の外周部には、前記ディスク外周部に
嵌合されるアウタマスクを把持するアウタマスク把持機
構か備えられ、且つ外気に開口して負圧空気か作用する
ダスト吸引部をこのアクタマスク把持機構に設ける。
前記真空式吸着部のハンド本体に対する支持をフローテ
ィング構造としている。
前記ストッパ部はハンド本体に対する可動体に形成され
、この可動体の位置を検出する可動体位置検出器を設け
る。
前記可動体に前記真空式吸着部をスライド動可能に支持
し、前記ハンド本体に対する前記真空式吸着部の位置を
検出する吸着部位置検出器を設ける。
[作用] ロボットハンドには、センタマスクを把持するセンタマ
スク把持機構と、このセンタマスク把持機構を収容し、
且っ負圧空気を作用する空気室を形威して、ディスクを
吸着する真空式吸着部とか備えられているのて、把持機
構によるセンタマスクの把持とともに、吸着部により負
圧空気によるディスクの真空吸着か行われる。
従って垂直状態の保持板に対するディスク及びセンタマ
スクの着脱作業が同時に行える。
しかもディスクを真空吸着するのて、その空気室内のセ
ンタマスク把持機構も含んでディスク面からダストか負
圧空気により吸引される。
従ってディスク面へのダストの付着をなくしてクリーン
に保てる。
次に請求項2以下の構成による作用を記す。
センタマスク把持機構に、センタマスクのディスク面と
平行する上面に圧接するストッパ部を設けることて、保
持板への装着状態でのセンタマスクとディスクとの平行
度が保たれる。
中央部に通気孔を有するセンタマスクにおいては、セン
タマスク把持機構に、そのセンタマスク通気孔を塞ぐプ
ラク部を設けることで、真空吸着部の空気室を気密に保
てる。
センタマスク把持機構に、保持板への装着時における把
持解除後のセンタマスクを押圧するピストン部を設ける
ことて、把持部分に大きな圧力をかけることなくセンタ
マスクの保持板への装着か行われる。
ディスク外周部に嵌合されるアウタマスクを把持するア
ウタマスク把持機構を真空式吸着部の外周部に備えるこ
とで、保持板に対するアウタマスクの脱着も同時に行わ
れ、更にこのアウタマスク把持機構に、外気に開口して
負圧空気か作用するダスト吸引部を設けることで、その
負圧空気により吸着部外周のダストが吸引される。従っ
て吸着部外周よりのダストの飛散か防止される。
真空式吸着部のハンド本体に対する支持をフローティン
グ構造としておくことて、ディスクに対する吸着部の角
度誤差を吸収してディスクに吸着部を追従できる。
ハンド本体に対する可動体に前記ストッパ部を形威し、
この可動体の位置を検出する可動体位置検出器を設ける
ことで、可動体の位置変化を基にセンタマスクの把持状
態か確認可能となる。
そして真空式吸着部をその可動体にスライド動可能に支
持して、その吸着部のハンド本体に対する位置を検出す
る吸着部位置検出器を設けることで、吸着部の位置変化
を基にセンタマスクの把持位置か確認可能となる。
[実施例コ 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
具体的な一例としての作業設備を示す第8図において、
10は本考案のロボットハンド11を有するロボット、
90は垂直状態のディスク保持板、100はディスク搬
送パレットである。
図示の如く保持板90とパレット100の間にロボット
10が配設されており、ロボット10はそのハンド11
を昇降操作及び旋回操作自在、且つ首振り操作自在に備
えてなる。
パレット100の基板101に起設したボスト102上
にディスク1か載置され、ボスト102上に突出するセ
ンタ103かディスク1中央部の円形孔2に嵌合してい
る。このセンタ103は図示せぬハネにより常時は上方
に弾発付勢されてボスト102上に突出し、上方からの
抑圧によりボスト102内に没入する。
保持板90は図示せぬスパッタ装置用のものであり、こ
の垂直状態の保持板90には縦横に多数の保持部91が
設けられている。
保持部91は例えば第2図及び第9図のように中央部に
ビス止めした筒状の保持具92を有し、保持具92内周
の係止溝93には平面視三角形をなす係止ハネ94か嵌
着されている。尚、95はディスクlとの接触を避ける
逃げ凹部、96は凹部95外周を囲う環状環部である。
そしてディスクlのスパッタリング処理時にはセンタマ
スク(内マスク)3及びアウタマスク(外マスク)7か
用いられる。
センタマスク3は前記ディスク円形孔2内への嵌合部4
上に外方フランジ5及び頭部6を備えるとともに、中央
部に縦通ずる通気孔3aを有している。また嵌合部4外
周に係止溝4aを有し、更に頭部6外周に把持溝6aを
有しており、この把持溝6a下方にフランジ5のフラッ
ト面5aか連続している。
アウタマスク7はリンク部8上に内方フランジ9を備え
ており、リング部8外周に把持溝8aを有している。
そして前記ロボットハンド11は内部構造を示す第1図
のように構成されている。
即ち第1図において、12はハンド本体ハウシンつてあ
り、このハウシンク12は基板部13と中間フロック部
14及びスカート部15等を合体してなる。ブロック部
14の図示下方に開口するシリシタ収納部16内にエア
シリンダ(センタマスク把持用アクチュエータ)21か
組み込まれ、このエアシリンダ21から図示下方に突出
するピストンロット22か設けられており、図示側方に
接続されたシリンタ用空気配’l’23かブロック部1
4内の空気通路17を介してエアシリンダ21に連通し
ている。
更にブロック部14の図示下方で、スカート郁15との
結合板部18には負圧空気導入孔19か形成され、この
負圧空気導入孔19にはディスク吸着用空気配管25か
接続されている。
また結合板部18の図示下面にガイドブロック26が結
合され、このガイドブロック26は前記負圧空気導入孔
19に連通ずる空気通路27、即ち上部空気通路27a
と中間部空気通路27b及び複数本の下部空気通路27
cを内部に有する。
このガイドフロック26の図示中間部外周に摺接する円
筒状可動体31か設けられており、この可動体31の外
周に嵌着したスナップリング32上のハネシート33と
前記結合板部18下面間にテンションハネ34か1!7
J装されている。更に可動体31上に位置検出板35か
ビス止めされ、また前記ガイドフロック26の外周に大
径の抜は止め用ストッパ部28か形成されている。そし
て前記結合板部18上に例えば光電式近接センサによる
可動体位置検出器36か配設され、その検出子端37は
結合板部18を下方に貫通して位置検出板35の図示上
方に臨んでいる。
更に可動体31の下部外周には真空式吸着部をなすディ
スク吸着板41かフローティング支持されている。即ち
吸着板41は図示下方へ開放した皿状部42の中央に図
示上方へ一段膨出する組込孔43を有し、この組込孔4
3内周と可動体31外周との間に所定の隙間44を確保
している。
また可動体31の図示下部外周には大径の抜は止め用ス
トッパ部38か形成されている。更に吸着板41の中央
部上面と前記結合板部18下面間にテンションハネ45
が縮装されている。また可動体31の図示下端には前記
センタマスク3のフラット面5aに当接可能な直径方向
に対向した一対のフラット状ストッパ部39が突設され
ている。
そして吸着板41の皿状部42内方に前記空気通路27
及び可動体31内部を介して負圧空気か後述する如く作
用する空気室46か形成される。
また可動体31内方にはセンタマスク把持機構51が配
設されている。
即ち前記ガイドブロック26内に摺動自在に縦通ずるピ
ストン体52が設けられ、このピストン体52は上部に
前記ピストンロッド22用の進入穴53を有する。また
ピストン体52上端のフランジ部54とガイドブロック
26内部間にはテンションバネ55が縮装されている。
更にピストン体52の中間部には直径方向に貫通する窓
部56か形成され、この窓部56はガイドブロック26
の図示下部に形成した下方に開口する凹部29内方に臨
んでいる。
モして凹部29内に図示左右一対のショー61か支軸6
2により組み付けられ、ショー61は下端部に内方へ突
出した把持爪63を有するとともに、上端部には内方へ
突出したビン部64を有しており、凹部29内において
左右のビン部64゜64間にテンションハネ65か縮装
されている。
またショー61の中間部内方と前記ピストン体52の下
部外周には把持解除用のカム部66.57か夫々形成さ
れている。
更にピストン体52の下部には下方に開口するプラグ収
納穴58か形成され、この収納穴58にプラク67か摺
動自在に組み込まれるとともに、テンションハネ68が
縮装されている。
次に第5図に示すアウタマスク把持機構71について説
明する。
アウタマスク把持機構71はケース72で覆われて前記
ディスク吸着板41の皿状部42外周部の例えば3箇所
に設けられている。
第5図において、73は吸着板皿状部42上面にビス止
めされるブロックであり、このブロック73の図示左方
に開口するシリンダ収納部74内にエアシリンダ(アウ
タマスク把持用アクチュエータ)75が組み込まれ、ブ
ロック73の図示上方にシリンダ用空気配管76が接続
されている。
そしてエアシリンダ75から図示左方に突出するピスト
ンロッド77の先端にジョー81か設けられている。
即ちジョー81はブロック73に支軸82により組み付
けられて、下端部に内方へ突出した把持爪83を有する
とともに、上端部には第6図(a)のように左右の二股
部84を有している。そしてピストンロッド77先端の
コマ部材78に横設されたビン79か二股部84の長溝
85に係合している。更に吸着板皿状部42の外周面に
は開口部47か形成され、この開口部47内にショー8
1の把持爪83が臨んでいる。またケース72はブロッ
ク73にビス止めされるとともに、第6図(b)のよう
に吸着板皿状部42外周面にビス止めされている。
このようにアウタマスク把持機構71を覆ったケース7
2上面には第5図のように負圧空気配管86か接続され
ており、これによりケース72内には負圧空気か作用す
る。
また第7図に示すように前記ハンド本体ハウシング12
の側部には例えば、ダイヤルゲージによる吸着部位置検
出器(測長器〉88か備えられており、即ちそのダイヤ
ルゲージ下端の測定子89か前記吸着板41上面と接触
可能となっている。
以上の如く構成したロボットハンド11による作業を次
に説明する。
第8図の状態において、ロボットハンド11の前記セン
タマスク把持機構51により前記センタマスク3か把持
されるとともに、ロボットハンド11の前記アウタマス
ク把持機構71により前記アウタマスク7か把持されて
おり、センタマスク3及びアウタマスク7を把持したま
までパレット100からディスクlの吸着か行われ、そ
のディスク1とともにセンタマスク3及びアウタマスク
7をロボットハンド11により運搬して垂直状態の保持
板90への装着か行われる。
センタマスク3の把持は第3図に示すように行われる。
即ち前記エアシリンダ21内への圧空供給によりピスト
ンロット22を図示下方へ突出作動させ、ピストンロッ
ト22か進入穴53に突き当ってピストン体52を前記
ハネ55の付勢力に抗して図示下方へ突出作動すると1
力ム部57゜66の衝合によりショー61かハネ65の
付勢力に抗して互いに拡開作動する。この状態でピスト
ン体52先端がセンタマスク頭部6上面に当接すると、
エアシリンダ21内の空気の排出によりピストンロッド
22を図示上方位置へ戻す過程で、カム部57.66の
衝合解除か行われ、バネ65の付勢力によりジョー61
の把持爪63がセンタマスク頭部6下の把持溝6a内に
係合する。
アウタマスク7の把持は第5図に示すように行われる。
即ちエアシリンタフ5内への圧空供給によりピストンロ
ッド77を図示左方へ突出作動させることで、ショー8
1の把持爪83かアウタマスフッ外周の把持溝8a内に
係合する。
以上のようにセンタマスク3及びアウタマスク7を把持
した状態でロボットハンド11を第8図のパレット10
0上方に臨ませ、ボスト102上のディスク1を吸着す
る際、センタ103は上方からのセンタマスク3の押圧
によりポスト102内に没入するとともに、センタマス
ク3の嵌合部4がディスク円形孔2内へ嵌合する。
同時にディスク1外周部へのアウタマスク7の嵌合も行
われるか、前記ディスク吸着板41か前記可動体31外
周に対し前記隙間44を有する)ローティンク支持構造
のため、ボスト102上に水平のディスク1に倣って吸
着板41が追従揺動して、アウタマスク7かディスクl
外周部に嵌合する。
そして第1図の如くセンタマスク3のフラット面5aに
可動体31のストッパ部39か衝合してディスクlに対
するセンタマスク3の垂直度が保たれる。
このディスク1に対するセンタマスク3及びアウタマス
ク7の嵌合状態は、テンションハネ34による可動体3
1を図示下方へ付勢する弾発力とテンションハネ45に
よる吸着板41を図示下方へ付勢する弾発力とによって
保たれる。
その状態において、図示せぬ真空ポンプの作動によりデ
ィスク吸着用空気配管25から空気通路27等を経て吸
着板41内方に負圧空気を作用させることで、ディスク
1と吸着板41との間に形成される空気室46か外気圧
に対して負圧になるため、第1図のように吸着板41に
ディスクlか真空吸着される。ここで、センタマスク3
の通気孔3aをプラク67が塞ぐことで、空気室46の
気密性か維持される。
このようにセンタマスク3及びアウタマスク7とともに
ディスクlをロボットハンド11に保持してから、垂直
状態の保持板90面の保持部91ヘロボットハンド11
を臨ませる。
即ち第1図の状態でロボットハンド11を保持部91に
対面させて接近作動すると、保持部91中夫の保持具9
2内にセンタマスク3の嵌合部4か挿入される。そして
真空ポンプを停止して吸着板41内方への負圧作用を開
放し、ディスク1の吸着を解除するとともに、エアシリ
ンダ21内へ圧空を供給してピストンロッド22を図示
下方へ突出させ、進入穴53に突き当ててピストン体5
2を図示下方へ突出作動する。
これによりカム部57.66か衝合してジョー61か互
いに拡開作動し、第3図のようにセンタマスク3の把持
が解除されるとともに、ピストン体52先端がセンタマ
スク頭部6上面に当接して押圧されることにより第9図
のように保持具9内周の係止溝93に設けた平面視三角
形の係止ハネ94かセンタマスク嵌合部4外周の係止溝
4aに嵌着係止される。
また第5図のエアシリンダ75内の空気を排出してピス
トンロット77を図示右方へ戻すことで、アウタマスク
7の把持も同時に解除される。
ここで、アウタマスク7は保持板90に埋設等した図示
せぬ磁石の磁力により吸着される。
以上のようにして保持板90の各保持部91にセンタマ
スク3及びアウタマスク7とともにディスク1を夫々装
着し、その垂直状態の保持板90を図示せぬスパッタ装
置内に搬入してディスク1表面に対する所期のスパッタ
リング処理を行う。
スパッタリング処理後、保持板90は第8図の状態に戻
されて、再びロボットハンド11により保持板90から
センタマスク3及びアウタマスク7とともにディスクl
の取り外しか行われる。
即ち第2図のようにディスク装着状態の保持部91にロ
ボットハンド11を対面させて接近作動すると、先ず第
3図のようにプラグ67′かセンタマスク通気孔3aを
塞ぐとともに、ピストン体52先端かセンタマスク頭部
6上面に当接する。そしてエアシリンダ21内の空気を
排出してピストンロッド22を図示上方位置へ戻し、カ
ム部57.66の衝合を解除してハネ65の付勢力によ
りジョー61の把持爪63を第1図のようにセンタマス
ク頭部6下の把持溝6a内に係合する。この状態てセン
タマスク3のフラット面5aに可動体31のストッパ部
39か衝合してディスクlに対するセンタマスク3の垂
直度が保たれる。
以上のセンタマスク3の把持作動の過程において、ディ
スク吸着板41が可動体31外周に対し隙間44を有す
るフローティング支持構造のため、第4図のように吸着
板41かディスク1に倣って追従揺動して、ディスクl
外周部のアウタマスク7に吸着板皿状部42が嵌合する
。また同時に第5図のエアシリンダ75内へ圧空を供給
してピストンロッド77を図示左方へ突出作動させ、シ
ョー81の把持爪83をアウタマスフッ外周の把持溝8
a内に係合する。
そして再び真空ポンプを作動して吸着板41内方に負圧
空気を作用させ、ディスク1と吸着板41との間に形成
される空気室46を外気圧に対して負圧にし、第1図の
ように吸着板41にディスクlを真空吸着する。
このようにしてセンタマスク3及びアウタマスク7とと
もにディスク1を保持したロボットハンド11を保持板
90に対して後退させると、センタマスク係止溝4aに
対する係止バネ94の嵌着か解除され、次にロボットハ
ンド11を第8図のパレットlOO上方に臨ませ、ボス
ト102上のセンタ103をセンタマスク3の押圧によ
り没入させるとともに、ディスクlの真空吸着力のみを
開放して、ボスト102上に完成ディスク1を載せる。
そして別のパレット100のボスト102上に載置され
た未処理のディスクlを前述と同様にしてセンタマスク
3及びアウタマスク7とともに保持し、以下、前述と同
様に保持板90の各保持部91に順次装着する。
以上の通り本発明のロボットハンド11は、特にディス
ク1を真空吸着するため、吸着板41とアウタマスク7
との間やディスクlと各マスク37との間の真空吸着時
の空気漏れによる空気流を利用して、ディスク1面にダ
ストが付着するのを防止できる。
そしてセンタマスク3の把持とディスク1の真空吸着に
より垂直状態の保持板90に対するディスク1及びセン
タマスク3の同時着脱作業を行うことができ、また実施
例のようにアウタマスク7を用いる場合でもアウタマス
ク7の把持により両マスク3.7及びディスクlの同時
脱着作業が行える。
更にディスク1へのセンタマスク3の組込時において、
センタマスク3のディスク1と平行するフラット面5a
に圧接するストッパ部39を可動体31に設けているの
で、センタマスク3の垂直度を維持してディスクlとセ
ンタマスク3のフランジ5との平行度か保てる。
またスパッタ装置の種類によっては、実施例のようにセ
ンタマスク3に通気孔3aを設けることか要求され、そ
の場合、ディスクlの真空吸着時において、センタマス
ク通気孔3aを塞ぐプラグ67かピストン体52に設け
られて、テンションバネ68により突出方向に付勢され
ているので、真空吸着用の空気室46を気密に保てる。
しかもプラグ67はカム部57.66によりジョー61
を拡開作動するピストン体52先端に組み込まれている
のて、ショー61の作動を阻害しない。
そして保持板90への装着時における把持解除後のセン
タマスク3の頭部6をピストン体52により押圧する方
式なので、保持板90の面方向のバラツキを吸収しなが
ら薄い把持爪63に大きな圧力をかけることなくセンタ
マスク3の装着か行える。
ここて、例えば第1図の如く可動体31をガイドブロッ
ク26に突き当ててセンタマスク3を可動体31を介し
ロボットの力て保持具92に嵌め込むか、可動体31を
弾発付勢するテンションハネ34の力を強力にしてその
ハネ力により可動体31を介しセンタマスク3を保持具
92に嵌め込むことも考えられる。
ところが、前者の方式では、ロボットティーチングが難
しく、もし保持板90等に押し付は面方向のバラツキか
あった場合、ロボットは常にティーチングされた位置に
来るので、押し付けの圧力センサがなければ、保持板9
0に対する面方向のバラツキを補正することかできない
。また後者の方式では、通常、センタマスク3はスパッ
タリング処理時に妨害のないように把持溝6aを設ける
頭部6か薄くてきており、把持用のジョー61も薄く、
保持具92に嵌め込める際の強力な圧力には耐えられな
い。
その点、センタマスク3の頭部6をピストン体52によ
り押圧する木刀式のものでは、ロボットに押し付けの圧
力センサ等の高価で信頼性の低い付加装置を取り付ける
ことなくセンタマスク3を保持板90に装着できる。
そして吸着板41の外周部に備えたアウタマスク把持機
構71のケース72に負圧空気配管86を接続して、ケ
ース72内に負圧空気を作用させるようにしたのて、吸
着板皿状部42外周の開口部47より空気とともにダス
トを吸引して吸着板41外周よりのダストの飛散を防止
できる。
一方、吸着板41はテンションハネ45の圧縮方向の弾
性変形によって保持板90等に対する誤差やロボットテ
ィーチンク誤差を吸収できるようになっており、更に吸
着板41の可動体31に対する支持か隙間44によるフ
ローティング構造のため、ディスクlに対する吸着板4
1の角度誤差を吸収して、吸着板41をディスクlに追
従揺動てきる。
ところて、センタマスク把持機構51はハンド本体ハウ
シンク12及び吸着板41により覆われ外部からは視認
かできないものとなっている。
この点に関しては、ストッパ部39を有する可動体33
上部に設けた位置検出板35の位置を検出する例えば光
電式近接センサによる可動体位置検出器36を設けてい
るので、センタマスク3を把持していない状態よりも可
動体31か検出器36に接近することを検出して、セン
タマスク3を把持したことを確認できる。
また吸着板41のハンド本体ハウシンク12に対する位
置を検出する例えばダイヤルゲージによる吸着部位置検
出器88を設けているので、吸着板41の位置からセン
タマスク3の把持位置確認か行える。
従って把持位置を直接見ることなくロボットをティーチ
ングてきる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、センタマスクを把持する
センタマスク把持機構と、このセンタマスク把持機構を
収容し、且つ負圧空気を作用する空気室を形成して、デ
ィスクを吸着する真空式吸着部とを備えてなるロボット
ハンドのため、センタマスクの把持とともに、ディスク
の真空吸着を行うことかでき、しかもディスクの保持か
真空吸着方式であることから、吸着部内のセンタマスク
把持機構も含みディスク面からダストを吸引することが
てきる。
従って垂直状態の保持板に対するディスク及びセンタマ
スクの着脱作業か同時に行え、作業スピードの効率化を
達成てきるとともに、ディスク面へのダストの付着をな
くしてクリーンに保つことかてき、これによりクリーン
作業の面からも優れたロボットハンドを提供することが
てきる。
そして請求項2の如くセンタマスクのディスク面と平行
する上面に圧接するストッパ部をセンタマスク把持機構
に設けると、保持板への装着状態におけるセンタマスク
とディスクとの平行度を保つことかてきる。
また請求項3の如く中央部に通気孔を有するセンタマス
クの場合に、センタマスク通気孔を塞ぐプラグ部をセン
タマスク把持機構に設けることにより、真空吸着部の空
気室を気密に保つことができる。
更に請求項4の如く保持板への装着時における把持解除
後のセンタマスクを押圧するピストン部をセンタマスク
把持機構に設けると、把持部分に大きな圧力をかけるこ
となくセンタマスクの保持板への装着を行うことかてき
る。
そして請求項5の如くディスク外周部に嵌合されるアウ
タマスクを把持するアウタマスク把持機構を真空式吸着
部の外周部に備えることにより、保持板に対するアウタ
マスクの脱着も同時に行うことかてき、更に外気に開口
して負圧空気か作用するダスト吸引部をアウタマスク把
持機構に設けることによって、吸着部外周のダストを吸
引することかできる。
従って吸着部外周よりのダストの飛散を防止することか
てきる。
また請求項6の如く真空式吸着部のハンド本体に対する
支持をフローティング構造とすることにより、ディスク
に対する吸着部の角度誤差を吸収でき、即ちディスクに
吸着部を追従させることがてきる。
そして請求項7の如くハンド本体に対する可動体に請求
項2のストッパ部を形威し、この可動体の位置を検出す
る可動体位置検出器を設けることにより、可動体の位置
変化を基にセンタマスクの把持状態を確認することかで
きる。
更に請求項8の如く真空式吸着部を請求項7の可動体に
スライド動可能に支持して、その吸着部のハンド本体に
対する位置を検出する吸着部位置検出器を設けることに
より、吸着部の位置変化を基にセンタマスクの把持位置
を確認することかてきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るロボットハンドの内部構造を示す
中央縦断面図、第2図は装着状態のディスク及びマスク
を保持板から外す作動を説明する要部の半裁縦断面図、
第3図はセンタマスクの把持の作動を説明する要部の縦
断面図、第4図は真空式吸着部のフローティング機能を
説明する一部を省略した要部の縦断面図、第5図はアウ
タマスク把持機構部分の縦断面図、第6図(a)は第5
図の矢印六方向から見た一部破断側面図、同第6図(b
)は同図(a)の矢印B−B線に沿った断面図、第7図
は吸着部位置検出器を示す要部の半裁外観図、第8図は
一例としての作業設備を示す概略斜視図、第9図は保持
板への装着状態を示すディスク及びセンタマスク部分の
縦断面図である。 1・・・ディスク、2・・・円形孔、3・・・センタマ
スク(内マスク)、3a・・・通気孔、4a・・・係止
溝、5a・・・フラット面、6a、8a・・・把持溝、
7・・・アウタマスク(外マスク)、10・・・ロボッ
ト、11・・・ロボットハンド、12・・・ハンド本体
ハウシンク、21・・・センタマスク把持用アクチュエ
ータ、25・・・ディスク吸着用空気配管、31・・・
可動体、36・・・可動体位置検出器、41・・・真空
式吸着部(ディスク吸着板)、44・・・隙間、46・
・・空気室、51・・・センタマスク把持機構、52・
・・ピストン体、61.81・・・ショー、63.83
−・・把持爪、67・・・ブラタ、71・・・アウタマ
スク把持機構、72・・・ケース、75・・・アウタマ
スク把持用アクチュエータ、86・・・負圧空気配管、
88・・・吸着部位置検出器、90・・・保持板、91
・・・保持部。 93・・・係止溝、94・・・係止ハネ、100・・・
パレット、102・・・ポスト、103・・・センタ。 特 許 出 願 人  日本ビクター株式会社第3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、記録担体用のディスクとともにディスク中央部に嵌
    合されるセンタマスクを保持して、このセンタマスクを
    介し保持板に対して前記ディスクを着脱可能とするロボ
    ットハンドであって、前記センタマスクを把持するセン
    タマスク把持機構と、このセンタマスク把持機構を収容
    し、且つ負圧空気を作用する空気室を形成して、前記デ
    ィスクを吸着する真空式吸着部とを備えたことを特徴と
    するロボットハンド。 2、前記センタマスクは前記ディスク面と平行する上面
    を有し、このセンタマスク上面に圧接するストッパ部を
    前記センタマスク把持機構に設けたことを特徴とする請
    求項1記載のロボットハンド。 3、前記センタマスクは中央部に通気孔を有し、この通
    気孔を塞ぐプラグ部を前記センタマスク把持機構に設け
    たことを特徴とする請求項1記載のロボットハンド。 4、前記保持板への装着時における把持解除後の前記セ
    ンタマスクを押圧するピストン部を前記センタマスク把
    持機構に設けたことを特徴とする請求項1記載のロボッ
    トハンド。5、前記真空式吸着部の外周部には、前記デ
    ィスク外周部に嵌合されるアウタマスクを把持するアウ
    タマスク把持機構が備えられ、且つ外気に開口して負圧
    空気が作用する真空吸引部をこのアウタマスク把持機構
    に設けたことを特徴とする請求項1記載のロボットハン
    ド。 6、前記真空式吸着部のハンド本体に対する支持をフロ
    ーティング構造としたことを特徴とする請求項1記載の
    ロボットハンド。 7、前記ストッパ部はハンド本体に対する可動体に形成
    され、この可動体の位置を検出する可動体位置検出器を
    設けたことを特徴とする請求項2記載のロボットハンド
    。 8、前記可動体に前記真空式吸着部をスライド動可能に
    支持し、前記ハンド本体に対する前記真空式吸着部の位
    置を検出する吸着部位置検出器を設けたことを特徴とす
    る請求項7記載のロボットハンド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2067582A1 (de) * 2007-12-04 2009-06-10 Schunk GmbH & Co. KG Spann- und Greiftechnik Greifvorrichtung für scheibenförmige Gegenstände
JP2012218013A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Tan-Ei-Sya:Kk 車両用ホイール製造装置
JP2021146430A (ja) * 2020-03-18 2021-09-27 株式会社椿本チエイン ワーク移載方法およびワーク移載システム
CN115321805A (zh) * 2022-08-24 2022-11-11 安徽明玻玻璃科技有限公司 基于定位机构的钢化玻璃生产用切割机及其定位方法

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