JPH03202002A - 頭髪用液体化粧料塗布具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は染毛剤や整髪剤等の頭髪用液体化粧料を塗布す
る器具に関する。

（従来の技術） 従来、この種のもので、液体化粧料を含浸した塗布体の
外周部に櫛体を配設したものが公知である。そして、こ
れらのものは、塗布体の乾燥を防ぐために、塗布体及び
櫛体を覆って密閉するキャップを備えるのが一般的であ
った。

（発明が解決しよりとする課題） 塗布作業が終了したとき、櫛体にｌ−１，塗布液が付着
して釦シ、その筐１キャップを嵌着すると、塗布体から
の溶剤の蒸発もあるので、櫛体がいつ筐でも乾燥せず、
再び使用するときに、その櫛体に乾燥せずに付着してい
た塗布液が頭皮や毛のはえぎわを汚すという問題があっ
た。

そこで、本発明は、かかる問題を解決するために、キャ
ップを嵌着したときに、塗布体は密閉されて乾燥が防止
されるが、櫛体に付着した塗布液は乾燥されることにな
る頭髪用液体化粧料塗布具の提供を目的とする。

（課題を解決するための千成） 上記目的を達成するために、本発明の頭髪用液体化粧料
塗布具は、液体化粧料を含浸する塗布体（１）をその先
端面が露出する状態に保持する軸胴（２）の先端外周部
に環状の櫛体（３）を嵌着し、該櫛体（３）と軸胴（２
ン間に、塗布する場合に櫛体（３）の先端ｔ−塗布体（
１）の先端面より上方へ突出可能とし且つ塗布しないと
きには櫛体（３）の先端を軸胴（２）の先端部位より稍
下方位置筐で引込可能とする櫛体（３）の変位機構を設
け、櫛体（３）の引込時に塗布体（１）及び櫛体（３）
を覆って軸胴（２）に嵌着可能なキャップ（４）を備え
・　該キャップ（４）の嵌着状態に釦いて引込状態にあ
る櫛体（３）の先端より上方の軸胴（２）の先端部位に
気密に接触するシール部（５）をキャップ（４）ノ内面
部に設けると共にキャップ（４）内の櫛体包囲空間（６
）をキャップ外部と通気せしめたことを特徴として構成
されるものである。

（実施例） 以下、図面に基づき実施例について説明する。

第１図にふ・いて、ｌず軸胴（２）は本体筒部（７）の
上方にやや小径で上端が開口した塗布体収納筒部（８）
を設けると共に本体筒部（力の内部に塗布体収納筒部（
８）と連通して下端が開口した小径の液導通管（９）を
設け、その塗布体収納筒部（８）の外面部にやや傾きな
がら上下方向へ伸びてその上端部が横方向やや下向きに
曲がった形状（第３図参照）のカム溝α（ｌ設け、筐た
塗布体収納筒部（８）の上端外面部にシール用段部αυ
を設けている。

なか、塗布体収納筒部（８）はその内面部に空気置換用
溝α２１を設け、また下端面が傾斜した液導通管（９）
はその下端部に切欠溝ａのを設けている。次に塗布体（
１）は繊維束製で毛ＩＩＢ管現象にょうその内部に液体
化粧料を含浸させることができ、軸胴（２）に３ける塗
布体収納筒部（８）内にその先端部が幾分露出する状態
に収納されて接着されている。軸胴（２）に釦ける本体
筒部（７）には液体化粧料を収容したカートリッジ式の
タンクα→が嵌着されている。このタンクα■は二重筒
構造で、その外筒部α９の路上半部を軸胴（２）の本体
筒部（ア）内に嵌入し、液体化粧料を収容した小径の内
筒部（１６）内に軸胴体（２）の前記液導通管（９）を
挿入させている。な）、タンクα４１は軸胴（２）と嵌
着する前！では、その内筒部叫の上端部が栓（１７）に
より密閉されていて、軸胴（２）と嵌着するときに液導
通管（９）の先端部による押圧によって開栓されるもの
である。この実施例では軸胴（２）とタンクα→を別部
品としているが勿論一体化することは自由である。次に
軸胴（２）の塗布体収納筒部（８）の外周部には、上半
部に多数の櫛歯αａを備え、！た下端外周面にローレッ
トα９を形成し、更に下端内面部の所要位置にカムピン
（イ）を突設した櫛体（３）が嵌着されている。櫛体（
３）のカムピン（２０は軸胴（２）に訃ける塗布体収納
筒部（８）のカム溝αＯ）内に移動自在に嵌入されてい
る。カム溝Ｑのに沿ってカムピン（２（）を移動させる
と、軸胴（２）に対し櫛体３）が上下方向に変位するこ
とになる。そして、カムピン（２０）を第３図に示すよ
りにカム溝ａＯの上端折曲部に位置させた状態で櫛歯（
１秒の先端が塗布体（１）の先端面より上方へ突出する
と共に、カムピン（２Ｇをカム溝（ＩＯの下端部に位置
させた状態で櫛歯０８１の先端が第１図に示すよりに軸
胴（２）の塗布体収納筒部（８）の先端部位より稍下方
位置壕で引込むよりにカム溝ａωの上下方向の長さが設
定されている。な釦、この実施例では軸胴（２）にカム
溝（１ωを、昔た櫛体（３）にカムピン（イ）を設けて
いるが、これを逆にすることも勿論自由である。！た櫛
体（３）の変位機構はカム溝００）とカムピン（イ）の
組合せのみに限定されるものではない。キャップ（４）
は第１図に示すよりに、櫛体（３）を引込状態として塗
布体（１）及び櫛体（３）を覆いながら軸胴（２）に対
し嵌着する。そして、キャップ（４）の内面奥部に前記
塗布体収納筒部（８）の上端外面部に設けた段部αＤに
気密に接触するシール部（５）が設けられている。この
シール部（５）によってキャップ内部は、塗布体包囲空
間（２１）と櫛体包囲空間（６）に分断されて、塗布体
包囲空間（２１）は極めて狭く且つ密閉された状態とな
っている。しかしながらキャップ（４）の開口端内面と
その内側の櫛体（３）の外面との間には通気路（社）が
設けられていて、櫛体包囲空間（６）はキャップ外部と
連通されている。またキャップ（４）の天面には結露し
た溶剤を塗布体（１）の先端面に落下させて再吸収させ
る雫ガイド（２薊を突設している。なｐ１雫ガイド（２
３はキャップ（４）に一体的に形成してもよいし、筐た
別部品として形成してキャップ（４）に取付けてもよい
。

（発明の作用効果） 本発明は前記のよりに構成されているので、キャップ（
４）を嵌着した状態で塗布体（１）が密閉されて塗布体
（１）の乾燥が防止されるのは勿論であるが、櫛体（３
）を包囲する空間がキャップ外部と通気されるので櫛体
（３）に付着した塗布液が乾燥して再使用する場合に櫛
体により頭皮や毛のはえぎわが汚れる弊害が解消される
作用効果がある。なか、櫛体（３）を引込状態としてキ
ャップ（４）のシール部（５）を軸胴（２）の先端部位
に密着させることにより、前記のよりにキャップ内の塗
布体包囲空間ＣＤが極めて狭くなるので、塗布体（１）
からの溶剤蒸発量が抑えられ、塗布液の濃度や粘度の上
昇による塗布液の品質・効能の変化を防止できる付随的
な作用効果もある（この場合は実施例のよりにキャップ
に雫ガイド翰を設けると蒸発した溶剤が塗布体に効率的
に再吸収されるのでよりー層効果的となる。）

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示したもので、第１図はキャッ
プ嵌着状態の縦断面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線の拡大
横断面図、第３図は塗布作業をする状態の一部欠切正面
図である。 （１）・・・塗布体、（２）・・・軸胴、（３）・・・
櫛体、（４）・・・キャップ、（５）・・・シール部、
（６）・・・櫛体包囲空間、（９）・・・液導通管、０
０）・・・カム溝、αＤ・・・段部、α４・・・タンク
、叫・・・櫛歯、（２０）・・・カムピン、Ｃυ・・・
塗布体包囲空間、（２カ・・・通気路、の・・・雫ガイ
ド。 特　許　出　願人　小川化工株式会社 同　　　　　　株式会社トンボ鉛筆 （６）・・・櫛体包囲空間

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液体化粧料を含浸する塗布体（１）をその先端面が露出
   する状態に保持する軸胴（２）の先端外周部に環状の櫛
   体（３）を嵌着し、該櫛体（３）と軸胴（２）間に、塗
   布する場合に櫛体（３）の先端を塗布体（１）の先端面
   より上方へ突出可能とし且つ塗布しないときには櫛体（
   ３）の先端を軸胴（２）の先端部位より稍下方位置まで
   引込可能とする櫛体（３）の変位機構を設け、櫛体（３
   ）の引込時に塗布体（１）及び櫛体（３）を覆つて軸胴
   （２）に嵌着可能なキャップ（４）を備え、該キャップ
   （４）の嵌着状態において引込状態にある櫛体（３）の
   先端より上方の軸胴（２）の先端部位に気密に接触する
   シール部（５）をキャップ（４）の内面部に設けると共
   にキャップ（４）内の櫛体包囲空間（６）をキャップ外
   部と通気せしめたことを特徴とする頭髪用液体化粧料塗
   布具。