JPH0320063Y2 - - Google Patents

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JPH0320063Y2
JPH0320063Y2 JP1985060182U JP6018285U JPH0320063Y2 JP H0320063 Y2 JPH0320063 Y2 JP H0320063Y2 JP 1985060182 U JP1985060182 U JP 1985060182U JP 6018285 U JP6018285 U JP 6018285U JP H0320063 Y2 JPH0320063 Y2 JP H0320063Y2
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slider
press
connecting rod
reduction
head
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) スラブの熱間圧延において大巾圧下を行う幅圧
下プレスのような大型プレス装置の改良に関連し
てこの明細書では、スライダの円滑位定な往復運
動を確保するように工夫した大型プレス装置の構
造に係る考案を提案する。
近年、熱間圧延において、スラブの巾を変更す
るためにプレスを用いる方法が開発され(特開昭
59−101201号公報)、このスラブの大巾圧下に用
いるプレスは圧下力が数千トンに及ぶ大型の強力
なものが使用される。
〔従来の技術) 従来の大型メカニカルフオージングプレスの構
造は一般にクランクピンの偏心回転運動をスライ
ダの往復運動に変換して伝達するコネクテイング
ロツドについては、先端にピツトマンと呼ばれる
半円のすべり軸受けが、そしてクランクピン側に
もすべり軸受けが用いられる。
すべり軸受は、ころがり軸受に対して、小さい
形状寸法で大きい負荷に耐えられ、機械本体を小
さくできる大きいメリツトがある半面、すべり軸
受の摩擦係数が比較的大きいことから、コネクテ
イングロツドの揺動がそのままスライダに伝達さ
れて、スライダが揺動するという現象が生じる。
加えてクランクピン側では、回転の摩擦ロスが
生じるため、駆動源の容量を大きくする必要があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) コネクテイングロツドによる回転−往復運動の
伝達におけるスライダの揺動を防止するととも
に、クランクまわりにおける摩擦ロスを低減させ
て、大型プレスとくにスラブの幅圧下用プレスの
作動に適合させることがこの考案の目的である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は金型を取付ける圧下ヘツド5と、クラ
ンクピン1の偏心回転運動に基づきコネクテイン
グロツド2を介して往復運動をするスライダ4
と、該スライダ4と前記圧下ヘツド5との間隔を
調整するとともにスライダ4の往復運動を圧下ヘ
ツド5に伝達するためのスクリユー6とを有する
熱間スラブの幅圧下用横置大型プレスであつて、
偏心回転運動を行うクランクピン1と往復運動を
行うスライダ4との間を連結するコネクテイング
ロツド2を、クランクピン1及びスライダ4と、
それぞれころがり軸受により連結して成る熱間ス
ラブの幅圧下用横置大型プレスである。
第1図にこの考案に従う幅圧下プレスのスライ
ダの往復運動伝達機構の要部を示す。ここにクラ
ンクピン1は偏心回転運動を行い、コネクテイン
グロツド2を介して偏心回転運動が変換された往
復運動を摺動面3に沿つてスライダ4に伝える。
この例でスライダ4は圧下ヘツド5に対してスク
リユー6で連結し、圧下ヘツド5と共に水平に往
復運動を行い、圧下ヘツド5に取付けた金型10
でスラブ(図示略)の幅を連続的に圧下する。ま
た、幅圧下をしようとするスラブの元幅が変わる
とスクリユー6により圧下ヘツド5をスライダ4
に対し相対的に進退させて対応することができ
る。図中7,8はころがり軸受である。
これに対し第2図に示した従来の大型メカニカ
ルフオージングプレスにあつては、やはりクラン
クピン1の偏心回転をコネクテイングロツド2の
ピツトマン方式すべり軸受9を介しスライダ4の
往復運動に変換するとき、スライダの揺動(矢印
a)が不可避であつて、これをかりにスラブの幅
出し圧下に利用しようとしても、第1図に示した
スクリユー6が大きい曲げ変形を受け、その破損
が予想されるので適合しない。
第3図に示す如きスライダ4を有する横置大型
プレスでは、スライダ4の高さl3はスクリユー6
の位置により制約を受け、余り小さくはできず、
また摺動方向長さl1はスライダ4自体の重量軽減
のために余り大きくはできない。一方プレス本体
の摺動面3はその加工精度の問題からスライダ4
とは下面側3′ではスライダ4の自重Wのために
摺接状態であるが上面側3″では若干の隙間が生
じている。
従つて、スライダ4に揺動があるとスライダ4
が傾むき上下摺動面に齧りを生じることになる
が、前述の如くこのスライダはl3/l1の比が大き
いため前記齧りの懸念は一層大きいものとなる。
ところで第3図に示すように荷重p0が作用した
ときのコネクテイングロツドの軸力p2は次式で求
められる。
p2=p0+μ1W/cosθ1(1−μ1tanθ1) (1) ここに μ1:スライダ4と摺動ガイドとの摩擦力 W :スライダの重量 θ1:コネクテイングロツドの傾き である。
このとき、スライダ4を反時計まわりに回転さ
せようとするトルクは、スライダの中心で次のよ
うになる。
±μ3p2r1+μ1R・l3/2 (2) ここに複号は、 45゜<θ2<90゜ 90゜<θ2<180゜ のときである。
一方、上記トルクに対してスライダ4を静定さ
せようとするモーメントはR・eであるから、ス
ライダ4が動揺なく常に下側摺動面3′に摺接状
態であるための静定条件は次のようになる。
|±μ3p2r1+μ1R・l3/2|<R・e (3) eは最大l1/2までとれるので次式が得られる。
|±μ3p2r1+μ1(W+p2sinθ1)l3/2|<(W+ p2sinθ1)l1/2 (4) 次に幅圧下プレスの各諸元を代入して、式(4)の
条件が成立するかどうかを調べた。
すなわち、幅圧下プレスの諸元がl1=1000mm、
l2=120mm、w=80ton、l3=2000mm、r=50mm、
r1=600mm、μ1=0.15、μ3=0.01であり、荷重が
1050ton→2500ton(θ2=45゜→180°)に変化する場
合をみると、45゜<θ2<180゜の全域で式(4)の条件が
成立していた。
例として試みに下死点近傍における式(4)の値
は、 |−0.01×2500×600+0.15×80×2000/2|<80× 1000/2 で成立となる。
しかし、コネクテイングロツド2の先端に、か
りにピツトマンを用いたとすると、r1=300mmの
ように小さくなるが、摩擦係数μ3′がμ3′=0.08〜
0.15となるため、スライダ4が式(4)の条件を満た
さなくなつて、その揺動が予想される。例として
μ3=0.15としたときの下死点近傍の式(4)の値を示
す。
|−0.15×2500×300+0.15×80×2000/2|>80× 1000/2 となり式(4)は成立しない。第1図中に示すよう
な、幅圧下プレス1/10モデル実験機を作製して、
幅圧下の実験を行つたが、スライダ4は揺動する
ことなく、なめらかに往復運動することが確かめ
られた。
次に、クランク側の転りベアリングの効果につ
いては、コネクテイングロツド2に軸力p2が作用
したときのクランク回転必要トルクは次式で表わ
される。
T=p2{cos(θ1−θ2+90゜)r+μ2D1+D2/2}
(5) μ2はクランクピン1およびコネクテイングロツ
ド2のベアリングの摩擦係数を示す。
転りベアリングを用いた場合μ2=0.01以下と予
想されるが、ピツトマンの場合にはμ2=0.08程度
となる。
前に示したプレスの諸元でベアリングの場合と
ピツトマンの場合のプレストルクを第4図に比較
した。ピツトマンの場合にはp0の最大値が
2000tonであり、ベアリングの場合にはp0の最大
値が2500tonである。転りベアリングを用いた場
合には、荷重が大きいにもかかわらずトルクは、
約半分に減少している。
(考案の効果) 大型プレスのスライダ4が揺動しないので機械
の故障が少くなり、さらにコネクテイングロツド
の回転摩擦損失が著しく減少し、動力消費を防止
できる利点がある。
なお、この考案は熱間スラブの巾圧下用プレス
のみではなく他の大型プレス全てに適用可能なこ
とはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の平面図、第2図は大形メカニ
カルフオージングプレスの模式図、第3図はプレ
ス荷重と各部分の内力の関係図、第4図はプレス
トルクの比較図である。 1……クランクピン、2……コネクテイングロ
ツド、3……摺動面、4……スライダ、5……幅
圧下ヘツド、6……スクリユー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型を取付ける圧下ヘツド5と、クランクピン
    1の偏心回転運動に基づきコネクテイングロツド
    2を介して往復運動をするスライダ4と、該スラ
    イダ4と前記圧下ヘツド5との間隔を調整すると
    ともにスライダ4の往復運動を圧下ヘツド5に伝
    達するためのスクリユー6とを有する熱間スラブ
    の幅圧下用横置大型プレスであつて、偏心回転運
    動を行うクランクピン1と往復運動を行うスライ
    ダ4との間を連結するコネクテイングロツド2
    を、クランクピン1及びスライダ4と、それぞれ
    ころがり軸受により連結して成る熱間スラブの幅
    圧下用横置大型プレス。
JP1985060182U 1985-04-24 1985-04-24 Expired JPH0320063Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985060182U JPH0320063Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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JP1985060182U JPH0320063Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS61177796U JPS61177796U (ja) 1986-11-06
JPH0320063Y2 true JPH0320063Y2 (ja) 1991-04-30

Family

ID=30587290

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JP1985060182U Expired JPH0320063Y2 (ja) 1985-04-24 1985-04-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424748A (en) * 1977-07-19 1979-02-24 Kubota Ltd Combine with automatic grain unloader

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JPS59143595U (ja) * 1983-03-18 1984-09-26 株式会社能率機械製作所 クランクプレス

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JPS5424748A (en) * 1977-07-19 1979-02-24 Kubota Ltd Combine with automatic grain unloader

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JPS61177796U (ja) 1986-11-06

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