JPH032005Y2 - - Google Patents

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JPH032005Y2
JPH032005Y2 JP15443186U JP15443186U JPH032005Y2 JP H032005 Y2 JPH032005 Y2 JP H032005Y2 JP 15443186 U JP15443186 U JP 15443186U JP 15443186 U JP15443186 U JP 15443186U JP H032005 Y2 JPH032005 Y2 JP H032005Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、ナツトを一体的に保持して、一方
の板材に取付けられ、他方の板材から通したボル
トを上記ナツトにねじ込んで二枚の板材を相対向
して固定可能なナツトクリツプに関し、特に両板
材の対向間隔を保持するスペーサを備えたもので
ある。
〈従来の技術〉 従来、本出願人が先に出願した実開昭61−
20911号公報により、U字形に屈曲した相対向す
る一対の挟持片に板材に開設されたボルト挿通孔
と連通する通孔を夫々開設すると共に、一方の挟
持片の外面にはナツトを収容するポケツト状の保
持部を一体的に設けたプラスチツク製のナツトク
リツプが公知である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のナツトクリツプは、両挟持片の
対向間隔内に一方の板材を差込み、両挟持片の弾
性挟持力で一方の板材に仮固定できたが、この状
態で板材と共に搬送や梱包されると、板材への保
持力が低いため、挟持片が板材から簡単に抜け落
ちてしまう欠点がある。
又、従来のナツトクリツプでは、両板材の間に
挟まれる一方の挟持片の板厚により両板材の対向
間隔が決定され、それ以上に両板材の対向間隔を
保持する手段を有していなかつた。このため、ボ
ルトにスペーサ筒を嵌め込む等して両板材の対向
間隔を保持しなければならなかつた。
尚、一方の挟持片の外面からボルトが挿通可能
なスペーサ筒を一体的に突出することも考えられ
るが、その場合は、このスペーサ筒に外力が加わ
り易くなり、ナツトクリツプが仮固定状態から換
えつて外れ易くなつてしまうおそれがある。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は前記問題点を解決するものであ
つて、以下に実施例に対応する第1図に用いて説
明する。
本考案のナツトクリツプ1は、一方の板材Aに
開設した孔Hに連通する開口部6を有する鍔部7
と、この鍔部7の開口上端から延びた筒形のナツ
ト保持部8と、上記鍔部7の開口下端から上記孔
Hを通して延び、その内周にボルト4の軸部4′
を挿通可能な筒形の内筒部9を有する本体2と、
この本体2の内筒部9に嵌着可能な一回り大きな
筒形であつて、一端に上記本体2の鍔部7と板材
孔Hを挟んで相対向する面を少なくとも有する両
板材A,Bの対向間隔を保持するスペーサ3とか
ら成り、上記本体2の内筒部9の外周とスペーサ
3の内周との間に互いに係合する凹凸部15,1
7を設けたことを特徴とするものである。
〈作用〉 まず、本体2のナツト保持部8にナツトを収容
した上、第9図に示す様に、その内筒部9を一方
の板材Aの孔Hに合せて挿入し、上記孔Hから出
た内筒部9にスペーサ3を合せて嵌め込めばよ
い。スペーサ3を嵌め込むと、内筒部9との間の
凹凸部15,17が互いに係合して本体2の鍔部
7との間で板材Aを挟持する。これにより、本体
2とスペーサ3から成るナツトクリツプ1は一方
の板材Aに仮固定される。
次に、両板材A,Bを固定するには、第10図
に示す様に、ボルト4を他方の板材の孔Hから本
体2の内筒部9及び鍔部7の開口部6を通じて、
のナツト保持部8内に保持されたナツト5にねじ
込んで締め込むことにより、両板材A,Bをスペ
ーサ3に等しい間隔だけ離して固定できる。
〈実施例〉 以下に本考案を図面に示した実施例に基づき説
明する。
図中、1は本体2とスペーサ3の二部品より成
るナツトクリツプを、4と5はボルトとナツト
を、AとBは固定対象である板材を夫々示し、上
記本体2とスペーサ3はポリアセタール等の比較
的硬質のプラスチツクで成形される。
上記本体2は、第2図から第5図に示す様に、
一方の板材Aに開設した孔Hに連通する開口部6
を有する鍔部7と、この鍔部7の開口上端から延
びた筒形のナツト保持部8と、上記鍔部7の開口
下端から上記孔Hを通して延び、その内周にボル
ト4の軸部4′を挿通可能な筒形の内筒部9を一
体に備えて成る。上記鍔部7は、方形な薄板状で
あつて、ほゞ中央に表裏面に開放した円形の開口
部6を開設して成る。そして、この鍔部7の一端
部には、下向きL字形に屈曲した屈曲部10を設
けると共に、左右の幅方向両端には、斜め下向き
に延びた一対の弾性当接片11,11を張設す
る。
又、ナツト保持部8は、ナツト5がスツポリと
嵌り込む六角形状の筒形を成し、その環状底面8
aの中央が鍔部7の開口部6に、反対面が大きく
外向きに夫々開口する。そして、このナツト保持
部8の相対向する外側壁には、コ字形の切欠きを
設け、この切欠きで囲まれた部分に斜め内向きに
延びた舌片状の一対の係止爪12,12を設けて
いる。この係止爪12の自由端は、ナツト5の上
下の厚さにほゞ等しい距離でナツト保持部8の環
状底面8aと向かい合つている。
前記内筒部9は、細長い円筒形を成し、その内
周が上記鍔部7の開口部6と一連に連通すると共
に、外径を一方の板材Aの孔Hの直径とほゞ一致
させる。そして、この内筒部9の先端には、放射
状に延びたスリツト13…で夫々が切割られた複
数の弾性脚片14…を設け、各弾性脚片14には
半径方向外向きに突出する断面鋸歯形の凸部15
を設ける。
一方、前記スペーサ3は、第6図から第8図に
示す様に、上記本体2の内筒部9に嵌着可能な一
回り大きな円筒形を成し、その左右両端に半径方
向外向きに張出した環状な張出部16,16を設
けると共に、その内周には弾性脚片14の凸部1
5に係合する環状な凹部17を設けている。この
実施例では、スペーサ3の長さ途中にその内径及
び外径が太くなつた径大部18を設け、この径大
部18の環状な内縁を凸部15としている。尚、
19はスペーサ3の外周面から放射状に延びた補
強リブを示す。
上記本体2とスペーサ3から成るナツトクリツ
プ1を一方の板材Aに仮固定するには、第9図に
示す様に、まず、本体2のナツト保持部8の開口
上面8bからナツト5を合せて嵌め込む。ナツト
5を嵌め込むと、ナツト5の外面により係止爪1
2を外向きに撓めて通り抜け、係止爪12の自由
端がナツト5の上面に掛かつて、ナツト保持部8
の環状底面8aとの間でナツト5を挟持し、ナツ
ト5の孔が鍔部7の開口部6と同心に整合する。
次に、本体2の内筒部9を一方の板材Aの孔H
に通し、その突出端部にスペーサ3の比較的に径
小な一方の開口3aを合せて嵌め込めばよい。ス
ペーサ3を嵌め込むと、その内周により内筒部9
の弾性脚片14を半径方向内向きに縮径して通り
抜け、弾性脚片14の凸部15が内筒部9の径大
部18に達すると、その弾性復元力で元通りに拡
径し、その凸部15が凹部17に引つ掛かり、本
体2の鍔部7との間で一方の板材Aを挟持する。
これにより、本体2とスペーサ3から成るナツト
クリツプ1は一方の板材Aに仮固定される。尚、
鍔部7の弾性当接片11は板材Aの一方の面に弾
性的に当接するので、板材Aの板厚のある程度の
ばら付きを吸収できる。
一方、両板材A,Bを固定するには、他方の板
材Bの孔Hとスペーサ3の比較的径大な他方の開
口3aを揃え、他方の板材Bの孔Hから通したボ
ルト4の軸部4′を、本体2の内筒部9及び鍔部
7の開口部6を通じて、ナツト保持部8内に保持
されたナツト5にねじ込んで締め込めばよい。ボ
ルト4を締め込むと、両板材A,Bの対向面にス
ペーサ3の両張出部16の各端面が当接し、両板
材A,Bがスペーサ3の全長に等しい間隔だけ離
れて固定される。
尚、ナツト5の六角形外面はナツト保持部8の
断面六角形の内周面に当接するので、ボルト4を
締め込んだときのナツト5の共回りがない。又、
鍔部7の屈曲部10は、一方の板材Aの端部に沿
つて屈曲するので、ボルト4を締め込んだ際に、
ナツトクリツプ1自身が回つてしまつても、その
屈曲部10が板材Aの端面に当つて、それ以上の
ナツトクリツプ1の共回りが阻止される。
尚、前記実施例においては、本体2の内筒部9
の外周に凸部15を設け、他方のスペーサ3の内
周にこの凸部15に係合する凹部17を設けた
が、これとは逆に内筒部9に凹部を、スペーサ3
にその凹部に係合する凸部を設けてもよいし、一
方を多段に形成して、種々の板厚を有する板材に
取付けられる様にしてもよい。
〈考案の効果〉 以上説明した様に本考案によれば、本体2の内
筒部9の外周とスペーサ3の内周との間に互いに
係合する凹凸部15,17を設けているので、本
体2の内筒部9を一方の板材Aの孔Hに合せて挿
入し、上記孔Hから出た内筒部9にスペーサ3を
嵌め込むだけで、両凹凸部15,17が互いに係
合し、本体2とスペーサ3から成るナツトクリツ
プ1を板材Aにワンタツチで装着できる。しか
も、この装着状態における保持力が高いので、板
材Aと共に搬送や梱包しても、ナツトクリツプ1
が外れず、その取扱が非常に簡便である。
更に、板材Aに取付けた際に、同時にスペーサ
3が固定されるので、ボルト4をねじ込むだけ
で、両板材A,Bをその対向間隔を保持して迅速
に且つ確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は本体2の一半を断面にした
正面図、第3図は同平面図、第4図は同一側面
図、第5図は同他側面、第6図はスペーサの一半
を断面にした正面図、第7図は同側面図、第8図
は第6図の−線に沿う断面図、第9図は一方
の板材に取付けた状態の断面図、第10図は両板
材を固定した状態の断面図である。 同図中、AとBは板材、Hは孔、1はナツトク
リツプ、2は本体、3はスペーサ、4はボルト、
4′はその軸部、5はナツト、6は開口部、7は
鍔部、8はナツト保持部、9は内筒部、15は凸
部、17は凹部を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ナツトを一体的に保持して、一方の板材に取付
    けられ、他方の板材から通したボルトを上記ナツ
    トにねじ込んで二枚の板材を相対向して固定可能
    なナツトクリツプにおいて、 上記ナツトクリツプは、一方の板材に開設した
    孔に連通する開口部を有する鍔部と、この鍔部の
    開口上端から延びた筒形のナツト保持部と、上記
    鍔部の開口下端から上記孔を通じて延び、その内
    周にボルトの軸部を挿通可能な筒形の内筒部を有
    する本体と、この本体の内筒部に嵌着可能な一回
    り大きな筒形であつて、一端に上記本体の鍔部と
    板材孔を挟んで相対向する面を少なくとも有する
    両板材の対向間隔を保持するスペーサとから成
    り、上記本体の内筒部の外周とスペーサの内周と
    の間に互いに係合する凹凸部を設けたことを特徴
    とするナツトクリツプ。
JP15443186U 1986-10-09 1986-10-09 Expired JPH032005Y2 (ja)

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JPS6360715U JPS6360715U (ja) 1988-04-22
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