JPH0320051Y2 - - Google Patents

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JPH0320051Y2
JPH0320051Y2 JP9699285U JP9699285U JPH0320051Y2 JP H0320051 Y2 JPH0320051 Y2 JP H0320051Y2 JP 9699285 U JP9699285 U JP 9699285U JP 9699285 U JP9699285 U JP 9699285U JP H0320051 Y2 JPH0320051 Y2 JP H0320051Y2
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arc
torch
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capacitor
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プラズマトーチから発生するプラ
ズマアークにより母材を切断するプラズマアーク
切断機に関する。
〔従来の技術〕
一般に、プラズマアークにより母材を切断する
プラズマアーク切断機は、たとえば第3図に示す
ように構成されている。同図において、1は入力
端子が開閉器2を介して商用交流電源端子3に接
続されたダイオードからなる第1整流回路、4
a,4bは平滑用第1、第2コンデンサであり、
第1コンデンサ4aの一端が第1整流回路1の正
出力端子に接続され、第2コンデンサ4bの両端
が第1コンデンサ4aの他端および第1整流回路
1の負出力端子に接続されている。
5はコレクタが第1整流回路1の正出力端子に
接続されベースが後述のベース制御回路に接続さ
れたNPN型の第1トランジスタ、6はコレクタ、
エミツタがそれぞれ第1トランジスタ5のエミツ
タおよび第1整流回路1の負出力端子に接続され
ベースが前記したベース制御回路に接続された
NPN型の第2トランジスタ、7は1次コイル7
a、2次コイル7bからなるインバータトランス
であり、1次コイルの両端が第1トランジスタ5
のエミツタおよび第1コンデンサ4aの他端に接
続され、前記ベース制御回路から両トランジスタ
5,6のベースに交互に出力されるベース制御信
号により両トランジスタ5,6が交互にスイツチ
ングし、両トランジスタ5,6の交互のスイツチ
ングにより第1整流回路1の整流出力が所定周波
数の交流に変換され、変換された交流電圧がトラ
ンス7により所定電圧に変圧されるようになつて
おり、第1整流回路1、開閉器2、両コンデンサ
4a,4b、両トランジスタ5,6およびトラン
ス7によりインバータからなる高周波電源8が構
成されている。
9a,9bはアノードがそれぞれ電源8の出力
端子である2次コイル7bの両端に接続された第
1、第2ダイオード、9c,9dはカソードがそ
れぞれ第1、第2ダイオード9a,9bのアノー
ドに接続され、第1、第2ダイオード9a,9b
とともに電源8の出力を整流するブリツジ型第2
整流回路9を構成する第3、第4ダイオード、1
0は一端が第3、第4ダイオード9c,9dのア
ノードに接続されて第2整流回路9との直列回路
11を構成する平滑用リアクトル、12は直列回
路11の一端である第1、第2ダイオード9a,
9bのカソードに接続された母材、13はプラズ
マトーチであり、ノズル13a内に設けられた電
極13bがアークスタート用の高周波高電圧を発
生するカツプリングコイル14を介して直列回路
11の他端であるリアクトル10の他端に接続さ
れており、母材12と電極13bとの間にプラズ
マアークを発生する。ここで、ノズル13aと電
極13bとの間をシールドガスが流通されて噴射
され、発生したプラズマアークがシールドされる
ようになつている。
15は直列回路11に並列接続されたカツプリ
ングコイル14による高周波のバイパス用第3コ
ンデンサ、16は第1、第2ダイオード9a,9
bのカソードと第3コンデンサ15との間に設け
られ母材12、トーチ13間のアーク電流に応じ
た検出信号を出力する変流器、17は負端子がア
ースされた基準信号発生用直流電源、18は両入
力端子が変流器16の検出信号出力端子および直
流電源17の正端子に接続されたベース制御回路
であり、前記検出信号が前記基準信号に等しくな
るよう、両出力端子から両トランジスタ5,6の
ベースにベース制御信号を出力して両トランジス
タ5,6のスイツチングを制御し、母材12、ト
ーチ13間のアーク電流が定電流制御されるよう
になつている。
なお、カツプリングコイル14の1次側の両端
が直列回路11とトーチ13とに接続され、2次
側の両端が高周波高電圧発生回路に接続され、ア
ークスタート時に、コイル14の2次側、1次側
を介して前記発生回路の高周波高電圧が直列回路
11の出力電圧に重畳して母材12、トーチ13
間に印加される。
そして、前記したように、ベース制御回路18
からのベース制御信号による両トランジスタ5,
6のスイツチングによりトランス7の2次コイル
7bの両端間に高周波交流電圧が発生し、前記高
周波交流電圧が第2整流回路9およびリアクトル
10により整流、平滑されて母材12、トーチ1
3間に所定の直流電圧が印加される。
さらに、前記直流電圧にカツプリングコイル1
4を介して前記発生回路による高周波高電圧が重
畳されて母材12、トーチ13間に印加され、前
記高周波高電圧の印加により母材12、トーチ1
3間のインピーダンスが減少し、母材12、トー
チ13間にアーク電流が流れ始めてアークスター
トし、トーチ13からプラズマアークが発生し、
プラズマアークが安定すると、カツプリングコイ
ル14を介した前記高周波高電圧が遮断されて直
列回路11の直流出力電圧のみが母材12、トー
チ13間に印加され、母材12の切断が行なわれ
る。
このとき、第4図に示すように、母材12の切
断が進行するに連れてアーク長が次第に長くな
り、アーク長が長くなると、アーク切れが生じ易
い状態になるとともに母材12、トーチ13間の
アーク電流が減少するが、リアクトル10に蓄積
されたエネルギーの放出による電流が母材12、
トーチ13間に流れるため、前記アーク電流の減
少が抑制されてアークが保持され、アーク切れの
発生が防止される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで切断すべき母材12の材質等に応じて
プラズマアークのシールドに用いるシールドガス
を適宜選定する必要があり、たとえばシールドガ
スとして窒素ガスを用いる場合のように、使用す
るシールドガスの種類によつてアーク電圧が高く
なり、アークの保持が困難になることがあり、こ
のような場合には、アーク保持のためにリアクト
ル10としてインダクタンスのできるだけ大きな
ものを用いる必要が生じ、リアクトル10を大型
にしなければならない。
しかし、リアクトル10を大型にすると、アー
クスタート時のアーク電流の立上りが第5図の波
形に示すように鈍り、アークスタート特性が悪く
なるという問題が生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記の点に留意してなされ、簡単
な構成によりアークスタート特性を改善しようと
するものであり、高周波電源の出力を整流する整
流回路と、前記整流回路に直列接続された平滑用
リアクトルと、前記整流回路と前記リアクトルと
の直列回路の両端にアークスタート用の高周波高
電圧を発生するカツプリングコイルを介して接続
された母材およびプラズマトーチと、前記直列回
路に並列接続されたダイオードと充放電用コンデ
ンサとの直列回路とを備えたプラズマアーク切断
機である。
〔作用〕
したがつて、この考案では、整流回路と平滑用
リアクトルとの直列回路にダイオードと充放電用
コンデンサとの直列回路が並列接続され、アーク
スタート時に、整流回路、リアクトルによる電流
に加え、ダイオードを介した充放電用コンデンサ
の放電電流が母材、プラズマトーチ間に流れ、母
材、プラズマトーチ間に流れるアーク電流が急峻
に立上り、平滑用リアクトルのインダクタンスが
大きい場合にも良好なアークスタート特性が得ら
れることになる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した第
1図および第2図とともに詳細に説明する。
第1図において、第3図と同一記号は同一のも
のを示し、第1図と異なる点は、充放電用第4コ
ンデンサ19の一端を限流用第1抵抗20を介し
て第1、第2ダイオード9a,9bのカソードに
接続するとともに、第4コンデンサ19の他端を
リアクトル10の他端に接続し、放電用第5ダイ
オード21のアノードを第4コンデンサ19の一
端に接続するとともに、第5ダイオード21のカ
ソードを第1抵抗20より十分低抵抗の限流用第
2抵抗22を介して第1、第2ダイオード9a,
9bのカソードに接続し、両抵抗20,22、第
4コンデンサ19、第5ダイオード21からなる
アークスタート補正回路23を直列回路11に並
列接続した点である。
そして、アークスタート前には母材12、トー
チ13間の抵抗が第1抵抗20に比べて非常に大
きいため、直列回路11の直流出力電流が第1抵
抗20を介して第4コンデンサ19に流れて第4
コンデンサ19が充電されており、カツプリング
コイル14を介して前記発生回路の高周波高電圧
が母材12、トーチ13間に印加されると、母材
12、トーチ13間のインピーダンスが急減し、
充電状態にあつた第4コンデンサ19が放電を開
始し、第5ダイオード21、第2抵抗22を介し
て第4コンデンサ19の放電電流が母材12、ト
ーチ13間に流れることになる。
したがつて、母材12、トーチ13間に流れる
アーク電流の波形は第2図に示すようになり、同
図中の破線で示す直列回路11の直流出力電流に
同図中の1点鎖線で示す第4コンデンサ19の放
電電流が加算された電流、すなわち同図中の実線
で示すようなアーク電流が母材12、トーチ13
間に流れることになり、アーク電流が急峻に立上
つて良好なアークスタートが行なわれ、トーチ1
3からプラズマアークが発生して母材12の切断
が行なわれる。
このとき、平滑用リアクトル10の蓄積エネル
ギーの放出により、切断中のアーク切れが防止さ
れるのは第3図の場合と同じである。
なお、前記実施例では高周波電源8をトランジ
スタ5,6のハーフブリツジ構成にしたが、フル
ブリツジ構成にしてもよいことは勿論である。
また、第2抵抗22は適宜削除することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によると、アークスタ
ート時に、直列回路11の直流出力電流に加え、
第5ダイオード21を介した第4コンデンサ19
の放電電流が母材12、プラズマトーチ13間に
通流されるため、母材12、トーチ13間に流れ
るアーク電流の立上りを急峻にすることができ、
平滑用リアクトル10のインダクタンスが大きい
場合であつても良好なアークスタート特性を得る
ことができ、その効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図はこの考案のプラズマアー
ク切断機の1実施例を示し、第1図は結線図、第
2図はアーク電流の波形図、第3図以下の図面は
従来のプラズマアーク切断機を示し、第3図は結
線図、第4図は切断時の母材の断面図、第5図は
アーク電流の波形図である。 8……高周波電源、9……第2整流回路、10
……平滑用リアクトル、11……直列回路、12
……母材、13……プラズマトーチ、14……カ
ツプリングコイル、19……第4コンデンサ、2
1……第5ダイオード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波電源の出力を整流する整流回路と、前記
    整流回路に直列接続された平滑用リアクトルと、
    前記整流回路と前記リアクトルとの直列回路の両
    端にアークスタート用の高周波高電圧を発生する
    カツプリングコイルを介して接続された母材およ
    びプラズマトーチと、前記直列回路に並列接続さ
    れたダイオードと充放電用コンデンサとの直列回
    路とを備えたプラズマアーク切断機。
JP9699285U 1985-06-25 1985-06-25 Expired JPH0320051Y2 (ja)

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JP9699285U JPH0320051Y2 (ja) 1985-06-25 1985-06-25

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JPS626979U JPS626979U (ja) 1987-01-16
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