JPH03199655A - 内燃機関のピストン - Google Patents
内燃機関のピストンInfo
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- JPH03199655A JPH03199655A JP33575389A JP33575389A JPH03199655A JP H03199655 A JPH03199655 A JP H03199655A JP 33575389 A JP33575389 A JP 33575389A JP 33575389 A JP33575389 A JP 33575389A JP H03199655 A JPH03199655 A JP H03199655A
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- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 8
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- 101100537937 Caenorhabditis elegans arc-1 gene Proteins 0.000 description 1
- VQKWAUROYFTROF-UHFFFAOYSA-N arc-31 Chemical compound O=C1N(CCN(C)C)C2=C3C=C4OCOC4=CC3=NN=C2C2=C1C=C(OC)C(OC)=C2 VQKWAUROYFTROF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、内燃機関のピストンの改良に関する。
(従来の技術およびその!1題)
内燃機関において、ピストンとシリングの間には潤滑油
膜が形成されているが、ピストンの接触面積に応じて摩
擦損失が増大するので、スカート部の接触面積をできる
だけ減らしたいという要求がある。
膜が形成されているが、ピストンの接触面積に応じて摩
擦損失が増大するので、スカート部の接触面積をできる
だけ減らしたいという要求がある。
一般に、スカート部の横断面は楕円形に形成され、機関
運転時の熱膨張により真円に近付き、シリングに対して
一様に接触させるようになっているため、ピストンのシ
リングに対する押し付は力が大きくなるスラストおよび
反スラスト方向で面圧が過大となったり、あるいはそれ
以外の領域で不要に接触面積を増大させることになった
。
運転時の熱膨張により真円に近付き、シリングに対して
一様に接触させるようになっているため、ピストンのシ
リングに対する押し付は力が大きくなるスラストおよび
反スラスト方向で面圧が過大となったり、あるいはそれ
以外の領域で不要に接触面積を増大させることになった
。
この対策として、特開昭58−38357号公報では、
ピストンのスカート部から台地状に隆起する面が部分的
に形成され、任意の領域でシリングに対する接触面積を
削減している。
ピストンのスカート部から台地状に隆起する面が部分的
に形成され、任意の領域でシリングに対する接触面積を
削減している。
ところが、このようにしてシリングに対する接触面積を
減らし過ぎると、8!関の低速高負荷運転時には摺動速
度の低下と接触面圧の増大により焼き付きを発生しやす
くなる。
減らし過ぎると、8!関の低速高負荷運転時には摺動速
度の低下と接触面圧の増大により焼き付きを発生しやす
くなる。
また、この場合、スカート部に施される面加工は3次元
で行われ、しかも数十ミクロン単位の精度が要求される
ので、加工工数が者しく増大するという問題点があった
。
で行われ、しかも数十ミクロン単位の精度が要求される
ので、加工工数が者しく増大するという問題点があった
。
本発明は、こうした従来の問題点を解決することを目的
とする。
とする。
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するため本発明では、スカート部の横断
面をピストンピンに直交するピストン軸心面上に焦点を
持つ楕円に沿って形成した内am閏のピストンにおいて
、スカート部の楕円度を少なくともピストンピンの側方
に対峙する範囲で下方から上方にかけて小さく変化させ
て真円に近付けるようにした。
面をピストンピンに直交するピストン軸心面上に焦点を
持つ楕円に沿って形成した内am閏のピストンにおいて
、スカート部の楕円度を少なくともピストンピンの側方
に対峙する範囲で下方から上方にかけて小さく変化させ
て真円に近付けるようにした。
(作用)
上記構成に基づき、スカート部の横断面はピストンピン
と直交するスラスト、反スラスト方向に長径を持つ楕円
に形成され、機関運転時は熱膨張によりこの楕円が真円
に近付き、シリンダに接触する面積を増大させてピスト
ンの姿勢を制御する6ピストンが受けるtR焼反圧力た
は慣性力によりスカート部がシ9ングに押し付けられる
スラスト側または反スラスト側において、この荷重が最
も大きくなるピストンピンの側方領域(スカート部の上
部)では、スカート部の横断面を真円に近付けることに
より、シリンダの周方向について広い範囲で接触させ、
面圧を十分に低減して焼き付き等を防止する。
と直交するスラスト、反スラスト方向に長径を持つ楕円
に形成され、機関運転時は熱膨張によりこの楕円が真円
に近付き、シリンダに接触する面積を増大させてピスト
ンの姿勢を制御する6ピストンが受けるtR焼反圧力た
は慣性力によりスカート部がシ9ングに押し付けられる
スラスト側または反スラスト側において、この荷重が最
も大きくなるピストンピンの側方領域(スカート部の上
部)では、スカート部の横断面を真円に近付けることに
より、シリンダの周方向について広い範囲で接触させ、
面圧を十分に低減して焼き付き等を防止する。
スカート部をシリンダに押し付ける荷重が小さいピスト
ンピンより下方の領域では、スカート部の楕円度を大き
くすることにより、シリンダの周方向について狭いl[
で接触させ、スカート部における不要な接触面積を削減
してピストンの摩擦損失を減らすことができる。
ンピンより下方の領域では、スカート部の楕円度を大き
くすることにより、シリンダの周方向について狭いl[
で接触させ、スカート部における不要な接触面積を削減
してピストンの摩擦損失を減らすことができる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、ピストン1はピストンリング溝2
,3およびオイルリング溝4を備えるピストン頂部5と
、その下に連なるスカート部6とを有し、スカート部6
はシリンダに摺接してピストン1の姿勢を制御する。
,3およびオイルリング溝4を備えるピストン頂部5と
、その下に連なるスカート部6とを有し、スカート部6
はシリンダに摺接してピストン1の姿勢を制御する。
図中、07はピストンピンの中心線であり、O6はこの
ピストンピンに直交してピストン1の軸心(中心ンを通
る細心面である。
ピストンピンに直交してピストン1の軸心(中心ンを通
る細心面である。
スカート部6の横断面はピストンピンに直交するピスト
ン軸心面O1上に焦点を持つ楕円に沿って形成され、本
発明はこのスカート部6の楕円度を少なくともピストン
ピンの側方に対峙する範囲で下方から上方にかけて小さ
く変化させる。なお、楕円度は楕円の短径と長径の比で
あり、楕円度が小さいほど真円に近付くことになる。
ン軸心面O1上に焦点を持つ楕円に沿って形成され、本
発明はこのスカート部6の楕円度を少なくともピストン
ピンの側方に対峙する範囲で下方から上方にかけて小さ
く変化させる。なお、楕円度は楕円の短径と長径の比で
あり、楕円度が小さいほど真円に近付くことになる。
第2図に示すように、ピストンピン中心@O。
より上方に位置するスカート部6の横断面は、2つの楕
円弧11と12および直#116を合成して形成される
。すなわち、スカート部6はピストン軸心面O8に対し
て両側に01の角度範囲で形成され、ピストン軸心面O
1に対して両側に02の角度範囲に当たるスラスト側と
反スラス)側の領域で比較的に小さい楕円度v1の円弧
11と、それ以外の側方領域で比較的に大きい楕円度■
2の円弧12と、この円弧11と12を結ぶ直線16に
沿って形成される。なお、直線16は円弧12の接線1
5と角度θ、(0,3° ≦θ、〈2°)をもって交差
し、スカート部6の段差を少なくしている。
円弧11と12および直#116を合成して形成される
。すなわち、スカート部6はピストン軸心面O8に対し
て両側に01の角度範囲で形成され、ピストン軸心面O
1に対して両側に02の角度範囲に当たるスラスト側と
反スラス)側の領域で比較的に小さい楕円度v1の円弧
11と、それ以外の側方領域で比較的に大きい楕円度■
2の円弧12と、この円弧11と12を結ぶ直線16に
沿って形成される。なお、直線16は円弧12の接線1
5と角度θ、(0,3° ≦θ、〈2°)をもって交差
し、スカート部6の段差を少なくしている。
第3図に示すように、ピストンピン中心線O7より下方
に位置するスカート部6の横断面は、2つの楕円弧13
と14および直4918を合成して形成される。すなわ
ち、スカート部6はピストン軸心面O−に対して両側に
θ、の範囲に当たるスラスト側と反スラスト側の領域で
比較的に大きい楕円度V、の円弧13に沿って形成され
、それ以外の側方領域で比較的に小さい楕円度V、の円
弧14と、この楕円弧13と14を結ぶ直llA18に
沿って形成される。なお、直1s18は楕円弧13の接
線17と角度θ、(0,3°≦θ6〈2°)をもって交
差し、スカート部6の段差を十分に少なくしている。
に位置するスカート部6の横断面は、2つの楕円弧13
と14および直4918を合成して形成される。すなわ
ち、スカート部6はピストン軸心面O−に対して両側に
θ、の範囲に当たるスラスト側と反スラスト側の領域で
比較的に大きい楕円度V、の円弧13に沿って形成され
、それ以外の側方領域で比較的に小さい楕円度V、の円
弧14と、この楕円弧13と14を結ぶ直llA18に
沿って形成される。なお、直1s18は楕円弧13の接
線17と角度θ、(0,3°≦θ6〈2°)をもって交
差し、スカート部6の段差を十分に少なくしている。
ここで各楕円度はv1≦V5、v2≦V、の関係で設定
され、スカート部6は下方から上方にかけて真円に近付
き、機関運転時に円弧11と13に沿ったスラスト部分
とシリンダ10との隙間が0〜25μ鶴となるのに対し
て、円弧12と14に沿った側方部分は25μ−より大
きくなるように設定される。
され、スカート部6は下方から上方にかけて真円に近付
き、機関運転時に円弧11と13に沿ったスラスト部分
とシリンダ10との隙間が0〜25μ鶴となるのに対し
て、円弧12と14に沿った側方部分は25μ−より大
きくなるように設定される。
なお、スカート部6の横断面において、2つの楕円弧1
1と12または13と14を合成したことにより、上下
方向に位置する楕円弧12と14にそれぞれ沿ったスカ
ート側方部分の段差を少なくするとともに、スカート中
央部分の楕円弧11と13に楕円度の差を大きく持たせ
ることができる。また、θ、くθ2〈θ、の関係に設定
して、スカート部6の上部でシリング10に対する接触
面積を大きくしている。
1と12または13と14を合成したことにより、上下
方向に位置する楕円弧12と14にそれぞれ沿ったスカ
ート側方部分の段差を少なくするとともに、スカート中
央部分の楕円弧11と13に楕円度の差を大きく持たせ
ることができる。また、θ、くθ2〈θ、の関係に設定
して、スカート部6の上部でシリング10に対する接触
面積を大きくしている。
第4図、第5図に示すように、スカート部6は軸方向の
輪郭が上下方向で絞られるバレル形状に形成され、楕円
弧11と13に沿ったスカート中央部分および楕円弧1
2と14に沿ったスカート側方部分は、すべてピストン
ピン中心線O1より下方にEだけ離れたスカート部6の
バレル形状19の最大径の部位を通る接[201:#し
てピストン軸心と離れる方向にθ4の角度をなす直線2
1によって結ばれる。θ、は0° 〈θ、く1°の範囲
となるように、楕円弧11と13または楕円弧12と1
4の各楕円度が設定され、軸方向の段差を十分に少なく
する。
輪郭が上下方向で絞られるバレル形状に形成され、楕円
弧11と13に沿ったスカート中央部分および楕円弧1
2と14に沿ったスカート側方部分は、すべてピストン
ピン中心線O1より下方にEだけ離れたスカート部6の
バレル形状19の最大径の部位を通る接[201:#し
てピストン軸心と離れる方向にθ4の角度をなす直線2
1によって結ばれる。θ、は0° 〈θ、く1°の範囲
となるように、楕円弧11と13または楕円弧12と1
4の各楕円度が設定され、軸方向の段差を十分に少なく
する。
また、スカート部6はその下端にかけてシリング10か
ら離れるテーパliXを大きくしで、カノリ等を防いで
いる。
ら離れるテーパliXを大きくしで、カノリ等を防いで
いる。
次に作用について説明する。
tpa図に示すように、ピストン1は燃焼ガス圧力Pg
を受けてシリング10内で往復動し、ピストンピンlお
↓びコンロッド9を介してクンンクシャ7トの回転力に
変換するが、燃焼圧力pgの合力Fgはコンロッド9の
輪方向への力Fcと、ピストン1の軸心に直交する力F
tに分かれるため、スカート部6はスラストおよび反ス
ラスト方向ではガス圧力および慣性力によりシリング1
0に押し付けられる圧力が高くなる。
を受けてシリング10内で往復動し、ピストンピンlお
↓びコンロッド9を介してクンンクシャ7トの回転力に
変換するが、燃焼圧力pgの合力Fgはコンロッド9の
輪方向への力Fcと、ピストン1の軸心に直交する力F
tに分かれるため、スカート部6はスラストおよび反ス
ラスト方向ではガス圧力および慣性力によりシリング1
0に押し付けられる圧力が高くなる。
スカート部6の′Wtllr面はピストンピン7と直交
するスラスト、反スラスト方向にrg径を持つ楕円に形
成され、機関運転時は熱膨張によりこの楕円が真円に近
付き、シリング10に接触する面積を増大させてピスト
ン1の姿勢を制御する。
するスラスト、反スラスト方向にrg径を持つ楕円に形
成され、機関運転時は熱膨張によりこの楕円が真円に近
付き、シリング10に接触する面積を増大させてピスト
ン1の姿勢を制御する。
ここで、従来のようにスカート部の楕円度を上下方向に
一定に形成した場合は、スカート部がシリングに接触す
る領域は!@7図に破線で囲むように負荷の小さい下方
で大きくなる。ピストンに働く摩擦力Fは、Ne〜to
nの粘性の法則にF=SXηX dv/dh(ただしS
は接触面積、ηはオイル粘度、d v / d bは速
度である)として表されるとおり、接触面積に比例して
増加する。
一定に形成した場合は、スカート部がシリングに接触す
る領域は!@7図に破線で囲むように負荷の小さい下方
で大きくなる。ピストンに働く摩擦力Fは、Ne〜to
nの粘性の法則にF=SXηX dv/dh(ただしS
は接触面積、ηはオイル粘度、d v / d bは速
度である)として表されるとおり、接触面積に比例して
増加する。
本大施例では、スカート部6はピストンピン7に対峙す
る側方領域で下方から上方にかけて楕円度がv3から■
1と小さくなって真円に近付くとともに、この円弧の角
度ffi囲カCθ、からθ2と大きくなっているため、
スカート部6がシリング10に接触する領域は、大略第
8図に破線で囲むようにピストンピンの中心線07とピ
ストン軸心面O1にそれぞれ沿った丁字形の領域22と
なる。
る側方領域で下方から上方にかけて楕円度がv3から■
1と小さくなって真円に近付くとともに、この円弧の角
度ffi囲カCθ、からθ2と大きくなっているため、
スカート部6がシリング10に接触する領域は、大略第
8図に破線で囲むようにピストンピンの中心線07とピ
ストン軸心面O1にそれぞれ沿った丁字形の領域22と
なる。
したがって、ピストン1が受ける燃焼圧力または慣性力
によりスカート部6がシリング10に押し付けられるス
ラスト側または反スラスト側において、この荷重が最も
大きくなるピストンピン9の側方領域では、スカート部
6の横断面を真円に近付けることにより、スカート部6
をシリング1Oの周方向について広い範囲で接触させ、
面圧を十分に低減して焼き付き等を防止することができ
る。
によりスカート部6がシリング10に押し付けられるス
ラスト側または反スラスト側において、この荷重が最も
大きくなるピストンピン9の側方領域では、スカート部
6の横断面を真円に近付けることにより、スカート部6
をシリング1Oの周方向について広い範囲で接触させ、
面圧を十分に低減して焼き付き等を防止することができ
る。
スカート部6をシリング10に押し付ける荷重が小さく
なるピストンピン7より下方の領域では、スカート部6
の楕円度を大きくすることにより、シリング10の周方
向について狭い範囲で接触させて摩擦損失を低減し、ス
カート部6の丁字形領域22以外ではシリンダ10に対
して25μ論以上の隙間を確保して、オイルの引きづ9
による摩擦力を低減できる。
なるピストンピン7より下方の領域では、スカート部6
の楕円度を大きくすることにより、シリング10の周方
向について狭い範囲で接触させて摩擦損失を低減し、ス
カート部6の丁字形領域22以外ではシリンダ10に対
して25μ論以上の隙間を確保して、オイルの引きづ9
による摩擦力を低減できる。
次に、第9図、第10図に示す他の実施例は、スカート
部6の円弧度をスラスト側と反スラスト側とで非対称に
設定するものである。
部6の円弧度をスラスト側と反スラスト側とで非対称に
設定するものである。
ピストンピン中心#io、より上方に位置するスカート
部6の横断面は、第9図に示すように、スカート部6の
角度範囲がスラスト側でθ1と、反スラスト側のθ、よ
り大きく形成され、スラスト側ではθ2の角度範囲で楕
円度v1の円弧11と、それ以外の側方領域で比較的に
大きい楕円度V2の円弧12とが合成されるのに対して
、反スラスト側ではθ1.(θ12<02)の角度範囲
で楕円度V、(v、〉Vl)の円弧31と、+し以外の
側方領域で比較的に大きい楕円度V +t(V 12>
V 2)の円弧32とが合成される。
部6の横断面は、第9図に示すように、スカート部6の
角度範囲がスラスト側でθ1と、反スラスト側のθ、よ
り大きく形成され、スラスト側ではθ2の角度範囲で楕
円度v1の円弧11と、それ以外の側方領域で比較的に
大きい楕円度V2の円弧12とが合成されるのに対して
、反スラスト側ではθ1.(θ12<02)の角度範囲
で楕円度V、(v、〉Vl)の円弧31と、+し以外の
側方領域で比較的に大きい楕円度V +t(V 12>
V 2)の円弧32とが合成される。
ピストンピン中心線O1より下方に位置するスカート部
6の横断面は、第10図に示すように、スラスト側では
θ3の角度範囲で楕円度V 3(V 3≧V+)の円弧
13と、それ以外の側方領域で比較的に大きい楕円度V
、(V 、≧V2)の円弧14とが合成されるのに対
して、反スラスト側ではθ1コ(θ、コくθ、)の角度
範囲で楕円度V 13(V +*> V 3かっvl、
≧V z)の円弧33と、それ以外の側方領域で比較的
に大きい楕円度V 14(V 14> V 4かつV1
4≧vI2)の円弧32とが合成される。
6の横断面は、第10図に示すように、スラスト側では
θ3の角度範囲で楕円度V 3(V 3≧V+)の円弧
13と、それ以外の側方領域で比較的に大きい楕円度V
、(V 、≧V2)の円弧14とが合成されるのに対
して、反スラスト側ではθ1コ(θ、コくθ、)の角度
範囲で楕円度V 13(V +*> V 3かっvl、
≧V z)の円弧33と、それ以外の側方領域で比較的
に大きい楕円度V 14(V 14> V 4かつV1
4≧vI2)の円弧32とが合成される。
このようにして、反スラスト側ではピストン1が主とし
て慣性力によりシリング10に押し付けられるので、燃
焼圧力により押し付けられるスラスト側に比べてスカー
ト部6に働く荷重が小さくなることに対応して、反スラ
スト側の接触面積をtj411図の丁字形領域35に削
減し、ピストン1の摩擦損失をさらに低減する。
て慣性力によりシリング10に押し付けられるので、燃
焼圧力により押し付けられるスラスト側に比べてスカー
ト部6に働く荷重が小さくなることに対応して、反スラ
スト側の接触面積をtj411図の丁字形領域35に削
減し、ピストン1の摩擦損失をさらに低減する。
次に、第12図に示す他の実施例について説明すると、
スカート部6はピストンピン7に対峙する側方領域では
下方から上方にかけて楕円度が小さくなって、スカート
部6がシリング10に接触する範囲を大略破線で囲むよ
うにピストンピンの中心Ail Otとピストン軸心面
O1にそれぞれ沿った丁字形の領域22とする一方、ス
カート部6には円周方向に刻まれる多数の条痕を形威し
、条痕の深さを周方向で変化させて、丁字形領域22内
にスカート部6に条痕の開口中が相対的に大1に&1f
it域41.と42を設ける。
スカート部6はピストンピン7に対峙する側方領域では
下方から上方にかけて楕円度が小さくなって、スカート
部6がシリング10に接触する範囲を大略破線で囲むよ
うにピストンピンの中心Ail Otとピストン軸心面
O1にそれぞれ沿った丁字形の領域22とする一方、ス
カート部6には円周方向に刻まれる多数の条痕を形威し
、条痕の深さを周方向で変化させて、丁字形領域22内
にスカート部6に条痕の開口中が相対的に大1に&1f
it域41.と42を設ける。
第13図、第14図に示すように、条痕43の深さを領
域41と42でI+oからり、へと所定の比率で大きく
変化させて、条痕43の開口巾をLbからLdへと大き
くすることにより、各条痕43の間に残される帯状表面
44の巾をLaからLcへと小さくする。
域41と42でI+oからり、へと所定の比率で大きく
変化させて、条痕43の開口巾をLbからLdへと大き
くすることにより、各条痕43の間に残される帯状表面
44の巾をLaからLcへと小さくする。
このようにして、TT−影領域22内でも条痕43の深
さを変化させてシリングに対する接触面積をその中心領
域41と下端領域42で削減することにより、オイルの
引きずり抵抗をさらに低減するとともに、条痕43内に
オイルを留とめて良好な潤滑性を維持する。
さを変化させてシリングに対する接触面積をその中心領
域41と下端領域42で削減することにより、オイルの
引きずり抵抗をさらに低減するとともに、条痕43内に
オイルを留とめて良好な潤滑性を維持する。
(発明の効果)
以上の通り本発明によれば、内燃機関のピストンにおい
て、スカート部の横断面をピストンピンに直交するピス
トン輪心面上に焦点を持つ楕円に沿って形威し、このス
カート部の楕円度を少なくともピストンピンの側方に対
峙する範囲で下方から上方にかけて小さく変化させて真
円に近付けるようにしたため、スカート部に複雑な面加
工を施すことなく、シリングに対する接触面積の分布を
適正に設定することが可能となり、スカート部のスラス
トおよび反スラスト方向で十分に面圧を低減して焼き付
き等を防止するとともに、スカート部における不要な接
触面積を削減してピストンの摩擦損失を減らし、W1関
の信頼性や燃費の改善がはかれる。
て、スカート部の横断面をピストンピンに直交するピス
トン輪心面上に焦点を持つ楕円に沿って形威し、このス
カート部の楕円度を少なくともピストンピンの側方に対
峙する範囲で下方から上方にかけて小さく変化させて真
円に近付けるようにしたため、スカート部に複雑な面加
工を施すことなく、シリングに対する接触面積の分布を
適正に設定することが可能となり、スカート部のスラス
トおよび反スラスト方向で十分に面圧を低減して焼き付
き等を防止するとともに、スカート部における不要な接
触面積を削減してピストンの摩擦損失を減らし、W1関
の信頼性や燃費の改善がはかれる。
第1図は本発明の実施例を示すピストンの側面図、fj
S2図は同図のA−A線に沿う横断面図、第3図は同じ
<B−B#iに沿う横断面図、第4図は同じ< D−D
線に沿う誇張した輪郭図、第5図は同じ<C−C線に沿
う誇張した輪郭図、第6図は作用を説明するための概略
正面図、第7図、第8図はそれぞれ同じくピストンの側
面図である。第9図は他の実施例を示す第1図、のA−
A#iに沿う横断面図、第10図は同じ(B−B線に沿
う横断面図、第11図は作用を説明するための側面図で
ある。第12図はさらに他の実施例を示すピストンの側
面図、第13図は要部拡大図、第14図は第12図のY
−Y線に沿う拡大断面図である。 1・・・ピストン、6・・・スカートi、11,12,
13f14・・・楕円弧。 第 1 図 第 図 第 図 第11 図 5 $ 12 図 第9 図 m 第13図 第10図 第14図
S2図は同図のA−A線に沿う横断面図、第3図は同じ
<B−B#iに沿う横断面図、第4図は同じ< D−D
線に沿う誇張した輪郭図、第5図は同じ<C−C線に沿
う誇張した輪郭図、第6図は作用を説明するための概略
正面図、第7図、第8図はそれぞれ同じくピストンの側
面図である。第9図は他の実施例を示す第1図、のA−
A#iに沿う横断面図、第10図は同じ(B−B線に沿
う横断面図、第11図は作用を説明するための側面図で
ある。第12図はさらに他の実施例を示すピストンの側
面図、第13図は要部拡大図、第14図は第12図のY
−Y線に沿う拡大断面図である。 1・・・ピストン、6・・・スカートi、11,12,
13f14・・・楕円弧。 第 1 図 第 図 第 図 第11 図 5 $ 12 図 第9 図 m 第13図 第10図 第14図
Claims (1)
- スカート部の横断面をピストンピンに直交するピスト
ン軸心面上に焦点を持つ楕円に沿って形成し、このスカ
ート部の楕円度を少なくともピストンピンの側方に対峙
する範囲で下方から上方にかけて小さく変化させて真円
に近付けるようにしたことを特徴とする内燃機関のピス
トン。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1335753A JP2588289B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 内燃機関のピストン |
US07/580,544 US5107807A (en) | 1989-09-28 | 1990-09-11 | Piston for internal combustion engine |
EP90310546A EP0420618B2 (en) | 1989-09-28 | 1990-09-26 | Piston for internal combustion engine |
DE69001229T DE69001229T3 (de) | 1989-09-28 | 1990-09-26 | Kolben für eine Brennkraftmaschine. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1335753A JP2588289B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 内燃機関のピストン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03199655A true JPH03199655A (ja) | 1991-08-30 |
JP2588289B2 JP2588289B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=18292079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1335753A Expired - Fee Related JP2588289B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-12-25 | 内燃機関のピストン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588289B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5448942A (en) * | 1993-03-09 | 1995-09-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine piston |
JP2015129463A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | マツダ株式会社 | 内燃機関のピストン |
WO2019181163A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3010057U (ja) * | 1994-10-12 | 1995-04-18 | 株式会社木村技研 | 洗面台 |
-
1989
- 1989-12-25 JP JP1335753A patent/JP2588289B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3010057U (ja) * | 1994-10-12 | 1995-04-18 | 株式会社木村技研 | 洗面台 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5448942A (en) * | 1993-03-09 | 1995-09-12 | Nissan Motor Co., Ltd. | Engine piston |
JP2015129463A (ja) * | 2014-01-08 | 2015-07-16 | マツダ株式会社 | 内燃機関のピストン |
WO2019181163A1 (ja) * | 2018-03-20 | 2019-09-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 内燃機関のピストン及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588289B2 (ja) | 1997-03-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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