JPH0319914A - 延伸テクスチヤー加工用供給糸及びその製造方法 - Google Patents

延伸テクスチヤー加工用供給糸及びその製造方法

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JPH0319914A
JPH0319914A JP2121383A JP12138390A JPH0319914A JP H0319914 A JPH0319914 A JP H0319914A JP 2121383 A JP2121383 A JP 2121383A JP 12138390 A JP12138390 A JP 12138390A JP H0319914 A JPH0319914 A JP H0319914A
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yarn
speed
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polyester
spinning
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JP2121383A
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Inventor
Cecil E Reese
セシル・エベレツト・リーズ
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02JFINISHING OR DRESSING OF FILAMENTS, YARNS, THREADS, CORDS, ROPES OR THE LIKE
    • D02J1/00Modifying the structure or properties resulting from a particular structure; Modifying, retaining, or restoring the physical form or cross-sectional shape, e.g. by use of dies or squeeze rollers
    • D02J1/22Stretching or tensioning, shrinking or relaxing, e.g. by use of overfeed and underfeed apparatus, or preventing stretch
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F6/00Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof
    • D01F6/78Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolycondensation products
    • D01F6/84Monocomponent artificial filaments or the like of synthetic polymers; Manufacture thereof from copolycondensation products from copolyesters
    • DTEXTILES; PAPER
    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G1/00Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
    • D02G1/02Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist
    • D02G1/0286Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics by twisting, fixing the twist and backtwisting, i.e. by imparting false twist characterised by the use of certain filaments, fibres or yarns

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はテクスチャー加工糸及びその改良に関するもの
であり且つさらに特に過度の切断フイラ.メント及びそ
の他の欠点を有することなく高い速度で延伸テクスチャ
ー加工する能力を有する改良したポリエステル延伸テク
スチャー加工用供給系、かかる延伸テクスチャー加工の
ための高速方法及びかかる供給系の製造方法に関する. 発1レとLl一 テクスチャー加工したポリエステルマルチフィラメント
糸の製造は、多年にわたって世界的な規模で工業的に行
なわれている.紡糸配向、すなわち、溶融紡糸ポリエス
テルフィラメントの、たとえば、3000ypmの高い
引き取り速度における引き取りによって製造した、低結
晶化度の部分的に配向した供給系の仮りよりテクスチャ
ー加工方法による同時的な延伸テクスチャー加工は米国
特許第3,771,307号においてベトリルによって
開示され、且つ供給系は米国特許第3,772,872
号中でビアツザ及びリースによって開示されている.こ
れらの紡糸配向供給系は、テクスチャー加工速度の著し
い増大を可能ならしめる。1970年頃においては、工
業的に使用可能なテクスチャー加工機〈仮りよりテクス
チャー加工〉は約200npm(メートル/分)程度の
最高速度が可能であったにすぎない.ここ数年間にわた
り、8!械設計の改良によって、たとえば、1000m
pm以上のきわめて高速における運転能力を有する延伸
テクスチャー加工機を商業的に入手することができるよ
うになった.このような機械の入手は、その機械によっ
て可能であるきわめて高速において工業的に加工するこ
とができなかった.これは主としてこのようなきわめて
高い速度においては、過大な数の切断糸が生じるためで
ある。切断したフィラメントは、種々の問題を生じさせ
、引続く加工処理の間に一層の糸の切断且つまた織物の
欠点を生じさせる可能性があるから、望ましくない.実
際に許容することができる切断したフィラメントの数は
、テクスチャー加工した糸及び最後的な織物に対して意
図する用途に依存する.実際には、取引に際して、ボビ
ンの末端を切断したフィラメントについて調べ、突き出
している切断したフィラメントの数を数えることによっ
て、その包装の糸中の切断フィラメントの推定数の尺度
が得られる。次いで、数えたこれらの切断フィラメント
の全数を包装中のボンドによる重量数で割ってBFCと
して表わす.ある種の最終用途に対しては、許容するこ
とができる最大値は0.5〜0.6RFC、すなわち、
10ボンドのポリエステル当りに5乃至6の切断糸であ
るが、この場合一つの切断は恐らくは二つの切断フィラ
メントとして数えられることを了解すべきである.かく
して、1000mp一以上における運転が可能なテクス
チャー加工機を有する加工者にとって、商業的に入手可
能なポリエステル延伸テクスチャー加工供給系を、望ま
しい最大値(たとえば;約0.58FC)を著るしく超
えることなく、約85011pmよりも高い速度でこの
機械よって加工することができないならば、加工者はこ
の機械を実際にはその最高能力まで速度を上げることは
できず、850mp−のこの速度で機械を運転すること
を強ル延伸加工用供給系を提供することに対する明白な
工業的誘因にかかわらず、これまでは、工業的に申し分
のない供給系の提供についてのこの問題は、未だ解決さ
れていない. 本発明者は、供給系において望ましい紡糸配向を取得す
るために用いる引き取り速度を増大させることによって
過度の切断フィラメントを生じさせることなしに、テク
スチャー加工速度を増大させることが可能であることを
見出した,4.00Q mp鰺の比較的高い引き取り速
度で製造した、かかる供給系は、主として、それから得
たテクスチャー加工した糸が、これまで工業的に入手可
能である糸と同様なかさ高性を有していないという欠点
を伴なうために、工業的に大規模で加工されていなかっ
た.一般にOCAとして測定されるかさ高性は、少なく
とも約4の値が望ましいものと思われ、あるいはTYT
としては、一般にこの場合に、20を超える値が望まし
いものと考えられる.それ故、工業が直面する問題は、
現在の工業的な材料によって少なくとも1,000+e
p−の速度で延伸テクスチャー加工することができ、し
かも、たとえば約0.5以下のRFCと20を超えるT
YTを有するテクスチャー加工した糸の包装を提供する
ことができるポリエステルマルチフィラメント延伸テク
スチャー加工用供給系(DTFY)を提供することであ
ったが、この場合に、これらの数値は経済的及びその他
の工業的な考案と、競争メーカーがある時点で製造し且
つ提供しうるものに、きわめて大きく依存することを了
解すべきである.一般に、時間の経過と共に、工業の需
要は増大する傾向がある. 免吸Δ4紅 本発明はこの問題に対する解決を提供するものである.
本発明の一局面において、過度のBFCなしに満足でき
るテクスチャーの糸を与えるために改良した新規ポリエ
ステル供給系を延伸テクスチャー加工することができる
方法を提供する.もう一つの局面において、それを用い
てこの問題を解決することができる改良した新規ポリエ
ステル供給系を提供する.さらに他の局面において、こ
れらの改良した新規供給系の製造方法を提供する.さら
に他の局面において、これらの供給系の使用は、増大し
たテクスチャー加工の速度が必要でないか又は望ましく
ない場合ですら、他の利点を提供することができる. 本発明の一局面に従って、先ず、(a)エチレングリコ
ールとテレフタル酸及び/又はそのエステルとの反応及
びその後の(b)重縮合によって溶融ポリエステルを形
成させ、これらの反応段階はそのために適する触媒の存
在下において行ない、得られる溶融ポリエステルをフィ
ラメント状に溶融紡糸しそしてそれを約,3 ,O O
 O〜4 ,O O Ostp−の速度、好ましくは、
たとえば約3 ,0 0 0〜3.200mpmのよう
な、この範囲の比較的下方の部分の速度で引き取ること
によって低結晶化度の部分的に配向した糸を提供する段
階を包含するポリエステル延伸テクスチャー加工用供給
系を製造する場合に、重合体中に、エチレングリコール
中の溶液として、トリメシン酸、トリメリト酸又はそれ
らのエステルを、おおよそ添付図面の第1図の線ABに
よって示されるような量で導入することによって変性す
ることから戒る連続製造方法を提供する. 本発明の別の局面においては、約6MEQの量における
トリメリト酸エステル又はトリメシン酸エステル残基で
枝分れされ且つ約2 1LRVの相対粘度を有する重合
したエチレンテレフタレート残基から本質的に成る、約
45%の煮沸収縮と約155%の破断時伸びによって示
されるような、低い結晶化度の部分的に配向したポリエ
ステルマルチフィラメント延伸テクスチャー加工用供給
系を提供する.あるいはまた、煮沸収縮は約20〜25
%、破断時伸びは約133%、トリメシン酸エステル又
はトリメリト酸エステル残基の量は約4MEQであって
もよい.伸び《破断時》は配向(複屈折)の尺度であり
、紡糸配向が増大するにつれて伸びは低下し、一方、収
縮は結晶化、並びに配向によって生じ、結晶化度の増大
につれて低下する。かくして、エチレンテレフタレート
誘導体を鎖一枝分れ剤として作用するトリメシン酸エス
テル又はトリメリト酸エステル残基と共に重合させ且つ
少なくとも約3,000〜4000階peaの引き取り
速度、好ましくは、たとえば約3,000〜3,200
mpmのような、この範囲の比較的低い速度で紡糸配向
させることによって製造しそして約0.5以下のBFC
と20を超えるTYTを有するテクスチャー加工した糸
のパッケージを提供するために少なくとも1,000m
p+*の速度で延伸テクスチャー加工することが可能な
マルチフィラメント延伸テクスチャー加工用供給系を提
供する。
本発明の他の局面においては、マルチフィラメントポリ
エステル供給系を少なくとも5 0 0 mpm+の速
度で同時的な延伸テクスチャー加工に付し、供給系は重
合したエチレンテレフタレート残基及び枝分れ剤として
作用するトリメシン酸エステル又はトリメリト酸エステ
ル残基から本質的に成り、そして生成するテクスチャー
加工した糸のパッケージは約0.5以下のRFCと20
を超えるTYTを有していることを特徴とする、仮撚り
テクスチャー加工された糸の製造方法を提供する。
新規供給系及びその製造方法は、匹敵する条件下にテク
スチャー加工した従来の市販のポリエステル糸と比較し
て、増大した染料取り込み及び/又は向上したけん縮を
有するテクスチャー加工したポリエステル糸の提供を可
能とすることは明白である。
図面を参照して以下に説明するように、技分れ剤の量は
種々の考慮、特に紡糸速度に依存するが、何故ならば、
一般に、ある点で増大した利益を得るためにはできるだ
け多量の枝分れ剤を使用することが望ましいけれども、
その量は紡糸の困難を生じさせるほど多量であってはな
らず、且つそれは引取り速度の増大につれて枝分れ剤の
望ましい量が低下するという点で、引取り速度に依存す
るからである.その上、テクスチャー加工した糸(及び
織物)の染料均一性の点での有利性は、指示速度範囲内
の比較的低い速度で供給系のフィラメントを引き取るこ
とによって達成される。
虹盪男』ub矢説朋一 先ずポリエステルを製造し、次いでそれをリボンの形状
に押出し、それを水冷し且つペレット又はフレーク状に
切断し、次いでそれを個別のフィラメントへの紡糸プロ
セスのために再溶融するという、いくつかの工場におい
て行なわれている別のプロセスは、生或する供給系フィ
ラメントに変動性をもたらす可能性がある不確実性及び
問題点を導入するおそれがあるから、重合と紡糸の工程
を結び付けた連続方法によって、供給系を製造すること
が好ましい.供給系中のポリエステルフィラメントの均
一性は、過大なフィラメントの切断を生じることなしに
高い延伸テクスチャー加工速度を達成するためにきわめ
て重要であるということを、強調しなければならない. 本発明の重要な要素は、ポリエステルの製造の工程にお
いて枝分・れ剤として少量〈たとえば4〜6MEQ)の
トリメリト酸又はトリメシン酸あるいはそれらのエステ
ルを使用することにあると思われ、従って、製造するポ
リエステルは共重合体である.たとえば、20を超える
TYTの望ましいバルギーな糸を与えながら、過大な切
断フィラメントのない、たとえば約0.5以下のRFC
で、たとえば1,000mpmの、高い速度で延伸テク
スチャー加工することができる供給系の製造の目的に対
して、このような枝分れ剤を工業的に使用することは、
従来行なわれていないものと思われる.しかしながら、
他の目的に対する枝分れ剤の使用の提案は新規ではない
.たとえば、マツクリーンらの米国特許第4,092,
299号は、高延伸比ポリエステル供給系及びその延伸
テクスチャー加工を提案し、関連する米国特許第4,1
13,704号はポリエステルフィラメント生成重合体
及びその製造方法を提案している.両特許の開示は実際
上同一であるから、ここには米国特許第4,092,2
99号のみを説明する。
マツクリーンらの米国特許第4,092,299号は、
重合体II当りに1〜15又は2〜14の反応性技分れ
部位のミクロ当量(MEQ) 、好ましくは5〜1 2
MEQをポリエステルが有しているような量で枝分れ剤
を使用することによる生産性の向上を提案している.増
大した生産性は、枝分れ剤の使用によって供給系の配向
(複屈折)が低下するから、延伸テクスチャー加工の間
の延伸比の増大及び/又はフィラメント形成の間の引き
取り速度の増大によって達成される.最適水準の枝分れ
は第11縦列に論じられているが、それは多くの要因に
依存する.ペンタエリトリトールが好適な枝分れ剤とし
て示唆されているが、これは重合体の製造の間に蒸発す
るために、本発明においては望ましくない.われわれは
、このような揮発性の枝分れ剤は、生成する延伸テクス
チャー加工供給系のためのフィラメント中に種々の問題
とそれに付随する均一性の不足をもたらすことを見出し
た、たとえば、ペンタエリトリトールのような揮発性の
枝分れ剤は低いテクスチャー加工速度の作業に対して及
び生産性の増大というマツクリーンの目的に対してはき
わめて適してぃるがも知れないが、たとえば、20を超
えるTYTというような望ましいバルキーな糸を与えな
がら、たとえば、約0.5以下のBFCの、過大な切断
フィラメントがない、たとえば、1,000*pmの速
度で延伸テクスチャー加工することができる延伸テクス
チャー加工供給系を提供するという問題を解決しない. 本発明において、われわれは適度に安定であり(加工と
重合の間にモノマー形態において及び重合体の生戒とフ
ィラメントへの紡糸及びその後の加工の間に重合体形態
においての両方で)、重合体の製造の間に種々の問題及
び変動性を生じさせるほど揮発性ではなく且つ反応への
添加を容易にするための触媒的なグリコール中に可溶で
ある枝分れ剤を使用することが望ましいということを見
出した.トリメリト酸及びそのエステル誘導体は、これ
らの機能のすべてを満足し、トリメシン酸及びそのエス
テル誘導体もまた同様な機能と利点を有しているものと
思われる.ポリエチレンテレフタレートポリエステルの
製造には、二つの主な方法、すなわち、ジメチルテレフ
タレート(DMT)とエチレングリコール(EG)のエ
ステル交換によるプレボリマーの形成とその後の一層の
重合、又はテレフタル酸(TPA)とEGの反応による
プレボリマーの形戒とその後の重合の二方法がある。D
MTを用いる方法においては、たとえばトリメリト酸ト
リメチル(TMTM)のようなエステルが好適であるの
に対して、TPA法においてはトリメリト酸(TMA)
が一般に好適である.マツクリーンの特許は、ペンタエ
リトリトールの使用に限定せず、2よりも多い官能度を
有する枝分れ剤、すなわち、たとえばヒドロキシル、カ
ルボキシル又はエステルのような官能基を二つよりも多
く含有しているものを包含している.それ故、その他の
ボリヒドロキシ技分れ剤及び芳香族多官能性酸またはそ
れらのエステル(第7縦列〉をも挙げている.特に、ト
リメシン酸、トリメシン酸トリメチル及ビロメリト酸テ
トラメチルを第41〜42行に挙げているが、実施例に
おいては使用していない.第4表、12縦列中で、トリ
マー酸を11,800及び23,600ppm(6.5
及び12.9MEQと記しているが、そうではなく、そ
れぞれ、12.9及び25.1MEQと計算される)の
量で使用し、またメリト酸(ベンゼンヘキサカルボン酸
〉を9.8及び14.7MEQの量で使用している.マ
ツクリーンが挙げているテクスチャー加工速度は20O
yp−のみである(縦列10、15行).引き取り速度
(紡糸速度)は実施例2及び4において3 ,4 0 
0〜4 .4 0 0ypmで変化し、実施例6におい
ては5,500及び6.0007ps+であり、そのほ
かでは3,4007paである.生産性〈マツクリーン
の目的〉は、“使用する装置の速度能力範囲の大部分に
わたる紡糸速度において明確に増大する″ (縦列11
、58〜60行)と記しているが、生産性曲線が紡糸速
度と共に増大し続けるかどうかを決定することは不可能
であった. ポリエステルの製造のためにDMTエステル交換方法を
用いている後記の実施例において明らかなように、ブレ
ボリマーを製造するために適当な触媒を用いるDMTと
EG間の、その他の点では通常どおりのエステル交換反
応において、枝分れ剤を触媒的なEG溶液中に溶解する
ことが好都合である.その後の重合(場合によっては仕
上げと呼ばれる)は、必要な粘度(LRVとして測定)
行なう.次いで生戒重合体を、中間的にフレーク状に変
化させ且つ再溶融することなく、連続的に紡糸装置に送
り、紡糸の間又は引続く高速における延伸テクスチャー
加工操作の間の切断を最低とするために均一なフィラメ
ントを与えるように紡糸条件について特に注意しながら
紡糸することによって、3,000mp輪以上の引き取
り速度において低結晶度の、部分的に配向したフイラメ
ンを製造することが好ましい. TMTMは三つの反応性力ルボキシル基を有しており、
その中の二つが分子鎖中で反応する,他の一つは、反応
して枝分れと呼ばれる側鎖を形戒する.これらの枝分れ
が他の分子と反応するときは架橋が生じる.いうまでも
なく、生成する架橋よりも多くの枝分れが存在する,T
MTM中のこれらのくカルボキシル〉反応性部位は三つ
しか存在しないから、枝分れに対しては一つが存在して
いるにすぎない.それ故、等量重量は分子量と同一であ
る.重量で0.15%のTMTM (重合体の重量に対
して)は1500ppmと同じであり且つ大体6MEQ
(5.95)である.同様に、0.10%のTMTM 
( 1 .0 0 0ppm)はほぼ4MEQである.
トリメシン酸はトリメリト酸と同一の分子量を有してい
るから、同一の値を適用できる.前記のように、また本
明細書中の他の場合においても、本発明の完全な利益を
収得するためには、特に引き取り速度に従って、枝分れ
剤の量を注意深く調節しなければならない。最適量は、
われわれの使用した装置に対して、かかる最適量(ME
Qとして)を引き取り速度(ypmで)に対してプロッ
トしている、添付図面の第1図中の線ABとして、図的
に示される.多少の変動は許容することができ、且つ正
確な最適値は、たとえば重合体の製造に対して使用する
反応成分及び装置、及び操作条件のような種々の要因に
従って、かなり異なる。しかしながら、枝分れ剤の量が
増大するにつれて、一般に溶融粘度が上昇し、それが直
ちに、特に紡糸において、種々の問題を生じさせ、それ
によって溶融破壊のために紡糸が不可能となる。
しかしながら、一般に、前記の利益、特に非変性重合体
の糸よりも増大したけん縮及び染料取込みを有するテク
スチャー加工した糸の利点を達成するためには、上記と
矛盾しない、できる限り多量の枝分れ剤を用いることが
望ましい.かくして、使用することが好ましい枝分れ剤
の割合には、さらに狭い範囲が存在する.前記のように
、速度の上昇と共に溶融粘度が増大し、従って紡糸上の
問題が増大するから、この範囲はDTFYを製造するた
めに用いる引き取り速度と共に低下する.その上、テク
スチャー加工した糸の均染性は、指示範囲内の比較的低
い引き取り速度を用いる場合に、より良好となる.それ
が重要である場合は、使用可能な範囲内で御比較的低い
引取り速度、すなわち、3,500鑵p鏑未満、特に約
3,000〜3,200mpmが好適である。この好適
な比較的低い速度は、この分野の知識及び技術的教示か
ら予想されるものは異なって、予想外のことである。
しかしながら、熱に対して不安定なフィラメントを与え
、それがテクスチャー加工機のく最初の)ヒーター上に
おける融合又は融解の問題を生じさせるおそれがあるか
ら、あまり低すぎる速度を用いてはならない。この点に
関して、望ましい最近の引き取り速度は、非変性(ホモ
ボリマー)PET糸に対して米国特許第3,771,3
07号及び3,772,872号中でペトリル及びビア
ツザとリースが教示している速度よりも著しく大である
.前記のように、且つ公知のように、配向の尺度(逆)
である伸び(切断時)は一般に引き取り速度の増大につ
れて低下する。かくして、伸びの増大はく他のパラメー
タは一定に保って)一般に熱に対するフィラメントの不
安定性への傾向を示すのに対して、伸びの低下は同様に
比較的低い均染性を示す.ここに示したすべての数的な
バラメー夕は、ある程度までは使用成分、装置及び操作
条件に依存することを了解すべきである,LRVに対す
る21の好適値は、高すぎる値は溶融粘度を増大させ、
それが前記のように延伸テクスチャー加工の間の切断を
もたらすことによる.同様に、収縮が低すぎる場合は、
それは大きすぎる結晶度を示し、且つ一般に先ず低下し
た均染性として表われる変動性をみちびくのに対して、
不十分な結晶度(高すぎる収1N)は、他の点における
変動をみちびいて、前記のように、熱に対して十分に安
定ではないフィラメントを与えるおそれがある.それ故
、紡糸条件を注意深く監視しなければならず、且つ望ま
しい量の枝分れ剤を注意深く選択しなければならないが
、それは最後的なテクスチャー加工した糸において望ま
しい性質に従って選択することができる引き取りの速度
によって影響を受ける.均染性が肝要である場合には、
約3,000+sp−の比較的低い速度が好適である.
より良いけん縮のほうが重要な場合は、比較的高い引き
取り速度が好ましい.しかしながら、引き取り速度が上
るにつれて、枝分れ剤の存在がけん縮性を明白には改善
し続けることがなくなる点に到達するけれども、たとえ
ば向上した染料取込みのような、他の利点はなお適用さ
れる. 枝分れ剤の使用は非変性重合体におけるよりも著るしく
高い紡糸張力を与えることが注目される.これは本発明
の方法において重要な利点であるものと思われる. 前記のように、本発明の改良した変性供給系の延伸テク
スチャー加工によって取得される生成テクスチャー加工
した糸における重要な利点は、テクスチャー加工をきわ
めて高速で行なう場合にすら取得することができる低い
切断繊維数(RFC)である.生戒するテクスチャー加
工した糸は、その他の利点をも有している.実施例から
明らかなように、染色性、すなわち、染料取込みが向上
する.このことは、マツクリーンの縦列1中に示すよう
に、より良い染色性、油汚れの解放又は低いけば立ちを
達成するために、遥かに多量(0.5〜0.7モルパー
セント、すなわち約10倍多量)の他の三官能性枝分れ
剤をポリエステル重合体中で使用することについてのい
くつかの従来からの提案が存在していることから、それ
ほど驚くべきことではないかも知れない.しかしながら
、従来におけるこのような性質の向上のためのこれらの
一般的な示唆にもかかわらず、DTFYを製造するため
に用いる重合体中にトリメリト酸エステル又はトリメシ
ル酸エステル技分れ剤を混入することによって向上した
染色性を有するテクスチャー加工したポリエステル繊維
を実際に製造したものはいないものと思われる. 本発明による枝分れ剤の結果であると思われるテクスチ
ャー加工した糸における別の改善は、実施例中のOCA
及びTYT値によって示されるように、向上したけん縮
性である.これは工業的に重要な利点である゛.実際に
、従来から工業的に可能であったものと少なくとも等し
いけん縮性を有するテクスチャー加工した糸を取得する
ためには、延伸テクスチャー加工法を行なうことが必要
である.けん縮性は延伸テクスチャー加工条件を変える
ことによってある程度調節することができ、且つそれは
加工者の熟練度と知識にも依存する可能性があるが、加
工者は生成するテクスチャー加工した糸のけん縮性を改
良するためにテクスチャー加工速度を低下させることを
強いられるかも知れない.かくシテ、可能な最高速度に
おいて操作することにって、コストを低下させながら、
目標とずるけん縮性を達成するか又はそれを超えること
は、加工者にとって望ましい目的である.本発明を以下
の実施例においてさらに例証する.糸の性質は、以下の
ものを除いては、米国特許第4.134,882号(フ
ランクフオート及びコックス)におけると同様にして測
定する.BFC (切断フィラメント数〉は前記のよう
に1ポンドの糸当りの切断した糸の数として測定する.
実際には、代表的な数の糸の包装を、両末端について自
由端の全数を視覚的に数え且つこれらの包装上の糸の全
重量で除すことによって評価して、平均RFCを取得す
る. TYT (テクスチャードヤーン試験機)はテクスチャ
ー加工した糸のけん縮を以下のように連続的に測定する
.装置は二つの区域を有している.第一の区域において
は、テクスチャー加工した糸のけん縮収縮を測定するの
に対して、第二の区域においては残留収縮を測定するこ
とができる.しかしながら、本発明の目的に対しては第
一の区域(けん縮収ta>のみが興味がある.詳細には
、テクスチャー加工した糸をその包装から取り出して、
張力を望ましい水準、160デニール糸に対して1 0
1  (0.06gpd) 、まで増大させる伸張装置
に送る。次いで糸を第一の駆動ロール、及びそのセバレ
ー夕ロールへと送って、到来する張力をこの第一のロー
ル後の張力から分離する.以下においては、このロール
を第一のロールと記す.次いで、この第一の区域中で、
糸を第一の張カセンサ及び、長さが64.5インチ(1
64cm)、直径が0.5インチ(1.27cm)であ
り且つ160℃に保ってある絶縁した中空管を通じて、
駆動ロール及び第一の区域における糸中の張力を次の区
域における張力から分離する、セパレータロールから成
る第二のロールの組へ、次いで駆動ロール及び、区域1
における強力を区域2における張力からさらに分離いる
、セパレータロールから或る、第三のロールの組へと送
る.ロール3の円周速度はロール2が160デニールの
糸条に対して22の張力( 0 .0 1 3gpd)
を付与するようにロール2よりも十分に高く設定し、且
つロール2及び3は第一の張カセンサによって区域1中
の張力が望ましい値(0.OO1gpd)となることを
確実にするような速度に調節する.糸は第三のロールの
組を離れたのち、第二のセンサを経て第二の区域におけ
る張力を巻取り張力又は廃物噴流から分離する第四のロ
ールの組へ送られる.第四のロールの組の速度は第二の
センサによって調節され且つその張力は160−デニー
ルの糸に対して102、すなわち、0 .0 6 2 
5gpdに設定する.いうまでもなく、全張力がテクス
チャー加工して糸のデニ−ルの変化と共に変化する。前
記のように、第一のロールの出入における相対速度のみ
が、この場合に興味がある. TYTは第一のロールの円周速度Vlと第二のロールの
速度V2から下式により百分率として計算する: えて、再びかぜの長さ、Le、を測定する。かくして、
下式によって計算する百分率としてけん縮収縮を表わす
: ■ CCA:テクスチャー加工した糸のCCA (けん縮収
縮)は以下のようにして測定する.5,o00のデニー
ルを有するループ状のがせをデニールリール上にテクス
チャー加工した糸を巻くことによって調製する.リール
上に必要とする巻きの数は2,500を糸のデニールに
よって除した値に等しい.ループ状のかぜから5002
の重りを吊すことによって最初にがせを真直ぐにする.
次いでこの重りを252の重りに取り換えることによっ
て、かせに5.0+wg/デニールの荷物を与える.重
りをかけたかぜを、次いで120℃の空気を供給したオ
ーブン中で5分間加熱したのち、オーブンから取り出し
て放冷する.なお5.0mg/デニールの荷物下に、が
せの長さ、Lc、を測定する。次いで軽い重りを500
2の重りに取り換Le 染44取j1ロエー各糸をローソンヘンフィルFAX編
機を用いて管状に編む。編んだ管を精練し、イーストマ
ンポリエステルブルーGLF (分散ブル−27.60
767号)を用いて265″Fで染め、再び精練し、乾
燥し、平らにしたのち、管の種々の部分の光反射率をマ
クベス社によって販売されている“カラーアイ装置”を
用いて測定する。反射率値を、染色した糸(この場合は
管〉の反射率に関する理論的表示である、クベルカーム
ンク関数を用いて、繊維中の染料の濃度に対してK/S
値に変換する。“対照糸”の部分を各管中に編み込むこ
とによって、全K/S値を有理化する、すなわち、標準
としてのこの対照に対する“染料取込み%”として表わ
すことができる. X息肚L ジメチルテレフタレート(DMT) 、エチレングリコ
ール(EG)及び約4.3MEQのトリメリト酸トリメ
チノレ(TMTM)(IJのDMT当りに約4.3ミク
ロ当量)を共重合させることによって新規且つ改良した
延伸加工用の供給系(DT F Y )を製造する,4
.3MEQは共重合体12当り0.11%のTMTMで
ある,TMTMは触媒的なグリコール中に溶解して添加
する.必要な濃度でTMTMは触媒的なグリコール中に
完全に溶解し且つ触媒として使用するマンガン及びアン
チモン塩の触媒活性を増進することも抑制することもな
い.触媒含量は標準的なPETに対して用いるものと同
一である.酸又は塩の何れかとしての、りんの必要量を
、エステル交換が完了したのちに、しかし重合に進む前
に加えることによって、重合の間にマンガン触媒を不活
性化する.DMTに基づいて0.3%のTie2を、グ
リコールスラリーとして、交換が完了したのちの重合の
前に、生成するDTFYに不透明性を与えるために、材
料に添加する.標準的なPETに対して用いる添加、交
換及び重合プロセス条件を受け入れることができるとい
うことが認められる.実際には、重合は新規共重合体に
対するほうが速く進行する.ここで用いた製造において
は、共重合体と標準(線状重合体)PET(対照として
用いる)の両者を連続重合方法で製造した.生戒した新
規共重合体は対照よりも僅かに高いL R V−、すな
わち、約20.5の標準重合体に対して21よりもいく
らか高い値を有している.新規共重合体は対照よりも僅
かに高い溶融粘度をも有している。この増大した溶融粘
度は重合体の製造、重合体の輸送又は紡糸において問題
が生じるほど高くはない.重合体を連続重合器から紡糸
機へと送り、そこで延伸テクスチャー加工のための新規
な改良供給系へと紡糸する. 新規共重合体を、フィルターバックを経て、それぞれ1
5X60ミル(直径×長さ〉の、34の毛管を有する紡
糸口金へと送る.紡糸温度は標準PETに対して必要な
ものよりもいくらか高い(標準PETの約293℃に対
して約300℃〉.押出したフィラメントを、標準PE
Tフィラメントに対するものと同一の交差流装置を用い
て紡糸口金下でフィラメントを横切って室温空気を流す
ことによって、冷却する.フィラメントを横切る空気流
の量は最良の作業性が得られるように調節する。フィラ
メントを冷却したのち、仕上げを施す.次いでフィラメ
ントを糸条に収斂させ、その後は糸条として取扱う.こ
の糸条を、送りロールと呼ばれる、第一のゴデの回りに
4 0 0 0ypm(3,600輸p輪)で通し、そ
こからレ゛ソトダウンロールと呼ばれる第二のゴデヘ、
次いで交錯装置を経て、約4000ypmで適当な巻取
り装置へ送る.レットダウンロールの円周速度は最良の
紡糸連続性を提供する張力を送りロールをレットダウン
ロール間に与えるように調節する.これらの条件は本質
的に標準糸に対するものと同じである.紡糸の連続性は
卓越していることが認められた.このDTFYはDTF
Yとして許容できる引張強さ及びその他の物理的性質を
有している.これらの性質を第IA表中に標準PET対
照DTFYとの比較として示す.新規DTFYは4 ,
O O oyp―で紡糸したが、3,500ypTaで
紡糸した標準POYとより類似した配向性(伸び及び複
屈折)を有しているから、各速度で紡糸した標準POY
を調製して、対照として用いた.新規DTFYの結晶度
は何れの対照よりも高かった(密度及びC,■.). 各DTFYを、0.75mmの間隔をもつ“京セラ”セ
ラミック円盤の0−9−0配列を用いる、バーマッグT
−6配置を円盤積み重ねとして有している、摩擦仮より
テクスチャー加工のための、試験用バーマッグFK6−
900テクスチャー加工機を用いてテクスチャー加工す
る.テクスチャー加工速度の比較は、100mpmの間
隔で増大させて、750〜1150mp−の速度範囲に
わたって行なった.各糸に対して緩みを避けるべき延伸
比を決定し且つ使用する.第一と第二の加熱板の温度を
、PET糸に対して工業的に多く用いられる条件である
、220℃と190℃に設定する.これらの速度の何れ
においても、テクスチャー加工の間に、新規の糸では実
質的に全く切断が生じなかった.それに対して、対照糸
においては、特に、たとえば9 5 0 spitのよ
うな比較的高い速度において、さらに一層1,050m
p−において、いくつかの切断が生じ、何れの対照糸も
1150mpmにおいては全く継続せず、すなわち、こ
の速度ではどの対照糸も延伸加工が不可能であった.円
盤前及び円盤後張力を各加工速度で各糸に対して測定し
た.テクスチャー加工した糸の性質を、切断フィラメン
ト(BFC)、TYT及びCCAけん縮性並びに染料取
込みについて検査して、その結果を第IB表に要約する
. これらの結果は、新規DTFYが、特に100Q mp
e+を超える比較的高い速度で、どの対照糸よりも、切
断フィラメント(BFC)、けん縮性(TYTとOCA
) 、及び染料取込みのきわめて重要な性質において、
実質的にすぐれていることを示している. 叉蓬n 第2B表はTMTM含量を約4MEQ以下に低下させる
につれてDTFYの性能が低下することを示す,TMT
Mの濃度を第2A表に示すように変化させる以外は、S
,X,V及びYの各項目に対して実施例1を繰返す.ほ
ぼ6のMEQを用い、それによって溶融粘度が増大し、
それが紡糸に際し多少の問題を生じさせた、項目Yを除
けば、重合体の製造、輸送又は紡糸に問題は生じない.
TMTMを6.3MEQからさらに増大させるときは、
紡糸の連続性はきわめて乏しく、個々のフィラメントを
紡糸口金から引き出す際に、紡糸糸状の切断を生じるか
、又は自由端フィラメントが糸状によって再び捕獲され
て、巻き取るまで運ばれる.このような自由端フィラメ
ントはきわめて重大な欠陥であって、引争続くテクスチ
ャー加工に問題を生じさせ、且つ、織物に手ざわりの粗
い点を与える.このような織物を染色すると、これらの
自由端が濃く染まり、織物に対してきわめて重大で且つ
望ましくないむらのある外観を与える.このような高い
TMTM含量においては、フィラメントの“落下”は、
゛溶融破壊”のために紡糸が“不可能”となるような重
大な問題となる.PETにおける“溶融破壊”を減少又
は排除するために一般に用いられる紡糸条件の変化は、
TMTMの含量が約6.3MEQである共重合体におけ
る問題を矯正しなかった.紡糸の連続性についての同様
な問題は、5.9MEQ (項目Y)においても存在す
るが、フィラメントは貧弱な連続性ながら紡糸が可能で
あり、従って項目Yに対しても諸性質を測定した. このような各糸を、バーマグM−80を用いる以外は実
施例1におけると同様にしてテクスチャー加工する.1
000m.p−においてすら作業性はきわめて良好であ
る.加工した各糸をテクスチャー加工した糸の性質につ
いて評価して、第2表中において、TMTMを用いずに
3,500yp論及び4.000yp−で紡糸した対照
E及びBと比較した.切断フィラメントは、対照に対す
るよりもTMTM含有糸に対して遥かに少ないが、項目
X(1’MEQ未満のTMTMを含有する)は境界線的
な許容性のいくつかの結果を与えた.これらの糸のTY
Tけん縮性は、第2図に示すような、TYTとTMTM
含量(MEQ)の関係のプロットから明白である.この
引取り速度(4,000ypm)においては約4MEQ
のTMTMが好適濃度である.ミ1 夾A』[Σ この実施例は、好適範囲の、3,500ypm(3.2
00mpm)の紡糸速度における新規糸の紡糸、及びこ
の紡糸速度においてTMTM含量を変えるときの性質の
変化を、他の点では本質的に実施例1に従って、示す.
この3.500yp−(3.200mp論〉の速度にお
いては、TMTMを6.3MEQの水準まで増大させて
もなお延伸テクスチャー加工に対して許容できる供給系
を取得することができることが認められる.約6.3よ
りも高い濃度においても、約8MEQに至るまでは、重
大な問題なく重合体を製造することができる,TMTM
濃度が3.9MEQから約6.3MEQに増大するにつ
れて、必要な相対粘度に対する溶融粘度が著るしく上昇
する.この上昇は、しがしながら、適度な且つ許容でき
る温度の上昇によって、3,5 0 0ypm (3 
.2 0 0mpm)における重合体の製造及び紡糸に
おいて、容易に埋め合わすことができる.しかしながら
、TMTM濃度を約6.3MEQから約8MEQまで増
大させると、望ましい相対粘度に対する、溶融粘度が急
激に上昇し、重合体の製造、重合体の輸送及び特に紡糸
における比較的高い温度の使用によってこの溶融粘度の
上昇を補償することはできなくなる.特に紡糸において
は、高い溶融粘度は紡糸フィラメントの溶融破壊及びそ
れに伴なう紡糸時の糸の欠陥を急激に増大させ且つ紡糸
切断の数を著るしく増大させる.紡糸温度の調節、毛管
の寸法の変更及び冷却の調証による通常の修正作用は、
特に約7.9MEQ及びそれ以上のTMTM濃度では、
問題を克服できない. 第3表は、一層の評価のために選んだ2種のTMTM技
分れ糸及びTMTMを含有しない対照に対するDTFY
の紡糸条件と性質を比較する.各重合体に対して認めら
れた最良の紡糸温度を表中に要約する.各供給系のデニ
ールは、テクスチャー加工後に約150デニールの糸を
与えるように、糸の製造の間に設定した. 各糸を、100IIp一の増分間隔で、750鎗p階が
ら1.05011pmまでのテクスチャー加工速度で、
実施例lにおけると同様にFK6−900によってテク
スチャー加工し、その結果を表中に要約する。最低のテ
クスチャー加工速度において、BFCはTMTM技分れ
糸に対しては対照に対するよりも顕著に良好ではない.
しかしながら、テクスチャー加工速度を8 5 0 m
pm以上に増大させると、両方のTMTM技分れ糸は共
に、許容できない対照試料よりも遥かに低いRFC水準
を示す.両TMTM技分れ糸を比較すると、TMTM濃
度が高いほうの枝分れ糸が低濃度のものよりもBFCが
遥かに良好である.かくして、このような比較的低い引
取り速度において最適なDTFYを製造する場合には、
比較的高い引取り速度(実施例2〉におけるよりも多量
のTMTMを用いなければならないことは明らかである
.この引取り速度において0.5未満のBFCを与える
DTFYを取得するためには一層の最適化が望ましいこ
ともまた明白である,TYT及びCCAのけん縮性にお
いても、やはりTMTM架橋した糸のほうが対照よりも
良好であり、これらの高い糸のけん縮性が織物における
高いかさ高性と快よい手ざわりに移行する.やはり、比
較的高いTMTM技分れ糸は比較的低いTMTM技分れ
糸よりも高いテクスチャー加工した糸のけん縮性を与え
る。最後に、染料の取込みについては、両TMTM技分
れ糸は共に、対照よりも高い染料取込みを有し、且つや
はり比較的高いTMTM濃度の枝分れ糸のほうが高い染
料取込みを有している.これらの比較的低い好適紡糸速
度においては、顕著に良好な均染性が注目されるが、こ
れは全く異なる目的を有していたマツクリーンによって
示された好適性とは対照的である. 妥当な比較のためには、操作条件が同等のものでなけれ
ばならないということは明・白である。たとえば、同じ
製造者が製作した異なる型式の二つのテクスチャー加工
機を用いるときは、同一のDTFYにおいても異なる結
果が得られた.一般に、DTFYとして標準的な線状重
合体を用いるときは、テクスチャー加工の間に(第一の
)ヒーターの温度を適度に上昇させることによって、よ
りよいかさ高性を得ることができる.本発明に従って十
分な量の枝分れ剤を用いるときは、DTFYとして標準
的な線状重合体を用いる場合に比較的高いテクスチャー
加工温度(たとえば約240゜C)において得られるも
のと同様な水準のかさ高性及び均染性が(265″F′
の標準的な条件下に)、比較的低いテクスチャー加工温
度(たとえば約220℃)で得られ、かくして、本発明
に従って、十分な枝分れ剤を使用する限りは、枝分れし
たDTFYにおいて比較的高いテクスチャー加工温度(
たとえば約240℃)の使用により、これらの点で一層
向上しているテクスチャー加工した糸を取得することが
可能である. 上記の実施例においてトリメリト酸トリメチルの代りに
トリメシン酸トリメチルを用いる場合も、本質的に同様
な結果が得られるものと思われる.−110−
【図面の簡単な説明】
第1図はypm単位での引き取り速度とMEQとしての
枝分れ剤の量の間の関係を示すグラフである. 第2図は実施例2において用いた枝分れ剤の量に対して
けん縮性(TYT)をプロットするグラフである.

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、最初に(a)エチレングリコールとテレフタル酸及
    び/又はそのエステルとの触媒の存在下における反応、
    それに続く(b)重縮合によって溶融ポリエステルを生
    成させ、得られる溶融ポリエステルを次いでフィラメン
    ト状に溶融紡糸しそしてそれを約3,000〜4,00
    0mpmの速度で引き取ることによって低結晶化度の部
    分的に配向した糸を提供する段階を包含し、重合体中に
    、エチレングリコール中の溶液として、トリメシン酸、
    トリメリット酸又はそれらのエステルからなる群より選
    ばれる物質をおおよそ添付図面の第1図中の線ABによ
    って示されるような量で導入することによってポリエス
    テルを変性することを特徴とするポリエステル延伸テク
    スチャー加工用供給系の連続的製造方法。 2、フィラメントを約3,000〜3,200mpmの
    速度で引き取ることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3、約6MEQのトリメシン酸エステル又はトリメリッ
    ト酸エステル残基を以って枝分れし且つ約21の相対粘
    度(LRV)を有する重合したエチレンテレフタレート
    残基から本質的に成る、約45%の煮沸収縮と約155
    %の破断時伸びによって示されるような、低結晶化度の
    部分的に配向したポリエステルマルチフィラメント延伸
    テクスチャー加工用供給系。 4、約4MEQのトリメシン酸エステル又はトリメリッ
    ト酸エステル残基を以つて枝分れし且つ約21の相対粘
    度(LRV)を有する重合したエチレンテレフタレート
    残基から本質的に成る、約20〜25%の煮沸収縮と約
    133%の破断時伸びによって示されるような、低結晶
    化度の部分的に配向したポリエステルマルチフィラメン
    ト延伸テクスチャー加工用供給系。 5、エチレン及びテレフタレート誘導体を鎖−枝分れ剤
    として作用するトリメシン酸又はトリメリット酸又はそ
    れらのエステルと共に重合させそして約3,000〜4
    ,000mpmの引き取り速度で紡糸配向することによ
    って製造されたものであって、約0.5以下のBFCと
    20を超えるTYTを有するテクスチャー加工された糸
    のパッケージを提供するために少なくとも1,000m
    pmの速度で延伸テクスチャー加工することのできるマ
    ルチフィラメント延伸テクスチャー加工用供給系。 6、フィラメントを約3,000〜3,200mpmの
    速度で引き取ることを特徴とする特許請求の範囲第5項
    記載の糸。
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