JPH03199025A - 射出成形機における測定データ処理装置 - Google Patents

射出成形機における測定データ処理装置

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JPH03199025A
JPH03199025A JP33815889A JP33815889A JPH03199025A JP H03199025 A JPH03199025 A JP H03199025A JP 33815889 A JP33815889 A JP 33815889A JP 33815889 A JP33815889 A JP 33815889A JP H03199025 A JPH03199025 A JP H03199025A
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injection molding
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明雄 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、射出成形機における測定データ処理装置に係
り、特に、連続自動運転中の各ショット毎に各センサな
どからの出力に基づき運転条件などの測定データを取り
込んで格納するマイクロコンピュータ(以下マイコンと
称す)を具備した射出成形機における測定データ処理装
置に関する。
[従来の技術] 射出成形機による成形作業を自動運転で行う際、成形さ
れた製品が不良品の山となったのでは全く意味がないた
め、製品の品質決定要因となる多数の成形運転条件はき
め細かく設定されている。そして、成形機全体のM御を
司るマイコンは、予め設定された成形運転条件値に基づ
き各種センサがらの計測データを参照して自動運転を実
行し、成形品を連続的に成形するようになっている。
また、上述した成形運転条件の設定値と共に、このそれ
ぞれの設定値に併せて上限値並びに下限値を設定し、自
動成形を行いながら各成形運転条件値が実際にどのよう
に変化したかを実測し、該実測値が上記した上・下限値
の範囲内にあれば良品、上限値または下限値から外れた
場合には不良品と判断し、不良判定がなされた場合には
その際の成形品を、型開き・取り出し時に正規の製品集
積(載置)以外の場所に持ってゆくようにした。
所謂自動検査機能付きの射出成形機も最近では普及し始
めている。
この自動検査機能付きの射出成形機として、本願出願人
が特願平1−169993号として提案した技術におい
ては、射出成形機全体の制御を司るマイコンが、各成形
運転条件値の計測データを所定ショット数取り込んで、
これを統計演算処理し、前記した上・下限値を決定する
ようにしており、また、各ショットの実測データも数値
で出力可能となっている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、射出成形の技術分野では、各成形運転条件の
相関関係の詳細や樹脂挙動の詳細メカニズムなど未解明
の事柄が多々あり、これらを正確に把握するための研究
が進められているが、前記した成形運転条件の設定は未
だ経験値に頼っているのが現状で、豊かな経験と知識を
有するオペレータによる運転条件の設定であっても、真
に最適の設定値であるとは言いがたい場合がある。また
、自動検査機能付きの射出成形機において設定される前
記上・下限値も、経験的要素によって左右され、且つ許
容範囲の境界値の正確な規定が困難であるので不良品を
確実に排除するため、許容範囲が狭く設定される傾向に
あり、不良品として排除される成形品中に実用上は良品
として許容される成形品が混入するという問題がある。
斯様に正確な成形条件管理は難しく、このため、各成形
条件の実測値のバラツキ度合いと良・不良品との関係、
或いは各成形条件同士の相関性などを迅速・正確に把握
することができる射出成形機の出現が望まれている。し
かしながら、従前の射出成形機に具備されるマイコンは
、各成形運転条件値の計測データを取り込むようにした
ものであっても、これを統計演算処理してグラフパター
ンの形で出力できる機能をもつものがなく、視認性良く
一目で測定データの分布状態や各条件の相関関係が把握
できなかった。
本発明は上記の点に鑑み成されたもので、その目的とす
るところは、各成形運転条件値などの計測データの分布
状態が視認性良く一目で把握可能な射出成形機における
測定データ処理装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、各成形運転条
件などの相関関係が把握できる射出成形機における測定
データ処理装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的とするところは、より好適な成
形条件値の設定や、良・不良判定のための上・下限値の
設定に寄与することのできる射出成形機における測定デ
ータ処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記した目的を達成するために、設定された各
成形運転条件値と各センサからの計測情報とに基づき成
形機の各部を駆動制御するマイコンを具備し、該マイコ
ンは、連続自動運転時における各ショット毎に、予め定
められた複数のモニタ項目の測定データを取り込んで記
憶する機能を具備した射出成形機の測定データ処理装置
において、前記マイコンは前記取り込んだ各モニタ項目
毎に統計演算処理を実行し、該演算処理結果を測定デー
タの分布状態が視認できる形にグラフ化してプリンタも
しくは表示装置に出力可能とするように、構成される。
また本発明においては好ましくは、前記マイコンは、前
記取り込んだ複数のモニタ項目の中の任意の2つのモニ
タ項目の相関関係を演算し、この演算処理結果に基づく
相関関係グラフを出力可能とするように、構成される。
また本発明においては好ましくは、前記したモニタ項目
には、成形運転条件項目に加えて成形品重量が含まれる
ようにされ、前記マイコンは、前記取り込んだ複数のモ
ニタ項目の中の任意の1つと前記成形品重量との相関関
係を演算し、この演算処理結果に基づく相関関係グラフ
を出力可能とするように、構成される。
[作 用] 射出成形機に内蔵されたマイコンは、取り込んだ各モニ
タ項目毎に統計計算などの演算処理を実行し、射出条件
などのモニタ項目毎の実測値の平均値X、標準偏差σ、
ヒストグラム値等を算出し、この演算処理結果に基づき
、各モニタ項目毎の測定データ分布の状態が視認できる
形のグラフを、すなわち例えば、各データを所定数値幅
内に順次ドツト表示したグラフ、もしくは、ヒストグラ
ム(横軸を量子化した物理量、縦軸をその計測回数とし
た階段状のグラフ)、もしくは、バラツキ度を指標する
3σ/X(但し、σは標準偏差、Xは実測値の平均値、
xlOO)を表わすグラフとして、例えばプリンタに出
力させる。よって、このプリント出力によって、各モニ
タ項目毎の測定データ分布の状態が一目で素早く確実に
視認できる。
また、前記マイコンは、取り込んだ各モニタ項目中の任
意の2つの項目同士の相関係数などを算出し、各モニタ
項目同士の相関性を、相関関係グラフとして出力する。
よって、各モニタ項目間の相関性を素早く把握できる。
また、前記モニタ項目として、成形品品質と密接に関係
する成形品重量が含まれるようにされており、マイコン
は、1シヨツト毎に例えば自動取り出し機で取り出され
、通信機能をもつ電子秤で計測され送信されて来る成形
品重量データを、他のモニタ項目データと共に当該ショ
ットに対応付けて、取り込み・格納するようになってい
る。そして、この成形品重量というファクターと他のモ
ニタ項目との相関性も同様に演算処理され、相関関係グ
ラフとして出力される。斯様に、モニタ項目として従前
にはない成形品重量が加味されるので、最適成形条件の
解明などにより有意である。
[実施例] 以下、本発明をインラインスクリュータイプの射出成形
機に適用した第1図〜第3図に示した実施例によって説
明する。
第1図は射出成形機の要部の概略構成を示す説明図であ
る。同図における左上部分は型開閉メカニズム系を示し
ており、該図示部分において、lはベース、2は該ベー
スl上に固設された固定ダイプレート、3はベースlに
延設されたスライドベースla上に設置された支持盤、
4は固定ダイプレート2と支持盤3との間に架設された
複数本のタイバーである。上記支持盤3には、型開閉駆
動源たる型締シリンダ(油圧シリンダ)5が固設されて
おり、該型締シリンダ5のピストンロッド5aの先端部
には、公知のトグルリンク機構6を介して前記タイバー
4に押通された可動ダイプレート7が連結されている。
そして、ピストンロッド5aを前後進させることにより
、可動ダイプレート7を固定ダイプレート2に対し、接
近または後退させるようになっている。
また、前記固定ダイプレート2と前記可動ダイプレート
7の相対向する面には、固定側金型8と可動側金型9と
が取付けられている。そして、成形サイクル中の型閉じ
行程時には、前記ピストンロッド5aの前進で前記トグ
ルリンク機構6を伸長させて可動ダイプレート7を前進
させ、両全型8.9を密着させ、続いて公知のようにト
グルリンク機構6を突っ張らせて所定の型締力を与える
ようになっている。一方、成形サイクル中の型開き行程
時には、ピストンロッド5aの後退でトグルリンク機構
6を折り縮めて可動ダイプレート7を後退させ、両金型
8,9を離間させ、公知の図示せぬエジェクト機構と成
形品の自動取り出し機10とによって成形品を取り出す
ようになっている。
本実施例においては、上記した自動取り出し機10は、
1シヨツト毎に取り出した成形品を、通信機能を具備し
た電子秤11に一旦載置して成形品の重量を計測した後
、各モニタデータを総合判断して良品判定がなされた場
合は、当該成形品を電子秤11からピックアップして例
えばベルトコンベア上に載置し、また、不良品判定がな
された場合には、当該成形品を電子秤11からピックア
ップして不良品部めに持ち運ぶようになっている。
なお、自動取り出し機10並びに電子秤11は、実際に
は型開閉メカニズムの奥方に並べて配設される。
第1図における右上部分は射出メカニズム系を示してお
り、該図示部分において、12は加熱シリンダ、13は
該加熱シリンダ12内に回転並びに前後進可能に配設さ
れたスクリュー、14は加熱シリンダ12の先端に取付
けられたノズル、15は加熱シリンダ12の外周に巻装
されたバンドヒータ、16は樹脂材料をスクリュー13
の後部に供給するためのホッパー、17はスクリュー1
3の回転駆動源たるモータ(本実施例では例えば電磁モ
ータを用いているが、油圧モータなどにも代替可能であ
る)、18はスクリュー13の前後進を制御するための
射出シリンダ(油圧シリンダ)である。なお、射出シリ
ンダ18に代替して、モータ(電磁モータもしくは油圧
モータ)と回転−直線変換メカニズムを用いることも可
能である。
公知のように、ホッパー16から供給された樹脂材料は
、スクリュー13の回転によって混線・可塑化されつつ
スクリュー13の先端側に移送されながら溶融され、溶
融樹脂がスクリュー13の先端側に貯えられるに従って
スクリュー13が背圧を制御されつつ後退し、lショツ
ト分の溶融樹脂がスクリュー13の先端側に貯えられた
時点でスクリュー回転は停止される。そして、所定秒時
を経た後、射出開始タイミングに至ると、スクリュー1
3が前進駆動されて、型締めされた前記金型8,9間の
キャビティへ溶融樹脂が射出される。
20は油圧測定ヘッド等よりなる射出圧力検出センサ、
21はエンコーダ等よりなる射出ストローク検出センサ
、22は回転エンコーダ等よりなるスクリュー回転検出
センサ、23は加熱シリンダ12の温度を検出する温度
検出センサ、24はノズル14先端部における溶融樹脂
温度を検出する温度検出センサ、25はエンコーダ等よ
りなる型開閉ストローク検出センサ、26は油圧測定ヘ
ッド等よりなる型締圧力検出センサ、27は前記自動取
り出し機10の動作検出センサで、これら各センサ20
〜27の計測情報信号5l−38や、前記電子秤11か
らの成形品重量を示す計測情報信号S9.並びに図示せ
ぬ他の各センサからの計測情報信号が、後記するマイコ
ン30に必要に応じ適宜入力変換処理を施して送出され
る。
30は、マシン全体の動作制御などを司るマイコンで、
型開閉動作、チャージ動作、射出動作などの成形行程全
体の制御や、良品/不良品判定処理、並びに後述する測
定データの統計演算等々の各種演算処理を実行する。該
マイコン30は実際には、各種■/○インターフェース
、主制御プログラム並びに各種固定データなどを格納し
たROM、各種フラグや測定データ等を読み書きするR
AM、全体の制御を司るCPU (セントラルプロセッ
サーユニット)等を具備しており、予め作成された各種
プログラムに従って各種処理を実行するも、本実施例に
おいては説明の便宜上、成形条件設定記憶部31.成形
プロセス制御部32、実測値記憶部33、演算処理部3
4、画像処理部35等の機能部を具備しているものとし
て、以下の説明を行う。
上記成形条件設定記憶部31には、キー人力手段40も
しくは他の適宜入力手段によって入力された各種成形条
件値が、必要に応じ演算処理されて書き替え可能な形で
記憶されている。この成形条件としては、例えば、チャ
ージ行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背
圧との関係、サックバック制御条件、射出開始点(位置
)がら保圧切替点(位置)までの細分化された射出速度
条件、保圧切替時点から保圧終了時点までの細分化され
た2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ
温度、型閉じストロークと速度、型締め力、型開きスト
ロークと速度、エジェクト制御条件、製品取り出し機制
御条件等々が挙げられる。
前記成形プロセス制御部32は、予め作成された成形プ
ロセス制御プログラムと成形条件設定記憶部31に格納
された設定条件値とに基づき、前記したセンサ20〜2
7などからの計測情報及びマイコン30に内蔵されたク
ロックからの計時情報を参照しつつ、ドライバ群41を
介して対応する駆動源を駆動制御し、一連の成形行程を
実行させる。第1図においては、ドライバ群41の駆動
信号Diが制御弁42を介して前記型締シリンダ5を駆
動制御し、駆動信号D2が前記バンドヒータ15の電熱
源を駆動制御し、駆動信号D3が前記モータ17を駆動
制御し、駆動信号D4が制御弁43を介して前記射出シ
リンダ18を駆動制御し、駆動信号D5が前記自動数り
出し機10の駆動源(例えば、モータ、エアシリンダ等
)を駆動制御し、また、他の駆動信号が図示せぬ適宜の
駆動源を駆動制御するようになっている。
前記実測値記憶部33には、連続自動運転時における予
め設定されたモニタ項目の総べての実測値Xが、連続す
る所定多数回のショットにわたってその記録エリアに取
り込まれる。取り込まれるモニタ項目は大別すると、■
時間監視項目、■位置監視項目、■回転数監視項目、■
速度監視項目。
■圧力監視項目、■温度監視項目、■電力監視項目が挙
げられ、前記した成形条件設定項目の相当部分がこれと
オーバーラツプし、成形品の品質に密接するファクター
がモニタ項目として予め設定されている。また、本実施
例においては、上記したモニタ項目に加えて、■成形品
重量がモニタ項目として設定されている。このモニタ項
目の数は任意であるが、本実施例ではモニタ項目の数は
30〜50程度とされ、前記したセンサ20〜27、電
子秤11などからの計測情報及びマイコン30に内蔵さ
れたクロックからの計時情報が必要に応じ変換処理され
て順次格納される。なお、モニタ項目はオペレータが選
択入力して設定することも可能である。
前記演算処理部34は、実測値記憶部33に記憶された
データが所定サンプリングショツト数に達すると各モニ
タ項目毎の実測値Xを統計演算処理し、 ■実測値Xの最大値x aax ■実測値Xの最小値x1、 ■実測値Xのバラツキ範囲R=X 5@x  X 1、
■平均値x=(Σx、)/n ■中心値(メデイアン)Me M e = (x−、、、+ R/ 2 )■標準偏差
σ σ=  (ΣX°−(Σx)’/n)/ (n−1)■
R/X=R/マ・ 100[%] ■3cy/X=3a/  x・100 [%]■ヒスト
グラム値 などを算出すると共に、異なる任意の2つのモニタ項目
の実測値X、yを用いて @D相関係数y=S−y/ 、r7771但し、S、=
Σ(x+−マ)1 S、=Σ(y+  y)” S8.=Σ((x、−x)  ・ (y+−y))(γ
=−1〜+1) なども算出する。
このように演算処理された処理結果は、画像処理部35
に送出され、後述する如く必要に応じたグラフ化処理を
されて、カラーCRTデイスプレィ等よりなる表示装置
44や、ドツトプリンタ等よりなるプリンタ45によっ
て出力される。
第2図は、マイコン30によって統計演算処理された演
算結果に基づくプリンタ45によるグラフ出力の1例を
示す説明図である。同図に示すように、用紙46上には
、モニタ項目の中のプリント出力を望む複数の項目が印
字され、図示の例では、1次(射出)圧、2次圧(保圧
)切替位置。
1次射出時間、クツション位置(スクリューの最前進位
置)、チャージ完了位置(スクリューの最後退位置)、
サーモ(ノズル先端部の樹脂温)。
チャージ時間、サイクル(lショットの全サイクル)時
間、2次圧(保圧)、成形品重量がその下に単位を付し
てそれぞれプリントアウトされている。なお、プリント
出力を望むモニタ項目はオペレータによって任意に選択
可能である。
第2図に示す例では、所定ショツト数(例えば50シヨ
ツト)の各モニタ項目の測定データの中の最大値(ma
x)と最小値(min)がそれぞれ印字されるようにな
っている。そして、この下には、各モニタ項目の(ma
x)−(min)の間を20等分して、個々の測定デー
タに一1O〜+10の値を近似して割り付けたものが、
ショットナンバー順にドツト表示されたモニタドツト分
布グラフ50a、50b〜50jとしてプリントアウト
されている。よって、このモニタドツト分布グラフ50
a、50b〜50jによって各モニタ項目の計測データ
の分布傾向が時系列で容易に視認できる。なお、モニタ
ドツト分布グラフは、図面のスペース上の都合から総べ
てのショットデータを図示していない。
上記各モニタ項目に対応する各モニタドツト分布グラフ
の下には、これにそれぞれ対応するヒストグラム(hi
stogram)  51 a、  5 l b 〜5
1 jがプリントアウトされている。このヒストグラム
は公知のように、横軸を量子化した物理量、縦軸をその
計測回数とした階段状のグラフであるので、多数ショッ
トによる各モニタ項目の計測データの分布状態が一目で
確認できる。
また、上記各モニタ項目に対応する各ヒストグラムの下
には、これにそれぞれ対応する前記した3σ/X (但
し、σは標準偏差、Xは実測値の平均値マxlOO)を
表わす3σ/Xグラフ52a。
52b〜52jがプリントアウトされている。この3σ
/Xグラフはデータのバラツキ度合いを示しており、多
数ショットによる各モニタ項目の計測データのバラツキ
度合いが一目で確認できる。
なお、モニタ項目として従前にはない成形品重量が加味
されるので、良品/不良品の判定がより正確となること
に寄与でき、また、最適成形条件の解明などにより有意
である。
第3図は、マイコン30によって統計演算処理された演
算結果に基づくプリンタ45によるグラフ出力の他の1
例を示す説明図である。同図には、各モニタ項目の相関
関係グラフを用紙46上にプリントアウトしたものが示
されており、用紙46上には、相関関係のプリント出力
を望む複数のモニタ項目が縦横に同一順序で印字されて
いる。図示の例では、モニタ項目として、前記した1次
圧。
2次圧切替位置、1次射出時間、クツション位置。
チャージ完了位置、サーモ(ノズル先端部の樹脂温)、
チャージ時間、サイクル時間、2次圧、成形品重量と、
これに加えて油圧系統の湯温が示されているが、モニタ
項目の選択は任意である。
第3図に示すように、図示最上段には1次圧と他のモニ
タ項目それぞれとの相関関係グラフ53−1.53−2
〜53−10が、2段目には2次圧切替位置と他のモニ
タ項目それぞれとの相関関係グラフ53−21.53−
22〜53−29が、以下次段に行くに従ってその数を
1つづつ減じた数の相関関数グラフがプリントされてい
る。同図においては図示の都合上、殆ど総べての相関関
係グラフをOにて模式的に示しているが、実際には、1
次圧と1次射出時間との相関関係グラフ53−2、クツ
ション位置と成形品重量との相関関係グラフ53−46
に示した如き形態で表わされるようになっている。なお
、相関関係グラフ53−2は反比例傾向にある相関関係
を、相関関係グラフ53−46は正比例傾向(この場合
は相関係数γが+1に近い値にある〉にある相1!l1
MI係を示している。なお、各相関関係グラフに相関係
数を数値で付記することも勿論可能である。
斯様に、各モニタ項目間の相関関係がグラフ化されて出
力されるので、相関性の視認が容易・確実であり、従前
にない相関関係グラフが出力可能なので、より最適な戚
形組み合わせ条件の解明に有意である。さらにまた、モ
ニタ項目として成形品品質と密接に関係する成形品重量
と、他のモニタ項目との相関性が把握できるので、より
詳細な成形条件の解明に寄与できる。
以上、本実施例の説明ではグラフパターン出力を主体に
説明したが、各計測データ及びその統計演算結果を数値
で出力させるようにも出来ることは勿論である。なおま
た、本実施例の射出成形機では、成形品の良/不良判定
を行って不良品を自動排除する所謂自動検査機能につい
ては説明していないが、前記した先願(特願平1−16
9993号)と同等の手法で自動検査を行うことができ
るようにされている。
[発明の効果コ 以上のように本発明によれば、各モニタ項目の計測デー
タの分布状態が視認性良く一目で把握可能でき、また、
各モニタ項目同士の関連性がグラフパターンの形で容易
に把握でき、さらにまた、モニタ項目として成形品品質
と密接に関係する成形品重量と、他のモニタ項目との相
関性などが把握できるので、より詳細な成形条件の解明
に有意であるという、該種射出成形機において顕著な効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも本発明の1実施例に係り、第1図は射出成
形機の要部の概略構成を示す説明図、第2図はマイコン
によって統計演算処理された演算結果に基づくプリンタ
グラフ出力の1例を示す説明図、第3図はマイコンによ
って統計演算処理された演算結果に基づくプリンタグラ
フ出力の他の1例を示す説明図である。 ■・・・・・・ベース、2・・・・・・固定ダイプレー
ト、3・・・・・・支持盤、4・・・・・・タイバー、
5・・・・・・型締シリンダ、6・・・・・・トグルリ
ンク機構、7・・・・・・可動ダイプレート、8・・・
・・・固定側金型、9・・・・・・可動側金型、10・
・・・・・自動取り出し機、11・・・・・・電子秤、
12・・・・・・加熱シリンダ、13・・・・・・スク
リュー 14・・・・・・ノズル、15・・・・・・バ
ンドヒータ、16・・・・・・ホッパー17・・・・・
・モータ、18・・・・・・射出シリンダ、20・・・
・・・射出圧力検出センサ、21・・・・・・射出スト
ローク検出センサ、22・・・・・・スゲリュー回転検
出センサ、23.24・・・・・・温度検出センサ、2
5・・・・・・型開閉ストローク検出センサ、26・・
・・・・型締圧力検出センサ、27・・・・・・自動取
り出し機の動作検出センサ、30・・・・・・マイコン
、31・・・・・・成形条件設定記憶部、32・・・・
・・成形プロセス制御部、33・・・・・・実測値記憶
部、34・・・・・・演算処理部、35・・・・・・画
像処理部、40・・・・・・キー人力手段、41・・・
・・・ドライバ群、42.43・・・・・・制御弁、4
4・・・・・・表示装置、45・・・・・・プリンタ、
46・・・・・・用紙、50a、50b〜50j・・・
・・・モニタドツト分布グラフ、51a、51b〜51
j・・・・・・ヒストグラム、52a、52b〜52j
・・・・・・3σ/Xグラフ、53−1.53−2〜5
3−10〜53−100・・・・・・相関関係グラフ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)設定された各成形運転条件値と各センサからの計
    測情報とに基づき成形機の各部を駆動制御するマイクロ
    コンピュータを具備し、該マイクロコンピュータは、連
    続自動運転時における各ショット毎に、予め定められた
    複数のモニタ項目の測定データを取り込んで記憶する機
    能を具備した射出成形機において、前記マイクロコンピ
    ュータは前記取り込んだ各モニタ項目毎に統計演算処理
    を実行し、該演算処理結果を測定データの分布状態が視
    認できる形にグラフ化してプリンタもしくは表示装置に
    出力可能としたことを特徴とする射出成形機における測
    定データ処理装置。
  2. (2)請求項1記載において、前記測定データの分布状
    態が視認できる形のグラフは、各データを所定数値幅内
    に順次ドット表示したもの、もしくは、ヒストグラム(
    histogram)、もしくは、3σ/X(但し、σ
    は標準偏差、Xは実測値の平均値@x@×100)であ
    ることを特徴とする射出成形機における測定データ処理
    装置。
  3. (3)請求項1記載において、前記マイクロコンピュー
    タは、前記取り込んだ複数のモニタ項目の中の任意の2
    つのモニタ項目の相関関係を演算し、この演算処理結果
    に基づく相関関係グラフを出力可能としたことを特徴と
    する射出成形機における測定データ処理装置。
  4. (4)請求項1記載において、前記したモニタ項目には
    、成形運転条件項目に加えて成形品重量が含まれている
    ことを特徴とする射出成形機における測定データ処理装
    置。
  5. (5)請求項4記載において、前記マイクロコンピュー
    タは、前記取り込んだ複数のモニタ項目の中の任意の1
    つと前記成形品重量との相関関係を演算し、この演算処
    理結果に基づく相関関係グラフを出力可能としたことを
    特徴とする射出成形機における測定データ処理装置。
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