JP2593239B2 - 射出成形機の製品シュート装置 - Google Patents

射出成形機の製品シュート装置

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JP2593239B2 JP2255265A JP25526590A JP2593239B2 JP 2593239 B2 JP2593239 B2 JP 2593239B2 JP 2255265 A JP2255265 A JP 2255265A JP 25526590 A JP25526590 A JP 25526590A JP 2593239 B2 JP2593239 B2 JP 2593239B2
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    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製品(成形品)の品質を自動判別する品質
判別機能を具備した射出成形機における製品シュート装
置に関する。
[従来の技術] 射出成形機による成形作業を自動運転で行う際、成形
された製品が不良品の山となったのでは全く意味がない
ため、製品の品質決定要因となる多数の成形運転条件は
きめ細かく設定されている。そして、成形機全体の制御
を司るマイクロコンピュータ(以下マイコンと称す)
は、予め設定された成形運転条件値に基づき各種センサ
からの計測データを参照して自動運転を実行し、成形品
を連続的に成形するようになっている。
また、上述した成形運転条件の設定値と共に、このそ
れぞれの設定値に併せて上限値並びに下限値を設定し、
自動成形を行いながら各成形運転条件値が実際にどのよ
うに変化したかを実測し、該実測値が上記した設定上・
下限値の範囲内にあれば良品、設定上限値または設定下
限値から外れた場合には不良品と判断し、不良判定がな
された場合にはその際の成形品を、型開き・取り出し時
に正規の製品集積(載置)箇所以外の場所に持ってゆく
ようにした、所謂自動検査機能付きの射出成形機も最近
では普及し始めている。この自動検査機能付きの射出成
形機として、本願出願人が特願平1-169993号として提案
した技術においては、射出成形機全体の制御を司るマイ
コンが、各成形運転条件値の計測データを所定ショット
数取り込んで、これを統計演算処理し、前記した上・下
限値を決定するようにしている。
第4図及び第5図は、斯る従来の自動検査機能付きの
射出成形機における製品振り分けメカニズムを示す説明
図であり、第4図は要部断面図、第5図は要部平面図で
ある。図において、100は、成形機の製品取り出し箇所
(金型の型開き空間)の下部に設置された製品受けホッ
パーで、該製品受けホッパー100はその底面に向かって
テーパーが形成されており、底面の中央部には製品落下
用の開口100aが穿設されている。101は、上記製品受け
ホッパー100の下部に設置された振り分け・案内部材
で、図示せぬ適宜駆動源によって支軸102を回動支点と
してシーソー運動可能とされている。そして、良品判別
がなされた際には、例えば、振り分け・案内部材101が
第4図の実線図示位置におかれて、製品(成形品)103
を良品受け部104に案内・落下させ、また、反対に不良
品判別がなされた際には、振り分け・案内部材101が第
4図の2点鎖線図示位置におかれて、製品103を不良品
溜め105に案内・落下させるようになっていた。
[発明が解決しようとする課題] 上記したように、従来の製品振り分けメカニズムにお
いては、シーソー運動する振り分け・案内部材101によ
って製品を振り分けしている。このため、製品を2方向
にしか排出することができず、製品選別・搬送レイアウ
トに制約を受け、特に多数台の射出成形機を並設した場
合には製品選別・搬送レイアウト上の自由度を損なうと
いう問題があった。また、前記製品受けホッパー100の
開口100aと振り分け・案内部材101との間に、第4,5図に
示すように隙間106が存在するため、この隙間106に製品
103がひっかかる虞があり、第4図の2点鎖線位置に振
り分け・案内部材101がある時に万一不良品がひっかか
り、この状態から振り分け・案内部材101が反転した際
に不良品が落下すると、良品中に不良品が混入するとい
う問題もあった。さらにはまた、振り分け・案内部材10
1が薄板で形成されているため、該振り分け・案内部材1
01の反転動作時に大きな音がするという指摘もあった。
さらに、従来技術においては、製品の品質判別を良、
不良の2通りだけで行っていたため、次に述べるような
問題もあった。すなわち、射出成形機の技術分野では、
各成形運転条件の相関関係の詳細や樹脂挙動の詳細メカ
ニズムなど未解明の事柄が多々あり、これらを正確に把
握するための研究が種々進められているが、自動品質判
別機能付きの射出成形機において設定される前記した上
・下限値は、現状では、不良品を確実に排除するために
許容範囲が狭く設定される傾向にあり、このため、不良
品として排除される成形品中に実用上は良品として許容
される成形品が混入しているという指摘があった。しか
も、型開きして成形品を金型外に取り出す前に良否判定
を行う都合上、良否判定のためのモニタ項目は総べて射
出成形機の運転条件と対応するものであり、多分に「見
做し」の良否判定ぎみであり、この点からも許容範囲が
狭く設定される傾向にあった。よって、製品歩留まりを
向上させるために、不良品と判定された製品から良品を
選別する作業を行っているが、この手作業による判別作
業に多大の時間がかかるという問題があった。
本発明は上記の点に鑑み成されたもので、その目的と
するところは、製品の振り分け箇所を複数の任意箇所に
選択可能として、製品選別・搬送レイアウト上の自由度
を向上させ得、しかも、自動品質判別で良品ではないと
判定された製品をランク分けして振り分け可能な射出成
形機の製品シュート装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記した目的を達成するため、製品の品質判
別機能を具備し、1ショット毎の品質判別を、製品が金
型から取り出される時点以前に行う射出成形機の製品シ
ュート装置において、例えば、製品の品質判別を、良判
定と、良/不良の中間判定と、不良判定との3段階に分
けて評価するようになすと共に、製品の取り出し箇所に
設置された製品受け部(製品受けホッパー)に連なった
シュート(落し管状部)を、該シュートの上部を回転中
心として回転駆動可能であるように設け、製品の品質判
定結果に応じて、シュートを予め定められた3つの回転
停止位置の1つに選択的に位置付けるように、構成され
る。
[作用] 射出成形機に内蔵されたマイコンは、1ショット(各
サイクル)毎に射出条件等々の運転条件に関する各モニ
タ項目の実測値を取り込む。そして、マイコンは、取り
込んだ多数のモニタ項目の実測値と予め設定されている
各モニタ項目の上・下限値とを対比して製品の品質判定
を行い、例えば、3段階(良品、良品と不良品の中間
品、不良品)の評価分けを、金型外に製品を取り出す以
前に行う。また、総べてのモニタ項目の実測値が、予め
定められた上・下限値範囲内にあれば、良品と判定さ
れ、マイコンはシュートの回転位置を制御して該シュー
トの出口を良品受け部に位置付ける。また、例えば、モ
ニタ項目中の重要な項目の少なくとも1つが予め定めら
れた上・下限値範囲内を外れた場合や、モニタ項目中の
比較的重み付けの軽い(比較的軽視できる)所定数以上
の項目が予め定められた上・下限値範囲内を外れた場合
には、不良品と判定され、マイコンはシュートの回転位
置を制御して該シュートの出口を不良品受け部に位置付
ける。さらにまた、モニタ項目中の比較的軽い重み付け
の項目(比較的軽視できる項目)の1つもしくは所定数
以下の項目のみが、予め定められた上・下限値範囲内を
外れた場合には、良/不良の中間品と判定され、マイコ
ンはシュートの回転位置を制御して該シュートの出口を
中間品受け部に位置付ける。
斯様にすることによって、自動品質判別で、良品では
ないと判別された製品をランク分けして振り分け可能と
なり、中間品から実用上許容される良品をピックアップ
する作業が容易となり、且つこのための作業時間も短縮
できる。また、シュートを回転自在として、判別結果に
基づきシュートの回転位置(シュートの出口)を任意箇
所に位置付け・選択できるので、製品選別・搬送レイア
ウト上の自由度が向上する。しかも、シュートを用いて
いるので、落下時に製品がひっかかることがなく、判定
結果の異なる製品同志が混在する虞は一切ない。
[実施例] 以下、本発明をインラインスクリュータイプの射出成
形機に適用した第1図〜第3図に示した1実施例によっ
て説明する。なお本実施例では、油圧駆動方式の射出成
形機を例にとって説明するが、サーボ電動機駆動方式の
射出成形機においても、本発明は同様に実施することが
できる。
第1図は射出成形機の要部の概略構成を示す説明図で
ある。同図における左上部分は型開閉メカニズム系を示
しており、該図示部分において、1はベース、2は該ベ
ース1上に固設された固定ダイプレート、3はベース1
上に延設されたスライドベース1a上に設置された支持
盤、4は固定ダイプレート2と支持盤3との間に架設さ
れた複数本のダイバーである。上記支持盤3には、型開
閉駆動源たる型締シリンダ(油圧シリンダ)5が固設さ
れており、該型締シリンダ5のピストンロッド5aの先端
部には、公知のトグルリンク機構6を介して前記タイバ
ー4に挿通された可動ダイプレート7が連結されてい
る。そして、ピストンロッド5aを前後進させることによ
り、可動ダイプレート7を固定ダイプレート2に対し、
接近または後退させるようになっている。
また、前記固定ダイプレート2と前記可動ダイプレー
ト7の相対向する面には、固定側金型8と可動側金型9
とが取付けられている。そして、成形サイクル中の型閉
じ行程時には、前記ピストンロッド5aの前進で前記トグ
ルリンク機構6を伸長させて可動ダイプレート7を前進
させ、両金型8,9を密着させ、続いて公知のようにトグ
ルリンク機構6を突っ張らせて所定の型締力を与えるよ
うになっている。一方、成形サイクル中の型開き行程時
には、ピストンロッド5aの後退でトグルリンク機構6を
折り縮めて可動ダイプレート7を後退させ、両金型8,9
を離間させ、公知の図示せぬエジェクト機構等によって
製品(成形品)を取り外すようになっている。そして、
金型から取り外された製品は、この製品取り出し箇所
(金型の型開き空間)の下部に設置された製品シュート
装置10の受け入れ部に投入されるようになっている。な
お、この製品シュート装置10は、後述するマイコン30に
よって制御される。
第2図は、上記製品シュート装置10を示す説明図で、
該製品シュート装置10は主として、製品受けホッパー5
0、シュート(落し管状部)51、モータ52等から構成さ
れている。上記製品受けホッパー50は、前記ベース1の
開口部位にその上部が位置するように固定的に適宜手段
で保持されており、その下部にはベアリング53を介して
シュート51の上部が回転可能であるように取り付けられ
ている。54は、シュート51の上部外周に一体的に固設さ
れたギヤで、該ギヤ54にモータ52の出力ギヤ52aが噛み
合っている。従って、モータ52の回転でシュート51はそ
の上部を回転中心として回動し、金型から落下してくる
製品55をその回動位置に応じて、所定箇所に案内・落下
させるようになっている。なお、第2図において、56は
案内板部材で、金型から落下してくる製品55を確実に製
品受けホッパー50に案内するようになっている。
本実施例においては図示したように、製品受けホッパ
ー50の底部開口と連通したシュート51の内周面には、製
品55がひっかかるような突出部や凹みは何等形成されて
おらず、よって、製品55はシュート51の傾斜に従って自
重でスムーズに落下する。また、モータ52駆動によるシ
ュート51の回転はギヤ伝達により低音で円滑に行われ、
騒音によって作業環境を悪化させることもない。
なお、上記したシュート51の回転停止位置は、任意角
度で任意の数だけ設定可能であるが、本実施例において
は、シュート51が3つの回転停止位置をとるように設定
されており、後述するマイコン30の制御の下でシュート
51は、第2図で実線で示した第1の回転停止位置A、該
第1の回転停止位置と90°の間隔をおいた第2の回転停
止位置B(第2図で1点鎖線で図示)、並びに該第1の
回転停止位置Aと180°の間隔をおいた第3の回転停止
位置(第2で2点鎖線で図示)のうちの1つを択一的に
とるようになっている。そして、1ショット毎に各モニ
タデータを総合判断して良品判定がなされた場合は、例
えば、シュート51は第1の回転停止位置Aにおかれて、
当該ショットの製品は第3図に示すように良品受け部
(実施例では良品搬送用コンベア57)に導かれる。ま
た、1ショット分の各モニタデータを総合判断して良/
不良の中間品である旨の判定がなされた場合は、シュー
ト51は第3の回転停止位置Cにおかれて、当該ショット
の製品は第3図に示すように中間品受け部(実施例では
中間品溜め58)に導かれる。さらにまた、1ショット分
の各モニタデータを総合判断して不良品判定がなされた
場合には、シュート51は第2の回転停止位置Bにおかれ
て、当該ショットの製品は第3図に示すように不良品受
け部(実施例では不良品搬送用コンベア59)に導かれ
る。
上記した第3図は、複数台の射出成形機IMMが並設さ
れた場合の製品選別・搬送レイアウトの1例を示してお
り、品質判別結果に応じてランク分けした製品を、1台
の射出成形機IMMにおいて3方向に振り分けて排出する
ことが可能となって、ランク分けした製品の集荷が個別
に簡単・容易に行え、且つレイアウト上の自由度も高ま
る。さらに、第3図に示したように、各射出成形機IMM
に共通した不良品搬送用コンベア59とすることにより、
効率の良い不良品の収集が可能となる。
第1図における右上部分は射出メカニズム系を示して
おり、該図示部分において、11は加熱シリンダ、12は該
加熱シリンダ11内に回転並びに前後進可能に配設された
スクリュー、13は加熱シリンダ12の先端に取付けられた
ノズル、14は加熱シリンダ11並びにノズル13の外周に巻
装されたバンドヒータ、15は樹脂材料をスクリュー12の
後部に供給するためのホッパー、16はスクリュー12の回
転駆動源たるモータ(本実施例では例えば電磁モータを
用いているが、油圧モータなどにも代替可能である)、
17はスクリュー12の前後進を制御するための射出シリン
ダ(油圧シリンダ)である。公知のように、ホッパー15
から供給された樹脂材料は、スクリュー12の回転により
混練・可塑化されつつスクリュー12の先端側に移送され
ながら溶融され、溶融樹脂がスクリュー12の先端側に貯
えられるに従ってスクリュー12が背圧を制御されつつ後
退し、1ショット分の溶融樹脂がスクリュー12の先端側
に貯えられた時点でスクリュー回転は停止される。そし
て、所定秒時を経た後、射出開始タイミングに至ると、
スクリュー12が前進駆動されて、型締めされた前記金型
8,9間のキャビティへ溶融樹脂が射出されるようになっ
ている。
20は油圧測定ヘッド等よりなる射出圧力検出センサ、
21はエンコーダ等よりなる射出ストローク検出センサ、
22は回転エンコーダ等よりなるスクリュー回転検出セン
サ、23は加熱シリンダ12の温度を検出する温度検出セン
サ、24はノズル13の温度を検出する温度検出センサ、25
はエンコーダ等よりなる型開閉ストローク検出センサ、
26は油圧測定ヘッド等よりなる型締圧力検出センサ、27
は前記製品シュート装置10におけるシュート回転位置検
出センサで、これら各センサ20〜27の計測情報信号S1〜
S8や、図示せぬ他の各センサからの計測情報信号が、後
記するマイコン30に必要に応じ適宜入力変換処理を施し
て送出される。
30は、マイコン全体の動作制御などを司るマイコン
で、型開閉動作、チャージ動作、射出動作などの成形行
程全体の制御や、製品(成形品)品質判定処理、並びに
測定データの統計演算等々の各種演算処理を実行する。
該マイコン30は実際には、各種I/Oインターフェース、
主制御プログラム並びに各種固定データなどを格納した
ROM、各種フラグや測定データ等を読み書きするRAM、全
体の制御を司るCPU(セントラルプロセッサーユニッ
ト)等を具備しており、予め作成された各種プログラム
に従って各種処理を実行するも、本実施例においては説
明の便宜上、成形条件設定記憶部31、成形プロセス制御
部32、演算処理部33、実測値記憶部34、上・下限値設定
記憶部35、比較演算部36等の機能部を具備しているもの
として、以下の説明を行う。
上記成形条件設定記憶部31には、キー入力手段40もし
くは他の適宜入力手段によって入力された各種成形条件
値が、必要に応じ演算処理されて書き替え可能な形で記
憶されている。この成形条件としては、例えば、チャー
ジ行程時のスクリュー位置とスクリュー回転数及び背圧
との関係、サックバック制御条件、射出開始点(位置)
から保圧切替点(位置)までの細分化された射出速度条
件、保圧切替時点から保圧終了時点までの細分化された
2次射出圧力(保圧圧力)条件、各部のバンドヒータ温
度、型閉じストロークと速度、型締め力、型開きストロ
ークと速度、エジェクト制御条件等々が挙げられる。
前記成形プロセス制御部32は、予め作成された成形プ
ロセス制御プログラムと成形条件設定記憶部31に格納さ
れた設定条件値とに基づき、前記したセンサ20〜27など
からの計測情報及びマイコン30に内蔵されたクロックか
らの計時情報を参照しつつ、ドライバ群41を介して対応
する駆動源を駆動制御し、一連の成形行程を実行させ
る。第1図においては、ドライバ群41の駆動信号D1が制
御弁42を介して前記型締シリンダ5を駆動制御し、駆動
信号D2が前記バンドヒータ14の電熱源を駆動制御し、駆
動信号D3が前記スクリュー12回転用のモータ16を駆動制
御し、駆動信号D4が制御弁43を介して前記射出シリンダ
17を駆動制御し、駆動信号D5が前記製品シュート装置10
のシュート51回動用のモータ52を駆動制御し、また、他
の駆動信号が図示せぬ適宜の駆動源を駆動制御するよう
になっている。
前記実測値記憶部34には、連続自動運転時における予
め設定されたモニタ項目の総べの実測値xが、連続する
所定多数回のショットにわたってその記録エリアに取り
込まれる。取り込まれるモニタ項目は大別すると、時
間監視項目,位置監視項目,回転数監視項目,速
度監視項目,圧力監視項目,温度監視項目,電力
監視項目が挙げられ、前記した成形運転条件設定項目の
相当部分がこれとオーバーラップし、成形品の品質に関
連するであろうファクターがモニタ項目として予め設定
されている。このモニタ項目の数は任意であるが、本実
施例ではモニタ項目の数は30〜50程度とされ、前記した
センサ20〜27などからの計測情報及びマイコン30に内蔵
されたクロックからの計時情報が必要に応じ変換処理さ
れて順次格納される。なお、モニタ項目はオペレータが
選択入力して設定することも可能である。
前記演算処理部33は、実測値記憶部34に記憶されたデ
ータが所定サンプリングショット数に達すると各モニタ
項目毎の実測値xを統計演算処理し、 実測値xのバラツキ範囲R=(xmax−xmin)と実測
値xの中央値Me=(xmin+R/2)、及び/または、 実測値xの平均値=(Σxi)/nと標準偏差 を先ず算出し、 次に上記算出結果と適宜経験値によって予め設定され
ている修正係数aとによって、各モニタ項目毎の上・下
限値を 上限値=Me+a・R/2 下限値=Me−a・R/2 もしくは、 上限値=+a・3σ/2 下限値=−a・3σ/2 として算出する。このようにして算出された各モニタ項
目毎の上限値並びに下限値は、前記した上・下限値設定
記憶部35に転送されて記憶される。なお、この上・下限
値の自動設定手法については、必要があれば前記した先
願(特願平1-169993号)を参照されたい。
前記比較演算部36は、上・下限値設定記憶部35に格納
されたデータと、最新のショットにおける実測値データ
(例えば実測値記憶部34から転送される)とを対比し、
製品の品質判定を行う。本実施例においては、1ショッ
ト毎に、金型から製品を取り出す以前のタイミングで、
比較演算部36は、3段階(良品、良品と不良品の中間
品、不良品)の評価分けを行う。いま、総べてのモニタ
項目の実測値が、予め定められた上・下限値範囲内にあ
れば、比較演算部36は良品と判定し、この旨を示す信号
を前記成形プロセス制御部32に送出し、これによって成
形プロセス制御部32は前記シュート51の回転位置を制御
して該シュート51を前記した第1の回転停止位置Aに位
置付ける。また、モニタ項目中の重要な項目の少なくと
も1つの実測値データが予め定められた上・下限値範囲
内を外れた場合や、モニタ項目中の比較的重み付けの軽
い(比較的軽視できる)所定数以上の項目の実測値デー
タが予め定められた上・下限値範囲内を外れた場合に
は、比較演算部36は不良品と判定し、この旨を示す信号
を前記成形プロセス制御部32に送出し、これによって成
形プロセス制御部32は前記シュート51の回転位置を制御
して該シュート51を前記した第2の回転停止位置Bに位
置付ける。さらにまた、モニタ項目中の比較的軽い重み
付けの項目(比較的軽視できる項目)の1つもしくは所
定数以下の項目のみの実測値データが、予め定められた
上・下限値範囲内を外れた場合には、比較演算部36は良
/不良の中間品と判定し、この旨を示す信号を前記成形
プロセス制御部32に送出し、これによって成形プロセス
制御部32は前記シュート51の回転位置を制御して該シュ
ート51を前記した第3の回転停止位置Cに位置付ける。
斯様にすることによって、自動品質判別で、良品では
ないと判別された製品をランク分けして振り分け可能と
なり、中間品から実用上許容される良品をピックアップ
する作業が簡単・容易となり、且つこのための作業時間
も短縮できる。
なおここで、第1図において、44はカラーCRTディス
プレイ等よりなる表示装置、45はドットプリンタ等のプ
リンタで、この出力装置44,45には、マイコン30での処
理結果などが必要に応じ出力される。また、46は磁気デ
ィスク装置等の外部メモリで、マイコン30との間で必要
に応じ情報の授受がなされる。
上述した構成をとる本実施例においては、運転開始
後、ショットが安定して良品が連続して成形されている
ことが、製品の計量・視認により確認されている所定回
数ショットのサンプリングによって、製品の品質判定の
ための各モニタ項目毎の前記した上・下限値がマイコン
30に設定される。そしてこれ以後は、マイコン30は、運
転条件に対応する各モニタ項目の上・下限値と最新ショ
ットのこれに対応する実測値とを対比し、前述した如き
製品の3段階のランク分け判定処理と、この判定結果に
基づく製品の仕分け制御を実行する。
ここで、本実施例においては、モニタ項目として例え
ば、1次(射出)圧、2次圧(保圧)切替位置,1次射出
時間,クッション位置(スクリューの最前進位置),チ
ャージ完了位置(スクリューの最後退位置),サーモ
(ノズル先端部の樹脂温度),チャージ時間,サイクル
時間,2次圧(保圧)等々が設定されている。そして、前
記した良品、中間品、不良品の判定には、これらの各モ
ニタ項目が用いられるが、製品種別(許容される品質)
に応じて、判定基準は任意に変更されるべきであること
は、当業者には自明である。
なお、上述した実施例においては、製品を3段階に分
けて仕分けするようにしているが、4段階以上に品質の
区分け判定を行い、この判定結果に応じて製品を4箇所
以上の任意箇所に振り分け可能であることはいうまでも
ない。
[発明の効果] 叙上のように、本発明によれば、製品品質の判別結果
に応じて製品の振り分け箇所を複数の任意箇所に選択で
き、製品選別・搬送レイアウト上の自由度を向上させ
得、また、自動品質判別で良品ではないと判定された製
品をランク分けして振り分け可能となり、良/不良の中
間品と判定された製品から、実用上良品と許容される製
品を容易に短時間にピックアップ可能となる、等の顕著
な効果を奏する射出成形機の製品シュート装置が提供で
き、その産業的価値は多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の1実施例に係り、第1図は射
出成形機の要部の概略構成を示す説明図、第2図は製品
シュート装置の説明図、第3図は複数台の射出成形機を
並設した場合のレイアウトの1例を示す説明図、第4図
及び第5図は従来例に係り、第4図は製品振り分けメカ
ニズムの概略を示す説明図、第5図は製品受けホッパー
の平面図である。 1……ベース、2……固定ダイプレート、3……支持
盤、4……タイバー、5……型締シリンダ、6……トグ
ルリンク機構、7……可動ダイプレート、8……固定側
金型、9……可動側金型、10……製品シュート装置、11
……加熱シリンダ、12……スクリュー、13……ノズル、
14……バンドヒータ、15……ホッパー、16……モータ、
17……射出シリンダ、20……射出圧力検出センサ、21…
…射出ストローク検出センサ、22……スクリュー回転検
出センサ、23,24……温度検出センサ、25……型開閉ス
トローク検出センサ、26……型締圧力検出センサ、27…
…シュート回転位置検出センサ、30……マイコン、31…
…成形条件設定記憶部、32……成形プロセス制御部、33
……演算制御部、34……実測値記憶部、35……上・下限
値設定記憶部、36……比較演算部、40……キー入力手
段、41……ドライバ群、42,43……制御弁、44……表示
装置、45……プリンタ、46……外部メモリ、50……製品
受けホッパー、51……シュート、52……シュート駆動用
のモータ、53……ベアリング、54……ギヤ、55……製
品。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品の品質判別機能を具備し、1ショット
    毎の品質判別を、製品が金型ら取り出される時点以前に
    行う射出成形機において、 前記製品の取り出し箇所に設置された製品受け部に連な
    ったシュート(落し管状部)を、該シュートの上部を回
    転中心として回転駆動可能であるように設け、前記製品
    の品質判別を、良判定と、良/不良の中間判定と、不良
    判定との3段階に分けて評価するようになし、各判別結
    果に応じて、前記シュートを予め定められた3つの回転
    停止位置の1つに選択的に位置付けるようにしたことを
    特徴とする射出成形機の製品シュート装置。
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