JPH03198344A - 半導体装置およびこれを用いた光電変換装置 - Google Patents

半導体装置およびこれを用いた光電変換装置

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JPH03198344A
JPH03198344A JP1339128A JP33912889A JPH03198344A JP H03198344 A JPH03198344 A JP H03198344A JP 1339128 A JP1339128 A JP 1339128A JP 33912889 A JP33912889 A JP 33912889A JP H03198344 A JPH03198344 A JP H03198344A
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emitter region
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JP1339128A
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Masakazu Morishita
正和 森下
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置および光電変換装置に関し、より
詳細には、バイポーラトランジスタのエミッタ領域を改
良した半導体装置および光電変換装置に関する。
[従来の技術] 従来の半導体装置として、バイポーラトランジスタ(以
下、BPT)を例にとって説明する。
第9図は、従来のBPTの一例を示す概略断面図である
。図において、1は基板、2はn0埋め込み領域、3は
不純物濃度の低いn−領域、4はベース領域となるp領
域、5はエミッタ領域となるn4領域、6はチャネル・
ストップとなるn領域、7はバイポーラトランジスタの
コレクタ抵抗を下げるためのn0領域、101,102
゜103.104は素子、電極および配線をそれぞれ分
離するための絶縁膜、200は金属、シリサイド、ポリ
サイド等により形成された電極である。
ここで、シリコン基板1は、リン(P)、アンチモン(
sb)、ヒ素(A s )等の不純物をドープしてn型
とするか、あるいは、ボロン(B)、アルミニウム(A
℃)、ガリウム(Ga)等の不純物をドープしてp型と
する。埋め込み領域2は必須のものではない。n−領域
3はエピタキシャル技術等により形成される。ベース領
域4には、ボロン(B)、ガリウム (Ga)、アルミニウム(Al1)等とゲルマニウム(
Ge)がドープされている。エミッタ領域5トしては、
多結晶シリコンまたは単結晶シリコンが用いられる。
通常、第9図に示したようなりPTのベース電流は、主
として、ベースからエミッタへの正孔の拡散電流Jat
とエミッタから注入された電子の再結合電流JB2との
2成分からなる(すなわち、Ja =Ja++J+s2
) 、これらのベース電流成分は、バンドギャップのナ
ローイングが起こらない場合には、それぞれ、以下のよ
うに表される。
まず、ベースからエミッタへの正孔の拡散電流は、 Ja+=((q”n+2Jp)/(NE4p))x c
oth (WE/L、) [exp (VBE/kTl
 −11= (1)(但し、エミッタの先は金属である
場合)で、近似的に表される。
また、エミッタから注入された電子の再結合電流は、 Ja2−((Q−n+’Jn4J/ (2・NB−Ln
2))x [exp (Vat/kT)−1]    
    ・・・(2)(但し、Ln)WBの場合) で、近似的に表される。
なお、qは電荷、nlは電荷密度、N、はエミッタの不
純物濃度、Naはベースの不純物濃度、DPは正孔の拡
散係数、Dnは電子の拡散係数、W2はエミッタ中性領
域の厚さ、WBはベース中性領域の厚さ、LPは正孔の
拡散長(4(Dp・τIl+ ) ”2) 、”nは電
子の拡散長(〜(Dn・τ )I/2)、にはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、vBEはベース・エミッタ順バ
イアス電圧である。なお、τ、は正孔の少数キャリア寿
命、τ。は電子の少数キャリア寿命である。
なお、通常は、Jam>Ja2であり、Ja1がベース
電流の主成分となっている。
一方、エミッタの不純物濃度が高い(1020cm−’
以上)場合には、バンドギャップナローイングが生じる
ので、ベースからエミッタへの正孔の拡散電流は、上記
(1)式でnム2をn 、2e x p(ΔEg/kT
)にお幹かえたものとなる。
なお、コレクタ電流Jcは、 JC−Q−((D、・N12)/(N21−WB))X
 [exp(Vat/kT)−11”・(3)で表され
、NB、WBlに大きく依存する。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述のような従来のBPTには、エミッタを単
結晶シリコンによって形成した場合に、半導体装置の高
集積化に伴なう微細化のために当該エミッタを浅くする
と、JBIが大きくなり、このため電流増幅率が小さく
なるという課題がありな。
すなわち、エミッタを単結晶によって形成した場合には
、通常、L P > W !であるため、上記(1)式
で示したJBIは、 JBI−((q−n’Jp)/ (NE4g))x (
exp (VISt/kT) −1)        
・・・(1) ’となる。ここで、微細化を行うためエ
ミッタを浅くすると、Wアが小さくなり、従フてJBI
は大きくなる。また、電流増幅率hrtは、 hrt = Jc/Ja −Jc/ (JBI”Ja2
)で近似できるため、JBIが大きいほどは小ざくなる
。さらに、エミッタの不純物濃度が高い場合には、バン
ドギャップのナローイングによってもJllが増加する
これに対して、エミッタとして高不純物濃度の多結晶シ
リコンを用い、さらに、この多結晶シリコンからなるエ
ミッタとシリコンからなるベースとの界面に薄いs i
 o、膜を作成することにより、JBを低減させること
も可能である。しかし、この方法を用いた場合、hl、
は増大するものの、エミッタの直列抵抗が大きくなるこ
とや、当該5io2膜を形成することが量産上非常に困
難であるためBPTの特性の不安定化や信頼性の低下の
原因となること等の課題があった。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みて試された
ものであり、電流増幅率が大きく、且つ、安定性、信頼
性に優れた半導体装置およびこれを用いた光電変換装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体装置は、第1導電型のエミッタ領域、第
2導電型のベース領域および第1導電型のコレクタ領域
を少なくとも有する半導体装置において、当該エミッタ
領域が、当該ベースに隣接した不純物濃度N!lの第1
エミッタ領域と該第1エミッタ領域に隣接した不純物濃
度N0の第2エミッタ領域と該第2エミッタ領域に隣接
した不純物濃度NE3の第3エミッタ領域の3領域から
なり、且つ、N E3> N tI> N *zである
ことを特徴とする。
上記特徴においては% N E3> e−N E2であ
ることが望ましい。
上記特徴においては、前記第2エミッタ領域および前記
第3エミッタ領域が多結晶により形成されることが望ま
しい。
上記特徴においては、前記第1エミッタ領域、前記第2
エミッタ領域および前記第3エミッタ領域が単結晶によ
り形成されることが望ましい。
本発明の光電変換装置は、上記本発明の半導体装置を用
いたことを特徴とする。
[作用] 本発明は、半導体装置のエミッタを上述のごとき三層構
造にすることにより、ベースからエミッタへの正孔の拡
散電流JISIを減少させ、これにより、ベース電流J
a  (=Jat+Ja2)を減少させ、さらに、これ
により、電流増幅率り、。
(=Jc/Je)を増大させるものである。
以下、本発明について、詳細に説明する。
第2図は、本発明による半導体装置の一例としてのBP
Tの電位図である0図において、W!′はn+領領域厚
みとn領域の厚みとの和である。なお、n+は第1エミ
ッタ領域、nは第2エミッタ領域、n44は第3エミッ
タ領域をそれぞれ示している。本発明に係るBPTにお
ける、エミッタに注入される電流の少数キャリアは、n
0領域の濃度により決定される。また、エミッタの幅は
、Wiで決定される。
本発明で特に重要であるのは、エミッタ領域のn”領域
とn領域の間の電位の高さ△φである。
この電位障壁により、ベースからエミッタへ注入された
正孔を止めることができる。
この電位障壁により、ベースからエミッタへ注入された
正孔を、止めることができるので、ベースからエミッタ
への正孔の拡散電流JB1は、次の式で表わされる(な
お、バンドギャップナローイングを考慮しである)。
J211− ((q−tIp−n+2)/ (LP−N
E) )exp (△Eq/kr)x tanh (W
!’/Lp) ・(exp (Vat/kT)−1)=
 (4)また、ここで、第1エミッタと第2エミッタの
厚みの和であるWE′を、Lp ) WE ’ となる
ように形成すれば、上記(4)式は、次式のように近似
することができる。
Ja+−((QJp・n+’)/Ng) ・eXp(Δ
EQ/kT)X(Wg’/Lp”)・(exp(VaE
/kT)−1)   ・・・(4)’本発明は、まず第
1に、n1領域とn領域との電位障壁をなるべく大きく
することによってベースからエミッタへ注入された正孔
を止めることにより(すなわち上記(4)式をなりたた
せるようにすることにより)、JIIlを小さくするも
のである。
第2に、本発明は、n0領域の濃度NE+を、((qJ
p・n+’)/NE) ・exp (△Eq/IT)が
極小になる濃度にすることによって、J□を小さくする
ものである。
さらに本発明によれば、エミッタを t、p >w、  となるように形成することにより、
JBIをWi/Lp倍し、これにより、JBIを小さく
することも可能である。
以下、n−領域とn領域との電位障壁Δφについて、さ
らに詳細に説明する。
△φの値は、n44領域とn領域のフェルミレベルの差
によって決まる。
半導体のフェルミレベルは近似的に次式で表わされる。
n型半導体 Er−Et−kT−1n (NE2/n+
)   ”’ (5)p型半導体 Et−Er−kT−
In(NA/n+)  ””(6)ここに、Erはフェ
ルミレベル%NDはn形不純物の濃度、NAはp形不純
物の密度である。
しかし、上記(5)式および(6)式はボルツマン統計
の使用できる範囲でのみ成立し、不純物密度がフェルミ
デイラック統計が適用されるような高濃度であるばあい
には上記(5)式および(6)式からずれてしまう。
第3図に、SiにおけるフェルミレベルE、とキャリア
密度との関係を示す。図において、横軸は、kTで規格
化されたエネルギーであり、n形半導体の場合は(Er
 −Ec )/kT、p形半導体の場合は(Ev−EF
 )/k”rである。なお、Ee%Evはそれぞれ伝導
体、価電子帯端のエネルギーである。また、縦軸はキャ
リア密度(cm−’)であり、常温では不純物密度とほ
ぼ等しい。図かられかるように、規格化エネルギーが零
のときはフェルミレベルがEc%Evと一致し、それよ
り高濃度であるとEPは帯止帯の中にはなく、バンド帯
の中に入り込む。このときの不純物濃度は、n形で2.
I X 10”cm−’  p形で8X1010cm−
’である。
図中、実線で示したものはボルツマン統計を使用した場
合を示すが、規格化エネルギーが−1より大ぎい場合に
は、両方の統計で差が生じ、フェルミデイラック統計を
使わないとフェルミエネルギーは正確に評価できない。
n形とp形の差はバンド構造の違いおよび有効質量の差
から生ずる。また、材料が異なれば当然この値は異なる
正孔阻止の効果を得るためには、△φ>kTとなるよう
に不純物濃度を設定すればよい、また、△φ>2kTに
するとさらに効果が大きくなり、J61を(4)式で表
わすことができるようになる。
△φ>2kTとするためには、n−の不純物濃度NE3
とnの不純物濃度NE2の関係を、NE3>e”N(。
とすればよい。
以上、n〜領領域n領域との電位障壁Δφについて説明
した。
次に、エミッタを形成する各領域の濃度について説明す
る。
noの不純物濃度N7Iと上記N。およびFJgzとの
関係は、 N !!> N !I> N E2 としなければならない。
N!+は、((Q−Dp−n+1)/Nz) ’eXp
(△Eq/kT)を極小にするためには、1 x 10
′8<N、<5x 1019cm−’とすることが望ま
しい。また、FJEsは、10 ”c m””以上とす
ることが望ましい。さらに、NE2は、5X10”cm
−3以下とすることが望ましい。
次に、上記(4)°式を成立させるための方法について
説明する。
不純物濃度の高いn型車結晶シリコン中での少数キャリ
アの拡散距離は、近似的に、次式で表わされる(但し、
不純物濃度をI X 10”cm−3以上とする)。
LP=2.77xlO”・Nz−0”’(cm)   
 −(7)例えば、Nz、= 10 ”c m−’であ
れば、n0領域における少数キャリアの拡散距離は、L
p(ア3.L93.6μmである。
ここで、WE°≦L pttn / 10であれば、L
 p ) W Eとなり、上記(4)°式は充分成り立
つ0例えばWE′をn3領域におけるLP(Ell の
1/10にすれば、Jll+は、単結晶シリコンをエミ
ッタとして用いた従来のBPTの1/10にすることが
できる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について、図を用いて説明する。
(実施例1) 本発明の半導体装置の一実施例について、BPTを例に
採って説明する。
第1図は本実施例のBPTを示す概略断面図である。図
において、第9図と同じ符号を付したものは、それぞれ
同図と同じものを示している。
また、エミッタは3層構造になっており、n0層(第1
エミッタ領域)5、n層(第2エミッタ領域)8.1〜
層(第3エミッタ領域)9からなっている。
次に、第1図に示した半導体装置の製造プロセスについ
て説明する。
■p型あるいはn型シリコン基板1に、As。
sb、p等をイオン注入(不純物拡散等でもよ5))す
ることにより、n9埋め込み領域2(不純物濃度1 x
 1016〜1019c m−’)を作製する(第1図
(a))。
■エピタキシャル技術等により、n−領域3(不純物濃
度1 x l Q 14〜1017c m−’)を作製
する。
■コレクタの抵抗を減少させるためのn+領域7(不純
物濃度I X 10 ′7〜10 ”c m−’)を形
成する。
■イオン注入、熱拡散等により、チャネルストップ6を
形成する。
■素子分離領域101を、選択酸化法、CVD法等によ
り作成する。
■ベース領域4を作製し、B(Bの代りにBF、やGa
等を用いてもよい)をイオン注入しく例えばBであれば
、3xlO”7cm”  40keV)、900℃で2
0分間の熱処理を行なう(第1図(b))。
■酸化膜102にエミッタ・コンタクトを開口した後、
As(Sb等でもよい)をドープしたn0層(不純物濃
度1×10′6〜5X10I9am””)5をイオン注
入法により形成する(熱拡散法エビ成長法等でもよい)
■LPCVD法により多結晶シリコンを堆積した後、イ
オン注入法(熱拡散法等でもよい)によりP(リン)を
注入し、1層8を形成する。
なお、この多結晶シリコンは、CVD時に不純物をドー
プしたドープド多結晶シリコンでもよい。また、不純物
濃度は5X10”cm−’以下であることが好ましい。
■イオン注入により、0層8上に、As (Sb等でも
よい)を不純物として導入し、急速熱処理(例えば90
0℃、10秒、N2)によって表面のみにn+4層9を
作成した後、パターニングを行ない、エミッタを完成さ
せる(第1図(C))。
[相]絶縁@103を堆積し、これをアニールした後、
コンタクトの開口を行なう。
■電極200となるAβ−3tをスパッタし、その後、
AjZ−3iのパターン化を行なう。
@Aj2−3i電極のアロイ後104のパッシベーショ
ン膜を作成する(第1図(d))。
以上、本実施例に係るBPTの製造プロセスについて説
明したが、この製造プロセスにおいて最も重要であるの
は、エミッタを形成する工程■〜■である。
第4図に、エミッタ中の不純物分布の一例を示す。図に
おいて、横軸はエミッタの深さ方向距離(μm)を示し
、縦軸は不純物原子数/cm’を示す。
本実施例においては、エミッタに使用する不純物として
、二種類の不純物を使用した。最初に、拡散係数の小さ
い不純物であるヒ素(A s )を工程■でn0層5の
形成に用い、工程■で拡散係数の速いリン(P)を低温
(800〜850℃)で拡散して1層8を形成した後、
再び拡散係数の小さいAsをイオン注入して急速熱加速
(900℃10秒)により分布を変化させないようにし
てn++層9を作成した。
n++層/n層の構造は容易に作成できるが、n0層の
作成は、通常の製造方法では容易ではない。上記工程■
で、拡散係数の遅い不純物であるAs(またはsb等)
を使用したことは、非常に重要である。この方法は、特
に、酸化膜102あるいはレジストをマスクとした自己
整合法によってエミッタを形成する場合には特に有効で
ある。
また、多結晶シリコンを使ったエミッタ構造においては
、第4図に示したように、後で拡散したPがAsを越え
て拡散しないことは、BPTの特性のバラツキをおさえ
る上で非常に重要である。後で拡散したPがAsを越え
て拡散しないことにより、工程■で作成した自己整合エ
ミッタが安定となるため、多結晶シリコンを介したエミ
ッタの作成の欠点を改善することができる。
多結晶シリコンでは不純物が粒界を介して拡散するため
、この不純物が単結晶中にまで拡散した場合、第5図に
矢印Aで示したように、粒界近傍で拡散深さが深くなり
、BPTの電流増幅率hrcのバラツキやベース容量、
エミッタ容量のバラツキの原因となる。
本発明のエミッタ構造では、後で拡散したPがAsを越
えて拡散しないという特性を利用することにより、この
課題を解決している。
このようにして作成したBPTについて、動作試験をし
たところ、非常に優れた電流増幅率を示した。
(実施例2) 上記実施例1においては、エミッタを形成する1層8と
n0層9を多結晶シリコンにより形成した場合について
説明したが、本実施例では、1層8とn0層9を単結晶
で作成した場合について説明する。
エミッタを形成する1層8およびn0層9を単結晶で作
成した場合には、エミッタ抵抗を小さくすることができ
るという利点がある。
第6図は、単結晶シリコンと多結晶シリコンについての
、不純物濃度と抵抗率ρの関係を示すグラフである。
本発明では、特に、1層8の不純物濃度を5×40 ”
c m−’以下にすることが望ましいので、エミッタ抵
抗を小さくできることは非常に大きい利点となる。
このようにエミッタ抵抗を下げることにより、BPTの
動作速度の高速化を図ることができる。
以下、本実施例に係るBPTの製造方法について説明す
る。
■上記実施例1の工程■〜■を行なうことにより、n0
埋め込み領域2、n−領M&3、n+領域7、チャネル
ストップ6、素子分離領域101、ベース領域4、酸化
膜102、nI層5を作成した。
■炉中で、900℃、10Torr%Hz雰囲気中の条
件下で表面の清浄化を行った後、850〜900℃、5
0To r r%S I H2Cf2 +H2、PH3
雰囲気中で、エピタキシャル法により、1層8を作成し
た。
■その後、上記実施例1の工程■と同様にしてn−層9
を形成し、さらに、同じく工程[相]〜@と同様にして
BPTを完成させた。
このようにして作成したBPTについて、動作試験をし
、また、動作速度も向上させることができた。
(実施例3) 本発明の第3の実施例として、実施例1に示したBPT
を用いた光電変換装置の一例について説明する。
第7図は、本実施例に係る光電変換装置の概略的回路図
である。
本実施例では、センサs (s+ 、S、・・・)がラ
イン状に配列されたラインセンサについて説明する。
各センサSは、バイポーラトランジスタと、そのベース
に接続されたリセットトランジスタQ r@@ とから
構成される。バイポーラトランジスタのベースに入射光
により励起されたキャリアが蓄積され、エミッタへ続出
され、モしてQl、をONすることで一定電位にリセッ
トされる。
各センサSのQl、1のゲート電極には、0N10FF
制御するためパルスφ、。1が入力し、Q r@gの他
方の主電極には、一定電圧Vbgが印加されている。
各センサSのコレクタ電極には一定の正電圧が印加され
ており、エミッタ電極は垂直ラインL(Lw 、L2・
・・)に各々接続されている。
各垂直ラインLには、トランジスタQ r@@を介して
、一定電圧v、、が印加され、Qrsgのゲート電極に
はON10 F F制御のためのパルスφV□が入力す
る。
また、各垂直ラインLには、蓄積用キャパシタCtに各
々接続され、更にトランジスタQtを介して、BPT2
から信号を出力する。
このようなラインセンサの動作試験を行なったところ、
各センサセルの特性バラツキがほとんどなく、かつ電流
の増幅率が大きい、優れたラインセンサを得ることがで
きた。
(実施例4) 本発明に係る光電変換装置の他の実施例として、上記実
施例1に示したBPTを用いたエリアセンチの一例につ
いて説明する。
第8図は、本実施例に係るエリアセンサを示す回路図で
ある。第8図において、Trで示した部分に、上記実施
例1で示したBPTを使用する。
例えば、第8図に示したエリアセンサをカラーカメラと
して使用する場合には、同一の光電変換素子の光情報を
複数回読み出す動作を行う、この際、同一素子から複数
回読み出すために、1回目の読み出し時と2回目以降の
読み出し時との電気出力の比が問題となる。この値が小
さくなると、信号の補正が必要となる。
上記1回目と2回目との読み出し出力の比を非破壊度と
定義すると、非破壊度は次式で表される。
非破壊度−(CtotX hrt)/ (CtotX 
hrE+cv)・・・(8) ここで、Ctotは図中Trで示される光電変換素子の
ベースに接続されている全容量を示し、ベース・エミッ
タ間容量Cb1とベース・コレクタ間容量CbcとC0
,tにより決まる。CvはVL、・・・vLnで示され
る読み出し線路の浮遊容量である。ただし、C08は回
路方式によっては存在しない場合もある。
非破壊度はhFEを大きくすることにより容易に改善で
きる。すなわち、上記実施例1に示したBPTを使用す
ることにより、h、を大きくすることができるので、非
破壊度を大きくすることができる。
このようなエリアセンサの動作試験を行なフたところ、
各センサセルの特性バラツキがほとんどなく、且つ非破
壊度が大きい、優れたエリアセンサを得ることができた
本発明の材料はシリコンに限定されず、他の材料、例え
ばGaAs% I nP、S i C,S 1−Ge、
GaP等にも適用でき、また、ペテロ接合トランジスタ
にも適用できるものである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、半導体装置の電
流増幅率を向上させ、且つ半導体装置毎のバラツキを低
減することが可能である。
また、本発明によれば、各センサセルのバラツキが少な
く、且つ優れた性能を有する光電変換装置を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例のBPTを示す概略断面図、第2図は
本発明による半導体装置の一例としてのBPTの電位図
、 第3図は第1図に示したBPTにおけるslにおけるフ
ェルミレベルE2とキャリア密度との関係を示すグラフ
、 第4図は第1図に示したBPTにおけるエミッタ中の不
純物分布の一例を示すグラフ、第5図は多結晶シリコン
層と単結晶シリコン層との界面における不純物の分布の
改善について説明するための模式的断面図、 346図は単結晶シリコンと多結晶シリコンについての
不純物濃度と抵抗率pの関係を示すグラフ、 第7図は本発明の1実施例に係る充電変換装置の概略的
回路図、 第8図は本発明の他の実施例に係る光電変換装置の概略
的回路図、 第9図は従来のBPTの一例を示す概略断面図である。 (符号の説明) 1・・・基板、2・・・n0埋め込み領域、3・・・不
純物濃度の低いn−領域、4・・・ベース領域、5・・
・エミッタ領域となるn0領域、6・・・チャネル・ス
トップとなるn領域、フ・・・バイポーラトランジスタ
のコレクタ抵抗を下げるためのn0領域、8・・・エミ
ッタ領域となるn領域、9・・・エミッタ領域となるn
”領域、101,102,103゜104・・・素子、
電極および配線をそれぞれ分離するための絶縁膜、20
0・・・電極。 第 図(c) 図(a) 第 3 図 (Si半導体) −(Ec−EF)/kT cr −(EF−Ev)/k
T第 図 第 図 距離(μm) 第 図 不純物濃度(CM  ) 第 7 図 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1導電型のエミッタ領域、第2導電型のベース
    領域および第1導電型のコレクタ領域を少なくとも有す
    る半導体装置において、 当該エミッタ領域が、当該ベースに隣接した不純物濃度
    N_E_1の第1エミッタ領域と該第1エミッタ領域に
    隣接した不純物濃度N_E_2の第2エミッタ領域と該
    第2エミッタ領域に隣接した不純物濃度N_E_3の第
    3エミッタ領域の3領域からなり、且つ、N_E_3>
    N_E_1>N_E_2であることを特徴とする半導体
    装置。
  2. (2)自然対数の底をeとした場合、N_E_3>e・
    N_E_2であることを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置。
  3. (3)前記第2エミッタ領域および前記第3エミッタ領
    域が多結晶により形成されたことを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の半導体装置。
  4. (4)前記第1エミッタ領域、前記第2エミッタ領域お
    よび前記第3エミッタ領域が単結晶により形成されたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装
    置。
  5. (5)請求項1〜4記載の半導体装置を用いたことを特
    徴とする光電変換装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002319590A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Denso Corp 半導体装置
US6737684B1 (en) 1998-02-20 2004-05-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Bipolar transistor and semiconductor device

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