JPH03198009A - 切り替えコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、障害発生時に予備線へ切り替えるためにある
いは光伝送路の監視等を行うために使用される光伝送路
切り替え用のコネクタに関するものである。

「従来の技術」 第３図は、本発明者らか先に提案した切り替えコネクタ
を示すものである。このものは、複数本の光ファイバト
・・の端末を一括保持する第１フエルール２と、複数本
の光ファイバ３・・・の端末を一括保持する第２フエル
ール４とからなるものである。これら第１フエルール２
と第２フエルール４の先端面２ａ、４ａは、第４図に示
すように突き合わされている。そしてこれらフェルール
２．４は先端面２ａ、４ａに沿って、第４図中矢印ａ方
向に摺動可能とされている。これらフェルール２．４の
一側部には、丸棒状の位置決めピン２ｂ、４ｂが突設さ
れている。そしてこれら位置決めピン２ｂ。

４ｂは、相手のフェルール４．２の長大２ｃ、４ｃに挿
入されている。

これら長穴２ｃ、４ｃは摺動方向ａに長く形成されてい
る。またこれら長穴２ｃ、４ｃの長手方向の幅は、第４
図および第５図に示すように、それらの一方の側部５・
・・あるいは他方の側部５・・・に前記位置決めピン４
ｂ、２ｂが当接した時に光ファイバト・・と光ファイバ
３・・・とが異なる組み合わせで接続されるように設定
されている。

従来の切り替えコネクタでは、これら長穴２ｃ。

４ｃの側部５・・が、第６図に示すように、曲面に形成
されている。またこれら長穴２ｃ、４ｃの短手方向の幅
は、製造時の誤差を見込むと共に切り替え動作時の動き
が円滑になるように、位置決めピン２ｂ、４ｂの径より
も若干ゆとり有る寸法に設定されているので、位置決め
ピン２ｂ、４ｂと長穴４ｃ。

２ｃとの間には若干の隙間が存在する。

「発明が解決しようとする課題」 この切り替えコネクタでは、第７図に示すように、位置
決めピン２ｂ、４ｂが長穴４ｃ、２ｃの側面５５に当接
してフェルール２．４の位置が決められるとき、Ｙ軸方
向に力が加わりなどすると、長穴４ｃ、２ｃの側面５，
５の円弧に沿って位置決めピン２ｂ、４ｂが移動し易い
。このように長穴４ｃ、２ｃの側面５．５の円弧に沿っ
て位置決めピン２ｂ、４ｂの位置が動くと、第７図中す
、ｃで示すよう、フェルール２．４の中心がずれて、光
ファイバト・・３・・・の接続状態が悪化する。

このため前記切り替えコネクタでは、接続特性が不安定
である問題が有った。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、接続特性の
安定した切り替えコネクタを提供することを目的とする
。

「課題を解決するための手段」 本発明の切り替えコネクタでは、長穴の長手方向にある
側部に、外方に向かって徐々に間隔の狭まる２つの面を
形成し、この面に位置決めピンが当接してフェルールの
位置が定められるようになすことによって、前記課題の
解決を図った。

「作用　」 この切り替えコネクタでは長大の側部に、外方に向かっ
て徐々に間隔が狭まる２つの平面が形成されているので
、位置決めピンが２箇所で長大の側部に当接する。その
結果位置決めピンは、長穴の側部の一定の場所に必ず導
かれることとなる。

「実施例」 以下、図面を参照して本発明の切り替えコネクタを詳し
く説明する。

第１図は本発明の切り替えコネクタの一実施例を示すも
ので、図中符号６は第１フエルール、符号７は第２フエ
ルールである。これらフェルール６．７には光フアイバ
テープ８．９が接続されている。そして光フアイバテー
プ８，９にまとめられた光ファイバ１１・・１２・・・
の端末は、各フェルール６．７中に一括保持されている
。モして各光ファイバ１１・・・１２・・・の先端はフ
ェルール６．７の先端面６ａ、７ａに露出して、同一面
を形成している。

第１フエルール６と第２フエルール７とは、先端面６ａ
、７ａが接した状態で、かつ先端面６　ａ、　７　ａに
沿って摺動可能に配置されている。第１フエルール６の
１側部と第２フエルールの他側部には位置決めピンｌ　
２，１３が突設されている。これら位置決めピン１２．
１３は断面円形状に形成されている。またその端部は、
先端に向けて細くなるように形成されている。

第１フエルール６の他側部と第２フエルール７の一側部
には、前記位置決めピン１３．１２が挿入される長穴１
４，１５が穿設されている。

この切り替えコネクタの長穴１４あるいは１５の長手方
向の側部には、第２図に拡大して示すように、外方に向
かって徐々に間隔が狭まる２つのテーパ面１８．１８が
形成されており、側部は長手方向に深まるＶ溝状となっ
ている。これら長穴１４．１５の長手方向の幅は、位置
決めピン１３゜１２が一方の側部あるいは他方の側部に
当接した時に光ファイバｌＯ・・・と光ファイバｉｔ・
・・とが所定の異なる組み合わせで接続されるように設
定されている。またこの長大１４．１５の短手方向の幅
は、前記位置決めピン１２．１３の径よりも大きな寸法
に設定されている。

この切り替えコネクタを切り替えるには、第１フエルー
ル６あるいは第２フエルール７を第１図中矢印ａ方向に
摺動させる。すると位置決めピン＋２あるいは１３が、
長穴１５あるいは１４の側部の２つのテーパ面１Ｂ、１
Ｂに当接し、その位置でフェルール６あるいは７の動作
が阻止される。

そして光ファイバ１０・・・と１＋・・・とが所定の組
み合わせで接続される。

このようにこの切り替えコネクタでは、長穴１４．１５
の側部がＶＭ状に形成されているので、位置決めピン１
２．１３が２点で長穴１５，１４の側部に当接して常に
同一位置に導かれる。従ってこの切り替えコネクタは、
フェルール６．７が正確に位置決めされ、光ファイバＩ
Ｏ・・ｌｌ・・・が確実に接続される。

またこの切り替えコネクタでは、長穴１４．１５の側部
が■溝状に形成されており、このＶ字をなす２テ一パ面
１８．１８に位置決めピン１３．＋２が当接してフェル
ール６．７が位置決めされるので、長穴１４．＋５の短
手方向の幅が位置決めピン１２．１３の径よりもかなり
大きい寸法に設定されていても、フェルール６．７の位
置決めは正確に為される。従ってこの切り替えコネクタ
では長穴１４，１５の短手方向の幅寸法を太き目に設定
して、位置決めピン１２．１３が移動する際の抵抗を減
らすことができる。従ってこの切り替えコネクタは、切
り替え動作を円滑に行えるものとなる。

なお、前記実施例では、両方のフェルール６゜７にそれ
ぞれ位置決めピン１２．１３を突設したが、位置決めピ
ンを一方のフェルールにのみ設け、他方のフェルールに
は長穴のみを形成しても良い。

「発明の効果」 以上説明したように本発明の切り替えコネクタでは、長
穴の長手方向にある側部に外方に向かって徐々に間隔が
狭まる２平面が形成され、該２平面に位置決めピンが当
接してフェルールの位置が定められるものなので、位置
決めピンが２箇所で長穴の側部に当接して常に同一位置
に導かれる。

従って本発明の切り替えコネクタは、フェルールが常に
一定の位置に位置決めされて光ファイバが正確に接続さ
れる。よって本発明の切り替えコネクタは、接続特性が
安定したものとなる。

またこのように本発明の切り替えコネクタでは徐々に間
隔が狭まる２平面によって位置決めピンが導かれるので
、長穴の短手方向の幅が位置決めピンの径よりもかなり
大きい寸法に設定されていても、フェルールの位置決め
が正確に行なわれる。

従って本発明の切り替えコネクタによれば、位置決めピ
ンが移動する際の抵抗を減らして、切り替え時の動きを
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の切り替えコネクタの一実施例を示す斜
視図、第２図は同実施例の要部を示す拡大図、第３図は
先に提案した従来例の切り替えコネクタを示す斜視図、
第４図および第５図は切り替えコネクタの動作を説明す
るための断面図、第６図は従来例の要部を示す拡大図、
第７図は従来の問題点を説明するための説明図である。 ６・・・第１フエルール、６ａ・・・先端面、７・・・
第２フエルール、７ａ・・・先端面、１０．１１・・・
光ファイバ、ｌ　２，１３・・・位置決めピン、１４．
１５・・・長穴、１６・・・側部、１８・・・テーパ面
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数本の光ファイバの端末を一括保持する第１のフェル
   ールと第２のフェルールとからなり、これら第１のフェ
   ルールと第２のフェルールとが先端面が突き合わされた
   状態で先端面に沿って摺動可能に配置されると共に、一
   方のフェルールに位置決めピンが突設され、他方のフェ
   ルールにこの位置決めピンが挿入される前記摺動方向に
   長い長穴が形成された切り替えコネクタであって、前記
   長穴の長手方向にある側部に外方に向かって徐々に間隔
   が狭まる２つの平面が形成され、該２平面に前記位置決
   めピンが当接してフェルールの位置が定められることを
   特徴とする切り替えコネクタ。