JPH03197684A - 隣接プラズマcvd装置 - Google Patents

隣接プラズマcvd装置

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JPH03197684A
JPH03197684A JP33763089A JP33763089A JPH03197684A JP H03197684 A JPH03197684 A JP H03197684A JP 33763089 A JP33763089 A JP 33763089A JP 33763089 A JP33763089 A JP 33763089A JP H03197684 A JPH03197684 A JP H03197684A
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JP
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gas
substrate
plasma
discharge
gas introduction
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JP33763089A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Asamaki
麻蒔 立男
Tsukasa Kobayashi
司 小林
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Anelva Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は隣接プラズマCVD装置に関し、特にデバイス
へのダメージが低く且つ高品質の薄膜を作製するのに最
適な隣接プラズマCVD装置に関するものである。
〔従来の技術〕
CVD法に関する技術としては、通常のプラズマCVD
法又は熱CVD法が知られている。最近では、本発明者
らによる下記論文や特開昭63−62879号公報、特
開平1−119674公報に記載されるようなGTC−
CVD法が提案されている。
(1) Gas−Temperature−Contr
olled(GTC)CVD ofAluminum 
and Aluminum−Silicon AIlo
7Fi1m fat VLSI Processing
Atsuahi Sekiguchi、 Tsukas
a Koba7ashiNxokichi Ho5ok
ava & Tatsuo AsmmakiJapan
ese Journal of Applied Ph
7sicsVo1.27 Now、  1988.  
PP、L2134−L2136(2) Epitaxi
al Growth of Al on Si b7 
Gas−Temperajure−Conjrolle
d CVDTaukasIKoba7ashi、 At
5ushi SekigucbiNaokichi  
Hosokawa  and  Ta1suo  ^a
amakMat、Res、  See、  S7mp、
  P+oc、  ’101.1311989  Ma
terials  Res!arch  5ociej
7  P2S5−68 上記の各種CVD法による装置はそれぞれ適した用途に
用いられている。それらの方法及び装置の詳しい内容は
、前述の論文や特許公開公報又は“薄膜作成の基礎” 
(麻蒔立男著、日刊工業新聞社出版)に述べられている
ので、ここでは詳述しない。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般的に、プラズマCVD法は低圧、低温で良質な薄膜
を得ることができるが、デバイスへのダメージが大きい
という欠点を有する。また熱CVD法は、ステップカバ
レージが良好であるという特徴を有するが、作製された
薄膜の電気的特性に問題が生じるという欠点を有してい
る。
本発明の目的は、前述した従来の各種CVD法の問題に
鑑みこれを有効に解決すべ(、低温、低圧で作製するこ
とができ且つ膜質とステップカバレージについて優れた
特性を有する薄膜を作製することができ、更に量産を可
能にした隣接プラズマCVD装置を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る隣接プラズマCVD装置は、内部に真空室
を有する真空容器と、この真空容器内に配置された基板
を保持する基板機構と、基板に対し第1のガスを供給し
、複数の分配板を備えた第1のガス導入手段と、基板に
対し第2のガスを供給し、第1のガス導入手段の近くの
空間にプラズマを発生させ、このプラズマによって第2
のガスを活性化させる少なくとも1つの第2のガス導入
手段とを備えるように構成される。
本発明に係る隣接プラズマCVD装置は、前記構成にお
いて、第1のガス導入手段の分配板に温度制御手段を備
えるように構成される。
〔作用〕
本発明では、通常のCVD法におけるガス導入系又はG
TC−CVD法におけるガス導入系のできるだけ近い箇
所にプラズマを発生させ、このプラズマによるガス分解
機能を有した少なくとも1つの他のガス導入系を設け、
基板のすぐ近くで2つのガスを合流させ化学反応を起こ
させることにより、2つのガスの優れた性能を生かして
優れた薄膜を作製する。
第1のガス導入手段より導入されたガスは従来の熱CV
D法と同様に働き、表面における反応が主体となり優れ
たステップカバレージを示す。−方、第2のガス導入手
段より導入されたガスは活性化され両者は基板上で反応
し、電気的又は機械的に優れた性質を有する薄膜を作製
する。また、多数の分配板によって広い面積にわたり一
様に薄膜を作ることができ量産においても優れた装置を
作ることができる。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図及び第2図は本発明の第1実施例の構成を示す。
第1図において、1は内部に真空室を有する真空容器、
2はデポジッションを行う反応室、3が予備排気室、4
と5は排気系、6は反応室2と予備排気室3との間の切
換え弁、7は予備排気室の扉及び弁として兼用される矢
印Aの如く開閉自在な構造を有する壁部材である。矢印
8は基板9を搬入又は搬出するルートを示し、基板9の
搬入搬出機構は図中詳細には示されていないが、いろい
ろな方式を用いることができる。
10は基板機構であり、11は各種の冷媒や電力を導入
するための導入管、12は絶縁体、13は基板加熱用ヒ
ータ13aを有する基板ホルダ、9は前記基板である。
14はガス導入系で、このガス導入系14によって必要
によりいろいろなガスが導入される。例えば、基板9や
反応室2のクリーニング用のガスを導入する場合や特別
の反応を行わせる場合に使用される。ガス導入系14に
おいて、15はガス供給ボンベ、16はガス供給量調節
器である。なお、放電洗浄を行う時や電気的なバイアス
もかけながらデポジッションを行う時は、電源17を動
作させる。この電源15には交流電源、直流電源、RF
電源、マイクロ波電源など任意なものを用いることがで
きる。
20は第1のガス導入装置で、第2図に詳細に示される
ように、ガス導入装置20は多数の孔22を有する複数
(例えば3枚)の分配板21を上部のガス吹出し部に備
えている。23は加熱(又は冷却)用の温度制御手段、
例えばヒータであり、各分配板21の温度を制御したり
、或いはGTC法を適用するために用いられる。24は
第1のガス導入管である。ガス導入管24は、少くとも
後述される電極41と接触する表面は絶縁体で作られて
おり、実際はその先部に分岐管(25;第3図等参照)
が形成されて更に多数のガス噴出口25aを有し、ガス
が一様に基板面に供給されるように設計されている。ガ
ス導入管24の形状は、各装置の目的に合わせて任意に
設計されるので、この図示例では単に配管として示して
いる。また26はバブリング容器、27はヒータ装置、
28は第1のガスの発生源となる溶液、29は流量調節
計や流量測定装置を含むガス調節器、30はキャリヤガ
スボンベである。この種のバブリング装置は常温で液体
の有機金属ガス、例えばTIBAやTE01などのよう
なガスを導入する場合に用いる。キャリヤガスとしては
アルゴンや水素を用いるが、その選択は反応系の設計に
応じて自由に行われる。
40は第2のガス導入装置で、第2図で詳細に示される
ように、ガス導入装置40において41は放電電極、4
2はガス放出孔、43と44は内部空間を気密に保持す
る機能を備えた絶縁体、45は第2のガスと冷媒と電力
等を導入する導入管、46は前記の29と同様な機能を
有するガス調節器、47は第2ガスのガスボンベ、48
は電力を供給するための電源で、直流電源、交流電源、
RF電源、マイクロ波電源など任意なものを使用するこ
とができる。マイクロ波電源のときには特別な形状に設
計する必要がある。49は外筒、50は発生したプラズ
マ、51はプラズマ50によって活性化された第2のガ
スの吹出し口である。52は外筒49のための電源で上
記電源48と同様な性能を有する。
上記装置は化学反応を行う装置であるので、装置の設計
製作においては使用材料に特に注意を要する。中でも、
第2のガス導入装置40により第2のガスは活性化され
ているので、これが触れる容器部分は特に注意を要する
。例えば第1のガスとしてTE01を用い、第2のガス
として0□+0、のようなガスを用いて酸化反応を行わ
せる場合、0□と0の一部が解離Oを生ずる。従って、
この0が通過する領域の材料にはOに対して反応しにく
い、安定な材料を用いることが重要である。
一般的に酸化物については、酸化物とOとの反応がそれ
程早くない酸化物を選ぶのが望ましい。この例では酸化
してSiO□を作る場合であるので、不純物の混入を防
ぐ意味でSiO□を用いることが望ましい。特に分配板
21、ヒータ23における0にさらされる面、ガスの吹
出し口51、電極41、外筒49におけるプラズマにさ
らされる面などは、このような注意の下に設計・製作さ
れることが望ましい。勿論不純物が問題にされないとき
は、Al2O3のような酸化物でよい。窒化する場合、
還元する場合などについても同様な注意が肝要である。
この考え方は後述する実施例においても同様である。
上記装置の運転は、前述の論文や著書にて説明される各
種のCVD装置とほぼ同様であり、使用者の目的に合わ
せた使い方をすることができるので詳細な説明について
は省略し、以下では特に注意を要する点についてのみ説
明する。
第1のガス導入装置20から導入される第1のガスは、
代表的に、金属、半導体、合金などを含むガスである。
第2のガス導入装置40から導入される第2のガスは、
第1のガスと反応して固定薄膜を作るガスである。第1
のガスの例を挙げると有機金属、有機半導体などである
。第2のガスの例としては常温で気体状態であるガス、
例えば0□、N2.H2,Co、Co□、No、NH3
゜ハロゲン化物、貴ガスなどである。第1のガスは、所
定温度に保たれた分配板21を通過して所定温度に保た
れた基板9に到達する。ここで分配板21の温度を適切
な温度に設定すれば、例えばAl膜の作成を行うときT
IBAを用いると、200℃〜300℃の温度範囲にす
れば熱的に活性化されGTC法を用いることができる。
分配板21の形状は基板9の形や基板9の集合体の形状
に合せて決定される。また孔22は、分配板21上に、
基板9に対し一様となるように分布している。
方、第2のガスとして0□を用いて02プラズマ50を
発生させると、o、o、、o、o□1等* のラジカルやo−、o”、o2−、o□゛などのイオン
を発生し、0゜は活性化される。これらは吹出し口51
を通して吹き出される。両者は分配板21を通過する時
混合され一様に分布したガスとなる。勿論、後述する第
7図、第8図などの実施例その他に示すように別々に基
板上に導いても良い。
プラズマ50により極めて強烈に活性化された第2のガ
スは、基板9の表面において第1のガスと反応して優れ
た薄膜を作る。
例えばTE01を酸化してSiO□を作る場合の例を挙
げると次のようになる。
ボンベ30にアルゴンを用い、流量100 SCCMT
EOS28の温度 65℃ ボンベ47に02を用い、流量1000 SCCM基板
温度  350℃ 反応圧力  5〜100 Tou 成膜速度  300C人/win このようにして作られた薄膜の平坦性は極めて良好で従
来の熱CVD法と同程度以上である。また成膜速度は熱
CVD法の約2倍である。
その低材料の面に関し、不純物対策の点で、例えばAl
 20.の膜を作るときプラズマ50にさらされる面に
ついては、作ろうとする膜と同じ材料Al2O,で作る
のが望ましい。このことは、5in2の膜を作る場合も
同様である。また反対にプラズマ50を利用して壁材か
ら特殊なガスを放出させるように構成することも好まし
い構造である。例えば、テフロンからフッ素(F)を放
出させ、利用するようにしても良い。
前記実施例では平板状の放電電極41を用いてプラズマ
50を発生させている。この例では、主としてグロー放
電を発生しやすい形態になっている。放電の発生方法に
ついては上記方式の他に多数の方式が存在する。前述の
“薄膜作成の基礎”第2版、第5章(199頁)〜第1
0章(225頁)、又は石川順三著、アイオニクス■刊
“イオン源工学”或いは前述の論文にも多くの方式が記
述されている。これらの方式はすべて利用することがで
きる。利用目的に応じて電極41、更には第1のガス導
入装置20の形状も変えることができる。望ましくは、
ラジカルを大量に作る放電、例えば後述される第5図の
実施例に示すような高温プラズマ、熱プラズマ、アーク
放電等を用いることも好適である。従って形状は特に限
定的な意味を持つものではない。
更に、本発明を実施する上での構造上の注意について述
べる。プラズマ50中に発生する各種の分解生成物のう
ち帯電体が基板に到達するのを避けることが望ましい場
合がある。複数の分配板21はガスの分配を行うと共に
放電の拡散防止機能も兼ねている。吹出し口51の形状
も重要であり、第1のガス導入装置20の中に帯電体が
導入されることも好ましくない場合が多い。その場合も
充分な手段を講じる必要がある。このように帯電体通過
を防止する又は適量に制御する手段を講じることが望ま
しい。この実施例では比較的圧力が高いので、分配板の
枚数については図示した程度で良いが、圧力が低下する
場合には更に分配板を追加するのが良い。また磁場をガ
スの流れと直角方向に加えることも可能である。
他方、第1のガス導入装置20の中で帯電体を用いて適
度に活性化を行う必要があるときは、吹出し口51の長
さを短くしたり、場合によっては取り除いてしまうこと
も可能である。
第3図は他の実施例を示し、この実施例では放電容器5
3を設け、この放電容器53に後述される2つの棒状電
極を配設し、これらの棒状電極の間でアーク放電を発生
させ、高温プラズマを用いて第2のガス導入装置40を
作り、第2の導入ガスの活性化を行っている。第3図に
おいては、前記の真空容器1や基板機構10の図示を省
略している。図中、201と202は新たに付加された
分配板、211と212はそれぞれ分配板201゜20
2に形成された多数の孔である。これらの孔は互いに位
置をずらして形成し、これによりアーク放電が通過しな
いように帯電体の通過を防止する又は適量に制御する手
段を講じている。53は前記放電容器、61と71は棒
状電極、62と72は絶縁体、63と73は電源であり
、電源については直流電源、交流電源、RF電源、マイ
クロ波電源のいずれをも用いることができる。棒状電極
61と71との間の箇所にアーク放電54が発生する。
また、一方の棒状電極を接地すれば電源は一方のみで足
りる。本実施例によれば動作圧力は10−2Tour以
上の高い圧力まで広い範囲で動作させることができる。
特に数Torr以上では電流密度の高い高温プラズマを
作り出し、ガスを原子状にまで分解し活性化することが
できる。この種のプラズマは例えば下記の論文にも見ら
れるようにダイヤモンド薄膜の合成にも用いられている
もので極めて活性の高いガスを得ることができる。
真空31巻6号(198g)、安田ら。
“直流放電を用いた気相成長法によるダイヤモンド薄膜
の作成と評価” また第3図において55は第1ガス供給装置であり、前
記バブリング容器26等の第2図で示された装置要素2
6〜30から構成されている。その他の構成は第2図に
示された構成と同じであり、同一要素には同一の符号を
付している。
第4図は他の実施例を示し、この実施例では直交電磁界
放電を用いている。第4図に示されるように、この実施
例では第3に示された2本の棒状電極間のアーク放電の
代わりに直交電磁界放電を用いている。図中電極81は
端板付きマグネトロン放電電極である。この実施例では
第2のガスの導入を他の1つの箇所から行っているが、
第2図などと同様に電極に多数の孔をあけてこれらの孔
からガスを吹出すように設計することもできる。
82は内部に磁場を形成するコイルである。マグネトロ
ン放電電極81の周囲空間に直交電磁界放電83が発生
する。この実施例においては、102To t rから
常圧までの広い範囲において動作させることができる。
直交電磁界放電発生装置としては、このほかに逆マグネ
ットペニング、ECRなど多数の方式を採用することが
できる。また第1のガスに係るガス導入管24は放電空
間を貫通しているが、反応室2から導入するなどして、
放電空間の貫通を避けるように構成することもできる。
なお第4図において、84は絶縁体、85はマグネトロ
ン放電電極81に電力を供給する電源であり、前述した
電源と同じである。その他の構成は第3図に示された構
成と同じであり、同一の要素には同一の符号を付してい
る。
第5図は他の実施例を示し、本実施例では無電極放電を
利用して第2のガス導入装置40を形成している。図中
電源91には高周波電源を用い、92はコイル、93は
石英、アルミナ、BNなどの絶縁物で作った内管、94
は冷媒を矢印95゜96のように流すための外管である
。動作圧力は10−27or+以上の圧力で、特に数T
orr以上では高温プラズマによる放電97が得られ、
これにより極度に活性化された第2のガスを得ることが
できる。このプラズマは比較的広がりやすく第1のガス
導入装置20の方にまで広がってしまうことがある。こ
れが不都合の場合、第6図に示すようにL字管98を用
いると良い。このようなプラズマ放電の作り方は下記の
論文にも詳しく述べられている。
真空31巻4号(198B)、二戸、関口。
“高温非平衡プラズマの特性と応用” 帯電体通過を防止する又は適量に制御する役目は複数の
分配板201,202が有するが、その材料選定には第
1図及び第2図の実施例で述べた注意が必要である。酸
化物や窒化物の薄膜を作る必要があるときには、金属は
用いない方が良い場合が多い。
第7図及び第8図には第1のガス導入装置20の他の実
施例を示す。この実施例は、第2のガス導入装置40で
作られた第2のガスが活性化し過ぎて、第1のガスと気
相反応しやすい場合に効果がある。すなわち、第2のガ
ス導入装置40の前記ガス吹出し口51を第1のガス導
入装置20の複数の分配板21を突抜け、突出させて5
1′として形成し、基板9の近くまで接近させる。第1
のガスは、吹出し口51と同軸状に形成された孔22′
から吹き出す。なお孔22′は同軸状に形成しなくとも
良い。こうして、第1及び第2のガスは基板9の表面で
混合し、そこで反応させるように構成する。第2のガス
導入装置の構成については特に限定はなく、本明細書で
説明された放電方式は勿論、その他のあらゆる放電方式
を用いることができる。
第9図は更に他の実施例を示し、この実施例ではリング
形状を有した第2のガス導入装置を用いた例を示してい
る。第1のガス導入装置20に関し、101はルーバー
状の分配板であり、第1ガス供給装置55、分配板21
、ヒータ23の構成は前述の実施例と同じである。10
2は多数の孔103を内面側に有する管形態のリング状
電極である。104は46と同様な他のガスを導入する
ためのガス調節器、105は47と同様な他のガスのガ
ス供給ボンベであり、これらの装置は他のガスを制御し
ながら導入したい場合に付加される。
106は、前記リング状の電極103を収容する外側空
間と、内外2つの分配板用壁部106aと106bを備
えるリング状容器である。分配板用壁部106a、10
6bはそれぞれ多数の孔107を有する。この実施例で
も帯電体の通過を防止したり、適量に抑えるように設計
されている。この実施例では、第2図の実施例と同様に
電極102の周りにプラズマ108を発生させて第2の
ガスの活性化に行っている。もし磁場をコイル109を
用いて矢印109aの如く磁界を形成すれば、直流電磁
界として第4図の実施例と同様の効果を得ることができ
る。もし内部で放電を行わせるのが不都合の場合、2点
鎖線110で示す位置に第3図〜第5図の実施例で示し
たような放電装置を設けても良い。更に他の第3のガス
導入系を必要とするときは破線111で示した位置(又
は他の適切な位置)に第1のガス導入装置と同様な又は
第2のガス導入装置と同様な装置を、第3又は第4のガ
ス導入装置として設けることができる。
第10図及び第11図は更に他の実施例を示し、この実
施例では多数の基板9を同時に処理する場合の一例を示
す。この実施例では、デボジッションを行う反応室2、
前記分配板21,201は本実施例では円筒形であって
、熱線を透過する材料、例えば石英で形成される。基板
9と分配板21゜201は反応室2の外側に設けられた
ヒータ231によって加熱される。ヒータ231はホル
ダ112によって支持されている。また基板9の搬入、
搬出は扉113の開閉によって行われる。第1のガス供
給装置55から供給される第1のガスは、基板9が多数
集まった基板群の近くから吹き出される。第2のガスは
基板群から離れたところでプラズマ50により活性化さ
れ分配板201.21を通過し、基板9の表面に供給さ
れる。廃ガスは排気系4により排気される。排気系には
従来用いられているCVD用又はエツチング用のすべて
の排気系を用いることができる。
基板9は膜厚や温度分布を一定にするように矢印114
に示すように第10図中横方向に振動させるのが望まし
い。
基板9の加熱は上記ようにヒータ231を用いて行う以
外に、高周波加熱を用いて行う方法もある。これらは、
従来のCVD技術を参考にしながら本発明による構成を
適用するようにして装置を設計すれば良い。
上記で説明した構成は、何ら限定的な意味をもつもので
はなく、多数の変形が可能であることは勿論である。各
実施例で示した放電手段はそれぞれ他の実施例の第1の
ガス導入装置と組み合わせて使うように設計することが
できるし、又は第9図に示すようにそれぞれを多数集め
た設計にすることもできる。放電発生方式もいろいろな
文献に述べられているものを用いることができる。重要
なことは、プラズマの発生箇所を基板9のすぐ近(に持
ってきて特定のガスを活性化し、また帯電体を除去し又
は適量に制御し、且つ放電空間で作られる大量の活性化
したガス状物質を取り出し、これを他のガスと混合させ
て化学反応を起こさせる点、その上プラズマを基板9の
表面上まで広がらせない点にある。これらの構成は特に
有機ガスを第1のガス導入系に用いた場合に優れた効果
を発揮する。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、基板に
対し第1及び第2のガスを供給し基板上に薄膜を作製す
るに当たって、第2のガス導入手段に関し第1のガスの
導入手段の近くでプラズマを発生し第2のガスを活性化
するように構成したため、低温、低圧の条件の下でプラ
ズマCVD法と同等の優れた膜質を有し、且つ熱CVD
法と同等の優れたステップカバレージ性を有する薄膜を
作製することができる。また上記の活性化を利用すれば
、エツチングや表面改質についても優れた効果を上げる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る隣接プラズマCVD装置の全体構
成を示す正面断面図、第2図は第1実施例を示す要部断
面図、第3図は第2実施例を示す要部断面図、第4図は
第3実施例を示す要部断面図、第5図は第4実施例を示
す要部断面図、第6図は第4実施例の変更実施例の一部
を示す断面図、第7図は第5実施例を示す要部断面図、
第8図は第7図における■方向矢視図、第9図は第6実
施例を示す要部断面にした装置構成図、第10図は第7
実施例を示す要部断面図、第11図は第10図中のX 
I −X I線断面図である。 〔符号の説明〕 1・・・・・・真空容器 2・・・・・・反応室 9・・・・・・基板 10・・・・・基板機構 13・・・・・基板ホルダ 20・・・・・第1のガス導入装置 23・・拳・・ヒータ 40・・・・・第2のガス導入装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に真空室を有する真空容器と、前記真空室内
    に配置された基板を保持する基板機構と、前記基板に対
    し第1のガスを供給し、複数の分配板を備えた第1のガ
    ス導入手段と、前記基板に対し第2のガスを供給し、前
    記第1のガス導入手段の近くの空間にプラズマを発生さ
    せ、このプラズマによって前記第2のガスを活性化させ
    る少なくとも1つの第2のガス導入手段とを備えたこと
    を特徴とする隣接プラズマCVD装置。
  2. (2)請求項1記載の隣接プラズマCVD装置において
    、前記第1のガス導入手段の前記分配板に温度制御手段
    を備えたことを特徴とする隣接プラズマCVD装置。
JP33763089A 1989-12-26 1989-12-26 隣接プラズマcvd装置 Pending JPH03197684A (ja)

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JP33763089A JPH03197684A (ja) 1989-12-26 1989-12-26 隣接プラズマcvd装置

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