JPH03197163A - 熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクシート上のインクを記録紙に熱転写に
することにより記録を行う熱転写記録装置に関するもの
である。

従来の技術 近年、好みの図柄や文字をテレホンカードやプリペイド
カードなどの表面に記録するため、熱転写記録方式によ
る記録の試みがなされ、一部で実用に供されるようにな
ってきた。

従来このように、カードや記録紙上に記録を行なう熱転
写記録装置としては、第４図および第５図に示されるよ
うな構成の装置がある。以下、その構成について第４図
および第５図を参照しながら説明する。

第４図および第５図において、従来の記録装置は、熱転
写用インクを塗布したインクシート５０上のインクを記
録紙５１上に熱転写するサーマルヘッド５２と、記録紙
５１の先端を挟持爪５４によって挟持し搬送せしめる回
転ドラム５３と、記録紙５１を回転ドラム５３上に押圧
し回巻せしめる紙押えローラ５５゜５６、５７とを有す
る記録部を備え、さらに、この記録部に記録紙５１を給
紙する給紙ローラ５８と、記録の終了した記録紙５１を
装置外へ排出する排紙ローラ５９とを備えている。また
インクシート５０はインクシートカセット６０に収納さ
れ、カセットごと装置に着底可能に構成されている。

上記構成において、給紙ローラ５８によって装置内に取
り込まれた記録紙５１はその先端部を回転ドラム５３と
挟持爪５４とによって挟持されて矢印Ｆ方向に搬送され
、回転ドラム５３の回転にともなって、記録紙５１は紙
押えローラ５５に押圧され、回転ドラム５３上に回巻さ
れる。

インクシート５０およびサーマルヘッド５２は記録紙５
１が所定の位置（挟持爪５４に挟持された記録紙先端が
サーマルヘッド位置を通過した任意の位置）に来たとき
に、記録紙５１に押圧され、記録紙の搬送にともなって
熱転写記録が行われる。記録が終了すると、インクシー
ト５０およびサーマルヘッド５２は押圧を解除される。

ここで、第６図に示すようなイエロー、マゼンタ、シア
ンなどのインクを塗り分けたインクシート５０を用いて
、カラー記録を行う場合は、回転ドラム５３を３回転さ
せて記録動作を繰り返すことにより、記録紙５１上にカ
ラー記録を行うことができる。

記録が完了すると回転ドラム５３は逆転し、記録紙５１
は排紙ローラ５９により装置外に排出される。

発明が解決しようとする課題 このような従来の熱転写記録装置では、記録紙５１の先
端を挟持爪５４によって挟持する構成のため、第７図に
示すように記録紙端部に記録できない余白部５１ａがで
きていた。このように、記録紙５１を挟持するためには
、常に一定寸法の余白部５１ａが必要であり、記録紙５
１のサイズが小さくなるほどその割合が大きくなり、記
録面に対する画像位置のバランスを悪くしていた。

このため、記録面の全面に記録することが要求されるカ
ード類の記録や、縁余白の少ない記録画像の記録には不
適当であり、余白部５１ａを小さくすることにも限界が
あった。また、記録紙５１の一端を挟持してこの記録紙
５１ａを搬送せしめる構成のなめ、挟持されない記録紙
の端部が回転ドラムから浮き上がり、カラー記録の際の
色ずれが発生しやすかった。

本発明は上記課題を解決するもので、余白部が極小で、
カラー記録の際にも色ずれなどの発生のしにくい熱転写
記録装置を提供することを目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記問題を解決するなめに、本発明の熱転写記録装置は
、記録紙を搬送せしめる紙送りローラと、紙送りローラ
外周の少なくとも一部に回巻されるとともに、前記記録
紙の両端部を紙送りローラに押圧する紙ガイド部材と、
インクシート上に塗布されたインクを記録紙上に熱転写
せしめるサーマルヘッドと、前記紙送りローラにインク
シートおよび記録紙を介して、サーマルヘッドを押圧せ
しめるヘッド押圧手段とを備えたものである。

作用 上記の構成により、記録紙は紙ガイド部材によって紙送
りローラの外周に確実に回巻されるとともに、押圧状態
で搬送されるため、記録紙搬送に必要な余白寸法を極小
にすることができ、がっ色ずれなどの極めて少ない安定
した紙送りを実現できる。

実施例 以下本発明の一実施例の熱転写記録装置の構成について
図面を用いて詳細に説明する。

第１図および第２図は本発明の一実施例の熱転写記録装
置の断面図およびその要部斜視図である。

第１図および第２図において、熱転写記録装置は、熱転
写記録を行う記録部と、記録部に記録紙を給紙する給紙
手段と、記録の完了した記録紙を装置外に排出せしめる
排紙手段とを備えている。

記録部は、インクシート１上に塗布した熱転写用インク
を記録紙２上に熱転写するサーマルヘッド３と、記録紙
２を搬送せしめる紙送りローラ４と、紙送りローラ４に
記録紙２を回巻せしめるとともに押圧するように紙送り
ローラ４の周部の所定の範囲に沿って設けられた紙ガイ
ド部材５と、記録紙２にインクシート１を介してサーマ
ルヘッド３を押圧離間せしめるヘッド押圧手段１１とを
有している。インクシート１はリール９に巻回され°、
インクシートカセット１０内に収納されている。

ヘッド押圧手段１１はサーマルヘッド３を支持するアー
ム１２と、サーマルヘッド３を紙送り口−ラ４に押圧せ
しめる付勢ばね１３と、付勢ばね１３に抗してサーマル
ヘッド３を紙送りローラ４から離間せしめるカム１４と
からなってお′す、記録紙２はインクシート１とともに
サーマルヘッド３により押圧される。

紙ガイド部材５は紙送りローラ４の両端に配置された鋼
線（ワイヤー線）や幅の狭い銅帯などで構成されており
、紙送りローラ４の外周の一部に回巻される状態で、ガ
イドローラ６．７およびばね８により張架されている。

上記のように紙ガイド部材５を構成することにより、記
録紙２の両端部を紙送りローラ４に押圧するとともに、
記録紙２を紙送りローラ４に回春せしめて搬送すること
ができる。また、紙ガイド部材５は記録紙２を搬送する
際に、記録紙２を紙送りローラ４の外周に沿って案内し
導入するａ能も果たす、また、紙送りローラ４は記録紙
２を搬送すると同時にヘッドバットも兼ねるため、表面
をゴム材などで構成している。

給紙手段は、記録紙２を記録部に給紙する給紙ローラ１
５および給紙ガイド１６から構成されている。

また、記録の完了した記録紙２を装置外へ排出する排紙
手段は、排紙ローラ１７および排紙ガイド１８から構成
されている。切り換え爪１９は記録紙２を給排紙する際
の搬送方向を切り変えるものである。

次に、このように構成された熱転写記録装置の動作を説
明する。装置の給紙孔２０から挿入された記録紙２は給
紙ガイド１６によってガイドされながら、給紙ローラ１
５によって記録部へ送られる。このとき、切り換え爪１
９は上方へ上がっている。給紙ローラ１５によって送ら
れてきた記録紙２は、まず妓初にその先端部を、紙送り
ローラ４と紙ガイド部材５とにより挟持される０紙送り
ローラ４と紙ガイド部材５により先端を挟持された記録
紙２は、矢印Ａ方向に回転する紙送りローラ４により同
じく矢印Ａ方向に搬送される。このとき、紙送りローラ
４の両端に配置された紙ガイド部材５は、紙送りローラ
４の外周の一部に回巻される状態で張架されているなめ
、記録紙２の両端部を紙送りローラ４に押圧するととも
に、記録紙２を紙送りローラ４の外周に沿って案内し回
巻する。

インクシート１およびサーマルヘッド３は、記録紙２が
所定の位置（記録紙先端がサーマルヘッド位置を通過し
た任意の位置）に来たときに、ヘッド押圧手Ｖ１１１に
より記録紙２に押圧され、記録紙２の搬送にともなって
熱転写記録を行う、記録にともなって、インクシートカ
セット１０内のインクシート１は矢印り方向に巻き取ら
れる。

したがって記録の際、記録紙先端部には記録を妨げるも
のが無いため、先端部ぎりぎりから記録を行うことがで
きる。また、記録紙２の両端部においても、記録紙２を
鋼線などで構成した紙ガイド部材５により、極めて小さ
い面積の範囲内で押圧保持しているため、端部ぎりぎり
まで記録を行うことができる。

記録が終了すると、カム１４を回動させ付勢ばね１３に
抗してアーム１２を矢印Ｃ方向に動かすことにより、イ
ンクシート１およびサーマルヘッドは押圧を解除される
。記録が完了した記録紙２は、紙送りローラ４を矢印Ｂ
方向に回転させることにより、排紙ガイド１８を経由し
排紙ローラ１７により排紙孔２１から装置外に排出され
る。

なお、第６図に示すようなイエロー、マゼンタ、シアン
などのインクを塗り分けたインクシート５０を用いてカ
ラー記録を行う場合は、以下の動作を行なうこととによ
りカラー記録を行なうことができる。

最初に、紙送りローラ４を矢印入方向に回転させてイエ
ローのインクで記録を行った後、紙送りローラ４を矢印
Ｂ方向に記録時に回転させた分だけ逆転させ、次にマゼ
ンタのインクで記録を行う。

以下、上記動作を繰り返すことにより、記録紙２上にイ
エロー、マゼンタ、シアン、３色のインクの重ね記録に
よるカラー記録を行うことができる。

上述したようなカラー記録を行う際にも、記録紙２は紙
ガイド部材５により紙送りローラ４にしっかりと回巻さ
れるとともに、紙送りローラ４の外周面の広い範囲にわ
たって確実に押圧されるため、３色のインクの色重ね記
録を行っても、色ずれなどの発生が極めて少なくなる。

第３図は本発明の他の実施例の熱転写記録装置の断面図
である。第３図に示すように、紙ガイド部材３０を無端
輪状に構成し、ガイドローラ３１．３２およびガイドピ
ン３３．３４にかけわたし、ばね３５により張架せしめ
、紙送りローラ４および記録紙２の回転搬送に追従して
動くように構成しても、同様の効果を得ることができる
。

なお上記無端輪状に構成した紙ガイド部材３０の表面を
加１したり、紙ガイド部材３０をゴムベルトなどで構成
する（庫擦係数を高くする）ことにより、記録紙２およ
び紙送りローラ４と紙ガイド部材３０の追従性を高める
と、さらに安定した記録紙搬送を行うことができる。

発明の効果 以上のように、本発明によれば、紙送りローラと、この
紙送りローラの両端に配置され、かつ紙送りローラの外
周の一部に沿って記録紙を回巻および押圧する紙ガイド
部材とにより、記録紙を極めて小さい面積の範囲内で抑
圧保持し搬送することができ、そのため、記録紙の端部
ぎりぎりまで記録を行うことができる。したがって、記
録面の全面に記録することが要求されるカード類の記録
や、縁余白の少ない記録画像の記録に適し、かつ３色の
インクの色重ねによるカラー記録を行う際にも色ずれな
どの発生のしにくい熱転写記録装置を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の熱転写記録装置の断面図、
第２図は同然転写記録装置の記録部斜視図、第３図は本
発明の他の実施例の熱転写記録装置の断面図、第４図お
よび第５図は従来例の熱転写記録装置の断面図およびそ
の記録部斜視図、第６図はカラー記録時のインクシート
の斜視図、第７図は転写後の斜視図である。 １・・・インクシート、２・・・記録紙、３・・・サー
マルヘッド、４・・・紙送りローラ、５・・・紙ガイド
部材、１１・・・ヘッド押圧手段、１５・・・給紙ロー
ラ、１７・・・排紙ローラ、１９・・・切り換え爪。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、記録紙を搬送せしめる紙送りローラと、紙送りロー
   ラ外周の少なくとも一部に回巻されるとともに、前記記
   録紙の両端部を紙送りローラに押圧する紙ガイド部材と
   、インクシート上に塗布されたインクを記録紙上に熱転
   写せしめるサーマルヘッドと、前記紙送りローラにイン
   クシートおよび記録紙を介して、サーマルヘッドを押圧
   せしめるヘッド押圧手段とを備えた熱転写記録装置。