JPH0379367A - 印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はサーマル転写方式の印刷手段を用いた３色ない
しは４色インクの重ね印刷によるフルカラー印刷装置に
関するものである。

［従来の技術］ 従来、印刷装置の記録紙の搬送手段としては、紙案内に
側面ガイドを設け、この側面ガイドにより記録紙の幅を
ガイドし、摩擦係数の高いゴム製の記録紙より幅の狭い
搬送ローラとこれに圧接する従動ローラで記録紙を挟み
込ん搬送することが実施されるが、長い記録紙の搬送を
可能にする理由として、記録紙の幅方向の側面の一方が
紙案内の側面のガイドに接触し、その時発生する負荷と
搬送ローラの発生する送り力のバランスによる自動調心
作用で記録紙は微小量の蛇行を繰り返しながら傾きを修
正し搬送するためである。

一方、フルカラー印刷装置に於いては色調の異なるイン
クを用いて、インクの色数と同じ回数記録紙を印刷し、
限られた色の重ね塗りでフルカラー表現を実現しており
、搬送精度の再現性が印刷品位に与える影響が大きく、
上記の一般的な記録紙搬送手段を用いて３回から４回の
繰り返し搬送を行うと、紙案内と記録紙の幅方向の接触
が２度以上の回数において同一条件ととならず、従って
搬送精度の再現性は悪く高印刷品位を得ることが出来な
い。

そこで搬送精度を向上させるための第１の従来技術に於
いては、第６図に示すごとく、記録紙９６の全長をプラ
テンドラム９０に巻き付け、その端面をチャック９３で
固定しプラテンドラム９゜に対して記録紙９６を完全に
固定させ、さらにプラテンドラム９０は一方向回転のみ
させ、サーマルヘッド９５で印刷を行うことにより、搬
送精度の悪化を防ぎ良好な印刷品位が得られる方法が提
案されている。また第２従来技術においては、第７図に
示すように、印刷行程と逆戻し行程の記録紙８３の搬送
条件を一致させるため、サマールヘッド８０の押圧によ
って記録紙８３の搬送力が発生しないようプラテン８１
には駆動力を与えず自由回転とし、表面を特殊加工で凹
凸をっけ摩擦係数の高い搬送ローラ８２と、強力な押え
圧を与えられた押えローラ８５で記録紙８３を挟み込ん
で搬送している。更にプラテン８１と搬送ローラ８２の
間の記録紙の弛みを除去するテンションベルト８４を配
置している。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ しかし、第１の従来例の方法によれば記録紙９６の全長
をプラテンドラム９０に巻き付ける必要があり、記録紙
９６の全長が制限されたり、プラテンドラム９０外径が
大きくなり印刷装置が厚くなるばかりかチャック９３を
含め、複雑なチャッキング機構が必要である欠点を有す
る。また第２の従来例においては、印刷位置を決定する
プラテン８１と搬送量を決める搬送ローラ８２の間の記
録紙８３のたるみを除去する必要があり、テンションベ
ルト８４等の複雑な付帯機構が必要となっている。サー
マルヘッド８０の押圧で発生するインクリボンとサーマ
ルヘッド８０の摩擦力にょるブレーキ力に対して、搬送
ローラ８２の発生する搬送力が上回る必要があり、構成
上搬送ローラ８２に記録紙８３を巻き付けることができ
ないため、摩擦係数の大きい特殊な搬送ローラ８２を使
うことで搬送力を確保しており、搬送ローラ８２は非常
に高価となっている。又搬送ローラ８２と押えローラ８
５の圧力が非常に斉いうえに搬送ローラ８２表面は硬い
凹凸があるため記録紙８３の表面は傷がつきやすく、厚
い記録紙８３のみ使用可能で薄い記録紙は使用できない
。本発明の目的はかかる欠点を克服したものでありその
目的は、色ずれの無い高印刷品位の小型で薄型のシンプ
ルな多様な記録紙を使用できる操作の容易なフルカラー
印刷装置を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 本発明の印刷装置は、複数の色調の異なるインクリボン
を用いて、数パスでフルカラー印刷を行うサーマル転写
方式の印刷装置の記録紙の搬送手段において、前記記録
紙の全長より外周が短く前記記録紙幅より幅広のプラテ
ンと、約１２０゜ピッチで前記プラテンに当接する前記
記録紙より幅広の第１、第２、第３の３組の押さえロー
ラと、前記サーマルヘッドの先端部に配置した前記記録
紙のガイドローラと、前記記録紙の側面ガイドを設けた
導入経路と、前記記録紙の幅より十分に幅広な前記記録
紙の逆戻し経路と、排紙経路を設け、前記印刷装置への
前記記録紙のセットは前記導入経路により幅方向の位置
を揃え、印刷及びバックフィードにおいては前記記録紙
を前記逆戻し経路と前記排紙経路の中を通過させること
を特徴とする。

［作用］ 本発明の上記の構成によれば、記録紙の搬送と印刷に用
いるプラテンに記録紙を３組の押えローラにより、プラ
テンの約２／３巻き付けることによりプラテンに対して
十分な記録紙の保持力が確保できる。そのため１ライン
中の印刷濃度が偏る場合、インクリボンと記録紙の張り
付き状態が左右で異るため、インクリボンの巻取りで左
右アンバランスに記録紙を引っ張り、記録紙蛇行の原因
となっていたがが、プラテンへの記録紙の保持力が十分
高いため、インクリボンの巻取り力の影響は減少し記録
紙がプラテンより清らなくなる。

またプラテンの外周の約２７３に記録紙を巻き付けたた
め、押えローラの押圧をむやみに大きくしなくとも十分
な記録紙の搬送力が得られ、印刷時サーマルヘッドの押
圧で発生する記録紙の送り力より記録紙の押さえローラ
で発生する搬送力を大きくとれ、記録紙搬送はサーマル
ヘッドの影響が小さく、印刷行程と戻し行程での記録紙
搬送条件が近くなる。

記録紙の印刷装置へのセットは側面ガイドのある導入経
路より行うため、記録紙は印刷装置の所定の位置にセッ
トが可能である。印刷時とバックフィード時は側面ガイ
ドの無い経路中を記録紙が通過するため、記録紙の幅方
向の側面の規制がなく自由であり、外部より記録紙を蛇
行させる負荷が発生しない。

さらにプラテンと押えローラの幅を記録紙より幅広とす
ることで押えローラの押圧による記録紙の変形量が記録
紙の全幅において等しくなりアンバランスな搬送力の発
生はなく蛇行はしない。

従って、以上のべたように記録紙は数パスの繰り返し搬
送の位置精度の再現性が向上し、インクの重ね塗りにお
いて色のずれがなく良好な印刷品位が得られる。

さらにプラテンドラムに記録紙の全長を巻き付ける必要
がなく、プラテンの外径を小さくすることができるため
に印刷装置の厚みが薄くなる効果がある。また記録紙を
ゴム製のプラテンに固定するためのチャッキング機構や
記録紙のたるみを除去するテンションベルト等の複雑な
機構が不用となるばかりか、サーマルヘッドの先端に設
けたガイドローラで記録紙をプラテンに巻き付けること
ができるため、印刷装置への記録紙の装着は容易となる
効果がある。

［実施例］ 本発明の１実施例を昇華型サーマル転写方式のフルカラ
ー印刷装置の例を用いて図面に従って説明する。

第１図は本実施例の印刷装置の斜視図である。

第２図は断面図、第３図は記録紙案内の図である。

図中１は本実施例の印刷装置のフレーム、２はサーマル
ヘッド、３は記録紙５０を搬送及びサーマルヘッドを当
接するゴム製のプラテンであり図示せぬ駆動手段によっ
て正逆回転を行う。プラテン３はその幅を記録紙５０よ
り広く、外周は記録紙５０の長さより十分に短い径であ
る。

サーマルヘッド２を挟むように、記録紙５０をプラテン
３に圧接するゴム製の第１の押えローラ４と金属製の第
２の押えローラ５が押えレバー６に軸着され配置しであ
る。押えレバー６は引っ張りコイルばね７で連結され、
第１の押えローラ４と第２の押えローラ５をプラテン３
に圧接しているゆ第１、第２の押えローラ４．５もプラ
テン３と同様に記録紙５０より幅を広くしている。さら
にプラテン３の下部に給紙ローラ１２を設け、押え板８
と圧縮コイルばね９によりプラテン３に圧接している。

プラテン３の周囲には記録紙５０を印刷装置の正しい位
置に真直に挿入するための幅方向の側面ガイドを有する
導入経路ＩＱと、記録紙５ｏのバックフィード時のガイ
ドである逆戻し経路１１と、記録紙５０の印刷装置から
の出口のガイドである排紙経路１３を設けている。また
給紙ローラ１２から第１の押えローラ４まで記録紙５０
を案内する記録紙ガイド１４を設けている。導入経路１
゜の終端部１０−ｂはプラテン３と給紙ローラ１２の共
通接線方向より上方とし、記録紙５０の終端５０−ａが
導入経路１０の終端１０−ｂを通過した後は記録紙５０
をバックフィードしても導入経路１０には進入せず、プ
ラテン３と給紙ローラ１２の共通接線方向に開口部を有
する逆戻し経路１１に進行する。排紙経路１３は第２の
押えローラ５と、プラテン３のの共通接線方向に開口部
を設は第２の押さえローラ５を通過した記録紙５０はこ
の排紙経路１３に進行する。

記録紙ガイド１４には反射型のフォトセンサの記録紙検
出器１５がプラテン３に対向させ埋設してあり、記録紙
５０の位置を検出する。サーマルヘッド２の先端部には
サーマルヘッド２の取り付はフレーム１７上に搭載され
た、ガイドローラ１６を設けである。図中１８はインク
リボンである。

本実施例の印刷装置の動作を第４図をもとに記録紙５０
の動きに従って説明する。

まず第４図（ａ）　　に示すように記録紙５０を導入経
路１０よりプラテン３に当接するまで挿入する。

次に図示せぬ駆動手段によってプラテン３を矢印Ａ方向
、すなわち反時計方向に回転させ記録紙５０の正方向送
りを開始する。記録紙５０は給紙ローラ１２とプラテン
３に挟み込まれ導入経路１０の側面に設けたガイド１０
−ａで印刷装置への幅方向の位置決めをし、幅をガイド
されながら進行する。更に記録紙ガイド１４に沿って第
１の押えローラ４に進む。　　第４図（ｂ）に示すよう
、記録紙ガイド１４の通過途中で記録紙検出器１５にて
記録紙５０の先端部を検出し図示せぬ駆動手段の制御回
路にて記憶する。記録紙検出器１５とガイドローラ１６
の距離は一定であり記録紙検出器１５が検出を行った位
置より制御回路にて一定の回転量プラテン３を駆動する
ことでガイドローラ１６の位置まで記録紙５０を一定量
搬送することができる。第４図（Ｃ）に示すように、記
録紙５０がガイドローラ１６に到達したらプラテン３を
一旦停止させる。

次に１４図（ｄ）に示すように、サーマルヘッド２を図
示せぬ位置決め手段でプラテン３に当接させる。ガイド
ローラ１６も同様にプラテン３に当接する。この時記録
ｔｆ、５０はガイドローラ１６によってプラテン３に密
着状態に巻き付けられる。再びプラテン３の駆動を行い
、記録紙５０を第２の押えローラ５を通過させる。　　
第４図（ｅｌに示すように、記録紙５０はガイドローラ
１６とプラテン３の共通接線方向から第２の押えローラ
５に進入するために記録紙５０の先端が第２の押えロー
ラ５の側面に衝突し進行を妨げ、プラテン３より記録紙
５０を浮かせるが、第２の押えローラ５は摩擦係数の小
さな金属製であるため記録紙５０の端面が第２の押えロ
ーラ５に接触後もスムーズに第２の押えローラ５とプラ
テン３の接触部に進行し挟み込ま枳　プラテン３から記
録紙５０は浮くことが無い。ここでサーマルヘッド２を
位置決め手段でプラテン３から離し、第４図（ｆ）に示
す様に、記録紙５０の終端が導入経路１０の終端部１０
−ｂを通過するまで搬送する。

次にプラテン３を駆動手段にて矢印Ｂ方向すなわち時計
方向に回転を開始する。　第４図（ｇ）に示すように、
記録紙５０はバックフィードが開始されるが、記録紙５
０はプラテン３と給紙ローラ１２の共通接線方向に移動
をして、導入経路１０に戻らず、逆戻し経路１１に進行
する。記録紙５０の先端部が第２の押えローラに掛かる
適当な位置までバックフィードを行い駆動を停止する。

記録紙５０はこの状態より印刷可能であり記録紙５０は
印刷装置の適当な位置にセットされているが、アンバラ
ンスの負荷を発生させる側面に接触する部材は何もない
状態となっている。

第１、第２の押えローラ４．５と給紙ローラ１２とプラ
テン３は幅を記録紙５０の幅より広くしている。そのた
め第５図に示すように、記録紙５０の各々のローラの当
接部は記録紙５０の全幅において同じ変形となり、プラ
テン３からは同じ送り量と送り力が与えられ、記録紙５
０は偏ることなく真直に進行する。

次にヘッド位置決め手段によってサーマルヘッド２をプ
ラテン３に当接し第１色めの印刷を行う。

第１色めの印刷終了後サーマルヘッド２をプラテン３か
ら離し、記録紙５０を所定の量バックフィードさせ、第
１色と同様に第２、第３の色を印刷する。

本実施例によれば、記録紙５０の繰り返し搬送の位置再
現性が向上しインクの重ね塗りの精度が上がり良好な発
色が得られるばかりでなく、プラテン３の外径が任意に
選択でき、特に小径とすることで薄型の印刷装置が実現
できる。さらに記録紙５０の全長は任意であり、さらに
ゴム製のプラテン３で記録紙５０を搬送するため記録紙
５０が傷まずに紙厚を問わずに印刷が可能である。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、記録紙の印刷装置
へのセットは側面ガイドのある導入経路より行い、記録
紙は印刷装置の所定の位置にセットが可能であり、印刷
時とバックフィード時は側面ガイドの無い経路中を記録
紙が通過する為、記録紙の幅方向の側面の規制がなく自
由であり、外部より記録紙を蛇行させる負荷が発生しな
い。

また記録紙の搬送と印刷に用いるプラテンに記録紙を３
組の押えローラにより、プラテンの外周の約２７３に巻
き付けることにより、プラテンに対して十分な記録紙の
保持力が確保できる。そのため１ラインの印刷濃度が偏
る場合、インクリボンと記録紙の張り付き状態が左右で
異るため、インクリボンの巻取りで左右アンバランスな
力で記録紙を引っ張り、記録紙蛇行の原因となっていた
がプラテンへの記録紙の保持力が十分高いため、インク
リボンの巻取り力の影響は減少し記録紙がプラテンより
滑りにくくなった。

またプラテンの外周の約２／３に記録紙５０を巻き付け
たため、押えローラの押圧をむやみに大きくしなくとも
記録紙の搬送力が得られ、印刷時サーマルヘッドの押圧
で発生する記録紙の送り力に対して、押さえローラで発
生する搬送力が大きく、記録紙搬送はサーマルヘッドの
影響が小さく、印刷行程と戻し行程での記録紙搬送条件
が近くなる。

さらにプラテンと押えローラの幅を記録紙より幅広とす
ることで押えローラの押圧による記録紙の変形量が記録
紙の全幅において等しくなりアンバランスな搬送力の発
生はなく蛇行はしない。

従って、以上の述べたように記録紙は数パスの繰り返し
搬送の位置精度の再現性が向上しインクの重ね塗りにお
いて色のずれがなく良好な印刷品位が得られる。

さらにプラテンドラムに記録紙の全長を巻き付ける必要
がなく、プラテンの外径を小さくすることができるため
に印刷装置の厚みが薄くなる効果がある。また記録紙を
ゴム製のプラテンに固定するためのチャッキング機構や
記録紙のたるみを除去するテンションローラ等の複雑な
機構が不用となるばかりかサーマルヘッドの先端に設け
たガイドローラで記録紙をプラテンに巻き付けるため、
印刷装置への記録紙の装着が容易となる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本実施例の印刷装置の斜視図。 第２図は本実施例の断面図。 第３図は本実施例の記録紙案内の図。 第４図は本実施例の動作の説明図。 第５図は本実施例の押えローラの図。 第６図は第１の従来技術の図。 第７図は第２の従来技術の図 ２・・・サーマルヘッド ３・　・プラテン ４・　・第１の押えローラ ５・　・第２の押えローラ １０・・・導入経路 １１・　・逆戻し経路 １２・・・給紙ローラ １３・　・排紙経路 第２図 第３図 （ａ） 第４図 （Ｃ） （（ｉ＞ 含ｉ　Ａ　ｎ４ ＜ｇ＞ 第４図 （ｅ） 第５図 ９０ 第６図 ５ ０ 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の色調の異なるインクリボンを用いて、数パスでフ
   ルカラー印刷を行うサーマル転写方式の印刷装置の記録
   紙の搬送手段において、前記記録紙の全長より外周が短
   く前記記録紙幅より幅広のプラテンと、約１２０゜ピッ
   チで前記プラテンに当接する前記記録紙より幅広の第１
   、第２、第３の３組の押さえローラと、前記サーマルヘ
   ッドの先端部に配置した前記記録紙のガイドローラと、
   前記記録紙の側面ガイドを設けた導入経路と、前記記録
   紙の幅より十分に幅広な前記記録紙の逆戻し経路と、排
   紙経路を設け、前記印刷装置への前記記録紙のセットは
   前記導入経路により幅方向の位置を揃え、印刷及びバッ
   クフィードにおいては前記記録紙を前記逆戻し経路と前
   記排紙経路の中を通過させることを特徴とする印刷装置
   。