JPH03195664A - 枚葉紙印刷機の枚葉排紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特許請求の範囲第１項の上位概念に記載のよ
うに、開閉可能なパイルストッパと一時的に差し込み可
能な捕捉フィンガとを備えた、枚葉紙印刷機の枚葉排紙
装置に関する。

［従来の技術］ そのような枚葉排紙装置がドイツ連邦共和国特許第２３
０１８４０号公報によって知られている。この公知の装
置の構成の特徴によって、連続運転中に枚葉排紙装置に
おける枚葉紙パイルを交換し得るようにするため、一方
では校正刷り枚葉紙の取り出し、他方では補助パイル装
置たとえばパイルレーキなどの差し込みが可能になる。

公知の枚葉排紙装置の場合、エンドレスに循環するチェ
ーンコンベアによって、枚葉紙の前縁が開閉可能に設け
られたパイルストッパの方へ枚葉紙印刷機から運ばれ、
枚葉紙パイル上に排紙される。連続運転中に校正刷り枚
葉紙を取り出し補助パイルを形成するため、一時的に、
枚葉紙前縁から枚葉紙パイルの上まで差し込み可能な捕
捉フィンガが使用され、この捕捉フィンガはアングルレ
バ−の一方のアームに設けられ、その他方のアームが、
ハンドレバーによって旋回可能なパイルストッパ用の旋
回軸に設けられた旋回軸と、弾性結合要素によって結合
され、したがって、捕捉フィンガおよびパイルストッパ
の動作を相互間の必要な依存性を維持して行うことがで
きる。平行案内連動桿が旋回軸の回転動作を差し込み動
作に変え、その場合、捕捉フィンガが水平状態を維持す
るが、枚葉紙軌道上を動き、したがって運転安全性が害
われる。

捕捉フィンガが差し込まれ、これより遅れてパイルスト
ッパが開いた場合、連続運転中に校正刷り枚葉紙をパイ
ルから取り出すか、またはパイル交換用の補助パイルを
形成するための補助装置を差し込むことができる。

この公知の装置の特別な構成の場合、捕捉フィンガの動
作が原動力によって空圧シリンダによって行われるが、
パイルストッパおよび捕捉フィンガの動作の相互の依存
性を得るため、その動作は、スイッチング要素によって
パイルストッパ用の旋回軸を操作するハンドレバーによ
って制御される。

ドイツ連邦共和国特許第１７６１４４９号公報から枚葉
紙前縁用の捕捉装置を備えた枚葉排紙装置が知られてお
り、この場合、捕捉フィンガがアングル伝動装置によっ
て水平軸のまわりに旋回可能であり、したがって、到来
する枚葉紙の面と平行な可及的に直線的な捕捉フィンガ
の動作を確実にするためのレバーガイドが省かれるが、
この場合、同様に、ハンドレバーによって操作可能な装
置によって、捕捉フィンガの旋回動作と同時にパイルス
トッパの開閉動作が開始され、したがって、特に機械が
高速運転を行う場合、切換時に枚葉紙が滑り抜ける危険
が多分にある。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の基本的な課題は、校正刷り枚葉紙を取り出す場
合またはパイルを交換する場合に、運転確度が一層改善
されて高い動作速度を有する正確な動作経過が達成され
、捕捉フィンガおよびパイルストッパの動作が、それぞ
れ互いに無関係に原動力による駆動装置によって可能多
こなるように、冒頭に述べた形式の枚葉排紙装置を構成
することである。

［課題を解決するための手段］ この課題は、本発明によれば、特許請求の範囲第１項の
特徴部分に記載の構成によって解決される。

パイルストッパの動作および捕捉フィンガの動作のため
に、原動力による駆動装置を別個に使用することによっ
て、相互間の動作の強制的な依存性を有する制御を行い
双方の動作過程を個々に制御するための、簡単なスイッ
チング要素の使用が可能になる。特に、排紙装置の２つ
の機械側のうちの一方の機械側の枠組みの外側に、原動
力による駆動装置を設けることによって可能になり、し
たがって、最近の形式の機械の場合における側部枠組み
壁部の間の、枚葉排紙装置の極めて狭い内部空間に設け
る必要がなくなる。原動力による駆動装置が軸に直接作
用し、その角回転動作が伝動要素によって所望の大きさ
に変えられ、捕捉フィンガの場合、直線的な押し動作に
変換され、したがって捕捉フィンガが、その動作時に枚
葉紙パイル内の枚葉紙の面と全く平行に案内される。そ
の場合、駆動軸の僅少な角回転動作を、伝動要素による
適切な交換によって、比較的大きな調整動作に変換し得
ることが利点である。２つの駆動軸を互いに同軸に支承
することによって、原動力による駆動装置を機械枠組み
の外部の分離した側に配置するにも拘らず、構成要素の
数が減少し、狭い空間への構成要素の取り付けが容易に
なる。空圧シリンダは、現在あるエネルギー装置に接続
し得るため、原動力による駆動装置には、空圧シリンダ
が特に適している。

［実施例］ 本発明によって構成された実施例が図に示されている。

図において、枚葉紙印刷機の排紙装置の枠組みにおける
双方の側壁が参照符号１ｉ５よび２で示されている。排
紙装置において、枚葉紙印刷機から来た枚葉紙が枚葉紙
パイル３の上まで移送され、この枚葉紙パイル３上に排
紙される。到来した枚葉紙は、その前縁が、数個が並べ
て設けられたパイルストッパ４に当るまで移送される。

パイルストッパ４は、横方向に延びて設けられ枠組みの
側壁１および２に回転可能に支承された旋回軸５に固定
され、したがって、旋回軸５の回転動作によって、パイ
ルストッパ４は開閉することができる。回転軸５は、一
方の機械側部において側壁２の外側にまで延びている。

旋回軸５の端部は、伝達要素６によって駆動軸７と連結
され、この駆動軸７の回転駆動装置は空圧シリンダ８か
らなり、軸線に対して偏心的な結合装置を有している。

さらに、駆動軸７と空圧シリンダ８との間に、偏心的に
設けられた棒状ヘッド９が作用し、この棒状ヘッド９に
よって間欠的に段階衝撃動作がパイルストッパ４に伝達
される０両側に作用する空圧シリンダ８によって、パイ
ルストッパ４の開閉が可能になる。

一枚または数枚の校正刷り枚葉紙を枚葉紙パイル３から
取り出すため、または機械の連続運転中にパイルを取り
替える場合に補助パイルを形成するため、パイル幅全体
に延び、枚葉紙パイル３における枚葉紙面と平行に方向
づけられたガイド１２上を前後に移動可能に案内された
支持体１１に、捕捉フィンガ１０が固定され、したがっ
て、捕捉フィンガＩＯは、その運動時に正確な限定され
た直線運動を行う、同様に、捕捉フィンガの駆動は、継
ぎレバー１４によって支持体１１と関節結合式に連結さ
れパイルストッパ用の駆動軸と同軸に支承された駆動軸
１３によって行われる。この同軸的な支承は、駆動軸１
３の一方の端部が、枠組みの一方の側壁２に直接的に隣
接して、駆動軸７の端面側に形成された軸受１５に回転
可能に支承され、駆動軸１３の他方の端部が、対向する
側壁ｌに軸受１６を有することによって可能である。こ
の側壁ｌから突出した駆動軸１３の端部は、この機械側
面において、駆動軸１３を回転駆動する空圧シリンダ１
８と、伝達要素１７によって連結されている。伝達要素
１７はニア−ムレバーとして形成され、その一方のアー
ムが空圧シリンダに連結され、他方のアームが継ぎレバ
ー１４に連結されている。２つの空圧シリンダのそれぞ
れは、例えばスイッチングボード１９上のスイッチ２０
および２１によって、それ自体、操作可能である。しか
しながら、２つの空圧シリンダ８および１８は、相互の
依存関係によって、スイッチ２２を介して操作すること
もでき、したがって、枚または数枚の校正刷り枚葉紙を
パイル３から取り出すため、パイルストッパ４が開く以
前にパイル上に差し入れられる。他方では、空圧シリン
ダ８および１８を個々に操作することが可能になり、す
なわち例えば連続運転時にパイルを取り替えるときに、
先ず捕捉フィンガＩＯが差し込まれ、その後、パイル３
を取り賛えるためのパイルストッパ４が続いて開く以前
に、補助パイル装置たとえばレーキ、補助パイル台など
の挿入が行われる。その反対に、補助パイルがなくなり
捕捉フィンガが引き戻される以前に、先ずパイルストッ
パ４を再び閉めることができる。このようにして取扱い
および運転確度が本質的に改善される。パイルストッパ
４ｉ−３よび捕捉フィンガＩＯを操作するための、空間
を節約した構成要素が、枚葉排紙装置の枠組みの側壁１
および２の外部に設けられていることが、図から明らか
である。駆動軸７および１３への回転駆動の伝達のため
に、駆動軸７および１３の比較的に僅少な原動力による
角回転によって、パイルストッパ４の旋回動作および捕
捉フィンガＩＯの直線動作のための大きな変位行程が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による装置の一実施例をこの装置を構成
する捕捉フィンガが差し込まれた状態で示す平面図、第
１ａ図は第１図に示す装置を制御するスイッチングボー
ドの構成を示す平面図、第２図は第１図に示す捕捉フィ
ンガの駆動装置の構造を示す側面図、第３図は第１図に
示す装置を構成するパイルストッパの駆動装置の構造を
示す側面図である。 １．２・・・・側壁、　　　　３・・・・枚葉紙パイル
、４・・・・パイルストッパ、５・・・・旋回軸、６・
・・・伝達要素、　　　　７・・・・駆動軸、８・・・
・空圧シリンダ、　　９・・・・棒状ヘッド、１０・・
・・捕捉フィンガ、　　１１・・・・支持体、１２・・
・・ガイド、　　　　　１３・・・・駆動軸、１４・・
・・継ぎレバー、　　　１５・・・・軸受、１６・・・
・軸受、　　　　　　１７・・・・伝達要素、１８・・
・・空圧シリンダ、 １９・・・・スイッチングボード、 ２０、２１．２２・・・・スイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）枚葉紙印刷機の枚葉排紙装置であって、該装置は、
   移送要素によって枚葉紙印刷機から枚葉紙パイル上にま
   で運ばれた枚葉紙の枚葉紙前縁用の開閉可能なパイルス
   トッパと、一時的に枚葉紙面を平行に枚葉紙前縁から枚
   葉紙パイル上に差し込むことが可能な補助パイル形成用
   の捕捉フィンガとを備え、その場合、対応する駆動要素
   が、捕捉フィンガの差し込み動作または引込み動作に依
   存して、枚葉紙面を平行に延びる旋回軸のまわりのパイ
   ルストッパの開閉を行うようにされた形式のものにおい
   て、 パイルストッパ（４）の動作および捕捉フィンガ（１０
   ）の動作のための分離した原動力による駆動装置（８，
   １８）が、排紙装置の２つの機械側のうちの一方に、そ
   れぞれ設けられて枚葉紙の移送方向と直角に互いに同軸
   に支承された駆動軸（７，１３）に作用し、その場合、
   一方の駆動軸（７）の回転動作のための伝達要素（６，
   １７）が、一方の機械側のパイルストッパ（４）の旋回
   軸（５）に設けられ、他方の駆動軸（１３）の回転動作
   のための伝達要素（１７）が、他方の機械側のほぼ直線
   的に動き得るように案内された捕捉フィンガ（１０）に
   設けられ、２つの駆動軸（７，１３）の個別駆動および
   相関関係による対応する駆動のためのスイッチング要素
   が設けられることを特徴とする、枚葉紙印刷機の枚葉排
   紙装置。 ２）パイルストッパ（４）の旋回軸（５）を動かすため
   の駆動軸（７）が、枚葉排紙装置の枠組み壁部（２）に
   支承され、他方の側が他方の機械側の枠組み（１）にお
   ける軸受（１６）によって支持された、捕捉フィンガ（
   １０）用の駆動軸（１３）の対向する端部が、同軸に支
   承される軸受（１５）を有する、請求項１記載の枚葉排
   紙装置。 ３）双方の駆動軸（７，１３）の共通の軸受（１５）が
   、枠組み壁部（２）に直接的に隣接して設けられる、請
   求項２記載の枚葉排紙装置。 ４）原動力による駆動装置として、ほぼ同じ寸法の空圧
   シリンダ（８，１８）が設けられる、請求項１記載の枚
   葉排紙装置。 ５）捕捉フィンガ（１０）を互いに結合する支持体（１
   １）が、真直ぐに、枚葉紙パイル（３）の最も上にある
   枚葉紙の面と平行に動き得るように案内され、所属する
   駆動軸（１３）と継ぎレバー（１４）によって結合され
   る、請求項１記載の枚葉排紙装置。