JPH0319440Y2 - - Google Patents

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JPH0319440Y2
JPH0319440Y2 JP1986191981U JP19198186U JPH0319440Y2 JP H0319440 Y2 JPH0319440 Y2 JP H0319440Y2 JP 1986191981 U JP1986191981 U JP 1986191981U JP 19198186 U JP19198186 U JP 19198186U JP H0319440 Y2 JPH0319440 Y2 JP H0319440Y2
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JP
Japan
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fan
bones
magic
opened
piece
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JP1986191981U
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JPS6396900U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は風を起こして扇ぐ、主に夏季に使用さ
れる美麗且つ斬新で手すきによる和紙の風合いを
醸し出した扇子として供すると同時に、扇本体を
形成している扇片が分裂する魔術の一として用い
られる手品扇に関する。
従来の技術 従来より扇本体を一方向に開放すれば通常使用
される扇子となり、また他方向に開放すれば分裂
した扇片となる手品扇に於いては、交互の子骨間
に表裏を逆とし、交差状に羽二重等滑性のある布
帛製シートを貼着して構成している。
即ち人々を驚かす魔術としての手品が主体であ
るから、扇子としての機能よりもむしろ、扇片の
逆開放に際して滑り易く、且つ多少乱雑な取扱い
をしても充分な屈従性によつて、破損し難い布帛
製シートを交互子骨の表裏に貼着しているもので
ある。
ところで手品扇は通常使用の扇子形に開放した
場合、各子骨は二本で一組の子骨となるように重
なり合い、その相隣接する子骨間は23度程度の、
一般的な扇子から見て可成り拡角となり、そして
腰のない布帛製シートが貼着されるため、扇子形
に開放すれば腰が弱くて強力な送風作用が望め
ず、送風すべき風が漏れ易い欠陥があつた。
また、扇本体の拡開時や閉塞時に際して、可及
的に滑りを良好とする必要上、布帛製シートの上
縁には縁取りを施していないので、使用回数の増
加に伴つて上縁に所謂ほつれが生起し、糸が現出
して頗る見苦しくなる欠陥を具備するものであつ
た。
また手品用扇として左右の開放工程により着色
変化を与えるものが実公昭10−14615号に知られ
ているが、シート自体が重ね状態となり、簡易な
送風扇としての作用は期待出来ない。
また重なりシート部分が多くて開閉に際しシー
ト縁が屈折するので、多数回使用によりシート縁
が破損され易く且つ嵩高となり扁平化出来ないも
のであつ。
考案が解決しようとする問題点 然るに本考案に於いては既述従来の欠陥を排除
すると共に、手品扇として使用出来ると同時に強
力風圧による送風作用が得られ、且つ美麗で斬新
な和紙の持つ優れた風合いを保有した扇子として
も使用出来る手品扇を提供することを目的とし、
更に、本考案は和紙製シート片の上縁に縁取りを
与えて上縁の毀損や毛羽立ちを皆無となさしめ、
腰の強さと耐久性にも優れ、且つ異色に配列させ
或いは独立した模様部となるように和紙シート片
を配するため、一般の扇子とは異なる形状とな
り、審美性も付与し得る一般使用に適した手品扇
を提供することを目的とするものである。
更に本考案は開閉によりシートの屈折を生じさ
せずに、長期間にわたり破損させない手品扇を提
供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 既述した目的を達成するがために、本考案にな
る手品扇は一方向に開放すれば通常の扇本体とな
り、他方向に開放すれば二本の骨を一組とする一
枚シートの分裂扇片となる手品扇であつて、その
基端で軸承された各々二本おきの子骨間は、互い
に交差するように表裏を逆にして、また一本おき
の子骨と親骨間は交差せずに、外方側縁に和紙製
テープ片を囲繞した柔軟な和紙製よりなる逆台形
シート片の両側縁を貼着すると共に、該各シート
片を相対的に狭角として同色若しくは異色或いは
独立した模様部となるように形成した手品扇を特
徴としている。
以下に、本考案に係る手品扇の具体的構成につ
いて詳述する。
本考案の手品扇は図面に示すように矢印aの方
向に開放すれば通常の扇本体Aに展開され、矢印
bの方向に開放すると二本の骨を一組とする分裂
扇片Bに夫々展開されるものである。
扇本体Aは、親骨1,12の間に子骨2乃至1
1を順次介在させて、その基端で軸承25されて
いる。
親骨と子骨の各骨1乃至12の各々の間には、
和紙製の逆台形シート片13乃至18の両側縁を
適宜接着剤にて貼着されている。
第2図に示すように一方が親骨である場合に
は、親骨1の裏面と子骨3の同一面に、また親骨
12の裏面と同様子骨10の同一面間に亘つて和
紙製の逆台形シート片13,18を夫々貼着す
る。子骨同志の場合にあつては、分裂扇片Bを形
成する前記逆台形シート片14乃至17の各々の
相隣接する未貼着子骨面が互いに接するように、
各々の二本おきの子骨間が互いに交差するように
表裏を逆にして和紙製の逆台形シート片を貼着す
る。即ち子骨2と5、4と7、6と9、8と11
間に前記逆台形シート片14乃至17を夫々貼着
するのである。
斯かる逆台形シート片13乃至18は、柔軟性
と腰の強さ並びに耐久性に富むと同時に、夫々の
シート片が異色に配列されるように或いは独立し
た適宜模様部となるように和紙を以つて張設され
ており、そして逆台形シート片13乃至18の外
方側縁には、該シート片と同様素材の和紙製テー
プ片19乃至24で囲繞され、補強されている。
本考案の手品扇は第1図による矢印a方向に開放
すると、子骨2と3、4と5、6と7、8と9、
10と11の各々の相隣接する未貼着面が互いに
接触し、逆台形シート片13乃至18がこの接触
位置で反転して屈折することとなり、これにより
両子骨が互いに咬合して分裂不可能な一般的な扇
子となるのである。
而して、第2図のb方向へ開放すると、子骨間
の咬合が離れ、分裂扇片Bに形成されることとな
る。
考案の効果 本考案は手品扇の形状であるに拘らず、特に一
般的に夏季に使用する扇子として使用に適する送
風効果が得られるように、逆台形シート片13乃
至18を柔軟で腰のある和紙製となし、且つ該シ
ート片13乃至18は、単一色や異色となるよう
に、または各々独立した任意模様部となるように
配列されるので、扇子として誠に審美的且つ斬新
で独特の風合を呈するものとなり、更には和紙を
用いたことで、各シート片の張り替え交換が迅速
簡便に出来、廉価であると同時にシート片の外方
側縁を取り捲く和紙製テープ片の存在によつて、
個別に張り替える際には該片が芯材的要素とな
り、貼付皺や歪が発生しない効果を発揮するもの
となる。
且つまた前記のように逆台形シート片13乃至
18の外方側縁には、同様和紙製のテープ片19
乃至24で囲繞しているため、扇本体の開閉に伴
うシート片の屈曲回数が増加しても、その側縁に
毀損が生じず、長期に亘る使用に耐久し得るもの
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常の扇子として用いるように開放し
た正面図、第2図は分裂扇片に開放した正面図、
第3図は子骨の咬合状態を示す一部見取図を夫々
示すものである。 A…扇本体、B…分裂扇片、1,12…親骨、
2〜11…子骨、13〜18…和紙製の逆台形シ
ート片、25…軸承。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方向に開放すれば通常の扇本体となり、他方
    向に開放すれば二本の骨を一組とする一枚シート
    の分裂扇片となる手品扇であつて、その基端で軸
    承された各々二本おきの子骨間は、互いに交差す
    るように表裏を逆にして、また一本おきの子骨と
    親骨間は交差せずに、外方側縁に和紙製テープ片
    を囲繞した柔軟な和紙製よりなる逆台形シート片
    の両側縁を貼着すると共に、該各シート片を相対
    的に狭角として同色若しくは異色或いは独立した
    模様部となるように形成したことを特徴とする手
    品扇。
JP1986191981U 1986-12-11 1986-12-11 Expired JPH0319440Y2 (ja)

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JPS6396900U JPS6396900U (ja) 1988-06-22
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