JPH03194123A - 圧力波過給機の駆動装置 - Google Patents

圧力波過給機の駆動装置

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JPH03194123A
JPH03194123A JP33177589A JP33177589A JPH03194123A JP H03194123 A JPH03194123 A JP H03194123A JP 33177589 A JP33177589 A JP 33177589A JP 33177589 A JP33177589 A JP 33177589A JP H03194123 A JPH03194123 A JP H03194123A
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JP
Japan
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belt
pulley
oil pump
pressure wave
supercharger
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JP33177589A
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Inventor
Toshihiro Kamimura
敏浩 上村
Keiji Araki
啓二 荒木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、排気通路に発生する圧力波を利用してエンジ
ンを過給するようにした圧力波過給機の駆動装置に関す
るものである。
[従来の技術] 排気通路と吸気通路とにまたがって設けられ、排気通路
に発生する圧力波のエネルギを利用して吸気通路内の吸
気を加圧し、エンジンを過給するようにした圧力波過給
機(コンプレックス)は従来より知られている。
一般にこのような圧力波過給機には円筒形のハウジング
が設けられ、このハウジングの軸線方向の一方の端部に
は過給機より上流側の吸気通路(以下、これを上流側吸
気通路という)と過給機より下流側の吸気通路(以下、
これを下流側吸気通路という)とが接続され、ハウジン
グのもう一方の端部には過給機より上流側の排気通路(
以下、これを上流側排気通路という)と過給機より下流
側の排気通路(以下、これを下流側排気通路という)と
が接続されている。そして、円筒形のハウジング内にこ
れと軸線を同じくして円筒形のロータが配置され、この
ロータはハウジングの両端部に回転自在に軸承されたロ
ータ軸に取り付けられ、ハウジング内で自在に回転でき
るようになっている。
このロータには、ロータ軸の外周面からロータ内周面に
向かって放射状に広がる多数の隔壁が設けられ、該隔壁
とロータ内周面とによってロータ内には、ロータの軸線
方向にみて両端部が開かれた多数(隔壁と同数)のスリ
ット状空間部が形成されている。 ロータの軸線方向に
みて、各スリット状空間部の吸気通路側の端部(以下、
これを吸気側端部という)は、ロータの回転に伴って上
流側吸気通路及び下流側吸気通路と交互に連通ずるよう
になっている。そして、あるスリット状空間部の吸気側
端部が上流側吸気通路と連通ずるときにはこのスリット
状空間部のもう一方の端部(以下、これを排気側端部と
いう)が下流側排気通路と連通するようになっている。
一方、スリット状空間部の吸気側端部が下流側吸気通路
と連通ずるときには、排気側端部が上流側排気通路と連
通ずるようになっている。
ここにおいて、あるスリット状空間部が上流側吸気通路
及び下流側排気通路と連通しているとき一 けることはレイアウト上なかなかむずかしい。
そこで、一般に適正な発電容量を確保するために、オル
タネータが第1ベルトを介してクランク軸によってその
2倍の回転数(以下、これを2倍速という)で回転駆動
されることに着目し、オルタネータにロータ駆動用ブー
りを設ける一方ロータに被駆動プーリを設け、この被駆
動プーリの径をロータ駆動用プーリの径のI/2に設定
し、両プーリに第2ベルトを巻きかけ、ロータをオルタ
ネータの2倍速で回転駆動するようにし、ロータをクラ
ンク軸の4倍の回転数(以下、これを4倍速という)で
回転させるようにした圧力波過給機の駆動装置が提案さ
れている(実開昭61−138837号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] ところで、−船釣に駆動プーリで被駆動プーリをベルト
駆動する場合、■駆動プーリの角速度変動が大きいとき
、■被駆動プーリの駆動負荷が高いとき、■被駆動プー
リの回転数が高いとき、■ベルトの被駆動プーリへの当
接部の曲率半径が小に、上流側吸気通路内のエアがスリ
ット状空間部内に流入するとともに、スリット状空間部
内の排気ガスが下流側排気通路に排出され、この後ロー
タが回転してこのスリット状空間部が下流側吸気通路及
び上流側排気通路と連通したときに、上流側排気通路に
発生した圧力波によってスリット状空間部内のエアが下
流側吸気通路に押し込まれるとともに、上流側排気通路
内の排気ガスがスリット状空間部内に流入する。このよ
うな2つのプロセスが連続的に繰り返され、吸気の圧力
が高められ、エンジンが過給されるようになっている。
ところで、このような圧力波過給機において、エンジン
の常用運転域で過給を有効に行なわせるには、ロータを
クランク軸の回転数の4倍の回転数で同期回転させる必
要がある。このような同期をとるために、基本的にはベ
ルト等を介してクランク軸によってロータを回転駆動す
るのが得策であるが、クランク軸にはすてに動弁系、補
機等を駆動するための駆動プーリか種々取り付けられて
いるので、さらにこれにロータ駆動用プーリを設4 さいときほど、ベルトスリップが発生しやすくなる。
そして、オルタネータでロータを駆動するようにした従
来の圧力波過給機の駆動装置においては、オルタネータ
励磁時にはその駆動負荷が大きくなり、またオルタネー
タの被駆動ブーりの回転数が高く、かつ第1ベルトの被
駆動プーリへの当接部の曲率半径が小さいので、第1ベ
ルトはもともとベルトスリップを起こしやすい条件下に
ある。このため、加速時その他のトルク急変時にオルタ
ネータが励磁されると、第1ベルトにベルトスリップが
発生する。
このように、第1ベルトにベルトスリップが発生すると
、ロータがクランク軸に対して正しく同期回転(4倍速
)しなくなるが、この同期がくずれると排気通路内の排
気ガスがスリット状空間部を通して吸気通路内に流入す
るので、いわゆるヘビーEGRが生じ、これによってエ
ンジン出力が低下し、とくに加速トルク、加速レスポン
ス等の加速性能が低下するといった問題がある。また、
低負荷時には失火(半失火)が起こりやすくなるといっ
た問題がある。
これに対して、クランク軸のオルタネータ駆動用プーリ
の径とオルタネータの被駆動プーリの径とを大きく設定
することによって(両者の径の比は2:Iで一定とする
)、第1ベルトの被駆動プーリへの当接部の曲率半径を
大きくし、ベルトスリップの発生を防止するといった対
応策が考えられるが、このようにすると被駆動プーリの
周速が大きくなり、これによってベルトスリップが発生
しやすくなるので、この対応策はそれほど有効ではない また、過給機始動時には専用のモータでロータを回転さ
せ、その後は排気エネルギでロータを自励回転させるよ
うにするといった、いわゆるヘルドレス方式の採用が考
えられる。しかし、このベルトレス方式によれば、加速
時にはロータの慣性質量によってロータ回転数の上昇に
時間遅れが生じるので、ベルト駆動方式に比べて加速レ
スポンスが悪くなるといった問題がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、補機によって駆動される圧力波過給機を備えたエン
ジンにおいて、ヘビーEGHの発生を有効に防止し、加
速トルク、加速レスポンス等の加速性能を高めることが
できる圧力波過給機の駆動装置を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達するため、圧力波過給機と、該
圧力波過給機を低速・低負荷域で非過給状態にする過給
制御手段とが設けられたエンジンにおいて、第1ベルト
を介してクランク軸によって駆動される補機で、第2ベ
ルトを介して圧力波過給機を駆動するようにした圧力波
過給機の駆動装置であって、第2ベルトを介して圧力波
過給機を駆動する補機をパワーステアリングのオイルポ
ンプに設定するとともに、該オイルポンプから圧力波過
給機への増速比を、クランク軸からオイルポンプへの増
速比より大きく設定したことを特徴とする圧力波過給機
の駆動装置を提供する。
[発明の作用・効果コ 一般に、パワーステアリングのオイルポンプの駆動負荷
は、ステアリングの舵角の上昇に伴って累進的に増加す
るので、舵角が大きいときにはオイルポンプの駆動負荷
が非常に高くなるが、反面舵角が小さいときには駆動負
荷が非常に小さくなる。
そして、ステアリングの舵角が大きくなるのは通常はエ
ンジンの運転状態が低速・低負荷域にあるときに限られ
、これ以外の運転領域(中速以上あるいは中負荷以上)
では舵角は比較的小さい。
したがって、低速・低負荷域ではオイルポンプの駆動負
荷が高くなることが多く、第1ベルトはベルトスリップ
を起こしやすい条件下にある。また、低速・低負荷域で
はクランク軸の角速度変動が大きくなるので、ますます
ベルトスリップが発生しやすくなる。とくにアイドリン
グ状態では、ステアリングが据え切りされることがあり
、このときには舵角が非常に大きくなりオイルポンプの
駆動負荷が極端に大きくなり、かつクランク軸の角速度
変動が大きくなるので、ベルトスリップがとく8 に発生しやすい条件下にある。
しかしながら、本発明によれば、低速・低負荷域では、
過給制御手段によって過給が停止される。
具体的には、例えば過給機をバイパスするバイパス吸気
通路のみを通して吸気を燃焼室に供給するなどして、過
給機から燃焼室への吸気の供給が停止される。
このため、低速・低負荷域で、たとえ第1ベルトがベル
トスリップを起こしたとしても、EGRが燃焼室に流入
しない。したがって、この運転領域で、エンジン出力な
いし加速性能を高めることができ、かつ失火(半失火)
の発生を有効に防止することができる。
一方、低速・低負荷域以外の過給が行なわれる運転領域
では、舵角が小さいのでオイルポンプの駆動負荷が非常
に小さくなり、かつクランク軸の角速度変動も小さくな
るので、第1ベルトはベルトスリップを起こしにくい条
件下にある。
そして、クランク軸からロータへの最終的な増速比を一
定値(4倍速)に保持しつつ、オイルボンプからロータ
への増速比が、クランク軸からオイルポンプへの増速比
より大きく設定される。このため、オイルポンプの被駆
動ブーりの径は比較的大きくなり、第1ベルトの被駆動
プーリへの当接部の曲率半径が大きくなる。したがって
、前記したとおりこの運転領域では第1ベルトがもとも
とベル)・スリップを起こしにくい条件下にあるのと相
まって、加速時等においてクランク軸に角速度変動が生
じたときでも、実質的に第1ベルトにベルトスリップが
発生しない。
一方、オイルポンプからロータへの増速比を比較的大き
く設定しているので、ロータの被駆動プーリの径は比較
的小さくなる。このため、第2ベルトの上記被駆動プー
リへの当接部の曲率半径が小さくなる。したがって、こ
の点では第2ベルトが比較的ベルトスリップを起こしや
すい条件下にあるといえる。しかしながら、第1ベルト
とオイルポンプの被駆動プーリとによってクランク軸の
角速度変動が緩和され、かつこの運転領域(低速・低負
荷域以外)では、ロータはすてに自励回転−1,1 高温の吸気中に燃料噴射弁(図示せず)から燃料を噴射
してこれを燃焼させ、排気弁4が開かれたときに燃焼ガ
スを排気通路5に排出するような基本構成となっている
そして、エンジンDEを過給するために、吸気通路2と
排気通路5とにまたがって、圧力波過給機Cが設けられ
ている。この圧力波過給機Cは、本願従来の技術で説明
したような普通のコンプレックス型の圧力波過給機であ
るので、詳しい説明は省略するが、これには円筒形のハ
ウジング6が設けられ、軸線方向にみてハウジング6の
吸気通路側端部(第3図では左側端部)にはこれより上
流側の吸気通路2aと下流側の吸気通路2bとが接続さ
れ、排気通路側端部(第3図では右側端部)にはこれよ
り上流側の排気通路5aと下流側の排気通路5bとが接
続されている。また、ハウジング6内にはこれと軸線を
同じくして円筒形のロータ7が配置され、このロータ7
はハウジング6の両端部に回転自在に軸承されたロータ
軸8(第2図参照)に取り付けられ、ハウジング6内で
自在に回転でしており、その駆動負荷が非常に小さくな
っているので、第2ベルトにもベルトスリップが発生し
ない。
したがって、低速・低負荷域以外の過給が行なわれる運
転領域では、第1.第2ベルトにベルトスリップが発生
しないので、ロータがクランク軸に対して4倍速で正確
に同期して回転駆動され、ヘビーEGR発生しない。よ
って、エンジン出力とくに加速トルク、加速レスポンス
等の加速性能を高めることができる。
なお、第1.第2ベルトにベルトスリップが起こりにく
いので、クランク軸の駆動プーリの径を比較的小さく設
定することができ、エンジンのコンパクト化を図ること
ができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
第3図に示すように、4気筒デイーゼルエンジンDEは
、吸気弁1が開かれたときに吸気通路2から燃焼室(図
示せず)内に吸気を吸入し、この吸気をピストン3で圧
縮して高圧・高温にし、この12 きるようになっている。
上流側吸気通路2aの上流側端部近傍には、吸気中の浮
遊塵を除去するエアクリーナ11が設けられている。ま
た下流側吸気通路2bには、充填効率を高めるために、
過給機Cで断熱圧縮されて温度が上昇した吸気を冷却す
るインタクーラI2が設けられている。
そして、過給機Cをバイパスして、上流側吸気通路2a
と下流側吸気通路2bとを連通ずるバイパス吸気通路1
3が設けられ、このバイパス吸気通路13の下流側吸気
通路2bへの開口部には、これを開閉するバイパスバル
ブI4が設けられている。バイパスバルブ14はスプリ
ング15によって適当な付勢力で閉弁方向に付勢され通
常は閉じられているが、下流側吸気通路2b内がある程
度以上の負圧になったときには開かれるようになってい
る。
また、バイパス吸気通路13との接続部よりやや上流側
において下流側吸気通路2bには、これを開閉するメイ
ンバルブ16が設けられている。
このメインバルブ16は、図示していない付勢部材によ
って閉弁方向に付勢され、第4図に状態を示ずように通
常は閉じられているが、これより上流側の吸気圧ずなわ
ち過給機Cの吐出圧(過給圧)がある程度以上になった
ときには、第5図に状態を示すように開かれるようにな
っている。
上流側排気通路5aには、排気の脈動を打ち消して過給
を安定化する膨張室I8が設けられている。また、過給
機Cをバイパスして、上流側排気通路5aと下流側排気
通路5bとを連通ずるバイパス排気通路19が設けられ
、このバイパス排気通路I9には、過給圧が一定値を超
えたときには開かれ、排気ガスの一部をバイパス排気通
路19を通して排出するウェストゲートバルブ2■が設
けられている。このウェストゲートバルブ2Iによって
、過給圧が一定値以下に抑制されるようになっている。
以下、過給機Cの駆動機構について説明する。
第1図と第2図とに示すように、エンジンDEのクラン
ク軸23の先端部には複数のベルト溝(図=15− アコン用ベルト32が巻きかけられ、エアコン28がク
ランク軸23によって回転駆動されるようになっている
このように、回転イナーシャ(駆動負荷)の大きいオル
タネータ25とエアコン28とを、クランク軸23に対
して左右対称位置に配置しているので、エンジンDEの
左右の揺れが有効に防止される。
エアコン28のやや上方にはパワーステアリング(図示
せず)のオイルポンプ33が設けられ、このオイルポン
プ33の回転軸の前端部には第1オイルポンププーリ3
4が取り付けられている。ここにおいて、マルチプーリ
24の径と第1オイルポンププーリ34の径の比はl・
1に設定されている(増速比;l)。そして、マルチプ
ーリ24と第1オイルポンププーリ34と第2アイドル
プーリ35とにわたって第1ベルト36が巻きかけられ
、オイルポンプ33はクランク軸23によってこれと同
一回転数で駆動されるようになっている。
このように、クランク軸23からオイルポンプ3示せず
)を備えたマルチプーリ24が設けられ、各ベルト溝に
は各種補機を駆動するためのベルトがはめられるように
なっている。
エンジンDEの幅方向の一方の端部(第1図では右側端
部)にはオルタネータ25が設けられ、このオルタネー
タ25の回転軸にはオルタネータプーリ26が設けられ
ている。ここにおいて、マルチプーリ24の径とオルタ
ネータプーリ26の径の比は2.1に設定されている(
増速比32)。そして、マルチプーリ24とオルタネー
タプーリ26とにわたってオルタネータ用ベルト27が
巻きかけられ、オルタネータ25はクランク軸23によ
ってこれの2倍速で回転駆動されるようになっている。
エンジンDEの幅方向にみて、クランク軸23に対して
オルタネータ25とほぼ対称となる位置には、エアコン
28が設けられ、このエアコン28の回転軸にはエアコ
ンプーリ29が設けられている。そして、マルチプーリ
24とエアコンプーリ29と第1アイドルプーリ31と
にわたって工6 3への増速比が小さく設定されているので、第1オイル
ポンププーリ34の径が比較的大きくなり、第1ベルト
36の第1オイルポンププーリ34への当接部の曲率半
径が大きくなり、第1ベルト36でのベルトスリップの
発生が防止される。また、第1ベルト36の摩耗が低減
される。
また、オイルポンプ33の回転軸の後端部には第2オイ
ルポンププーリ37が取り付けられ、方過給機Cのロー
タ軸8の前端部にはロータプーリ38が取り付けられて
いる。ここにおいて、第2オイルポンププーリ37の径
とロータプーリ38の径の比は4・1に設定されている
(増速比、4)。
そして、第2オイルポンププーリ37とロークジ−93
日と第3アイドルプーリ39とにわたって第2ベルト4
1が巻きかけられ、ロータ軸8(ロータ7)はオイルポ
ンプ33によってその4倍速で回転駆動され、したがっ
てクランク軸23の4倍速で回転するようになっている
以下、第1図〜第6図を参照しつつ上記構成の作用につ
いて説明する。
エンジンDEの運転状態が、第6図中の領域へで示すよ
うな低速・低負荷域にあるときには、排気ガスのエネル
ギが小さく、したがって過給機Cの過給圧が低いので、
第4図に状態を示すように、メインバルブ16が閉じら
れる。このときメインバルブ16より下流側の下流側吸
気通路2bは吸気行程で燃焼室(図示せず)内に発生ず
る吸気負圧によって負圧状態となる。このため、バイパ
スバルブ14が開かれ、吸気は過給機Cをバイパスして
、バイパス吸気通路I3から下流側吸気通路21)に流
入する。
前記したとおり、このような低速・低負荷域では、ステ
アリング(図示せず)の舵角が大きくなることがあり、
このときにはオイルポンプ33の駆動負荷が高くなる。
かつ、この運転領域ではクランク軸23の角速度変動が
大きいので、第1ベルト36は比較的ベルトスリップを
起こしやすい条件下にあり、過給機Cを通して上流側排
気通路5aから下流側吸気通路2bにEGRが流入する
傾向が強いが、メインバルブ16が閉じられているの9 記したとおり、マルヂプーリ24から第1オイルポンプ
プーリ34への増速比が小さく設定され、第1オイルポ
ンププーリ34の径が比較的大きくなっているので、加
速時等においてクランク軸23の角速度変動が大きくな
ったときでも、第1ベルト36には実質的にベルトスリ
ップが発生しない。
なお、第2オイルポンププーリ37からロータプーリ3
8への増速比を4と比較的大きく設定しているので、ロ
ータプーリ38の径は比較的小さくなる。このため、第
2ベルト4Iのロータプーリ38への当接部の曲率半径
が小さくなり、第2ベルト41は比較的ベルトスリップ
を起こしやすい条件下にあるといえる。しかしながら、
この高速・高負荷域では、ロータ7がすてに自励回転し
ているので、ロータ7の駆動負荷は非常に小さくなって
おり、第2ベル)・41にもベルトスリップが発生しな
い。
したがって、過給が行なわれる高速・高負荷域では、第
1.第2ベルト36.41にベルトスリップ ても、このEGRは燃焼室(図示せず)には流入しない
。したがって、エンジンDEの出力あるいは加速性能を
高めることができ、また失火(半失火)の発生を有効に
防止することができる。
一方、エンジンDEの運転状態が第6図中の領域Bで示
すような、中・高速域または中・高負荷域にあるときに
は(以下、この運転領域を高速・高負荷域という)、過
給圧が高まるので、第5図に状態を示すようにメインバ
ルブI6が開かれ、過給機Cから吐出される吸気が燃焼
室(図示せず)に供給されエンジンDEの過給が行なわ
れる。このとき、下流側吸気通路2b内の吸気圧によっ
てバイパスバルブ14が閉じられる。
このような高速・高負荷域においては、前記したとおり
、ステアリング(図示せず)の舵角が小さいのでオイル
ポンプ33の駆動負荷が非常に小さくなり、かつクラン
ク軸23の角速度変動も小さくなるので、第1ベルト3
6は、もともとベルトスリップを起こしにくい条件下に
ある。かつ、前=20 プが発生しないので、ロータ7がクランク軸23に対し
て4倍速で正確に回転駆動され、ヘビーEGRが発生し
ない。よって、有効にエンジンDEを退治しつつ、エン
ジンDEの出力とくに加速トルク、加速レスポンス等の
加速性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかる圧力波過給機の駆動装置を備
えた4気筒デイーゼルエンジンの正面説明図である。 第2図は、第1図に示すエンジンの側面説明図である。 第3図は、第1図に示すエンジンのシステム構成図であ
る。 第4図は、バイパス吸気通路との接続部近傍における下
流側吸気通路の縦断面説明図であり、メインバルブが閉
じられた状態を示す。 第5図は、メインバルブが開かれた状態を示す、第4図
と同様の図である。 第6図は、メインバルブが開かれるエンジンの運転領域
と、メインバルブが閉じられる運転領域とを示す図であ
る。 DE・・・エンジン、C・・・圧力波過給機、2・吸気
通路、2a・上流側吸気通路、2b・・・下流側吸気通
路、5・・・排気通路、5a・・・上流側排気通路、5
b・下流側排気通路、7 ・ロータ、8・・ロータ軸、
13・・バイパス吸気通路、14・・バイパスバルブ、
16 ・メインバルブ、18・・膨張室、19・バイパ
ス排気通路、21・・・ウェストゲートバルブ、2訃−
・クランク軸、24・マルヂプーリ、33・オイルポン
プ、34・・・第1オイルポンププーリ、36・・第1
ベルト、37・・・第2オイルポンププーリ、38・・
・ロータプーリ、41・・第2ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧力波過給機と、該圧力波過給機を低速・低負荷
    域で非過給状態にする過給制御手段とが設けられたエン
    ジンにおいて、第1ベルトを介してクランク軸によって
    駆動される補機で、第2ベルトを介して圧力波過給機を
    駆動するようにした圧力波過給機の駆動装置であって、 第2ベルトを介して圧力波過給機を駆動する補機をパワ
    ーステアリングのオイルポンプに設定するとともに、該
    オイルポンプから圧力波過給機への増速比を、クランク
    軸からオイルポンプへの増速比より大きく設定したこと
    を特徴とする圧力波過給機の駆動装置。
JP33177589A 1989-12-21 1989-12-21 圧力波過給機の駆動装置 Pending JPH03194123A (ja)

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