JPH0319368A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0319368A
JPH0319368A JP1154241A JP15424189A JPH0319368A JP H0319368 A JPH0319368 A JP H0319368A JP 1154241 A JP1154241 A JP 1154241A JP 15424189 A JP15424189 A JP 15424189A JP H0319368 A JPH0319368 A JP H0319368A
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JP
Japan
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charge
charges
potential well
storage section
type impurity
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JP1154241A
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English (en)
Inventor
Kazunori Tsukiki
槻木 和徳
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は受光部で入射光を光電変換し発生した信号電荷
を読み出す固体撮像装置に関し、特に暗電流M音の低減
を図った固体撮像装置に関する。
C発明の概要) 本願の第1の発明は、半導体基板に?J7数の受光部が
形成される固体撮像装置において、信号電荷の浩積用の
第1のポテンシャル井戸と界面のIll}電流電荷の蓄
積用の第2のポテンシャル井戸を各受光部に設け、第2
のポテンシャル井戸から掃き出し手段により暗電流を掃
き出すことにより、暗電流雑音の低凍を図るものである
。また、さらに本願の第2の発明は、受光部に第1の蓄
積部と、それより容量が大きく第1の蓄積部から溢れた
電荷を蓄積する第2の蓄積部を設け、電荷量に応じて第
1の蓄積部からのみの読み出しと、第1,第2の蓄積部
の電荷を加算した読み出しを切り換えることにより、同
様に暗電流雑音の低減を図るものである. C従来の技jネi〕 CCDイメージャは、通常、受光部に入射した光が光電
変換され、それが信号電荷として受光部に蓄積される。
この受光部の構造としては、n型のシリコン基板にP型
のウェルを形成し、そのp型のウエルの表面にn゛型の
不純物領域を形成してフォトダイオードとするものが知
られ、さらにフォトダイオードの表面にp型の不純物領
域(正孔蓄積層)を形成する技術も知られる(例えば「
日経マイクロデハイス, , 1987年10月号.6
0〜63頁(日経マグロウヒル社発行)参照.).この
pn’pn構造からなる受光部では、n゛型の不純物領
域に対応してボテンンヤル井戸が形成され、そのポテン
シャル井戸に信号電荷が蓄積される。
〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、上述の受光部の構造では、シリコン基板の表
面のp型の不純物w43tiと受光部の表面を被覆する
シリコン酸化膜の界面に暗電流が発生した場合、信号電
荷を蓄積するためのポテンシャル井戸まで暗電流電荷が
流れ込むことがあり、信号のS/N比を劣化させる原因
となっている。
また、大信号時に比較して低照度時では蓄積される信号
電荷も少量となる。従って、微小な信号時における暗電
流雑音は、相対的にその割合が増大して顕著なものとな
る. そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、第1に、
半導体基板の表面に発生した暗電流雷荷が信号電荷を蓄
積部まで流入しないような固体撮像装置の提供を目的と
し、第2に、低照度時において暗電流電荷が相対的に増
大することを防止する固体撮像装置の提供を目的とする
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達威するために、本願の第1の発明の固体
撮像装置は、半導体基板に複数の受光部が形成される。
これら受光部は例えばマトリクス状やライン状に配列さ
れる。それら各受光部は、基板内部で信号電荷をM楕す
る第1のポテンシャル井戸と、その第1のポテンシャル
井戸上の上記半導体基板の界面に形成される第2のポテ
ンシャル井戸を有している。このような2つのボテンン
ヤル井戸を形成するために、例えば上記半導体基板をn
型とする場合では、p型のウェル領域内に、光電変襖の
ためのn゛型の不純物領域を設けてフォトダイオードを
形成し、さらにそのn゛型の不純物領域の界面側に、界
面から順にn型の不純物領域とp型の不純物領域が積層
される構造にでき、この場合第2のポテンシャル井戸は
界面に形成される.そして、本発明の固体撮像装置では
、上記第2のボテンンヤル井戸に蓄積された電荷は掃き
出し手段により掃き出される.このような掃き出し手段
としては、基板界面で霊気的に接続したドレイン等が挙
げられる。
また、本願の第2の発明では、半導体基板に複数の受光
部が形成され、それら各受光部は、光電変換による発生
電荷を蓄積する第1の房積部と、その第1の蓄積部より
も大きい容量を有し且つ上記第1の蓄積部から溢れた電
荷を岳禎する第2の蓄積部を有している。このような大
小の容量の2つの蓄積部を形成するために、各蓄積部の
面積や不純′jIyJ4度等を調整することができる。
第2の菩積部は、溢れた電荷のみを蓄積する目的で遮光
される構造としても良く、或いは第1の蓄積部から溢れ
た電荷のみならず第1の蓄積部とは別に第2の蓄積部自
体で光電変換された電荷をも蓄積させても良い。また、
第1の蓄積部と第2の蓄積部の間には、隘れ始める電荷
量を設定するための一定又は可変の障壁高さを有したオ
ーバーフローバリャが設けられる。また、第2のM J
J部は垂直レジスタ部等の電荷転送部を用いる構成であ
っても良い。そして、本発明の固体撮像装置では、上記
発生電荷が上記第1の蓄積部の容量を越えない場合は上
記第1の蓄積部に蓄積された電荷のみが読み出され、上
記発生電荷が上記第lの蓄積部の容量を越える場合は上
記第1の蓄積部及び上記第2の蓄積部にそれぞれ蓄積さ
れた電荷が加算されて読み出される。
〔作用〕
まず、本願の第1の発明では、第1のポテンシャル井戸
の界面側に形成される第2のポテンシャル井戸に、基板
界面で発生ずる暗電流電荷が蓄積され、第1のポテンシ
ャル井戸までにその暗電流電荷は至らない。この第2の
ポテンシャル井戸の蓄積された暗電流電荷は、掃き出し
手段によって帰き出され、信号電荷として読み出される
ことはない。
また、本願の第2の発明では、光電変換により生ずる発
生電荷を単一の蓄積部に蓄積するのではなく、第1の蓄
積部と第2の蓄積部に分けて蓄積する。暗電流電荷は、
蓄積部の容量に応して流入するが、第1の蓄積部は第2
の蓄積部よりも容量が小さくされ、従って、第1の蓄J
!!部の暗電流電荷の量は小さくなる.そして、低照度
時には、第1の蓄積部の電荷だけが読み出され、その結
果、信号電荷に対する曜電流電荷量の割合は、単一の蓄
積部を用いる場合と比較して十分に小さくされる。また
、第1の蓄積部から溢れる程の電荷が発生した場合には
、第2の蓄積部がその溢れた電荷をMJ!Iする。この
ため感度の劣化が生ずるようなことはない. 〔実施例] 本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明する. 第1の実施例 本実施例の固体撮像装置は、CCDイメージャの例であ
って、シリコン基板の界面に第2のポテンシャル井戸が
形放される例である。
まず、本実施例のCCDイメージャの断面構造を第2図
に示す。このCCDイメージャは、n型のノリコン基板
1を用いており、このn型のンリコン基板1にP型のウ
ェル領域2が形成される。
このp型のウェル領域2の内部に、複数の受光部3と電
荷転送部10が形成される. 受光部3の構造は、基板界面4上にシリコン酸化膜5が
形成されており、このシリコン酸化膜5の下部には基板
界面4に臨んで薄い厚みでn型の不純物領域6が形成さ
れる.このn型の不純物領域6は、第2のポテンシャル
井戸を形成するための領域であり、シリコン基板−シリ
コン酸化膜の界面に発生する暗電流電荷を蓄積する。こ
の界面のn型の不純物領域6の下部には、そのn型の不
純物領域6に接してp型の不純物領域7が形成される.
このp型の不純物頭域7は、第1のボテンンヤル井戸と
第2のポテンシャル井戸の間のポテンシャルバリアを得
るための領域である。このp型の不純物領域7の下部に
はn型の不純物領域8が形成される。このn型の不純物
領域8は、光電変換により発生する信号電荷(電子)を
1積するための領域である。そのn型の不純物領域8に
第lのポテンシャル井戸が形成される。n型の不純物領
域8とその下部のp型のウェル領域2の間のpn接合か
らフォトダイオードが構威される。
このように受光部3の構造は界面から順にnpn’pn
構造となる.いま第■図に受光部3のポテンシャル分布
を示す。界面のn型の不純物領域6に対応して第2のボ
テンンヤル井戸Φ2が形成され、p型の不純物領域7に
対応してポテンシャルバリアΦ8が形成される。そのポ
テンシャルバリアΦ.の下部には、n型の不純物領域8
に対応した第1のポテンシャル井戸Φ,が形成され、こ
の第Iのポテンシャル井戸Φ1Gこ入射光に応して光電
変換された信号電荷Qsi(Bが蓄積される。p型のウ
ェル領域2は、基板との間のボテンソヤルバリアΦ.と
なり、縦型オーバーフロードレイン構造とする場合には
、ポテンシャルハリアΦイの障壁高さが変化する。n型
のシリコン基板1に対応してポテンシャルΦ,.J.が
形成される,そして、後述するように、第1のポテンシ
ャル井戸Φ1には信号電荷Qsigが蓄積されて読み出
されるが、界面の第2のポテンシャル井戸Φ2には暗電
流電薄Q,が蓄積されて、その暗電流電荷Q0は掃き出
される。
次に、再び第2図を参照し、電荷転送部10等の構造に
ついて説明する.上記p型のウェル領域2の内部には、
垂直転送レジスタとしてのn型の不純物領域からなる埋
め込みチャンネル層1lが形成される。この埋め込みチ
ャンネルIIIは、底部にp型の不純物領域からなる第
2のウエル領域12を有ずる。この第2のウェル領域1
2によってスミアの改善等がなされる.埋め込みチャン
不ル層11とフォトダイオードとして機能する上記n型
の不純物領域8の間にはp型の不純物領域からなる読み
出しゲート部13が形成される.すなわち、n型の不純
物領域8で発生した信号電荷は、その読み出しゲート部
13を介して埋め込みチャンネル層11に転送される。
この読み出しゲート部13と埋め込みチャンネル層1l
の上部には、ゲート酸化膜14を介して多層構造の転送
電極l5が形成されている.従って、この転送電極15
に供給されるクロックに応して、埋め込みチャンネル層
11の電荷は転送されて行き、或いは読み出しゲート部
13のポテンシャルバリアが下げられて、上述の如き信
号電荷の埋め込みチャンネルMllへの転送が行われる
。埋め込みチャンネル層1lと第2のウェル領域12の
読み出しゲート部13側と逆側には、垂直列を分割する
ようにチャンネルストンパー頭M+6が形成される。
このチャンネルストノパー領域16は、p型の不純物領
域からなり、他の垂直列のn型の不純物領域8との間を
分割する. 次に、第3図は本実施例のCCDイメージャの平面図で
ある。このCCDイメージャはインターライン転送型で
あり、マトリクス状に受光部3が配列され、その垂直列
に沿って電荷転送部10が形成される.受光部3と電荷
転送部lOの間には、読み出しゲート部l3又はチャン
不ルストンバー領域16が形成され、各受光部3は各セ
ル毎に分離される。そして、各受光部3の垂直列に沿っ
て、図中斜線を以て示す領域のように、n型の不純物頷
域6は連続して形成される。すなわち、第2図のn型の
不純物領域8は垂直方向で各セル毎に分離されるが、界
面に形成され第2のポテンシャル井戸を形成するn型の
不純物領域6は垂直方向で連続し各セル共通のものとさ
れる。このように垂直方向で各セル間で連続するn型の
不純物領域6は撮像領域の上端部に配設されるドレイン
領域l7に接続する.このドレイン領域17は不要な電
荷の掃き出し手段として機能するものであり、特に本実
施例のドレイン領域17は第2のポテンシャル井戸Φ2
に蓄積された暗電流電荷を掃き出すことができる。この
ドレイン領域l7は電子シャッターやオーバーフロー用
のドレインと共通であっても良い.なお、図示しない水
平転送レジスクは、ドレイン領域l7と各電荷転送部1
0を挟んで反対側に形成され、lライン毎の映像信号の
読み出しを可能とさせる。
このような構造を有する本実施例のCCDイメージャは
、第l図に示すように、上記n型の不純物領域6に界面
で発生する暗電流電荷Q0を蓄積することができ、その
UfJ fi iJt電荷QDは、信号電荷Qsigを
蓄積するための第1のボテンンヤル井戸Φ1には至らな
い。よって、信号電荷Qsigに賄電流電荷Q.による
雑音成分が含まれなくなり、S/N比の向上等が行われ
る。第2のボテンンヤル井戸Φ2に蓄積される暗電流電
荷Q,は、界面に沿って受光部3の垂直列方向に連続す
るn型の不純物領域6に沿って掃き出されて行き、最總
的に掃き出し手段であるドレインv4域17に到達する
.このため暗電mW荷Q0がポテンシャルバリアΦ,を
越えて第lのポテンシャル井戸Φ,に琉入するような問
題も生しない。
なお、信号電荷Qsigの読み出し動作については、通
常のCCDイメージャと同様に受光部3から読み出しゲ
ート部13を介して電荷転送部10に転送され、水平転
送レジスタを介して出力されるものである. 上述のように、本実施例のCCDイメージャは、シリコ
ンとシリコン酸化膜の界面で発生する暗電流電荷Q.が
第2のポテンシャル井戸Φ2に蓄積され、それがドレイ
ン領域17に掃き出される.このためS/N比の改善や
固定パターン雑音の除去等を図ることが可能となる. 第2の実施例 本実施例は、各受光部に大小の2つの蓄積部を形成した
CODイメージャであって、特に低照度時の暗電流の悪
影響を卯えた例である。
まず、その概略的な構造を第4図に示す。第4図に示す
ように、本実施例のCCDイメージャ2lは、複数のマ
トリクス状に配列される受光部22を有している.各受
光部22は、第1の蓄積部23と第2の蓄積部24の2
つの蓄積部からなる.第1の蓄積部23は、入射光を光
電変換した信号電荷を蓄積し、その蓄積容量は小さい.
第2の蓄積部24は、その第1の蓄積部23よりも大き
い蓄積容量を有し、上記第lの蓄積部23から溢れた電
荷を蓄積する.第2の蓄積部24の面積は第1の蓄積部
23の面積よりも大きい.垂直レジスタ部は、上記第1
及び第2の蓄積部23.24に対応して、それぞれ各垂
直列毎に、第1の垂直レジスタ25と第2の垂直レジス
タ26を有している。第1の垂直レジスタ25は、第I
の蓄積部23に蓄積された電荷を垂直方向に転送するた
めのレジスタであり、受光部22の垂直列に沿って形成
され、第1の蓄積部23の読み出しゲート側に設けられ
る。第2の垂直レジスタ26は、第2の蓄積部24から
の電荷を垂直方向に転送するためのレジスタであり、同
様に受光部22の垂直列に沿って形成され、第2の蓄積
部24の読み出しゲート側に形成される。ここで、第1
の蓄積部23と第2の蓄積部24の各読み出しゲートの
位置は、同じ垂直列で異なる側に配されており、従って
、一垂直列の受光部22に対して、一方側に第1の垂直
レジスタ25が形成され、他方側に第2の垂直レジスタ
26が形成されて、受光部22の間で隣接する垂直レジ
スタ25.26同士は異なる垂直列の電荷を転送するこ
とになる。
このような2系統の垂直レジスタ25.26は、さらに
2系統の水平レジスタ27.28に接続する.すなわち
、水平レジスタ部は、水平方向に互い平行に形成された
第1の水平レジスタ27と第2の水平レジスタ28とか
らなる。第lの水平レジスク27は、第1の垂直レジス
タ25と電気的に接続される。第2の水平レジスタ2B
は、第2の垂直レジスタ26と電気的に接続される.各
水平レジスタ27.28の終端部には、出力バツファが
設けられ、ここで電荷が電圧に変換されて出力される. 第1の蓄積部23からの信号電荷に応して出力される第
1の水平レジスタ27の出力信号は、比較器29に供給
されると共に加算器30に供給される.比較器29には
基準電圧V refが供給されており、基準電圧V r
ef と第1の水平レジスタ27の出力レヘルを比較し
た結果に応した信号が、スイッチ3lに送られる.第2
の蓄積部24からの出力にかかる第2の水平レジスタ2
8の出力信号はスインチ3lを介して加算器30に供給
される.従って、スイッチ3lがオンならば加算器30
まで第2の水平レジスタ28の信号が転送され、スイッ
チ3lがオフならば加算器30までは第2の水平レジス
タ28の信号は転送されない.スイッチ3Iは比較器2
9からの比較した結果の信号CTにより制御される.具
体的には、第1の水平レジスタ27の出力レベルが基皐
電圧Vr+Jよりも高ければスイッチ31はオンにされ
、第1の水平レジスタ27の出力レベルが基準電圧V 
refよりも低ければスインチ31はオフにされる.こ
こで、基準電圧Vrefのレベルを第1の蓄積部23か
ら信号電荷が溢れ始める時のレベルとすることで、第2
の蓄積部24まで電荷が隘れた時だけ加算器30により
第1の蓄積部23の電荷と第2の蓄積部24の電荷が加
算されるような信号処理が行われることになる。
次に、第5図を参照して、受光部22付近の断面構造に
ついて説明する.受光部はn型のシリコン基Fi51上
に形成されたP型のウエル領域52内に形成される.こ
のp型のウェル領域52の表面にフォトダイオードを構
成するロー型の不純物M域53が形成され、このn一型
の不純物領域53は入射光を光覚変換して電荷の形で蓄
積する前記第Iの蓄積部として機能する,このn一型の
不純物領域53は隣接する受光部や垂直レジスタとの間
にチャンネルストッパー領域54を有する。
また、その表面にはシリコン酸化膜56が被覆され、遮
光膜57は上記n一型の不純物領域53上で開口してい
る。n一型の不純物領域53は不純物濃度が低濃度とさ
れ、その面積も小さいためにポテンシャル井戸Φ.が浅
くされる。このため容量が小さいものとなり、高照度時
には電荷が溢れる反面、そのポテンシャル井戸Φ1.に
集まる暗電流電荷も小量となる.その同し受光部内には
、さらに遮光膜57に遮光された領域に第2の蓄積部と
なるn゛型の不純物領域5日がp型のウエル領域52の
表面に臨んで形成される.同し受光部内の第2の蓄積部
となるn゛型の不純物領域58と上記n一型の不純物領
域53の間には、p一型の不純物領域からなるオーバー
フローバリャ領域55が形戒される。n゜型の不純物領
域58は遮光されて入射光を直接光電変換することはな
いが、不純物濃度が高濃度とされ、その面積も大きいた
めにポテンシャル井戸Φ,fが深くされる.このn゛型
の不純物領域58に蓄積される電荷は、第1の蓄積部で
あるn一型の不純物領域53から隘れて、オーバーフロ
ーバリャ領域55を越えて流入する電荷である.従って
、n一型の不純物頌域53で発生する電荷量が多い時に
は、n一型の不純物領域53のみならずn゛型の不純物
領Jji58にも電荷が蓄積され、共に読み出されて最
後の加算器30で加算されることになる。また、n゛型
の不純物領域58に電荷が溢れない時は、第1の蓄積部
であるn一型の不純物領域53に蓄積された電荷のみの
読み出しが行われることになる。
次に、第6図を参照して高照度時である大信号時につい
て説明し、続いて第7図を参照して低照度時である小信
号時について説明する。なお、第6図及び第7図は或る
受光部の基板主面に沿ったポテンシャル分布図である. まず、第6図に示すように、大信号時ではn型の不純物
領域53で発生する電荷量が過剰となる。従って、チャ
ンネルストッパー領域54のボテンンヤルバリャΦ0と
ボテンソヤルバリャ領域55のポテンシャノレバリャΦ
,に{夾まれたn一型の不純物eXb553のポテンシ
ャル井戸Φ.から、ポテンシャルハリアΦ.を越えて電
子がn゜型の不純物領域58にかかるポテンシャル井戸
Φ,,に溢れて流れ込む.ポテンシャル井戸Φ,2は、
上述のようにポテンシャルが深いものとされるため、暗
電流電荷Qoが蓄積されるが、このポテンシャル井戸Φ
.に電荷が流れるこむ時は発生電荷量が大きいことから
、小信号時に比べて晴電流電荷Q#の電荷量は相対的に
小さくなる。
次に、第7図に示すように、小信号時ではn型の不純物
領域53で発生する電荷は小量であり、ポテンシャルバ
リアΦ,を越えて大容量のポテンシャル井戸Φ.に発生
電荷が溢れることはない.ポテンシャル井戸Φ1.は上
述のように容量が小さく、ポテンシャルが浅いためにほ
とんど暗電流電荷が蓄積しない.従って、小信号時には
小量の発生電荷をポテンシャル井戸Φ11のみに蓄積す
ることになり、その発生電荷中の暗iii電荷の割合も
小さい. このように各受光部22毎に発生電荷の蓄積状態が異な
った状態で、本実施例のCCDイメージャの読み出しが
行われる.まず、読み出しの経路について第4図を参照
して説明すると、第■の蓄積部23に対応したポテンシ
ャルΦ11から第lの垂直レジスタ25に電荷が読みだ
され、その第1の垂直レジスタ25から第1の水平レジ
スタ27に電荷が転送される.これと同時に、第2の蓄
積部24に対応したポテンシャルΦl2から第2の垂直
レジスタ26に電荷が読み出され、その第2の垂直レジ
スタから第2の水平レジスタ28に電荷が転送される.
そして、第1及び第2の水平レジスタ27.28の転送
動作は、並行して行われ、同し受光部22の第1及び第
2の蓄積部23.24に蓄積された電荷が同しタイミン
グで、各水平レジスタ27.28の出力部に現れる。
この後、第1の水平レジスタ27の出力レベルに応じて
、加算器30による加算が行われるか否かが選択される
. 具体的に、まず、加算が行われる場合は、発生電荷が第
6図に示したように上記第Iの蓄積部23の容量を越え
る場合であって、ポテンシャル井戸Φ1tに電荷が濡れ
てきた時である。そこで、第1の水平レジスタ27の出
力レヘルを比較器29によって基準電圧Vrefと比較
して、発生電荷が溢れた程のレベルであるとされる場合
には、その比較器29から生ずる信号CTによってスイ
ンチ3lをオンにさせる。すると、同じタイくングで出
力される同し受光部22の2つの信号が加算器30で加
算されることになり、ポテンシャルバリアΦ,を越えて
別れた発生電荷は、出力信号の形で加算器30で加算さ
れることになる.また、加算が行われない場合について
は、発生電荷が第7図に示したように上記第1の蓄積部
23の容量を越えない場合であって、ポテンシャル井戸
Φ.に電荷が溢れることはなく、ポテンシャル井戸Φ,
1のみに発生電荷が蓄積される場合である.この場合で
は、第1の水平レジスク27の出力は、前記発生電荷が
隘れた程のレベルではなく、さらに低いレベルとなる.
従って、基準電圧Vrefとの比較によって、比較器2
つからはスイッチ3lをオフにさせる信号CTが出力さ
れる.その結果、加算器30では、第2の水平レジスタ
28からの信号が加算されることはなく、第1の水平レ
ジスク27のみの信号すなわち第1の蓄積部23からの
信号のみが読み出されることになる。ここで、この小信
号時の読み出しの暗電流電荷については、浅いポテンシ
ャル井戸Φ,,に対応した第Iの蓄積部23からのみの
読み出しによるために、暗電iJt電荷Qoは小量とな
る。よって、低照度時は暗電流電荷の量を抑えて出力す
ることができ、暗電流雑音の低減を図ることができる。
なお、本実施例では、垂直レジスタ部や水平レジスタ部
はそれぞれ2系統を有する構成としているが、l系統の
垂直レジスタや水平レジスタを用い、第1の蓄積部から
と第2の蓄積部からの信号を時分割で出力するようにし
、最後に加算させるようにすることもできる。
第3の実施例 本実施例は、第2の実施例の変形例であって、垂直レジ
スタを第2の蓄積部とするCODイメージャの例である
. その概略的な構造を第8図に示す.受光部は、マトリク
ス状に配列されるが、その受光部のうちの第1の蓄積部
8lは、垂直レジスタ82に沿って並べて配置される.
また、第2の蓄積部は垂直レジスタ82を用いて構威さ
れる。すなわち、外見上は、通常のインターライン転送
型の構造となるが、第lの蓄積部81を溢れた電荷は、
垂直レジスタ82にそれぞれ絵素に対応した形で蓄積さ
れて行く.第1の蓄積部8lのポテンシャルは浅くされ
、その容量が小さくされると共に暗電流電荷が殆ど蓄積
されない。第2の蓄積部を有した垂直レジスタは、その
容量が大きくされ、読み出しゲートを介して溢れた第1
の蓄積部からの発生電荷を蓄積し、大信号時でも発生電
荷が飽和することかない。
読み出しのための構威は、第2の実施例のものと同様で
あり、垂直レジスタ82を時分割或いは2系統の転送用
に使用して、第1の蓄積部8lから水平レジスタ83に
、第2の蓄積部から水平レジスタ84に転送する。以下
、比較185,スイノチ86,加算器87を、第2の実
施例と同様に第1の蓄積部81から発生電荷が隘れたか
否かによって選択的に動作させ、加算若しくは非加算の
出力を行う. このように第2の蓄積部として垂直レジスタのポテンシ
ャルを利用することも可能とされる。
(発明の効果〕 本願の第1の発明の固体撮像装置では、基板界面に形成
される第2のポテンシャル井戸に暗電疏電荷が蓄積され
、且つ掃き出される。このため、信号電荷を蓄禎する第
1のポテンシャル井戸はその暗電流電荷が混しらずに出
力される。従って、出力信号のS/N比を高めることが
でき、固定バターン雑音等の不良を取り除くことができ
る.また、本願の第2の発明の固体撮像装置では、低照
度時にはポテンシャルの浅く容量の小さい第lの蓄積部
のみから信号が取り出され、この第1の蓄積部は暗電流
電荷の量が小量であることから、微弱な信号におけるn
l’l電2it電荷の量を小さくすることができ、良質
の画像出力を得ることができる.また、第1の蓄積部か
ら溢れる程の電荷が発生した時でも、容量の大きい第2
の蓄積部を用いて最終的に加算して出力することができ
、2つのMM!部に分けて電荷を蓄積する横戒であって
も、感度の劣化等は生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の固体撮像装置の一例のポテンシャル分
布図、第2図はその一例の要部の断面図、第3図はその
一例の要部の模式的な平面図である。 また、第4図は本発明の固体撮像装置の他の一例の構或
図、第5図は上記他の一例の要部断面図、第6図は上記
他の一例の大信号時のポテンシャル分布図、第7図は上
記他の一例の小信号時のポテンシャル分布図である.第
8図は本発明の固体撮像装置のさらに他の一例の構成図
である86.8・・・n型の不純物領域 7・・・p型の不純物領域 Φ,Φ2.Φ11,ΦI1・・ポテンシャル井戸23.
81・・・第1の蓄積部 24・・・第2の蓄積部 30.87・・・加算器 Q,・・・暗電流電荷

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板に複数の受光部が形成され、それら各
    受光部は、基板内部で信号電荷を蓄積する第1のポテン
    シャル井戸と、その第1のポテンシャル井戸の上記半導
    体基板の界面側に形成される第2のポテンシャル井戸を
    有し、上記第2のポテンシャル井戸に蓄積された電荷を
    掃き出し手段により掃き出すことを特徴とする固体撮像
    装置。
  2. (2)半導体基板に複数の受光部が形成され、それら各
    受光部は、光電変換による発生電荷を蓄積する第1の蓄
    積部と、その第1の蓄積部よりも大きい容量を有し且つ
    上記第1の蓄積部から溢れた電荷を蓄積する第2の蓄積
    部を有し、上記発生電荷が上記第1の蓄積部の容量を越
    えない場合は上記第1の蓄積部に蓄積された電荷のみが
    読み出され、上記発生電荷が上記第1の蓄積部の容量を
    越える場合は上記第1の蓄積部及び上記第2の蓄積部に
    それぞれ蓄積された電荷が加算されて読み出されること
    を特徴とする固体撮像装置。
JP1154241A 1989-06-16 1989-06-16 固体撮像装置 Pending JPH0319368A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100223794B1 (ko) * 1991-08-14 1999-10-15 구본준 Ccd 영상소자의 포토다이오드 구조
JP2009088286A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、並びにカメラ
JP2009182047A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Sharp Corp 固体撮像素子および電子情報機器
JP2011171448A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Renesas Electronics Corp 固体撮像装置
JP2013149743A (ja) * 2012-01-18 2013-08-01 Canon Inc 撮像装置および撮像システム

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