JPH0319343Y2 - - Google Patents

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JPH0319343Y2
JPH0319343Y2 JP9509087U JP9509087U JPH0319343Y2 JP H0319343 Y2 JPH0319343 Y2 JP H0319343Y2 JP 9509087 U JP9509087 U JP 9509087U JP 9509087 U JP9509087 U JP 9509087U JP H0319343 Y2 JPH0319343 Y2 JP H0319343Y2
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JP
Japan
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circular blade
knob
handle
cutting
circular
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JP9509087U
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JPS63202269U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は柄に円形刃を回転可能に支持した円
形刃式カツターに関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする問題
点) この種のカツターは円形刃を紙等のシート状被
切断物に押し付けながら切断方向に沿うように移
動させて使用するが、この時円形刃が被切断物と
の間で僅かな滑りを生じながら転動することが望
ましい。
そこで、例えば特公昭58−3716号公報や実公昭
57−54780号公報に示すものが提案された。この
カツターにおいては、コイルスプリングや皿ばね
の弾性力を利用して円形刃に回転抵抗を与え、そ
れらの撓み量を調節することにより被切断物に対
する円形刃の滑りを最適なものにしている。とこ
ろが、このカツターでは、コイルスプリングや皿
ばねを利用しているため、構造が複雑になつて製
造コストが高くなるほか、円形刃の交換に際して
部品を紛失し易くなる等の使用上の問題もあつ
た。
そこで、本出願人は実開昭60−30773号公報に
示すようにコイルスプリングや皿ばねを利用しな
い同様のカツターを提案した。このカツターにお
いては、円形刃に直接かかる圧接力により円形刃
が撓むので、被切断物が蛇行状に切断され、正確
な切断が行われないこともあつて好ましくない。
一方、円形刃を利用したカツターとしては、実
願昭61−3364号に係る明細書及び図面に示すもの
もある。このカツターにおいては、柄に切断用切
込みが形成され、柄に固定された円形刃がこの切
断用切込みに露出している。そして、シート状の
被切断物を切断用切込みに挿入し、柄を引くと、
被切断物は切込みに沿つて案内されながら円形刃
により引き切りされる。この場合、円形刃の同一
箇所で切断すると、切れ味が悪くなるため、円形
刃の切断箇所を調節することが望ましい。
本考案の目的は以上2種類の使い方をすること
ができるカツターとして改良するとともに、円形
刃を直接圧接することなく円形刃に回転抵抗を与
えることができる回転抵抗付与手段と、円形刃の
切断箇所を調節することができる円形刃切断位置
調節手段とを結合することにより、円形刃の使い
分けができて便利になるとともに両手段の構造が
簡単になり、かつ正確な切断ができるようにする
ことにある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は後記する実施例の図面に示
すように、柄1に円形刃3を回転可能に支持した
円形刃式カツターにおいて、柄1に摘み5を回転
可能に支持するとともに、この摘み5と円形刃3
との間に回転連動手段8,9,10を設け、この
摘み5又はこれと連動回転するブレーキ部材に対
し圧接される圧接部材11を柄1に設けたもので
ある。
(作用) このように構成された本考案においては、円形
刃3が回転すると、摘み5又はブレーキ部材が圧
接部材11により回転抵抗を与えられながら連動
回転し、この回転抵抗が円形刃3に伝達される。
又、摘み5を回転させると、円形刃3が連動回転
し、円形刃3の切断箇所を変更することができ
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に従つて説明す
る。
柄1は互いに重合された両側板2からなり、柄
1内の下部には円形刃3が軸4を中心にして回転
可能に支持されている。又、柄1内の左側中央部
には円形摘み5が軸6を中心にして回転可能に支
持され、一方の側板2に形成された切欠き7から
露出している。円形刃3の回転中心軸4には大ギ
ヤ8が固定されているとともに、摘み5の回転中
心軸6には小ギヤ9が固定され、この両ギヤ8,
9に中間ギヤ10が噛合されている。なお、各ギ
ヤ8,9,10により、円形刃3と摘み5との間
の回転連動手段が構成されている。
前記摘み5に隣接して柄1内には圧接部材とし
ての板ばね11が嵌め込まれ、その先端の係合部
11aが溝部12を通つて摘み5まで延び、この
摘み5の外周に形成された多数の歯5aに対し係
入されている。板ばね11の係合部11aはその
弾性により溝部12の一側12aに接触し、この
係合部11aと溝部12の他側との間に空間12
bができるようになつている。
柄1の下端においてその両側板2に両持ち梁状
の弾性部13が形成され、円形刃3の刃先3aが
この両弾性部13間に位置している。又、柄1の
右側下部においてその両側板2には切断用切込み
14が形成されているとともに、柄1の中央部に
おいてその両側板2には切断用長孔15が形成さ
れ、円形刃3の刃先3aがこの切込み14及び長
孔15に露出している。
さて、このように構成された円形刃式カツター
は次に示す3種類の使い方がある。
まず、柄1の下端の弾性部13を紙等のシート
状被切断物S1に押し付けながら切断方向に沿つ
て移動させると、弾性部13が上方へ撓んで円形
刃3の刃先3aが被切断物S1に接触し、円形刃
3が被切断物S1との間で僅かな滑りを生じなが
ら転動して被切断物S1が切断される。この場
合、円形刃3の回転により摘み5が各ギヤ8,
9,10を介して回転し、この摘み5の外周の各
歯5aにより板ばね11の係合部11aがその弾
性に抗して溝部12の空間12b側へ押され、こ
の動作は板ばね11の係合部11aが摘み5の回
転に伴いその各歯5aに噛み合う毎に繰返され
る。そのため、摘み5に回転抵抗が与えられ、こ
の回転抵抗は各ギヤ8,9,10を介して円形刃
3に伝達される。従つて、この回転抵抗により、
円形刃3に対し前述した滑りが生じる。
次に、紙等のシート状被切断物S2を柄1の切
断用切込み14に挿入し、柄1を引くと、被切断
物S2は切断用切込み14に沿つて案内されなが
ら円形刃3の刃先3aにより引き切りされる。
又、鉛筆Pを柄1の切断用長孔15に挿入して削
ることもできる。この場合、円形刃3には前述し
た回転抵抗が与えられているため、円形刃3は静
止状態を保つ。円形刃3の切断箇所を変更したい
場合には、摘み5を回転させ、各ギヤ8,9,1
0を介して円形刃3を回転させる。
なお、板ばね11の係合部11aは溝部12の
一側12aに接触しているため、円形刃3や摘み
5が反矢印方向へ回転しようとしても、その回転
方は摘み5の歯5a及び板ばね11の係合部11
aを介して溝部12の一側12aにより受けるた
め、円形刃3及び摘み5は反矢印方向へ回転しな
い。
このように本実施例においては、円形刃3を利
用した多用途のカツターにすることができて大変
便利なるとともに、円形刃3の切断位置調節手段
と円形刃3の回転抵抗付与手段とを結合してそれ
らの各部品を兼用しているため、構造を簡単にす
ることができる。又、円形刃3を直接圧接するこ
となく円形刃3に回転抵抗を与えることができる
ので、円形刃3に撓みが生じることがなくなり、
切断性能を向上させることができる。
なお、前述した実施例では、円形刃3の切断位
置調節手段の摘み5を円形刃3の回転抵抗付与手
段の一部品として兼用しているが、この摘み5と
連動回転するブレーキ部材を別に設けて、このブ
レーキ部材の各歯に板ばね11の係合部11aを
係入したり、円形刃3と摘み5との間の回転連動
手段(本実施例では各ギヤ8,9,10)を同様
なブレーキ部材として利用してもよい。
考案の効果 要するに本考案によれば、円形歯3の使い分け
ができて便利になるとともに、円形刃3の切断位
置調節手段と円形刃3の回転抵抗付与手段とを結
合してそれらの各部品を兼用しているため、構造
を簡単にすることができる。又、円形刃3を直接
圧接することなく円形刃3に回転抵抗を与えるこ
とができるので、円形刃3に撓みが生じることが
なくなり、切断性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例に係る円形刃式カツターの正
面図、第2図は同じく背面図、第3図はその内部
機構を示す正面図、第4図は第3図の部分拡大正
面図である。 1……柄、3……円形刃、3a……刃先、5…
…摘み(ブレーキ部材)、5a……歯、8,9,
10……ギヤ、11……板ばね(圧接部材)、1
1a……係合部、12……溝部、12a……一
側、12b……空間、13……弾性部、14……
切断用切込み、15……切断用長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 柄1に円形刃3を回転可能に支持した円形刃
    式カツターにおいて、 柄1に摘み5を回転可能に支持するととも
    に、この摘み5と円形刃3との間に回転連動手
    段8,9,10を設け、 この摘み5又はこれと連動回転するブレーキ
    部材に対し圧接される圧接部材11を柄1に設
    けたことを特徴とする円形刃式カツター。 2 摘み5はブレーキ部材を兼用している実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の円形刃式カツ
    ター。 3 摘み5は外周に多数の歯5aを有し、圧接部
    材11は板ばねであつてその先端の係合部11
    aをこの各歯5a間に係入した実用新案登録請
    求の範囲第2項に記載の円形刃式カツター。
JP9509087U 1987-06-19 1987-06-19 Expired JPH0319343Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9509087U JPH0319343Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9509087U JPH0319343Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63202269U JPS63202269U (ja) 1988-12-27
JPH0319343Y2 true JPH0319343Y2 (ja) 1991-04-24

Family

ID=30959223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9509087U Expired JPH0319343Y2 (ja) 1987-06-19 1987-06-19

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JP (1) JPH0319343Y2 (ja)

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JPS63202269U (ja) 1988-12-27

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