JPH0319305Y2 - - Google Patents

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JPH0319305Y2
JPH0319305Y2 JP8977986U JP8977986U JPH0319305Y2 JP H0319305 Y2 JPH0319305 Y2 JP H0319305Y2 JP 8977986 U JP8977986 U JP 8977986U JP 8977986 U JP8977986 U JP 8977986U JP H0319305 Y2 JPH0319305 Y2 JP H0319305Y2
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upper lid
storage
applicator
mirror
lid frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧料を充填した化粧料収納皿の収
納数を増設できる増設機構を有したコンパクトケ
ースに関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、コンパクトケースには、化粧料を充
填した化粧料収納皿と、この化粧料を塗布する塗
布具が収納されていた。この塗布具は、収納され
た化粧料に対応して薄いシート状のパフ、若しく
は厚めのスポンジパフのどちらかが収納されてい
た。そこで、シート状のパフを収納した厚さの薄
いコンパクトケースでありながら、器体の底部が
降下してスポンジ状のパフが収納可能となる構成
のコンパクトケースがすでに幾つか提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この種の構成のコンパクトケースは、
パフの収納スペースを、シート状のパフが収納可
能なスペースからスポンジ状のパフが収納可能な
スペースにまで拡大できるのであるが、他にもう
一つの化粧料収納皿もしくはパフを加えて収納で
きるまでスペースが拡大するものではなかつた。
本考案は以上の点に鑑み、それぞれ1ケ所の化
粧料収納皿及びパフの収納スペースを有するコン
パクトケースに、更にもう1つの化粧料収納皿を
増設して収納可能にした構成である。
〔課題を解決する為の手段〕
器体1には、化粧料2を充填した化粧料収納皿
3を前後に2ケ収納可能な収納凹所4を刻設す
る。この器体1の後端には、上端枠6を開閉自在
に蝶着する。上蓋15は、上蓋枠6内に嵌入さ
せ、上蓋枠6内に回動可能に蝶着する。この上蓋
15内には、鏡14を貼着する。この上蓋15内
の鏡14を被う鏡カバー9は、上蓋14内に回動
可能に蝶着する。この鏡カバー9には、塗布具1
0を抜脱可能に収納する塗布具収納部11を器体
1の一方の収納凹所4に突入可能に付設する。本
考案は以上構成である。
〔作用〕
1種類の化粧料2しか使用しない場合には、化
粧料2が充填された化粧料収納皿3を器体1の前
方の収納凹所4に収納する。この場合、上蓋枠6
を閉じると鏡カバー9の塗布具収納部11は、化
粧料収納皿3が収納されていない後方の収納凹所
4に突入し、上蓋12は上蓋枠6の上面と一致
し、コンパクトケースの厚みは、上蓋枠6の厚み
と器体1の厚みの和となる。使用する場合には、
上蓋枠6を開き、鏡カバー9をめくり上げて鏡1
4を露出させ、塗布具収納部11より塗布具10
を抜脱して塗布すれば良い。
また、2種類の化粧料2を携帯したい場合に
は、器体1の2ケ所の収納凹所4にそれぞれの化
粧料2が充填された化粧料収納皿3を収納する。
そして、上蓋枠6を閉じると鏡カバー9に設けら
れた塗布具収納部11が後方の収納凹所4に収納
された化粧料収納皿3の上端面15に当接するた
めに、上蓋12は鏡カバー9によつて上方に押圧
される。その結果、上蓋12は回動し、上蓋枠6
より上面が突出して内部に塗布具収納部11の収
納スペースが生まれる。
また、鏡カバー9は、上蓋枠6が閉じている時
には鏡14を被つており、収納された化粧料2が
飛散して鏡14が汚れてしまうのを防いでいる。
〔実施例〕
器体1は、上面に化粧料2を充填した化粧料収
納皿3が収納される収納凹所4が前後に並んで2
ヶ所刻設されている。この器体1の前端面には、
上方に開溝した係止溝5を刻設している。この係
止溝5の側壁には、係止突部16が突出してい
る。また、器体1の後端には、上蓋枠6を開閉自
在に蝶着している。
この上蓋枠6は、器体1の平面形状に対応した
形状となつており、中央が長方形状に削除された
枠状になつている。この上蓋枠6の先端下面に
は、器体1の係止突部16と係合して上蓋枠6が
閉じた状態で保持される係止片7を垂下してい
る。また、上蓋枠6の後端内壁には、上端を有し
た凹溝8が上下方向に刻設されている。更に、上
蓋枠6の係止片7の後方には、上蓋12及び板状
の鏡カバー9が同一軸で開閉自在に蝶着されてい
る。
この上蓋12は、上蓋枠6内に嵌入するよう構
成されており、上蓋12と上蓋枠6で器体1の上
面を被つている。また、この上蓋12は上蓋枠6
内で軸を中心に回動可能となつており、上蓋12
の先端面には上蓋枠6の凹溝8に係合する係合片
13が突出して、上蓋12の回動を制限してい
る。その結果、上蓋12が上蓋枠6より上方に突
出する事により、上蓋12内の容積が増加するよ
う構成されている。また、上蓋12の下面には鏡
14が貼着されている。
また、鏡カバー9は上蓋12の下方に配置され
ており、下面先端部にパフ等の塗布具10が抜脱
自在に収納できる塗布具収納部11を設けてい
る。
従つて、第2図に示したように、器体1の前方
の収納凹所4にのみ化粧料収納皿3を収納した場
合、上蓋枠6を閉じると、鏡カバー9の塗布具収
納部11が器体1の後方の収納凹所4内に没入す
る。この時上蓋枠6と上蓋12は、上面が一致し
ている。
また、第3図に示したように、器体1の収納凹
所4の双方に化粧料収納皿3を収納した場合、上
蓋枠6を閉じると鏡カバー9の塗布具収納部11
が後方の化粧料収納皿3の上端面15に当接する
ために、鏡カバー9が上蓋12を押し上げ、上蓋
12の係合片13が上蓋枠6の凹溝8の上端に当
接するまで摺動し、上蓋12が上蓋枠6の上面よ
り突出して化粧料収納皿3の上方に塗布具収納部
11の収納スペースが増加し、2ヶの化粧料収納
皿3と1ヶの塗布具10が収納可能となる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、化粧料収納皿3を1ヶ
収納する場合には、塗布具10を収納した塗布具
収納部11が化粧料収納皿3の収納されていない
収納凹所4内に突入し化粧料収納皿3を2ケ収納
する場合には、上蓋枠6に蝶着された上蓋12が
回動して上蓋枠6より上方に突出して塗布具収納
部11の収納スペースを作る。従つて、化粧料収
納皿3を1ケ収納する場合も2ケ収納する場合も
無駄なスペースが一切なく、極めて合理的なコン
パクトケースを提供できるものである。つまり、
化粧料収納皿3を1ヶ収納する場合には、通常の
スポンジ製の塗布具10と化粧料2を収納したコ
ンパクトケースと外観上何等変わりがないものと
なつている。
また、鏡カバー9は、上蓋枠6が閉じている時
には上蓋12の鏡14を被つているため、収納さ
れた化粧料2が飛散して鏡14を汚してしまうの
を防いでいる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案実施例の化粧料収納皿を1ケ
収納した状態の使用時における斜視図。第2図
は、化粧料収納皿を1ケ収納し、上蓋枠を閉じた
状態の側断面図。第3図は、化粧料収納皿を2ケ
収納し上蓋枠を開いた状態の斜視図。第4図は、
化粧料収納皿を2ヶ収納して上蓋枠を閉じた状態
の側断面図。 1…器体、2…化粧料、3…化粧料収納皿、4
…収納凹所、5…係止溝、6…上蓋枠、7…係止
片、8…凹溝、9…鏡カバー、10…塗布具、1
1…塗布具収納所、12…上蓋、13…係合片、
14…鏡、15…上端面、16…係止突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 化粧料2を充填した化粧料収納皿3を収納可能
    な収納凹所4を前後に2ヶ所刻設した器体1と、 該器体1の後端に開閉自在に蝶着した上蓋枠6
    と、 該上蓋枠6内に嵌入し、回動可能に蝶着され、
    内面に鏡14を貼着した上蓋12と、 該上蓋12内の鏡14を被い、上蓋12内に回
    動可能に蝶着され、塗布具10を抜脱可能に収納
    する塗布具収納部11を一方の収納凹所4に突入
    可能に付設した鏡カバー9と、 より構成される事を特徴とするコンパクトケー
    ス。
JP8977986U 1986-06-11 1986-06-11 Expired JPH0319305Y2 (ja)

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JP8977986U JPH0319305Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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JP8977986U JPH0319305Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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Publication Number Publication Date
JPS62202209U JPS62202209U (ja) 1987-12-23
JPH0319305Y2 true JPH0319305Y2 (ja) 1991-04-24

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JP8977986U Expired JPH0319305Y2 (ja) 1986-06-11 1986-06-11

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