JPH03192394A - 自動ピアノの鍵駆動装置 - Google Patents

自動ピアノの鍵駆動装置

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JPH03192394A
JPH03192394A JP33421989A JP33421989A JPH03192394A JP H03192394 A JPH03192394 A JP H03192394A JP 33421989 A JP33421989 A JP 33421989A JP 33421989 A JP33421989 A JP 33421989A JP H03192394 A JPH03192394 A JP H03192394A
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JP
Japan
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key
solenoids
solenoid
control means
plunger
Prior art date
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Pending
Application number
JP33421989A
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English (en)
Inventor
Yoshimasa Isozaki
善政 磯崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動ピアノの鍵駆動装置に関するものである
[従来の技術] 従来、自動ピアノにおける鍵駆動装置として、鍵の、サ
ポート(アップライトピアノではウィペン)近傍の鍵裏
面側にソレノイドを配設し、このソレノイドのプランジ
ャを前記鍵の下面へ向けて摺動させることにより鍵を突
き上げ、これによって鍵を揺動させて打弦を行わせるよ
うにした構造が提案されている。
そして、このような構成の鍵駆動装置においては、PW
M制御による前記ソレノイドへの通電量の調整により、
前記プランジャに与える推力を調整して打鍵力を制御す
るようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、打鍵力を大きくするためには、ソレノイドの
最大推力を高めなければならない。
しかしながら、前述の従来の鍵駆動装置においては、推
力増加の手段として、ソレノイドのコイル巻線数や直径
の増加等があるが、これに起因して、ソレノイドの自己
インダクタンスや残留磁気およびプランジャの慣性質量
の増加を招いてしまい、ソレノイドの応答性を低下させ
てしまうといった不具合がある。
そして、このような不具合は、ピアノの連打特性等に影
響を与えて、再生演奏の忠実性を損なう原因となる。
したがって、従来においては、前述した不具合への対処
が望まれており、本発明は、このような従来において残
されている課題を解決せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述した課題を解決するために、自動ピアノ
の鍵の、サポート近傍の裏面側に配設され、前記鍵の揺
動方向に沿う摺動により前記鍵へ当接させられるプラン
ジャを備えた第1のソレノイドと、前記鍵の、前記第1
のソレノイドのプランジャとの当接部近傍に近接対向し
、この鍵の揺動方向に沿って摺動するプランジャを備え
た第2のソレノイドと、前記第1および第2のソレノイ
ドの作動を独立して制御する制御手段と、を備えた構成
としたことを特徴とする。
[作用コ 本発明に係わる自動ピアノの鍵駆動装置は、制御手段に
より、第1のソレノイドおよび第2のソレノイドへ個別
に制御された電圧が印加され、これによって、両ソレノ
イドが独立して作動させられる。
そして、両ソレノイドの同時駆動により、鍵へ大きな打
鍵力が与えられ、また、単独駆動により小さな打鍵力が
与えられ、さらに、両ツレ/イドの駆動時期や通電量を
変化させることにより、両ソレノイドの駆動時期がずら
されあるいは交互に行われて、種々の打鍵パターンが再
生される。
[実施例] 以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。
第1図において自動ピアノlはグランドピアノを示し、
棚板2と、この棚板2上に配設された鍵3と、前記棚板
2上に固定され、前記鍵3をその長さ方向の略中間部に
おいて揺動自在に支持する筬中4と、前記棚板2上で、
前記筬中4の前方(第1図中の右方)に固定された筬前
5および筬中4の後方(第1図中の左方)に固定された
筬後6と、この筬後6の上面に固着されて、前記鍵3が
非駆動位置に復帰させられた際に、この鍵3の下面と接
触してその復帰位置を規制するストッパ7と、このスト
ッパ7との間に前記鍵3を挟む位置に配設され、この鍵
3の上面に接続された打撃手段8と、この打撃手段8の
上方に配設された弦9と、前記筬後6よりも後方で、前
記鍵3の下面に対向配置された本実施例に係わる鍵駆動
秒置lOとを備えている。
次いで、これらの詳細について説明すれば、前記打撃手
段8は、前記鍵3の上面に連結されたサポートヒール1
1を備えたアクション12と、このアクション12によ
って前記弦9へ向けて揺動させられるハンマー13とに
よって構成されている。
そして、この打撃手段8は、前記鍵3の揺動によって前
記サポートヒール11が押し上げられることにより、ア
クション12が作動させられてハンマー13が弦9へ向
けて回動させられるようになっている。
前記鍵駆動装置10は、前記棚板2に、上下方向(第1
図中の上下方向)に沿って貫通して形成された装着孔内
に取り付けられており、前記棚板2に固定されたハウジ
ング14と、このハウジング14内に装着された第1お
よび第2のソレノイド15・16と、これらのソレノイ
ド15・16に電気的に接続されて、これらのソレノイ
ド15・16を独立して駆動する制御手段17とを備え
ている。
さらに詳述すれば、前記第1および第2のソレノイド1
5・16は、複数ある鍵3のそれぞれに対応して設けら
れており、それぞれのプランジャ15a・16aの摺動
方向が、前記鍵3の揺動方向に沿うように配設されてい
るとともに、それぞれのボディ15b・16bが相互に
上下にずらされた状態に配設されている。
このように、ソレノイド15・16のボディ15b・1
6bをずらすのは、これらの径方向におけるボディ15
b −16bの干渉を回避して、プランジャ15a・1
6a間の間隔を極力狭め装置のコンパクト化を図るため
の処置である。
そして、前記各プランジャ15a・16aは、非作動状
態において、その上端部が、前記鍵3の下面に所定間隔
をおいて対向するようになされている。
前記制御手段11は、第1図に示すように、前記各ソレ
ノイド15・16に電気的に接続されており、第2図に
示すように、信号処理を行うCP LJ 18と、制御
情報等が記憶されているROM19と、−時記憶手段と
してのRAM20と、前記CP U 18と外部記憶手
段や外部記録手段(いずれも図示時)との間の情報の授
受を行うMIDI・I10インターフェース21と、前
記CP U 1gからの信号に基づいて、前記第1のソ
レノイド15へ供給する通電量を制御する第1の駆動回
路22、および、第2のソレノイド16へ供給する通電
量を制御する第2の駆動回路23と、前記鍵3に対応し
て設けられ、この鍵3の作動状態を検出する鍵センサ2
4と前記CPU18との間の情報の授受を行う鍵イター
フェース25とを備えている。
次いで、このように構成された本実施例の作用について
説明する。
外部から制御手段17へ演奏情報が入力されると、c 
p u tgにおいて制御信号に処理されて、この制御
信号が両駆動回路22・23へ出力され、これらの駆動
回路22・23において各ソレノイド15・16への通
電パターンが生成されて、この通電パターンに応じた電
圧が各ソレノイド15・16へ印加される。
そして、両ソレノイド15・16に最大電圧が印加され
ると、これらのソレノイド15・16のプランジャ15
a−16aに最大の推力が与えられるとともに、両プラ
ンジャ15a−16aによって鍵3が揺動させられる。
これによって、アクション12を介してハンマー13が
大きな力で弦9へ向けて跳ね上げられことにより強い打
弦が行われる。
ここで、前記鍵3に与えられる最大の打鍵力は、両ソレ
ノイド15・16によって負担されるから、他側のソレ
ノイド15・16にかかる負荷が少なくて済み、大きな
打鍵力を発生させつつ、個々のソレノイド15・16の
小型化が図られる。
また、個々のソレノイド15・16の小型化に伴い、自
己インダクタンスや残留磁気等が減少させられるととも
に、プランジャ15a・16aの小径化による完成質量
の軽減が図られ、これによって、応答性の向上が図られ
る。
したがって、連打性が高められる。
ここで、連打を行う際の両ソレノイド15・16への通
電パターンについて、第3図のタイミングチャートを参
照して説明すると、まず、第1の駆動回路22から第1
のソレノイド15に所定の打鍵力が得られる電圧を印加
しく領域A)、1回目の打弦を行わせ、こののち、第1
のソレノイド15に、ダンパー(図示時)の戻りを制御
して止音状態とするような電圧を印加(領域B)する。
次いで、前記領域Aにおける通電が完了したのち、所定
の遅延時間(tl)経過後に、第2の駆動回路23から
第2のソレノイド16に、前記第1のソレノイド15と
同様のパターンで電圧を印加して2回目の打弦を行わせ
る。
ここで、前記遅延時間t1を、1回目の打弦後における
止音が行われた直後に設定することにより、1音づつ確
実に連打される。
しかも、ある方向へ向けて作動状態にあるプランジャ1
5a (lea)の移動方向を反転させて連打を行わせ
るものではなく、それぞれのプランジャ15a・16b
を交互にかつ一方向へ移動させることによって連打を行
わせるものであるから、応答性が高められて、高精度の
再現性が得られる。
また、強打と弱打との繰り返し操作の際の通電パターン
を、第4図のタイミングチャートを参照して説明する。
第1の駆動回路22から第1のソレノイド15に、大き
な打鍵力が得られる電圧を印加して強打を行わせ(領域
A)、こののちに、第1のソレノイド15に、ダンパー
を弦9から離間した状態に保持する電圧を印加して発音
を保持させ(領域B)、さらに、ダンパー(図示時)の
戻りを制御して止音状態とするような電圧を印加する(
領域C)。
ここで、止音時期を図中にSで示す。
そして、前記止音状態とする電圧を印加後、所定の遅延
時間(t、)経過した時点で、第2の駆動回路23から
第2のソレノイドI6に、小さな打鍵力が得られる電圧
を印加して、鍵3による弱打を行わせ(領域D)、以降
は、第1のツレ/イド15への通電パターンとほぼ同様
にして通電を行う。
この通電パターンを繰り返すことにより、強打・弱打の
繰り返し操作が行われる。
そして、この場合においても、前記遅延時間を適宜設定
することにより、1音ずつ確実に発音されるとともに、
前述した連打の場合と同様に、両ソレノイド15・16
への負荷軽減による小型化や特性向上により、応答性の
向上が図られる。
さらに、第5図のタイミングチャートに基づき、発音・
保持の通電パターンについて説明する。
ここで、第1のソレノイド15には、第4図に示す通電
パターンと同様の電圧印加を行う例を示した。
そして、ダンパーを弦9から離間した状態に保持するた
めに第1のソレノイド15に印加した電圧゛の通電時間
の終期において、第2の駆動回路23から第2のソレノ
イド16へ所定の電圧を印加してダンパーを弦9から離
間させる方向に移動させたのちに(領域E)、再度この
ダンパーを弦9から離間した状態に保持するための電圧
を印加する。
特にこの場合においては、長い発音保持を行う際に、一
つのソレノイド15(16)への通電時間が短くて済み
、これによって発熱量ならびに消費電力が小さ(抑えら
れる。
なお、本実施例は、グランドピアノに適用した場合につ
いて説明した。
しかし、例えば、アップライトピアノに適用する場合に
は、鍵のウィペン近傍の鍵裏面側に鍵駆動装置を配設す
ると、同様の効果を奏する。
また、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、適用する自動ピアノの種類や設
計要求等に基づき種々変更可能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係わる自動ピアノの鍵駆
動装置は、自動ピアノの鍵の、サポート近傍の鍵裏面側
に配設され、前記鍵の揺動方向に沿う摺動により前記鍵
へ当接させられるプランジャを備えた第1のソレノイド
と、前記鍵の、前記第1のソレノイドのプランジャとの
当接部近傍に近接対向し、この鍵の揺動方向に沿って摺
動するプランジャを備えた第2のソレノイドと、前記第
1および第2のソレノイドの作動を独立して制御する制
御手段と、を備えていることを特徴とするもので、次の
ような優れた効果を奏する。
鍵に与える打鍵力を両ソレノイドによって発生させるこ
とにより、大きな打鍵力を発生させることができるとと
もに、各ソレノイドにかかる負荷を軽減して、ソレノイ
ドの小型化を図ることができる。
また、個々のソレノイドの小型化により、これらの自己
インダクタンスや残留磁気等を減少させ、プランジャの
完成質量の減少と相俟って、応答性の向上を図ることが
でき、良好な連打性を確保することができるとともに、
各ソレノイドの発熱量を軽減して消費電力を抑制するこ
とができる。
さらに、両ソレノイドの駆動時期や各ソレノイドへの通
電パターンを変化させることにより、鍵の連続操作時に
、両ソレノイドを交互に作動させて、各プランジャにお
ける鍵に対する作動方向を一方向として、この点からも
応答性(連打性)の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一実施
例が適用された自動ピアノの鍵盤部を示す縦断面側面図
、第2図は鍵駆動装置のブロック図、第3図ないし第5
図は各ソレノイドへの通電パターンを示すタイミングチ
ャートである。 1・・・・・・自動ピアノ、 9・・・・・・弦、 11・・・・・・サポートヒール、 13・・・・・・ハンマー i5a・・・プランジャ、 16a・・・プランジャ、 3・・・・・・鍵、 10・・・・・・鍵駆動装置、 12・・・・・・アクション、 15・・・・・・第1のソレノイド、 16・・・・・・第2のソレノイド、 17・・・・・・制御手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 自動ピアノの鍵の、サポート近傍の鍵裏面側に配設され
    、前記鍵の揺動方向に沿う摺動により前記鍵へ当接させ
    られるプランジャを備えた第1のソレノイドと、前記鍵
    の、前記第1のソレノイドのプランジャとの当接部近傍
    に近接対向し、この鍵の揺動方向に沿って摺動するプラ
    ンジャを備えた第2のソレノイドと、前記第1および第
    2のソレノイドの作動を独立して制御する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする自動ピアノの鍵駆動装置
JP33421989A 1989-12-22 1989-12-22 自動ピアノの鍵駆動装置 Pending JPH03192394A (ja)

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JP33421989A JPH03192394A (ja) 1989-12-22 1989-12-22 自動ピアノの鍵駆動装置

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JP (1) JPH03192394A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233825A (ja) * 2007-03-23 2008-10-02 Yamaha Corp 楽器の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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