JPH03191573A - バイポーラ型半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

バイポーラ型半導体装置およびその製造方法

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JPH03191573A
JPH03191573A JP33202889A JP33202889A JPH03191573A JP H03191573 A JPH03191573 A JP H03191573A JP 33202889 A JP33202889 A JP 33202889A JP 33202889 A JP33202889 A JP 33202889A JP H03191573 A JPH03191573 A JP H03191573A
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JP
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type
emitter
polycrystalline silicon
film
region
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JP33202889A
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Toshihiro Ogawa
智弘 小川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバイポーラ型半導体装置およびその製造方法に
関し、特にベースおよびエミッタの電極構造およびその
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
図面を参照して従来の縦型NPNバイポーラトランジス
タに関する説明を行なう。
第4図(a)〜(e)は従来技術の工程順縦断面図であ
る。
まず、P型シリコン基板1にひ素を選択的に拡散しN型
埋め込みコレクタ2を形成した後、1μrnのシリコン
のエピタキシャル成長を行なう、このときN型埋め込み
コレクタ2の上部はN型エピタキシャル層3となる。さ
らに選択酸化法によりアイソレイション用の膜厚1.5
μmのシリコン酸化膜4形成し、その後、0.2μmの
多結晶シリコン膜5を堆積し、第4図(a)に示した構
造を得る。
次に、第4図(b)に示すように、多結晶シリコン膜5
を選択酸化して厚さ約0.4μmのシリコン酸化膜6を
形成し、シリコン窒化膜をマスクに950℃、15分間
のりん拡散を行ない層抵抗的11Ω、/′口のN型多結
晶シリコン・コレクタ電極7を形成し、マスクとして用
いたシリコン窒化膜を除去してから、1000℃、20
分、窒素雰囲気での熱外を行ないN型のコレクタ引き出
し領域8を形成する。N型のコレクタ引き出し領域8の
形成により、N型埋め込みコレクタ2.N型エピタキシ
ャル層3から構成されるN型コレクタ領域はN型多結晶
シリコン・コレクタ電極7と電気的に接続される。
次に、第4図(c)に示すように、ホトレジストをマス
クにして多結晶シリコン[5に60key。
4EI5cm−2のほう素をイオン注入してP型多結晶
シリコン膜に変換し、厚さ0.5μInのCVDシリコ
ンJI*IOを堆積し、長さX幅が10μmX1μmの
エミッタ形成予定領域上のCVDシリコン酸化膜10お
よびP型多結晶シリコン膜をエツチング除去してエミッ
タ形成予定領域の開口を行なう、このとき残存するP型
多結晶シリコン膜はベース引き出し用のP型多結晶シリ
コン・ベース電極9となる。次に、エミッタ形成予定領
域の開口部に20key、 2 E 13c m−”の
ほう素をイオン注入して浅いP型ベース領域11を形成
し、低圧CVD法により厚さ0.25μmのシリコン窒
化膜12を堆積する。
次に、第4図(d)に示すように、まず、900℃、3
5分の熱処理により、浅いP型ベース領域ll中のほう
素を活性化して押し込み、約1500人の深いP型ベー
ス領域11を形成するとともに、P型多結晶シリコン・
ベース電極9からのほう素の拡散により補償ベース領域
13を形成する。補償ベース領域13はP型ベース領域
11の外周に位置し、その底部はP型ベース領域11よ
り深いが、N型埋め込みコレクタ2と直接には接しずに
N型エピタキシャル層3を介している。
続いて、異方性プラズマ・工・ンチングにより、エミッ
タ形成予定領域およびCVDシリコン酸化r!A10の
上部に存在するシリコン窒化膜12を工・7チング除去
し、エミッタ形成予定領域の外周に沿ったP型多結晶シ
リコン・・ベース電極9の側壁部にのみシリコン窒化1
15!!2を残し、これによりエミッタ開孔部を形成す
る。このとき側壁の高さは0.7μmであり、厚さは0
.2μmである。
さらに、厚さ0.25μmの多結晶シリコン膜を表面に
堆積し、70kev、 1.5E 16c m−2のひ
素のイオン注入を行ない多結晶シリコン膜をN型化し、
N型多結晶シリコン膜のパターンニングを行ない、エミ
ッタ引き出し用のN型多結晶シリコン・エミッタ電極1
4を形成し、900℃、20分間の熱処理により 50
0〜800人の深さのN型エミ・・ツタ領域15を形成
した。
次に、第4図(e)に示すように、表面に厚さ0.3μ
mのCVDシリコン酸化膜17を堆積し、コンタクト開
口を行ない、スパッタ法によりアルミを約1μm堆積し
てパターンニングを行ないアルミ配線18を形成した。
エミッタ形成予定領域の開口段階でのエミツタ幅(以後
、エミツタ幅の設計値と称す)は1μmであったが、エ
ミッタ開孔部を形成するシリコン窒化膜12による側壁
の厚さが0.2μmあるため。
最終的なエミツタ幅(以後、エミッタ幅の実測値と称す
)は0.6μmとなった。第4図(e)に示した縦型N
PNバイポーラトランジスタの概略レイアウト図を第5
図に示す、このバイポーラトランジスタのエミッタ抵抗
の測定値は700〜2200Ω、ベース抵抗の測定値は
150〜200Ω、電流増幅率βは20〜80であった
〔発明が解決しようとする課題〕
まず第1に、抵抗増加に関する問題点について述べる。
エミッタ抵抗、ベース抵抗の増大は、動作スピードの低
下に直接影響する。
上述した縦型NPNバイポーラトランジスタにおいて、
エミツタ幅が狭くなるにしたがって発生する問題点を、
第6図(a)〜(C)を参照して説明する。
縦型NPNバイポーラトランジスタのエミツタ幅が狭く
なるにしたがい、まず、第6図(a)から第6図(b)
へと変るように、エミッタ開孔部底部におけるN型多結
晶シリコン・エミッタ電極14の平坦部が狭くなる。す
なわち、この部分におけるN型多結晶シリコン・エミッ
タ電極14の窪みが挟くなる。このような形状では、N
型多結晶シリコン・エミッタ電極14表面でのアルミ配
線18の被着(いわゆるカバレッジ)が不充分になり、
この部分でのコンタクI・抵抗が増加し、その結果、エ
ミッタ抵抗が増加する。
さらにエミツタ幅が狭くなると、第6図(c’)に示す
ように、エミッタ開孔部はN型多結晶シリコン・エミッ
タ電極14によりほぼ埋まり、前述のアルミのカバレッ
ジの問題は発生しないが、N型多結晶シリコン・エミッ
タ電極14の実質的な膜厚の増加による抵抗増加が起り
、やはり、エミッタ抵抗値は増加する。
上述の縦型NPNバイポーラトランジスタの場合も含め
、エミッタの長さが10μmの場合のエミツタ幅の実測
値に対するエミッタ抵抗の値を、第7図に示す。(なお
、同図には、比較のため、本発明に基づく縦型NPNバ
イポーラトランジスタのエミッタ抵抗値の変化も掲載し
ておく、)ベース抵抗に関しては、P型多結晶シリコン
・ベース電極9の層抵抗値を低減すれば良い。それのみ
に着目するならば、P型多結晶シリコン・ベース電f!
9の膜厚を厚くするか、不純物添加量を増加させれば解
決する。しかるに、前者の方法をとると平坦性が悪化し
、後者の方法では補償ベース領域13に導入される不純
物量が増加しベース。
エミッタ間の耐圧が低下するという新たな問題点が生じ
る。
第2の問題点は、N型エミッタ領域15における深さ方
向のひ素プロファイルの均一性の劣化することであり、
これにより電流増幅率βなどの1−ランジスタ特性の制
御が困難になる。
ひ素プロファイルの均一性の劣化の原因は、第7図に示
したエミツタ幅の縮小に伴なうエミッタ抵抗値のばらつ
きの増大の原因と同一でにある。
つまり、第6図に示したように、エミツタ幅の縮小に伴
ない、N型多結晶シリコン・エミッタ電極14の膜厚が
増加するとともに膜厚のばらつきが増大し、そのためN
型多結晶シリコン・エミッタ電!+4に含まれるひ素の
濃度のばらつきが増大し、その結果、N型多結晶シリコ
ン・エミッタ電極I4中のひ素を拡散源とするN型エミ
ッタ領域15のひ素プロファイルのばらつきの増大、す
なわち均一性の劣化をもたらす。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はP型シリコン半導体基板の上表面に形成された
縦型NPNバイポーラトランジスタにおいて、P型ベー
ス領域の外縁に接しN型エミッタ領域の外周を近接包囲
するように形成されたP型補償ベース領域を有し、前記
補償ベース領域表面に接続するベース引き出し用のP型
の第1の多結晶シリコン膜を有し、前記第1の多結晶シ
リコン1摸の前記エミッタ領域に面した側壁に絶縁膜を
有し、前記絶縁膜は前記エミッタ領域の開孔部を形成し
、前記開孔部内に前記エミッタ領域の表面に接続して埋
置された平坦なエミッタ引き出し用のN型の第2の例え
ば選択CVD成長による多結晶シリコン膜を有し、前記
第1および第2の多結晶シリコン膜上に自己整合的に高
融点金属膜例えば選択CVD成長によるタングステン膜
を有している。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図(a)〜(f>は本発明の第1の実施例の工程順
縦断面図であり、第1図(f)は第1の実施例のバイポ
ーラ型半導体装置の縦断面図である。
まず、第1図(f)に従って説明する。P型シリコン′
基板1に選択的のN型埋め込みコレクタ2が形成され、
P型シリコン基板1上の1μmのエピタキシャル層はN
型エピタキシャル層3.アイゾレイション用の膜厚1.
5μmのシリコン酸化膜4.N型コレクタ引き出し領域
8.深さ約1500人のP型ベース領域11.P型の補
償ベース領域13゜500〜800人の深さのN型エミ
ッタ領域15.に変換されている。
これらの上部には、多結晶シリコン膜の選択酸化による
厚さ約0.4μmのシリコン酸化膜6.コレクタ引き出
し用の厚さ0.21t mのN型多結晶シリコン・コレ
クタ電極7.ベース引き出し用の厚さ0.2μmで層抵
抗約1107口のP型多結晶シリコン・ベース電極9.
P型多結晶シリコン・ベース電極9のエミッタ側の側壁
を構成し長さX幅が1071rn X 1μm(設計値
)のエミッタ開孔部を形成する高さ0.7μm厚さ0.
2μmのシリコン窒化1摸12.エミッタ引き出し用の
厚さ0.25 ノZ mのN型多結晶シリコン・エミッ
タ電極14が形成され、N型多結晶シリコン・コレクタ
電極7.P型多結晶シリコン・ベース電極9.N型多結
晶シリコン・エミッタ電極14の上面には自己整合的に
高融点金属膜である膜厚0.3μmのタングステン膜1
6が形成され、これは眉間絶縁膜である厚さ0.3μm
のCVDシリコン酸化膜17を介して膜厚的1μmのア
ルミ配線18に接続している。
P型ベース領域11およびN型エミッタ領域15はシリ
コン窒化膜I2により形成されたエミッタ開孔部に対し
自己整合的に形成されており、補償ベース領域13はP
型ベース領域11の外縁に接しN型エミッタ領域15を
近接包囲するように形成され、N型多結晶シリコン・コ
レクタ電ff17.P型多結晶シリコン・ベース電極9
.N型多結晶シリコン・エミッタ電極14はコレクタ引
き出し領域8.補償ベース領域11.N型エミッタ領域
15に接続されている。
次に、第1図(f)に示した縦型NPNバイポーラトラ
ンジスタの製造方法について述べる。
まず、P型シリコン基板1にひ素を選択的に拡散しN型
埋め込みコレクタ2を形成した後、1μmのシリコンの
エピタキシャル成長を行なう。このときN型埋め込みコ
レクタ2の上部はN型エピタキシャル層3となる。さら
に選択酸化法によりアイソレイション用の膜厚1.5μ
mのシリコン酸化膜4形成し、その後、0.2μmの多
結晶シリコン膜5を堆積し、第1図(a)に示した構造
を得る。
次に、第1図(b)に示すように、多結晶シリコンlN
13を選択酸化して厚さ約0.4μmのシリコン酸化M
6を形成し、シリコン窒化膜をマスクに95(+”c、
 15分間のりん拡散を行ない層抵抗約11Ω/口のN
型多結晶シリコン・コレクタ電極7を形成し、マスクと
して用いたシリコン窒化膜を除去してから、1000℃
、20分、窒素雰囲気での熱外を行ないN型のコレクタ
引き出し領域8を形成する、N型のコレクタ引き出し領
域8の形成により、N型埋め込みコレクタ2.N型エピ
タキシャル層3から構成されるN型コレクタ領域はN型
多結晶シリコン・コレクタ電極7と電気的に接続される
次に、第1図(C)に示すように、ホトレジス1−をマ
スクにして多結晶シリコン膜5に60key。
4EI5cm−2のほう素をイオン注入してP型多結晶
シリコン膜に変換し、厚さ0.5μmのCVDシリコン
JII(10を堆積し、長さX幅が10μmX1μmの
エミッタ形成予定領域上のCVDシリコン酸化110お
よびP型多結晶シリコン膜をエツチング除去してエミッ
タ形成予定領域の開口を行なう。このとき残存するP型
多結晶シリコン膜はベース引き出し用のP型多結晶シリ
コン・ベース電極9となる。次に、開口部に20key
、 2 E 13c m−2のほう素をイオン注入して
浅いP型ベース領域itを形成し、低圧C,V D法に
より厚さ0.25μmのシリコン窒化膜12を堆積する
次に、第1図(d)に示すように、まず、900℃、3
5分の熱処理により、浅いP型ベース領域11中のほう
素を活性化して押し込み、約1500人の深いP型ベー
ス領域11を形成するとともに、P型多結晶シリコン・
ベース電極9からのほう素の拡散により補償ベース領域
13を形成する。補償ベース領域I3はP型ベース領域
11の外周に位置し、その底部はP型ベース領域11よ
り深いが、N型埋め込みコレクタ2と直接には接しずに
N型エビタキシャル層3を介している。
続いて、異方性プラズマ・エツチングにより、エミッタ
形成予定領域およびCVDシリコン酸化膜10の上部に
存在するシリコン窒化膜12をエツチング除去し、エミ
ッタ形成予定領域の外周に沿ったP型多結晶シリコン・
ベース電極9の側壁部にのみシリコン窒化膜12を残し
、これによりエミッタ開孔部を形成する。このとき側壁
の高さは0.7μmであり、厚さは0.2μmである。
次に、ソース・ガス;SiH4,キャリア・ガス;Ar
、成長温度;750℃、真空度;5Torrという条件
下でエミッタ開孔部に厚さ0.25μmの多結晶シリコ
ン膜の選択成長を行ない、これに70key、 1.5
 E 16cm−2のひ素のイオン注入を行なってN型
多結晶シリコン・エミッタ電極14を形成し、900℃
、20分間の熱処理により 500〜800人の深さの
N型エミッタ領域15を形成した。
次に、第1図(e)に示すように、CVDシJコン酸化
[10をエツチング除去し、ソース・ガス; S i 
H4/WF6 =0.3〜1.キャリア・ガス;)(e
、成長温度;400℃、真空度;0.3Torrという
条件で、N型多結晶シリコン・コレクタ電極7.P型多
結晶シリコン・ベース電極9.N型多結晶シリコン・エ
ミッタ電極14の表面に、高融点金属膜である膜厚0.
3μmのタングステン膜16の選択成長を行なった。
なお、タングステン膜16を形成する前に、N型多結晶
シリコン・コレクタ電極7.P型多結晶シリコン・ベー
ス電極9.N型多結晶シリコン・エミッタ電極14の表
面に白金などとのシリサイドを形成しておくと、タング
ステン膜16とこれらの電極の間の接触抵抗を低減出来
る。
次に、第1図(f>に示すように、表面に厚さ0.3μ
mのCVDシリコン酸化11g+7を堆積し、コンタク
ト開口を行ない、スパッタ法によりアルミを約1μm堆
積してパターンニングを行ないアルミ配線18を形成し
た。
第1図(f)に示したように、本実施例は、アルミ配線
18に対するいわゆるアスペリティが改善され、アルミ
配線18のカバレッジが良好になり、コンタクト部にお
けるアルミ断線の回避、エレクトリック・マイグレイジ
ョン耐性の向上などが得られる。
第2の実施例を、第2図の縦断面図を用いて、説明する
第2の実施例の製造方法は、第1図(e)に示したとこ
ろまで第1の実施例の製造方法と同じであり1次に、表
面に厚さ0.3μmのCVDシリコン酸化WA17を堆
積し、コンタクト開口を行ない、続いて、タングステン
の選択成長によりコンタク1〜開口部に0.2μmの第
2のタングステン膜16aを形成し、スパッタ法により
アルミを約1μm堆積してパターンニングを行ないアル
ミ配線18を形成し、第2図に示す縦型NPNバイポー
ラ1−ランジスタを得る。
アルミ配線の前段階において、第2の実施例は第1の実
施例よりさらに平坦な表面が実現され、アルミの多層配
線等には、さらに有利になる。
上述の実施例は高融点金属として選択成長によるタング
ステンを取り上げたが、金の選択メツキによっても実現
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、エミ・フタ開化部に自己
整合的に形成されたN型の多結晶シリコン膜および高融
点金属膜からなる二層膜によるエミッタ引き出し用の電
極、ならびにP型の多結晶シリコン膜および高融点金属
膜からなる平坦な二層膜によるベース引き出し用の電極
により、エミッタ抵抗およびベース抵抗の低減、ならび
にN型エミッタ領域における深さ方向のひ素プロファイ
ルの均一性が実現できる。
第1図(f)に示した第1の実施例の縦型NPNバイポ
ーラトランジスタの概略レイアウト図を第3図に示す。
従来のバイポーラ1〜ランジスタのエミッタ抵抗の測定
値が800〜2200Ω、ベース抵抗の測定値が150
〜200Ω、電流増幅率βが20〜・80であったのに
対し、第1の実施例のバイポーラトランジスタのエミッ
タ抵抗の測定値は170へ220Ω、ベース抵抗の測定
値は110〜135Ω、電流増幅率βはIIO〜100
となった。
従来、エミッタ、ベース電極が単層のN型、P型多結晶
シリコン膜で構成されていたが、本発明ではそれらの上
に高融点金属膜を形成した二層膜により構成するため、
エミッタ、ベース抵抗の低減が可能となる。
特に、エミッタ抵抗のついて述べる。第1の実施例のN
型多結晶シリコン・エミッタ電極14は、第6図の従来
例のようなエミツタ幅の変化に伴なう形状変化は起らず
、エミッタ開孔部内に同一の膜厚で平坦に形成されてお
り、従来例のようなN型多結晶シリコンの膜厚増による
抵抗増加やN型多結晶シリコン・エミッタ電極に対する
アルミ配線のカバレッジ不良によるコンタクI・抵抗増
加などは避けられる。
さらに、第1の実施例のN型多結晶シリコン・エミッタ
電極14がエミッタ幅の変化に伴なう形状変化の起らぬ
ことがらも明らかなように、第7図に示すように、エミ
ツタ幅の縮小に伴なうエミッタ抵抗値のばらつきは、実
施例ではほとんどみちれず、それ故に、エミッタ幅が縮
小しても、N型エミッタ領域15の深さ方向のひ素プロ
ファイルの均一性も保たれる。
以上述べたことからも明らかなように、本発明はエミツ
タ幅の縮小に対し特に有効であり、サブミクロンのバイ
ポーラトランジスタに対する効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(f)、第2図は本発明の詳細な説明す
るための縦断面図、第3図は本発明の実施例の縦型NP
Nバイポーラ1〜ランジスタのレイアウト図、第4図は
従来の技術を説明するための縦断面図、第5図は従来の
縦型NPNバイポーラトランジスタのレイアウト図、第
6図(a)〜(C)はエミツタ幅の変化に対する従来の
縦型バイポーラトランジスタのN型多結晶シリコン・エ
ミッタ電極の形状変化を示す概略図、第7図は実施例お
よび従来の縦型NPNバイポーラトランジスタのエミツ
タ幅とエミッタ抵抗値の関係を示す図である。 ■・・・P型シリコン基板、2・・・N型埋め込みコレ
クタ、3・・・N型エピタキシャル層、4,6・・・シ
リコン酸化膜、5・・・多結晶シリコン膜、7・・・N
型多結晶シリコン・コレクタ電極、8・・・コレクタ引
き出し領域、9・・・P型多結晶シリコン・ベース電極
、In、 +7・・・CVDシリコン酸化膜、11・・
・P型ベース領域、12・・・シリコン窒化膜、 13
・・・補償ベース卯二、14・・・N型多結晶シリコン
・エミッタ電極、15・・・N型エミッタ領域、16.
16a・・・タングステン膜、1訃・・アルミ配線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)P型シリコン半導体基板の上表面に形成された縦
    型NPNバイポーラトランジスタにおいて、P型ベース
    領域の外縁に接しN型エミッタ領域の外周を近接包囲す
    るように形成されたP型補償ベース領域を有し、前記補
    償ベース領域表面に接続するベース引き出し用のP型の
    第1の多結晶シリコン膜を有し、前記第1の多結晶シリ
    コン膜の前記エミッタ領域に面した側壁に絶縁膜を有し
    、前記絶縁膜は前記エミッタ領域の開孔部を形成し、前
    記開孔部内に前記エミッタ領域の表面に接続して埋置さ
    れた平坦なエミッタ引き出し用のN型の第2の多結晶シ
    リコン膜を有し、前記第1および第2の多結晶シリコン
    膜上に高融点金属膜を有することを特徴とするバイポー
    ラ型半導体装置。
  2. (2)前記第2の多結晶シリコン膜を選択CVD法によ
    り前記開孔部に埋め込む工程と、前記第1の多結晶シリ
    コン膜および前記第2の多結晶シリコン膜の上部に選択
    CVD法により高融点金属膜を形成する工程を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のバイポーラ型半導体装置
    の製造方法。
JP33202889A 1989-12-20 1989-12-20 バイポーラ型半導体装置およびその製造方法 Pending JPH03191573A (ja)

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