JPH03191117A - 液状化防止工法及び液状化防止構造 - Google Patents

液状化防止工法及び液状化防止構造

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JPH03191117A
JPH03191117A JP1329154A JP32915489A JPH03191117A JP H03191117 A JPH03191117 A JP H03191117A JP 1329154 A JP1329154 A JP 1329154A JP 32915489 A JP32915489 A JP 32915489A JP H03191117 A JPH03191117 A JP H03191117A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、地震、衝撃荷重等により液状化容易な非粘性
地盤上に、建築物を構築する場合に好適な液状化防止工
法及び液状化防止構造に関するものである。
[従来の技術〕 近年、地価高騰等の理由により臨海部、河口部等の所謂
ウォーターフロントの開発が盛んに行われている。
しかしなからウォーターフロントは、水辺に接している
ため軟弱地盤が多く、砂質地盤であることも少なくない
ところで、砂質地盤その他の非粘性地盤においては、地
震、衝撃荷重等により液状化が発生する。
非粘性地盤の液状化は、以下のメカニズムにより発生ず
ると考えられている。
非粘性土が、地震、衝撃荷重等によって間隙水圧が上昇
し、それに伴って有効応力が零に近づく。
そして、有効応力が零になると剪断強さが零になり、非
粘性土が液状を呈する。その結果、非粘性地盤に液状化
が発生する。
このように液状化は、非粘性地盤が液状を呈するもので
あるため、建築物の倒壊等、大きな被害をもたらす。
そのため、非粘性地盤における建築物の構築方法等が種
々提案されている。かかる工法としては砂地盤中にグラ
ベルドレーンと呼ばれる砂利等からなる柱体を施工し、
地震時等における砂地盤中の間隙水をグラベルドレーン
を通じて地表面の排水層に排水することで液状化を防止
するグラベルドレーン工法や、砂地盤中に井戸を掘って
この井戸から地下水を汲み上げることで地下水位を低下
させ、これにより地表面付近の液状化を防止する地下水
低下工法等がある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の液状化防止手段は、次に掲げる問
題点があった。
萌記グラベルドレーンエ法においては、ドレーンの配置
やその間隔等により排水性能も大きく異なり、確実な排
水効果を得にくいという問題点があった。
また、地下水低下工法においては、地下水を常時汲み上
げる必要があるため排水ポンプ等の永久施設が不可欠で
あること、設備費等が嵩むこと等の問題点があった。
かかる問題点に鑑み本発明者は「構造物の基礎構造」(
特願平1−138214号)等を提供している。
さらに本発明者は、静的荷重により、建築物を構築した
地盤に圧密を起こせば、当該建築物及び当該能の建築物
並びにその他の構築物に騒音、振動等の悪影響を与えな
いことを見いだした。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、非粘性地盤における液状化を、
かかる建築物及び当該能の建築物等に影響を与えること
なく防止することができる液状化防止工法を提供する点
にある。
[課題を解決するための手段] 請求項1記載の発明の要旨は、建築物を構築すべき非粘
性地盤の液状化防止工法であって、非粘性地盤掘削後に
フィルター層を形成する工程と、当該フィルター層に加
圧管を有する加圧用袋体を埋設する工程と、当該フィル
ター層上部に建築物の基礎底面を構成する耐圧スラブを
構築し、当該耐圧スラブに排水管と前記加圧管とを設け
る工程と、前記耐圧スラブ上に建築物構築後に前記加圧
管から圧力伝達材を前記加圧用袋体に注入する工程と、
前記加圧用袋体に注入した前記圧力伝達材に所定圧力を
加え、かつ、当該圧力を所定期間維持する工程とからな
ることを特徴とした液状化防止工法及び液状化防止構造
に存する。
請求項2記載の発明の要旨は、請求項!記載の発明にお
いて、前記圧力伝達材に所定圧力を加え、かつ、当該圧
力を所定期間維持する際に、脈動手段により当該圧力に
高低をつけることを特徴とした液状化防止工法に存する
請求項3記載の発明の要旨は、建築物を構築すべき非粘
性地盤の液状化防止構造であって、建築物の基礎底面を
構成する耐圧スラブと、当該耐圧スラブの下層に設けた
フィルター層と、前記フィルター層に埋設した加圧用袋
体と、当該加圧用袋体に圧力を伝達する圧力伝達材と、
前記建築物の最下層と前記フィルター層とを連通する、
前記耐圧スラブに設けた排水管とからなり、前記加圧用
袋体は加圧管を有し、当該加圧管は前記耐圧スラブから
突出し、さらに圧縮装置に接続してなることを特徴とし
た液状化防止構造に存する。
請求項4記載の発明の要旨は、請求項3記載の発明であ
って、加圧管に接続した脈動手段を有することを特徴と
した液状化防止構造に存する。
[作用] 加圧管は、圧力伝達材を加圧用袋体に注入する。
面記加圧用袋体に圧力伝達材を注入した後、当該圧力伝
達材を加圧すると、かかる建築物の自重を反力として、
当該圧力伝達材が前記加圧用袋体さらにはフィルター層
を介してかかる圧力を非粘性地盤に伝達する。前記圧力
伝達材の圧力を所定期間維持すると、の一部が排水され
るとともに有効応力が上昇し、液状化抵抗が増大する。
その結果、地震、衝撃荷重等による液状化を防止するこ
とができる。なお、増大した有効応力を保持することが
望ましいが、地盤の応力緩和により有効応力が減少した
場合であっても、荷重履歴、即ち過圧密効果により液状
化を防止することができる。
一方、前記圧力伝達材への加圧は無振動無騒音により行
うことが可能である。
したがって、本発明は、かかる建築物及びその他の構築
物に影響を与えることなく非粘性地盤の液状化を防止す
ることができる。
脈動手段は圧力伝達材の圧力を変動し、かかる変動によ
り有効応力も変動する。有効応力が変動すると繰り返し
剪断応力が生じる。当該繰り返し剪断応力は非粘性地盤
の液状化を防止する(技報堂出版株式会社「砂地盤の液
状化」吉見吉昭著45頁等)。したがって、脈動手段に
より圧力伝達材の圧力を変動すると非粘性地盤の液状化
を防止することができる。
[実施例〕 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。ただし、木実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な
記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限
定する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
(実施例1) 実施例1にかかる液状化防止工法及び液状化防止構造に
ついて説明する。
まず当該液状化防止構造について第1図を用いて説明す
る。
第1図は前記液状化防止構造の縦断面図である。
前記液状化防止構造は、第1図に示すようにビルディン
グ10の基礎底面を構成する耐圧スラブと、当該耐圧ス
ラブ11の下層に設けたフィルター層20と、前記ビル
ディングIOを支持する目的で設けた基礎杭90と、前
記フィルター層20に埋設した加圧用袋体30と、当該
加圧用袋体30に圧力を伝達する水(圧力伝達材)40
と、前記ビルディング10の最下層と前記フィルター層
20とを連通ずる、前記耐圧スラブ11に設けた排水管
80とからなるものである。前記加圧用袋体30は加圧
管50を有し、当該加圧管50は前記耐圧スラブ11か
ら突出し、さらにコンプレッサー(圧縮装置)60に接
続してなるものである。
なお、前記ビルディングlOはIX層(地上10階、地
下1階)のものである。なお、実施例1においては前記
ビルディングIOの層数を11としているが本発明の範
囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明においては本
発明を実施するうえで好適な層数とすることができる。
次ぎに前記液状化防止工法について第1図を用いて説明
する。
まず、前記基礎杭90を掘削地盤Gに構築する。
前記基礎杭90は前記耐圧スラブ11を支持するもので
あるので、当該基礎杭90の一端を掘削面から前記フィ
ルター[20の厚さ分だけ突出するようにしておく。
次いで、山止め工及び排水工を行った後、地下水位以下
まで地盤Gを掘削する。掘削する深さは、前記耐圧スラ
ブ11下面までの深さに前記フィルター層20の厚さを
加えた深さとする。当該山上め工はSMW工法等、また
、排水工にはウェルボイド若しくはディープウェルを用
いる方法等、本発明を実施するうえで好適なしのを用い
ることができる。
次いで、前記フィルター層20を形成する。前記フィル
ター層20は粗砂を材としてなるものである。前記フィ
ルター層20の厚さは前記加圧用袋体30を埋設可能な
厚さとすればよい。
また、前記フィルター層20を形成する際、前記加圧用
袋体30を埋設する。萌記加圧用袋体30はゴム製のら
のである。前記加圧用袋体30の埋設方法は次のように
行う。前記粗砂を所定厚さに敷き詰めた後、当該粗砂上
に萌記加圧用袋体30を載置する。その後、ざらに粗砂
を投入し、前記加圧用袋体30を埋設する。なお、実施
例1にかかる前記加圧用袋体30はゴム製のものである
が、未発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発
明においては他のもの、例えば、ポリエチレン、その他
の水密性及び延伸性又は膨張性を有するものを用いるこ
とができる。また、実施例1においては前記フィルター
層20を形成する材として粗砂を用いているが、本発明
の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明において
は他のらの、例えば、レキ、細砂、人口透水石等、本発
明を実施するうえで好適な透水性材料を用いることがで
きる。
次いで、前記耐圧スラブ11を含む基礎構造を構築する
。当該耐圧スラブ11の強度については、前記水40に
加える圧力を考慮して定める。
また、前記耐圧スラブ11構築の際に前記加圧管50と
前記排水管80とを設ける。かかる設置方法は、前記加
圧管50と前記排水管80とを、前記耐圧スラブ11の
上下両肩が連通ずるように配管し、前記耐圧スラブ11
を構築するためのコンクリートを打設する。
次いで、前記耐圧スラブ11構築後に、前記加圧管50
から前記水40を萌記加圧用袋体30に注入し、加圧す
る。かかる注入及び加圧はコンプレッサー60により行
う。かかる圧力は前記ビルディング10の自重を越えな
い範囲とする。蓋し、当該圧力により生じる圧密荷重の
反力が、前記ビルディング10の自重を越えると前記ビ
ルディング10が浮き上がる恐れが有るからである。
次いで、バルブ70を締めることにより前記加圧用袋体
30中の水圧を所定期間はぼ一定に保持できるようにす
る。はぼ一定としたのは圧密により減圧するからである
。なお、前記加圧管50は、かかる配管後にコンプレッ
サー60に接続しておけばよい。また、実施例1におい
ては前記水40の注入加圧にコンプレッサー60を用い
たが本発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発
明においては他のもの、例えば、ポンプ等、本発明を実
施するうえで好適なものを用いることができる。また、
前記所定期間とは、前記ビルディングlOを構築するう
えで必要な、土の密度を得ることができるまでの期間で
ある。本発明における所定期間も同様である。
次ぎに、以上のように構成した液状化防止工法及び液状
化防止構造の作用について説明する。
前記加圧管50は、前記水40を航記加圧用袋体30に
注入する。
前記水40を、前記加圧用袋体30に注入し加圧すると
、当該水40は前記加圧用袋体30さらにはフィルター
層20を介してかかる圧力を地盤Gに伝達する。当該圧
力によりかかる地盤G中の間隙水圧が上昇し、かかる間
隙水110が前記フィルター層20に向かって上昇浸透
する。
前記フィルター層20は前記間隙水110を含水する。
前記フィルター層20が前記間隙水110により満たさ
れると、前記排水管80は前記間隙水llOを前記フィ
ルター層20外部に排出する。なお、前記排水管80を
排水路に接続しておけば、前記間隙水110を前記ビル
ディング10の外部に排水できる。
その結果、かかる地盤Gが圧密を起こす。
地盤Gは時間の経過に伴い、間隙水圧が減少し、それに
伴い有効応力が上昇する。その結果、実施例1によれば
地震、衝撃荷重等による液状化を防止することができる
前記水40の加圧は、コンプレッサー60により無振動
無騒音により行うことができる。
次ぎに、以上のように構成した液状化防止工法及び液状
化防止構造の効果について説明する。
曲尺液状化防止工法及び液状化防止構造によれば地盤G
は圧密を伴う加圧により、前記地盤Gの有効応力が増大
する。その結果、前記地盤Gの液状化を防止することが
できる。ここで、前記圧力により生じた有効応力のうち
鉛直方向成分は圧密等による応力緩和により減少するが
、平均主応力の増大と過圧密(過去に地盤の自重以上の
圧密荷重をうけた状!3)効果により液状化を防止する
ことができる。
また、前記コンプレッサー60の稼働を外部に対して無
騒音無振動により行うことができる。したがって、前記
ビルディング10及びその他の構築物に対して騒音、振
動等の悪影響を与えることなく地盤Gの液状化を防止す
ることができる。
また、静的加圧により地盤Gに圧密を起こすので、細粒
土分の多い砂質土における液状化防止効果が大きい。
さらに、実施例1においては、地盤Gに萌記基礎抗90
を設置しているので、前記基礎杭90周辺の緩んだ土に
対する圧密効果が大きい。蓋し、而記基礎杭90により
前記ビルディングlOの自重を支持しているので、前記
各基礎杭90間における地盤Gはビルディング10の自
重による圧密を殆ど起こしていないからである。
なお、実施例1においては前記水40を前記加圧用袋体
30の中に存置したままであるが、本発明の範囲をそれ
に限定する趣旨ではなく、本発明においては所要の圧密
か得られた後他のもの、例えば、セメン(・ペーストそ
の他の自硬物等、本発明を実施するうえで好適なものを
萌記加圧用袋体30に注入することができる。かかる場
合においては、かかるメンテナンスが不要である。また
、ビルディングに地震時に加わる水平力の一部が前記耐
圧スラブ11の底面から直接地盤に伝達されるため萌記
基礎抗90の負担を軽減することができる。但し、実施
例1と同様に地盤Gの応力緩和により時間とともに有効
応力が減少する。減少の度合いは鉛直方向成分で大きく
水平方向成分で小さい。最悪の場合、加圧による有効応
力の増加分がすべて解放されても、過去に加圧されたと
いう履歴効果(過圧密効果)によって液状化の防止を期
待することができる。
かかるセメントペースト硬化体その他の自硬性硬化体に
より、館記加圧用袋体30の中に流体を存置した場合に
比べ、面層ビルディング10の安定化を図ることができ
る。
また、圧力伝達材として前記水40を用いたが本発明の
範囲をそれに限定する趣旨ではなく、未発明においては
他のもの、例えば、エチレングリコール、オイルその他
の流動体、セメントペースト、遅硬性グラウトその他の
半流動体等、本発明を実施するうえで好適なものを用い
ることができる。エチレングリコール、オイルその他の
不凍性流動体を用いた場合には冬季、寒冷地においても
未発明を実施することができる。また、セメントペース
ト、遅硬性グラウトその他の自硬物を用いた場合にはそ
の他の圧力伝達材を使用した場合に比べ労力を軽減する
ことができる。蓋し、自硬物が硬化することにより当該
自硬物の圧力を錐持する必要、或は、かかる圧力伝達材
を抜いた後、セメントペースト等を注入する必要がない
からである。
また、前記水40を加圧する際に、かかる圧力を変動し
前記加圧用袋体30が脈動するようにすることも可能で
ある。かかる場合においては地盤Gに繰り返し剪断応力
が生じる。その結果、地盤Gの液状化抵抗を増加するこ
とができる。
また、実施例1においては、地盤G掘削後前記フィルタ
ー屑20形成前に、面層基礎杭90を打ち込んだが、本
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発明にお
いは萌記フィルター屑20を形成後に面記基礎抗90を
打ち込むことができる。
また、実施例1においてはバルブ70により前記加圧用
袋体30内の水圧をほぼ一定に保持したが、本発明の範
囲をそれに限定する趣旨ではなく、未発明においては他
の方法、例えば、前記コンプレッサー60により加圧し
維持する方法や、バルブ70を締めた後、圧力が低減す
る毎に当該バルブ70を開けて圧力を加え、かかる加圧
後再び当該バルブ70を閉しる方法等、未発明を実施す
るうえで好適な方法を用いることができる。かかる場合
においては前記加圧用袋体30内の水圧を一定に保持す
ることができるので、所期の高い有効応力を維持するこ
とができる。また、前記コンプレッサー60に地震検知
手段を接続しておき、当該地震検知手段が地震発生を検
知した場合には前記コンプレッサー60を制御し、短時
間加圧することらできる。
また、実施例1においては間隙水110を前記排水管か
ら自然排水したが、未発明の範囲をそれに限定する趣旨
ではなく、本発明においては、例えば、ウェルポイント
を用いて強制排水することもできる。
また、グランドアンカーを用い、当該グランドアンカー
の支持力を反力として、地盤Gに前記ビルディング10
の自重をこえる圧力を加えることらできる。かかる場合
においては、低層建築物にも本発明を適用することがで
きる。
また、実施例1においては上記方法により前記加用管5
0と前記排水管80とを設けたが、本発明の範囲をそれ
に限定する趣旨ではなく、本発明においては他の方法、
例えば、前記耐圧スラブll構築の際に前記加圧管50
と前記排水管8oとをそれぞれ挿通可能な孔を設け、あ
るいは削孔し、その後かかる孔に前記加圧管50と前記
排水管80とをそれぞれ対応する孔に挿通する方法等、
未発明を実施するうえで好適なものを用いることができ
る。
また、前記耐圧スラブII下面には防水処理していない
が、本発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、本発
明においては、列えば、メンブレン等、本発明を実施す
るうえで好適なものを用いて防水処理することもできる
。かかる場合は防水処理しない場合に比べ地下室内を低
湿度に保つことができる。
また、実施例1においては圧縮装置としてコンプレッサ
ー60を用いたが、未発明の範囲をそれに限定する趣旨
ではなく、本発明においては他の、もの、例えば、ポン
プ等、未発明を実施するうえで好適なものを■いること
ができる。
(実施例2) 次ぎに、実施例2にかかる液状化防止工法及び液状化−
防Iヒ構造について第2図を用いて説明する。
第2図は実施例2にかかる液状化防止構造の縦断面図で
ある。
面層液状化防止構造は、第2図に示すように、実施例!
にかかる構造の前記耐圧スラブ11の外周にさらに不透
水層l内まで延びる地中壁100を構築してなるもので
ある。その他の構造については実施例1と同様である。
当該地中壁100はかかる地盤Gの掘削前に構築する。
実施例2にかかる液状化防止工法及び液状化防止構造は
、実施例1にかがる液状化防止工法及び液状化防止構造
の作用効果の他に以下に掲げる作用効果を有する。
実施例1においては前記地中壁100を設けていないた
め、液状化抵抗が増大する有効応力成分のうち、水平方
向成分の有効応力が保持される度合いが少なかったが、
実施例2においては前記地中壁100を設けているので
、有効応力の水平方向成分の相当部分を保持することが
できる。蓋し、面層圧力伝達材を加圧したことにより生
じた土庄は、前記地中壁100がない場合は下方に行く
にしたがい分散減少するのに対し、前記地中壁100が
ある場合には前記土庄は分散せず、前記耐圧スラブ11
直下の地盤Gに伝わるからである。
その結果、前記地中壁100を前記耐圧スラブ11外周
に設けると、さらに水平抵抗を増大することができる。
前記地中壁100により、圧力伝達材に加えた圧力によ
り生じた土庄は分散仕ず、前記耐圧スラブII直下の地
盤Gに伝達することができる。
したがって、前記ビルディングIO及び当該他の構築物
に悪影響を与えることなく液状化を防止することができ
る、。
また、前記地中壁100の外部からの地下水の侵入を防
11ニすることができろ(+h水効果)。その結果、前
記地中壁100を設けると前記地中壁100を設けない
場合に比べ、より地盤Gの液状化を防止することができ
る。
また、前記地中壁100を設けない場合に比べII?I
記地中壁地中壁+00部の地盤G中に発生する過剰水圧
が前記地中壁+00の内部の地盤Gに及ぼす悪影響を遮
断するので、基礎全体の液状化抵抗を増大することがで
きる。
また、前記ビルディング10の自重を前記基礎杭90が
支持しているので、浅いほど初期有効応力が小さい。し
たがって、地盤Gの浅いところほど有効応力の増加率が
高い。その結果、実施例2にかかる液状化防止工法及び
液状化防止構造は、実施例1にかかる液状化防止工法及
び液状化防止構造に比べ、地盤Gの水平抵抗を大きくす
ることができる。なお、第3図は前記ビルディング10
を地盤Gに構築した場合における過圧密効果のみによる
液状化抵抗増加率を示すものである。かかるグラフの縦
軸は深度を表し、横軸は過圧密を起こさない場合に対す
る比を表すものであり、当該グラフから上記結論が導か
れる。
また、前記ビルディング10が前記フィルター層20を
介して地盤Gに密着していること、さらには前記地中壁
100が地盤G中に打ち込まれているので、実施例1に
比べことから、逸散減衰効果が大きいビルディング10
を構築することができる。
また、前記地中壁100により圧密を起こす範囲を限定
しているので、前記地中壁100外周部の地盤Gが圧密
を起こすことはない。前記ビルディング10及びその他
の構築物に不等性下等の悪影響を与えることがない。
なお、実施例2においては前記地中壁100を地盤Gを
掘削面に構築したが、本発明の範囲をそれに限定する趣
旨ではなく、本発明においては、例えば、前記耐圧スラ
ブ11構築後等、本発明を実施するうえで好適な時期に
構築することができる。
なお、実施例2においては前記地中壁+00を不透水I
Iないまで延びるように構築したが、未発明の範囲をそ
れに限定する趣旨ではなく、本発明においては、非液状
化層まで延びるように前記地中壁100を構築すること
ができる。
し発明の効果] 本発明は、以上のように構成しているので、以下に記載
するような効果を秦する。
本発明にかかる液状化防止工法及び液状化防止構造によ
れば、非粘性地盤は圧密を起こし、それに伴い有効応力
が増大するので、非粘性地盤の液状化を防止することが
できる。また、仮に有効応力の増加分が全て解放されて
も過圧密効果により非粘性地盤の液状かを防止すること
ができる。
また、圧力伝達材の加圧を無振動無騒音により行うこと
ができるので、非粘性地盤における液状化を、かかる建
築物及びその他の構築物に影響を与えることなく防止す
ることができる。
また、静的加圧により非粘性地盤に圧密を起こすので、
細粒上置の多い砂質土における液状化防止効果が大きい
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示すものであり、
第1図は実施例1にかかる液状化防止構造の縦断面図で
あり、第2図は実施例2にかかる液状化防止構造の縦断
面図であり、第3図は過匣密効果のみによる液状化抵抗
増加率を示すものである。 G・・・・・・地盤、■・・・・・・不透水層、10・
・・・・・ビルディング、I+・・・・・・耐圧スラブ
、20・・・・・・フィルター層、30・・・・・・加
用用袋体、40・・・・・・水、50・・・・・・加圧
管、60・・・・・・コンブレッサー 7 ・・・・バルブ、 80 ・ ・・排水管、 ・・基礎杭、 0・・・・地中壁、 0 ・・・ ・・間隙水、

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)建築物を構築すべき非粘性地盤の液状化防止工法
    であって、 非粘性地盤掘削後にフィルター層を形成する工程と、 当該フィルター層に加圧管を有する加圧用袋体を埋設す
    る工程と、 当該フィルター層上部に建築物の基礎底面を構成する耐
    圧スラブを構築し、当該耐圧スラブに排水管と前記加圧
    管とを設ける工程と、 前記耐圧スラブ上に建築物構築後に前記加圧管から圧力
    伝達材を前記加圧用袋体に注入する工程と、 前記加圧用袋体に注入した前記圧力伝達材に所定圧力を
    加え、かつ、当該圧力を所定期間維持する工程とからな
    ることを特徴とした液状化防止工法。
  2. (2)請求項1記載の発明において、前記圧力伝達材に
    所定圧力を加え、かつ、当該圧力を所定期間維持する際
    に、脈動手段により当該圧力に高低をつけることを特徴
    とした液状化防止工法。
  3. (3)建築物を構築すべき非粘性地盤の液状化防止構造
    であって、 建築物の基礎底面を構成する耐圧スラブと、当該耐圧ス
    ラブの下層に設けたフィルター層と、前記フィルター層
    に埋設した加圧用袋体と、当該加圧用袋体に圧力を伝達
    する圧力伝達材と、前記建築物の最下層と前記フィルタ
    ー層とを連通する、前記耐圧スラブに設けた排水管とか
    らなり、前記加圧用袋体は加圧管を有し、当該加圧管は
    前記耐圧スラブから突出し、さらに圧縮装置に接続して
    なることを特徴とした液状化防止構造。
  4. (4)請求項3記載の発明であって、加圧管に接続した
    脈動手段を有することを特徴とした液状化防止構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0533328A (ja) * 1991-07-26 1993-02-09 Fujita Corp 地震時における砂地盤の液状化防止方法及び装置
JP2011084874A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Maruyama Kogyo Kk 軟弱地盤の改良工法

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JPH01239217A (ja) * 1988-03-18 1989-09-25 Chubu Electric Power Co Inc 液状化しやすい砂地盤における地中構造物の防護工法

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