JPH03190939A - 発泡性ポリエーテルイミド樹脂 - Google Patents

発泡性ポリエーテルイミド樹脂

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JPH03190939A
JPH03190939A JP32075589A JP32075589A JPH03190939A JP H03190939 A JPH03190939 A JP H03190939A JP 32075589 A JP32075589 A JP 32075589A JP 32075589 A JP32075589 A JP 32075589A JP H03190939 A JPH03190939 A JP H03190939A
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tables
formulas
formula
chemical formulas
blowing agent
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JP32075589A
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Richard B Allen
リチャード・ブライアン・アレン
Smith Miller David
デビッド・スミス・ミラー
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    • C08J9/16Making expandable particles
    • C08J9/18Making expandable particles by impregnating polymer particles with the blowing agent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08J2379/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen, or carbon only, not provided for in groups C08J2361/00 - C08J2377/00
    • C08J2379/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08J2379/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業−4二の利用分野 本発明は優れた熱安定性及び耐熱性ならびに優れた耐薬
品性のようなきわめて望ましい物理的及び化学的性質を
有しかつこれらの同じ望ましい性質を有する低密度物質
に発泡し得る熱可塑性重合体組成物に関するものである
従来の技術 エンジニアリング熱可塑性樹脂は軽量であり、しかも耐
久性及び強度に優れているため広く使用されている。本
発明が意図するポリエーテルイミドはエンジニアリング
熱可塑性樹脂の一群である。
ポリエーテルイミドはゼネラル・エレクトリック社から
登録商標アルテム(uItCm )として販売されてい
る。ゼネラル・エレクトリック社のか5る製品の一つで
ある登録商標アルテム−1000はビスフェノールAジ
無水物及びm−フェニレンジアミンから誘導されたポリ
エーテルイミド樹脂である。ポリエーテルイミド樹脂は
当該技術において周知であり、それらの優れた物理的、
化学的及び熱的性質に基づき成形用組成物としての用途
にきわめて高い商業的価値を有するものである。
これらの重合体は高いガラス転移温度及び加熱撓み温度
を示すので高性能を要求される用途に使用することかで
きる。たとえば前記の登録商標アルテムー1000製品
は自動車産業、航空宇宙産業及び電気産業において広く
使用されている。
発泡重合体組成物もまた周知である。本明細書において
使用する用語“発泡”は低減された嵩密度を持つ重合体
組成物を与える実質的な量の空気又は他のガスを内部に
混入してなる重合体組成物を意味するものである。発泡
重合体組成物の密度は非発泡体と比較して少なくとも約
50%だけ減少させることが好ましい。
発泡重合体組成物は必須ではないカベしばしば発泡構造
を有する。発泡重合体組成物はエネルギ吸収、吸音及び
熱絶縁を必要とする用途に有用である。発泡ポリスチレ
ン(EPS)は発泡重合体組成物の周知の一例である。
しかしながらポリスチレンの物理的及び化学的性質は一
般にエンジニアリング熱可塑性樹脂の、特にポリエーテ
ルイミドの、これらの性質とは近似するどころか、著し
く相違する。
米国特許第4,727,093号(Allenら;譲受
人ゼネラル・エレクトリック・カンパニ1988年2月
23日発行)明細書にはポリフェニレンエーテル樹脂及
びポリフェニレンエーテルとポリスチレンとの樹脂配合
物に基づく発泡重合体組成物が記載されている。これら
の重合体組成物はポリエーテルイミド樹脂よりも低い耐
熱性[すなわちより低いガラス転移温度(Tg)]をも
ち、したがってハロゲン化炭化水素のような慣用の発泡
剤を使用することかできる。
発明の要旨 本発明によれば、第一に、ポリエーテルイミド樹脂中に
有効量の発泡剤を配合してなる発泡性ポリエーテルイミ
ド樹脂組成物が提供される。この発泡剤は樹脂/発泡剤
混合物(以下”吸収樹脂“という)のガラス転移温度よ
り低い沸点をもつ酸素含有炭化水素化合物であることが
好ましい。この発泡剤は吸収樹脂のガラス転移温度(T
 g)よりも十分低い温度(たとえば約20℃の室温)
においてポリエーテルイミド樹脂中に比較的可溶性であ
るが吸収樹脂のTgにおいては比較的不溶性であるべき
である。ポリエーテルイミド樹脂用の発泡剤の例はエス
テル、特に酢酸エチル、酢酸メチル及び酢酸イソプロピ
ルのような低級アルキルエステル及びそれらのハロゲン
化誘導体ならびにケトン、特にアセトン及びメチルエチ
ルケトンのような低級アルキルケトン及びシクロヘキサ
ノンならびにそれらのハロゲン化誘導体を包含する。
用語“比較的可溶性″とは発泡剤が十分な、有効量の発
泡剤を溶解した吸収樹脂を与えるに十分なほどに樹脂中
に可溶性であることを意味する。また用語“比較的可溶
性″とは樹脂を発泡させるに十分な、有効量の発泡剤が
溶液から溶解されずに出てくることを意味する。したが
って、発泡剤はポリエーテルイミド樹脂中に溶解して貯
蔵安定性の吸収樹脂組成物を形成し得るが、後の発泡工
程中に吸収樹脂生成物かそのTgまで加熱される場合に
は溶液から出て来て樹脂を発泡せしめるものである。樹
脂に溶解される発泡剤の量は後の発泡工程中に組成物の
膨張(発泡)を生じさせるに十分かつ有効なものである
べきである。本発明の発泡性樹脂組成物は好都合に発泡
されかつ同時に種々の有用な製品に成形されるペレット
又は粒子の形態で提供することができる。
本発明によれば、第二に、吸収樹脂のTgより低い沸点
をもつ酸素含有炭化水素化合物、好ましくはケトンであ
る発泡剤をポリエーテルイミド樹脂中に配合する工程を
包含する発泡性ポリエーテルイミド樹脂組成物の製造法
が提供される。発泡剤は室温ならびに配合工程の処理温
度では樹脂中に可溶性であるべきであり、しかもその後
に吸収ポリエーテルイミド樹脂のガラス転移温度又はそ
れに近い温度で行なわれる発泡工程中に溶液から溶解さ
れずに出てくるべきである。か\る方法の一態様におい
ては、発泡剤は樹脂を樹脂のガラス転移温度より低い温
度(しかも発泡剤が樹脂中に溶解する温度)及び加圧下
において発泡剤の飽和雰囲気に暴露することによって樹
脂中に配合される。か\る方法の別の態様においては、
樹脂は高温、たゾし発泡剤が該樹脂中に十分に可溶性で
ある温度で発泡剤及び不活性担体液体の混合物中に懸濁
される。
本明細書を通じ、ガラス転移温度はポリエーテルイミド
樹脂/発泡剤混合物(すなわち“吸収樹脂“)のガラス
転移温度を指すものとする。これは発泡剤の添加はポリ
エーテルイミド樹脂のTgを変える(低下させる)から
である。
本発明は高い耐熱性を包含するポリエーテルイミド樹脂
の有利な性質をもち、しかもこれらの有利な性質を保有
する低密度気泡材料に発泡せしめ得るという追加の利点
をもつ組成物を提供するものである。
発明の詳細な開示 本発明の重合体樹脂組成物に使用されるポリエテルイミ
ドは周知の射出成形性のエンジニアリング熱可塑性樹脂
である。ポリエーテルイミドは高い衝撃強さ、高い耐熱
性及び良好な加工性をもつことを特徴とするものである
本発明の樹脂の製造に使用されるポリエーテルイミドは
、式 [式中、 a“は1より大きい整数、たとえば10〜1
0,000又はそれ以上の整数であり:Tは一〇−又は
式−〇−2−0−の基(たゾし−0−又は−〇−2−0
−基の二価の結合手は3.3’−13,4’−14,3
′−又は4.4′−位にあり;Zは(A)つぎの−群の
基:及び(B)−船人: (式中、Xは式: O0 の二価の基からなる群から選んだ一員であり、yは1〜
約5の整数である)の二価有機基からなる群から選んだ
一員である)であり;そしてRは(a)6〜約20個の
炭素原子をもつ芳香族炭化水素基及びそれらのハロゲン
化誘導体、(b)2〜約20個の炭素原子をもつアルキ
レン基及び3〜約20個の炭素原子をもつンクロアルキ
レン基及び(c)−船人; イミドは前記したエーテルイミド単位のほかに式:11
1] [式中、Rは前記の意義を有しモしてMは式:(式中、
Qは式: 111] からなる群から選んだ一員であり、Xは1〜約5の整数
である)の二価の基からなる群から選んだ二価有機基で
ある]の反復単位を含むものである。
本発明の一実施態様においては、ポリエーテル(式中、
Bは−S−又は−C−である)からなる群から選んだ基
である]の反復単位をさらに含有する共重合体であり得
る。これらのポリエーテルイミド共重合体及びそれらの
製造法はこ\に参考文献として引用するWilliam
sらの米国特許第3゜983.093号明細書に記載さ
れている。
ポリエーテルイミドは式ニ ジ)ベンゼンジ無水物;及び 4.4′−ビス(無水フタル酸)エーテル;を包含する
式(I)に包含される芳香族ビス(エーテル無水物)の
好まし2い一群は次式(m)、(IV)及び(V)の化
合物: の芳香族ビス(エーテル無水物)と式 %式%() の有機ジアミンとの反応を包含する当業者に周知の方法
の任意のものを用いて製造することができる。
式(I)のビス(エーテル無水物)はたとえば、1.3
−ビス(2,3〜ジカルボキシフエノキシ)ベンゼンジ
無水物; 1.4−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゼンジ無水物; 1.3−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベン
ゼンジ無水物; 1.4−ビス(3,4−ジカルボキシフエノキOCH3
0 II      I          ll−0−、
−5−−−−C−、−C−及び  −SCH30 からなる群から選んだ一員である)を包含する。
式(m)の芳香族ビス(エーテル無水物)はたとえば、 2.2−ビス[4−(3,4−ジカルボキシフェノキン
)フェニル]プロパンジ無水物;4.4′−ビス(3,
4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテルジ無
水物; 4.4′−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルスルフィドジ無水物;4.4′−ビス(3,4
−ジカルボキシフェノキシ)ベンゾフェノンジ無水物・ 4.4′−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルスルホンジ無水物; 及びそれらの混合物を包含する。
式(IV)の芳香族ビス(エーテル無水物)はたとえば
、 2.2−ビス[4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ
)フェニル]プロパンジ無水物;4.4′−ビス(2,
3−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテルジ無
水物; 4.4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルスルフィドジ無水物;4.4′−ビス(2,3
−ジカルボキシフェノキシ)ペンゾフェノンジ無水物; 4.4′−ビス(2,3−ジカルボキシフェノキシ)ジ
フェニルスルホンジ無水物; 及びそれらの混合物を包含する。
式(V)の芳香族ビス(エーテル無水物)はたとえば、 4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)4’ −(3
,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニル−2,2−
プロパンジ無水物; 4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)4’ −(3
,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルエーテルジ
無水物: i(2,3−ジカルボキシフェノキシ)4’ =(3,
4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルフィドジ
無水物; 4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)4’ −(3
,4−ジカルボキシフェノキシ)ペンゾフエノンジ無水
物; 4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)4’ −(3
,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホンジ
無水物; 及びそれらの混合物であり得る。
ポリエーテルイミド/ポリイミド共重合体が使用される
場合には、ビス(エーテル無水物)とともに無水ピロメ
リト酸のようなジ無水物を使用する。
式(I)の芳香族ビス(エーテル無水物)のいくつかは
米国特許節3,972,902号明細書(Darrel
l Heath及びJoseph Wjrth)に示さ
れている。該明細書に記載されるごとく、ビス(エチル
無水物)はニトロ置換フエニルジニトリルと二価フェノ
ール化合物の金属塩とを双極性非プロトン性溶剤の存在
下で反応させて得られる反応生成物を加水分解し、つい
で脱水することによって製造することができる。
同様に式(1)に包含される別の芳香族ビス(エーテル
無水物)は1969年11月11日付発行のソ連邦特許
第257,010号[Koton M。
M、、Florinski F、S、、Be5sono
v M、1.及びRudakovA、P、 (Inst
itute of Heteraorganic Co
mpounds、Academy orScience
、U、S、S、R,) 1967年5月 3日出願]明
細書及びM、M、Koton、F、S、Florins
ki 、Zh、Qrg、Khin、、4(5)、774
(1968)に示されている。
式(n)の有機ジアミンはたとえば、 m−フェニレンジアミン; p−フェニレンジアミン; 4.4′−ジアミノジフェニルプロパン;4,4′−ジ
アミノジフェニルメタン(通常44′−メチレンジアニ
リンと呼称される)44′−ジアミノジフェニルスルフ
ィド。
4.4′−ジアミノジフェニルスルホン;4.4′−ジ
アミノジフェニルエーテル(通常4.4′−オキシジア
ニリンと呼称される);1.5−ジアミノナフタリン: 3.3−ジメチルベンジジン; 3.3−ジメトキシベンジジン; 2.4−ビス(β−アミノ−t−ブチル)トルエン・ ビス(p−β−アミノ−t−ブチルフェニル)エーテル
; ビス(p−β−メチル−〇−アミノフェニル)ベンゼン
; 1.3−ジアミノ−4−イソプロピルベンゼン;12−
ビス(3−アミノプロポキシ)エタン;ヘノンンノ; m−キシリレンジアミン。
2.4−ジアミノトルエン; 2.6−ジアミツトルエン; ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン;3−メチル
へブタメチ1ノンジアミン;44−ジメチルへブタメチ
レンジアミン;2.11−ドデカンジアミン; 22−ジメチルプロピレンジアミン; オクタメチレンジアミン; 3−メトキシへキサメチレンジアミン;2.5−ジメチ
ルへキサメチレンジアミン;2.5−ジメチルへブタメ
チレンジアミン;3−メチルへブタメチlノンジアミン
;5−メチルノナメチレンジアミン; 1.4−シクロヘキサンジアミン; 1.12−オクタデカンジアミン: ビス(3−アミノプロピル)スルフィド;N−メチル−
ビス(3−アミノプロピル)アミン。
ヘキサメチレンジアミン; ヘプタメチレンジアミン; ノナメチレンジアミン; デカメチレンジアミン; 及びか\るアミンの混合物を包含する。
好ましいポリエーテルイミドは米国、マサチュセッツ州
、ビッツフィールド在、ゼネラルψエレクトリック社か
ら登録商標アルテムとして商業的に入手可能である。こ
れらのポリエーテルイミドは10〜30の標準米国メツ
シュ(A S TM規格)の寸法の本発明に好ましいペ
レットを包含する種々の物理的形態で入手し得る。
本発明の組成物及び製造法で使用される発泡剤は樹脂/
発泡剤混合物のTgより低い沸点をもつ揮発性液体又は
ガス(それらの混合物を包含する)である。本発明にお
いて使用される前述したポリエーテルイミドは典型的に
は約215℃より高くかつ約250℃程度又はそれより
さらに高いTgを有する。これらの温度は発泡剤を配合
する前の樹脂のTgである;組成物中に発泡剤が存在す
ると混合物のTgを低下する傾向を示す。発泡剤は選定
された処理温度においてポリエーテルイミド中に発泡剤
の有効量を配合し得るように十分に可溶性であるべきで
ある。用語“有効量″は後の発泡工程中に重合体組成物
の発泡を生起せしめるに足る発泡剤の量を意味するもの
である。この量は発泡によって少なくとも約50%減少
した密度をもつポリエーテルイミド組成物を形成するに
有効なものであることが好ましい。発泡剤はまた室温、
すなわち約20℃においてポリエーテルイミド樹脂中に
十分に可溶性であるべきであり、それによって吸収樹脂
組成物は貯蔵安定性であることかできる。しかしながら
、発泡剤は樹脂の発泡工程中にもたらされる温度及び圧
力においてはポリエーテルイミド樹脂中に比較的不溶性
であるべきである。
いくつかの“慣用の”発泡剤、たとえば登録商標フレオ
ン(Freon )として販売されているハロカーボン
類及び通常ポリスチレンの発泡のために使用されている
ペンタン及びヘプタンのような炭化水素はポリエーテル
イミド樹脂用の発泡剤としては不適当であることが認め
られた。ある特定の化合物がある一群の重合体用の発泡
剤としては有用であるが、別の重合体用の発泡剤として
は適当でない理由はさまざまである。たとえば、ハロカ
ボン類は有効に作用するには不十分な程度にのみポリエ
ーテルイミド中に溶解するに過ぎないものと思われる。
樹脂中に可溶性でありかつ室温で液体であるか、使用さ
れる特定のポリエーテルイミド樹脂/発泡剤混合物のT
gに近い温度では吸収樹脂中に不溶性となる酸素含有炭
化水素化合物が本発明における発泡剤として好ましい。
これらの酸素含有炭化水素化合物の中でハロゲン化ケト
ンを包含するケトンか好ましい。重合体組成物用の発泡
剤として通常使用し得るとは考えられないアセトンが特
に好ましい。
発泡剤はポリエーテルイミド樹脂を樹脂/発泡剤混合物
のTgより僅かに低い温度(たとえば約20℃〜50°
C低い温度)において発泡剤の飽和雰囲気に露出するこ
とによってポリエーテルイミド樹脂中に溶解され得る。
か\る温度はしばしば約160〜200°Cの範囲であ
ろう。この方法は樹脂がペレット又は粒子の形態にある
場合に特に有用である。この方法は、たとえばポリエー
テルイミド樹脂ベレットをオートクレーブ中に装入する
ことによって実施される。これらのペレットをその最大
表面積を発泡剤蒸気の飽和雰囲気に露出するためにオー
トクレーブ内のワイヤーメツシュスクリーン上に分散さ
せる。ついで、オートクレーブを密閉しかつ排気し、次
いて所要量の発泡剤を導入する。発泡剤装入物の量は所
望の吸収量及び飽和雰囲気を保持するために必要な発泡
剤の量によって決定される。オートクレーブをたとえば
90°Cに加熱しそしてこの温度で約1時間保持する。
ついで温度をたとえは170°Cに上昇させそしてこの
温度で発泡時間、たとえば約3+時間保持する。時間及
び温度条件は個々特定の樹脂のTg及び樹脂が発泡剤を
吸収する速度に基づいて当業者によって選定される。こ
のオートクレーブを放冷しそしてペレットをとり出ず。
得られるペレッI・はポリエーテルイミド樹脂中に溶解
された発泡剤を有し、これらは発泡された気泡構造をも
つ低密度製品への後の慣用な加工のために適当である。
発泡剤をポリエーテルイミド樹脂中に配合するだめの別
の方法は樹脂を、たとえばペレットの形で、発泡剤及び
不活性担体液体の混合物中に懸濁さぜる工稈を含む。発
泡剤を実質的に溶解しない不活性担体液体が好ましい。
用語“不活性担体液体”はポリエーテルイミド樹脂、発
泡剤及び任意の他の望ましい成分(たとえば懸濁剤及び
/又は表面活性剤)に実質的に不溶性でありかつこれら
と非反応性である液体を意味する。好ましい不活性担体
液体は水及び鉱油である。鉱油はアセトンに対する溶剤
ではない点で好都合であるが、水の使用がより優れた結
果を与えた。たとえば、ポリエーテルイミド樹脂のペレ
ットをポリビニルアルコール@濁剤の約1重量%の水溶
液中に懸濁させる。他の有用な懸濁剤は燐酸三カルシウ
ム、ポリエチレングリコール及び種々のセルロース誘導
体を包含する。この懸濁物をオートクレーブに装入しそ
して所望量の発泡剤を添加する。オートクレーを密閉し
、撹拌を開始しくペレットの塊状化を■止しかつペレッ
トと混合物との緊密な接触を改善するため)そして温度
をゆっくり樹脂のTgに近い温度(たとえば約20〜5
0°C低い温度)まで上昇させそしてそこである時間保
持する。懸濁物を樹脂のTgの僅か下の温度に保持する
と発泡剤の樹脂中への吸収か促進される。冷却後、ペレ
ットを混合物から分離し、水洗しそして乾燥させる。得
られるペレットはその後発泡低密度ポリエーテルイミド
樹脂製品に更に加工するために有用である。
本発明の発泡性吸収樹脂組成物の発泡は該組成物を(1
)溶解した発泡剤を溶液から膜溶解して発生させるに十
分な温度及び(2)吸収樹脂のTg又はそれよりも僅か
に高い温度に加熱することによって達成される。アセト
ンを含有する登録商標“アルテム”ポリエーテルイミド
樹脂のペレットは180°C〜190°Cの温度で3〜
4分間で最適の発泡を達成し約9ポンド/立方フイート
(pcf )の嵩密度をもつ微細気泡構造の発泡製品を
与える。過度に高い発泡温度の使用は望ましくない粗い
気泡構造をもつか又は場合によっては中空の中心部をも
つ発泡製品を与えるおそれがある。
高圧水蒸気(たとえば約170psi以上、好ましくは
約200psi)を使用して組成物の温度を成形処理工
程中所望の水準まで上昇させることもできる。吸収樹脂
の温度を満足に」1昇させるためにマイクロ波エネルギ
ーを用いることもできる。
つぎに本発明の好ましい実施態様を実施例によってさら
に説明する。
実施例1 ポリエーテルイミド樹脂のペレッt−75gを容Et3
00mlの反応器に添加しそして0.8%ポリビニルア
ルコール水溶液150g中に懸濁させた。
この懸濁物にアセトン”1.13gを添加しそして温度
を95℃まで」−昇させて1時間保持した。ついで温度
を190℃まで」1昇させて4時間保持し、それによっ
て反応器内に200 psiの圧力を発生させた。ペレ
ットを室温まで冷却し、PVA溶液から分離しそして水
洗した。得られたペレットは1重量%のアセトンを吸収
していた。得られたペレットの発泡は210℃のオーブ
ン中で4分間行ない、9.74ポンド/立方フィートの
嵩密度をもつ発泡熱可塑性樹脂製品を得た。
実施例2 実施例1の方法を、ただ単に、より小さいペレットを用
いかつアセトンの使用量を33.4gに増加して、反復
した。たマし、最高の操作温度を170℃で2.5時間
に下げた。得られたペレットは7,45重量%のアセト
ンを吸収していた。
これらのペレットを180℃のオーブン中で4分間発泡
させて9ボンド/立方フイートの嵩密度を得た。
実施例3 容量22m1の耐圧反応器にポリエーテルイミド樹脂(
登録商標アルテム1000) 2. 52 g及びアセ
トン1.22gを装入することによって発泡熱可塑性樹
脂組成物を製造した。この反応器を180℃のオーブン
中に4時間保持し、その後直ちに圧力を解放しそして反
応器を急冷して気泡構造の崩壊を阻止した。得られた製
品は7ポンド/立方フィートの嵩密度を有していた。
以」二、本発明を特定の好ましい実施態様に関して説明
したか、本発明はこれらの具体的開示に限定されるもの
ではない。上記の説明は特許請求の範囲に規定した技術
思考の範囲内で他の特定の発泡剤及び樹脂を選定するた
めの、及びその他の適当なプロセスパラメーターを選定
するための指針を当業者に与えるであろう。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエーテルイミド樹脂中に有効量の発泡剤を配合
    してなる発泡性熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂組成物
    において、前記発泡剤が室温では前記樹脂中に比較的可
    溶性でありかつ前記樹脂のガラス転移温度では前記樹脂
    中に比較的不溶性である酸素含有炭化水素でありかつ前
    記発泡剤を後の発泡工程において樹脂組成物の発泡を生
    起させる有効量で含有することを特徴とする発泡性熱可
    塑性ポリエーテルイミド樹脂組成物。 2、ポリエーテルイミドが式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、aは1より大きい整数であり;Tは−O−又は
    式−O−Z−O−の基(ただし−O−又は−O−Z−O
    −基の二価の結合手は 3,3′−、3,4′−、4,3′−又は 4,4′−位にあり;Zは(A)つぎの一群の基:▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼ ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ 及び(B)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは式: −C_yH_2_y_、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−O−及び
    −S−の二価の基からなる群から選んだ一員であり、y
    は1〜約5の整数である)の二価有機基からなる群から
    選んだ一員である)であり;そしてRは(a)6〜約2
    0個の炭素原子をもつ芳香族炭化水素基及びそれらのハ
    ロゲン化誘導体、(b)2〜約20個の炭素原子をもつ
    アルキレン基及び3〜約20個の炭素原子をもつシクロ
    アルキレン基及び(c)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Qは式: −S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼及び−C_xH_2
    _x_−からなる群から選んだ一員であり、xは1〜約
    5の整数である)の二価の基からなる群から選んだ二価
    有機基である]の反復単位を含む請求項1記載の組成物
    。 3、ポリエーテルイミドがさらに式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項2に定義したとおりでありそしてM
    は式: ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、Bは−S−又は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼である)からなる群から選んだ基である]の反復単
    位を含む請求項2記載の組成物。 4、発泡剤の有効量が少なくとも約50%減少された嵩
    密度の発泡ポリエーテルイミド樹脂組成物を生成するに
    足る量である請求項1記載の組成物。 5、約0.5〜約20重量%の発泡剤を含有してなる請
    求項1記載の組成物。 6、発泡剤がケトン又はハロゲン化ケトンを含む請求項
    4記載の組成物。 7、発泡剤がアセトンを含む請求項4記載の組組成物。 8、発泡剤が本質的にアセトンからなる請求項4記載の
    組成物。 9、発泡剤がエステルを含む請求項4記載の組成物。 10、発泡剤が低級アルキルエステルを含む請求項4記
    載の組成物。 11、低級アルキルエステルが酢酸エチル、酢酸メチル
    、酢酸イソプロピル及びそれらのハロゲン化誘導体から
    なる群から選ばれる請求項10記載の組成物。 12、約0.5〜約20重量%のアセトンを含有する請
    求項8記載の組成物。 13、ポリエーテルイミドが式: ▲数式、化学式、表等があります▼ の反復単位及び式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R及びMは請求項3に定義したとおりである)
    の反復単位を含有する請求項1記載の組成物。 14、約0.5〜約20重量%の発泡剤を含有する請求
    項13記載の組成物。 15、発泡剤がアセトンを含む請求項14記載の組成物
    。 16、発泡剤が本質的にアセトンからなる請求項14記
    載の組成物。 17、約2〜約15重量%の発泡剤を含有する請求項1
    3記載の組成物。 18、発泡剤がアセトンを含む請求項17記載の組成物
    。 19、発泡剤が本質的にアセトンからなる請求項1記載
    の組成物。 21、ペレットの形態の請求項1記載の発泡性樹脂組成
    物。 22、ペレットの形態の請求項19記載の発泡性樹脂組
    成物。 23、ペレットが約10〜約30米国標準メッシュをも
    つものである請求項22記載の組成物。 24、熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂中に発泡剤を配
    合することからなり、該発泡剤が室温では前記ポリエー
    テルイミド樹脂中に比較的可溶性でありかつ該樹脂のガ
    ラス転移温度では該樹脂中に比較的不溶性である酸素含
    有炭化水素であることを特徴とする発泡性熱可塑性ポリ
    エーテルイミド樹脂組成物の製造法。 25、熱可塑性ポリエーテルイミドが式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、aは1より大きい整数であり;Tは−O−又は
    式−O−Z−O−の基(たゞし−O−又は−O−Z−O
    −基の二価の結合手は 3,3′−、3,4′−、4,3′−又は 4,4′−位にあり;Zは(A)つぎの一群の基:▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ 及び(B)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは式: −C_yH_2_y_−、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−O−及
    び−S−の二価の基からなる群から選んだ一員であり、
    yは1〜約5の整数である)の二価の有機基からなる群
    の一員である)であり;そしてRは(a)6〜約20個
    の炭素原子をもつ芳香族炭化水素基及びそのハロゲン化
    誘導体、(b)2〜約20個の炭素原子をもつアルキレ
    ン基及び3〜約20個の炭素原子をもつシクロアルキレ
    ン基及び(c)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Qは式: −S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼及び−C_xH_2
    _x_−からなる群から選んだ一員であり、xは1〜約
    5の整数である)の二価の基からなる群から選んだ二価
    の有機基である]の反復単位を含む請求項24記載の製
    造法。 26、発泡剤がアセトンを含む請求項25記載の製造法
    。 27、発泡剤が本質的にアセトンからなる請求項25記
    載の製造法。 28、熱可塑性ポリエーテルイミドがさらに式:▲数式
    、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項25に定義したとおりでありそして
    Mは式: ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、Bは−S−又は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼である)から選んだ基である]の反復単位を含む請
    求項26記載の製造法。 29、熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂を用意し;これ
    を発泡剤と接触させて発泡剤を樹脂中に溶解させること
    からなる請求項24記載の製造法。 30、接触工程を高温、加圧下に行なう請求項29記載
    の製造法。 31、熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂のガラス転移温
    度以下で行なう請求項30記載の製造法。 32、約160〜約200℃の温度で行なう請求項30
    記載の製造法。 33、配合工程を熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂を発
    泡剤及び不活性担体液体の混合物中に熱可塑性ポリエー
    テルイミド樹脂のガラス転移温度以下の温度で懸濁させ
    ることによって達成させる請求項24記載の製造法。 34、熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂が式:▲数式、
    化学式、表等があります▼ [式中、aは1より大きい整数であり;Tは−O−又は
    式−O−Z−O−の基(ただし−O−又は−O−Z−O
    −基の二価の結合手は 3,3′−、3,4′−、4,3′−又は 4,4′−位にあり、Zは(A)つぎの一群の基:▲数
    式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、表等
    があります▼、▲数式、化学式、表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼、 ▲数式、化学式、表等があります▼及び▲数式、化学式
    、表等があります▼ 及び(B)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xは式: −C_yH_2_y_−、▲数式、化学式、表等があり
    ます▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−O−及
    び−S−の二価の基からなる群から選んだ一員であり、
    yは1〜約5の整数である)の二価有機基からなる群か
    ら選んだ一員である)であり;そしてRは(a)6〜約
    20個の炭素原子をもつ芳香族炭化水素基及びそれらの
    ハロゲン化誘導体、(b)2〜約20個の炭素原子をも
    つアルキレン基及び3〜約20個の炭素原子をもつシク
    ロアルキレン基及び(c)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Qは式: −S−、−O−、▲数式、化学式、表等があります▼、
    ▲数式、化学式、表等があります▼及び−C_xH_2
    _x_−からなる群から選んだ一員であり、xは1〜約
    5の整数である)の二価の基からなる群から選んだ二価
    の有機基である]の反復単位を含む請求項33記載の製
    造法。 35、熱可塑性ポリエーテルイミド樹脂がさらに式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Rは請求項34に定義したとおりでありそして
    Mは式: ▲数式、化学式、表等があります▼、▲数式、化学式、
    表等があります▼及び▲数式、化学式、表等があります
    ▼ (式中、Bは−S−又は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼である)からなる群から選んだ基である]の反復単
    位を含む請求項34記載の製造法。 36、発泡剤がケトン又はハロゲン化ケトンを含む請求
    項33記載の製造法。 37、発泡剤がアセトンを含む請求項33記載の製造法
    。 38、発泡剤が本質的にアセトンからなる請求項33記
    載の製造法。 39、不活性担体液体が水を含んでなりかつ発泡剤がア
    セトンを含んでなる請求項33記載の製造法。 40、不活性担体液体が鉱油を含んでなる請求項33記
    載の製造法。 41、不活性担体液体がさらに懸濁剤及び/又は表面活
    性剤を含有する請求項39記載の製造法。 42、懸濁剤がポリビニルアルコール、ポリエチレング
    リコール及びセルロース誘導体の一種又はそれ以上を含
    んでなる請求項41記載の製造法。 43、さらに発泡剤及び不活性担体液体中に熱可塑性ポ
    リエーテルイミド樹脂を撹拌混和する工程を含む請求項
    33記載の製造法。 44、発泡剤がエステルを含む請求項33記載の製造法
    。 45、発泡剤が低級アルキルエステルを含む請求項33
    記載の製造法。 46、発泡剤が酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロ
    ピル及びそれらのハロゲン化誘導体からなる群から選ん
    だ一員を含む請求項33記載の製造法。 47、発泡剤がメチルエチルケトンを含む請求項33記
    載の製造法。 48、発泡剤がシクロヘキサノンを含む請求項33記載
    の製造法。
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