JPH0318917A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH0318917A
JPH0318917A JP1152232A JP15223289A JPH0318917A JP H0318917 A JPH0318917 A JP H0318917A JP 1152232 A JP1152232 A JP 1152232A JP 15223289 A JP15223289 A JP 15223289A JP H0318917 A JPH0318917 A JP H0318917A
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vibration
coordinate
vibration transmission
sensor
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JP1152232A
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Toshiyuki Sekiya
関谷 利幸
Joji Nagahira
譲二 永平
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は座標入力装置、特に入力ペンから入力された振
動を振動伝達部材に複数設けられた振動センサにより検
出し、振動伝達部材上での振動伝達時間から所定の座標
演算方式に基づき前記入力ペンによる入力点の振動伝達
部材上での座標を検出する座標入力装置に関するもので
ある。
[従来の技術] 従来、パーソナルコンピュータ、電卓あるいは複写機な
どのOA機器などに用いられる座標入力装置として、超
音波振動を利用するものが知られている。このような超
音波を用いた座標入力装置の一例を、第14図に示す。
第14図において符号lは超音波の伝播体となる座標入
力面を有する振動伝達板で、ガラス、アルミ板などから
構成される。
振動伝達板lには圧電素子からなる振動センサ2a〜2
cが固定されており、入力ペン4から発せられた超音波
信号を振動伝達板lを通して受信する0入力ペン4は同
様の圧電素子による振動子を内蔵し、振動伝達板1上の
所望の座標に振動を入力する。
ここでは3個のセンサを用いた例が示しであるが、原理
的には入力面の1辺に2個のセンサを配置すれば、指示
点の座標を算出することができる振動伝達板1の縁部に
は、振動の反射により振動センサ2a〜2cにノイズが
入力されるのを防止するため、防振材3が取り付けられ
ている。
以上のような構成では、入力ペン4から各振動センサ2
a〜2cまでの直線距離を算出し、これに基づき入力点
の直交座標系における座標値を算出する。
入力ペン4から各振動センサ2a〜2Cまでの直線距離
γは、振動センサ2a〜2Cの出力信号波形の一定点を
振動伝達時間taとすると、γ=(伝播速度)Xtaで
ある。
実際には、伝達時間taの決定方法として、信号波のエ
ンベロープ波形に対するピーク検出、変曲点検出や、信
号波の特定位置のゼロクロス検出などが用いられる。一
般には、ゼロクロス検出の方が時間管理を正確に行なえ
るが、振動の群速度vgと位相速度vpが異なると、群
の中の位相が距離とともに動いてしまうので、信号波の
特定位置のゼロクロス検出が不可能となる。
そのため、このような場合にはピーク検出、もしくは変
曲点検出直後のゼロクロスタイミングの検出、という2
つの検出方法を行なって測定精度を上げることが知られ
ている。この時の距離算出方式は、次のようになる(I
NTは整数化を示す)。
・・・ (1) 上記のような距離計測原理に加えて、種々の要因で生じ
る距離算出誤差を補正する補正手段もいくつか提案され
ている。
なお、以上ではペンから超音波を発振し、振動伝達板l
側の振動センサでこれを受信する構成を示したが、振動
伝達板l側に振動子を、また入力ペン4側にセンサを設
ける構成においても同様の測定方法が用いられる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来例では、座標伝達系の振動伝達
速度などの各種振動伝達条件として一定の条件を想定し
て座標演算を行うので、次のような欠点があった。
(1)入力ペンから発せられる超音波の波形、周波数な
どは入力ペン先端の形状に強(依存しており、入力ペン
先端の摩耗が実際の振動伝達状態に影響し、測定精度を
低下させる。
(2)振動センサの受信波形、指向性などは伝播体への
取付状態に強く依存しており、種々の原因で生じる取付
状態の変化が測定精度に影響を及ぼす。
(3)製品製造過程でやむを得ず生じるバラツキによっ
て、最適な距離算出アルゴリズムが個々の製品の現実の
振動伝達特性と異なってしまうことがある。
(4)温度、湿度などの環境条件が通常と著しく異なる
と、群速度1位相速度などに変化が起きて測定精度に影
響を及ぼす。
本発明の課題は、以上の問題を解決し、振動伝達系にお
いて各種の原因で発生する測定誤差を補正できるように
することにある。
[課題を解決するための手段] 以上の課題を解決するために、本発明においては、入力
ペンから入力された振動を振動伝達部材に複数設けられ
た振動センサにより検出し、振動伝達部材上での振動伝
達時間から所定の座標演算方式に基づき前記入力ペンに
よる入力点の振動伝連部村上での座標を検出するととも
に、所定の様式により前2入力ペンにより前記振動伝達
部材上に較正入力を行ない、前記各振動センサにより検
出された振動の入力点から振動センサまでの振動伝達時
間を測定し、測定された振動伝達時間に基づき前記座標
演算方式で使用される所定の条件を較正する座標入力装
置において、前記較正入力により得られる振動伝達時間
に基づき、前記座標演算方式で使用される異なる所定条
件をそれぞれ較正する複数の制御手段を設け、これら複
数の制御手段を切換え座標演算方式で使用されるいずれ
かの条件を較正する構成を採用した。
[作 用] 以上の構成によれば、必要に応じて座標演算方式で使用
される異なる所定条件を較正し、装置の現状に応じて適
切な演算条件を較正することができる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な説明
する。なお、以下の説明において、従来例と同一または
相当する部材には同一符号を付し、その詳細な説明は省
略する。
第1実施例 第1図および第2図は、本発明の第1の実施例を示して
いる。
第1図において、長方形の領域5は、第14図に示した
ものと同様の振動伝達板lの有効入力範囲を示している
。この範囲は、第14図のマス目を付した領域にほぼ相
当し振動伝達板1全体の面積よりも小さい、振動伝達板
lは第14図同様に不図示の防振材により支持されてい
るものとする。
座標入力面5の外側には振動センサ2a、2bが図示の
位置に配置されている。振動センサ2a、2bの出力は
座標演算部21に入力される。
座標演算部21は、公知のマイクロプロセッサおよび波
形整形および波形検出回路などから構成され、上述の従
来例同様の方法で入力点の座標を算出する。座標演算ア
ルゴリズムは、ROM22に格納される。また、座標演
算部21にはRAM24が接続され、座標演算のワーク
エリアおよび本発明において較正される各種座標演算パ
ラメータの記憶に使用される。
座標演算部21は、入力ペン4を所定のタイミングで駆
動し、振動センサ2a、2bで振動を検出するまでの群
遅延時間tgおよび位相遅延時間tpをタイマ23を用
いて測定し、(1)式に基づいてセンサまでの直線距離
を算出し、さらに座標値を求める。
本実施例では、入力ペン4により座標入力面5内の所定
位置に座標入力を行うことにより、座標演算のもとにな
る振動伝達系の特性を較正する。
この較正アルゴリズムは、座標演算アルゴリズムととも
にROM22に格納される。
第1図において符号PI−P5は、この較正データ取込
用指示点であるが、最も単純な構成を求める場合には、
1点たとえばPIのみでもよい、各指示点PI−P5の
位置は、振動伝達板に印刷などの方法で表示する。
第2図にROM22に格納された座標演算部21の座標
演算アルゴリズムおよび較正アルゴリズムを示す。
較正モードは、不図示のスイッチなどの操作により設定
されるか、あるいは、装置のリセットにより自動的に開
始される。
較正モードでは、座標演算部21はまず、ステップS7
において操作者に指示点P1に入力を行わせる。このと
き、入力ペン4を所定タイミングで駆動し、ステップS
8で各センサで群および位相遅延時間(tg、tp)を
取り込む。
各センサ2a、2bと指示点PIの距離はあらかじめわ
かっているので、ステップS9では、得られた群および
位相遅延時間(tg、tp)より振動伝達系の群および
位相速度(vg、vp)の実際値を算出することができ
る。
ステップSIOでは、このようにして得られた群および
位相遅延時間(tg、tp)に基づき、RAM24に記
憶された入力ペン4〜振動センサ間の距離決定ルーチン
の距離計算式中のパラメ−タvg、vpを較正する。
実際のパラメータの較正は、完全にソフト内で行なって
もよいし、いったん較正データを不図示の表示器に表示
するなどし、これに基づき操作者が外部のデイツプスイ
ッチなどにより群および位相遅延速度を補正してもよい
なお、較正データ取込用指示点を第1図の符号PI−P
5のように複数設定し、各点に関して得られる群および
位相遅延速度(vg、vp)の平均値を演算に使用する
ことにすれば、より安定した較正値を得ることができる
第2図のステップ5l−56は通常の座標演算アルゴリ
ズムを示している。ステップSlでは、入力ペン4を所
定タイミングで駆動し、ステップS2でタイマ23を用
いて振動センサ2a、2bから検出される信号波形に基
づき、群および位相遅延時間(tg、tp)を検出する
ステップS4では、上記較正モードにより補正された群
および位相遅延速度(vg、vp)を用いて(1)式に
より示される演算を行い、各振動センサおよび入力点間
の直線距離を算出する。ステップS5では各センサと入
力点間の直線距離データを所定の座標系上の座標値に変
換し、ステップS6で入力された座標データの出力処理
を行う、検出された座標データは、不図示の表示器や他
のパーソナルコンピュータなどの装置に出力される。
このような構成によれば、座標演算の際に使用される振
動伝達特性、特にセンサと入力点の直線距離算出に使用
される群および位相遅延速度(vg、vp)をほぼ実際
値に近い値に補正できるため、振動伝達系、つまり入力
ペン4の入力部の形状、機械的な製品のバラツキその他
にかかわらず正確な座標入力が可能となる。
第2実施例 第3図〜第5図に異なる実施例を示す。
第3図は検出系を示しているが、その構造はほぼ第1図
と同じである。
第3図では、較正用の指示点PO〜P6を振動センサ2
aから距離にある円周上に複数設定している。振動セン
サ2bについても同様に較正用の指示点を設定する。各
指示点は前記同様に印刷などにより表示する。
このような設定は、振動センサに対する入力平面上にお
ける振動入力角度に関する振動伝達時間のバラツキを補
正するためのものである。
つまり、各指示点PO〜P6より得られるtg、tpよ
りセンサの指向性を算出する。その結果をもとに、ベン
−センサ間距離決定ルーチンの距離計算式中の角度補正
項の重みづけを最適にする。
たとえば、振動センサ2aが検出される直線距離の誤差
が振動入力角度に応じてリニアに増加する特性を有して
いるとする。第5図では、横軸の振動入力角度は座標入
力面5上の座標系上の直線の傾きX/Yに対応している
。また、図中の白丸は指示点PI−P6でサンプリング
される距離誤差を示す。
第5図の場合には、入力角度に比例し、距離の誤差eが
直線的に増加し、その傾きはaとなっている(e=α・
+X/Yl)。
振動センサがこのような指向性を有しているとすれば、
座標演算部21により第4図のような較正および座標演
算アルゴリズムを実行することにより、正確な座標入力
を行うことができる。
較正モードでは、まず入力ペン4により、ステップS7
1において複数の指示点P1〜Pxからの較正入力を行
わせ、ステップS81において第5図における入力角度
と距離誤差がなす直線の傾きaを求める。
ステップS81で得た傾きαは、ステップS82におい
てRAM24の所定領域に記憶される。この傾きデータ
aは各振動センサに関して検出、記憶する。
その後、通常の入力モードでは、まず、ステップStに
おいて振動センサ2a、2bで得られる信号波形に基づ
き、ステップS2において群および位相遅延時間(tg
、tp)を算出する。
続いて、ステップS41において、まず、群および位相
遅延時間(tg、tp)から未補正の直線距離γ′を算
出し、続いて幾何学的演算により当該センサに対する入
力角度(X/Y )を求め、さらに、  − 未補正の直線距離γ′からαIX/Ylを減算すること
によりそのセンサまでの補正済の直線距離γを得る。
ステップS5、S6では、第1実施例と同様に直線距離
に基づき幾何学的演算を行い、座標値を得、ステップS
6で出力する。
このようにして、振動センサの入力角度に関する座標測
定誤差を補正でき、正確な座標値を検出することができ
る。
振動センサの指向性の強さaは個々の製品やセンサによ
ってバラツキがあり、使用時間に応じて変化する場合も
当然考えられるが、上記のような較正処理を行うことに
より、現実の指向性に応じて演算を補正し、正確な座標
演算を行える。
以上では、振動センサの指向性が直線性をもつ場合を考
えたが、これが非直線的な特性であっても、指示点を多
数設け、各指示点の入力角度に応じた誤差をRAM24
などでテーブル化し、このテーブルに実際の振動入力角
度を入力することにより実際の誤差を得ることができ、
これによりセンサまでの直線距離を補正できる。
第3実施例 第6図および第7図は1本発明による第3の実施例を示
している0本実施例は、特に群速度vgと位相速度vp
が伝達距離に応じて変化する、板波などの分散性のある
振動を用いた場合に有効な方法である。
群速度vgと位相速度vpが異なる場合、ベン−センサ
間距離lに対して群遅延時間tg、位相遅延時間tpは
第8図のように変化する。
つまり、群遅延時間tgは距離に関してほぼ直線性を有
するが、位相遅延時間tpは(vg /vg−vp))
λの距離をペンが移動するごとに検出点が1周期ずつず
れて、階段状になる。このような場合、距離γは(1)
式で算出される。書き直すと、 γ =A−tp  +  B−INT(ンC−tg  
−ロ・tp  令 0.53 ・・・ (2)となる(
INTは整数化を示す)。
一般に、群遅延時間tgは、座標演算部21により振動
センサの出力エンベローブ波形のピーク位置もしくは変
曲点位置として検出されるので、波形変動に対して強い
影響を受ける上に、(2)式からもわかるようにその変
動が整数化されて不連続的に表れてくる。そのため、(
2)式中のパラメータの中でCとDは特に微妙な較正が
必要である。
第7図に、座標演算部21の較正アルゴリズムを示す。
第7図では、まずステップSlOにおいて第6図に符号
Cで示すように、規定時間内に有効エリア内の適当な位
置で適当な長さの直線、もしくは曲線をペンで描かせる
。この間、座標演算部21では適当な時間間隔で群およ
び位相遅延時間(tg、tp)を検出し、これらを座標
演算部21に接続されたRAM24などのメモリに蓄積
していく。
ステップSllでは、λ算出式中のINT関数の整数値
の切り換えを第8図の位相遅延時間tpの検出点の変動
に同期して行なう、すなわち、得られたtpタデ−列に
対して不連続点を識別し、たとえば0、l、2−・・の
ように順に整数をつける。
これにより、第9図に示すようにサンプリングされる群
および位相遅延時間(tg、tp)、整数番号nの3つ
のデータ列が較正される。よって、これをもとにステッ
プ512において、C−tg−D−tp+Coff =
n という計算式を用い、独立変数としての(tg。
tp)に対して従属変数nを対応させて回帰分析を行な
い、最適な計算パラメータC,Dを決定すればよい、得
られたパラメータC,Dは、ステップS13においてそ
の時の最適な座標演算パラメータとして、新たにRAM
24に格納する。
この方法によれば、有効エリア内の任意の位置で任意の
曲線または直線を適当に入力することによって較正を行
なえる。前述の実施例では、所定の指示点に入力を行な
う必要があり、入力位置の誤差により較正誤差が発生す
るが、本実施例では入力位置によりそのような較正誤差
を生じることがない。
なお、本実施例では、較正のために較正データを多数取
り込み、その後回帰分析などの統計処理を行なうという
動作が必要になるが、その処理については座標演算部2
1により全て行なってもよいし、またはその座標入力装
置が接続されるコンピュータシステムなどの外部機器に
一部を分担させてもよい。
たとえば、座標入力装置としては群および位相遅延時間
(tg、tp)データのみを出力し、外部機器が従属変
数nの決定、パラメータC,Dの回帰分析を行なって較
正するという方法も考えられる。
第4実施例 第1O図〜第12図に本発明のさらに異なる実施例を示
す。
超音波を用いた座標入力装置における座標算出補正方法
として、3個以上の多数の振動センサを適当な位置に設
置して始めに適当な位置に座標入力を行ない、その入力
値に基づいてどの振動センサを用いて座標を計算するの
が適格かを判断し、さらにそのセンサにおける群および
位相遅延時間(tg、tp)を実測して座標演算を行な
うものがある。
しかし、誤差を生じやすいのがどの領域かというのは、
各センサごとにバラツキがあり、また装置を使用するう
ちに徐々に変化してくることも考えられる。したがって
、本実施例ではこのような構成において座標入力に使用
するセンサの選択基準である測定誤差を生じやすい領域
の実測を行ないセンサ選択を較正する。
たとえば、まず第12図のように座標入力面5に対して
4つの振動センサ40〜43を配置し、センサ40につ
いては横線を引いた領域40aへの座標入力では角度依
存性が強くて測定誤差を生じやすいとする。
そして、他の3つのセンサ41〜43も同様な角度依存
性を有し、それぞれに右斜線、左斜線、縦線を施した領
域41a〜43aが誤差を生じやずいとすると、第12
図の位置Aへの座標入力では、センサ41とセンサ43
が誤差を生じやすいのでセンサ40、センサ42の出力
を用いて座標計算を行なえばよい。
第11図に、本実施例における座標演算部21の較正お
よび座標入力アルゴリズムを示す。
較正モードにおいては、ステップS72において、座標
入力面5の最外部を第1O図に符号Cl−C4で示すよ
うに入力ペン4で走査し、そのときの群および位相遅延
時間(tg、tp)をサンプリングする。
次に、ステップS82において群および位相遅延時間(
tg、tp)の分布を検出することによって、ステップ
583では第12図のような各センサにおける角度依存
性を認識することができる。
そして、ステップS84において、検出された各センサ
の角度依存性に基づき各センサの入力を除外する角度領
域(以下除外エリアという)を決定し、RAM24に登
録する。
通常の入力モードでは、ステップS1.S2で前記実施
例同様に入力ペン4により入力が行なわれ、群および位
相遅延時間(tg、tp)が取り込まれる。この測定値
は各センサ40〜43のものがいったんRAM24に記
゛lされる。
ステップS25では、所定のセンサ出力を用いて入力座
標値を概算する。この座標値はステップ326〜S27
において、ステップS84で決定された各センサの除外
エリアに入っているかを判別され、これにより、その入
力点の座標演算(ご適切な振動センサ40〜43が選択
される。
ステップS44では、選択された振動センサから検出さ
れた群および位相遅延時間(tg。
tp)を用いて再度座標演算を行なう。
このような構成により、適切な振動センサを選択するた
めの基準を較正でき、正確な座標入力を行なえる。
第5実施例 第4実施例はペン指示位置とセンサとの角度に対する誤
差の依存性を考え、それについて多数設置したセンサの
中から適格なセンサを選んで座標計算をするというアル
ゴリズムに対して、その選出基準に較正を行なうもので
あった。
しかし、センサの個別の特性、取付状態の経年変化など
によっては、角度とは違った別の要因に対する依存性の
方が強くなる場合も考えられる。
また、相次ぐ較正の後には、ある領域を入力すると全て
のセンサに対して不適格となってしまう事態も予想され
る。
そこで、第4実施例のように多数の振動センサを設ける
場合には、座標入力の除外エリアの選択基準を複数設け
、これらを切り換えて使用することが考えられる。
第13図(A)、(B)に、座標演算部21の較正およ
び座標入力アルゴリズムを示す、ここで、ハードウェア
構成は第10図と同様であるものとする。
第13図(A)は較正モードを示しており、ステップ5
101では、第1O図と同様に座標入力面5の縁部に較
正入力を行ない、各振動センサから群および位相遅延時
間(tg、tp)を入力する。
ステップ5102〜5104i3よび5105〜510
7では、各センサの座標入力の除外エリアを決定するが
、ステップ5102では、群および位相遅延時間(tg
、tp)の入力角度に依存した分布が、また、ステップ
5105では同分布の伝達距離に依存した分布が評価さ
れ、ステップ3103.5104、あるいは5106.
5107で角度分布および距離分布の評価結果に応じて
各振動センサの除外エリアが決定される。
ステップ8102〜5104あるいは8105〜510
7は、ユーザがスイッチ操作などによりいずれか一方の
みを行なうようにすることが考えられるが、両方とも行
なっておき、それぞれのルーチンで得られた除外エリア
を記憶しておいてもよい。
通常入力モードでは、第13図(B)に示すように、ま
ずステップ5201において入力ペンによる入力、群お
よび位相遅延時間(tg、tp)の検出、それに基づく
座標概算を行ない、続いてステップ5202または52
04でステップ5104、あるいは5107で決定され
た除外エリアのいずれかを用いて、概算された座標点に
適切なセンサを選択し、ステップ5203で選択された
センサの出力を用いて再度座標演算を行なう。
ステップ5202.5204の切換はユーザのスイッチ
操作などに応じて行なえばよい。
また、ステップ5102〜5104あるいは8105〜
5107の較正方式の切換、あるいは5202.520
4の較正方式の切換は、較正モードにおいて特定の指示
点への座標入力を行ない、いずれの較正方式がより正確
であるかを評価することにより自動的に切り換えてもよ
い。
以上の実施例では、振動伝達距離、センサへの入力角度
などを実測し、これらに関連した座標演算パラメータを
較正する例を示したが、以上の各実施例のパラメータを
全て較正するよう装置を較正することができるのはいう
までもない。
また、第5実施例同様に、前述の各実施例における較正
方式を複数用い、それらを必要に応じて切り換えて使用
する較正も考えられる。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明によれば、入力ペンか
ら入力された振動を振動伝達部材に複数設けられた振動
センサにより検出し、振動伝達部材上での振動伝達時間
から所定の座標演算方式に基づき前記入力ペンによる入
力点の振動伝達部材上での座標を検出するとともに、所
定の様式により前記入力ペンにより前記振動伝達部材上
に較正入力を行ない、前記各振動センサにより検出され
た振動の入力点から振動センサまでの振動伝達時間を測
定し、測定された振動伝達時間に基づき前記座標演算方
式で使用される所定の条件を較正する座標入力装置にお
いて、前記較正入力により得られる振動伝達時間に基づ
き、前記座標演算方式で使用される異なる所定条件をそ
れぞれ較正する複数の制御手段を設け、これら複数の制
御手段を切換え座標演算方式で使用されるいずれかの条
件を較正する構成を採用しているので、必要に応じて座
標演算方式で使用される異なる所定条件を較正し、装置
の現状に応じて適切な演算条件を較正することができ、
正確な座標検出を行なえるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の座標入力装置の第1実施例を示したブ
ロック図、第2図は第1図の装置の制御を示したフロー
チャート図、第3図は本発明の座標入力装置の第2実施
例を示したブロック図、第4図は第3図の装置の制御を
示したフローチャート図、第5図は第2の実施例に関連
して超音波到達時間のバラツキの角度依存性を示す説明
図、第6図は本発明の座標入力装置の第3実施例を示し
たブロック図、第7図は第6図の装置の制御を示したフ
ローチャート図、第8図は第3実施例に関連してペン−
センサ間距離と超音波到達時間の関係を示す説明図、第
9図は第3実施例に関連して振動遅延時間と整数の対応
を示す説明図、第1O図は本発明の座標入力装置の第4
実施例を示したブロック図、第11図は第1O図の装置
の制御を示したフローチャート図、第12図は第4実施
例に関連して各センサに対する超音波到達時間の誤差が
大きい領域の例を示す説明図、第13図(A)、(B)
は本発明の座標入力装置の第5実施例を示したフローチ
ャート図、第14図は座標入力装置の基本構造を示した
説明図である。 l・・・振動伝達板  2・・・振動センサ3・・・防
振材    4・・・入力ベン5・・・座標入力面 21・・・座標演算部 22・−ROM2S・・・タイ
マ   24・−RA MN お X−n1b、崖tliK録10鉱1月目IN5図 Itmxn 裂1oフロン/7’!3 第6図 武雀午・旧のフロー葬−m 第7図 p tg 整数n 94 27 94 62 3 59 21 33 12 75 72 17 85 52 2 88 1 77 46 14 96゜ 6 95゜ 5 5 94゜ 4 3 3 3 2 2 1 1 1 0 0 9 9 8 1 39 9 23 32 06 19 34 64 86 52 73 14 33 5 75 81 88 26 96 す〉91月りsn■−膵1yひイ払粁孔夢よ5蓼び絹と
償正のY:ぬの村Aグnε庁、よ希伯間記第9図 /lJ霜入n牛If即のフロー外斗回 第13図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)入力ペンから入力された振動を振動伝達部材に複数
    設けられた振動センサにより検出し、振動伝達部材上で
    の振動伝達時間から所定の座標演算方式に基づき前記入
    力ペンによる入力点の振動伝達部材上での座標を検出す
    るとともに、所定の様式により前記入力ペンにより前記
    振動伝達部材上に較正入力を行ない、前記各振動センサ
    により検出された振動の入力点から振動センサまでの振
    動伝達時間を測定し、測定された振動伝達時間に基づき
    前記座標演算方式で使用される所定の条件を較正する座
    標入力装置において、前記較正入力により得られる振動
    伝達時間に基づき、前記座標演算方式で使用される異な
    る所定条件をそれぞれ較正する複数の制御手段を設け、
    これら複数の制御手段を切換え座標演算方式で使用され
    るいずれかの条件を較正することを特徴とする座標入力
    装置。
JP1152232A 1989-06-16 1989-06-16 座標入力装置 Pending JPH0318917A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1111781C (zh) * 1995-09-06 2003-06-18 佳能株式会社 坐标输入设备及其方法
JP2015162056A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 Kddi株式会社 身体を伝播する信号の位相差に基づいて入力情報を決定可能な入力システム及び入力方法
KR20150139712A (ko) * 2014-06-03 2015-12-14 주식회사 허머 음식물쓰레기 분쇄기

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JP2015162056A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 Kddi株式会社 身体を伝播する信号の位相差に基づいて入力情報を決定可能な入力システム及び入力方法
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