JPH03189142A - ブリスターフィルムおよび包装容器 - Google Patents

ブリスターフィルムおよび包装容器

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JPH03189142A
JPH03189142A JP1330372A JP33037289A JPH03189142A JP H03189142 A JPH03189142 A JP H03189142A JP 1330372 A JP1330372 A JP 1330372A JP 33037289 A JP33037289 A JP 33037289A JP H03189142 A JPH03189142 A JP H03189142A
Authority
JP
Japan
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polyester
film
polyethylene
blister
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP1330372A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Yokota
知宏 横田
Fumio Nishitani
文男 西谷
Hiroshi Nasu
那須 博至
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野J 本発明は、ブリスターフィルムに関し、さらに詳しくは
、特に医療器具包装用として好適なブリスターフィルム
および該ブリスターフィルムを用いた包装容器に関する
。 〔従来の技術J ブリスターバックは、玩具、文房具、ベアリングなどの
工業用部品、注射針のような医療器具などの包装に用い
られている。 このブリスターバックとは、被包装物の形状に合わせて
、硬質塩化ビニル、ハイインパクトポリスチレンなどの
シート(フィルム)から、真空成形あるいは圧空成形法
によって作られたブリスター(ひふくれ、水泡)の凹部
に品物を入れて、ブリスター包装機にかけ、予め接着剤
を塗布した台紙に熱接着し、打ち抜いて仕上げる包装形
式である。 ブリスター包装によれば、透明包装のため商品がよく見
え、形状が複雑なものでも、これに合わせた形状のブリ
スターを作成することにより1品物を固定し、損傷を防
ぐことができる。 ところで、従来、医療器具用ブリスターフィルムとして
は、ポリ塩化ビニル(PVC) 、ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)、ポリプロピレン(PP)などの
各種フィルム、またはこれらにポリエチレン(PE)フ
ィルムをラミネートした積層フィルムが汎用されている
。 ところが、PvCフィルムは、真空成形性が良好で、透
明性も良く、低コストであるが、真空成形時に異臭を発
生し、応力白化しやすく、また、低温での耐衝撃性が劣
悪であること、さらにはγ線滅菌ができないことなどの
問題点を抱えている。 HIPSフィルムは、真空成形性が良好で、γ線滅菌処
理も可能であるが、耐衝撃性が不十分であり、また、透
明性や光沢が劣ること、応力白化すること、柔軟性がや
や劣ることなどの欠点を有している。 PPフィルムは、γ線耐性が良好であるが、般に、透明
性や光沢が不十分で、しかも真空成形性に劣るため、特
殊な設備を必要とする。また、低温での耐衝撃性に劣る
。 また、こ九らの各フィルムに、ヒートシーラント(ヒー
トシール層)としてPEをドライラミネートまたは押出
ラミネートにより積層したフィルムもあるが、それらの
特徴は、前記したものと大差はない。 最近、これらのフィルムの欠点を補うべく、低結晶性ポ
リエステル(PE、t)あるいはそのPEラミネートフ
ィルムが開発されている。 ところで、PE、を単体フィルムは、γ線耐性が良好で
、透明性や光沢性にも優れ、耐衝撃性もよいが、従来の
易剥離性シーラントを使用することができない。そこで
、PE、tフィルムにPEをドライラミネートすること
により、PE系の易剥離性シーラントを使用可能とする
ことが提案されているが、使用樹脂コスト、ラミネート
工賃のため、他の構成のフィルムと比べてコストアップ
となり、しかもPvCjl′)PP等のフィルムと比べ
て柔軟性がやや劣り、厚み150μm以下のフィルムの
ブリスターバックでは、流通過程でシワや折り自が入り
易いという欠点をもっている。 〔発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、PVC,HIPS、PP系フィルムの
各短所を克服し、PE、を系フィルムの長所を生かしつ
つ、光学性、柔軟性、コスト面においてさらに有利なブ
リスターフィルムおよび該ブリスターフィルムを用いた
包装容器を提供することにある。 本発明者らは、前記従来技術の有する問題点を克服する
ために鋭意研究した結果、ポリエステル、接着性樹脂お
よびポリエチレンを共押8法により積層フィルムとし、
かつ、ポリエステルが結晶化度10%以下である積層フ
ィルムが、ブリスターフィルムとして、ポリエステル系
フィルムの長所であるγ線耐性、光学性、耐衝撃性、耐
応力白化性を保持するとともに、従来のポリエステル/
ポリエチレンのドライラミネート品と比較して、透明性
、柔軟性が改良されることを見出し、その知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段〕
かくして、本発明によれば、(A)ポリエステル、(B
)接着性樹脂および(C)ポリエチレンがこの順に共押
出法により積層され、かつ、(A)ポリエステルが、(
1)結晶化度10%以下の非晶性ポリエステル、または
(2)押出成形時に、溶融押出フィルムを急冷して結晶
化度を10%以下にしたポリエステルから選択されるも
のである積層フィルムからなるブリスターフィルムが提
供される。 また、本発明によれば、かかるブリスターフィルムを用
いた、特に医療器具包装用として好適な包装容器が提供
される。 以下、本発明について詳述する。 (ポリエステル) 本発明ではポリエステル(PE、t)として、ジカルボ
ン酸(またはそのジアルキルエステル)成分とグリコー
ル成分とを縮合して得られるものを使用する。 ジカルボン酸成分としては、主成分として、テレフタル
酸、イソフタル酸、1.5− (または1.4− 2.
5−12.6−)ナフタレンジカルボン酸、4,4′−
ビフェニルカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニル
)メタン、エチレンビスーP−安息香酸、4,4′−ジ
フェニルオキシカルボン酸、1.3−)−リメチレンー
ビス(p−オキシ安息香酸)、1.4−テトラメチレン
−ビス(p−オキシ安息香酸)、4.4’ −スルホニ
ルジ安息香酸等が挙げられ、副成分として、アジピン酸
、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、こはく酸、1.4−シクロヘキサンジカルボン酸等が
挙げられる。なお、主成分として特定のジカルボン酸を
使用する場合には、主成分として挙げた他の成分は副成
分としても使用される0例えば、主成分として、テレフ
タル酸を使用する場合には、イソフタル酸を副成分とし
て用いてもよい。 グリコール成分としては、主成分として、エチレングリ
コール、1.3−トリメチレングリコール、1.4−テ
トラメチレングリコール、l。 6−へキサメチレングリコール、1.8−オクタメチレ
ングリコール、1.10−デカメチレングリコール、シ
クロヘキサン−1,4−ジオール、1.4−シクロヘキ
サンジメタツール、p−ジ(ヒドロキシメチル)ベンゼ
ン、2.2−ジメチル−1,3−プロパンジオール等が
挙げられ、副成分として、1,5−ペンタメチレングリ
コール、1.7−へブタメチレングリコール、1.20
−エイコサングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、ネオ
ペンタン−1,3−ジオール等が挙げられる。なお、主
成分として特定のグリコールを使用する場合には、主成
分として挙げた他の成分は副成分としても使用される。 結晶化度10%以下のPE、tは、以下の(1)〜(2
)中から選択される。 (1)主成分となるジカルボン酸(またはそのジアルキ
ルエステル)とグリコール各1種ずつによるポリエステ
ルに、主成分とは異なった副成分1種類以上を共縮合さ
せて成る結晶化度10%以下の非晶性ポリエステル。 ただし、用いられるモノマーは、ポリエステルを合成で
きるものであれば前記のものに限定されない、好ましく
は、主成分として、テレフタル酸、エチレングリコール
、1.4−テトラメチレングリコール、副成分として、
イソフタル酸、ジエチレングリコール、1.4−シクロ
ヘキサンジメタツールなどを用いたポリエステルが挙げ
られる。このとき、副成分の含量は、全モノマーの2.
5〜25モル%、さらに好適には10〜15モル%であ
る。 (2)結晶性ポリエステルまたは非晶性ポリエステルを
押出成形する際に、金型吐出口から押出されたフィルム
を急冷することによって、結晶性を10%以下に抑制し
た非晶性ポリエステル、この場合、用いられるモノマー
成分は、特に限定されない。 また、本発明で使用するPE、tは、厚み100μmの
フィルムを30kg/crrfの力で引張った時に、1
00%以上伸長する温度が60〜150℃であることが
真空成形性の点から見て望ましい。 PE、tには、帯電防止剤、スリップ剤、アンチブロッ
キング剤等の添加剤を配合してもよい、また、押出成形
時の粘度調整等のために、他のポリエステル、ポリカー
ボネート等の相溶性の良い樹脂を配合してもよい。 (接着性樹脂) FDA (米国食品衛生局)または厚生省告示20号の
試験に適合し、フィルムの積層強度が0.2kg/15
mm以上であるものが好ましく使用できる。 酢酸ビニル、無水マレイン酸等を添加したオレフィン樹
脂、ポリエステル樹脂等を例示することができるが、こ
れらに限定されない。 (ポリエチレン) 酢酸ビニル含量0〜30重量%、メルトインデックス(
MI)0.7〜10.0の低密度ポリエチレンまたは線
状低密度ポリエチレン等が挙げられる。 ポリエチレンには、スリップ剤、アンチブロッキング剤
等を適宜添加することができる。 (積層フィルム) 本発明の積層フィルムは、結晶化度10%以下のPE、
t/接着性樹脂/PEの積層構成を有している。 これらの構成比は、上記の順に、3〜8:1〜3:1〜
6(厚み比、合計10)である。 本発明の積層フィルムは、共押出法により作成すること
ができる。具体的には、3台以上の押出機、合流部、金
型を有する共押出成形機によって積層成形する。これら
の押出機、金型、冷却装置等の種類・型式等は、特に限
定されない。 〔実施例] 以下に実施例および比較例を挙げて本発明を具体的に説
明する。 [実施例1] ポリエステルとして、テレフタル酸、エチレングリコー
ルおよび1,4−シクロヘキサンジメタツールをモル比
10ニア:3にて共縮合させて得たポリエステルを用い
た。 接着性樹脂として、酢酸ビニル(VA)含量20重量%
、MI7.0のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、ポリ
エチレンとして、VA含含量型重置、MI5.0の低密
度ポリエチレン(LDPE)を用いた。 これらの樹脂を用い、共押出Tダイ装置にて、層厚み1
00μmの積層フィルムを成形した。 なお、上記ポリエステル層の結晶化度は、0%であった
(X線解析による)。 [比較例1] ハイインパクトポリスチレン(HIPS)に、VA含装
0重量%、MI7.0のLDPEを押出ラミネーション
により層厚み100μm積層フィルムを得た。 【比較例2】 実施例1のポリエステルを用いて作成したフィルムニ、
VAA量O重量%、MI  7.0(7)LDPEを押
出ラミネーションにより層厚み100μm積層フィルム
を得た。 実施例1および比較例1〜2で得られた積層フィルムに
ついて、各層の層比、物性の測定結果を第1表に一括し
て示す。 なお、物性の測定法は次のとおりである。 ヘイズ:ASTM  D−1003による。 (://(F上  、東洋精器社製フィルムインパクト
テスターによる(先端子φ=25mm)。 1翌U:φ10mmのフィルムなφ1.Omm、先端の
平面なる針が突き破るときの応力(スピード=50mm
/m1n) 2%モジュラス:ASTM  D−882に準じて測定
(引張強度500mm/m1n)。 (以下余白) 〔発明の効果〕 本発明によれば、ポリエステル系フィルムの長所である
γ線耐性、光学性、耐衝撃性、耐応力白化性を保持する
とともに、従来のポリエステル/ポリエチレンのドライ
ラミネート品と比較して、透明性、柔軟性の改良された
積層フィルムを提供される。 また、共押出法による製造工程の短縮により大幅なコス
トダウンが見込める。 本発明の積層フィルムは、ブリスターフィルムとして、
特に医療器具包装用容器に好適である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリエステル、(B)接着性樹脂および(
    C)ポリエチレンがこの順に共押出法により積層され、
    かつ、(A)ポリエステルが、(1)結晶化度10%以
    下の非晶性ポリエステル、または(2)押出成形時に、
    溶融押出フィルムを急冷して結晶化度を10%以下にし
    たポリエステルから選択されるものである積層フィルム
    からなるブリスターフィルム。
  2. (2)請求項1記載のブリスターフィルムを用いた包装
    容器。
JP1330372A 1989-12-19 1989-12-19 ブリスターフィルムおよび包装容器 Pending JPH03189142A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6570779B2 (en) 2001-10-04 2003-05-27 Kokusan Denki Co., Ltd. Pulse with modulation inverter generation using a correction co-efficient and a reference to the ratio to obtain a real duty ratio
CN104309246A (zh) * 2014-10-21 2015-01-28 金宝丽科技(苏州)有限公司 一种抗紫外线apet复合胶片
CN104309258A (zh) * 2014-10-21 2015-01-28 金宝丽科技(苏州)有限公司 一种抗紫外线apet复合胶片的制备方法

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