JPH031890A

JPH031890A - 千鳥ミシンの上糸供給装置

Info

Publication number: JPH031890A
Application number: JP13461889A
Authority: JP
Inventors: Minoru Kosaku; 小作　実; Nobuyuki Tsuzuki; 都筑　伸之; Toshiyuki Iwata; 寿之岩田
Original assignee: Juki Corp
Current assignee: Juki Corp
Priority date: 1989-05-30
Filing date: 1989-05-30
Publication date: 1991-01-08
Anticipated expiration: 2014-11-02
Also published as: JP2969144B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は千鳥ミシンの上糸供給装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

従来既知の千鳥ミシンにおいては第４図に示すように複
数の縫いパターンの内、選択により−の縫い模様の基本
パターンデータを出力する記憶手段ｌと、公知の布送り
機構による布送り量としての１針毎のピンチ指定手段２
及び縫いパターンの内置大針振幅Ｋを指定する針振幅設
定手段３と、更に必要な場合には、重厚データを重厚検
出手段（図示しない）から読み込み、ミシンの主軸検出
手段４等からの情報を読み取り、これを演算手段５に１
針毎に加えてこれに対応する上糸供給量を１針毎に演算
せしめ、この演算結果によりミシンの一縫目形成毎に上
糸繰り出し装置６を制御し糸供給量を最適ならしめてい
る。

尚、演算手段５にはシステム制御のためのＲＯＭ、ＲＡ
Ｍが含まれている。

本縫糸ミシンにおいては針振りが無く、従って一度縫い
ピッチを設定すれば上糸供給量は返し縫い時を除き同一
長さの繰り返しとなり１針毎の上糸供給量を演算する必
要はないが、千鳥ミシンの場合には第５図に示すように
演算手段５により針振り幅Ｔはパターンデータ中から演
算される基準針振り幅Ｔ′と針振幅設定手段のデータＫ
から求め、更に１針毎の縫い目長さＬは求められた針振
り幅ＴとピッチＰを演算手段５に加えて、これからＬ＝ＥＴ］璽ｉとして演算し、更にこの縫い目長さしに基づいて上糸供
給量を演算する必要がある。この針振り幅ＴとピッチＰ
は各種パターン模様により第６図に示すように毎針毎に
異なるのが普通である。

又既知の一般的な千鳥ミシンにおいては第７図に示すよ
うにミシンの上軸７から２の減速比を有する減速ギヤ８
を介し、て針振りカム９を回転することにより釘振りロ
ンド１０を介して針振り揺動台１１を揺動せしめ針振り
を行わしめている。

第８図は回転天秤１２を用いた従来既知の千鳥ミシン１
３を示１６．１、このような千鳥ミシン１３においては
針振り中心位置が回転天秤１２から距離Ｘ、だけずれで
おり、針１４は針振り幅Ｈ内で針振り中心から左１．右
に振られる。

１５はミシンの面板部下端に設けた糸案内、１６は針１
４に設けた針棒糸掛け、１７は上糸を示し、針１４が左
側に振られた場合と金１１４が右側に振られた場合の糸
案内１５と針棒糸掛け１６間の距離の差δは、針１４が
針振り中心の上死点にある場合の針棒糸掛け】６と糸案
内１５間の距離をｙｌ、針１４が左、右に振られて下死
点に達り。

た場合の距離をＶｔとすれば下記のようになる。

δ＝１７＋Ｈ／２）”　　ｙ　ｚ”　＋　（ｘ、　　Ｈ
／２）”（発明が解決しようとする課題）上記のように回転天秤を用いた千鳥ミシンにおいては針
１４が左、右に振られた位置で糸案内１５と針棒糸掛け
１６間の距離に差が生ずるのに対し７回転天秤による上
糸の引き一ヒげ量は一定であるため上糸供給量が等しい
場合には例犬げ第８図において右振り時の上糸！Ｘｌ′
）、、：記甲離の差δに応じた大きな張力が加わそげか
りでムく、針の上記左振り、右振り時の糸径路長の差に
よる天秤作用ζ２よる張力も加わり９、この結果針１４
における糸通し用針穴工）・ヂ部での糸のし、どかれが
増し２、糸の撚り戻りが発生し４５．目飛が発生し２易
く従って縫糸を選択する必要を生ずると共Ｇこ、左、右
振り時に糸の撚り具合のバランスが崩れ、縫い目の風合
に差異が生じ縫い上がり品質が低下する等の欠点があっ
た。

本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。

（課題を解決するための手段）本発明の千鳥ミシンの上糸供給装置は縫い情報に基づい
て１針毎の上糸供給量を設定する手段と、針振り方向を
検知する手段と、針振り時この検知手段により検知した
針振り方向に応じて上記糸供給量を増減する手段とより
成ることを特徴とする。

（作　用）本発明の千鳥ミシンの上糸供給装置においては針振り方
向に応じて上糸供給量が増、滅し、糸のしごかれ方に変
化が仕じないようになる。

（実　施　例）以下図面によって本発明の詳細な説明する。

本発明においては第１図に示すように上記針振りカム９
の回転軸１８に半月板１９を固着ｊ２５．＝の半月板１
ｑの回転を例えば発光素子と受光素子とより成る９１・
振り方向センサー２：１にｋ　、、て検知し、針振り方
回センザー２０からは串月板１９の半回転毎に１、即ち
右振りと左１−りによって例えば第２図に示すようなパ
ルス状の出力信号が表れるようにＬ７、右振り時の上糸
繰り出し置設定器２１よりの設定値と左振り時の上糸繰
り出し７量設定器２２よりの設定値とを選択器２３に加
え、」−記右振り時の上糸繰り出し量設定イ直にはｆ−
、配糸経路長の差による上糸繰り出し量補正値２４を加
えた値とし２．丑記選択器２３を」二記針振り方向セ〉
′サー・２０からの出力信号によって制御して上記右振
り時の上糸繰り出し置設定値と左振り時の上糸繰り出し
置設定値の何れかを他の縫い情報と共に演算手段５に加
えて右振り時にはス振り時に比べてより多い糸繰り出し
補正を行うように一ト糸供給量を演算せしめるようにす
る。

（発明の効果）本発明の千鳥ミシンの上糸供給装置は上記のような構成
であるから針振り時の方向に応じて上糸供給量が補正さ
れ上記糸径路長の差による糸張力変化を防ぎ、糸の撚り
戻りを緩和し、左、右の針振り時の縫い目のバランスを
保ち従来の装置による欠点を一掃することが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の千鳥ミシンの上糸供給装置における針
振りカムの説明図、第２図はそのセンサーのパルス出力
信号説明図、第３図は本発明の千鳥ミシンの上糸供給装
置のブロック図、第４図は従来の千鳥ミシンの上糸供給
装置のブロック図、第５図千鳥縫いの説明図、第６図は
従来の千鳥ミシンの上糸供給装置における上糸供給量の
説明図、第７図は従来の千鳥ミシンの上糸供給装置にお
ける針振りカムの説明図、第８図は回転天秤を用いたミ
シンの説明図である。１・・・記憶手段、２・・・縫いピッチ指定手段、３・
・・針振幅指定手段、４・・・主軸検出手段、５・・・
演算手段、６・・・上糸繰り出し装置、７・・・上軸、
８・・・減速ギヤ、９・・・針振りカム、１０・・・針
振りロンド、１１・・・針振り揺動台、１２・・・回転
天秤、１３・・・千鳥ミシン、１４・・・針、１５・・
・糸案内、１６・・・針棒糸掛け、１７・・・上糸、１
８・・・回転軸、１９・・・半月板、２０・・・針振り
方向センサー、２１．２２・・・上糸繰り出し置設定器
、２３・・・選択器、２４・・・上糸繰り出し量補正値
。爾 ≦ 「０ベト甲寸４Ｉ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）縫い情報に基づいて１針毎の上糸供給量を設定す
る手段と、針振り方向を検知する手段と、針振り時この
検知手段により検知した針振り方向に応じて上記糸供給
量を増減する手段とより成ることを特徴とする千鳥ミシ
ンの上糸供給装置。
（２）上記針振り方向検知手段が針振りカムの回転軸に
固定した半月板と、この半月板の回転位置を検出するセ
ンサーとより成る請求項１記載の千鳥ミシンの上糸供給
装置。