JPH0421417B2 - - Google Patents

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JPH0421417B2
JPH0421417B2 JP59038056A JP3805684A JPH0421417B2 JP H0421417 B2 JPH0421417 B2 JP H0421417B2 JP 59038056 A JP59038056 A JP 59038056A JP 3805684 A JP3805684 A JP 3805684A JP H0421417 B2 JPH0421417 B2 JP H0421417B2
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JP
Japan
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power
reactive power
quadrant
determines
section
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59038056A
Other languages
English (en)
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JPS60183929A (ja
Inventor
Tsutomu Sugyama
Tokuhiro Sugiura
Yukitoshi Sakai
Yasuhiro Kamikubo
Toshiharu Narita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Chubu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Chubu Electric Power Co Inc, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Chubu Electric Power Co Inc
Priority to JP3805684A priority Critical patent/JPS60183929A/ja
Publication of JPS60183929A publication Critical patent/JPS60183929A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は電力系統を保護する保護継電方式に
関するものである。
〔従来技術〕
電力系統に系統事故が発生し、事故解除後系統
に動揺が生じた時、系統の動揺が安定動揺か、又
は脱調に到るかを検出する脱調の保護継電方式に
ついて以下説明する。第1図は電力系統を模擬し
た模擬系統図で、1aはa端、1bはb端の電源
を示す。2は電源1a,1b間の送電線、3aは
電源1aの母線、4aは保護継電器6a(以下リ
レーと呼ぶ)へ電流を導入する変成器、5aは母
線3aからリレー6aへ電圧を導入する変成器を
示す。
電源1a,1bの電圧V〓a,V〓b(=V〓ae-j〓)間

相差角θに対してa端の電気量V〓a,I〓aより求まる
電力W〓=Pa+jQa=V〓a・I〓a(I〓aはI〓aの共役複素
数)
の有効電力Pa、無効電力Qaは第2図に示すよう
に、有効電力Paはθが90°において極大値となり、
無効電力Qaはθが180°において極大値となり、第
2図のA点(θ=90°)において等しくなる。
有効電力Pa、及び無効電力Qaは次の様にして
求められる。送電線のインピーダンスをZ〓=Zej
≒jZ(≒90°)とすれば、 電流I〓a=(V〓a−V〓b)/Z〓=V〓a(1−e-j〓)/
Z〓より W〓=V〓a・I〓a=(V2 a/Z){sinθ+j(1
−cosθ)}=Pa+jQa となる。
第3図は横軸を有効電力Pa、縦軸を無効電力
Qaとした時のPQ軌跡を示し、該有効電力Pa、無
効電力Qaの軌跡はPa2+(Qa−Va2/Z)2=(Va2/Z)
2 の円形軌跡であり、図中のA点がθ=90°を示す。
一般に電力系統では、その同期化力の大小も関係
するが、相差角θが90°以上開くと脱調したと判
断してよい。但し、この時の無効電力Qaは増加、
即ちd|Qa|/dt>0である。
このように電力系統の脱調を判定するために
は、電源端の電圧、電流より無効電力P、無効電
力Qを求め、そのPQ軌跡がθ=90°の点を越えた
かどうか判定すれば、良いことになる。
さて、PQ軌跡が90°を越えたかどうかを判定す
る1実施例について説明する。
第4図の軌跡100において、xp…xo-1 xo
各時刻tp…to-1 toにおける有効電力Pと無効電
力Qの値のPQ座標における位置を示し、yo
yo-1は各々座標xo,xo-1と座標xo-n xo-n-1とを
結ぶ直線即ち弦を示す。図の例では弦yo-1の方向
は第1象限方向、yoは第2象限方向を示してお
り、第1象限から第2象限へ変化したことでA点
(相差角90°)を越えたものと判別することが出来
る。また軌跡101は弦の方向が第2象限から第
1象限へ、軌跡102は弦の方向が第4象限から
第3象限へ、軌跡103は弦の方向が第3象限か
ら第4象限へそれぞれ変化した時に相差角90°を
越えたものと判定することが出来る。
一般に電力系統は多機系で構成されており、リ
レーの設置されている保護すべき系統(以下本系
統と呼ぶ)に連系されている比較的容量の小さい
系統や遠隔地にある系統において脱調が発生する
と(以下、局部脱調と呼ぶ)第5図に示すような
実線の動揺が発生する。図中破線が本系統の脱調
軌跡を示し、局部脱調時の円の軌跡に比して大き
い。局部脱調に対するリレーの脱調判定は弦の方
向変化を見ているため、弦yoとyo+1の象限がyo
第1象限からyo+1の第2象限へ変化するため脱調
検出する。しかし本系統の脱調とは異なるので、
本系統脱調と判定しないことが求められる。
〔発明の概要〕
本発明は上記のように局部脱調と本系統脱調を
弧に対する弦の割合即ち曲率の大きさによつて判
別し、本系統脱調のみ脱調出力する保護継電方式
を提供することを目的としている。
〔発明の実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
有効電力Pと無効電力Qの軌跡図の曲率を説明
する。第6図において軌跡110の半径をR、軌
跡111の半径をrとし、各軌跡の一定値の弧Z
の始点、終点を結ぶ弦をyR,yrとした時の各曲率
(弦/弧)の間にyR/Z>yr/Zが成立する(∵
R>r)。即ち弧を一定値にした時PQ軌跡の大き
さが大きい程曲率値は大きいことがわかる。した
がつて本系統の脱調軌跡の大きさから一定値とす
べき弧の値を決定し、弧より求められる弦との間
の曲率値Fを定める。この時の曲率値Fは本系統
の脱調軌跡の大きさの変動を考慮して、またどの
程度の局部脱調を検出するかを考慮して決定する
必要がある。
また、弧の大きさの決定についても弧の大きさ
が脱調であると判定すべき相差角θ=90°を越え
たかどうかの判定時刻に影響する。即ち、弧が大
きい程軌跡100について説明すれば第1象限か
ら第2象限への変化点がθ=90°からθ=180°側
へ移動することがわかる。この発明の構成を示す
第7図において、7aは電力系統の電圧信号Va
と電流信号Iaをデイジタルサンプリングし、その
電圧信号Vaと電流信号Iaの瞬時値から各サンプ
リングした時刻における有効電力Pa及び無効電
力Qaを演算するとともに、各時刻における有効
電力Pa及び無効電力Qaの座標点Xn(Pn、Qn)の
推移軌跡から座標点間を結んだ弦Ynと移動距離
である弧Znを検出してその弦Ynと弧Znの曲率Fn
を演算する演算部、8aは演算部7aに検出され
た弦Ynの象限方向の判定及び無効電力Qaの増減
方向の判定をし、弦Ynの象限方向に変化が有り、
かつ無効電力Qaが増加方向に有ると判定したと
き脱調信号を出力する第1の判定部、9aは演算
部7aに演算された曲率Fnが曲率設定値Fより
大きいとき、本系統における脱調であると判定す
る第2の判定部、10aは第1の判定部8aより
脱調信号が出力され、かつ、第2の判定部9aに
本系統における脱調であると判定されたとき、系
統しや断指令11aを出力する論理積部である。
次に動作について説明する。演算部7aは、入
力の電圧、電流信号Va,Iaより有効電力Pa無効
電力Qaを求めて、有効電力Pと無効電力Qの座
標上のxo(Pn、Qn)を定める。更にそれ以前の
有効電力Pと無効電力Qの座標上のxo-1…xn…よ
り一定値の弧Z相当の弦yoを求める。弧を求める
方法としてここでは、Zo=xo−xo-1、Zo-1=xo-1
−xo-2…としてZo…Zo-n…(以下素弦と呼ぶ)を
求めて、素弦の和が一定値Z=Zo+…+Zo-n+1
なる座標xo-nを求める。そして弦yo=xo−xo-n
第1判定部8aへ出力する。但し、素弦の和が必
ずしも弧Zに等しくなると限らないので、補正を
とる必要が生じる場合もある。またd|Q|/dt> 0を判定するため無効電力Qoも出力する。
更に、演算部7aにおいては第6図で説明した
ように弦yoと弧Zより曲率値fo=yo/Zを求め第
2判定部9aへ出力する。第1判定部8aは演算
部7aの弦出力yoの象限方向を判定し、それ以前
の弦yo-1の象限方向とで象限変化があつた時脱調
と判定する。但し、無効電力Qo,Qo-1より|Qo
|>|Qo-1|の判定条件が成立する時である。
即ち、脱調が発生するとき(弦Ynの方向が第1
象限から第2象限に変化するとき)は、上記判定
条件が常に成立するので(図2,3参照)、設立
しないときは脱調が発生していないとみなすもの
である。
第2判定部9aは演算部7aの曲率値出力fo
曲率設定値Fとの大小判定を行ないfo>Fの時本
系統動揺と判定する。10aは判定部8aからの
脱調出力と第2判定部9aからの本系統動揺出力
の論理積部でともに出力有の時本系統の系統しや
断指令11aを出力する。
なお、上記実施例では、入力電気量をデジタル
サンプリング値を用い、プログラム制御によるマ
イクロコンピユータによる場合について説明した
が、これに限定することなくアナログ演算回路を
備え、脱調検出を有効電力Pのピーク検出と無効
電力Qの時間微分量レベル検出をし、また曲率値
は有効電力Pと無効電力Qのレベルを検出しても
よい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば弦の象限方向
の判定及び無効電力の増減方向の判定をし、弦の
象限方向に変化が有りかつ無効電力が増加方向に
有ると判定したとき脱調信号を出力する第1の判
定部と、曲率が所定値より大きいとき本系統にお
ける脱調であると判定する第2の判定部とを設
け、第1の判定部より脱調信号を出力され、か
つ、第2の判定部に本系統における脱調であると
判定されたとき系統しや断指令を出力するように
構成したので、局部脱調時においては第2の判定
部によつて系統しや断指令がロツクされるため、
本系統脱調時のみ系統しや断指令を出力すること
ができるなどの効果があり、また、第1の判定部
で無効電力の増減方向も考慮しているため、系統
しや断指令を出力する条件がさらに厳しくなり、
さらに精度が向上するとともに、ノイズ等の影響
でサンプリングデータに誤差が生じた結果無効電
力が減少するような場合には、そのサンプリング
データを無視することができるため精度がさらに
向上するなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は電力系統の模擬系統図、第2図はa
端、b端の相差角に対する有効電力、無効電力
図、第3図は有効電力Pと無効電力Qの軌跡図、
第4図脱調検出の説明図、第5図は局部脱調時の
有効電力Pと無効電力Qの軌跡図、第6図は曲率
説明図、第7図はこの発明の一実施例による保護
継電方式を示す構成図である。 1……電源、2……送電線、3……母線、4,
5……変成器、6……リレー、7……演算部、8
……第1判定部、9……第2判定部、10……論
理積部、11……出力、添字a,bは電源端を示
す。図中同一符号、記号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電力系統の電圧信号と電流信号をデイジタル
    サンプリングし、その電圧信号と電流信号の瞬時
    値から各サンプリングした時刻における有効電力
    及び無効電力を演算するとともに、各時刻におけ
    る有効電力及び無効電力の座標点の推移軌跡から
    座標点間を結んだ弦と移動距離である弧を検出し
    てその弦と弧の曲率を演算する演算部と、 上記演算部に検出された弦の象限方向の判定及
    び該無効電力の増減方向の判定をし、該弦の象限
    方向に変化が有り、かつ該無効電力が増加方向に
    有ると判定したとき脱調信号を出力する第1の判
    定部と、 上記演算部に演算された曲率が所定値より大き
    いとき、本系統における脱調であると判定する第
    2の判定部と、 上記第1の判定部より脱調信号が出力され、か
    つ、上記第2の判定部に本系統における脱調であ
    ると判定されたとき、系統しや断指令を出力する
    論理積部とを備えた保護継電方式。
JP3805684A 1984-02-28 1984-02-28 保護継電方式 Granted JPS60183929A (ja)

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JPS60183929A JPS60183929A (ja) 1985-09-19
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938058A (ja) * 1982-08-27 1984-03-01 出光石油化学株式会社 積層体
JPH031890A (ja) * 1989-05-30 1991-01-08 Juki Corp 千鳥ミシンの上糸供給装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5938058A (ja) * 1982-08-27 1984-03-01 出光石油化学株式会社 積層体
JPH031890A (ja) * 1989-05-30 1991-01-08 Juki Corp 千鳥ミシンの上糸供給装置

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