JPH0318901A - 最適負荷配分装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、火力プラント、冷熱プラントなど同一特性を
持つ複数の機器を有するプラントに適用される最適負荷
配分装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、プラント等で、ある負荷需要に対し、複数の機器
を並列に稼働させ、その需要量を満足させる方法がとら
れてきた。そして、その時の各機器の負荷率をどのよう
に設定すれば良いかという問題に対しては、数理計画法
等の進歩に伴い、さまざまな最適制御方法が提案されて
きた。第４図にその最適負荷率演算器を用いたプラント
の最適制御装置の一例を示す。

第４図において、負荷２から、負荷変動の情報１０３が
最適負荷演算器４に入力されたとき、機器負４ニア特性
データ７を使用し、最適な負荷率を出力する。

更に、これらの出力結果をモニタ画面から読取ったオペ
レータが負荷変動に最もすみやかに追従できるように、
これらの負荷率設定値を各機器Ａ〜Ｄに割り振るような
指令１０５を入力装置６からインプットする。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来方法では最適化計算処理を導入することにより複数
の機器の負荷率を自動的に求めることができたが、同一
特性をもつ機器を複数台稼働させている場合には、「ど
の負荷率をどの機器に割り振るか？」という機器の特定
までは与えられていなかった。

従ってこの［負荷率を各機器に割り振る」操作は、これ
までオペレータの判断に委ねられておりこの操作の自動
化が要求されてきた。

本発明の課題は、上記従来の問題点を解消し、従来オペ
レータの判断によっておこなわれてきた負荷率の機器へ
の配分をコンピュータを利用して自動化することができ
る最適負荷配分装置を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による最適負荷配分装置は、同一の特性を持つ機
器が複数台用意されている設備において、要求された負
荷に対して機器特性データから各機器の最適な負荷率を
計算する演算器と、その計算結果と現在の各機器の負荷
率とのあらゆる組合せを与える組合せ発生器と、各々の
組合せに対して最適計算結果と現在の負荷率との偏差の
２乗和を計算する差分演算器と、同偏差の２乗和が最小
となる組合せを求める最小組合せ検出器とがらなり、前
記最小組合せ検出器で検出された組合せの各機器の負荷
設定値を最適負荷配分データとして出力することを特徴
とする。

〔作用〕

本発明によれば、負荷要求を満足するように、計算され
た負荷率の値ｙｉ（＋−１，・・・、ｎ）、（（ｎ：機
器台数）を、現在の各機器の負荷率ｘｊ（ｊ−１，・・
・、ｎ）の変動が最も少なくなるように配分する方法が
最適な配分方法であるとし、今回の負荷率ｘｊと次回の
負荷率設定値ｙ１との偏差の２乗和をすべての配分の組
合せパターンについて求め、２乗和の値が最小となる組
合せを最適な組合せとして制御装置へ出力することによ
り、負荷の配分を自動化するとともに、負荷変動に対す
る追従を極めて迅速に行なうことができる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図であり、
１は燃料供給源、２は負荷、３は制御装置、４は最適負
荷率演算器、５はモニタ画面、７は機器負荷特性データ
、１０は負荷データ、１１は最適負荷配分器、１２は差
分演算器、１３は組合せ発生器、１４は最小組合せ検出
器、１０１は燃料供給ルート、１０２は機器出力、１０
３は新たな負荷需要量、１０４は最適負荷率、１０５は
各機器負荷設定値、１０６は各機器への制御信号を示す
。

第１図において、第４図に示す従来例と異なるところは
、最適負荷率演算器４、組合せ発生器間する部分である
。

本発明においては、負荷２側から要求される新たな負荷
需要量１０３について最適負荷率演算器４で機器特性デ
ータ７を用いて計算された最適負荷率１０４と、現在の
各機器の負荷データ１０との偏差の２乗和を差分演算器
１２で計算させるという処理を組合せ発生器１３より得
られるすべての負荷配分の組合せについて計算する。そ
の結果得られたあらゆる配分組合せによる偏差の２乗和
のうち最小のものを最小組合せ検出器１４で検出し、そ
のときの各機器の負荷設定値１０５を最適負６ｆ配分デ
ータとし、制御装置３へ出力する。これを受けて制御装
置３は各機器Ａ〜Ｄの負荷率の制御を行なう。

この最適配分の具体例を第２図に、また処理手段を示し
たフローチャートを第３図に示す。

〔発明の効果〕

本発明によれば、以下の効果が得られる。

（１）従来、オペレータの判断に委ねられていた各機器
への負荷の配分をコンピュータを用いて自動化すること
により省力化できる。

（２）　　各機器の負荷率変動量が最小となるため、シ
ステムとして負荷変動に最もはやく追従するような機器
制御が実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るプラント制御における
最適負荷配分装置のブロック図、第２図は本発明の一実
施例における最適負荷配分の具体例を示す図、第３図は
本発明の一実施例における処理フローチャートを示す図
、第４図は従来のプラント制御機構を示すブロック図で
ある。 １０・・・負荷データ、１１・・・最適負荷配分器、１
２・・・差分演算器、１３・・・組合せ発生器、１４・
・・最小組合せ検出器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一の特性を持つ機器が複数台用意されている設備にお
   いて、要求された負荷に対して機器特性データから各機
   器の最適な負荷率を計算する演算器と、その計算結果と
   現在の各機器の負荷率とのあらゆる組合せを与える組合
   せ発生器と、各々の組合せに対して最適計算結果と現在
   の負荷率との偏差の２乗和を計算する差分演算器と、同
   偏差の２乗和が最小となる組合せを求める最小組合せ検
   出器とからなり、前記最小組合せ検出器で検出された組
   合せの各機器の負荷設定値を最適負荷配分データとして
   出力することを特徴とする最適負荷配分装置。